JP6897553B2 - クラウニング成形方法及びクラウニング成形装置 - Google Patents

クラウニング成形方法及びクラウニング成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、歯形のクラウニングを成形するクラウニング成形方法及びクラウニング成形装置に関する。
円環状の素材にボブ加工などにより歯形を形成した後、シェービング加工などを行ってクラウニングを成形するクラウニング成形方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−323346号公報
上記クラウニング成形方法において、ボブ加工、シェービング加工などの複数の工程を組み合わせる。このため、各工程毎に、装置や段替えなどが必要となり、多大な工数及びコストがかかる虞がある。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できるクラウニング成形方法及びクラウニング成形装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
筒状のダイスによって、円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形方法であって、
前記筒状のダイスは、前記所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第1歯形ダイス部と、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第2歯形ダイス部と、を有しており、
前記ダイスの第1歯形ダイス部の内周の歯形によって、前記素材の外周に歯形を形成するステップと、
前記歯形が形成された素材を前記第2歯形ダイス部内に移動させ、該素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付けるステップと、
を含む、
ことを特徴とするクラウニング成形方法である。
この一態様において、前記筒状のダイス内の中心に筒状のマンドレルが配置されており、前記円環状の素材が前記マンドレルに挿入されることで、前記素材の外周に歯形のクラウニングが成形されてもよい。
この一態様において、前記筒状のマンドレル内には、先端側がテーパ状に形成された棒状の挿入部が挿入されており、前記マンドレルは、前記第2歯形ダイス部の中央部に対応する位置の径が上下端部に対応する位置の径よりも大きくなるように構成されており、前記挿入部を前記マンドレルの先端側に押し込み、前記挿入部のテーパ形状によって、前記マンドレルの径を拡張することで、前記素材の上下端部の径よりも中央部の径を大きく拡張させてもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
第1及び第2歯形ダイス部によって、円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形方法であって、
前記第1歯形ダイス部には、前記所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成されており、
前記第2歯形ダイス部には、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成されており、
前記第1歯形ダイス部の内周の歯形によって、前記素材の外周に歯形を形成するステップと、
前記歯形が形成された素材を前記第2歯形ダイス部内に移動させ、該素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付けるステップと、
を含む、
ことを特徴とするクラウニング成形方法
であってもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形装置であって、
所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第1歯形ダイス部と、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第2歯形ダイス部と、を有する筒状のダイスと、
前記円環状の素材を、前記ダイス内に押し込み移動させる素材押圧部と、
前記素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付ける押付け部と、
を備える、
ことを特徴とするクラウニング成形装置であってもよい。
この一態様において、前記押付け部は、前記筒状のダイス内の中心には位置され、前記第2歯形ダイス部の中央部に対応する位置の径が上下端部に対応する位置の径よりも大きくなるように構成された筒状のマンドレルと、先端側がテーパ状に形成され、前記筒状のマンドレル内に挿入され、該マンドレルの先端側に押し込むことで、該マンドレルの先端側の外径を拡張させる棒状の挿入部と、前記挿入部を前記マンドレルの先端側に押圧する挿入押圧部と、を有していてもよい。
この一態様において、前記素材押圧部には、軸方向に貫通孔が形成されており、前記挿入押圧部は、前記素材押圧部の貫通孔内に挿入され、前記挿入部の後端を押圧する第1ピンと、前記第1ピンの後端に配置され前記第1ピンを、前記マンドレルの先端側に押圧する第2ピンと、を有していてもよい。
本発明によれば、簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できるクラウニング成形方法及びクラウニング成形装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るクラウニング成形装置の概略的構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るクラウニング成形装置の概略的構成を示す図である。 マンドレルの先端側を部分的に拡大した断面図である。 マンドレルの第2歯形ダイス部に対応する位置の茶筅構造を示す図である。 図4に示す茶筅構造を直線A−Aで切断した際の断面図である。 挿入部がマンドレルの孔内に挿入された状態を示す図である。 図6に示すB部分を拡大した図であり、茶筅構造の太鼓形状を示す図である。 各素材に連続的に歯形及びクラウニングが成形される過程を示す図である。 素材の搬出方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係るクラウニング成形方法のフローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るクラウニング成形装置の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るクラウニング成形装置の概略的な構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
実施形態1
本発明の実施形態1に係るクラウニング成形装置は、例えば、円環状の素材にヘリカルギアなどの歯形を冷間鍛造し、さらに、この歯形にクラウニングを据え込み成形するものである。
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係るクラウニング成形装置の概略的な構成を示す図である。図1は、素材押圧部によって円環状の素材がマンドレルの先端側に押し込まれる状態を示す図である。図1において、マンドレル3の中心軸線L左側は、素材押し込み前の状態を示しており、中心軸線L右側は、素材押し込み後の状態を示している。
図2は、挿入押圧部によって挿入部がマンドレルの先端側に押し込まれる状態を示す図である。図2において、中心軸線L左側は、挿入部押し込み前の状態を示しており、中心軸線L右側は、挿入部押し込み後の状態を示している。
本実施形態1に係るクラウニング成形装置1は、筒状のダイス2と、筒状のマンドレル3と、素材Xを押圧する素材押圧部4と、筒状のマンドレル3内に挿入される挿入部5と、挿入部5を押圧する挿入押圧部6と、を備えている。
筒状のダイス2は、上側の第1歯形ダイス部21と、第1歯形ダイス部21の下側に配置され第1歯形ダイス部21に接続された第2歯形ダイス部22と、を有している。第1歯形ダイス部21と第2歯形ダイス部22とは、一体的に形成されていてもよい。
ここで、クラウニング成形装置1が、素材Xに対し、所望のクラウニングを付けるものとする。第1歯形ダイス部21は、所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅を有する歯形が内周に形成された歯形ダイスである。第1歯形ダイス部21は、例えば、所望のクラウニングを付けた部分の歯幅で、素材Xの上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が形成されるように、歯形が内周に形成されている。
第2歯形ダイス部22は、所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅を有する歯形が内周に形成された歯形ダイスである。第2歯形ダイス部22は、例えば、所望のクラウニングが付けられていない中央部の歯幅で、素材Xの上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が形成されるように、歯形が内周に形成されている。第2歯形ダイス部22の歯形は、素材Xに形成する歯形の最終的な目標寸法に対応して、形成されている。
第1歯形ダイス部21の歯形は、この第2歯形ダイス部22よりもクラウニングを付けたいだけ小さく形成されている。逆に、第2歯形ダイス部22の歯形は、第1歯形ダイス部21の歯形に対して周方向に、クラウニングを付けたい量だけ大きくオフセット及び拡張させている。
筒状のマンドレル3は、筒状のダイス2内に挿入され、ダイス2の中心に配置されている。マンドレル3には、軸方向に孔31が形成されている。図3は、マンドレルの先端側を部分的に拡大した断面図である。図3に示す如く、マンドレル3の孔31の先端側における第2歯形ダイス部22に対応する位置には、徐々に内径が小さくなるテーパ形状部32が形成されている。
このマンドレル3のテーパ形状部32は、例えば、茶筅構造33となっている。図4は、マンドレル3の第2歯形ダイス部22に対応する位置の茶筅構造33を示す図である。図5は、図4に示す茶筅構造を直線A−Aで切断した際の断面図である。
図5に示す如く、茶筅構造33は、例えば、マンドレル3の第2歯形ダイス部22に対応する位置を周方向へ12等分に割った構造となっている。茶筅構造33は、先端部の外径寸法を変化させ、放射状に開く構造となっている。
茶筅構造33の先端部は、第2歯形ダイス部22の中央部に対応する位置の径が上下端部に対応する位置の径よりも大きくなるように構成されている。例えば、図4に示す如く、茶筅構造33の先端部において、中央部33−2の径は、上部33−1及び下部33−3の径よりも大きく設定されている。このような中央部33−2がその両側の上部33−1及び下部33−3よりも大きく外側に盛り上がった形状を、以下、太鼓形状と称す。
本実施形態1において、上述の如く、第1及び第2歯形ダイス部21、22のいずれにも、クラウニング形状は形成されていない。ここで、本実施形態1に係るクラウニング成形原理について詳細に説明する。
本実施形態1において、素材Xの上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付ける。
すなわち、マンドレル3の茶筅構造33が放射状に開くと、この太鼓形状によって、中央部33−2は、上部33−1及び下部33−3よりもより強く、素材の対応する内周面それぞれを外側へ押圧する。これにより、茶筅構造33の中央部33−2に対応する素材Xの中央部の径は、茶筅構造33の上部33−1及び下部33−3に対応する素材Xの上下端部の径よりも大きく拡張する。
素材Xの中央部は、その径を大きく拡張させ、第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付けられる。これにより、素材Xの中央部は、その歯幅を拡張させ、第2歯形ダイス部22の歯形に従がって目標寸法の歯形形状に成形される。
一方、素材Xの上下端部は、その径があまり拡張せず、第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付けられない。これにより、素材Xの上下端部は、その歯幅を拡張させることなく、第1歯形ダイス部21で成形された目標寸法よりも小さな歯形形状を維持する。上述した、素材Xの中央部と上下端部との形状差によって、素材Xには、自然なクラウニング形状が成形される。
なお、上記茶筅構造33は一例であり、これに限定されない。例えば、茶筅構造33の周方向の等分数は任意でよい。
マンドレル3は、素材Xの孔を貫通する。素材Xは、マンドレル3とダイス2との間に挿入される。素材Xは、例えば、図1及び図2に示す如く、マンドレル3に連続的に挿入され、積み重なるようにして、マンドレル3とダイス2との間に配置される。
素材押圧部4は、例えば、ダイス2の上方に、上下方向に移動可能に配置される。素材押圧部4は、例えば、略円筒状に形成されており、その先端部で素材Xの後端を押圧する。素材押圧部4は、例えば、モータ、油圧、空気圧により駆動する押圧機構7により押圧され、上下方向へ移動する。
図6は、挿入部がマンドレルの孔内に挿入された状態を示す図である。
挿入部5は、例えば、棒状に形成されており、マンドレル3の孔31内に挿入される。挿入部5の先端側は、マンドレル3の孔31のテーパ形状部32に対応させて、先端に行くほど徐々に径が増加するテーパ形状部51が形成されている。
挿入部5は、マンドレル3の孔31内に挿入され、マンドレル3の先端側に押し込まれることで、挿入部5のテーパ形状部51がマンドレル3のテーパ形状部32に当接し、マンドレル3の茶筅構造33を放射状に開く(図4及び図5)。
このとき、マンドレル3の茶筅構造33は、上下方向で中央部付近が山状に膨らむ太鼓形状となっている。図7は、図6に示すB部分を拡大した図であり、茶筅構造の太鼓形状を示す図である。図7に示す如く、挿入部5が、マンドレル3の孔31内でマンドレル3の先端側に押し込まれると、茶筅構造33の太鼓形状は先端側を支点として放射状に外側へ開く。茶筅構造33の太鼓形状の中央部(頂部)が上下側よりも外側に大きく突出していることから、中央部がより強く素材X内周に当接する。
したがって、マンドレル3の茶筅構造33は、素材X内周の上下方向で中央部付近をより強く押圧する。素材Xの外周の中央部付近の径は拡張し、その歯形が第2歯形ダイス部22の歯形に強く押付けられる。これにより、その中央部(歯幅中央部)付近は、第2歯形ダイス部22の歯形精度で成形される。一方で、素材Xの中央部付近以外の上端及び下端の径はあまり拡張せず、第2歯形ダイス部22に押付けられない。この素材Xの中央部と、上下端部の径の拡張量の差によって、素材Xには自然なクラウニング形状が成形される。
このようにして、マンドレル3のテーパ形状部32の径が拡張することで、素材Xの歯形を第2歯形ダイス部22の歯形に押付け、素材Xの歯形にクラウニングを据込み成形することができる。
以上のように、本実施形態1において、まず、第1歯形ダイス部21によって、素材Xの外周に、目標寸法よりも小さい歯形を形成する。続いて、挿入部5によって素材Xの中央部付近の径をより大きく拡張させて、素材Xの中央部付近を第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付ける。これにより、従来のようにダイス自体に複雑なクラウニング形状を必要とせず、通常の歯形ダイス形状によって、素材Xに自然なクラウニング形状を成形できる。さらに、素材Xの歯形形成と同一工程及び同一装置によって歯形にクラウニングを成形できる。
挿入押圧部6は、例えば、図2に示す如く、円柱状に形成されており、先端部で挿入部5の後端を押圧する。挿入押圧部6は、例えば、挿入部5の上方に、上下方向に移動可能に配置される。挿入押圧部6は、例えば、素材押圧部4と同様に、押圧機構7などにより押圧され、上下方向へ移動する。
ダイス2の後端には、挿入押圧部6の下方への移動量を規制するための調整スペーサ8が設けられる。挿入押圧部6は、調整スペーサ8に当接することで、それ以上、下方へ移動できなくなり、その移動が規制される。調整スペーサ8の厚さを調整することで、挿入押圧部6の下方へ移動量が調整できる。これにより、挿入部5のマンドレル3の先端側へ押し込量を調整し、マンドレル3のテーパ形状部32の径の拡張量を調整することで、素材Xの歯形のクラウニング形状を調整できる。本実施形態1においては、調整スペーサ8の厚さは、素材Xの歯形にクラウニングを最適に成形されるように調整される。なお、マンドレル3の茶筅構造33の太鼓形状を調整することで、素材Xの歯形のクラウニング形状を調整してもよい。
ところで、従来のクラウニング成形方法において、ボブ加工、シェービング加工などの複数の工程を組み合わせる。このため、各工程毎に、装置や段替えなどが必要となり、多大な工数及びコストがかかる虞がある。
これに対し、本実施形態1に係るクラウニング成形装置1においては、上述の如く、ダイス2の第1歯形ダイス部21の内周の歯形によって、素材Xの外周に歯形を形成し、歯形が形成された素材Xを第2歯形ダイス部22内に移動させ、素材Xの上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、素材Xの内周面を外側へ押圧することで、素材Xの歯形の中央部を第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付ける。
このように、ダイス2の第1歯形ダイス部21により歯形が形成された素材Xを、同一のダイス2内の第2歯形ダイス部22によってクラウニングを据え込み成形している。したがって、素材Xの歯形形成と同一工程及び同一装置によって歯形にクラウニングを成形できる。すなわち、簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できる。
また、従来、歯形が形成された素材Xにクラウニングを成形する場合に、第1歯形ダイス部を弾性変形などさせていた。一方、本実施形態1に係るクラウニング成形装置1においては、従来のようにダイス自体に複雑なクラウニング形状を必要とせず、通常の歯形ダイス形状によって、クラウニング形状を成形できるため、精度管理が容易である。このため、高精度に、素材Xの歯形にクラウニングを成形できる。
このように、ダイス2はクラウニング形状を有することなく上端から下端まで同一歯幅であるにも関わらず、クラウニング形状を成形できる。更に、茶筅構造33の先端形状を太鼓形状に変更することで、中央部から両端にかけて寸法が小さくなっていくという形状変更程度で済むというメリットも有している。すなわち、簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できる。
さらに、別工程のダイス、別設備への素材Xの移動が不要であることから、低コストで素材Xに歯形及びクラウニングを成形できる。特に、従来の歯形工程とクラウニング工程が別工程の場合、工程間の素材Xの移動だけでなく、クラウニング工程で素材Xを設置する際に、歯形の位相決めなどを行うため、サイクルタイムが増加するという問題が生じる。一方で、本実施形態1に係るクラウニング成形装置1においては、上述の如く、素材Xの歯形形成と同一工程及び同一装置によって歯形にクラウニングを成形できる。このため、上記手間を省くことができ、サイクルタイムを大幅に短縮できる。
図8は、各素材に連続的に歯形及びクラウニングが成形される過程を示す図である。素材Xは、図8に示す如く、マンドレル3に連続的に挿入され、積み重なるようにして、マンドレル3とダイス2との間を通過する。この間、各素材Xには、第1歯形ダイス部21及び第2歯形ダイス部22によって、歯形及びクラウニングが成形される。なお、素材X2は、素材X1より1回前にマンドレル3に挿入され、素材X3は、素材X2より1回前にマンドレル3に挿入されている。同様に、素材X4は、素材X3より1回前にマンドレル3に挿入され、素材X5は、素材X4より1回前にマンドレル3に挿入されている。
例えば、図8の中心軸線L左側に示す如く、素材X1がマンドレル3に挿入される。このとき、素材押圧部4は、成形開始前の上死点に位置している。
続いて、素材押圧部4は、下死点に移動することで、素材X1を中心軸線L左側の位置から中心軸線L右側の位置へ1ストローク分だけ下方に移動させる。
同時に、各素材X2、X3、X4、X5は、それぞれ、上方側の素材X1、X2、X3、X4によって押圧され、中心軸線L左側の位置から中心軸線L右側の位置へ1ストローク分だけ下方に移動する。この移動過程で、素材X1、X2、X3の外周には、第1歯形ダイス部21を通過することによって、第1歯形ダイス部21によって歯形が形成される。
X1が成形され、X4が第2歯形ダイス部22に完全に挿入された後、素材押圧部4が上死点に戻った時に、素材押圧部4を取り外し、図6の挿入押圧部6及び調整スペーサ8に代替えする。図6の中心軸線L右側に示す如く、挿入部5は、マンドレル3の先端側に押し込まれることで、テーパ形状部51がマンドレル3のテーパ形状部32に当接し、テーパ形状部51を外側に押し広げる。これにより、マンドレル3のテーパ形状部32の径が拡張することで、素材X4の歯形を第2歯形ダイス部22の歯形に押付け、素材X4の歯形にクラウニングを成形する。
再び、素材押圧部4を図7のように戻し、歯形成形を行う。なお、素材X5は、上述の如く、1ストローク分だけ下方に移動することで、第2歯形ダイス部22から解放され、下方に自由落下する。この素材X5には、歯形及びクラウニングが成形された成形完成品となっている。
この状態で、完成品の素材X5は、図8に示す如く、マンドレル3先端のスペーサ9上に留まっている。例えば、図9に示す如く、スペーサ9の搬出口91がマンドレル3先端に移動し、素材X5は、この搬出口91内に自由落下し搬出される。これにより、完成品の素材X5を連続的に搬出することができる。
本実施形態1においては、上記を繰り返すことで、連続的に挿入された各素材Xに対し歯形及びクラウニングを、同一工程及び同一装置によって効率的に成形できる。
本実施形態1においては、上述の如く、素材Xの歯形を第2歯形ダイス部22内周の上端から下端まで同一寸法のクラウニング形状を持たない歯形ダイスへの押付けで、素材Xの外周の歯形にクラウニングを成形する。
すなわち、このクラウニング成形原理は、上述の如く、第2歯形ダイス部22内で、マンドレル3により素材Xを外径方向に放射状に拡大させる際に、マンドレル3先端側の外径寸法差により素材Xの中央部の径を上下端部の径よりも大きく拡張させる。この拡大量の差により、第1歯形ダイス部21で成形された上端から下端まで均一に成形された歯形は、その中央部の歯幅のみが第2歯形ダイス部22によって拡張され、クラウニング形状が成形される。
従って、第2歯形ダイス部22の内周の歯形寸法は、上端から下端まで同一歯幅とすることができる。この同一歯幅である事より、上述の如く、クラウニングを成形した素材Xが第2歯形ダイス部22から押し出される際、そのクラウニング形状を維持した状態でスムーズに搬出できる。したがって、素材Xを、連続的に、マンドレル3に挿入し、挿入した素材Xにクラウニングを連続的に成形できる。すなわち、素材Xにクラウニングを高効率で成形できる。
次に、本実施形態1に係るクラウニング成形方法をより詳細に説明する。図10は、本実施形態1に係るクラウニング成形方法のフローを示すフローチャートである。
素材押圧部4は、素材Xを、マンドレル3に沿って、ダイス2の第1歯形ダイス部21内に押し込む(ステップS101)。これにより、第1歯形ダイス部21の歯形によって、素材Xの外周に歯形が形成される(ステップS102)。
さらに、素材押圧部4は、歯形が形成された素材Xを、マンドレル3に沿って、ダイス2の第2歯形ダイス部22内に押し込む(ステップS103)。
ここで、素材押圧部4は挿入押圧部6に交換され、所定の調整スペーサ8がダイス2上に設置される(ステップS104)。
挿入押圧部6は、挿入部5をマンドレル3の先端側に押し込む(ステップS105)。これにより、マンドレル3のテーパ形状部32の径が拡張することで(ステップS106)、素材Xの歯形を第2歯形ダイス部22の歯形に押付け、素材Xの歯形にクラウニングを成形する(ステップS107)。
以上、本実施形態1に係るクラウニング成形方法によれば、素材Xの歯形形成と同一工程及び同一装置によって歯形にクラウニングを成形できる。さらに、従来のようにダイス自体に複雑なクラウニング形状を必要とせず、通常の歯形ダイス形状によって、素材Xにクラウニング形状を高精度に成形できる。すなわち、簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できる。
実施形態2
図11は、本発明の実施形態2に係るクラウニング成形装置の概略的な構成を示す図である。本発明の実施形態2に係るクラウニング成形装置10は、上記実施形態1に係る素材押圧部4及び挿入押圧部6を一体的に構成した押圧部材11を備える構成であってもよい。これにより、素材押圧部を挿入押圧部に交換する段替え操作を削除できるため、より簡易な手法で歯形のクラウニングを成形できる。さらに、サイクルタイムが短縮でき、より製造コストを低減できる。
押圧部材11は、素材Xを押圧する第1押圧部(素材押圧部)40と、挿入部5を押圧する第2押圧部(挿入押圧部)60と、を有する。第1押圧部40は、ダイス2の上方に、上下方向に移動可能に配置される。第1押圧部40は、軸方向に貫通孔41が形成された略円筒状の部材である。第1押圧部40は、先端部で、素材Xの後端部を押圧する。
第2押圧部60は、棒状の部材である。第2押圧部60は、第1押圧部40の貫通孔41内に挿入され、上下方向へ移動可能である。第2押圧部60は、第1押圧部40の貫通孔41内に挿入され、先端で挿入部5の後端を押圧する第1ピン61と、第1ピン61の上方に配置され、先端で第1ピン61の後端を押圧する第2ピン62と、で構成されている。
押圧機構7は、第2ピン62を押圧することで第1ピン61を押圧し、挿入部5をマンドレル3の先端側に押し込む。ここで、第2ピン62の径は、第1押圧部40の貫通孔41の径よりも大きく形成されている。このため、第1ピン61は、押圧部材11の下方への移動量を規制するための調整スペーサとしての機能も有している。すなわち、第2ピン62が押圧され、下方に一定量移動すると、第2ピン62の先端は第1押圧部40の後端に当接することで、それ以上、下方へ移動できなくなり、その移動が規制される。
第1ピン61の長さを調整することで、押圧部材11の下方へ移動量が調整できる。これにより、挿入部5のマンドレル3の先端側へ押し込量が調整でき、マンドレル3のテーパ形状部32の径の拡張量を高精度に調整できる。すなわち、第1ピン61の長さを調整することで、素材Xの歯形にクラウニングを最適に成形できる。
続いて、本実施形態2に係るクラウニング成形装置10の動作を、図11及び図12を用いて詳細に説明する。
(素材Xをマンドレル3の先端側に押込む場合)
図12の中心軸線L左側の状態から中心軸線L右側の状態になるように、押圧機構7は、第1押圧部40を押圧し下方に移動させる。これにより、第1押圧部40は、素材Xを押圧し、下方に移動させる。
(挿入部5をマンドレル3の先端側に押込む場合)
図11に示す如く、第1押圧部40の貫通孔41内に第1ピン61が挿入され、第1ピン61の上端に第2ピン62が配置される。押圧機構7は、第2ピン62を押圧することで、第1ピン61を押圧し、下方に移動させる。これにより、挿入部5は、下方に移動し、マンドレル3の先端側に押し込まれる。押圧機構7は、第2ピン62の先端が第1押圧部40の後端に当接するまで、第2ピン62を押圧し続け第1ピン61を下方に移動させる。
なお、本実施形態2において、他の構成は上記実施形態1と略同一であるため、同一部分には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
実施形態3
上記実施形態1及び2において、第1歯形ダイス部21と第2歯形ダイス部22は、同一設備に組込まれる構成であるが、本実施形態3において、第1歯形ダイス部21と第2歯形ダイス部22は、別々の設備に組込まれる構成であってもよい。
例えば、第1設備において、素材Xを、第1歯形ダイス部21内に押し込むことで、第1歯形ダイス部21の歯形によって、素材Xの外周に歯形が形成する。第1設備は、より高速及び高効率的で歯形を成形できる設備としてもよい。
続いて、歯形が形成された素材Xを、第2設備の第2歯形ダイス部22内に移動させる。そして、素材Xの上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、素材Xの内周面を外側へ押圧することで、素材Xの歯形の中央部を第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付ける。これにより、従来のようにダイス自体に複雑なクラウニング形状を必要とせず、通常の歯形ダイス形状によって、素材Xに自然なクラウニング形状を成形できる。なお、本実施形態3において、他の構成は上記実施形態1及び2と略同一であるため、同一部分には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態において、挿入部5を、マンドレル3の孔31内に挿入し、太鼓形状の茶筅構造33を放射状に開くことで、素材Xの上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張させているが、この構成に限定されない。例えば、太鼓形状の弾性部材を放射状に拡大させる構成であってもよく、素材Xの内周面を外側へ押圧することで、該素材Xの歯形の中央部を第2歯形ダイス部22の内周の歯形に押付けることができる構成であれば任意の構成が適用可能である。
1 クラウニング成形装置、2 ダイス、3 マンドレル、4 素材押圧部、5 挿入部、6 挿入押圧部、7 押圧機構、8 調整スペーサ、9 スペーサ、10 クラウニング成形装置、11 押圧部材、21 第1歯形ダイス部、22 第2歯形ダイス部、31 孔、32 テーパ形状部、33 茶筅構造、40 第1押圧部、41 貫通孔、51 テーパ形状部、60 第2押圧部、61 第1ピン、62 第2ピン

Claims (7)

  1. 筒状のダイスによって、円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形方法であって、
    前記筒状のダイスは、前記所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第1歯形ダイス部と、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第2歯形ダイス部と、を有しており、
    前記ダイスの第1歯形ダイス部の内周の歯形によって、前記素材の外周に歯形を形成するステップと、
    前記歯形が形成された素材を前記第2歯形ダイス部内に移動させ、該素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付けるステップと、
    を含む、
    ことを特徴とするクラウニング成形方法。
  2. 請求項1記載のクラウニング成形方法であって、
    前記筒状のダイス内の中心に筒状のマンドレルが配置されており、
    前記円環状の素材が前記マンドレルに挿入されることで、前記素材の外周に歯形のクラウニングが成形される、
    ことを特徴とするクラウニング成形方法。
  3. 請求項2記載のクラウニング成形方法であって、
    前記筒状のマンドレル内には、先端側がテーパ状に形成された棒状の挿入部が挿入されており、
    前記マンドレルは、前記第2歯形ダイス部の中央部に対応する位置の径が上下端部に対応する位置の径よりも大きくなるように構成されており、
    前記挿入部を前記マンドレルの先端側に押し込み、前記挿入部のテーパ形状によって、前記マンドレルの径を拡張することで、前記素材の上下端部の径よりも中央部の径を大きく拡張させる、
    ことを特徴とするクラウニング成形方法。
  4. 第1及び第2歯形ダイス部によって、円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形方法であって、
    前記第1歯形ダイス部には、前記所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成されており、
    前記第2歯形ダイス部には、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成されており、
    前記第1歯形ダイス部の内周の歯形によって、前記素材の外周に歯形を形成するステップと、
    前記歯形が形成された素材を前記第2歯形ダイス部内に移動させ、該素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付けるステップと、
    を含む、
    ことを特徴とするクラウニング成形方法。
  5. 円環状の素材外周の歯形に所望のクラウニングを成形するクラウニング成形装置であって、
    所望のクラウニングが付けられた部分の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第1歯形ダイス部と、前記所望のクラウニングが付けられた部分以外の中央部の歯幅に対応して、上端部から下端部まで同一歯幅の歯形が内周に形成された第2歯形ダイス部と、を有する筒状のダイスと、
    前記円環状の素材を、前記ダイス内に押し込み移動させる素材押圧部と、
    前記素材の上下端部の径よりも中央部の径がより大きく拡張するように、前記素材の内周面を外側へ押圧することで、該素材の歯形の中央部を前記第2歯形ダイス部の内周の歯形に押付ける押付け部と、
    を備える、
    ことを特徴とするクラウニング成形装置。
  6. 請求項5記載のクラウニング成形装置であって、
    前記押付け部は、
    前記筒状のダイス内の中心には位置され、前記第2歯形ダイス部の中央部に対応する位置の径が上下端部に対応する位置の径よりも大きくなるように構成された筒状のマンドレルと、
    先端側がテーパ状に形成され、前記筒状のマンドレル内に挿入され、該マンドレルの先端側に押し込むことで、該マンドレルの先端側の外径を拡張させる棒状の挿入部と、
    前記挿入部を前記マンドレルの先端側に押圧する挿入押圧部と、
    を有する、
    ことを特徴とするクラウニング成形装置。
  7. 請求項6記載のクラウニング成形装置であって、
    前記素材押圧部には、軸方向に貫通孔が形成されており、
    前記挿入押圧部は、前記素材押圧部の貫通孔内に挿入され、前記挿入部の後端を押圧する第1ピンと、前記第1ピンの後端に配置され前記第1ピンを、前記マンドレルの先端側に押圧する第2ピンと、を有する、
    ことを特徴とするクラウニング成形装置。
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