JP6891868B2 - メタン製造装置、および、メタン製造方法 - Google Patents
メタン製造装置、および、メタン製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6891868B2 JP6891868B2 JP2018218007A JP2018218007A JP6891868B2 JP 6891868 B2 JP6891868 B2 JP 6891868B2 JP 2018218007 A JP2018218007 A JP 2018218007A JP 2018218007 A JP2018218007 A JP 2018218007A JP 6891868 B2 JP6891868 B2 JP 6891868B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- heat medium
- methane production
- methane
- production apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
図1は、第1実施形態におけるメタン製造装置1Aの概略構成を示した説明図である。メタン製造装置1Aは、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)とからメタンを製造する装置であって、定常運転時において、メタン化触媒を活性温度に維持するための熱エネルギーを、外部から投入せずにメタネーション反応の反応熱を利用するように構成されている。メタン製造装置1Aは、第1反応器10と、第2反応器20と、CO2供給源30と、水素供給源40と、原料ガス流路50と、反応混合ガス流路60と、生成ガス流路70と、熱媒体流路80と、調量弁82と、制御部90と、を備えている。第1実施形態では、「炭化水素製造装置」としてのメタン製造装置1Aは、「炭化水素化合物」としてのメタンを製造するとしているが、本実施形態は、メタン以外の炭化水素化合物を製造する炭化水素製造装置にも適用可能である。例えば、「炭化水素化合物」としてのエタンやプロパンなどの炭素と水素とから構成される化合物やメタノールなどの主に炭素と水素とから構成される化合物を製造する「炭化水素製造装置」にも適用可能である。
中間流路80bは、第1反応器10の熱媒体出口17と、第2反応器20の熱媒体入口26とに接続し、第1反応器10から排出される熱媒体を第2反応器20の内部流路25に供給する。第2反応器20の内部流路25に供給される熱媒体は、第2反応器20の触媒21と熱交換を行う。
流出流路80cは、第2反応器20の熱媒体出口27に接続し、第2反応器20から排出される熱媒体をメタン製造装置1Aの外部の熱活用先に供給する。
分流流路80dは、中間流路80bに接続し、中間流路80bを流れる熱媒体の一部を熱活用先に供給する。
なお、第1実施形態のメタン製造装置1Aは、メタンを製造するとしているが、「炭化水素製造装置」が製造する炭化水素化合物は、メタンだけでなく、例えば、エタンやプロパンなどの炭素と水素とから構成される化合物や、メタノールなどの主に炭素と水素とを含む化合物を含んでもよい。
図2は、第2実施形態におけるメタン製造装置1Bの概略構成を示した説明図である。第2実施形態のメタン製造装置1Bは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、制御部90と調量弁84と分析計85とを備える点が異なる。
分析計85は、生成ガス流路70に設けられ、熱媒体出口27から排出される生成ガス中のCO2濃度とメタン濃度とを計測する。
制御部90は、メタン製造装置1Bの始動後(t=0[sec])において、最初に、分析計85によって時刻tにおける生成ガス流路70内のCO2濃度XCO2(t)とメタン濃度XCH4(t)とを計測する(ステップS11)。計測されたCO2濃度XCO2(t)とメタン濃度XCH4(t)とは、制御部90に出力される。
Ctot(t) = XCH4(t)/[XCH4(t)+XCO2(t)] ・・・(1)
制御部90が転化率Ctot(t)は目標転化率CTarget以下であると判定すると、ステップS14において、制御部90は、調量弁84の絞り量ξ1が増加するよう調量弁84を制御する。これにより、調量弁84を流れる熱媒体の流量は時刻tより以前に比べ減少する一方、分流流路80dによって熱活用先に供給される熱媒体の量は時刻tより以前に比べ増加する。すなわち、第2反応器20の内部流路25を流れる熱媒体の流量は、減少する。
図4は、第3実施形態におけるメタン製造装置1Cの概略構成を示した説明図である。第3実施形態のメタン製造装置1Cは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、調量弁84と熱電対18、28とを備える点が異なる。
図5は、第4実施形態におけるメタン製造装置1Dの概略構成を示した説明図である。第4実施形態のメタン製造装置1Dは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、熱電対86a、86bを備える点が異なる。
制御部90は、メタン製造装置1Dの始動後(t=0[sec])において、最初に、熱電対86a、86bによって時刻tにおける流入流路80aを流れる熱媒体の温度T1(t)と流出流路80cを流れる熱媒体の温度T2(t)とを計測する(ステップS21)。計測された熱媒体の温度T1(t)、T2(t)は、制御部90に出力される。
Rtot(t) = Cp×ρ×Q1×[T2(t)-T1(t)] ・・・(2)
なお、Cpは、熱媒体の比熱であって、ρは、熱媒体の密度であって、Q1は、時刻tにおける流入流路80aでの熱媒体の流量である。
制御部90が熱回収量Rtot(t)は目標熱回収量RTarget以下であると判定すると、ステップS24において、制御部90は、調量弁82の絞り量ξ2が減少するよう調量弁82を制御する。これにより、分流流路80dを流れる熱媒体の流量は増加するため、第1反応器10を流れる熱媒体の流量は時刻tより以前に比べ増加する。
制御部90が熱回収量Rtot(t)は目標熱回収量RTargetより大きいと判定すると、ステップS25において、制御部90は、調量弁82の絞り量ξ2が増加するよう調量弁82を制御する。これにより、分流流路80dを流れる熱媒体の流量は減少するため、第1反応器10を流れる熱媒体の流量は時刻tより以前に比べ減少する。
図7は、第5実施形態におけるメタン製造装置1Eの概略構成を示した説明図である。第5実施形態のメタン製造装置1Eは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、調量弁84と、分析計85と、熱電対86a、86bとを備える点が異なる。
メタン製造装置1Eの始動後(t=0[sec])において、最初に、分析計85によって時刻tにおける生成ガス流路70内のCO2濃度XCO2(t)とメタン濃度XCH4(t)とを計測する(ステップS11)。次に、制御部90は、式(3)によって、時刻tのメタンへの転化率Ctot(t)を算出する(ステップS12)。
Ctot(t) = XCH4(t)/[XCH4(t)+XCO2(t)] ・・・(3)
Rtot(t) = Cp×ρ×Q1×[T2(t)-T1(t)] ・・・(4)
図9は、第6実施形態におけるメタン製造装置1Fの概略構成を示した説明図である。第6実施形態のメタン製造装置1Fは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、第2反応器20の熱媒体入口の数と、第2反応器20における熱媒体が流れる方向と反応混合ガスが流れる方向との関係と、が異なる。
分流流路80dは、中間流路80bと、第2反応器20の熱媒体入口26aとは異なる熱媒体入口26bと、に接続している。分流流路80dは、中間流路80bを流れる熱媒体の一部を、熱媒体入口26bを経由して内部流路25に供給する。
図10は、第7実施形態におけるメタン製造装置1Gの概略構成を示した説明図である。第7実施形態のメタン製造装置1Gは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、熱媒体流路80が分流流路80eを含む点と、第2反応器20の熱媒体出口の数と、が異なる。
流出流路80cは、第2反応器20の熱媒体出口27aに接続し、第2反応器20から熱媒体出口27aを経由して排出される熱媒体を熱活用先に供給する。
分流流路80eは、第2反応器20の熱媒体出口27aとは異なる熱媒体出口27bと、流出流路80cと、に接続している。分流流路80eは、第2反応器20から熱媒体出口27bを経由して排出される熱媒体の一部を、流出流路80cを流れる熱媒体に合流させる。
図11は、第8実施形態におけるメタン製造装置1Hの概略構成を示した説明図である。第8実施形態のメタン製造装置1Hは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、熱媒体流路80が冷却部61、71を含む点が異なる。
供給流路80fは、熱媒体を圧送可能なポンプ89aと、冷却部71とに接続し、ポンプ89aが圧送する熱媒体を冷却部71に供給する。冷却部71では、ポンプ89aによって供給される熱媒体によって生成ガスが冷却され、生成ガスからH2Oを分離する。
接続流路80gは、冷却部71と、冷却部61とに接続し、冷却部71から排出される熱媒体を冷却部61に供給する。冷却部61では、冷却部71から供給される熱媒体によって反応混合ガスが冷却され、反応混合ガスからH2Oを分離する。
流入流路80aは、冷却部61と、第1反応器10の熱媒体入口16とに接続し、冷却部61から排出される熱媒体を第1反応器10に供給する。
図12は、第9実施形態におけるメタン製造装置1Iの概略構成を示した説明図である。第9実施形態のメタン製造装置1Iは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、熱媒体流路80が冷却部61、71を含む点が異なる。
供給流路80hは、熱媒体を圧送可能なポンプ89bと、冷却部61とに接続し、ポンプ89bが圧送する熱媒体を冷却部61に供給する。冷却部61では、ポンプ89bによって供給される熱媒体によって反応混合ガスが冷却され、反応混合ガスからH2Oを分離する。
接続流路80gは、冷却部71と、流入流路80aとに接続し、冷却部71から排出される熱媒体を、流入流路80aを流れる熱媒体に合流させる。
図13は、第10実施形態におけるメタン製造装置1Jの概略構成を示した説明図である。第10実施形態のメタン製造装置1Jは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、第2反応器20の形状が異なる。
図14は、第11実施形態におけるメタン製造装置1Kの概略構成を示した説明図である。第11実施形態のメタン製造装置1Kは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、第1反応器10の触媒の量と第2反応器20の触媒の量とが異なる。
図15は、第12実施形態におけるメタン製造装置1Lの概略構成を示した説明図である。第12実施形態のメタン製造装置1Lは、第1実施形態のメタン製造装置1A(図1)と比較すると、調量弁82を備えておらず、二つの熱媒体流路87、88を備える点が異なる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上述の実施形態では、「炭化水素製造装置」としてのメタン製造装置は、「炭化水素化合物」としてのメタンを製造するとした。しかしながら、炭化水素製造装置が製造する炭化水素化合物は、メタンだけでなく、例えば、エタンやプロパンなどの炭素と水素とから構成される化合物や、メタノールなどの主に炭素と水素とから構成される化合物を含んでもよい。
上述の実施形態のメタン製造装置は、二つの反応器10、20を備えているものとした。しかし、メタン製造装置は、反応器を三つ以上備えていてもよい。この場合、熱媒体流路80は、いずれか一つ以上の反応器の熱を他の一つ以上の反応器に供給するように構成されていれば、反応器に供給されるガスの予熱や触媒の加熱のために投入される外部エネルギーを低減させることができる。なお、最も下流側の反応器に熱が供給されるように構成されることが好ましい。最も下流側の反応器の反応量が低下すると全体の転化率が低下するためである。
第1実施形態のメタン製造装置1Aでは、調量弁82は、分流流路80dに設けられるとした。第2実施形態のメタン製造装置1Bでは、調量弁84は、流出流路80cに設けられるとした。しかし、第1実施形態では、調量弁は、流出流路80cに設けられてもよいし、第2実施形態では、調量弁は、分流流路80dに設けられてもよい。調量弁を流出流路または分流流路のいずれか一方に設けることによって、流出流路または分流流路のいずれか他方の流量が決定されるためである。また、第3実施形態のメタン製造装置1Cでは、調量弁84は、流出流路80cに設けられるとしたが、分流流路80dに設けられてもよい。また、第4実施形態のメタン製造装置1Dでは、調量弁82は、分流流路80dに設けられるとしたが、流出流路80cに設けられてもよい。
第5実施形態のメタン製造装置1Eでは、分析計85が計測する生成ガス流路70内のCO2濃度とメタン濃度とを用いて転化率を向上し、熱電対86a、86bが計測する熱媒体の温度を用いて熱エネルギーの回収量を増大するとした。しかしながら、第1反応器10に設けられる熱電対18が計測する触媒11の各部位の温度と、第2反応器20に設けられる熱電対28が計測する触媒21の各部位の温度と、を用いて転化率を向上し、熱電対86a、86bが計測する熱媒体の温度を用いて熱エネルギーの回収量を増大するとしてもよい。この場合、熱電対18、28は分析計85に比べ安価であるため、炭化水素製造装置の製造コストを低減することができる。
第6実施形態のメタン製造装置1Fでは、第2反応器20は、二つの熱媒体入口26a、26bを有するとした。また、第7実施形態のメタン製造装置1Gでは、第2反応器20は、二つの熱媒体入口26a、26bを有するとした。第2反応器20は、二つの熱媒体入口と二つの熱媒体出口を有してもよい。また、熱媒体入口または熱媒体出口の数は三つ以上であってもよい。
第11実施形態のメタン製造装置1Kでは、第2反応器20の触媒21の量が第1反応器10の触媒11の量に比べ多いとしている。この場合、触媒の量を多くするため、触媒が有する担持体への触媒の担持量を多くしてもよい。
第12実施形態のメタン製造装置1Lは、それぞれ別のポンプが接続する二つの熱媒体流路87、88を備えるとした。しかしながら、二つの熱媒体流路87、88に接続する一つのポンプを備えてもよい。この場合、二つの熱媒体流路87、88を流れる熱媒体の流量を、第2反応器20を流れる熱媒体の流量が第1反応器10を流れる熱媒体の流量に比べ少なくなるよう制御することによって、メタン装置全体の転化率の向上と熱エネルギーの回収量の増大とを両立することができる。
第1実施形態のメタン製造装置1Aでは、第1反応器10を流れる熱媒体は、第2反応器20の流入する前に分流するとした。しかしながら、第1反応器10において、原料ガスの流通方向において相対的に上流側の熱媒体の流量を、前記原料ガスの流通方向において相対的に下流側の熱媒体の流量より少なくしてもよい。
これらの構成によれば、第1反応器10のガスの入口では、原料ガスは、自身の反応熱によって十分に昇温されるため、メタネーション反応が促進される。したがって、メタンへの転化率をさらに向上することができる。
第1実施形態のメタン製造装置1Aは、熱媒体流路80を流通する熱媒体としてオイルを例示している。しかし、熱媒体は、オイルに限定されず、例えば、溶融塩、ガスなどであってもよい。また、第1実施形態のメタン製造装置1Aは、触媒11、21の代わりに、高級炭化水素およびアルコール生成触媒(Fe系触媒、その他、CuやCo等でも可)を反応器10、20の内部に備えていてもよい。
10…第1反応器
11、21…触媒
12、22…ガス入口
13、23…ガス出口
15、25…内部流路
16、16a、16b、26、26a、26b…熱媒体入口
17、17a、17b、27、27a、27b…熱媒体出口
18、28、86a、86b…熱電対
20…第2反応器
30…CO2供給源
40…水素供給源
41…水素供給流路
42…マスフローコントローラ
50…原料ガス流路
51…流量計
60…反応混合ガス流路
61、71…冷却部
70…生成ガス流路
80、87、88…熱媒体流路
80a、87a、88a…流入流路
80b…中間流路
80c、87b、88b…流出流路
80d、80e…分流流路
80f、80h…供給流路
80g…接続流路
83、89a、89b…ポンプ
82、84…調量弁
85…分析計
87c…第1ポンプ
88c…第2ポンプ
90…制御部
Claims (14)
- メタン製造装置であって、
触媒を収容し、供給源から供給された原料ガスを用いてメタンを生成する第1反応器と、
触媒を収容し、前記第1反応器で生成されたメタンを含む反応混合ガスを用いてメタンを生成する第2反応器と、
前記第2反応器の少なくとも一部において、前記第2反応器の触媒と熱交換する熱媒体の流量が前記第1反応器の触媒と熱交換する熱媒体の流量より少なくなるように、前記第1反応器と前記第2反応器とに熱媒体を供給する熱媒体供給部と、を備え、
前記第1反応器は、熱媒体の入口が、前記第1反応器における原料ガスの流通方向において相対的に下流側に設けられており、熱媒体の出口が、前記第1反応器における原料ガスの流通方向において相対的に上流側に設けられている、
メタン製造装置。 - 請求項1に記載のメタン製造装置は、さらに、
前記熱媒体供給部が前記第1反応器と前記第2反応器とに供給する熱媒体の流量を制御する流量制御部を備える、
メタン製造装置。 - 請求項2に記載のメタン製造装置であって、
前記流量制御部は、前記メタン製造装置におけるメタン化合物への転化率が所定の転化率より大きくなるように、前記第2反応器で生成されたメタン化合物を含む生成ガス中の組成、または、前記触媒の温度分布を用いて、前記第2反応器の触媒と熱交換する熱媒体の流量を制御する、
メタン製造装置。 - 請求項2または請求項3に記載のメタン製造装置であって、
前記流量制御部は、前記メタン製造装置における熱媒体による熱の回収量が所定の回収量より大きくなるように、前記メタン製造装置に供給される熱媒体の温度と前記メタン製造装置から排出される熱媒体の温度との温度差を用いて、前記第1反応器の触媒と熱交換する熱媒体の流量を制御する、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記第1反応器では、前記原料ガスの流通方向において相対的に上流側の熱媒体の流量は、前記原料ガスの流通方向において相対的に下流側の熱媒体の流量より少ない、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記第2反応器では、前記反応混合ガスの流通方向において相対的に上流側の熱媒体の流量は、前記反応混合ガスの流通方向において相対的に下流側の熱媒体の流量より少ない、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記熱媒体供給部は、前記第1反応器の触媒と熱交換した熱媒体を前記第2反応器に供給する、
メタン製造装置。 - 請求項7に記載のメタン製造装置は、さらに、
前記第2反応器で生成されたメタンを含む生成ガスを、前記熱媒体供給部が供給する熱媒体を用いて冷却することによって、前記生成ガスから低沸点成分を分離する生成ガス冷却部を備え、
前記熱媒体供給部は、前記生成ガス冷却部で前記生成ガスを冷却した熱媒体を、前記第1反応器に供給する、
メタン製造装置。 - 請求項8に記載のメタン製造装置は、さらに、
前記熱媒体供給部が供給する熱媒体を用いて前記反応混合ガスを冷却することによって、前記第2反応器におけるメタン化合物の生成反応を阻害する低沸点成分を前記反応混合ガスから分離する混合ガス冷却部を備え、
前記熱媒体供給部は、前記生成ガス冷却部で前記生成ガスを冷却したのち前記混合ガス冷却部で前記反応混合ガスを冷却した熱媒体を、前記第1反応器に供給する、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記熱媒体供給部は、前記第1反応器と前記第2反応器とに別々に熱媒体を供給し、
前記第1反応器の触媒と熱交換した熱媒体と、前記第2反応器の触媒と熱交換した熱媒体とは、前記メタン製造装置から別々に排出される、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のメタン製造装置は、さらに、
前記熱媒体供給部が供給する熱媒体を用いて前記反応混合ガスを冷却することによって、前記第2反応器におけるメタン化合物の生成反応を阻害する低沸点成分を前記反応混合ガスから分離する混合ガス冷却部を備える、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記第2反応器の前記触媒を収容する部位の内径は、前記第1反応器の前記触媒を収容する部位の内径より大きい、
メタン製造装置。 - 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のメタン製造装置であって、
前記第2反応器に収容されている前記触媒の量は、前記第1反応器に収容されている前記触媒の量より多い、
メタン製造装置。 - メタン製造方法であって、
触媒が収容された第1反応器に、原料ガスを供給してメタン化合物を生成する工程と、
前記第1反応器の下流側に配置され触媒が収容された第2反応器に、前記第1反応器で生成されたメタンを含む反応混合ガスを供給してメタンを生成する工程と、
前記第2反応器の少なくとも一部において前記第2反応器の触媒と熱交換する熱媒体の流量が前記第1反応器の触媒と熱交換する熱媒体より少なくなるよう、前記第1反応器と前記第2反応器とに熱媒体を供給する工程と、を備え、
前記熱媒体を供給する工程では、
前記第1反応器に、前記第1反応器における原料ガスの流通方向とは逆方向に熱媒体が流れるように供給する、
メタン製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218007A JP6891868B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | メタン製造装置、および、メタン製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218007A JP6891868B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | メタン製造装置、および、メタン製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020083799A JP2020083799A (ja) | 2020-06-04 |
JP6891868B2 true JP6891868B2 (ja) | 2021-06-18 |
Family
ID=70906438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018218007A Active JP6891868B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | メタン製造装置、および、メタン製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6891868B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021193438A1 (ja) | 2020-03-23 | 2021-09-30 | ||
JP2023103558A (ja) * | 2022-01-14 | 2023-07-27 | 株式会社日立製作所 | メタネーション反応器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2852320B2 (ja) * | 1996-12-18 | 1999-02-03 | 社団法人日本造船研究協会 | 改質ガスからの一酸化炭素除去方法 |
DE102009059310A1 (de) * | 2009-12-23 | 2011-06-30 | Solar Fuel GmbH, 70565 | Hocheffizientes Verfahren zur katalytischen Methanisierung von Kohlendioxid und Wasserstoff enthaltenden Gasgemischen |
JP5802551B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-10-28 | 日立造船株式会社 | メタネーション反応装置 |
-
2018
- 2018-11-21 JP JP2018218007A patent/JP6891868B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020083799A (ja) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7052401B2 (ja) | メタン製造装置、および、メタン製造方法 | |
JP5802551B2 (ja) | メタネーション反応装置 | |
JP2018135283A (ja) | メタン製造方法及びメタン製造装置 | |
JP6891868B2 (ja) | メタン製造装置、および、メタン製造方法 | |
US20220203326A2 (en) | Method and reactor for producing one or more products | |
KR20060004910A (ko) | 압력 변동 개질을 사용한 탄화수소 합성 방법 | |
JP2013540128A (ja) | 合成ガスからメタンに富むガスを生成するための方法および装置 | |
KR20180030677A (ko) | 합성 가스를 생산하기 위한 장치 및 방법 | |
CN104176705B (zh) | 一种生产合成气的耐硫变换工艺 | |
CN104039699A (zh) | 用于非平衡三氯氢硅制备的方法和*** | |
CA2827856C (en) | Removal of dissolved gases for boiler feed water preparation | |
JP5995447B2 (ja) | ガソリン製造装置 | |
CN103421561A (zh) | 合成气甲烷化反应的方法 | |
JP5812781B2 (ja) | メタノールからガソリンと水素を製造する方法および装置 | |
JP7196730B2 (ja) | 炭化水素製造装置、および、炭化水素製造方法 | |
JP5676317B2 (ja) | 水素製造方法及び水素製造システム | |
JP7382824B2 (ja) | 炭化水素製造装置、および、炭化水素化合物の製造方法 | |
RU2630472C1 (ru) | Способ получения метанола и малотоннажная установка для его осуществления | |
JP6116801B2 (ja) | ガソリンを製造するシステム又は方法 | |
US9926239B2 (en) | Methanation process and reactor for reacting hydrogen with at least one carbon-based compound and producing methane and water | |
CN102425511A (zh) | 碳氢燃料的加热方法 | |
KR102118318B1 (ko) | 산화탄소의 메탄화를 위한 일체형 다단 반응기 | |
RU2614669C1 (ru) | Устройство конверсии окиси углерода | |
JP6848456B2 (ja) | 反応装置 | |
JP2018203603A (ja) | アンモニア増産システム及び方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210510 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6891868 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |