JP6908410B2 - メディア供給装置およびインクジェットプリンタ - Google Patents

メディア供給装置およびインクジェットプリンタ Download PDF

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Description

本発明は、メディア供給装置およびインクジェットプリンタに関し、さらに詳細には、ロール状に巻き回された状態の長尺のメディアを供給するメディア供給装置および当該メディア供給装置を備えインクジェット方式により印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
なお、本明細書において「メディア」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料や織物や布などの各種材料が含まれるものとする。
さらに、本明細書において「インクジェット方式」とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術による印刷方法を意味するものとする。
従来より、メディアに対してインクジェット方式によりインクを吐出して、所望の画像を印刷するインクジェットプリンタが知られている。
また、こうしたインクジェットプリンタは、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、メディア供給装置から供給されるメディア上にインクヘッドからインクが吐出される。
メディア供給装置は、一般に、軸心部材に長尺のメディアがロール状に巻き回れた状態のメディアを用いる(本明細書においては、「軸心部材に長尺のメディアがロール状に巻き回れた状態のメディア」を「ロールメディア」と適宜に称する。)。メディア供給装置は、ロールメディアの軸心部材を回転自在に支持しており、メディアはロール状態から巻き解かれながらインクジェットプリンタに供給される。
従来のメディア供給装置においては、当該メディア供給装置に回転自在に支持されたロールメディアとインクジェットプリンタとの間に位置するメディアに弛みがなく、常にテンションがかかった状態で搬送されている。このため、重量のあるロールメディアを用いた場合には、ロールメディアの使い始めと終わりとではメディア搬送時のバックテンションが異なるようになり、メディアの搬送精度に影響を及ぼすという問題点があった。
このため、上記した問題点を解決するために、特開平10−147026号公報に開示された手法が提案されている。この特開平10−147026号公報に開示された手法は、ロールメディアとインクジェットプリンタとの間に位置するメディアに弛み部分を形成するようにして、このメディアの弛み部分の長さが所定の量となるように管理している。
しかしながら、特開平10−147026号公報に開示された手法は、メディアの弛み部分の長さを管理するための制御が煩雑であり、簡潔な構成によりメディアの弛み部分の長さを管理する手法の提案が望まれていた。
なお、上記したメディア供給装置は、インクジェットプリンタのみならず、メディアを所望の形状に切り抜くカッティング装置などのように、メディアに対して処理を行う種々の装置に用いられている。本明細書においては、メディア供給装置が用いられるインクジェットプリンタやカッティング装置などのような、メディアに対して処理を行う種々の装置を総称して「主装置」と適宜に称する。
特開平10−147026号公報
本発明は、従来の技術の有する上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡潔な構成により、ロールメディアと主装置との間に位置するメディアに弛み部分を形成するとともに、メディアの弛み部分の長さの管理を行うことができるメディア供給装置およびインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動源によりロールメディアの軸心部材を回転して当該ロールメディアと主装置との間に位置するメディアに弛み部分を形成するとともに、その弛み部分の長さをセンサーの検知により管理するようにしたものである。
即ち、本発明によるメディア供給装置は、メディアを巻き回して形成されたロールメディアの軸心部材を回転自在に支持し、上記メディアに対して所定の処理を行う主装置に対して上記ロールメディアから巻き解かれた上記メディアを供給するメディア供給装置において、ロールメディアから巻き解かれたメディアを主装置側へ送り出す方向に上記ロールメディアの軸心部材を回転するように作動して、上記ロールメディアと上記主装置との間に位置する上記メディアに弛み部分を形成する駆動源と、上記メディアの上記弛み部分の量を検出するセンサーと、上記センサーの検出結果に基づいて、上記駆動源の作動を制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるメディア供給装置は、前記センサーは、上記ロールメディアの下方側に配置されるものである。
また、本発明によるメディア供給装置は、上記した本発明によるメディア供給装置において、上記制御手段は、上記センサーの検出結果が予め設定された量を超えたことを検出すると上記駆動源の作動を停止し、上記センサーの検出結果が予め設定された量を超えていないことを検出すると上記駆動源を作動するようにしたものである。
また、本発明によるメディア供給装置は、上記した本発明によるメディア供給装置において、上記ロールメディアは、互いに平行に配置された一対のガイドバーの上方位置において、上記ガイドバーに摺動自在に配置された一対のフランジにより上記心部材を回転自在に支持され、さらに、上記ロールメディアの下方位置において上記ガイドバーに取り外し自在に係止され、上記ロールメディアを支持可能なジャッキ装置を有し、上記センサーは、上記ジャッキ装置に配設されたものである。
また、本発明によるメディア供給装置は、上記した本発明によるメディア供給装置において、上記ロールメディアは、互いに平行に配置された一対のガイドバーの上方位置において、上記ガイドバーに摺動自在に配置された一対のフランジにより上記心部材を回転自在に支持され、上記センサーは、上記ロールメディアの下方位置において上記フランジに配設されたものである。
また、本発明によるインクジェットプリンタは、ロールメディアから巻き解かれて供給されるメディアに対して、上記メディアの供給方向と直交する方向に移動するインクヘッドからインクを吐出することにより、上記メディアに対して所定の印刷を行うインクジェットプリンタであって、上記した本発明によるメディア供給装置を備え、上記メディア供給装置により上記メディアを供給するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡潔な構成により、ロールメディアと主装置との間に位置するメディアに弛み部分の長さを管理することができるようになるという優れた効果を奏するものである。
本発明によるメディア供給装置の実施の形態の一例を備えたインクジェットプリンタの概略後方斜視説明図である。 図1の要部拡大斜視説明図である。 メディア供給装置におけるジャッキ装置の説明図である。(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 図3(a)(b)(c)に示すジャッキ装置を備えたメディア供給装置ならびにその動作を模式的に示す説明図であり、(a)は、メディア供給装置におけるセンサーとロールメディアとの位置関係を示す構成概略説明図であり、(b)、(c)及び(d)は、図4(a)のD矢視による構成概略説明図である。 メディア供給装置におけるジャッキ装置の他の実施の形態を示す説明図である。(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 図5(a)(b)(c)に示すジャッキ装置を備えたメディア供給装置ならびにその動作を模式的に示す説明図である。(a)は、メディア供給装置におけるセンサーとロールメディアとの位置関係を示す構成概略説明図であり、(b)、(c)及び(d)は、図6(a)のE矢視による構成概略説明図である。 メディア供給装置におけるセンサーの配置の他の例を示す構成説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるメディア供給装置およびインクジェットプリンタの実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
図1には、本発明によるメディア供給装置の実施の形態の一例を備えたインクジェットプリンタの概略後方斜視説明図が示されている。
この図1に示すインクジェットプリンタ10は、インクジェットプリンタ10に設けられその全体の動作を内蔵したマイクロコンピューター12により制御される。インクジェットプリンタ10は、Z軸方向に沿って立設された左右一対の側方立設支持部材14L、14Rと、側方立設支持部材14L、14R間を連結するようにしてXYZ直交座標系のX軸方向に延長して配設された支持部材16とを備えている。
側方立設支持部材14L、14Rの上端部には、本体部18が固定的に配設されている。本体部18は、プラテンに配設されたグリッドローラーとピンチローラーとによりロールメディアRMから巻き解かれたメディアMを狭持して、メディアMをY軸方向に搬送する。本体部18は、プラテンと対向してX軸方向に移動するインクヘッドを備え、このインクヘッドはプラテン上をY軸方向に搬送されるメディアに対してインクジェット方式によりインクを吐出する。なお、本体部18は、従来より公知のインクジェットプリンタの本体部と同様な構成であるので、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
支持部材16の後方側には、ロールメディアRMを配置するメディア供給装置100が配設されている。メディア供給装置100は、ロールメディアRMを軸心部材RMaがX軸方向に沿って延長する方向で配置する。メディア供給装置100の詳細な構成については、図2を参照しながら後述する。
側方立設支持部材14L、14Rの下方側前方には、本体部18から搬送されたメディアMをロール状に巻き取る巻き取り装置20が配設されている。巻き取り装置20としては、従来より公知の巻き取り装置を用いればよいので、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
図2には、図1の要部拡大斜視説明図が示されている。メディア供給装置100は、側方立設支持部材14L、14Rに設けられた支持部22L、22Rに、XY平面に対して平行かつ予め設定された間隔を開けてX軸方向に沿って延長するようにそれぞれ支持された一対のガイドバー102a、102bに対し、摺動自在に支持された一対のフランジ104L、104Rを備えている。フランジ104Lの下方側部位には、ガイドバー102a、102bを挿通するための貫通孔106La、106Lbが形成されている。同様に、フランジ104Rの下方側部位には、ガイドバー102a、102bを挿通するための貫通孔106Ra、106Rbが形成されている。フランジ104Lは貫通孔106La、106Lbにガイドバー102a、102bをそれぞれ挿通し、また、フランジ104Rは貫通孔106Ra、106Rbにガイドバー102a、102bをそれぞれ挿通することにより、X軸方向に摺動自在に移動可能とされている。なお、フランジ104L、104RはロールメディアRMを支持した後に、公知のクランプ装置(図せず。)によりガイドバー102bに固定され、X軸方向への移動が制限される。
フランジ104L、104Rの上方部位には、ロールメディアRMの軸心部材RMaを回転自在に支持する軸心部材貫通孔108L、108Rがそれぞれ形成されている。ロールメディアRMは、軸心部材RMaの両端部を軸心部材貫通孔108L、108Rにそれぞれ挿通させることにより、フランジ104L、104R間に回転自在に支持される。
また、フランジ104Lには、フランジ104L、104Rの軸心部材貫通孔108L、108Rに支持されたロールメディアRMの軸心部材RMaを、本体部18側へメディアMを送り出す方向に回転する駆動源たるモーター110が配設されている。なお、モーター110の駆動は、マイクロコンピューター12により制御される。
符号200は、作業者がロールメディアRMをフランジ104L、104Rに取り付ける作業の際に、ロールメディアRMを下方から支持して作業を行いやすくするためのジャッキ装置である。図3(a)にはジャッキ装置200の平面図が示されており、図3(b)にはジャッキ装置200の正面図が示されており、図3(c)にはジャッキ装置200の右側面図が示されている。なお、図3(a)(b)(c)においては、説明の便宜上、図2の矢印A方向からの矢視図を正面図として示している。
ジャッキ装置200は、ロールメディアRMの下方側に位置するガイドバー102a、102bに取り外し自在に係止されている。ジャッキ装置200は、上部が開口したコ字形状のケース部材202を備えている。ケース部材202の正面視における前方側と後方側との上端部には、互いに対向するように係止部材203a、203bが固定されている。係止部材203aの正面視における両端部には、下面部位をガイドバー102a、102bの上面部位に当接させて、ジャッキ装置200をガイドバー102a、102bに係止する係止突部203aaが形成されている。同様に、係止部材203bの正面視における両端部には、下面部位をガイドバー102a、102bの上面部位に当接させて、ジャッキ装置200をガイドバー102a、102bに係止する係止突部203bbが形成されている。
さらに、ジャッキ装置200は、ケース部材202の上端部における係止部材203a、203b間に配置され、ロールメディアRMを下方から支持可能なロールメディア支持部材204を備えている。ジャッキ装置200には、ケース部材202の下方中央部位に形成された貫通孔(図示せず。)に挿通されて、ロールメディア支持部材204の下方中央部位に形成されたネジ溝204aと噛み合うネジ山(図示せず。)を上端部に形成されたスクリュー部材206が配置されている。
符号208は、スクリュー部材206の下端部に配設されたハンドルである。ハンドル208をスクリュー部材206の軸方向周りに矢印B方向または矢印C方向に回転することにより、ケース部材に対してロールメディア支持部材204が上方または下方に移動する。これにより、作業者がロールメディアRMをフランジ104L、104Rに取り付ける作業の際に、ロールメディア支持部材204によりロールメディアRMを支持することができ、作業者による作業が軽減される。
また、ジャッキ装置200は、ロールメディア支持部材204の上面であり、かつ、ロールメディアRMを支持した際に当該ロールメディアRMと当接することがない位置に、センサーとして発光素子210aと受光素子210bとよりなるフォトセンサー210を備えている。発光素子210aの発光面と受光素子210bの受光面とは対向しており、発光素子210aと受光素子210bとの間の空間を物体が通過して光が遮られると、当該物体の存在を検知する。フォトセンサー210は、物体の存在を検知しないときは「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力し、物体の存在を検知したときは「検知あり」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。
以上の構成において、インクジェットプリンタ10によりメディアMに対して印刷を行うには、まず、作業者はジャッキ装置200を利用してメディア供給装置100にロールメディアRMを配置する。即ち、作業者は、ジャッキ装置200のロールメディア支持部材204を上方に移動して、ロールメディア支持部材204によりロールメディアRMを支持しながら、ロールメディアRMの軸心部RMaをフランジ104L、104Rの軸心部材貫通孔108L、108Rに挿通する。軸心部RMaのフランジ104L、104Rの軸心部材貫通孔108L、108Rへの挿通を完了すると、クランプ装置によりフランジ104L、104Rをガイドバー102bに固定して位置決めする。その後に、作業者は、ジャッキ装置200のロールメディア支持部材204を下方に移動して、ロールメディア支持部材204を最下方位置(図3(a)(b)(c)および図4(a)(b)(c)(d)に示す位置である。)に配置する。
上記のようにしてメディアMを搬送可能な状態とするとともに、巻き取り装置20により搬送したメディアMを巻き取ることが可能な状態とする。その後、マイクロコンピューター12に入力された印刷画像のデータに基づいて、インクヘッドをX軸方向に移動するとともに、メディアMをY軸方向に搬送して、メディアMに対して当該インクヘッドからインクを吐出し、メディアMに対して印刷を行うこととなる。
ここで、メディア供給装置100のモーター110は、マイクロコンピューター12の制御により、本体部106側へメディアMを送り出す方向にロールメディアRMの軸心部材RMaを回転し、ロールメディアRMとインクジェットプリンタ10との間に位置するメディアMに常に弛み部分を形成するように作動する。
上記したマイクロコンピューター12のモーター110の制御について、図4(a)(b)(c)(d)を参照しながら説明する。図4(a)にはメディア供給装置におけるセンサーとロールメディアとの位置関係を示す構成概略説明図が示されており、図4(b)(c)(d)には図4(a)のD矢視による構成概略説明図が示されている。図4(a)において、フォトセンサー210とロールメディアRMとの関係を明らかにするために係止部材203a及び203bの図示が省略されている。
図4(a)は、メディア供給装置100にロールメディアRMを配置した直後の状態を示している。この状態では、フォトセンサー210の発光素子210aと受光素子210bとの間の空間に物体は無いので、フォトセンサー210は「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知なし」を取得すると、モーター110を作動して、本体部106側へメディアMを送り出す方向にロールメディアRMの軸心部材RMaを回転し、ロールメディアRMとインクジェットプリンタ10との間に位置するメディアMに弛み部分を形成する。
モーター110の作動により弛み部分が長くなっていくと、フォトセンサー210の発光素子210aと受光素子210bとの間の空間に弛み部分Maが到達して光が遮られ、フォトセンサー210は「検知あり」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知あり」を取得すると、モーター110の作動を停止する。ここで、弛み部分Maの長さ(量)が予め設定された量、例えば、10mm以上の長さ(量)において、フォトセンサー210が「検知あり」の信号を出力するように設定することが好ましい。
本体部106による印刷が進み、メディアMが本体部106へ搬送されるにつれて、弛み部分Maの長さが短くなって弛みが徐々に解消されていく。そして、弛み部分Maが発光素子210aと受光素子210bとの間の光が遮らなくなると、フォトセンサー210は「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知なし」を取得すると、弛み部分の長さが長くなくなるようにモーター110を作動する。
従って、メディア供給装置100によれば、ロールメディアRMとインクジェットプリンタ10との間に位置するメディアMに弛み部分Maが形成されるとともに、メディアMの弛み部分Maの量を管理することができる。
図5(a)(b)(c)には、メディア供給装置100における他の実施の形態によるジャッキ装置300の構成を示す説明図が示されている。図5(a)にはジャッキ装置300の平面図が示されており、図5(b)にはジャッキ装置300の正面図が示されており、図5(c)にはジャッキ装置300の右側面図が示されている。なお、図5(a)(b)(c)においては、説明の便宜上、図2の矢印A方向からの矢視図を正面図として示している。また、図5(a)(b)(c)においては、図3(a)(b)(c)に示す構成と同一あるいは相当する構成については、図3(a)(b)(c)に用いた符号と同一の符号を付して示すことにより、その構成ならびに作用の詳細な説明は省略する。
上記したジャッキ装置200とジャッキ装置300とを比較すると、ジャッキ装置200がセンサーとしてフォトセンサー210を用いるものであるのに対し、ジャッキ装置300は、センサーとしてフォトセンサー210に代えて距離センサー302を用いる点においてのみ異なる。
距離センサー300は、ロールメディア支持部材204の上面中央部位に凹所204bを形成し、この凹所204b内に配置されている。距離センサー302は、ロールメディアRMの下端における表面(弛み部分の最下端)までの距離を測定する。距離センサー302は、測定した距離が予め設定された距離よりも長い場合には「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力し、測定した距離が予め設定された距離以内である場合には「検知あり」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。
次に、図5(a)(b)(c)に示すジャッキ装置300を用いた場合のマイクロコンピューター12のモーター110の制御について、図6(a)(b)(c)(d)を参照しながら説明する。図6(a)にはメディア供給装置におけるセンサーとロールメディアとの位置関係を示す構成概略説明図が示されており、図6(b)(c)(d)には図6(a)のE矢視による構成概略説明図が示されている。図6(a)において、距離センサー302とロールメディアRMとの関係を明らかにするために係止部材203a及び203bの図示が省略されている。
図6(a)は、メディア供給装置100にロールメディアRMを配置した直後の状態を示している。この状態では、距離センサー302が測定した距離が予め設定された距離よりも長いので、距離センサー302は「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知なし」を取得すると、モーター110を作動して、本体部106側へメディアMを送り出す方向にロールメディアRMの軸心部材RMaを回転し、ロールメディアRMとインクジェットプリンタ10との間に位置するメディアMに弛み部分を形成する。
モーター110の作動により弛み部分が長くなっていくと、距離センサー302が測定した距離が予め設定された設定値(距離)以内となり、距離センサー302は「検知あり」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知あり」を取得すると、モーター110の作動を停止する。ここで、弛み部分Maの長さ(距離)が予め設定された長さ、例えば、10mm以上の長さにおいて、距離センサー302が「検知あり」の信号を出力するように設定することが好ましい。
本体部106による印刷が進み、メディアMが本体部106へ搬送されるにつれて、弛み部分Maの長さが短くなって弛みが徐々に解消されていく。そして、距離センサー302が測定した距離が予め設定された設定値(距離)よりも長くなると、距離センサー302は「検知なし」の信号をマイクロコンピューター12へ出力する。マイクロコンピューター12は「検知なし」を取得すると、弛み部分の長さが長くなるようにモーター110を作動する。
従って、ジャッキ装置300を用いたメディア供給装置100においても、ロールメディアRMとインクジェットプリンタ10との間に位置するメディアMに弛み部分Maが形成されるとともに、メディアMの弛み部分Maの量を管理することができる。
なお、本実施の形態では、距離センサー300は、ロールメディア支持部材204の上面中央部位に凹所204bを形成し、この凹所204b内に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、ジャッキ装置200の他の部位、ケース部材202の内部に収容されていてもよい。この場合は、ロールメディア支持部材204の凹所204bに配置する場合に比べて、ロールメディアRMの下端における表面(弛み部分の最下端)までの距離を長くとることができるので、検出精度のバラツキを吸収することができる。
図7には、メディア供給装置100におけるセンサーの配置の他の例を示す構成説明図が示されている。図7に示すように、フランジ104RにおけるロールメディアRMの下方部位に支持部材402を突設し、この支持部材402上に距離センサー404を配置するようにしてもよい。
なお、上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、本発明の理解を容易にするために具体的な数値(例えば、メディアMの弛み部分Maの長さなどである。)を示している。本明細書におけるこうした具体的な数値は、本発明の理解を容易にするための単なる例示に過ぎないものであり、本発明はこの数値に限定されるものではなく、設計条件などに応じて適宜に変更してよいものであることは勿論である。
(2)上記した実施の形態においては、主装置としてインクジェットプリンタ10を例示したが、これに限られるものではないことは勿論である。主装置としては、インクジェットプリンタの他にカッティング装置などの種々の装置を用いることができる。
(3)上記した実施の形態においては、センサーをジャッキ装置200、300またはフランジ104Rに配置した場合について説明したが、センサーの配置はこれに限られるものではないことは勿論である。メディアMの弛み部分Maを検出可能な位置であれば、配置場所に制限はない。
(4)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、ロールメディアを使用するインクジェットプリンタやカッティング装置などの主装置に用いて好適である。
10 インクジェットプリンタ(主装置)、12 マイクロコンピューター(制御手段)、14L 側方立設支持部材、14R 側方立設支持部材、16 支持部材、18 本体部、20 巻き取り装置、22L 支持部、22R 支持部、100 メディア供給装置、102a ガイドバー、102b ガイドバー、104L フランジ、104R フランジ、106La 貫通孔、106Lb 貫通孔、106Ra 貫通孔、106Rb 貫通孔、108L 軸心部材貫通孔、108R 軸心部材貫通孔、110 モーター(駆動源)、200 ジャッキ装置、202 ケース部材、203a 係止部材、203aa 係止突部、203b 係止部材、203bb 係止突部、204 ロールメディア支持部材、204a ネジ溝、204b 凹所、206 スクリュー部材、208 ハンドル、210 フォトセンサー(センサー)、210a 発光素子、210b 受光素子、300 ジャッキ装置、302 距離センサー(センサー)、402 支持部材、404 距離センサー(センサー)、ロールメディア RM、軸心部材 RMa、M メディア、Ma メディアの弛み部分

Claims (4)

  1. メディアを巻き回して形成されたロールメディアの軸心部材を回転自在に支持する支持装置を備え、前記メディアに対して所定の処理を行う主装置に対して前記ロールメディアから巻き解かれた前記メディアを供給するメディア供給装置において、
    ロールメディアから巻き解かれたメディアを主装置側へ送り出す方向に前記ロールメディアの軸心部材を回転するように作動して、前記ロールメディアと前記主装置との間に位置する前記メディアに弛み部分を形成する駆動源と、
    前記支持装置に配置され、前記メディアの弛み部分の長さを検出するセンサーと、
    前記センサーの検出結果に基づいて、上記駆動源の作動を制御する制御手段とを有する制御手段と
    を有し、
    前記センサーは、上記ロールメディアの下方側に配置され、
    前記支持装置は、
    互いに平行に配置された一対のガイドバーと、
    その一対のガイドバーに摺動自在に配置され前記ロールメディアの軸心部材が回転自在に支持される一対のフランジとを備え、
    前記一対のガイドバーは、前記ロールメディアを前記一対のフランジに取り付ける際に前記ロールメディアを支持するロールメディア支持部材を備え、前記一対のガイドバーに取り外し自在に設けられる部材を有しており、
    前記センサーは、前記一対のガイドバーに取り外し自在に設けられる部材に配設された
    ことを特徴とするメディア供給装置。
  2. メディアを巻き回して形成されたロールメディアの軸心部材を回転自在に支持する支持装置を備え、前記メディアに対して所定の処理を行う主装置に対して前記ロールメディアから巻き解かれた前記メディアを供給するメディア供給装置において、
    ロールメディアから巻き解かれたメディアを主装置側へ送り出す方向に前記ロールメディアの軸心部材を回転するように作動して、前記ロールメディアと前記主装置との間に位置する前記メディアに弛み部分を形成する駆動源と、
    前記支持装置に配置され、前記メディアの弛み部分の長さを検出するセンサーと、
    前記センサーの検出結果に基づいて、上記駆動源の作動を制御する制御手段とを有する制御手段と
    を有し、
    前記センサーは、上記ロールメディアの下方側に配置され、
    前記支持装置は、
    互いに平行に配置された一対のガイドバーと、
    その一対のガイドバーに摺動自在に配置され前記ロールメディアの軸心部材が回転自在に支持される一対のフランジとを備え、
    前記一対のガイドバーは、前記一対のガイドバーに取り外し自在に設けられ、前記ロールメディアを支持可能なジャッキ装置を有し、
    前記センサーは、前記ジャッキ装置に配設された
    ことを特徴とするメディア供給装置。
  3. 請求項またはのいずれか1項に記載のメディア供給装置において、
    前記センサーは、センサーと前記弛み部分の下端との間の距離を測定するものであり、
    前記センサーの検出結果が予め設定された設定値以下である場合に、前記駆動源の作動を停止し、
    前記センサーの検出結果が前記設定値より大きい場合に、前記設定値より一定値以上であるときは前記駆動源の作動を継続する又は前記停止された駆動源の作動を再開する
    ことを特徴とするメディア供給装置。
  4. ロールメディアから巻き解かれて供給されるメディアに対して、前記メディアの供給方向と直交する方向に移動するインクヘッドからインクを吐出することにより、前記メディアに対して所定の印刷を行うインクジェットプリンタであって、
    請求項1、2またはのいずれか1項に記載のメディア供給装置を備え、
    前記メディア供給装置により前記メディアを供給する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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