JP6901866B2 - デジタル情報伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置と受信装置との間で情報データを伝送するデジタル情報伝送システムに関する。
特許文献1には、複数の無線周波数チャネルを共同利用して通信を行う制御局と移動局とからなるデジタルMCAシステムが記載されている。特許文献1に記載のデジタルMCAシステムにおいて、前記制御局は、情報データ及び情報データに対する誤り検出符号を含むフレームを前記移動局に複数回送信し、前記移動局は、前記制御局から3回以上の奇数回送信されてきた同一フレームの各情報データの全てに誤りが検出された場合、ビット毎に多数決判定を行って情報データを復号するようにしている。
特開平6−216839号公報
しかし、上記従来の技術においては、誤りが検出された情報データの各ビットが単に多数決によって決定されており、情報データの重要度などが全く考慮されていない。また、多数決によって決定される各ビット、すなわち、復号された情報データは、十分な信頼性を有しているとは言えず、重要度の高い情報データが伝送されるシステムにはそのまま適用することができない。
そこで、本発明は、伝送される情報データの重要度が高い場合に受信側で復号される情報データの信頼性を高めることのできるデジタル情報伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、デジタル情報伝送システムは、情報データ情報データの識別情報及び判定閾値を含むデータフレームを複数回送信する送信装置と、前記送信装置から受信した同一の識別情報を含む複数のデータフレーム間でそれらに含まれた情報データの一致率をビット毎に算出し、算出した一致率が前記判定閾値を超える各ビットの値の組み合わせからなるビット列を情報データとして採用する受信装置と、を含む。
本発明によれば、情報データの重要度が高い場合に前記判定閾値が高く設定されることにより、前記受信装置が採用する情報データの信頼性、換言すれば、情報データの伝送の正確性を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムの概略構成を示す図である。 前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用されるデータフレームの構成を示す図である。 前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムにおける送信装置による前記データフレームの送信方法の一例を示す図である。 前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムにおける受信装置による処理結果の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムの概略構成を示す図である。 前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用されるデータフレームの構成を示す図である。 前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムにおける送信装置による前記データフレームの送信方法の一例を示す図である。 前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムにおける受信装置による処理の結果の一例を示す図である。 前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムにおける受信装置による処理の結果の他の例を示す図である。 (A)前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用される他のデータフレームの変形例を示す図であり、(B)前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用されるデータフレームの変形例を示す図である。 (A)前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用されるデータフレームの他の変形例を示す図であり、(B)前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムで使用されるデータフレームの他の変形例を示す図である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムの概略構成を示す図である。図1に示されるように、第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムは、送信装置A及び受信装置Bを含む。
送信装置Aは、情報データ生成部11、データフレーム生成部12及び無線通信部13を含む。情報データ生成部11は、所定の周期で情報データ(ビット列)DATを生成する。データフレーム生成部12は、情報データ生成部11によって生成された情報データDATに識別情報IDを付すと共に、図2に示されるような構成を有するデータフレームDF、すなわち、送信元情報SRC、送信先(宛先)情報DST、情報データDATの識別情報ID及び情報データDATを含むデータフレームDFを生成する。無線通信部13は、データフレーム生成部12によって生成されたデータフレームDFを複数回繰り返して無線送信する。ここで、データフレームDFの送信(繰り返し)間隔は、情報データDATの生成周期に比べて十分に短い期間に設定される。
受信装置Bは、無線通信部21及び受信処理部22を含む。無線通信部21は、無線送信されてきたデータフレームDFを受信する。受信処理部22は、無線通信部21によって受信された、同一の送信元情報SRC、送信先(宛先)情報DST及び識別情報IDを含む複数のデータフレームDFの間でそれらに含まれた情報データDATの一致率をビット毎に算出し、算出した一致率が判定閾値THを超える各ビットの値からなるビット列を情報データDATとして採用する。判定閾値THは、送信装置Aから受信装置Bに送信される情報データDATの重要度に応じて設定される値であり、情報データDATの重要度が高いほど高い値に設定される。本実施形態においては、情報データDATの送信元である送信装置Aに対してあらかじめ設定された判定閾値THを受信装置B(の受信処理部22)が記憶している。例えば、受信装置Bは、送信装置と判定閾値THとが対応付けられた判定閾値テーブルを有し、データフレームDFに含まれた送信元情報SRCに基づき前記判定閾値テーブルを参照することによって判定閾値THを設定し得る。
本実施形態において、前記同一の送信元情報SRCは送信装置Aを示す情報を意味し、前記同一の送信先情報DSTは受信装置Bを示す情報を意味する。すなわち、上述の「同一の送信元情報SRC、送信先(宛先)情報DST及び識別情報IDを含む複数のデータフレームDF」とは、送信装置Aから受信装置Bに対して送信され、かつ、同一の識別情報IDを含む複数のデータフレームDF、すなわち、送信装置Aから受信装置Bに対して送信された同じ内容の複数のデータフレームDFのことを意味する。
次に、前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システムの動作の具体例を説明する。なお、本例において、判定閾値THは70%に設定されているものとする。但し、これに限られるものではなく、判定閾値THは、50%以上の任意の値に設定され得る。
[送信装置Aの動作]
判定閾値THが70%である場合に送信装置AによるデータフレームDFの繰り返し送信回数が3回以下に設定されると、受信装置Bは、受信した全てのデータフレームDFに含まれた情報データDATが一致する場合にしか、情報データDATとして採用するビット列を得ることができない。これでは、判定閾値THを設定した上でデータフレームDFを繰り返して送信する意味がない。したがって、送信装置Aは、受信装置Bに対して同じ内容のデータフレームDFを少なくとも4回繰り返して送信する必要がある。本例においては、受信欠落が発生する場合があることを考慮して、送信装置A(の無線通信部13)は、受信装置Bに対して同じ内容のデータフレームDFを8回(=4回×2)繰り返して送信するように構成されているものとする。
図3は、送信装置Aによる受信装置Bに対するデータフレームDFの送信方法の一例を示す図である。この例において、情報データ生成部11は、500ms毎に8ビットの新しい情報データDATを生成し、無線通信部13は、データフレーム生成部12によって生成されたデータフレームDFを、情報データDATの生成周期である500msに比べて十分に短い送信間隔(例えば1ms)で繰り返して送信する。
図3に示されるように、送信装置Aにおいて、情報データ生成部11が時刻T1に情報データDAT1を生成すると、データフレーム生成部12は、データフレームDF1を生成する。生成されるデータフレームDF1には、送信装置Aを示す「A」が送信元情報SRCとして含まれ、受信装置Bを示す「B」が送信先(宛先)情報DSTとして含まれ、情報データDAT1の識別情報である「ID1」が識別情報IDとして含まれ、情報データDAT1を示す「DAT1」が情報データDATとして含まれている。そして、無線通信部13は、データフレーム生成部12によって生成されたデータフレームDF1を受信装置Bに対して8回繰り返して送信する。
情報データDAT1の生成から500msが経過した時刻T2になると、情報データ生成部11は新しい情報データでDAT2を生成する。すると、データフレーム生成部12は、新しいデータフレームDF2を生成し、無線通信部13は、データフレーム生成部12によって生成されたデータフレームDF2を受信装置Bに対して8回繰り返して送信する。
以降、送信装置Aの情報データ生成部11は、情報データDATn−1の生成から500msが経過する度に新しい情報データDATnを生成し、送信装置Aのデータフレーム生成部12は、データフレームDFnを生成し、送信装置Aの無線通信部13は、データフレームDFnを受信装置Bに対して8回繰り返して送信する。
[受信装置Bの動作]
本例において、受信装置Bの無線通信部21は、送信装置Aから同じ内容のデータフレームDFを最大で(すなわち、受信欠落がなければ)8回受信することになる。受信装置Bの受信処理部22は、無線通信部21がデータフレームDFを受信する度に、以下のような処理を実行する。
受信処理部22は、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを確認し、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDと同一の送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを含む受信済みデータフレームDFが保存されているか否かを判定する。前記受信済みデータが保存されている場合、受信処理部22は、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた情報データDATと、前記受信済みデータフレームDFに含まれた情報データDATとの一致率をビット毎に算出する(本例では8つの一致率を算出する)。そして、算出した一致率の全てが判定閾値THを超えた場合、受信処理部22は、算出した一致率が判定閾値THを超える各ビットの値からなるビット列を情報データDATとして採用する。
なお、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた送信先情報DSTが受信装置Bでない場合、受信処理部22は、無線通信部21が受信したデータフレームDFを破棄する。また、前記受信済みデータフレームDFが保存されていない場合、又は、算出した一致率の全てが判定閾値THを超えていない場合、受信処理部22は、無線通信部21が受信したデータフレームDFを保存し、無線通信部21による新たなデータフレームDFの受信に備える。
ここで、受信処理部22は、保存されている受信済みデータフレームDFと同一の送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを含む新たなデータフレームDFが受信されない状態が所定時間以上継続した場合、前記保存されている受信済みデータフレームDFを破棄するように構成され得る。なお、ここではデータフレームDFの送信回数が8回であるので、データフレームDFの送信間隔(繰り返し間隔)が1msである場合、前記所定時間は「1ms×7」よりも長い時間とされる。
また、同一の送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを含むデータフレームDFを複数回受信したにもかかわらず、最終的に情報データDATとして採用するビット列が得られなかった場合には、通信障害等が発生している可能性があるので、受信処理部22は、無線通信部21を介してその旨の情報を図示省略の管理センターなどに送信するように構成され得る。
図4は、受信装置Bの受信処理部22による処理結果の一例を示している。図4において、「送信回数」は、送信装置Aによる同じデータフレームDFの送信回数を示し、「受信回数」は、受信装置Bによる前記同じデータフレームDFの受信回数を示し、「受信された情報データ」は、受信装置Bによって受信されたデータフレームDFに含まれた8ビットの情報データDATを示し、「一致率(最低値)」は、各ビットの一致率のうちの最低の値を示している。なお、ここでは「0010 1011」が送信装置A(の情報データ生成部11)によって生成された8ビットの情報データDAT、すなわち、正しい情報データDATとされている。
図4に示される例においては、送信装置Aの無線通信部13が同じ内容のデータフレームDFを5回送信し、受信装置Bの無線通信部21が前記同じ内容のデータフレームDFを4回受信した時点で、受信装置Bの受信処理部22は、情報データDATとして採用するビット列(0010 1011)を得ている。
このような場合、受信処理部22は、情報データDATとして採用するビット列が得られた旨を示す情報を、無線通信部21を介して送信装置Aに送信し、これによって、送信装置Aの無線通信部13によるデータフレームDFの6回目以降の送信を中止させるようにするのが好ましい。換言すれば、受信装置Bは、送信装置AによるデータフレームDFの送信回数(ここでは8回)と同じ回数データフレームDFを受信する前に、情報データDATとして採用するビット列が得られた場合、その旨又は当該データフレームDFの送信停止要求を送信装置Aに送信することが好ましい。このようにすると、不要なデータフレームDFの送受信を防止することができ、送信装置A及び/又は受信装置Bの負荷等が低減される。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムの概略構成を示す図である。なお、前記第1実施形態に係るデジタル情報伝送システム(図1)と共通する構成については同一の符号を付してその説明は省略する。図5に示されるように、第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムは、送信装置C及び受信装置Dを含む。
送信装置Cは、情報データ生成部11、誤り検出符号化部14、データフレーム生成部15及び無線通信部13を含む。誤り検出符号化部14は、情報データ生成部11によって生成された情報データDATに対して誤り検出符号化を行って誤り検出符号FCSを生成する。データフレーム生成部15は、図6に示すような構成を有するデータフレームDF、すなわち、送信元情報SRC、送信先(宛先)情報DST、情報データDATの識別情報ID、情報データDAT及び誤り検出符号FCSを含むデータフレームDFを生成する。
受信装置Dは、無線通信部21及び受信処理部23を含む。受信処理部23は、無線通信部21がデータフレームDFを受信すると、受信されたデータフレームDFに含まれた誤り検出符号FCSを用いて誤り判定を行う。そして、前記受信されたデータフレームDFの含まれた情報データDATに誤りがない場合、受信処理部23は、前記受信されたデータに含まれた情報データDAT(すなわち、誤りのない情報データDAT)をそのまま採用する。また、受信処理部23は、前記受信されたデータフレームDFに含まれた情報データDATに誤りがある場合、前記第1実施形態における受信処理部22と同様、同一の送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを含む複数のデータフレームDFの間でそれらに含まれた情報データDATの一致率をビット毎に算出し、算出した一致率が判定閾値THを超える各ビットの値からなるビット列を情報データDATとして採用する。なお、判定閾値THは、例えば送信装置Cから受信装置Dに送信される情報データDATの重要度に応じて設定される値であり、情報データDATの送信元である送信装置Cに対してあらかじめ設定された判定閾値THを受信装置D(の受信処理部23)が記憶している。
本実施形態において、前記同一の送信元情報SRCは送信装置Cを示す情報を意味し、前記同一の送信先情報DSTは受信装置Dを示す情報を意味する。すなわち、上述の「同一の送信元情報SRC、送信先(宛先)情報DST及び識別情報IDを含む複数のデータフレームDF」とは、送信装置Cから受信装置Dに対して送信され、かつ、同一の識別情報IDを含む複数のデータフレームDF、すなわち、送信装置Cから受信装置Dに対して送信された同じ内容の複数のデータフレームDFのことを意味する。
次に、前記第2実施形態に係るデジタル情報伝送システムの動作の具体例を説明する。なお、本例においても、前記第1実施形態における具体例と同様、判定閾値THが70%に設定されているものとする。
[送信装置Cの動作]
図7は、送信装置Cによるデータフレーム10の送信方法の一例を示す図である。図7に示されるように、送信装置Cにおいて、情報データ生成部11が時刻T1に情報データDAT1を生成すると、誤り検出符号化部14は、情報データDAT1に対して誤り検出符号化を行って誤り検出符号FCS1を生成し、データフレーム生成部15は、データフレームDF1を生成する。生成されたデータフレームDF1には、送信装置Cを示す「C」が送信元情報SRCとして含まれ、受信装置Dを示す「D」が送信先(宛先)情報DSTとして含まれ、情報データDAT1の識別情報である「ID1」が識別情報IDとして含まれ、情報データDAT1を示す「DAT1」が情報データDATとして含まれ、誤り検出符号化部14によって生成された誤り検出符号「FCS1」が誤り検出符号FCSとして含まれている。そして、無線通信部13は、データフレーム生成部15によって生成されたデータフレームDF1を受信装置Dに対して8回繰り返して送信する。
以降、送信装置Cの情報データ生成部11は、情報データDATn−1の生成から500msが経過する度に新しい情報データDATnを生成し、送信装置Cの誤り検出符号化部14は誤り検出符号FCSnを生成し、送信装置Cのデータフレーム生成部15は、データフレームDFnを生成し、送信装置Cの無線通信部13は、データフレームDFnを受信装置Dに対して8回繰り返して送信する。
[受信装置Dの動作]
本例において、受信装置Dの無線通信部21は、送信装置Cから同じ内容のデータフレームDFを最大で(すなわち、受信欠落がなければ)8回受信することになる。受信装置Dの受信処理部23は、無線通信部21がデータフレームDFを受信する度に、以下のような処理を実行する。
受信処理部23は、まず無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた誤り検出符号FCSを用いて誤り判定を行う。そして、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた情報データDATに誤りがない場合、受信処理部23は、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた情報データDATをそのまま採用する。
一方、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた情報データDATに誤りがある場合、受信処理部23は、前記第1実施形態における受信装置Bの受信処理部22と同様の処理を実行して情報データDATとして採用するビット列を得る。ここで、情報データDATとして採用するビット列を得るための処理の途中で誤りのない情報データDATが得られた場合、受信処理部23は、当該誤りのない情報データDATをそのまま採用し、情報データDATとして採用するビット列を得るための処理を終了させる。
図8、図9は、受信装置Dの受信処理部23による処理結果の例を示している。なお、図8、図9において、「送信回数」は、送信装置Cによる同じデータフレームDFの送信回数を示し、「受信回数」は、受信装置Dによる前記同じデータフレームDFの受信回数を示し、「受信された情報データ」は、受信装置Dによって受信されたデータフレームDFに含まれた8ビットの情報データDATを示し、「誤り検出符号」は、誤り検出符号化部14によって生成された誤り検出符号FCSを示し、「一致率(最低値)」は、各ビットの一致率のうちの最低の値を示している。なお、ここでは「0010 1011」が送信装置C(の情報データ生成部11)によって生成された8ビットの情報データDAT、すなわち、正しい情報データDATとされている。また、ここでは誤り検出符号FCSとして情報データDATをビット反転したビット列が用いられているが、これに限られるものではなく、CRCなどの巡回符号やその他の符号が用いられてもよい。
図8に示される例では、図4に示された例と同様、送信装置Cの無線通信部13が同じ内容のデータフレームDFを5回送信し、受信装置Dの無線通信部21が前記同じ内容のデータフレームDFを4回受信した時点で、受信装置Dの受信処理部23は、情報データDATとして採用するビット列(0010 1011)を得ている。すなわち、受信装置Dは、送信装置CによるデータフレームDFの送信回数と同じ回数データフレームDFを受信する前に、情報データDATとして採用するビット列が得ている。したがって、受信装置Dは、情報データDATとして採用するビット列が得られた旨又は当該データフレームDFの送信停止要求を送信装置Cに送信し、これによって、送信装置Cの無線通信部13によるデータフレームDFのそれ以上の送信(6回目以降の送信)を中止させるようにするのが好ましい。
また、図9に示される例では、送信装置Cの無線通信部13が同じ内容のデータフレームDFを2回送信し、受信装置Dの無線通信部21が前記同じ内容のデータフレームDFを2回受信した時点で、受信装置Dの受信処理部23は、誤りのない情報データDATを得ている。すなわち、受信装置Dは、送信装置CによるデータフレームDFの送信回数と同じ回数データフレームDFを受信する前に、誤りのない情報データDATを得ている。このような場合も、受信処理部23は、誤りのない情報データDATが得られた旨を示す情報又は当該データフレームDFの送信停止要求を送信装置Cに送信し、これによって、送信装置Cの無線通信部13によるデータフレームDFのそれ以上の送信(3回目以降の送信)を中止させるようにするのが好ましい。
なお、上述の実施形態(第1、第2実施形態)において、判定閾値THは、情報データDATの送信元である送信装置A又は送信装置Cに対して設定されている。しかし、これに限られるものではない。判定閾値THは、情報データDAT毎に設定されてもよい。この場合、例えば、情報データDATの識別情報IDが情報データDATの重要度を示す符号を含み、受信装置B及び受信装置Dは、情報データDATの重要度と判定閾値THとが対応付けられた判定閾値テーブルを有し、識別情報IDに含まれた前記符号に基づき前記判定閾値テーブルを参照することによって判定閾値THを設定するように構成され得る。
また、上述の実施形態においては、受信装置B及び受信装置Dが判定閾値THを記憶している(有している)。しかし、これに限られるものではない。図10(A)、(B)に示されるように、データフレーム生成部12、データフレーム生成部15によって生成されるデータフレームDFが判定閾値THを含んでもよい。なお、図10(A)に示されたデータフレームDFは前記第1実施形態で使用され、図10(B)に示されたデータフレームDFは前記第2実施形態で使用される。この場合、受信装置Bの受信処理部22及び受信装置Dの受信処理部23は、無線通信部21が受信したデータフレームDFに含まれた判定閾値THを使用して、上述のような情報データDATとして採用するビット列を得るための処理を実行する。
また、図11(A)、(B)に示されるように、データフレーム生成部12、データフレーム生成部15によって生成されるデータフレームDFが同一の情報データDATを複数(ここでは2つ)含んでもよい。このようにすると、データフレームDFの繰り返し送信回数を増加させた場合と同様の効果が得られるので便宜である。さらに、データフレームDFは、情報データDATの識別情報ID及び判定閾値THのそれぞれを複数含んでもよい。これらの情報は、上述のような情報データDATとして採用するビット列を得るための処理において重要な情報であり、受信装置B、Dによって確実に受信される必要があるからである。もちろん、データフレームDFは、送信元情報SRC及び送信先(宛先)情報DSTのそれぞれを複数含んでもよい。
また、上述の実施形態(第1、第2実施形態)においては、一つの送信装置(送信装置A、送信装置C)と一つの受信装置(受信装置B、受信装置D)とが示されている。しかし、これに限られるものではない。本発明によるデジタル情報伝送システムは、複数の送信装置と一つの受信装置とによって、又は、複数の送信装置と複数の受信装置とによっても構成され得る。この場合においても、各受信装置は、データフレームDFに含まれた送信元情報SRC、送信先情報DST及び識別情報IDを確認することにより、自分自身に向けて送信されたデータフレームDFについて、送信装置毎に、上述のような情報データDATとして採用するビット列を得るための処理を実行することができる。
さらにまた、本発明によるデジタル情報伝送システムは、複数の無線装置によっても構成され得る。この場合、前記複数の無線装置のうち、情報データDATを送信する無線装置が送信装置となり、前記情報データDATを受信する無線装置が受信装置となる。例えば、いわゆるCBTCシステムにおいて、列車に搭載された車上装置及び車上無線機が本発明によるデジタル情報伝送システムの送信装置及び受信装置の一方を構成し、地上側に設置された沿線無線機及び地上装置が本発明によるデジタル情報伝送システムの送信装置及び受信装置の他方を構成し得る。
11…情報データ生成部、12…データフレーム生成部、13…無線通信部、14…誤り検出符号化部、15…データフレーム生成部、21…無線通信部、22…受信処理部、23…受信処理部、A、C…送信装置、B、D…受信装置

Claims (5)

  1. 情報データ情報データの識別情報及び判定閾値を含むデータフレームを複数回送信する送信装置と、
    前記送信装置から受信した同一の識別情報を含む複数のデータフレーム間でそれらに含まれた情報データの一致率をビット毎に算出し、算出した一致率が前記判定閾値を超える各ビットの値の組み合わせからなるビット列を情報データとして採用する受信装置と、
    を含む、デジタル情報伝送システム。
  2. 前記受信装置は、受信済みのデータフレームに含まれた識別情報と同一の識別情報を含むデータフレームを新たに受信するたびに、これらのデータフレームに含まれた情報データの一致率をビット毎に算出する、請求項に記載のデジタル情報伝送システム。
  3. 前記データフレームは、前記情報データに対する誤り検出符号をさらに含み、
    前記受信装置は、受信したデータフレームに含まれた情報データに誤りがない場合には当該誤りのない情報データをそのまま採用する、
    請求項1又は2に記載のデジタル情報伝送システム。
  4. 前記送信装置は、前記データフレームをN回送信するように構成され、
    前記受信装置は、前記同一の識別情報を含むデータフレームをN回受信する前に情報データとして採用するビット列又は誤りのない情報データが得られた場合、その旨の情報を前記送信装置に送信する、
    請求項1〜のいずれか一つに記載のデジタル情報伝送システム。
  5. 前記データフレームは、同一の情報データを複数含む、請求項1〜のいずれか一つに記載のデジタル情報伝送システム。
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