JP6898391B2 - 光ファイバー給電システム - Google Patents

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Description

本開示は、光ファイバー給電システムに関する。
近時、電力を光(給電光と呼ばれる)に変換して伝送し、当該給電光を電気エネルギーに変換して電力として利用する光給電システムが研究されている。
特許文献1には、電気信号で変調された信号光、及び電力を供給するための給電光を発信する光発信機と、上記信号光を伝送するコア、上記コアの周囲に形成され上記コアより屈折率が小さく上記給電光を伝送する第1クラッド、及び上記第1クラッドの周囲に形成され上記第1クラッドより屈折率が小さい第2クラッド、を有する光ファイバーと、上記光ファイバーの第1クラッドで伝送された上記給電光を変換した電力で動作し、上記光ファイバーのコアで伝送された上記信号光を上記電気信号に変換する光受信機と、を備えた光通信装置が記載されている。
特開2010−135989号公報
光給電においては、より一層の光給電効率の向上が求められている。そのための一つとして、給電側及び受電側における光電変換効率の向上が求められている。
本開示の1つの態様の光ファイバー給電システムは、
電力によりレーザー発振して給電光を出力する半導体レーザーを含む給電装置と、
前記給電光を電力に変換する光電変換素子を含む受電装置と、
前記給電光のレーザー波長を伸長する伸長部と、
前記給電装置から前記伸長部に前記給電光を伝送する第一の光ファイバーケーブルと、
前記伸長部から前記受電装置に前記給電光を伝送する第二の光ファイバーケーブルと、
を備え、
前記第一の光ファイバーケーブルを、
前記伸長部による伸長前のレーザー波長の損失−伝送距離特性と、前記伸長部による伸長後のレーザー波長の損失−伝送距離特性とに基づいて、前記伸長前のレーザー波長の損失が前記伸長後のレーザー波長の損失と等しくなる伝送距離以下の長さとしている。
本開示の1つの態様の光ファイバー給電システムによれば、給電光の伝送効率を高めて光給電効率の向上を図ることが可能となる。
本開示の第1実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 本開示の第2実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 本開示の第2実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図であって、光コネクタ等を図示したものある。 本開示の他の一実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 本開示の第1実施形態に係る光ファイバー給電システムの波長伸長機能を有する構成例(1)の構成図である。 複数のレーザー波長の給電光について、伝送先における損失と伝送距離との関係を示す線図である。 本開示の第2実施形態に係る光ファイバー給電システムの波長伸長機能を有する構成例(2)の構成図である。
以下に本開示の一実施形態につき図面を参照して説明する。
(1)システム概要
〔第1実施形態〕
図1に示すように本実施形態の光ファイバー給電(PoF:Power over Fiber)システム1Aは、給電装置(PSE:Power Sourcing Equipment)110と、光ファイバーケーブル200Aと、受電装置(PD:Powered Device)310を備える。
なお、本開示における給電装置は電力を光エネルギーに変換して供給する装置であり、受電装置は光エネルギーの供給を受け当該光エネルギーを電力に変換する装置である。
給電装置110は、給電用半導体レーザー111を含む。
光ファイバーケーブル200Aは、給電光の伝送路を形成する光ファイバー250Aを含む。
受電装置310は、光電変換素子311を含む。
給電装置110は電源に接続され、給電用半導体レーザー111等が電気駆動される。
給電用半導体レーザー111は、上記電源からの電力によりレーザー発振して給電光112を出力する。
光ファイバーケーブル200Aは、一端201Aが給電装置110に接続可能とされ、他端202Aが受電装置310に接続可能とされ、給電光112を伝送する。
給電装置110からの給電光112が、光ファイバーケーブル200Aの一端201Aに入力され、給電光112は光ファイバー250A中を伝搬し、他端202Aから受電装置310に出力される。
光電変換素子311は、光ファイバーケーブル200Aを通して伝送されてきた給電光112を電力に変換する。光電変換素子311により変換された電力が、受電装置310内で必要な駆動電力とされる。さらに受電装置310は光電変換素子311により変換された電力を外部機器用に出力可能とされる。
給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311の光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が500nm以下の短波長のレーザー波長をもった半導体とされる。
短波長のレーザー波長をもった半導体は、バンドギャップが大きく光電変換効率が高いので、光給電の発電側及び受電側における光電変換効率が向上され、光給電効率が向上する。
そのためには、同半導体材料として、例えば、ダイヤモンド、酸化ガリウム、窒化アルミニウム、GaN等、レーザー波長(基本波)が200〜500nmのレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
また、同半導体材料として、2.4eV以上のバンドギャップを有した半導体が適用される。
例えば、ダイヤモンド、酸化ガリウム、窒化アルミニウム、GaN等、バンドギャップ2.4〜6.2eVのレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
なお、レーザー光は長波長ほど伝送効率が良く、短波長ほど光電変換効率が良い傾向にある。したがって、長距離伝送の場合には、レーザー波長(基本波)が500nmより大きいレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。また、光電変換効率を優先する場合には、レーザー波長(基本波)が200nmより小さいレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
これらの半導体材料は、給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311のいずれか一方に適用してもよい。給電側又は受電側における光電変換効率が向上され、光給電効率が向上する。
〔第2実施形態〕
図2に示すように本実施形態の光ファイバー給電(PoF:Power over Fiber)システム1は、光ファイバーを介した光給電システムと光通信システムとを含むものであり、給電装置(PSE:Power Sourcing Equipment)110を含む第1のデータ通信装置100と、光ファイバーケーブル200と、受電装置(PD:Powered Device)310を含む第2のデータ通信装置300とを備える。
なお、以下の説明では、原則として、既に説明された構成については同一の符号を付して、特に言及がない場合には既に説明された構成と同一の構成とする。
給電装置110は、給電用半導体レーザー111を含む。第1のデータ通信装置100は、給電装置110のほか、データ通信を行う発信部120と、受信部130とを含む。第1のデータ通信装置100は、データ端末装置(DTE(Date Terminal Equipment))、中継器(Repeater)等に相当する。発信部120は、信号用半導体レーザー121と、モジュレーター122とを含む。受信部130は、信号用フォトダイオード131を含む。
光ファイバーケーブル200は、信号光の伝送路を形成するコア210と、コア210の外周に配置され、給電光の伝送路を形成するクラッド220と有する光ファイバー250を含む。
受電装置310は、光電変換素子311を含む。第2のデータ通信装置300は、受電装置310のほか、発信部320と、受信部330と、データ処理ユニット340とを含む。第2のデータ通信装置300は、パワーエンドステーション(Power End Station)
等に相当する。発信部320は、信号用半導体レーザー321と、モジュレーター322とを含む。受信部330は、信号用フォトダイオード331を含む。データ処理ユニット340は、受信した信号を処理するユニットである。また、第2のデータ通信装置300は、通信ネットワークにおけるノードである。または第2のデータ通信装置300は、他のノードと通信するノードでもよい。
第1のデータ通信装置100は電源に接続され、給電用半導体レーザー111、信号用半導体レーザー121と、モジュレーター122、信号用フォトダイオード131等が電気駆動される。また、第1のデータ通信装置100は、通信ネットワークにおけるノードである。または第1のデータ通信装置100は、他のノードと通信するノードでもよい。
給電用半導体レーザー111は、上記電源からの電力によりレーザー発振して給電光112を出力する。
光電変換素子311は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた給電光112を電力に変換する。光電変換素子311により変換された電力は、発信部320、受信部330及びデータ処理ユニット340の駆動電力、その他の第2のデータ通信装置300内で必要となる駆動電力とされる。さらに第2のデータ通信装置300は、光電変換素子311により変換された電力を外部機器用に出力可能とされていてもよい。
一方、発信部120のモジュレーター122は、信号用半導体レーザー121からのレーザー光123を送信データ124に基づき変調して信号光125として出力する。
受信部330の信号用フォトダイオード331は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた信号光125を電気信号に復調し、データ処理ユニット340に出力する。データ処理ユニット340は、当該電気信号によるデータをノードに送信し、その一方で当該ノードからデータを受信し、送信データ324としてモジュレーター322に出力する。
発信部320のモジュレーター322は、信号用半導体レーザー321からのレーザー光323を送信データ324に基づき変調して信号光325として出力する。
受信部130の信号用フォトダイオード131は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた信号光325を電気信号に復調し出力する。当該電気信号によるデータがノードに送信され、その一方で当該ノードからのデータが送信データ124とされる。
第1のデータ通信装置100からの給電光112及び信号光125が、光ファイバーケーブル200の一端201に入力され、給電光112はクラッド220を伝搬し、信号光125はコア210を伝搬し、他端202から第2のデータ通信装置300に出力される。
第2のデータ通信装置300からの信号光325が、光ファイバーケーブル200の他端202に入力され、コア210を伝搬し、一端201から第1のデータ通信装置100に出力される。
なお、図3に示すように第1のデータ通信装置100に光入出力部140とこれに付設された光コネクタ141が設けられる。また、第2のデータ通信装置300に光入出力部350とこれに付設された光コネクタ351が設けられる。光ファイバーケーブル200の一端201に設けられた光コネクタ230が光コネクタ141に接続する。光ファイバーケーブル200の他端202に設けられた光コネクタ240が光コネクタ351に接続する。光入出力部140は、給電光112をクラッド220に導光し、信号光125をコア210に導光し、信号光325を受信部130に導光する。光入出力部350は、給電光112を受電装置310に導光し、信号光125を受信部330に導光し、信号光325をコア210に導光する。
以上のように、光ファイバーケーブル200は、一端201が第1のデータ通信装置100に接続可能とされ、他端202が第2のデータ通信装置300に接続可能とされ、給電光112を伝送する。さらに本実施形態では、光ファイバーケーブル200は、信号光125,325を双方向伝送する。
給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311の光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料としては上記第1実施形態と同様のものが適用され、高い光給電効率が実現される。
なお、図4に示す光ファイバー給電システム1Bの光ファイバーケーブル200Bのように、信号光を伝送する光ファイバー260と、給電光を伝送する光ファイバー270とを別々に設けてもよい。光ファイバーケーブル200Bも複数本で構成してもよい。
(2)給電光の波長を伸長する構成について
[波長伸長機能を有する構成例(1)]
次に、給電光の波長を伸長する構成について図面を参照して説明する。
図5は前述した光ファイバー給電システム1Aをベースとして、給電光112の波長を伸長する伸長部360を給電装置110の給電用半導体レーザー111と受電装置310の光電変換素子311との間に配置した波長伸長機能を有する構成例(1)を示している。
この波長伸長機能を有する構成例(1)の光ファイバー給電システム1Aでは、光ファイバーケーブル200Aに替えて、第一の光ファイバーケーブル280Aと第二の光ファイバーケーブル290Aとにより給電光112の伝送を行っている。そして、第一の光ファイバーケーブル280Aと第二の光ファイバーケーブル290Aの間に伸長部360を介挿している。
前述したように、給電用半導体レーザー111の半導体材料は、500nm以下の短波長のレーザー波長をもった半導体材料が使用され得る。さらには、ダイヤモンド、酸化ガリウム、窒化アルミニウム、GaN等、バンドギャップ2.4〜6.2eVのレーザー媒体の半導体材料が使用され得る。
このように、短波長のレーザー波長で給電光112を出力する給電用半導体レーザー111の場合、光電変換効率が高いので、一定の電力に対して高いエネルギーで給電光を出力することができる。その一方で、短波長のレーザーは光ファイバーケーブル内の伝送効率が低下し易く、伝送距離が長くなる程、損失が大きくなる。
図6は、複数のレーザー波長の給電光について、伝送先における損失と伝送距離との関係(損失−伝送距離特性)を示した線図である。図中における符号λ1〜λ3はレーザー波長を示し、波長の長さがλ1<λ2<λ3となっている。
レーザー波長が最も短いλ1の給電光は、最も光電変換効率が高いので、伝送距離0km地点において、最も損失が小さくなるが、伝送距離の長さに対する損失の増加率が高く、伝送距離L1km地点では最も損失が大きくなっている。
レーザー波長が二番目に短いλ2の給電光は、λ1よりも光電変換効率は低いので、伝送距離0km地点において、λ1よりも損失は大きくなるが、伝送距離の長さに対する損失の増加率がλ1よりも低く、伝送距離L1km地点ではλ1よりも損失は小さくなっている。
レーザー波長が最も長いλ3の給電光は、最も光電変換効率が低いので、伝送距離0km地点において、最も損失が大きくなるが、伝送距離の長さに対する損失の増加率は最も低く、伝送距離L1km地点では最も損失が小さくなっている。
そして、例えば、レーザー波長が最も短いλ1の損失−伝送距離特性とレーザー波長が最も長いλ3の損失−伝送距離特性とを比較した場合、当初はレーザー波長が最も短いλ1の給電光の方が損失が小さく、伝送距離L2km地点で損失が等しくなり、伝送距離L2kmを超えるとレーザー波長が最も長いλ3の方が損失が小さくなる。
従って、伸長部360が、例えば、給電光112のレーザー波長をλ1からλ3に伸長する特性を有する場合であって、給電用半導体レーザー111から光電変換素子311までの距離がL2よりも長くなる場合、伝送距離L2となる地点又はそれ以下の地点に伸長部360を配置すれば、レーザー波長λ1の給電光112において、伝送効率の低下の影響を低減し、効率的な給電を行うことが可能となる。
波長伸長機能を有する構成例(1)の光ファイバー給電システム1Aでは、給電用半導体レーザー111と伸長部360の間に第一の光ファイバーケーブル280Aを配置し、伸長部360と光電変換素子311との間に第二の光ファイバーケーブル290Aを配置している。
さらに、当該光ファイバー給電システム1Aは、給電光112のレーザー波長をλ1とし、伸長部360は、給電光112のレーザー波長をλ1からλ3に伸長し、第一の光ファイバーケーブル280Aの長さをL2としている。
なお、伸長部360としては、例えば、蛍光体が用いられる。蛍光体は、特定の波長の光を吸収し、吸収した光とは異なる波長の光を放出する物理的な性質を有している。
蛍光体は、給電光112のレーザー波長λ1をレーザー波長λ3にストークシフトさせる特性を有するものが使用される。
蛍光体は、透過型、反射型いずれであっても良い。また、伸長部360としては、回折格子を用いて反射するレーザー光の波長を伸長させることが可能な光学デバイス等、波長伸長を行う他の構成を使用しても良い。また、光導波路を用いて波長変換(伸長)を行っても良い。
上記波長伸長機能を有する構成例(1)の光ファイバー給電システム1Aでは、第一の光ファイバーケーブル280Aを、伸長部360による伸長前のレーザー波長λ1の損失−伝送距離特性と、伸長部360による伸長後のレーザー波長λ3の損失−伝送距離特性とに基づいて、伸長前のレーザー波長λ1の損失が伸長後のレーザー波長λ3の損失と等しくなる伝送距離L2と同じ長さとしている。
これにより、光電変換効率の高いレーザー波長λ1の給電光112を出力する給電用半導体レーザー111を使用しつつ、伝送距離が長くなる場合でも、伝送効率の低下の影響を抑制し、高効率で給電を行うことが可能となる。
なお、第一の光ファイバーケーブル280Aは、L2以下としてもよい。
なお、光ファイバーケーブルは、伝送する給電光の波長に応じて、コアやクラッドの母材の材料種別や添加する添加物の種類、添加量等に応じて、給電光の伝送効率の最適化を図ることができる。
従って、第一の光ファイバーケーブル280Aは、レーザー波長λ1に適した光ファイバーケーブルを適宜選択し、第二の光ファイバーケーブル290Aは、レーザー波長λ3に適した光ファイバーケーブルを適宜選択する構成としてもよい。
その場合、図1に示すような伸長部360を有さない既設の光ファイバー給電システム1Aに対して、改めて伝送距離を延長する改造を行うような場合に、既設の光ファイバーケーブル200Aの長さを調整して第一の光ファイバーケーブル280Aとして利用することが可能となり、延長作業負担の低減、作業コストの低減等を図ることが可能となる。
また、波長伸長機能を有する構成例(1)の場合、給電用半導体レーザー111と光電変換素子311とで半導体材料の条件を等しくしなくとも良い。光電変換素子311については、光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が、少なくとも、給電用半導体レーザー111が出力する給電光よりも長いレーザー波長で光電変換効率が高くなるレーザー媒体を選択しても良い。さらに、光電変換素子311の半導体材料としては、伸長部360で伸長される前の波長よりも伸長後の波長の方が光電変換効率が高いレーザー媒体、さらには、伸長部360で伸長された給電光のレーザー波長で光電変換効率が最高となるレーザー媒体を選択しても良い。
[波長伸長機能を有する構成例(2)]
図7は前述した光ファイバー給電システム1をベースとして、給電光112の波長を伸長する伸長部360を第1のデータ通信装置100の給電用半導体レーザー111と第2のデータ通信装置300の光電変換素子311との間に配置した波長伸長機能を有する構成例(2)を示している。
この波長伸長機能を有する構成例(2)の光ファイバー給電システム1では、光ファイバーケーブル200に替えて、第一の光ファイバーケーブル280と第二の光ファイバーケーブル290とにより給電光112の伝送を行っている。そして、第一の光ファイバーケーブル280と第二の光ファイバーケーブル290の間に伸長部360を配置している。
伸長部360は、前述した図5の波長伸長機能を有する構成例(1)で例示したものと同一である。
伸長部360は、給電光112のレーザー波長λ1を、レーザー波長λ3に伸長する。
第一の光ファイバーケーブル280は、その一端281に設けられた光コネクタ230が光コネクタ141に接続されており、他端282が伸長部360を内藏する光コネクタ370に接続されている。
第二の光ファイバーケーブル290は、その一端291が光コネクタ370に接続されており、他端292に設けられた光コネクタ240が光コネクタ351に接続されている。
光入出力部140は、給電光112を第一の光ファイバーケーブル280のクラッドに導光し、信号光125を第一の光ファイバーケーブル280のコアに導光し、信号光325を受信部130に導光する。
光入出力部350は、給電光112を受電装置310に導光し、信号光125を受信部330に導光し、信号光325を第二の光ファイバーケーブル290のコアに導光する。
光コネクタ370は、第一の光ファイバーケーブル280と第二の光ファイバーケーブル290とを連結している。
光コネクタ370は、第一の光ファイバーケーブル280のコアと第二の光ファイバーケーブル290のコアと接続し、相互間の信号光125,325の伝送を可能とする。
また、光コネクタ370は、第一の光ファイバーケーブル280のクラッドと第二の光ファイバーケーブル290のクラッドとを伸長部360を介して接続し、給電光の波長をλ1からλ3に伸長して、第一の光ファイバーケーブル280から第二の光ファイバーケーブル290へ伝送する。
上記波長伸長機能を有する構成例(2)の場合も、波長伸長機能を有する構成例(1)の場合のように、伸長部360が給電光112のレーザー波長をλ1からλ3に伸長し、第一の光ファイバーケーブル280を適正な長さに調整するので、高い光電変換効率で給電光を出力しつつ、伝送効率を向上させて、高効率で給電光を供給することが可能となる。また、給電光をより遠方まで伝送することが可能となる。
以上本開示の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として示したものであり、この他の様々な形態で実施が可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、図7では波長伸長機能を有する構成を光ファイバー給電システム1に適用した例を示しているが、これらと同じように、波長伸長機能を有する構成を光ファイバー給電システム1Bにも適用することが可能である。
1,1A,1B 光ファイバー給電システム
100 第1のデータ通信装置
110 給電装置
111 給電用半導体レーザー
112 給電光
120 発信部
121 信号用半導体レーザー
123 レーザー光
124 送信データ
125 信号光
130 受信部
131 信号用フォトダイオード
200,200A,200B 光ファイバーケーブル
210 コア
220 クラッド
250A 光ファイバー
260 光ファイバー
270 光ファイバー
280,280A 第一の光ファイバーケーブル
290,290A 第二の光ファイバーケーブル
300 第2のデータ通信装置
310 受電装置
311 光電変換素子
320 発信部
321 信号用半導体レーザー
323 レーザー光
324 送信データ
325 信号光
330 受信部
331 信号用フォトダイオード
340 データ処理ユニット
350 光入出力部
360 伸長部
370 光コネクタ
L1,L2 伝送距離
λ1〜λ3 レーザー波長

Claims (4)

  1. 電力によりレーザー発振して給電光を出力する半導体レーザーを含む給電装置と、
    前記給電光を電力に変換する光電変換素子を含む受電装置と、
    前記給電光のレーザー波長を伸長する伸長部と、
    前記給電装置から前記伸長部に前記給電光を伝送する第一の光ファイバーケーブルと、
    前記伸長部から前記受電装置に前記給電光を伝送する第二の光ファイバーケーブルと、
    を備え、
    前記第一の光ファイバーケーブルが、
    前記伸長部による伸長前のレーザー波長の損失−伝送距離特性と、前記伸長部による伸長後のレーザー波長の損失−伝送距離特性とに基づいて、前記伸長前のレーザー波長の損失が前記伸長後のレーザー波長の損失と等しくなる伝送距離以下の長さである光ファイバー給電システム。
  2. 前記伸長部は蛍光体を含む請求項1に記載の光ファイバー給電システム。
  3. 前記半導体レーザーの光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が、レーザー波長500nm以下のレーザー媒体とされた請求項1又は2に記載の光ファイバー給電システム。
  4. 前記光電変換素子の光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が、前記半導体レーザーのレーザー波長よりも長い波長で光電変換効率が高くなるレーザー媒体とされた請求項1から3のいずれか一項に記載の光ファイバー給電システム。
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