JP6894495B2 - センサの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのクランクケースの内部に配置されたセンサの取付構造に関する。
実用新案登録第2510184号公報には、エンジンのクランクケースの下部にセルモータ及びパルスセンサを配置すると共に、側面視で、フライホイールマグネットを覆うファンカバーの内側にパルスセンサを配置することが開示されている。また、特開2014−199040号公報には、クランク軸に同期して回転するクランクパルスロータのリラクタをピックアップで検出し、その検出結果に基づいてクランク角速度を算出し、算出したクランク角速度に基づきエンジンの失火を推測検知(判定)することが開示されている。
ところで、エンジンの失火を精度良く判定するためには、クランクパルスロータ等の被検出部を高精度に検出できるセンサをクランクケースの内部に配置することが望ましい。この場合、当該センサは、被検出部を検出する検出部と、センサをクランクケースの内部に取り付けるための取付部と、検出部が検出した被検出部に応じた信号を外部に出力するためのカプラ部とから構成される。
しかしながら、このように構成することでセンサが大型化し、側面視で、カバーの内側にセンサを配置しようとしても、該センサを配置するスペースを確保することができず、取り付けが困難となる。そこで、センサのサイズに合わせて、カバーの外径を大きくして該センサの取付スペースを確保すると、クランクケースを含めてエンジンが大型化するという問題がある。
また、被検出部を高精度に検出するためには、エンジンの振動や熱等の外乱が存在しても、センサによる被検出部の検出を安定した状態で行えることが望ましい。
そこで、本発明は、エンジンの大型化を回避すると共に、センサによる被検出部の検出を安定した状態で行うことができるセンサの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンのクランクケースの内部に、前記エンジンを搭載する車両の車幅方向に延びるクランク軸と、該クランク軸の一端部に接続される交流発電機と、前記クランク軸と一体に回転する被検出部とが配置され、該被検出部を検出するセンサが前記エンジンに取り付けられ、前記車幅方向の外側から前記交流発電機を覆うカバー部が前記クランクケースに取り付けられた前記エンジンにおけるセンサの取付構造であって、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記クランクケースは、前記クランク軸を中心に、上側クランクケースと下側クランクケースとに、上下に分割して構成される。前記被検出部は、前記クランク軸に連結された前記交流発電機のロータ部と一体に形成される。前記エンジンは、多気筒エンジンであり、前記クランク軸は、少なくとも3つの軸受部によって回転可能に軸支され、且つ、一体成形され、前記エンジンの前方に補機が取り付けられる。前記センサは、前記クランク軸と前記下側クランクケース側の前記クランクケースの下端との間で、側面視で、少なくとも一部が前記補機と重なり、前記補機の上下方向の幅内に配置され、前記クランク軸に対して径方向且つ斜め下方に前記カバー部を貫通した状態で、前記補機から後方に位置するように前記カバー部に取り付けられている。
の特徴;前記センサは、前記クランク軸よりも前方に位置する。この場合、前記クランク軸を挟んで前記センサとは反対側の箇所には、スタータモータと、該スタータモータの回転を減速させて前記クランク軸に伝達するリダクションギアとが配置されている。
の特徴;前記交流発電機における前記車幅方向の外側部分は、開口部として形成される。この場合、前記被検出部は、前記開口部よりも前記車幅方向の内側に設けられている。
の特徴;前記被検出部は、前記クランク軸と一体に回転し、且つ、複数の突起部が周方向に所定間隔で設けられたリング部である。また、前記センサは、前記突起部を検出することにより、クランク角に応じたパルス信号を出力するパルスセンサである。
の特徴;前記エンジンのピストンが圧縮上死点にあるときに、前記パルスセンサの検出部分と、いずれか1つの前記突起部の中央部分とが対向する。
の特徴;前記パルスセンサは、前記カバー部を貫通して前記クランクケースの内部で前記リング部に向かって延び且つ前記突起部を検出する検出部と、該検出部に連接し且つ前記カバー部に固定される取付部と、該取付部から前記クランクケースの外方に延びるカプラ部とから構成される。
の特徴;前記カバー部における前記検出部の貫通部分は、外方に向かって突出する筒状のボス部として形成される。この場合、前記検出部は、前記リング部に向かって前記ボス部を挿通し、前記取付部は、前記ボス部の先端部分で該ボス部に固定される。また、側面視で、前記検出部は、前記カプラ部よりも長く、前記ボス部の外径は、前記検出部の外径の1.5倍以上である。
の特徴;前記取付部は、前記カバー部の外面に接触するフランジ部であり、前記フランジ部は、一点止めにより前記カバー部に固定されている。
の特徴;前記カプラ部は、前記取付部から前記車幅方向の内側に向かって延びている。前記カプラ部にはハーネスが取り付けられている。
10の特徴;前記カバー部は、前記車幅方向の外側から前記交流発電機の外側部分を覆うカバー部材であるか、又は、該カバー部材、及び、前記クランクケースと前記カバー部材との間に介挿されたスペーサから構成される。ここで、前記カバー部が前記カバー部材及び前記スペーサから構成される場合、前記センサは、前記スペーサに取り付けられる。
前述のように、従来の手法では、カバーの内側にセンサを取り付けるために、該カバーを大型化する必要があった。これに対して、本発明の第1の特徴によれば、前記センサが前記カバー部を貫通した状態で該カバー部に取り付けられる。これにより、前記センサの取付スペースを確保するために、前記カバー部の外径を大きくする必要がない。また、前記クランク軸と前記クランクケースの下端との間に収まるように前記センサが配置されているので、該センサの取付スペースを確保するために、前記クランクケースを下方向に大型化することを抑制することができる。この結果、前記クランクケースを含めた前記エンジンの大型化を回避することができる。
さらに、前記センサを固定する前記カバー部が前記クランクケースに取り付けられているので、前記エンジンの振動による前記センサの検出動作への影響を抑えることができる。さらにまた、前記クランク軸と前記クランクケースの下端との間に前記センサが配置されているので、前記センサは、前記エンジンの上方にある熱源としての気筒部の熱影響を受けにくい。これにより、振動や熱等の外乱が存在しても、前記センサによる前記被検出部の検出を安定した状態で行うことができる。また、前記交流発電機は、比較的重量のある重い部品であるため、前記ロータ部には大きな慣性力が働く。そこで、該ロータ部に前記被検出部を一体に形成することにより、該被検出部に発生する振動を小さくすることができる。この結果、前記被検出部の振動による前記センサの検出誤差を小さくすることができる。さらに、少なくとも3つの前記軸受部で前記クランク軸を軸支することにより、該クランク軸の撓みを抑えることができる。また、前記クランク軸を一体成形とすることにより、組み立て式のクランク軸と比較して、該クランク軸に発生する撓みを一層抑えることが可能となる。
さらにまた、前記センサが前記補機から後方に位置するので、前記エンジンが前後方向に大型化することを抑制することができる。この結果、前記車両の走行中、前記補機側からの飛び石等から前記センサを適切に保護することができる。
本発明の第の特徴によれば、前記クランク軸を挟んで、一方に前記センサが配置され、他方に大きな取付スペースが必要な前記リダクションギア及び前記スタータモータが配置される。これにより、前記クランクケースの内部で各部品を効率良く配置することができ、前記エンジンの大型化を抑制することができる。また、前記スタータモータと前記センサとを離して配置することにより、前記スタータモータ内の磁石による磁界が前記センサの検出動作に及ぼす影響を小さくすることができる。
本発明の第の特徴によれば、前記交流発電機における前記車幅方向の外側部分が前記開口部であるため、該交流発電機の磁石が剥き出しになっている。そのため、前記開口部の近傍は、該磁石による磁界の影響が大きい。そこで、前記被検出部を前記開口部よりも前記車幅方向の内側に設けることにより、前記センサの検出動作に及ぼす前記磁界の影響を小さくすることができる。
本発明の第の特徴によれば、前記リング部に設けられた前記突起部を前記パルスセンサで検出することにより、前記クランク角に応じた前記パルス信号を精度良く出力することが可能となる。
本発明の第の特徴によれば、前記ピストンが前記圧縮上死点にあるときに、前記パルスセンサの検出部分と、いずれか1つの前記突起部の中央部分とが対向するので、前記パルス信号に応じた前記クランク角の初期設定を容易に行うことができる。
本発明の第の特徴によれば、前記エンジンを大型化することなく、前記パルスセンサを前記カバー部に好適に固定することが可能となる。
本発明の第の特徴によれば、前記検出部が前記カプラ部よりも長いので、前記ボス部を肉厚にすることにより、前記検出部を保持する部分に対して十分な強度を確保することができる。
本発明の第の特徴によれば、前記フランジ部が前記カバー部に一点止めで固定されるので、前記検出部を前記ボス部に差し込むだけの固定よりも確実に前記センサを前記カバー部に取り付けることが可能となる。
本発明の第の特徴によれば、前記エンジンの前方に配置された前記補機により、前記カプラ部及び前記ハーネスを好適に保護することが可能となる。
本発明の第10の特徴によれば、前記車幅方向の長さが異なるクランク軸に対しても、前記クランクケースと前記カバー部材との間に前記スペーサを設けるだけで、前記カバー部材及び前記クランクケースの大きさを変えることなく、前記センサを容易に取り付けることができる。
本実施形態に係るセンサの取付構造が適用されたエンジンの正面図である。 図1のエンジンの左側面図である。 エンジンからカバー部材を取り外した状態を図示した左側面図である。 ACGを図示したエンジンの左側面図である。 エンジンからカバー部材及びスペーサを取り外した状態を図示した正面図である。 突起部、パルスセンサ及びボス部を拡大して図示した一部断面図である。 クランクケースの内部の主要部分を図示した正面図である。 図2のVIII−VIII線に沿った断面図である。 カバー部材がカバー部であるエンジンの正面図である。
本発明について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[本実施形態の構成]
図1は、本実施形態に係るセンサの取付構造が適用されるエンジン10の正面図である。また、図2は、エンジン10の側面図である。本実施形態では、一例として、エンジン10が車両としての自動二輪車に搭載されるエンジンである場合について説明する。また、エンジン10が搭載される車両に乗車した乗員の見る方向に従って、前後、左右及び上下の方向を説明する。なお、図1、図5、図7及び図9の各正面図は、車両の前方から見たエンジン10又はエンジン10内部の正面図である。そのため、図1、図5、図7及び図9では、矢印に示す車両の左右方向と、紙面の左右方向とが逆向きになっていることに留意されたい。
エンジン10は、クランク軸12(図2〜図4、図7及び図8)が内部に配設されたクランクケース14を有する。クランクケース14は、クランク軸12を車幅方向(左右方向)に配置し、該クランク軸12を中心に分割面16で上下に分割して構成されている。
クランクケース14のうち、上側クランクケース14aには、複数のシリンダボア18が直列に配列された気筒部としてのシリンダブロック20が、上方に延び且つ一体に形成されている。一方、下側クランクケース14bの下方には、オイルパン22が取り付けられている。なお、オイルパン22の底面がクランクケース14の下端となる。なお、図1〜図5及び図8では、シリンダブロック20に対して上方から取り付けられるシリンダヘッド及びシリンダヘッドカバー等の図示を省略している。
図8に示すように、上側クランクケース14a及び下側クランクケース14bから構成されるクランクケース14の内部空間には、クランク軸12が左右方向に延びて配設されている。クランク軸12は、主軸部12a、クランクウェブ12b、バランスウェイト12c及びクランクピン部12dを含み構成される。クランクピン部12dには、コンロッド24を介して、シリンダボア18内で上下方向に変位可能なピストン26が連結されている。
クランク軸12は、一体成形によって構成され、少なくとも3つの軸受部28a〜28cによって回転可能に軸支されている。すなわち、左側の軸受部28aは、上側クランクケース14aから垂下すると共に、下側クランクケース14bから上方に延びて構成されるジャーナル壁であり、主軸部12aの左端部側(一端部側)を軸支する。中央の軸受部28bは、上側クランクケース14aから垂下すると共に、下側クランクケース14bから上方に延びて構成されるジャーナル壁であり、主軸部12aの中央部分を軸支する。右側の軸受部28cは、上側クランクケース14aから垂下すると共に、下側クランクケース14bから上方に延びて構成されるジャーナル壁であり、主軸部12aの右端部側(他端部側)を軸支する。
クランク軸12を構成する主軸部12aの左端部には、交流発電機30(以下、ACG30ともいう。)が連結されている。ACG30は、主軸部12aの左端部にネジ部材32によって略同軸に固定され、該クランク軸12と一体に回転するアウタロータ部30aと、アウタロータ部30aの内方に配置されたインナステータ部30bとを有する。
一方、主軸部12aの右端部には、プライマリドライブギア34が連結されている。プライマリドライブギア34は、減速機構の一部であり、クランク軸12の回転を減速して図示しない後段のメイン軸に伝達する。また、主軸部12aの右端部側には駆動スプロケット36が設けられ、該駆動スプロケット36にカムチェーン38が架け渡されている。これにより、カムチェーン38が架け渡される図示しないカムシャフトを回転させることができる。
ここで、クランクケース14におけるACG30及びその周辺部分の構成について、詳しく説明する。
ACG30において、アウタロータ部30aは、主軸部12aの左端部に連結され、且つ、該左端部を囲繞する有底筒状の形状を有する。アウタロータ部30aの径方向内側には、複数の磁石30cが周方向に所定間隔で配設されている。
クランクケース14の左側面は開口しており、クランク軸12及びACG30が露出している。この開口部分は、カバー部40によって左側から覆われ、該カバー部40は、複数のネジ部材42によってクランクケース14に取り付けられる。カバー部40は、ACG30を左側から全体的に覆うカバー部材40a、及び、カバー部材40aとクランクケース14との間に介挿されたスペーサ40bから構成される。
インナステータ部30bは、ネジ部材44によってカバー部材40aの内面(右側)に取り付けられる。インナステータ部30bには、複数のティース30dが周方向に所定間隔で配設され、各ティース30dにコイル30eが形成された筒状の形状を有する。
従って、クランクケース14の左側面が開放されることにより、ACG30には、磁石30c等が剥き出しの開口部30fが形成される。そこで、クランクケース14の左側面の開口部分をカバー部40で覆うことにより、クランク軸12及びACG30等をクランクケース14の内部に閉塞することができる。
アウタロータ部30aの外周面における左右方向内側(車幅方向内側)には、被検出部としてのリング部46が設けられている。リング部46には、複数の突起部46aが周方向に所定間隔で設けられている。この場合、リング部46は、アウタロータ部30aの一部として、該アウタロータ部30aの外周面に複数の突起部46aを設けて構成されてもよいし、又は、複数の突起部46aが形成されたリング状の部材をアウタロータ部30aの外周面に取り付けて構成されてもよい。要は、クランク軸12の回転に伴ってアウタロータ部30aが回転する際に、該アウタロータ部30aと一体にリング部46が回転できるように構成されていればよい。
さらに、クランクケース14の内部には、リング部46の突起部46a(の回転)を検出するパルスセンサ48が配設されている。パルスセンサ48は、図5及び図7の正面視で、リング部46と対向するように、開口部30fよりも車幅方向内側の位置に配設されている。また、パルスセンサ48は、図2〜図4及び図6の側面視で、アウタロータ部30a及びリング部46の径方向外側にあって、該リング部46と対向するように配設されている。
パルスセンサ48は、クランク軸12の回転に伴ってアウタロータ部30a及びリング部46が一体に回転している場合に、該パルスセンサ48の前方を通過する突起部46aを検出し、該突起部46aに応じたパルスを出力する。すなわち、パルスセンサ48は、突起部46aを検出することにより、クランク軸12のクランク角に応じたパルス信号を出力する。
そして、パルスセンサ48は、クランク軸12とクランクケース14の下端(オイルパン22の底面)との間で、カバー部40を径方向に貫通した状態で該カバー部40に取り付けられている。具体的に、下側クランクケース14bの前方に補機としてのオイルフィルタ50が取り付けられている場合に、図2〜図4に示すように、パルスセンサ48は、側面視で、少なくとも一部がオイルフィルタ50と重なり、且つ、オイルフィルタ50から後方に位置するようにカバー部40に取り付けられる。
すなわち、パルスセンサ48は、図2〜図4の側面視で、クランク軸12の前方且つクランク軸12とクランクケース14の下端との間の位置で、カバー部40を構成するスペーサ40bを径方向に貫通した状態で該スペーサ40bに固定されている。
パルスセンサ48は、スペーサ40bを径方向に貫通し、クランクケース14の内部でリング部46に向かって延びる検出部48aと、該検出部48aの基端部に連接し且つスペーサ40bに固定される取付部としてのフランジ部48bと、該フランジ部48bからクランクケース14の外方に延びるカプラ部48cとから構成される。検出部48aは、円柱状の形状を有し、その先端は、突起部46aを検出するための検出面48dを構成する。
この場合、ピストン26が圧縮上死点にあるときに、検出面48dと、いずれか1つの突起部46aの先端部分(中央部分)とが対向する。すなわち、ピストン26が圧縮上死点にあるときには、検出部48a(の検出面48d)と該突起部46aの中央部分とが中心軸52上で略同軸となるように配置される。
スペーサ40bにおける検出部48aの貫通部分(パルスセンサ48の取付部分)は、径方向外側に向かって突出する筒状のボス部40cとして形成される。この場合、検出部48aは、リング部46に向かってボス部40cを挿通する。また、フランジ部48bは、ボス部40cの先端部分(外面)で外方からボス部40cに面接触した状態で、図示しないネジ部材等により一点止めで該ボス部40cに固定される。カプラ部48cは、フランジ部48bから車幅方向内側に向かってオイルフィルタ50に指向するように延びている。カプラ部48cには、ハーネス54が取り付けられている。
ここで、図6に示すように、中心軸52に沿ったカプラ部48cの全長をaとし、検出部48aの全長をbとし、検出部48aの外径をcとし、ボス部40cのフランジ部48b側の外径をdとする。この場合、検出部48aの全長bは、カプラ部48cの全長aよりも長い(a<b)。また、ボス部40cの外径dは、検出部48aの外径cの1.5倍以上であればよい(d≧1.5c)。
また、クランク軸12及びアウタロータ部30aを挟んでパルスセンサ48とは反対側の箇所、すなわち、パルスセンサ48に対して後方且つ上方の箇所には、スタータモータとしてのセルモータ56と、該セルモータ56の回転を減速させてクランク軸12に伝達するリダクションギア58とが配置されている。なお、リダクションギア58とクランク軸12との間には、該リダクションギア58の回転をクランク軸12に伝達する他のギアがさらに設けられるが、図2〜図4及び図7では、説明の便宜上、他のギアの図示を省略している。
なお、エンジン10内におけるクランク軸12、ACG30、セルモータ56及びリダクションギア58等の作用は、従来のエンジンにおける対応する構成要素と同様であるため、その詳細な説明は、省略する。
[本実施形態の効果]
以上のように構成される本実施形態に係るセンサ(パルスセンサ48)の取付構造について、その効果を以下に説明する。
従来の手法では、カバーの内側にセンサを取り付けるため、該カバーを大型化する必要があった。これに対して、本実施形態では、パルスセンサ48がカバー部40(のスペーサ40b)を貫通した状態で該カバー部40に取り付けられる。これにより、パルスセンサ48の取付スペースを確保するために、カバー部40の外径を大きくする必要がない。また、クランク軸12とクランクケース14の下端(オイルパン22の底面)との間に収まるようにパルスセンサ48が配置されているので、該パルスセンサ48の取付スペースを確保するために、クランクケース14を下方向に大型化することを抑制することができる。この結果、クランクケース14を含めたエンジン10の大型化を回避することができる。
さらに、パルスセンサ48を固定するカバー部40がクランクケース14に取り付けられているので、エンジン10の振動によるパルスセンサ48の検出動作への影響を抑えることができる。さらにまた、クランク軸12とクランクケース14の下端との間にパルスセンサ48が配置されているので、パルスセンサ48は、エンジン10の上方にある熱源としてのシリンダブロック20の熱影響を受けにくい。これにより、振動や熱等の外乱が存在しても、パルスセンサ48によるリング部46の突起部46aの検出を安定した状態で行うことができる。
また、本実施形態では、パルスセンサ48がオイルフィルタ50から後方に位置するので、エンジン10が前後方向に大型化することを抑制することができる。この結果、車両の走行中、オイルフィルタ50側からの飛び石等からパルスセンサ48を適切に保護することができる。
さらに、本実施形態では、クランク軸12を挟んで、一方にパルスセンサ48が配置され、他方に大きな取付スペースが必要なセルモータ56及びリダクションギア58が配置される。これにより、クランクケース14の内部で各部品を効率良く配置することができ、エンジン10の大型化を抑制することができる。また、セルモータ56とパルスセンサ48とを離して配置することにより、セルモータ56内の磁石による磁界がパルスセンサ48の検出動作に及ぼす影響を小さくすることができる。
さらにまた、本実施形態では、ACG30の左側(車幅方向の外側部分)が開口部30fであるため、該ACG30の磁石30c等が剥き出しになっている。そのため、開口部30fの近傍は、該磁石30cによる磁界の影響が大きい。そこで、リング部46を開口部30fよりも車幅方向内側に設けることにより、パルスセンサ48の検出動作に及ぼす磁界の影響を小さくすることができる。
また、本実施形態では、リング部46に設けられた突起部46aをパルスセンサ48で検出することにより、クランク角に応じたパルス信号を精度良く出力することが可能となる。
さらに、本実施形態では、ピストン26が圧縮上死点にあるときに、パルスセンサ48の検出面48dと、いずれか1つの突起部46a(の中央部分である先端部分)とが対向するので、パルス信号に応じたクランク角の初期設定を容易に行うことができる。
さらにまた、本実施形態では、パルスセンサ48は、カバー部40(のスペーサ40b)を貫通してクランクケース14の内部でリング部46に向かって延び且つ突起部46aを検出する検出部48aと、該検出部48aに連接し且つスペーサ40bに固定されるフランジ部48bと、該フランジ部48bからクランクケース14の外方に延びるカプラ部48cとから構成される。これにより、エンジン10を大型化することなく、パルスセンサ48をカバー部40に好適に固定することが可能となる。
また、本実施形態では、図2〜図4の側面視で、検出部48aの全長bがカプラ部48cの全長aよりも長いので(a<b)、ボス部40cを肉厚にすることにより(d≧1.5c)、検出部48aを保持する部分に対して十分な強度を確保することができる。
さらに、本実施形態では、フランジ部48bがカバー部40に一点止めで固定されるので、検出部48aをボス部40cに差し込むだけの固定よりも確実にパルスセンサ48をカバー部40に取り付けることが可能となる。
さらにまた、本実施形態では、カプラ部48cがフランジ部48bから車幅方向内側に向かって延び、カプラ部48cにはハーネス54が取り付けられているので、エンジン10の前方に配置されたオイルフィルタ50により、カプラ部48c及びハーネス54を好適に保護することが可能となる。
また、本実施形態では、ACG30は、比較的重量のある重い部品であるため、アウタロータ部30aには大きな慣性力が働く。そこで、該アウタロータ部30aにリング部46を一体に形成することにより、該リング部46に発生する振動を小さくすることができる。この結果、リング部46の振動によるパルスセンサ48の検出誤差を小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、少なくとも3つの軸受部28a〜28cでクランク軸12を軸支することにより、該クランク軸12の撓みを抑えることができる。また、クランク軸12を一体成形とすることにより、組み立て式のクランク軸と比較して、該クランク軸12に発生する撓みを一層抑えることが可能となる。
さらにまた、本実施形態では、車幅方向の長さが異なるクランク軸12に対しても、クランクケース14とカバー部材40aとの間にスペーサ40bを設けるだけで、カバー部材40a及びクランクケース14の大きさを変えることなく、パルスセンサ48を容易に取り付けることができる。
なお、上記の説明では、カバー部40を構成するカバー部材40aとスペーサ40bとが別体である場合について説明した。本実施形態に係るセンサ(パルスセンサ48)の取付構造では、カバー部材40aとスペーサ40bとを一体に構成しても、上記の各効果が得られることは勿論である。
また、本実施形態に係るセンサ(パルスセンサ48)の取付構造では、図1〜図8の構成に代えて、図9に示すように、カバー部40をカバー部材40aのみで構成することも可能である。この場合、パルスセンサ48は、カバー部材40aを貫通した状態で配設される。このような構成でも、スペーサ40bを介挿させたことによる効果以外の各効果を容易に奏することができる。
さらに、本実施形態において、リング部46は、クランク軸12と一体に回転できればよいので、該リング部46をクランク軸12に設け、該クランク軸12及びリング部46が一体に回転する際に、検出面48dの前方を通過する突起部46aをパルスセンサ48で検出することも可能である。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

Claims (10)

  1. エンジン(10)のクランクケース(14)の内部に、前記エンジン(10)を搭載する車両の車幅方向に延びるクランク軸(12)と、該クランク軸(12)の一端部に接続される交流発電機(30)と、前記クランク軸(12)と一体に回転する被検出部(46)とが配置され、該被検出部(46)を検出するセンサ(48)が前記エンジン(10)に取り付けられ、前記車幅方向の外側から前記交流発電機(30)を覆うカバー部(40)が前記クランクケース(14)に取り付けられた前記エンジン(10)におけるセンサ(48)の取付構造において、
    前記クランクケース(14)は、前記クランク軸(12)を中心に、上側クランクケース(14a)と下側クランクケース(14b)とに、上下に分割して構成され、
    前記被検出部(46)は、前記クランク軸(12)に連結された前記交流発電機(30)のロータ部(30a)と一体に形成され、
    前記エンジン(10)は、多気筒エンジンであり、
    前記クランク軸(12)は、少なくとも3つの軸受部(28a〜28c)によって回転可能に軸支され、且つ、一体成形され、
    前記エンジン(10)の前方に補機(50)が取り付けられ、
    前記センサ(48)は、前記クランク軸(12)と前記下側クランクケース(14b)側の前記クランクケース(14)の下端との間で、側面視で、少なくとも一部が前記補機(50)と重なり、前記補機(50)の上下方向の幅内に配置され、前記クランク軸(12)に対して径方向且つ斜め下方に前記カバー部(40)を貫通した状態で、前記補機(50)から後方に位置するように前記カバー部(40)に取り付けられていることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  2. 請求項記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記センサ(48)は、前記クランク軸(12)よりも前方に位置し、
    前記クランク軸(12)を挟んで前記センサ(48)とは反対側の箇所には、スタータモータ(56)と、該スタータモータ(56)の回転を減速させて前記クランク軸(12)に伝達するリダクションギア(58)とが配置されていることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記交流発電機(30)における前記車幅方向の外側部分は、開口部(30f)として形成され、
    前記被検出部(46)は、前記開口部(30f)よりも前記車幅方向の内側に設けられていることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記被検出部(46)は、前記クランク軸(12)と一体に回転し、且つ、複数の突起部(46a)が周方向に所定間隔で設けられたリング部であり、
    前記センサ(48)は、前記突起部(46a)を検出することにより、クランク角に応じたパルス信号を出力するパルスセンサであることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  5. 請求項記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記エンジン(10)のピストン(26)が圧縮上死点にあるときに、前記パルスセンサ(48)の検出部分(48d)と、いずれか1つの前記突起部(46a)の中央部分とが対向することを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  6. 請求項又は記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記パルスセンサ(48)は、前記カバー部(40)を貫通して前記クランクケース(14)の内部で前記リング部(46)に向かって延び且つ前記突起部(46a)を検出する検出部(48a)と、該検出部(48a)に連接し且つ前記カバー部(40)に固定される取付部(48b)と、該取付部(48b)から前記クランクケース(14)の外方に延びるカプラ部(48c)とから構成されることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  7. 請求項記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記カバー部(40)における前記検出部(48a)の貫通部分は、外方に向かって突出する筒状のボス部(40c)として形成され、
    前記検出部(48a)は、前記リング部(46)に向かって前記ボス部(40c)を挿通し、
    前記取付部(48b)は、前記ボス部(40c)の先端部分で該ボス部(40c)に固定され、
    側面視で、前記検出部(48a)は、前記カプラ部(48c)よりも長く、前記ボス部(40c)の外径(d)は、前記検出部(48a)の外径(c)の1.5倍以上であることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  8. 請求項又は記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記取付部(48b)は、前記カバー部(40)の外面に接触するフランジ部であり、
    前記フランジ部(48b)は、一点止めにより前記カバー部(40)に固定されていることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  9. 請求項のいずれか1項に記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記カプラ部(48c)は、前記取付部(48b)から前記車幅方向の内側に向かって延び、
    前記カプラ部(48c)にハーネス(54)が取り付けられていることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載のセンサ(48)の取付構造において、
    前記カバー部(40)は、前記車幅方向の外側から前記交流発電機(30)の外側部分を覆うカバー部材(40a)であるか、又は、該カバー部材(40a)、及び、前記クランクケース(14)と前記カバー部材(40a)との間に介挿されたスペーサ(40b)から構成され、
    前記カバー部(40)が前記カバー部材(40a)及び前記スペーサ(40b)から構成される場合、前記センサ(48)は、前記スペーサ(40b)に取り付けられることを特徴とするセンサ(48)の取付構造。
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