JP6900282B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送風装置に関するものである。
従来、冷却ファンを用い、車両用ラジエータを冷却する送風装置がある。この種の送風装置は、駆動源の動力によりファンを回転させて、例えばラジエータを介してエアを吸い込むことによりラジエータを冷却する(例えば、特許文献1参照)。このような冷却装置は、冷却ファンに空気を案内するシュラウドを備える。シュラウドは、例えば樹脂成形部材であって、金型を用いた射出成形等により成形される。シュラウドは、冷却ファンを収容するファン配置孔が形成されたシュラウド本体と、空気の流れる方向から見てファン配置孔内で駆動源が取り付けられる駆動源取付部と、シュラウド本体と駆動源取付部とを連結する複数のステーと、を備えている。
特開2003−254297号公報
ところで、シュラウド本体には、送風装置をラジエータ等の外部機器へ固定するための固定部が設けられる場合がある。固定部は、位置精度を要求されるため、シュラウド本体の成形時の変形を抑制して、外部機器への取り付け精度の低下を抑制する必要がある。
そこで本発明は、外部機器への取り付け精度の低下が抑制された送風装置を提供するものである。
本発明の送風装置は、出力軸を有する駆動源と、前記出力軸に連結され、前記駆動源により回転駆動されるファンと、前記駆動源を保持するとともに、前記ファンを外周側から覆うシュラウドと、を備え、前記シュラウドは、前記ファンを配置するファン配置孔が形成された筒部と、前記筒部から径方向外側に向かって張り出し、前記ファンにより吸入される空気を前記ファン配置孔に向けて誘導する導風部と、前記導風部に立設されるメインリブと、を有するシュラウド本体と、前記シュラウド本体に設けられ、外部機器へ固定される複数の固定部と、前記シュラウド本体の一方側に設けられ、前記筒部から前記固定部に向かって形成され、前記固定部に接続された複数の補強リブと、前記出力軸の軸方向から見て前記ファン配置孔の内側に設けられ、前記駆動源が取り付けられ、前記筒部の、前記シュラウド本体の一方側に射出ゲート痕を有する駆動源取付部と、前記シュラウド本体と前記駆動源取付部とを連結する複数のステーと、を備え、前記ステーは、前記軸方向から見て直線状に前記メインリブに連結され、前記固定部に向けて延びる前記ステーと少なくとも1つの前記補強リブとは、前記軸方向から見て屈曲部を介して連結されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、固定部が設けられたシュラウド本体に補強リブが立設され、補強リブは、固定部に接続されているので、シュラウド本体の反り等の変形を固定部の近傍において抑制することができる。しかも、補強リブは、シュラウド本体と射出ゲート痕を有する駆動源取付部とを連結するステーに、軸方向から見て一箇所以下の屈曲部を介して連結している。このため、シュラウドを射出成形する際に、補強リブがステーに連結していない場合や、軸方向から見て補強リブがステーに複数の屈曲部を介して連結している場合等と比較して、樹脂が駆動源取付部からステーを通って補強リブに速やかに流れ込む。これにより、補強リブを成形後に速やかに冷却することができるので、シュラウド本体の変形をより効果的に抑制できる。よって、固定部の位置精度を向上させることができる。したがって、外部機器への取り付け精度の低下が抑制された送風装置を提供できる。
上記の送風装置において、前記駆動源取付部は、前記駆動源を径方向の外側から囲う内側筒部と、前記内側筒部を径方向の外側から囲う外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部とを連結する複数のスポークと、を備え、前記射出ゲート痕は、前記内側筒部に形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、導風部にメインリブが立設されているので、導風部の反り等の変形を抑制できる。しかも、メインリブおよびステーは、軸方向から見て直線状に連結しているので、シュラウドを射出成形する際に、メインリブがステーに連結していない場合や、軸方向から見てメインリブがステーに屈曲部を介して連結している場合等と比較して、樹脂が駆動源取付部からステーを通ってメインリブに速やかに流れ込む。これにより、メインリブを成形後に速やかに冷却することができるので、導風部の変形をより効果的に抑制できる。よって、シュラウド本体の変形が抑制されて、固定部の位置精度が向上する。したがって、外部機器への取り付け精度の低下が抑制された送風装置を提供できる。
本発明によれば、外部機器への取り付け精度の低下が抑制された送風装置を提供できる。
実施形態の送風装置を示す背面図である。 実施形態のモータおよびファンを示す斜視図である。 実施形態の送風装置を示す斜視図である。 実施形態の送風装置を示す斜視図である。 図1のV−V線における断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、特に記載が無ければ車両における前後上下左右の向きと同一とし、図中矢印UPは上方、矢印FRは前方(進行方向の前方)、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
実施形態の送風装置1は、例えば自動車のエンジンルームに搭載され、ラジエータ(外部機器)を冷却する。ラジエータは、エンジンルームにおいてエンジンの前方に配置され、送風装置1は、ラジエータの後方に取り付けられる。これにより、送風装置は、ラジエータとエンジンとの間に配置される。
図1は、実施形態の送風装置を後方から見た背面図である。
図1に示すように、送風装置1は、駆動源であるモータ10と、モータ10により回転駆動されるファン20と、送風装置1の外郭を形成し、ラジエータに固定されるシュラウド30と、を備えている。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、シュラウド30がラジエータに固定された状態(シュラウド30の固定状態)における前後上下左右の向きと同一である。
図2は、実施形態のモータおよびファンを示す斜視図である。
図2に示すように、モータ10は、図示しないステータおよびロータを収容するハウジング11と、ハウジング11から突出した出力軸12(図5参照)と、ハウジング11から延びる複数(本実施形態では3個)の締結部13と、ハウジング11に固定されたモータコネクタ14と、を備えている。ハウジング11は、出力軸12と同軸の円筒状に形成されている。出力軸12は、前後方向に延び、ハウジング11から前方に向かって突出している(図5参照)。すなわち、出力軸12の軸方向は、前後方向に一致している。複数の締結部13は、ハウジング11の外周面から、出力軸12の径方向(以下、単に径方向という。)に沿って延びている。複数の締結部13は、出力軸12の周方向(以下、単に周方向という。)に等角度間隔で設けられている。各締結部13には、ねじが挿通される挿通孔が形成されている。モータコネクタ14は、ハウジング11の後端部に固定されている。モータコネクタ14は、ハウジング11の周面から左方に向けて突出している。
ファン20は、軸流ファンである。ファン20は、モータ10により回転駆動される。ファン20は、ラジエータを介して空気を吸い込むように駆動され、吸い込んだエアをエンジンに向けて送風する。ファン20は、モータ10の出力軸12に動力伝達可能に連結された有底円筒状のボス部21と、ボス部21と一体的に、ボス部21の外周面から径方向外側に向かって突出形成された複数(本実施形態では7枚)のブレード22と、複数のブレード22の径方向外側の端部領域を環状に連結する円筒状のリング部材23と、を備えている。ボス部21は、モータ10の出力軸12と同軸に設けられている。ボス部21は、後方に向けて開口し、内側にモータ10のハウジング11の前端部を収容している。
各ブレード22は、図2に矢印Aで示すファン20の回転方向における後方から前方に向かうに従い、車両の進行方向における前方に向かうように傾斜している。したがって、ブレード22の後面は、ファン20の回転時にその近傍部が正圧になる正圧面とされ、ブレード22の前面は、ファン20の回転時にその近傍部が負圧となる負圧面とされている。
リング部材23は、ブレード22の径方向外側の端部より径方向内側にオフセットした位置を環状に連結している。リング部材23は、モータ10の出力軸12と同軸に設けられている。
図1に示すように、シュラウド30は、モータ10を保持するとともに、ファン20を外周側から覆うように設けられている。シュラウド30は、樹脂成形部材であって、金型を用いた射出成形により成形される。シュラウド30は、ファン20を配置するファン配置孔33が形成されたシュラウド本体31と、シュラウド本体31に設けられ、ラジエータへ固定されるラジエータ固定部41(固定部)と、図示しないワイヤハーネスのコネクタを保持するコネクタ保持部48と、シュラウド本体31に立設されたメインリブ50、補強リブ52,53および側壁リブ54と、前後方向から見たファン配置孔33の内側に設けられ、モータ10が取り付けられたモータ取付部60(駆動源取付部)と、シュラウド本体31とモータ取付部60とを連結する複数のステー70と、を備えている。
図3および図4は、実施形態のシュラウドを示す斜視図である。
図3に示すように、シュラウド本体31は、円筒部32(筒部)と、導風部35と、を備えている。
円筒部32は、モータ10の出力軸12(図5参照)と同軸の円筒状に形成されている。円筒部32の内側には、ファン配置孔33が形成されている。ファン配置孔33は、前後方向から見て円形状に形成されている。円筒部32は、ファン20の複数のブレード22を取り囲んでいる(図1参照)。
導風部35は、ファン20により吸入される空気をファン配置孔33に向けて誘導する。導風部35は、円筒部32の前端縁から径方向の外側に向かって張り出すフランジ部36と、フランジ部36の外縁から前方に向かって延びる側壁部37と、を備えている。フランジ部36は、例えばラジエータの形状に対応した形状に形成され、ラジエータと前後方向で対向する。本実施形態では、フランジ部36は、上下方向および左右方向の双方向に延びる矩形状に形成されている。
図3および図4に示すように、側壁部37は、フランジ部36の外縁全周から延びている。すなわち、側壁部37は、フランジ部36の上端縁から延びる上方側壁部37aと、左側縁から延びる左方側壁部37bと、右側縁から延びる右方側壁部37cと、下端縁から延びる下方側壁部37dと、を備えている。上方側壁部37a、左方側壁部37b、右方側壁部37cおよび下方側壁部37dは、それぞれ互いに連なっている。
図1に示すように、ラジエータ固定部41は、シュラウド本体31の上部に設けられた上部固定部42A,42Bと、シュラウド本体31の下部に設けられた下部固定部43A,43Bと、を備えている。
上部固定部42A,42Bは、左右に間隔をあけて一対設けられている。上部固定部42A,42Bは、左側に設けられた左上部固定部42Aと、右側に設けられた右上部固定部42Bと、である。上部固定部42A,42Bは、フランジ部36から上方に向かって突出している。上部固定部42A,42Bは、下方から上方に向かうに従い左右方向の幅が小さくなるように、前後方向から見て三角形状に形成されている。上部固定部42A,42Bの上端部は、前後方向から見て丸みを帯びている。上部固定部42A,42Bには、それぞれボルトが挿通される挿通孔42aが形成されている。
図3に示すように、下部固定部43A,43Bは、左右に間隔をあけて設けられている。下部固定部43A,43Bは、左側に設けられた左下部固定部43Aと、右側に設けられた右下部固定部43Bと、である。下部固定部43A,43Bは、下端部に設けられ下方に突出したボス44と、ボス44を導風部35の下端部に連結する連結部45と、を備えている。
各下部固定部43A,43Bの連結部45は、前後上下左右の3方向に沿って延びる直方体の箱状に形成され、後方に向かって開口している。連結部45の内側には、連結部45の内面から前後方向および上下方向に沿って延びる補助板45aが設けられている。補助板45aは、連結部45の内側における左右中央部に設けられている。
図4に示すように、コネクタ保持部48は、シュラウド本体31の左下の角部において、導風部35の後面に設けられている。コネクタ保持部48は、左方および下方に向かって開口した直方体の箱状に形成されている。コネクタ保持部48の一部の部材は、左下部固定部43A(図3参照)の一部の部材と共用している。
図1に示すように、メインリブ50は、複数設けられている。メインリブ50は、円筒部32の外周面およびフランジ部36の後面に跨って立設されている。メインリブ50は、それぞれ円筒部32から径方向に沿って放射状に延びている。メインリブ50は、ステー70よりも多く設けられている。
補強リブ52,53は、各ラジエータ固定部41に接続されたリブである。補強リブ52,53は、各ラジエータ固定部41に対して複数(本実施形態では3つ)ずつ設けられている。具体的に、補強リブ52は、各上部固定部42A,42Bに対して複数ずつ設けられている。また、補強リブ53は、各下部固定部43A,43Bに対して複数ずつ設けられている。以下では、各上部固定部42A,42Bに対して設けられた複数の補強リブ52の集合体をそれぞれ上部補強リブ群51Aと称する。また、各下部固定部43A,43Bに対して設けられた複数の補強リブ53の集合体をそれぞれ下部補強リブ群51Bと称する。
図4に示すように、上部補強リブ群51Aの各補強リブ52は、フランジ部36の後面および上部固定部42Aの後面に跨って立設されている。上部補強リブ群51Aの各補強リブ52は、シュラウド本体31の円筒部32の外周面から各上部固定部42A,42Bまで、互いに交差せずに延びている。ここで、各上部補強リブ群51Aにおいて左側から右側に向かって並ぶ3つの補強リブ52を、順に左補強リブ52、中央補強リブ52、右補強リブ52と定義する。図1に示すように、左側の上部補強リブ群51Aにおいて、3つの補強リブ52は、直線状に延びている。左側の上部補強リブ群51Aの左補強リブ52は、左上部固定部42Aの後面において、前後方向から見て左上部固定部42Aの左側の側縁に沿って配置されている。左側の上部補強リブ群51Aの中央補強リブ52は、左上部固定部42Aの後面において、前後方向から見て左上部固定部42Aの左右方向の中間部に配置されている。左側の上部補強リブ群51Aの右補強リブ52は、左上部固定部42Aの後面において、前後方向から見て左上部固定部42Aの右側の側縁に沿って配置されている。左側の上部補強リブ群51Aの各補強リブ52は、径方向内側の端部において、メインリブ50の径方向内側の端部に連なっている。
右側の上部補強リブ群51Aにおいて、中央補強リブ52および右補強リブ52は、直線状に延びている。右側の上部補強リブ群51Aの左補強リブ52は、右上部固定部42Bの後面において、前後方向から見て右上部固定部42Bの左側の側縁に沿って配置されている。右側の上部補強リブ群51Aの中央補強リブ52は、右上部固定部42Bの後面において、前後方向から見て右上部固定部42Bの左右方向の中間部に配置されている。右側の上部補強リブ群51Aの右補強リブ52は、右上部固定部42Bの後面において、前後方向から見て右上部固定部42Bの右側の側縁に沿って配置されている。右側の上部補強リブ群51Aの中央補強リブ52および右補強リブ52は、径方向内側の端部において、メインリブ50の径方向内側の端部に連なっている。
図3に示すように、下部補強リブ群51Bの各補強リブ53は、フランジ部36の後面に立設されている。下部補強リブ群51Bの各補強リブ53は、シュラウド本体31の円筒部32の外周面から各下部固定部43A,43Bまで、互いに交差せずに直線状に延びている。ここで、各下部補強リブ群51Bにおいて左側から右側に向かって並ぶ3つの補強リブ53を、順に左補強リブ53、中央補強リブ53、右補強リブ53と定義する。図1に示すように、左側の下部補強リブ群51Bにおいて、3つの補強リブ53は、直線状に延びている。左側の下部補強リブ群51Bの左補強リブ53は、左下部固定部43Aの連結部45の左端部に上方から接続している。左側の下部補強リブ群51Bの中央補強リブ53は、左下部固定部43Aの連結部45の左右中央部に上方から接続している。左側の下部補強リブ群51Bの右補強リブ53は、左下部固定部43Aの連結部45の右端部に上方から接続している。左側の下部補強リブ群51Bは、下方から上方に向かうに従い、補強リブ53の左右方向の間隔を広げるように設けられている。左側の下部補強リブ群51Bの各補強リブ53は、径方向内側の端部において、メインリブ50の径方向内側の端部に連なっている。
右側の下部補強リブ群51Bにおいて、3つの補強リブ53は、直線状に延びている。右側の下部補強リブ群51Bの左補強リブ53は、右下部固定部43Bの連結部45の左端部に上方から接続している。右側の下部補強リブ群51Bの中央補強リブ53は、右下部固定部43Bの連結部45の左右中央部に上方から接続している。右側の下部補強リブ群51Bの右補強リブ53は、右下部固定部43Bの連結部45の右端部に上方から接続している。右側の下部補強リブ群51Bは、下方から上方に向かうに従い、補強リブ53の左右方向の間隔を広げるように設けられている。右側の下部補強リブ群51Bの各補強リブ53は、径方向内側の端部において、メインリブ50の径方向内側の端部に連なっている。
図3および図4に示すように、側壁リブ54は、上方側壁部37aおよび下方側壁部37dのそれぞれに立設されている。上方側壁部37aに立設された側壁リブ54は、左右方向に沿って延び、各上部固定部42A,42Bの左右両端部に接続している。下方側壁部37dに立設された側壁リブ54は、左右方向に沿って延び、各下部固定部43A,43Bの左右両端部に接続している。
図1に示すように、モータ取付部60は、モータ10の周囲を囲うように形成されている。モータ取付部60には、モータ10が締結固定されている。モータ取付部60は、モータ10のハウジング11の後端部を径方向の外側から囲う内側筒部61と、内側筒部61を径方向の外側から囲う外側筒部62と、内側筒部61と外側筒部62とを連結する複数のスポーク63と、モータ10が取り付けられるモータ取付座64と、射出成形時の射出ゲート痕68と、を備えている。
図5は、図1のV−V線における断面図である。
図1および図5に示すように、内側筒部61は、モータ10の出力軸12と同軸の円筒状に形成されている。内側筒部61は、モータ10のハウジング11の後端部の周囲を囲っている。すなわち、内側筒部61は、ファン20のボス部21よりも後方においてモータ10のハウジング11を囲っている。内側筒部61には、周方向におけるモータ10のモータコネクタ14と重なる位置に、モータ10のモータコネクタ14を避けるように拡径する拡径部61aが設けられている。
内側筒部61は、モータ10の左右方向における全体を上方から覆う天壁部61bを備えている。天壁部61bは、内側筒部61の上半部である。天壁部61bの後端縁61cは、モータ10のハウジング11よりも後方(正圧側)に位置している。すなわち、天壁部61bは、上下方向から見てモータ10のハウジング11の後端の全体と重なっている。
外側筒部62は、内側筒部61よりも大径、かつモータ10の出力軸12と同軸の円筒状に形成されている。外側筒部62は、内側筒部61に対して径方向に間をあけて配置されている。
図1に示すように、複数のスポーク63は、前後方向に延びる板状に形成されている。複数のスポーク63は、それぞれ内側筒部61の外周面、および外側筒部62の内周面に接続している。複数のスポーク63は、それぞれ隣り合うスポーク63に対して少なくとも一部が離間するように配置されている。各スポーク63は、径方向の外側から内側に向かうに従い、前後方向の幅が漸次狭くなるように形成されている。
図1に示すように、モータ取付座64は、モータ10の複数の締結部13(図2参照)と同数(本実施形態では3つ)設けられている。各モータ取付座64は、モータ10の複数の締結部13に対応する位置に設けられている。各モータ取付座64は、内側筒部61および外側筒部62に接続している。各モータ取付座64は、前後方向から見て周方向に隣り合う一対のスポーク63間を埋めるように形成されている。各モータ取付座64には、モータ10の締結部13が前方から配され、ねじにより締結固定されている。
射出ゲート痕68は、シュラウド30の射出成形時に形成される。射出ゲート痕68は、例えば内側筒部61の後端面に複数設けられている。これにより、シュラウド30の射出成形時には、溶融した樹脂が金型内でモータ取付部60、ステー70、シュラウド本体31、ラジエータ固定部41をこの順に形成する。
複数のステー70は、モータ取付部60の外側筒部62から径方向に沿って放射状に延出している。各ステー70の径方向外側の端部は、シュラウド本体31のメインリブ50の径方向内側の端部に連なっている。これにより、各上部補強リブ群51Aおよび各下部補強リブ群51Bにおける少なくとも1つの補強リブ52,53と、ステー70と、は前後方向から見て一箇所以下の屈曲部56を介して連結している。また、メインリブ50およびステー70は、前後方向から見て直線状に連結している。
次に、本実施形態の送風装置1の作用について説明する。
送風装置1では、ラジエータ固定部41が設けられたシュラウド本体31に補強リブ52,53が立設され、補強リブ52,53は、ラジエータ固定部41に接続されているので、シュラウド本体31の反り等の変形をラジエータ固定部41の近傍において抑制することができる。
しかも、補強リブ52,53は、シュラウド本体31と射出ゲート痕68を有するモータ取付部60とを連結するステー70に、前後方向から見て一箇所以下の屈曲部56を介して連結している。このため、シュラウド30を射出成形する際に、補強リブがステーに連結していない場合や、前後方向から見て補強リブがステーに複数の屈曲部を介して連結している場合等と比較して、樹脂がモータ取付部60からステー70を通って補強リブ52,53に速やかに流れ込む。これにより、補強リブ52,53を成形後に速やかに冷却することができるので、シュラウド本体31の変形をより効果的に抑制できる。よって、ラジエータ固定部41の位置精度を向上させることができる。したがって、ラジエータへの取り付け精度の低下が抑制された送風装置1を提供できる。
また、導風部35にメインリブ50が立設されているので、導風部35の反り等の変形を抑制できる。しかも、メインリブ50およびステー70は、前後方向から見て直線状に連結しているので、シュラウド30を射出成形する際に、メインリブがステーに連結していない場合や、前後方向から見てメインリブがステーに屈曲部を介して連結している場合等と比較して、樹脂がモータ取付部60からステー70を通ってメインリブ50に速やかに流れ込む。これにより、メインリブ50を成形後に速やかに冷却することができるので、導風部35の変形をより効果的に抑制できる。よって、シュラウド本体31の変形が抑制されて、ラジエータ固定部41の位置精度が向上する。したがって、ラジエータへの取り付け精度の低下が抑制された送風装置1を提供できる。
また、補強リブ52,53は、ステー70に前後方向から見て一箇所以下の屈曲部56を介して連結しているので、シュラウド30の射出成形時に、導風部35に対して補強リブ52,53から樹脂を供給することができる。これにより、補強リブがステーに連結していない場合や、前後方向から見て補強リブがステーに複数の屈曲部を介して連結している場合等と比較して、導風部35に速やかに樹脂が供給されるので、導風部35にウェルド(樹脂の合わせ面)が形成されることを抑制できる。したがって、導風部35の強度低下、および美観性の低下を抑制できる。
さらに、メインリブ50は、ステー70に前後方向から見て直線状に連結しているので、シュラウド30の射出成形時に、導風部35に対してメインリブ50から樹脂を供給することができる。これにより、メインリブがステーに連結していない場合や、前後方向から見てメインリブがステーに屈曲部を介して連結している場合等と比較して、導風部35に速やかに樹脂が供給されるので、導風部35にウェルドが形成されることを抑制できる。したがって、導風部35の強度低下、および美観性の低下を抑制できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、送風装置をラジエータの冷却に用いているが、本発明に係る送風装置は、ラジエータ冷却用に限定されるものではなく、その他の機器を冷却するものであってもよい。
また、上記実施形態における射出ゲート痕68は、上記実施形態で説明した個数や形成位置に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態では、射出ゲート痕68は、モータ取付部60の内側筒部61の後端面に設けられているが、これに限定されない。射出ゲート痕は、モータ取付部60に設けられていればよく、例えば外側筒部62に設けられていてもよい。
また、上記実施形態におけるステー70および補強リブ52,53は、上記実施形態で説明した個数や形成位置に限定されるものではない。また、上記実施形態においては、ステー70に連結する補強リブ52,53は、いずれも一箇所の屈曲部56を介してステー70に連結しているが、これに限定されない。補強リブは、屈曲部を介さずにステー70に連結していてもよい。すなわち、補強リブは、前後方向から見てステー70に対して直線状に連結していてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…送風装置 10…モータ(駆動源) 12…出力軸 20…ファン 30…シュラウド 31…シュラウド本体 32…円筒部(筒部) 33…ファン配置孔 35…導風部 41…ラジエータ固定部(固定部) 50…メインリブ 52,53…補強リブ 56…屈曲部 60…モータ取付部(駆動源取付部) 68…射出ゲート痕 70…ステー

Claims (2)

  1. 出力軸を有する駆動源と、
    前記出力軸に連結され、前記駆動源により回転駆動されるファンと、
    前記駆動源を保持するとともに、前記ファンを外周側から覆うシュラウドと、
    を備え、
    前記シュラウドは、
    前記ファンを配置するファン配置孔が形成された筒部と、前記筒部から径方向外側に向かって張り出し、前記ファンにより吸入される空気を前記ファン配置孔に向けて誘導する導風部と、前記導風部に立設されるメインリブと、を有するシュラウド本体と、
    前記シュラウド本体に設けられ、外部機器へ固定される複数の固定部と、
    前記シュラウド本体の一方側に設けられ、前記筒部から前記固定部に向かって形成され、前記固定部に接続された複数の補強リブと、
    前記出力軸の軸方向から見て前記ファン配置孔の内側に設けられ、前記駆動源が取り付けられ、前記筒部の、前記シュラウド本体の一方側に射出ゲート痕を有する駆動源取付部と、
    前記シュラウド本体と前記駆動源取付部とを連結する複数のステーと、
    を備え、
    前記ステーは、前記軸方向から見て直線状に前記メインリブに連結され、
    前記固定部に向けて延びる前記ステーと少なくとも1つの前記補強リブとは、前記軸方向から見て屈曲部を介して連結されている、
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記駆動源取付部は、前記駆動源を径方向の外側から囲う内側筒部と、前記内側筒部を径方向の外側から囲う外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部とを連結する複数のスポークと、を備え、
    前記射出ゲート痕は、前記内側筒部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
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