JP6894027B1 - 車両用シート傾動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造で、より大きくシートを傾斜させることができ、キャビン内における左右方向の居住性を向上できる車両用シート傾動装置を提供する。【解決手段】車両用シート傾動装置1は、左右方向に並んで配置されたシート10と、シート10が固定されたシート固定フロア20と、を備える。シート固定フロア20をロール方向に傾動するロール方向駆動装置30、及びシート固定フロア20をピッチ方向に傾動するピッチ方向駆動装置40を制御する制御部50は、車両100の左右旋回時に、シート固定フロア20が旋回方向に傾斜するようにロール方向駆動装置30を制御し、車両100の加速時に、シート固定フロア20が前方に傾斜するようにピッチ方向駆動装置40を制御し、車両100の減速時に、シート固定フロア20が後方に傾斜するようにピッチ方向駆動装置40を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動運転車両などに搭載される車両用シート傾動装置に関する。
常時または一時的に、アクセル・ブレーキ及び転舵操作等の運転操作を代行する自動運転車両においては、乗員が車両の運転に全く関与しない時間が生じる場合がある。乗員が車両の運転に全く関与しない、いわゆる自動走行時の場合、乗員は、車両の状態や車両外部の環境の状態に対する注意が希薄になる。そのため、自動走行時において、乗員は、ブレーキ操作や転蛇操作などにより生じる車両挙動の変化を予期できず、車両挙動の変化によって生じる慣性力に対して、体が大きく振られやすい。これにより、自動運転車両の乗り心地が低下するという課題があった。
そこで、例えば、特許文献1には、左右旋回時における車両の乗り心地を向上させた車両用シートが開示されている。特許文献1に記載の車両用シートは、シートをフロア部に対して左右に傾動可能に連結することにより、車両走行時における車体の捩り変形に伴って、座席本体の振幅が増加することを抑制し、左右旋回時における車両の乗り心地を向上させている。
特開2009−23510号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用シートは、車体の車幅方向中心線を介してキャビン内の左右両側に設置されており、各々の車両用シートが独立してフロア部に対して左右に傾動する。そのため、左右に並んだ車両用シートの間に、例えばフロア部から上方に突出したセンターコンソール等が配置されている場合、車両用シートがフロア部に対して左右に大きく傾動するとセンターコンソール等と干渉する虞があるので、車両用シートを大きく傾斜させることができない、という課題があった。また、車両用シートを大きく傾斜させるためには、左右に並んだ車両用シートそれぞれを、センターコンソール等から所定距離以上離隔して配置しなければならず、キャビン内における左右方向の居住性が低下してしまう、という課題があった。
本発明は、簡素な構造で、より大きくシートを傾斜させることができ、また、キャビン内における左右方向の居住性を向上できる車両用シート傾動装置を提供する。
本発明は、車両のキャビン内に左右方向に並んで配置された、乗員着座用の複数のシートと、
前記キャビンのフロア部に設けられ、前記複数のシートが固定されたシート固定フロアと、
前記シート固定フロアをロール方向に傾動するロール方向駆動装置と、
前記シート固定フロアをピッチ方向に傾動するピッチ方向駆動装置と、
前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置を制御する制御部と、を備えた車両用シート傾動装置であって、
前記制御部は、
前記車両の左右旋回時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部のフロア面に対して旋回方向に傾斜するように前記ロール方向駆動装置を制御し、
前記車両の加速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して前方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御し、
前記車両の減速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して後方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御するものである。
本発明によれば、1つのシート固定フロアの傾動によって、左右方向に並んで配置された複数のシートを傾斜させることができるので、簡素な構造で、より大きくシートを傾斜させることができる。また、左右方向に並んで配置された複数のシートを、左右方向で互いに近接して配置することができるので、キャビン内における左右方向の居住性を向上できる。
本発明の一実施形態の車両用シート傾動装置が設置された車両におけるキャビンの平面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び前席シートの正面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び前席シートの側面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置の前席シートの部分正面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び右側の前席シートの部分平面図である。 図5の底面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び後席シートの正面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び後席シートの側面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置の後席シートの部分正面図である。 図1に示す車両用シート傾動装置及び後席シートの部分平面図である。 図10の底面図である。 図1に示す前席シートを乗員が後方に向かって着座する状態にしたときの車両キャビンの平面図である。
以下、本発明の車両用シート傾動装置の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、車両の乗員から見た方向に従い記載し、また、図面には、前方をFr、後方をRe、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、ピッチ方向をPi、ロール方向をRo、として示す。また、左右方向を車幅方向ともいう。
<車両用シート傾動装置の全体構造>
図1、図2及び図7に示すように、車両用シート傾動装置1は、車両100のキャビン110内に設けられている。車両100は、乗員によるアクセル・ブレーキ及び転舵操作等の運転操作を代行する自動運転が可能となっている。また、車両100は、乗員の運転操作によって運転する手動運転も可能となっている。
車両用シート傾動装置1は、車両100のキャビン110内に左右方向すなわち車幅方向に並んで配置された、乗員着座用の複数のシート10と、キャビン110のフロア部111に設けられ、複数のシート10が固定されたシート固定フロア20と、シート固定フロア20をロール方向に傾動するロール方向駆動装置30と、シート固定フロア20をピッチ方向に傾動するピッチ方向駆動装置40と、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を制御する制御部50と、を備える。
シート10は、車両のキャビン110内に左右方向に並んで配置された2つの前席シート11と、前席シート11の後方に左右方向に並んで配置された2つの後席シート12と、により構成される。左右の後席シート12の間には、中央シート13が設けられている(図7参照)。
シート固定フロア20は、ピッチ方向に傾動するピッチ方向傾動フロア21と、ロール方向に傾動するロール方向傾動フロア22と、を有する。ピッチ方向傾動フロア21は、略矩形状であり、ロール方向傾動フロア22は、上方から見て、ピッチ方向傾動フロア21の外周を取り囲むように設けられている。シート10は、ピッチ方向傾動フロア21に固定されている。
本実施形態では、シート固定フロア20は、前席シート11が固定された前席シート固定フロア20Aと、後席シート12が固定された後席シート固定フロア20Bと、を有する。
前席シート固定フロア20Aは、ピッチ方向に傾動する前席ピッチ方向傾動フロア21Aと、ロール方向に傾動する前席ロール方向傾動フロア22Aと、を有する。前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、略矩形状であり、前席ロール方向傾動フロア22Aは、上方から見て、前席ピッチ方向傾動フロア21Aの外周を取り囲むように設けられている。左右方向に並んで配置された2つの前席シート11は、前席ピッチ方向傾動フロア21Aに固定されている。
後席シート固定フロア20Bは、ピッチ方向に傾動する後席ピッチ方向傾動フロア21Bと、ロール方向に傾動する後席ロール方向傾動フロア22Bと、を有する。後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、略矩形状であり、後席ロール方向傾動フロア22Bは、上方から見て、後席ピッチ方向傾動フロア21Bの外周を取り囲むように設けられている。後席シート12は、後席ピッチ方向傾動フロア21Bに固定されている。
ロール方向駆動装置30は、前席シート固定フロア20Aをロール方向に傾動する前席ロール方向駆動装置30Aと、後席シート固定フロア20Bをロール方向に傾動する後席ロール方向駆動装置30Bと、を有する。
ピッチ方向駆動装置40は、前席シート固定フロア20Aをピッチ方向に傾動する前席ピッチ方向駆動装置40Aと、後席シート固定フロア20Bをピッチ方向に傾動する後席ピッチ方向駆動装置40Bと、を有する。
<前席シート固定フロアの傾動>
次に、図2〜図6を参照しながら、前席シート固定フロア20Aが傾動する機構について説明する。
図2に示すように、前席ロール方向傾動フロア22Aは、左右方向において前席ロール方向傾動フロア22Aの略中央、かつ上下方向においてフロア部111のフロア面111aよりも上方でフロア部111に軸支された前後方向に延びる前席ロール方向回転軸60A(ロール方向回転軸60)に固定されている。
図3に示すように、前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、前後方向において前席ピッチ方向傾動フロア21Aの後端部21aと略同位置で、前席ロール方向傾動フロア22Aに軸支された左右方向に延びる前席ピッチ方向回転軸70A(ピッチ方向回転軸70)に固定されている。本実施形態では、前席ピッチ方向回転軸70A(ピッチ方向回転軸70)は、前席シート11の後方で、前席ロール方向傾動フロア22Aのフロア面の下方に配置されている。
図3及び図5に示すように、前席ピッチ方向駆動装置40Aは、前席ロール方向傾動フロア22Aに取り付けられている。前席ピッチ方向駆動装置40Aは、サーボモータ41A、ウォームギヤ機構42A及びボールねじ機構43Aを備える。前席ピッチ方向駆動装置40Aは、サーボモータ41Aの正逆回転駆動力を、ウォームギヤ機構42A及びボールねじ機構43Aを介して前席ピッチ方向傾動フロア21Aに伝達することにより、前席ピッチ方向傾動フロア21Aをピッチ方向に傾動させる。本実施形態では、前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、前端部から下方に円弧状に延びるレバー部材23Aを有する。前席ピッチ方向傾動フロア21Aのレバー部材23Aは、ボールねじ機構43Aのナット部材44Aと係合している。そして、前席ピッチ方向傾動フロア21Aのレバー部材23Aは、ボールねじ機構43Aのナット部材44Aとともに上下方向に駆動する。したがって、前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、前席ピッチ方向駆動装置40Aによって、図3の矢印A2で示すように、前席ピッチ方向回転軸70Aを中心にピッチ方向に傾動する。
図4及び図6に示すように、前席ロール方向駆動装置30Aは、フロア部111に取り付けられている。前席ロール方向駆動装置30Aは、サーボモータ31A、ウォームギヤ機構32A及びボールねじ機構33Aを備える。前席ロール方向駆動装置30Aは、サーボモータ31Aの正逆回転駆動力を、ウォームギヤ機構32A及びボールねじ機構33Aを介して前席ロール方向傾動フロア22Aに伝達することにより、前席ロール方向傾動フロア22Aをロール方向に傾動させる。本実施形態では、前席ロール方向傾動フロア22Aは、ボールねじ機構33Aのナット部材34Aと係合している。そして、前席ロール方向傾動フロア22Aは、ボールねじ機構33Aのナット部材34Aとともに左右方向に駆動する。したがって、前席ロール方向傾動フロア22Aは、前席ロール方向駆動装置30Aによって、図2及び図4の矢印A1で示すように、前席ロール方向回転軸60Aを中心にロール方向に傾動する。
このとき、前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、前席ロール方向傾動フロア22Aに軸支された左右方向に延びる前席ピッチ方向回転軸70A(ピッチ方向回転軸70)に固定されており、前席ピッチ方向駆動装置40Aは、前席ロール方向傾動フロア22Aに取り付けられているので、前席ロール方向駆動装置30Aがロール方向に傾動すると、前席ピッチ方向傾動フロア21Aも、前席ロール方向駆動装置30Aと一体にロール方向に傾動する。したがって、前席ロール方向駆動装置30Aによって、前席ロール方向傾動フロア22A及び前席ピッチ方向傾動フロア21Aが一体にロール方向に傾動する。このように、前席ピッチ方向駆動装置40A及び前席ロール方向駆動装置30Aを駆動させることによって、前席ピッチ方向傾動フロア21Aは、ピッチ方向及びロール方向に傾動する。これにより、前席ピッチ方向傾動フロア21Aに固定され、左右方向に並んで配置された2つの前席シート11は、前席ピッチ方向傾動フロア21Aとともにピッチ方向及びロール方向に傾動する。
このように、1つの前席シート固定フロア20Aの傾動によって、左右方向に並んで配置された複数の前席シート11を傾斜させることができる。このため、左右方向に並んで複数の前席シート11の間に、例えばフロア部111から上方に突出したセンターコンソール等が配置されている場合であっても、前席シート固定フロア20Aが傾動するので、センターコンソール等も左右方向に並んで配置された複数の前席シート11とともに傾動させることができる。したがって、左右方向に並んで配置された複数の前席シート11が傾動する際に、センターコンソール等と干渉する虞がない。これにより、前席シート11を大きく傾斜させることができる、また、前席シート11を大きく傾斜させるために、左右方向に並んで配置された前席シート11それぞれを、センターコンソール等から所定距離以上離隔して配置する必要がなく、左右方向で互いに近接して配置することができるので、キャビン110内における左右方向の居住性を向上できる。
また、前席シート固定フロア20Aは、前席ロール方向駆動装置30Aによって、前席ロール方向傾動フロア22A及び前席ピッチ方向傾動フロア21Aが一体にロール方向に傾動し、前席ピッチ方向駆動装置40Aによって、前席ピッチ方向傾動フロア21Aがピッチ方向に傾動するので、簡素な構造で、前席シート固定フロア20Aをピッチ方向及びロール方向に傾動できる。
さらに、前席ロール方向傾動フロア22Aは、前席ロール方向回転軸60Aを中心にロール方向に傾動する。そして、前席ロール方向回転軸60Aは、左右方向において前席ロール方向傾動フロア22Aの略中央、かつ上下方向においてフロア部111のフロア面111aよりも上方でフロア部111に軸支され、前後方向に延びているので、前席シート固定フロア20Aがロール方向に傾動し、前席シート固定フロア20Aの左右方向の一端部が下方に変位する際、該一端部は、より車幅方向中央側へと変位しながら下方に変位する。例えば、図4に示すように、前席シート固定フロア20Aがロール方向に傾動し、前席シート固定フロア20Aの右端部が下方に変位する際、前席ロール方向回転軸60Aがフロア部111のフロア面111aよりも上方に位置しているため、前席ロール方向回転軸60Aがフロア面111aと上下方向において略同位置である場合や、前席ロール方向回転軸60Aがフロア面111aよりも下方に位置している場合と比べて、前席シート固定フロア20Aの右端部は、より車幅方向中央側へと変位しながら下方に変位する。これにより、前席シート固定フロア20Aがロール方向に傾動し、前席シート固定フロア20Aの左右方向の一端部が下方に変位するように傾斜した際に、前席シート固定フロア20Aに固定された前席シート11の上端10aが車幅方向の外側に変位することを低減できる。
<後席シート固定フロアの傾動>
次に、図7〜図11を参照しながら、後席シート固定フロア20Bが傾動する機構について説明する。
図7に示すように、後席ロール方向傾動フロア22Bは、左右方向において後席ロール方向傾動フロア22Bの略中央、かつ上下方向においてフロア部111のフロア面111aよりも上方でフロア部111に軸支された前後方向に延びる後席ロール方向回転軸60B(ロール方向回転軸60)に固定されている。
図8に示すように、後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、前後方向において後席ピッチ方向傾動フロア21Bの前端部21bと略同位置で、後席ロール方向傾動フロア22Bに軸支された左右方向に延びる後席ピッチ方向回転軸70B(ピッチ方向回転軸70)に固定されている。本実施形態では、後席ピッチ方向回転軸70B(ピッチ方向回転軸70)は、後席シート12の前方で、後席ロール方向傾動フロア22Bのフロア面の下方に配置されている。
図8及び図10に示すように、後席ピッチ方向駆動装置40Bは、後席ロール方向傾動フロア22Bに取り付けられている。後席ピッチ方向駆動装置40Bは、サーボモータ41B、ウォームギヤ機構42B及びボールねじ機構43Bを備える。後席ピッチ方向駆動装置40Bは、サーボモータ41Bの正逆回転駆動力を、ウォームギヤ機構42B及びボールねじ機構43Bを介して後席ピッチ方向傾動フロア21Bに伝達することにより、後席ピッチ方向傾動フロア21Bをピッチ方向に傾動させる。本実施形態では、後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、後端部から下方に円弧状に延びるレバー部材23Bを有する。後席ピッチ方向傾動フロア21Bのレバー部材23Bは、ボールねじ機構43Bのナット部材44Bと係合している。そして、後席ピッチ方向傾動フロア21Bのレバー部材23Bは、ボールねじ機構43Bのナット部材44Bとともに上下方向に駆動する。したがって、後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、後席ピッチ方向駆動装置40Bによって、図8の矢印B2で示すように、後席ピッチ方向回転軸70Bを中心にピッチ方向に傾動する。
図9及び図11に示すように、後席ロール方向駆動装置30Bは、フロア部111に取り付けられている。後席ロール方向駆動装置30Bは、サーボモータ31B、ウォームギヤ機構32B及びボールねじ機構33Bを備える。後席ロール方向駆動装置30Bは、サーボモータ31Bの正逆回転駆動力を、ウォームギヤ機構32B及びボールねじ機構33Bを介して後席ロール方向傾動フロア22Bに伝達することにより、後席ロール方向傾動フロア22Bをロール方向に傾動させる。本実施形態では、後席ロール方向傾動フロア22Bは、ボールねじ機構33Bのナット部材34Bと係合している。そして、後席ロール方向傾動フロア22Bは、ボールねじ機構33Bのナット部材34Bとともに左右方向に駆動する。したがって、後席ロール方向傾動フロア22Bは、後席ロール方向駆動装置30Bによって、図7及び図9の矢印B1で示すように、後席ロール方向回転軸60Bを中心にロール方向に傾動する。
このとき、後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、後席ロール方向傾動フロア22Bに軸支された左右方向に延びる後席ピッチ方向回転軸70B(ピッチ方向回転軸70)に固定されており、後席ピッチ方向駆動装置40Bは、後席ロール方向傾動フロア22Bに取り付けられているので、後席ロール方向駆動装置30Bがロール方向に傾動すると、後席ピッチ方向傾動フロア21Bも、後席ロール方向駆動装置30Bと一体にロール方向に傾動する。したがって、後席ロール方向駆動装置30Bによって、後席ロール方向傾動フロア22B及び後席ピッチ方向傾動フロア21Bが一体にロール方向に傾動する。このように、後席ピッチ方向駆動装置40B及び後席ロール方向駆動装置30Bを駆動させることによって、後席ピッチ方向傾動フロア21Bは、ピッチ方向及びロール方向に傾動する。これにより、後席ピッチ方向傾動フロア21Bに固定され、左右方向に並んで配置された2つの後席シート12は、後席ピッチ方向傾動フロア21Bとともにピッチ方向及びロール方向に傾動する。
このように、1つの後席シート固定フロア20Bの傾動によって、左右方向に並んで配置された複数の後席シート12を傾斜させることができる。このため、左右方向に並んで複数の後席シート12の間に、中央シート13が配置されている場合であっても、後席シート固定フロア20Bが傾動するので、中央シート13も左右方向に並んで配置された複数の後席シート12とともに傾動させることができる。したがって、左右方向に並んで配置された複数の後席シート12が傾動する際に、中央シート13と干渉する虞がない。これにより、後席シート12を大きく傾斜させることができる、また、後席シート12を大きく傾斜させるために、左右方向に並んで配置された後席シート12それぞれを、中央シート13から所定距離以上離隔して配置する必要がなく、左右方向で互いに近接して配置することができるので、キャビン110内における左右方向の居住性を向上できる。
また、後席シート固定フロア20Bは、後席ロール方向駆動装置30Bによって、後席ロール方向傾動フロア22B及び後席ピッチ方向傾動フロア21Bが一体にロール方向に傾動し、後席ピッチ方向駆動装置40Bによって、後席ピッチ方向傾動フロア21Bがピッチ方向に傾動するので、簡素な構造で、前席シート固定フロア20Aをピッチ方向及びロール方向に傾動できる。
さらに、後席ロール方向傾動フロア22Bは、後席ロール方向回転軸60Bを中心にロール方向に傾動する。そして、後席ロール方向回転軸60Bは、左右方向において後席ロール方向傾動フロア22Bの略中央、かつ上下方向においてフロア部111のフロア面111aよりも上方でフロア部111に軸支され、前後方向に延びているので、後席シート固定フロア20Bがロール方向に傾動し、後席シート固定フロア20Bの左右方向の一端部が下方に変位する際、該一端部は、より車幅方向中央側へと変位しながら下方に変位する。例えば、図9に示すように、後席シート固定フロア20Bがロール方向に傾動し、後席シート固定フロア20Bの右端部が下方に変位する際、後席ロール方向回転軸60Bがフロア部111のフロア面111aよりも上方に位置しているため、後席ロール方向回転軸60Bがフロア面111aと上下方向において略同位置である場合や、後席ロール方向回転軸60Bがフロア面111aよりも下方に位置している場合と比べて、後席シート固定フロア20Bの右端部は、より車幅方向中央側へと変位しながら下方に変位する。これにより、後席シート固定フロア20Bがロール方向に傾動し、後席シート固定フロア20Bの左右方向の一端部が下方に変位するように傾斜した際に、後席シート固定フロア20Bに固定された後席シート12の上端10aが車幅方向の外側に変位することを低減できる。
このように、シート10は、車両のキャビン110内に左右方向に並んで配置された複数の前席シート11と、前席シート11の後方に配置された後席シート12と、を有し、シート固定フロア20は、前席シート11が固定された前席シート固定フロア20Aと、後席シート12が固定された後席シート固定フロア20Bと、を有しており、シート固定フロア20が前席用と後席用とに分割されているので、シート固定フロア20を小型化でき、また、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を小型化できる。さらに、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を配置する位置の自由度が向上するので、スペースを効率的に活用してロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を配置できる。
また、前席シート固定フロア20Aを駆動する前席ロール方向駆動装置30A及び前席ピッチ方向駆動装置40Aをキャビン110の前方に配置でき、後席シート固定フロア20Bを駆動する後席ロール方向駆動装置30B及び後席ピッチ方向駆動装置40Bをキャビン110の後方に配置できるので、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bの一方を駆動する際に生じる音や振動が、他方に伝達するのを低減できる。さらに、キャビン110を大きくすることができ、キャビン110内における居住性を向上できる。
<シート固定フロアの駆動制御>
制御部50は、車両100の左右旋回時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して旋回方向に傾斜するように前席ロール方向駆動装置30A及び後席ロール方向駆動装置30Bを制御する。具体的には、制御部50は、車両100の左旋回時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して左端部が下方、右端部が上方にとなるように傾斜するように前席ロール方向駆動装置30A及び後席ロール方向駆動装置30Bを制御し、車両100の右旋回時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して右端部が下方、左端部が上方にとなるように傾斜するように前席ロール方向駆動装置30A及び後席ロール方向駆動装置30Bを制御する。
制御部50は、車両100の加速時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して前方に傾斜するように前席ピッチ方向駆動装置40A及び後席ピッチ方向駆動装置40Bを制御し、車両100の減速時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して後方に傾斜するように前席ピッチ方向駆動装置40A及び後席ピッチ方向駆動装置40Bを制御する。具体的には、制御部50は、車両100の加速時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して前端部が下方、後端部が上方となるように傾斜するように前席ピッチ方向駆動装置40A及び後席ピッチ方向駆動装置40Bを制御し、車両100の減速時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bが、フロア部111に対して後端部が下方、前端部が上方となるように傾斜するように前席ピッチ方向駆動装置40A及び後席ピッチ方向駆動装置40Bを制御する。
これにより、車両100の左右旋回時に、シート固定フロア20(前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20B)が、フロア部111のフロア面111aに対して旋回方向に傾斜し、車両100の加速時に、シート固定フロア20(前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20B)が、フロア部111のフロア面111aに対して前方に傾斜し、車両100の減速時に、シート固定フロア20(前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20B)が、フロア部111のフロア面111aに対して後方に傾斜するので、車両100の左右旋回時及び加減速時に、シート固定フロア20に固定された複数のシート10(前席シート11及び後席シート12)が、シート10に着座した乗員に生じる慣性力を打ち消す方向に傾斜する。これにより、シート10に対する乗員の前後方向及び左右方向の揺動を軽減でき、シート10に着座した乗員の乗り心地を向上させることができる。
また、前席ピッチ方向回転軸70Aと後席ピッチ方向回転軸70Bとを近い位置に配置することができるので、前席シート固定フロア20Aと後席シート固定フロア20Bとが、ピッチ方向に傾動した場合でも、前席シート固定フロア20Aと後席シート固定フロア20Bとの間で生じる段差を小さくすることができ、キャビン110内における居住性を向上できる。さらに、前席ピッチ方向回転軸70A及び後席ピッチ方向回転軸70Bを、いずれも前後方向において車両100の中央近傍に配置することができるので、車両100の加減速時に、前席シート固定フロア20A及び後席シート固定フロア20Bがピッチ方向に傾動した際、乗員に与える違和感を軽減できる。
制御部50は、車両100が自動運転時である場合、車両100を今後どのように制御する計画であるかの情報である自動運転制御計画情報と、外界認識によって車両100が今後どのような挙動をするかを推定した情報である車両挙動推定情報と、に基づいて、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40をフィードフォワード制御する。
これにより、シート固定フロア20が、車両挙動に対して時間差で傾動することを防止できる。したがって、車両挙動に対して時間差でシート10が傾動することによる不快感や車酔いを防止しつつ、シート10に着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の揺動を軽減できる。
また、制御部50は、車両100が乗員の操作によって運転されている手動運転時の場合、シート固定フロア20がフロア部111に対して傾斜しないように、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を制御する。
これにより、車両100を運転する乗員は、車両100の挙動を正確に把握することができ、安全な運転操作を行うことができる。
<シートサスペンション装置>
前席シート11及び後席シート12の各シート10は、シートサスペンション装置80を介してシート固定フロア20に固定されている。本実施形態では、シートサスペンション装置80は、振動を吸収してシート10に伝達する振動を低減するとともに、シート10のキャビン110内における高さを調整できる、空気ばねである。空気ばねは、例えば、横からの推力も支持できるダイアフラム式であり、図示しない空気圧ポンプ、空気圧調整バルブ、補助空気室、可変絞り機構、シート高検出センサー等を備える。
従来技術では、シート下に設けられたシート傾動装置によって、各シートを個別に傾動させていた。したがって、シート下にシート傾動装置が設けられるため、シート下のスペースの都合上、シート下にシートサスペンション装置80を設置することは困難であった。
本実施形態では、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40を、上下方向から見てシート10の座面中央部分からずれた位置に設けることができるので、シート10の下にシートサスペンション装置80を容易に設置することができる。
また、本実施形態によれば、車両100の左右旋回時及び加減速時において、シート10に着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の慣性力は、シート固定フロア20の傾動によって打ち消されるので、乗員に生じる荷重は上下方向に統合される。これにより、空気ばねであるシートサスペンション装置80によって、路面からの高周波振動を含む振動を効果的に吸収することができるので、車両100の左右旋回時及び加減速時における乗り心地が向上する。
さらに、シートサスペンション装置80は空気ばねであるので、空気ばねによって、シート10のキャビン110内における高さを調整できる。これにより、シート10に着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の揺動の大きさに影響されることなく、キャビン110内におけるシート10の高さを目標位置に調整することができる。
<レッグレスト及びフットレスト>
シート10には、レッグレスト15及びフットレスト16が設けられている。車両100が自動運転している場合、レッグレスト15は、シート10に着座した乗員のふくらはぎを載せることができる位置に配置され、フットレスト16は、シート10に着座した乗員の足裏を載せることができる位置に配置される(図3及び図8の実線参照)。一方、車両100が乗員の操作によって運転されている場合、レッグレスト15及びフットレスト16は、シート10の下部に収納される(図3及び図8の破線参照)。
これにより、車両100が自動運転している場合、レッグレスト15及びフットレスト16によって、シート10に着座した乗員の足や腰への負担を緩和させることができる。一方、車両100が乗員の操作によって運転されている場合、レッグレスト15及びフットレスト16は、シート10の下部に収納されるので、レッグレスト15及びフットレスト16が運転操作の妨げとならないようにすることができる。
<回転対座>
図2〜図6に示すように、前席シート11は、シート回転機構81を介して前席シート固定フロア20Aに固定されている。前席シート11は、シート回転機構81によって、前席シート固定フロア20A上で各々回転可能であり、乗員が前方に向かって着座する状態と、乗員が後方に向かって着座する状態と、を選択可能である。
したがって、図12に示すように、前席シート11は、車両100の自動運転時等に、乗員が後方に向かって着座することができる。前席シート11を乗員が後方に向かって着座する状態とすることで、キャビン110内で前席シート11に着座した乗員と後席シート12に着座した乗員とが対面した状態で時間を過ごすことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、自動運転及び手動運転の双方が可能な車両100に車両用シート傾動装置1を適用した例を示したが、自動運転のみが可能な車両に車両用シート傾動装置1を適用してもよいし、手動運転のみが可能な車両に車両用シート傾動装置1を適用してもよい。
また、例えば、本実施形態では、ロール方向駆動装置30及びピッチ方向駆動装置40は、サーボモータ、ウォームギヤ機構及びボールねじ機構を備えるものしたが、油圧機構、ワイヤ機構、等その他の機構を備えるものとしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、シートサスペンション装置80は、空気ばねであるものとしたが、シートサスペンション装置80は、空気ばねに限らず、磁力によるばね装置であってもよいし、アクティブに制振制御可能な、電動や液圧によるアクチュエータであってもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 車両(車両100)のキャビン(キャビン110)内に左右方向に並んで配置された、乗員着座用の複数のシート(シート10)と、
前記キャビンのフロア部(フロア部111)に設けられ、前記複数のシートが固定されたシート固定フロア(シート固定フロア20)と、
前記シート固定フロアをロール方向に傾動するロール方向駆動装置(ロール方向駆動装置30)と、
前記シート固定フロアをピッチ方向に傾動するピッチ方向駆動装置(ピッチ方向駆動装置40)と、
前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置を制御する制御部(制御部50)と、を備えた車両用シート傾動装置(車両用シート傾動装置1)であって、
前記制御部は、
前記車両の左右旋回時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部のフロア面(フロア面111a)に対して旋回方向に傾斜するように前記ロール方向駆動装置を制御し、
前記車両の加速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して前方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御し、
前記車両の減速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して後方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御する、車両用シート傾動装置。
(1)によれば、車両の左右旋回時に、シート固定フロアが、フロア部のフロア面に対して旋回方向に傾斜し、車両の加速時に、シート固定フロアが、フロア部のフロア面に対して前方に傾斜し、車両の減速時に、シート固定フロアが、フロア部のフロア面に対して後方に傾斜するので、車両の左右旋回時及び加減速時に、シート固定フロアに固定された複数のシートが、シートに着座した乗員に生じる慣性力の方向と逆方向に傾斜する。これにより、シートに着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の揺動を軽減でき、シートに着座した乗員の乗り心地を向上させることができる。
さらに、1つのシート固定フロアの傾動によって、左右方向に並んで配置された複数のシートを傾斜させることができるので、簡素な構造で、より大きくシートを傾斜させることができる。これにより、簡素な構造で、シートに着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の揺動をより軽減できる。また、左右方向に並んで配置された複数のシートを、左右方向で互いに近接して配置することができるので、キャビン内における左右方向の居住性を向上できる。
(2) (1)に記載の車両用シート傾動装置であって、
前記シート固定フロアは、ピッチ方向に傾動するピッチ方向傾動フロア(ピッチ方向傾動フロア21)と、ロール方向に傾動するロール方向傾動フロア(ロール方向傾動フロア22)と、を有し、
上方から見て、前記ロール方向傾動フロアは、前記ピッチ方向傾動フロアの外周を取り囲むように設けられており、
前記シートは、前記ピッチ方向傾動フロアに固定されており、
前記ロール方向傾動フロアは、左右方向において前記ロール方向傾動フロアの略中央、かつ上下方向において前記フロア部の前記フロア面よりも上方で前記フロア部に軸支された前後方向に延びるロール方向回転軸(ロール方向回転軸60)に固定されており、
前記ピッチ方向傾動フロアは、前後方向において前記ピッチ方向傾動フロアの前端部または後端部と略同位置で、前記ロール方向傾動フロアに軸支された左右方向に延びるピッチ方向回転軸(ピッチ方向回転軸70)に固定されており、
前記ロール方向駆動装置によって、前記ロール方向傾動フロア及び前記ピッチ方向傾動フロアが一体に、前記ロール方向回転軸を中心にロール方向に傾動し、
前記ピッチ方向駆動装置によって、前記ピッチ方向傾動フロアが前記ピッチ方向回転軸を中心にピッチ方向に傾動する、車両用シート傾動装置。
(2)によれば、シート固定フロアは、ピッチ方向に傾動するピッチ方向傾動フロアと、ロール方向に傾動するロール方向傾動フロアと、を有し、上方から見て、ロール方向傾動フロアは、ピッチ方向傾動フロアの外周を取り囲むように設けられており、ロール方向駆動装置によって、ロール方向傾動フロア及びピッチ方向傾動フロアが一体にロール方向に傾動し、ピッチ方向駆動装置によって、ピッチ方向傾動フロアがピッチ方向に傾動するので、簡素な構造で、シート固定フロアをピッチ方向及びロール方向に傾動できる。
さらに、ロール方向傾動フロアは、左右方向においてロール方向傾動フロアの略中央、かつ上下方向においてフロア部のフロア面よりも上方でフロア部に軸支された前後方向に延びるロール方向回転軸に固定されており、ロール方向駆動装置によって、ロール方向傾動フロア及びピッチ方向傾動フロアが一体に、ロール方向回転軸を中心にロール方向に傾動するので、シート固定フロアがロール方向に傾動し、シート固定フロアの左右方向の一端部が下方に変位する際、該一端部は、より車幅方向中央側へと変位しながら下方に変位する。これにより、シート固定フロアがロール方向に傾動し、シート固定フロアの左右方向の一端部が下方に変位するように傾斜した際に、シート固定フロアに固定されたシートの上端が車幅方向の外側に変位することを低減できる。
(3) (1)または(2)に記載の車両用シート傾動装置であって、
前記シートは、シートサスペンション装置(シートサスペンション装置80)を介して前記シート固定フロアに固定されており、
前記シートサスペンション装置は、路面からの上下方向の振動を吸収するとともに、前記シートの前記キャビン内における高さを調整できる、空気ばねである、車両用シート傾動装置。
(3)によれば、車両の左右旋回時及び加減速時において、シートに着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の慣性力は、シート固定フロアの傾動によって打ち消されるので、乗員に生じる荷重は上下方向に統合される。これにより、空気ばねであるサスペンション装置によって、路面からの高周波振動を含む振動を効果的に吸収することができるので、車両の左右旋回時及び加減速時における乗り心地が向上する。
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載の車両用シート傾動装置であって、
前記車両は、自動運転可能であり、
前記制御部は、前記車両の自動運転時における自動運転制御計画情報と、外界認識による車両挙動推定情報と、に基づいて、前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置をフィードフォワード制御する、車両用シート傾動装置。
(4)によれば、車両は、自動運転可能であり、制御部は、車両の自動運転時における自動運転制御計画情報と、外界認識による車両挙動推定情報と、に基づいて、ロール方向駆動装置及びピッチ方向駆動装置をフィードフォワード制御するので、シート固定フロアが、車両挙動に対して時間差で傾動することを防止できる。これにより、車両挙動に対して時間差でシートが傾動することによる不快感や車酔いを防止しつつ、シートに着座した乗員に生じる前後方向及び左右方向の揺動を軽減できる。
(5) (1)〜(4)のいずれかに記載の車両用シート傾動装置であって、
前記車両が乗員の操作によって運転されている場合、前記制御部は、前記シート固定フロアが前記フロア部に対して傾斜しないように、前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置を制御する、車両用シート傾動装置。
(5)によれば、車両が乗員の操作によって運転されている場合、制御部は、シート固定フロアがフロア部に対して傾斜しないように、ロール方向駆動装置及びピッチ方向駆動装置を制御するので、車両を運転する乗員は、車両の挙動を正確に把握することができ、安全な運転操作を行うことができる。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の車両用シート傾動装置であって、
前記車両は、自動運転可能であり、
前記シートには、レッグレスト(レッグレスト15)及びフットレスト(フットレスト16)が設けられており、
前記車両が自動運転している場合、前記レッグレストは、該シートに着座した乗員のふくらはぎを載せることができる位置に配置され、前記フットレストは、該シートに着座した前記乗員の足裏を載せることができる位置に配置され、
前記車両が前記乗員の操作によって運転されている場合、前記レッグレスト及び前記フットレストは、前記シートの下部に収納される、車両用シート傾動装置。
(6)によれば、車両は、自動運転可能であり、シートには、レッグレスト及びフットレストが設けられており、車両が自動運転している場合、レッグレストは、該シートに着座した乗員のふくらはぎを載せることができる位置に配置され、フットレストは、該シートに着座した乗員の足裏を載せることができる位置に配置されるので、シートに着座した乗員の足や腰への負担を緩和させることができる。一方、車両が乗員の操作によって運転されている場合、レッグレスト及びフットレストは、シートの下部に収納されるので、レッグレスト及びフットレストが運転操作の妨げとならないようにすることができる。
(7) (1)〜(6)のいずれかに記載の車両用シート傾動装置であって、
前記シートは、前記シート固定フロア上で回転可能であり、乗員が前方に向かって着座する状態と、乗員が後方に向かって着座する状態と、を選択可能である、車両用シート傾動装置。
(7)によれば、シートは、シート固定フロア上で回転可能であり、乗員が前方に向かって着座する状態と、乗員が後方に向かって着座する状態と、を選択可能であるので、車両の自動運転時等に、乗員が後方に向かって着座することができる。
1 車両用シート傾動装置
10 シート
11 前席シート
12 後席シート
15 レッグレスト
16 フットレスト
20 シート固定フロア
21 ピッチ方向傾動フロア
22 ロール方向傾動フロア
30 ロール方向駆動装置
40 ピッチ方向駆動装置
50 制御部
60 ロール方向回転軸
70 ピッチ方向回転軸
80 シートサスペンション装置
100 車両
110 キャビン
111 フロア部
111a フロア面

Claims (7)

  1. 車両のキャビン内に左右方向に並んで配置された、乗員着座用の複数のシートと、
    前記キャビンのフロア部に設けられ、前記複数のシートが固定されたシート固定フロアと、
    前記シート固定フロアをロール方向に傾動するロール方向駆動装置と、
    前記シート固定フロアをピッチ方向に傾動するピッチ方向駆動装置と、
    前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置を制御する制御部と、を備えた車両用シート傾動装置であって、
    前記制御部は、
    前記車両の左右旋回時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部のフロア面に対して旋回方向に傾斜するように前記ロール方向駆動装置を制御し、
    前記車両の加速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して前方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御し、
    前記車両の減速時に、前記シート固定フロアが、前記フロア部の前記フロア面に対して後方に傾斜するように前記ピッチ方向駆動装置を制御する、車両用シート傾動装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記シート固定フロアは、ピッチ方向に傾動するピッチ方向傾動フロアと、ロール方向に傾動するロール方向傾動フロアと、を有し、
    上方から見て、前記ロール方向傾動フロアは、前記ピッチ方向傾動フロアの外周を取り囲むように設けられており、
    前記シートは、前記ピッチ方向傾動フロアに固定されており、
    前記ロール方向傾動フロアは、左右方向において前記ロール方向傾動フロアの略中央、かつ上下方向において前記フロア部の前記フロア面よりも上方で前記フロア部に軸支された前後方向に延びるロール方向回転軸に固定されており、
    前記ピッチ方向傾動フロアは、前後方向において前記ピッチ方向傾動フロアの前端部または後端部と略同位置で、前記ロール方向傾動フロアに軸支された左右方向に延びるピッチ方向回転軸に固定されており、
    前記ロール方向駆動装置によって、前記ロール方向傾動フロア及び前記ピッチ方向傾動フロアが一体に、前記ロール方向回転軸を中心にロール方向に傾動し、
    前記ピッチ方向駆動装置によって、前記ピッチ方向傾動フロアが前記ピッチ方向回転軸を中心にピッチ方向に傾動する、車両用シート傾動装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記シートは、シートサスペンション装置を介して前記シート固定フロアに固定されており、
    前記シートサスペンション装置は、路面からの上下方向の振動を吸収するとともに、前記シートの前記キャビン内における高さを調整できる、空気ばねである、車両用シート傾動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記車両は、自動運転可能であり、
    前記制御部は、前記車両の自動運転時における自動運転制御計画情報と、外界認識による車両挙動推定情報と、に基づいて、前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置をフィードフォワード制御する、車両用シート傾動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記車両が乗員の操作によって運転されている場合、前記制御部は、前記シート固定フロアが前記フロア部に対して傾斜しないように、前記ロール方向駆動装置及び前記ピッチ方向駆動装置を制御する、車両用シート傾動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記車両は、自動運転可能であり、
    前記シートには、レッグレスト及びフットレストが設けられており、
    前記車両が自動運転している場合、前記レッグレストは、該シートに着座した乗員のふくらはぎを載せることができる位置に配置され、前記フットレストは、該シートに着座した前記乗員の足裏を載せることができる位置に配置され、
    前記車両が前記乗員の操作によって運転されている場合、前記レッグレスト及び前記フットレストは、前記シートの下部に収納される、車両用シート傾動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用シート傾動装置であって、
    前記シートは、前記シート固定フロア上で回転可能であり、乗員が前方に向かって着座する状態と、乗員が後方に向かって着座する状態と、を選択可能である、車両用シート傾動装置。
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