JP6894739B2 - スライドファスナー - Google Patents

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Description

本発明は、ファスナーエレメント列の一端部に上止が取り付けられたスライドファスナーに関する。
従来、スライドファスナーにおいて、ファスナーテープの対向側縁に沿って取り付けられたファスナーエレメント列の上端部に合成樹脂製の上止が射出成形されたスライドファスナーが知られている(特許文献1参照)。
この上止は、ファスナーテープの表面側にある表面部およびファスナーテープの裏面側にある裏面部とを有しているとともに、ファスナーテープの対向側縁を跨いで形成されているので、例えば裏面がない上止と比べて、ファスナーテープから剥れにくい構成となっている。
また、上止は、スライダーを抜け止めするストッパーとして機能する構成を備えている。具体的には、スライドファスナーの左右方向においてファスナーエレメントの噛合頭部側に位置する上止の外側面には、左右方向外側に膨出した膨出部が形成されており、左右方向において前記外側面とは反対側に位置する内側面には、左右方向内側に突出した突部が形成されている。
この上止では、スライドファスナーのスライダーがスライドしてファスナーエレメント列の上端部に配置された場合、上止の膨出部がスライダーの胴体の左右方向における中間位置に形成された案内柱に当接し、かつ、上止の突部がスライダーの胴体の左右のフランジに当接することで、スライダーのスライドを規制する。
特開2007−50234号公報
ところで、特許文献1に記載のスライドファスナーでは、その上止が、ファスナーテープから剥れにくくするための裏面部と、前述した膨出部および突出部などのストッパーとして機能する構成とを別部分の構成として有しているので、上止が大きくなりがちであった。
本発明の目的は、ファスナーテープから剥れにくく、かつストッパーとして機能する上止を従来よりも小さくすることができるスライドファスナーを提供することにある。
本発明のスライドファスナーは、ファスナーテープおよび前記ファスナーテープの側縁部に沿ったファスナーエレメント列を有した一対のファスナーストリンガーと、前記各ファスナーエレメント列に連結されるスライダーとを備え、前記各ファスナーエレメント列の一端部に上止がそれぞれ配置されたスライドファスナーであって、前記上止は、上止表面部と、前記上止表面部に連続した上止裏面部を有し、前記上止表面部は、前記ファスナーテープの表面に付着され、前記上止裏面部は、前記ファスナーテープの裏面に付着され、前記上止裏面部は、前記スライダーのスライド方向において前記スライダーに当接可能に対向して配置されることを特徴とする。
本発明のスライドファスナーによれば、上止が、ファスナーテープの表面および裏面に付着された上止表面部および上止裏面部を有しているので、例えば上止裏面部がない上止と比べて、上止をファスナーテープから剥れにくい構成にできる。また、スライダーがスライドしてファスナーエレメント列の一端部に配置される場合には、スライド方向においてスライダーに対向して配置された上止裏面部が当該スライダーに当接するので、当該スライダーのスライドを規制できる。このように、上止裏面部の構成によって、ファスナーテープから剥れにくくでき、かつストッパーとして機能させることができるので、ファスナーテープから剥れにくくする構成とストッパーとして機能する構成とを別部分で構成する必要がなくなり、上止を小さくすることができる。
本発明のスライドファスナーでは、前記上止表面部は、前記ファスナーエレメント列の一端部を構成するエレメントが埋め込まれた保持部と、前記上止の厚さ方向において前記上止裏面部と対向した対向部とを有し、前記保持部および前記対向部は、前記スライド方向において異なる位置に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、スライド方向において保持部と異なる位置に配置された対向部の裏側に上止裏面部が対向して配置されるので、エレメントが埋め込まれた保持部よりもファスナーテープから剥れやすい対向部を上止裏面部によって補強でき、この対向部がファスナーテープから剥れることを抑制できる。
本発明のスライドファスナーでは、前記対向部は、前記スライド方向において前記保持部よりも前方に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、スライダーが上止裏面部に当接した状態で上止表面部のうち対向部よりも前記スライド方向において後方に位置する部分をスライダー内に収めることができる。
本発明のスライドファスナーでは、前記ファスナーテープの表面のうち前記保持部が付着された部分に対向する裏面の部分は、露呈していることが好ましい。
このような構成によれば、エレメントが埋め込まれてファスナーテープから剥れにくい箇所である保持部の裏側から上止裏面部をなくすことができ、上止を小型化できる。
本発明のスライドファスナーでは、前記上止表面部は、前記ファスナーテープの幅方向外側に配置された外側面と、前記ファスナーテープの幅方向内側に配置された内側面とを有し、前記上止裏面部は、前記上止表面部の外側面側から前記上止表面部の内側面側に向かって延出して形成され、前記上止裏面部の先端は、前記上止の厚さ方向において前記上止表面部の内側面に沿った位置に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、上止裏面部の先端が、上止の厚さ方向において上止表面部の内側面に沿った位置に配置されているので、ファスナーテープの幅方向において上止表面部および上止裏面部のうちの一方が他方に対して突出した部分が形成されなくなる。このように突出した部分を形成しないので、当該突出した部分に付着されたファスナーテープの部分が上止表面部および上止裏面部の他方に支えられずに剥れてしまうことがなくなる。
本発明のスライドファスナーでは、前記上止裏面部は、その基端側から前記先端側に向かうに従って幅が広くなっていることが好ましい。
このような構成によれば、上止裏面部の先端側は、上止表面部と連続している基端側から離間しているため、上止裏面部の基端側と比べてファスナーテープからの剥れにくさが低下するが、上止裏面部の先端側における幅寸法を大きくしてファスナーテープに対する付着面積を広げることで、上止裏面部の先端側の部分をファスナーテープから剥れにくくできる。
本発明のスライドファスナーでは、前記上止裏面部は、その基端側から前記先端側に向かうに従って前記スライド方向において後方に位置する形状となっていることが好ましい。
このような構成によれば、スライダーがスライドファスナーを閉めるスライド方向に移動され、前記上止裏面部に当接すると、各上止には、そのスライド方向前方側がファスナーテープの幅方向内側に向かうとともに、そのスライド方向後方側がファスナーテープの幅方向外側に向かう回転力が生じて、上止のスライド方向後方側同士でスライダーの案内柱部413を挟み込むので、スライダーのガタツキを抑制できる。
本発明のスライドファスナーでは、前記スライダーは、前記各ファスナーエレメント列の裏面側に配置される下板部を有し、前記上止裏面部は、前記スライド方向において前記下板部の上面に当接可能に対向したストッパー面を有し、前記ストッパー面は、前記下板部の上面に沿った形状とされていることが好ましい。
このような構成によれば、ストッパー面がスライダーの下板部の上面に沿った形状とされているので、ストッパー面の全面を下板部の上面に当接させることができる。このため、スライダーが上止に当たる際の衝撃をストッパー面の全面に分散させることができ、前記ストッパー面の破損などのおそれを低減できる。
本発明のスライドファスナーでは、前記スライダーは、前記各ファスナーエレメント列の表面側に配置される上板部と、前記各ファスナーエレメント列の裏面側に配置される下板部と、前記上板部および前記下板部をつないだ案内柱部とを有し、前記上止表面部の表外面から前記ファスナーテープの裏面までの寸法を寸法Aとし、前記上止表面部の表外面から前記上止裏面部の裏外面までの寸法を寸法Bとし、前記上板部の内面から前記下板部の内面までの寸法を寸法Cとした場合、寸法関係はA<C<Bであることが好ましい。
このような構成によれば、スライダーがファスナーエレメント列の一端部に配置された場合には、上止表面部をスライダーの上板部および下板部間に挿入できるとともに、上止裏面部をスライダーの下板部に当接させて当該スライダーを抜け止めできる。
本発明のスライドファスナーでは、前記上止表面部の外側面は、前記ファスナーテープの幅方向外側に膨出した膨出部を有していることが好ましい。
このような構成によれば、スライドファスナーの閉鎖状態では、上止の膨出部と案内柱部との隙間を狭め、また、膨出部を案内柱部に当接させることができ、これにより、ファスナーテープの幅方向におけるスライダーのガタツキを抑制できる。
さらに、上止表面部および上止裏面部の連続部分も膨出部を含むので、当該連続部分を大きくできて上止の強度を高めることができる。
本発明によれば、ファスナーテープから剥れにくく、かつストッパーとして機能する上止を従来よりも小さくすることができるスライドファスナーを提供できる。
本発明の実施形態に係るスライドファスナーを示す正面図。 前記実施形態に係るスライドファスナーの要部を示す正面図。 前記実施形態に係るスライドファスナーの要部を示す背面図。 図3に示すIV−IV線に沿った断面図。 図3に示すV−V線に沿った断面図。 前記実施形態に係るスライドファスナーの上止およびスライダーを示す正面図。 図6に示す上止およびスライダーを示す背面図。 図6に示す上止およびスライダーを示す断面図。 図8に示すIX−IX線に沿った断面図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係るスライドファスナー1は、第一ファスナーストリンガー2と、第二ファスナーストリンガー3と、第一ファスナーストリンガー2および第二ファスナーストリンガー3にスライド可能に連結されるスライダー4とを備えており、第一ファスナーストリンガー2および第二ファスナーストリンガー3は対をなしている。
なお、各図に示すX,Y,Z方向は互いに直交している。本実施形態では、X方向はスライドファスナー1の長手方向に沿った方向であり、Y方向はスライドファスナー1の幅方向に沿った方向であり、Z方向はスライドファスナー1の厚さ方向に沿った方向である。また、後述するスライド方向とは、第一ファスナーストリンガー2および第二ファスナーストリンガー3に連結されたスライダー4の移動可能方向であり、スライド方向の前方とはスライダー4を移動させることで、ファスナーエレメント列24,34が係合する方向であり、図1に示すX方向の上方である。また、スライド方向の後方とはスライダー4を移動させることで、ファスナーエレメント列24,34が解除する方向であり、図1に示すX方向の下方である。
第一ファスナーストリンガー2は、X方向に延びたファスナーテープ21と、ファスナーテープ21の幅方向外側(図1において右側)における側縁部22に沿ったファスナーエレメント列24とを有している。ファスナーテープ21の側縁部22には、芯紐部23が設けられている。ファスナーエレメント列24は、合成樹脂製の線条ファスナーエレメント25(エレメント)がX方向に沿って複数並んで構成されており、線条ファスナーエレメント25は、縫糸(図示省略)によってファスナーテープ21に縫い付けられている。
ファスナーエレメント列24の図1に示す上端部24A(一端部)には、合成樹脂製の上止26が配置されている。ファスナーエレメント列24の図1に示す下端部24B(他端部)側には、蝶棒28が配置されている。
上止26および蝶棒28は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂が射出成形されることによってそれぞれ構成されている。
上止26は、図2〜図5に示すように、上止表面部261と、上止表面部261に連続した上止裏面部271とを有しており、図5に示すように、ファスナーテープ21の側縁部22を跨いで断面略C字状に形成されている。上止表面部261は、上止裏面部271よりもZ方向における肉厚が厚く形成されている。
上止表面部261は、Z方向において互いに対向した表外面262および表内面263と、表外面262および表内面263の周縁に配置された外側面264、内側面265、上端面266および下端面267とを有している。外側面264および内側面265はY方向において互いに対向して配置されており、外側面264はファスナーテープ21の幅方向外側に配置され、内側面265はファスナーテープ21の幅方向内側に配置されている。上端面266および下端面267はX方向において互いに対向して配置されている。
上止表面部261の表内面263のうち側縁部22よりもファスナーテープ21の幅方向内側に位置する部分は、ファスナーテープ21の表面21Aに付着されている。また、上止表面部261は、ファスナーエレメント列24の上端部24Aを構成している線条ファスナーエレメント25を保持する保持部268と、上止26の厚さ方向において上止裏面部271と対向した対向部269とを有している。保持部268の内部には、前述した線条ファスナーエレメント25が埋め込まれている。対向部269は、図2において保持部268に対してX方向の上方に配置されている。
上止裏面部271は、上止表面部261の表内面263のうち外側面264側上部に連続した基端272側の連続部分273から内側面265側に向かってY方向に沿って延出して形成されている。上止裏面部271の上面274は、上止26の厚さ方向において上止表面部261の上端面266に沿って配置されており、上止裏面部271の先端275は、上止26の厚さ方向において上止表面部261の内側面265に沿った位置に配置されている。また、上止裏面部271の下面は、スライダー4の後述する下板部412の上面412Cに当接するストッパー面276として構成されている。ストッパー面276は、X方向において前述した保持部268よりも上方に
位置している。
この上止裏面部271の裏内面278は、ファスナーテープ21の裏面21Bに付着されている。
さらに、上止裏面部271は、その基端272側から先端275側に向かうに従って幅が広くなっている。これにより、基端272側よりも先端275側のおけるファスナーテープ21への付着面積が拡げられている。
上止表面部261の外側面264には、ファスナーテープ21の幅方向外側に膨出した膨出部264Aが形成されており、この膨出部264Aに前述した連続部分273が配置されている。このため、上止表面部261および上止裏面部271の連続部分273は、ファスナーテープ21の幅方向外側に膨出した膨出部264Aを構成している。
第二ファスナーストリンガー3は、X方向に延びたファスナーテープ31と、ファスナーテープ31の幅方向外側(図1において左側)における側縁部32に沿ったファスナーエレメント列34とを有している。ファスナーテープ31の側縁部32には、芯紐部33が設けられている。ファスナーエレメント列34は、合成樹脂製の線条ファスナーエレメント35(エレメント)がX方向に沿って複数並んで構成されており、線条ファスナーエレメント35は、縫糸(図示省略)によってファスナーテープ31に縫い付けられている。
ファスナーエレメント列34の図1に示す上端部34A(一端部)には、合成樹脂製の上止36が配置されている。ファスナーエレメント列34の図1に示す下端部34B(他端部)側には、箱棒38および箱体39が配置されている。
上止36と、箱棒38および箱体39とは、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂が射出成形されることによってそれぞれ構成されている。
なお、箱棒38および箱体39と前述した蝶棒28とによって開き具が構成されている。
上止36は、図2に示すように、前述した上止26と概略同様であって左右逆向きに構成されているが、上止26よりもX方向における寸法が小さくされている。
この上止36は、図2,3に示すように、上止表面部361と、上止表面部361に連続した上止裏面部371とを有しており、断面略C字状に形成されている。上止表面部361は、上止裏面部371よりもZ方向における肉厚が厚く形成されている。
上止表面部361は、Z方向において互いに対向した表外面362および表内面363と、表外面362および表内面363の周縁に配置された外側面364、内側面365、上端面366および下端面367とを有している。外側面364および内側面365はY方向において互いに対向して配置されており、外側面364はファスナーテープ31の幅方向外側に配置され、内側面365はファスナーテープ31の表面31Aに付着されている。また、上止表面部361は、ファスナーエレメント列34の上端部34Aを構成している線条ファスナーエレメント35を保持する保持部368と、上止36の厚さ方向において上止裏面部371と対向した対向部369とを有している。保持部368の内部には、前述した線条ファスナーエレメント35が埋め込まれている。対向部369は、図2において保持部268に対してX方向の上方に配置されている。
上止裏面部371は、上止表面部361の表内面363のうち外側面364側上部に連続した基端372側の連続部分373から内側面365側に向かってY方向に沿って延出して形成されている。上止裏面部371の上面374は、上止36の厚さ方向において上止表面部361の上端面366に沿って配置されており、上止裏面部371の先端375は、上止36の厚さ方向において上止表面部361の内側面365に沿った位置に配置されている。また、上止裏面部371の下面は、スライダー4の後述する下板部412の上面412Cに当接するストッパー面376として構成されている。ストッパー面376は、X方向において前述した保持部368よりも上方に位置している。
この上止裏面部371の裏内面(図示省略)は、ファスナーテープ31の裏面31Bに付着されている。
さらに、上止裏面部371は、その基端372側から先端375側に向かうに従って幅が広くなっている。これにより、基端372側よりも先端375側のおけるファスナーテープ21への付着面積が拡げられている。
上止表面部361の外側面364には、ファスナーテープ31の幅方向外側に膨出した膨出部364Aが形成されており、この膨出部364Aに前述した連続部分373が配置されている。このため、上止表面部361および上止裏面部371の連続部分373は、ファスナーテープ31の幅方向外側に膨出した膨出部364Aを構成している。
スライダー4は、図6〜図9に示すように、胴体41と、柱42と、引手43とを備えている。柱42は、後述する上板部411の外面411Aに形成されており、この柱42に前述した引手43が取り付けられている。
胴体41は、Z方向においてファスナーエレメント列24,34の表面側に配置される上板部411と、Z方向においてファスナーエレメント列24,34の裏面側に配置される下板部412と、上板部411および下板部412をつないだ案内柱部413とを有している。上板部411の内面411Bおよび下板部412の内面412B間には、ファスナーエレメント列24,34が挿通される挿通溝45が形成されている。
上板部411の上面411Cのうち、図6に示す左右方向における中間位置よりも左側部分は、左下下がりとされた湾曲面によって形成されている。ここで、上止表面部261の上端面266も図6に示すように左下下がりとされた湾曲面によって形成されているので、上止26が挿通溝45に挿入された状態では、上端面266が上面411Cの左側部分に沿った意匠を構成できる。
上板部411の上面411Cのうち、図6に示す左右方向における中間位置よりも右側部分は右下下がりとされた湾曲面によって形成されている。ここで、上止表面部361の上端面366も図6に示すように右下下がりとされた湾曲面によって形成されているので、上止36が挿通溝45に挿入された状態では、上端面366が上面411Cの右側部分に沿った意匠を構成できる。
また、上板部411の幅方向(Y方向)における両縁部にはフランジ411D(図9参照)が形成されている。
下板部412の上面412Cのうち、図7に示す左右方向における中間位置よりも右側部分は右下下がりとされた湾曲面によって形成されている。ここで、上止裏面部271のストッパー面276も図7に示すように右下下がりとされた湾曲面によって形成されているので、上止26が挿通溝45に挿入された状態では、ストッパー面276が下板部412の上面412Cの右側部分に沿って当接する。
上止裏面部271のストッパー面276が下板部412の上面412Cに沿って当接することで、スライダー4とストッパー面276とが当接する際の衝撃をストッパー面276の全面で分散して受けることができ、ストッパー面276の破損などのおそれを低減できる。
下板部412の上面412Cのうち、図7の左右方向における中間位置よりも左側部分は左下下がりとされた湾曲面によって形成されている。ここで、上止裏面部371のストッパー面376も図7に示すように左下下がりとされた湾曲面によって形成されているので、上止36が挿通溝45に挿入された状態では、ストッパー面376が下板部412の上面412Cの左側部分に沿って当接する。
上止裏面部371のストッパー面376が下板部412の上面412Cに沿って当接することで、スライダー4とストッパー面376とが当接する際の衝撃をストッパー面376の全面で分散して受けることができ、ストッパー面376の破損などのおそれを低減できる。
また、下板部412の幅方向(Y方向)における両縁部には、フランジ412D(図8参照)が形成されている。
案内柱部413は、図8に示すように、上板部411および下板部412間の上部であって図8の左右方向における中間位置に形成されている。案内柱部413は、挿通溝45を、ファスナーエレメント列24が挿通する図8において左側の挿通溝45Aとファスナーエレメント列34が挿通する図8において右側の挿通溝45Bとに区画している。
図8に示すように挿通溝45A,45Bに上止26,36がそれぞれ挿入された状態では、案内柱部413と上止26,36との隙間は膨出部264A,364Aによって狭められている。なお、膨出部264A,364Aは案内柱部413に当接していてもよい。これにより、スライダー4の左右方向におけるガタツキは抑制される。
図9に示すように、上止表面部261の表外面262からファスナーテープ21の裏面21BまでのZ方向における寸法(保持部268の表外面からファスナーテープ21の裏面21Bまでの寸法)を寸法Aとし、上止表面部261の表外面262から上止裏面部271の裏外面277までのZ方向における寸法(対向部269の表外面から上止裏面部271の裏外面までの寸法)を寸法Bとし、上板部411の内面411Bから下板部412の内面412BまでのZ方向における寸法を寸法Cとした場合、寸法関係はA<C<Bである。
また、上止表面部261の表外面262からファスナーテープ21の表面21AまでのZ方向における寸法(保持部268の表外面からファスナーテープ21の表面21Aまでの寸法)を寸法A1とし、上止表面部261の表外面262からファスナーテープ21の表面21AまでのZ方向における寸法(対向部269の表外面からファスナーテープ21の表面21Aまでの寸法)を寸法B1とし、上板部411の内面411Bからファスナーテープ21の表面21AまでのZ方向における寸法を寸法C1とした場合、寸法関係はA1=B1<C1である(なお、B1<A1<C1であってもよい)。
さらに、上止裏面部271の裏外面277からファスナーテープ21の裏面21BまでのZ方向における寸法を寸法B2とし、下板部412の内面412Bからファスナーテープ21の裏面21BまでのZ方向における寸法を寸法C2とした場合、寸法関係は、C2<B2である。
なお、上止26の厚さ方向において保持部268(図4参照)に対向する裏面側の部分には後述する変形例におけるスライダー挿入部がないため、当該部分における上止裏面部の厚さ寸法A2は「0」である。また、スライダー挿入部がある場合、寸法関係はA2<C2<B2とされる。
このため、上止裏面部271(371)は、スライダー4のスライド方向において当該スライダー4の下板部412の上面412Cに当接可能に対向し、配置される。
このように寸法関係が設定されているので、上止26の上止表面部261は、挿通溝45Aに挿入され、上止裏面部271のストッパー面276は、下板部412の上面412Cに当接する。また、前述同様に、上止36の上止表面部361は、挿通溝45Bに挿入され、上止裏面部371のストッパー面376は、下板部412の上面412Cに当接する。これらの当接部によってスライダー4が上止26,36よりもスライド方向前方へのスライドが規制され、この規制によってスライダー4が抜け止めされる。
[本実施形態の効果]
(1)前記実施形態では、スライドファスナー1は、ファスナーテープ21,31およびファスナーテープ21,31の側縁部22,32に沿ったファスナーエレメント列24,34を有した一対のファスナーストリンガー2,3と、各ファスナーエレメント列24,34に連結されるスライダー4とを備え、各ファスナーエレメント列24,34の上端部24A,34Aに上止26,36がそれぞれ配置されたスライドファスナー1であって、上止26,36は、上止表面部261,361と、上止表面部261,361に連続した上止裏面部271,371を有し、上止表面部261,361は、ファスナーテープ21,31の表面21A,31Aに付着され、上止裏面部271,371は、ファスナーテープ21,31の裏面21B,31Bに付着され、上止裏面部271,371は、スライダー4のスライド方向において当該スライダー4に当接可能に対向し、配置されることを特徴とする。
上記構成を有するため、上止26,36が、ファスナーテープ21,31の表面21A,31Aおよび裏面21B,31Bに付着された上止表面部261,361および上止裏面部271,371を有しているので、例えば上止裏面部271,371がない上止と比べて、上止26,36をファスナーテープ21,31から剥れにくい構成にできる。また、スライダー4がスライドしてファスナーエレメント列24,34の上端部24A,34Aに配置される場合には、スライド方向においてスライダー4に対向して配置された上止裏面部271,371が当該スライダー4に当接するので、当該スライダー4のスライドを規制できる。このように、上止裏面部271,371の構成によって、ファスナーテープ21,31から剥れにくくでき、かつストッパーとして機能させることができるので、ファスナーテープ21,31から剥れにくくする構成とストッパーとして機能する構成とを別部分で構成する必要がなくなり、上止26,36を小さくすることができる。
(2)上止表面部261,361は、ファスナーエレメント列24,34の上端部24A,34Aを構成する線条ファスナーエレメント25,35が埋め込まれた保持部268,368と、上止26,36の厚さ方向において上止裏面部271,371と対向した対向部269,369とを有し、保持部268,368および対向部269,369は、スライド方向において異なる位置に配置されている。
このため、スライド方向において保持部268,368と異なる位置に配置された対向部269,369の裏側に上止裏面部271,371が対向して配置されるので、線条ファスナーエレメント25,35が埋め込まれた保持部268,368よりもファスナーテープ21,31から剥れやすい対向部269,369を上止裏面部271,371によって補強でき、対向部269,369がファスナーテープ21,31から剥れることを抑制できる。
(3)対向部269,369は、スライダー4のスライド方向において保持部268,368よりも前方に配置されている。
このため、スライダー4が上止裏面部271,371に当接した状態で上止表面部261,361のうち対向部269,369よりも、スライダー4のスライド方向において後方に位置する部分をスライダー4内に収めることができる。
(4)ファスナーテープ21,31の表面21A,31Aのうち保持部268,368が付着された部分に対向する裏面21B,31Bの部分は、露呈している。
このため、線条ファスナーエレメント25,35が埋め込まれてファスナーテープ21,31から剥れにくい箇所である保持部268,368の裏側から上止裏面部271,371をなくすことができ、上止26,36を小型化できる。
(5)上止表面部261,361は、ファスナーテープ21,31の幅方向外側に配置された外側面264,364と、ファスナーテープ21,31の幅方向内側に配置された内側面265,365とを有し、上止裏面部271,371は、上止表面部261,361の外側面264,364側から上止表面部261,361の内側面265,365側に向かって延出して形成され、上止裏面部271,371の先端275,375は、上止26,36の厚さ方向において上止表面部261,361の内側面265,365に沿った位置に配置されている。
このため、上止裏面部271,371の先端275,375が、上止26,36の厚さ方向において上止表面部261,361の内側面265,365に沿った位置に配置されているので、ファスナーテープ21,31の幅方向において上止表面部261,361および上止裏面部271,371のうちの一方が他方に対して突出した部分が形成されなくなる。このように突出した部分を形成しないので、当該突出した部分に付着されたファスナーテープ21,31の部分が上止表面部261,361および上止裏面部271,371の他方に支えられずに剥れてしまうことがなくなる。
(6)上止裏面部271,371は、その基端272,372側から先端275,375側に向かうに従って幅が広くなっている。
このため、上止裏面部271,371の先端275,375側は、上止表面部261,361と連続している基端272,372側から離間しているため、上止裏面部271,371の基端272,372側と比べてファスナーテープ21,31からの剥れにくさが低下するが、上止裏面部271,371の先端275,375側における幅寸法を大きくしてファスナーテープ21,31に対する付着面積を広げることで、上止裏面部271,371の先端275,375側の部分をファスナーテープ21,31から剥れにくくできる。
(7)上止裏面部271,371は、その基端272,372側から先端275,375側に向かうに従ってスライド方向において後方に位置し、図7に示すとおり、スライド方向後方を下方とするなら、下下がりの形状となっている。
このため、スライダー4がスライドファスナー1を閉めるスライド方向に移動され、前記上止裏面部271,371に当接すると、各上止26,36には、そのスライド方向前方側がファスナーテープ21,31の幅方向内側に向かうとともに、そのスライド方向後方側がファスナーテープ21,31の幅方向外側に向かう回転力が生じて、上止26,36の下部同士でスライダー4の案内柱部413を挟み込むので、スライダー4のガタツキを抑制できる。
(8)スライダー4は、各ファスナーエレメント列24,34の裏面側に配置される下板部412を有し、上止裏面部271,371は、スライド方向において下板部412の上面412Cに当接可能に対向したストッパー面276,376を有し、ストッパー面276,376は、下板部412の上面412Cに沿った形状とされている。
このため、ストッパー面276,376がスライダー4の下板部412の上面412Cに沿った形状とされているので、ストッパー面276,376の全面を下板部412の上面412Cに当接させることができる。このため、スライダー4が上止26,36に当たる際の衝撃をストッパー面276,376の全面に分散させることができ、上止26,36の破損を防止できる。
(9)スライダー4は、各ファスナーエレメント列24,34の表面側に配置される上板部411と、各ファスナーエレメント列24,34の裏面側に配置される下板部412と、上板部411および下板部412をつないだ案内柱部413とを有し、上止表面部261,361の表外面262,362からファスナーテープ21,31の裏面21B,31Bまでの寸法を寸法Aとし、上止表面部261,361の表外面262,362から上止裏面部271,371の裏外面277,377までの寸法を寸法Bとし、上板部411の内面411Bから下板部412の内面412Bまでの寸法を寸法Cとした場合、寸法関係はA<C<Bである。
このため、スライダー4がファスナーエレメント列24,34の上端部24A,34Aに配置された場合には、上止表面部261,361をスライダー4の上板部411および下板部412間に挿入できるとともに、上止裏面部271,371をスライダー4の下板部412に当接させて当該スライダー4を抜け止めできる。
(10)上止表面部261,361の外側面264,364は、ファスナーテープ21,31の幅方向外側に膨出した膨出部264A,364Aを有している。
このため、スライドファスナー1の閉鎖状態では、上止26,36の膨出部264A,364Aと案内柱部413との隙間を狭め、また、膨出部264A,364Aを案内柱部413に当接させることができ、これにより、ファスナーテープ21,31の幅方向におけるスライダー4のガタツキを抑制できる。
さらに、上止表面部261,361および上止裏面部271,371の連続部分273,373も膨出部264A,364Aを含むので、当該連続部分273,373を大きくできて上止26,36の強度を高めることができる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、上止裏面部271,371は、基端272,372側から延出し、先端275,375がZ方向において上止表面部261,361の内側面265,365に沿った位置に配置されているが、これに限られない。例えば先端275,375は内側面265,365に対してY方向外側またはY方向内側に配置されていてもよい。
前記実施形態では、上止裏面部271,371はバー状に延びて形成された全体部分でストッパー面276,376を形成しているが、これに限られない。例えば上止裏面部271,371にスライダー4を接近させた際に、挿通溝45A,45Bへの挿入を可能とする肉厚を薄く形成したスライダー挿入部を、前記保持部268,368と対向するファスナーテープ21,31の裏面21B,31B側に設けてもよい。さらに、スライダー挿入部を除く上止裏面部271,371を、スライダー挿入部よりもファスナーテープ21,31の裏面21B,31Bに対して垂直方向に突出させ、突出した当該上止裏面部271,371がスライダー4の下板部412の上面412Cに当接可能にスライド方向において当該上面412Cに対向して配置されていてもよい。また、突出させた当該上止裏面部は、基端272,372寄りに配置されてもよく、また、先端275,375寄りに配置されてもよい。
スライダー挿入部を備えることで、スライダー4を上止26,36に当接させた際に、スライダー挿入部が挿通溝45A,45Bに嵌り込み、上止26,36とスライダー4内部との隙間を小さくすることで、スライドファスナー1の厚さ方向におけるスライダー4のガタツキを抑制できる。
前記実施形態では、上止裏面部271,371は、上止表面部261,361の対向部269,369に対向して配置されているが、これに限られず、例えば上止表面部261,361の保持部268,368にも対向して配置されていてもよい。
前記実施形態では、上止表面部261,361は膨出部264A,364Aを構成しているが、この膨出部264A,364Aを構成していなくてもよい。
前記実施形態では、上止26,36の上端面266,366は、スライダー4の上板部411の上面411Cに沿った湾曲形状とされているが、これに限られずに異なる形状として種々の意匠を構成してもよい。
前記実施形態では、上止26,36は合成樹脂製であるが、これに限られず、例えば金属製であってもよい。
1…スライドファスナー、2,3…ファスナーストリンガー、21,31…ファスナーテープ、21A,31A…表面、21B,31B…裏面、22,32…側縁部、23,33…芯紐部、24,34…ファスナーエレメント列、24A,34A…上端部、24B,34B…下端部、25,35…線条ファスナーエレメント、26,36…上止、261,361…上止表面部、262,362…表外面、263,363…表内面、264,364…外側面、264A,364A…膨出部、265,365…内側面、266,366…上端面、267,367…下端面、268,368…保持部、269,369…対向部、271,371…上止裏面部、272,372…基端、273,373…連続部分、274,374…上面、275,375…先端、276,376…ストッパー面、277,377…裏外面、278…裏内面、28…蝶棒、38…箱棒、39…箱体、4…スライダー、41…胴体、411…上板部、411A…外面、411B,412B…内面、411C,412C…上面、411D,412D…フランジ、412…下板部、413…案内柱部、42…柱、43…引手、45(45A,45B)…挿通溝、A〜C,A1〜C1,A2〜C2…寸法。

Claims (9)

  1. ファスナーテープ(21,31)および前記ファスナーテープ(21,31)の側縁部(22,32)に沿ったファスナーエレメント列(24,34)を有した一対のファスナーストリンガー(2,3)と、前記各ファスナーエレメント列(24,34)に連結されるスライダー(4)とを備え、前記各ファスナーエレメント列(24,34)の一端部(24A,34A)に上止(26,36)がそれぞれ配置されたスライドファスナー(1)であって、
    前記上止(26,36)は、上止表面部(261,361)と、前記上止表面部(261,361)に連続した上止裏面部(271,371)を有し、
    前記上止表面部(261,361)は、前記ファスナーテープ(21,31)の表面(21A,31A)に付着され、
    前記上止裏面部(271,371)は、前記ファスナーテープ(21,31)の裏面(21B,31B)に付着され、
    前記上止裏面部(271,371)は、前記スライダー(4)のスライド方向において前記スライダー(4)に当接可能に対向して配置され
    前記上止表面部(261,361)は、前記ファスナーエレメント列(24,34)の一端部(24A,34A)を構成するエレメント(25,35)が埋め込まれた保持部(268,368)と、前記上止(26,36)の厚さ方向において前記上止裏面部(271,371)と対向した対向部(269,369)とを有し、
    前記保持部(268,368)および前記対向部(269,369)は、前記スライド方向において異なる位置に配置されている
    ことを特徴とするスライドファスナー。
  2. 前記対向部(269,369)は、前記スライド方向において前記保持部(268,368)よりも前方に配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載のスライドファスナー。
  3. 前記ファスナーテープ(21,31)の表面(21A,31A)のうち前記保持部(268,368)が付着された部分に対向する裏面(21B,31B)の部分は、露呈している
    ことを特徴とする請求項に記載のスライドファスナー。
  4. 前記上止表面部(261,361)は、前記ファスナーテープ(21,31)の幅方向外側に配置された外側面(264,364)と、前記ファスナーテープ(21,31)の幅方向内側に配置された内側面(265,365)とを有し、
    前記上止裏面部(271,371)は、前記上止表面部(261,361)の外側面(264,364)側から前記上止表面部(261,361)の内側面(265,365)側に向かって延出して形成され、
    前記上止裏面部(271,371)の先端(275,375)は、前記上止(26,36)の厚さ方向において前記上止表面部(261,361)の内側面(265,365)に沿った位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスライドファスナー。
  5. 前記上止裏面部(271,371)は、その基端(272,372)側から前記先端(275,375)側に向かうに従って幅が広くなっている
    ことを特徴とする請求項に記載のスライドファスナー。
  6. 前記上止裏面部(271,371)は、その基端(272,372)側から前記先端(275,375)側に向かうに従って前記スライド方向において後方に位置する形状となっている
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のスライドファスナー。
  7. 前記スライダー(4)は、前記各ファスナーエレメント列(24,34)の裏面側に配置される下板部(412)を有し、
    前記上止裏面部(271,371)は、前記スライド方向において前記下板部(412)の上面(412C)に当接可能に対向したストッパー面(276,376)を有し、
    前記ストッパー面(276,376)は、前記下板部(412)の上面(412C)に沿った形状とされている
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のスライドファスナー。
  8. 前記スライダー(4)は、前記各ファスナーエレメント列(24,34)の表面側に配置される上板部(411)と、前記各ファスナーエレメント列(24,34)の裏面側に配置される下板部(412)と、前記上板部(411)および前記下板部(412)をつないだ案内柱部(413)とを有し、
    前記上止表面部(261,361)の表外面(262,362)から前記ファスナーテープ(21,31)の裏面(21B,31B)までの寸法を寸法Aとし、前記上止表面部(261,361)の表外面(262,362)から前記上止裏面部(271,371)の裏外面(277,377)までの寸法を寸法Bとし、前記上板部(411)の内面411Bから前記下板部(412)の内面(412B)までの寸法を寸法Cとした場合、寸法関係はA<C<Bである
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスライドファスナー。
  9. 前記上止表面部(261,361)の外側面(264,364)は、前記ファスナーテープ(21,31)の幅方向外側に膨出した膨出部(264A,364A)を有している
    ことを特徴とする請求項に記載のスライドファスナー。
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