JP6888928B2 - 切削部位用セグメント - Google Patents

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Description

本発明は、シールドトンネルを構成する壁体の少なくとも一部を形成するため、当該壁体の周方向及び軸方向に組立てられる切削部位用セグメントに関する。
従来より、道路や鉄道等のトンネルあるいは下水道管渠築造用のトンネルなどを構築する場合、シールド工法が広く採用されている。シールド工法は、先端に掘削刃を備えたシールドマシンを地中で推進させながらトンネルを掘削していくものである。そして、このシールドマシンで地盤を掘進しつつ、掘削部の周囲内壁面に沿ってセグメントを順次組み立てることによってトンネルの壁体を構築する(例えば、特許文献1)。
特開2001−220999号公報
ところで、複数のシールドトンネル同士を分岐又は合流させることがある。その場合には、各シールドトンネルの分岐・合流部において、当該各シールドトンネルの重なり部分をシールドマシンなどにより切削するようにしている。このとき、セグメントが鉄筋コンクリートで形成されていると、鉄筋が障害となってシールドマシンで切削するのは容易ではない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、シールドトンネルを合流・分岐する場合、シールドトンネルの一部を切削可能な切削部位用セグメントを提供することを目的とする。
本発明に係る切削部位用セグメントは、シールドトンネルを構成する壁体の少なくとも一部を形成するため、当該壁体の周方向及び軸方向に組立てられるセグメントであって、コンクリートにより形成され、外周面及び内周面を有するとともに、前記軸方向の両端に軸方向端面を有するセグメント本体と、樹脂製の材料で形成され、前記セグメント本体の内部の前記外周面側に配置されて前記周方向に延び、前記軸方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第1主筋部材と、樹脂製の材料で形成され、前記セグメント本体の内部の前記内周面側に配置されて前記周方向に延び、前記軸方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第2主筋部材と、前記各第1主筋部材の前記外周面側の面及び内周面側の面の少なくとも一方に配置され、前記軸方向に延び、前記周方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第1突部材と、前記各第2主筋部材の前記外周面側の面及び内周面側の面の少なくとも一方に配置され、前記軸方向に延び、前記周方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第2突部材と、を備えている。
上記切削部位用セグメントにおいては、前記複数の第1突部材は、前記各第1主筋部材の前記内周面側の面に配置され、前記複数の第2突部材は、前記各第2主筋部材の前記外周面側の面に配置されているものとすることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記複数の第1突部材の軸方向の長さは、前記各第1主筋部材の軸方向の長さと同じであり、前記複数の第2突部材の軸方向の長さは、前記各第2主筋部材の軸方向の長さと同じであるものとすることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記セグメント本体の内部で前記軸方向に延び、前記複数の第1主筋部材を連結し、前記周方向に所定間隔をおいて配置されている、複数の第1配力筋部材と、前記セグメント本体の内部で前記軸方向に延び、前記複数の第2主筋部材を連結し、前記周方向に所定間隔をおいて配置されている、複数の第2配力筋部材と、をさらに備えることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記周方向に並ぶ前記第1突部材間の間隔P1と、前記各第1突部材の前記周方向の幅W1との関係が、3≦P1/W1≦7を充足し、前記周方向に並ぶ前記第2突部材間の間隔P2と、前記各第2突部材の前記周方向の幅W2との関係が、3≦P2/W2≦7を充足するものとすることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記各第1及び第2主筋部材の周方向の両端部の外径が、他の部分の外径より大きく形成されているものとすることができる。
上記切削部位用セグメントにおいては、隣接する前記第1主筋部材の間隔、及び隣接する前記第2主筋部材の間隔を50〜400mmとすることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記第1及び第2主筋部材は、断面矩形状に形成されており、前記軸方向の長さが30〜60mm、前記径方向の長さが19〜40mmであるものとすることができる。
上記各切削部位用セグメントにおいては、前記各第1及び第2主筋部材は、前記周方向に延びる複数の繊維を含有する樹脂材料で形成されているものとすることができる。
本発明に係る切削部位用セグメントによれば、シールドトンネルを合流・分岐する場合、シールドトンネルの一部を切削することができる。
、本発明に係るシールドトンネルの一実施形態の断面図である。 非切削部位用の第1セグメントの側面図である。 図2の第1セグメントを内周面側から見た図である。 図2のA−A線断面図である。 切削部位用のセグメントに含まれる樹脂筋構造体を軸方向から見た正面図である。 図5の樹脂筋構造体を外周面側から見た平面図である。 2つのシールドトンネルが削孔されている状態を示す斜視図である。 第1シールドトンネルAの合流部Dの一部分の断面図である。 本発明に係る他の切削部位用セグメントの側面図である。 実施例に係る切削部位用セグメントの側面図である。 図10の平面図である。 図10の断面図である。 曲げ荷重試験の概要を示す図である。 実施例及び比較例に係るひび割れ幅と荷重との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る切削部位用セグメントの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。このセグメントは、シールドトンネルの壁体の少なくとも一部を形成するために用いられるものであり、複数のセグメントをシールドトンネルの軸方向及び周方向に組立てることで、壁体の少なくとも一部を構成する。
<1.シールドトンネルの概要>
図1は、本実施形態に係るシールドトンネルの断面図である。図1に示すように、このシールドトンネルを構成する壁体は、断面円弧状の複数のセグメント、つまり、中心角が約60度の4つの第1セグメント10A、中心角が約45度の2つの第2セグメント10B、及び中心角が約20度の第3セグメント10Cを周方向に組み合わせることで、断面円形状の壁体が構成されている。より詳細には、4つの第1セグメント10Aが周方向に連結され、その両端に配置された第1セグメント10Aに対し、第2セグメント10Bがそれぞれ連結されている。そして、2つの第2セグメント10Bの間に第3セグメント10Cが連結されている。また、各セグメント10A〜10Cの軸方向の長さは同じである。こうして、7個のセグメントを組立てることで、円筒状のトンネルユニットが形成される。
トンネルユニットを組立てる際には、まず、4つの第1セグメント10Aを連結し、その後、両端に配置された第1セグメント10Aに対し、第2セグメント10Bがそれぞれ連結される。最後に、2つの第2セグメント10Bの間に第3セグメント10Cが連結される。そのため、2つの第2セグメント10Bにおいて、対向する端面は、互いに平行になるように形成されている。そのため、第3セグメント10Cの周方向の端面も、互いに平行になるように形成されている。
そして、シールドトンネルは、このトンネルユニットを軸方向に連結することで形成される。但し、隣接するトンネルユニットにおいては、各トンネルユニットに形成されるセグメント間のつなぎ目が、軸方向に連続しないように配置されている。すなわち、隣接するトンネルユニットにおいては、軸線回りの各セグメントの回転位置が相違するように連結されている。
本実施形態に係るシールドトンネルは、後述するように、事後的に建設されるシールドトンネルと合流するため、壁体の一部がシールドマシンによって切削可能となっている。したがって、壁体を構成する3つのセグメント10A〜10Cは、非切削部位用または切削部位用のいずれかで形成されている。そして、非切削部位用のセグメントは、鉄筋コンクリートによって形成されており、切削部位用のセグメントは、樹脂製の筋材が含まれたコンクリートによって形成されている。以下、非切削部位用のセグメント、及び切削部位用のセグメントについて詳細に説明する。
<2.非切削部位用のセグメント>
以下では、第1セグメント10Aを非切削部位用のセグメントとした例について説明する。図2は非切削部位用の第1セグメントの正面図、図3は図2の第1セグメントを内周面側から見た図、図4は図2のA−A線断面図である。
図2〜図4に示すように、この第1セグメント10Aは、コンクリートにより形成されたセグメント本体1と、このセグメント本体1の内部に配置された鉄筋構造体2と、を備えている。セグメント本体1は、径方向内方の内周面11、径方向外方の外周面12、及び軸方向に対向する一対の軸方向端面13を有する断面矩形状に形成されている。また、周方向の両端には、他の第1セグメント10Aまたは第2セグメント10Bと連結される矩形状の周方向端面14がそれぞれ形成されている。そして、このセグメント本体1のいずれか一方の軸方向端面13には、軸方向に突出するピン15が、周方向に所定間隔をおいて取り付けられている。そして、他方の軸方向端面13には、他のセグメントのピンが挿入される挿入孔(図示省略)が周方向に所定間隔をおいて形成されている。
セグメント本体1の内周面11において、周方向の一方の端部には、セグメント同士を周方向に連結するための板状の継手16が取り付けられている。本実施形態においては、2つの継手16が軸方向に並べてられており、周方向に突出するように配置されている。各継手16は、例えば、セグメント本体1の内周面11にボルトによって固定することができる。また、セグメント本体1の周方向端面には、軸方向に延びる断面半円状の溝17が形成されている。そして、セグメントを周方向に連結した場合には、各セグメントの溝17が合わさって断面円形の貫通孔が形成される。この貫通孔には、例えば、内部にモルタルが充填された塩化ビニールなどで形成された管部材を挿入することかができる。これにより、継手16とともに、隣接するセグメントの組立状態を保持できるようになっている。
また、セグメント本体1のいずれかの軸方向端面13には、周方向に沿って延びるシール溝(図示省略)を形成することができる。そして、セグメントを軸方向に連結した後、このシール溝に、例えば、樹脂製のシール材を充填することができる。これによって、軸方向に隣接するセグメント間の隙間をシールすることができる。さらに、このシール溝と連続するように、両周方向端面には、側面溝(図示省略)が形成されており、その側面溝にも樹脂製のシール材を充填することができる。これにより、周方向に連結されるセグメントの隙間をシールすることができる。
セグメント本体1の内周面には、周方向の中央付近に、把持金物3が固定されている。この把持金物3は、第1セグメント10Aを搬送するときに、搬送装置によって把持されるものである。
また、このセグメント本体1は、骨材を含有したコンクリートにより形成することができる。このような骨材としては、例えば、最大粗骨材の寸法が15mm以下であることが好ましく、10mm以下であることがさらに好ましい。また、骨材のほか、アラミド繊維などの繊維を含有することもできる。
次に、鉄筋構造体2について説明する。鉄筋構造体2は、矩形の枠状に形成された複数の副筋21と、これら副筋21を周方向に連結する複数の主筋22と、によって構成されている。副筋21は、棒状の金属製の筋材を、セグメント本体1の内周面11、外周面12、及び一対の軸方向端面13に沿うように矩形状に折り曲げることで形成されている。そして、複数の副筋21が、所定間隔をおいて周方向に配置されている。また、主筋22は、棒状の金属製の筋材であり、副筋21の内周縁に沿って所定間隔をおいて固定され、セグメント本体1の周方向に沿って延びている。
このような第1セグメント10Aは、例えば、型枠内に鉄筋構造体2を配置した後、この型枠内に上述した骨材を含有したコンクリートを打設することにより、製造することができる。なお、第2セグメント10B及び第3セグメント10Cを非切削部位用のセグメントとする場合には、上記と同様に形成される。
<3.切削部位用のセグメント>
図5は、切削部位用のセグメントに含まれる樹脂筋構造体を軸方向から見た正面図、図6は図5の樹脂筋構造体を外周面側から見た平面図である。
以下では、第1セグメント10Aを切削部位用のセグメントとした例について説明する。この第1セグメント10Aは、コンクリートにより形成されたセグメント本体1と、このセグメント本体1の内部に配置され、樹脂で形成された筋材からなる樹脂筋構造体40と、を備えている。セグメント本体は、上述した非切削部位用のセグメントと同じであるため、以下では、樹脂筋構造体について説明する。
図5及び図6に示すように、この樹脂筋構造体40は、セグメント本体1の周方向に沿って配置される複数の樹脂製の主筋部材51,52と、セグメント本体1の軸方向に沿って配置される複数の樹脂製の配力筋部材61,62と、セグメント本体1の径方向に延びる複数の樹脂製の縦筋部材7と、を組み合わせることで形成されている。主筋部材51,52は、円弧状に延びる断面矩形状の棒状の部材であり、セグメント本体の外周面側及び内周面側に沿って配置されている。また、配力筋部材61,62も、断面矩形状の棒状の部材であり、セグメントの外周面側及び内周面側に沿って配置されている。ここでは、セグメント本体1の外周面側に配置されている主筋部材を第1主筋部材51、内周面側に配置されている主筋部材を第2主筋部材52と称することとする。また、セグメント本体1の外周面側に配置されている配力筋部材を第1配力筋部材61、内周面側に配置されている配力筋部材を第2配力筋部材62と称することとする。
複数の第1主筋部材51は、軸方向に沿って所定間隔をおいて配置されている。同様に、複数の第2主筋部材52も軸方向に沿って所定間隔をおいて配置されている。本実施形態では、第1主筋部材51及び第2主筋部材52をそれぞれ4個ずつ用いているが、その数は特には限定されない。第1及び第2主筋部材51,52の軸方向の長さは、例えば、30〜60mmとすることができる。また、第1及び第2主筋部材51,52の径方向の長さは、例えば、19〜40mmとすることができる。この点は、配力筋部材61,62、縦筋部材7も同じにすることができる。
また、各第1主筋部材51の内周面511及び第2主筋部材52の外周面521には、それぞれ直方体状の複数の突部材81,82が固定されている。ここでは、第1主筋部材51に固定される突部材を第1突部材81、第2主筋部材52に固定される突部材を第2突部材82と称することとする。複数の第1突部材81は、第1主筋部材51の軸方向の全長に亘って延び、周方向に所定間隔をおいて配置されている。同様に、複数の第2突部材82も、第2主筋部材52の軸方向の全長に亘って延び、周方向に所定間隔をおいて配置されている。第1及び第2突部材81,82の第1及び第2主筋部材51,52からの高さは、例えば、5〜20mmとすることができる。また、第1及び第2突部材81,82の周方向の長さ(幅)W1,W2は、例えば、15〜80mmとすることができる。さらに、周方向に並ぶ第1突部材81の間隔P1、及び周方向に並ぶ第2突部材82の間隔P2は、例えば、45〜560mmとすることができる。そして、W1,W2,P1,P2の関係は、以下の式(1)(2)のようにすることができる。
3≦P1/W1≦7 (1)
3≦P2/W2≦7 (2)
これは、P1/W1、P2/W2が、3より小さいと、突部材81,82間の間隔が小さくなりすぎたり、あるいは突部材81,82の幅が大きすぎることで、主筋部材51,52の表面とセグメント本体1との接触面積が小さくなり、セグメント本体1に対する主筋部材51,52の付着力が向上しがたいからである。一方、7より大きいと、突部材81,82間の間隔が大きくなりすぎたり、あるいは突部材81,82の幅が小さすぎることにより、セグメント本体1に対する主筋部材51,52の付着力が向上しがたいからである。
なお、各突部材81,82は、例えば、接着剤、ボルトなど、種々の手段によって主筋部材51,52に固定することができる。その他、主筋部材51,52の内周面511及び外周面521を切削することで、突部材81,82を形成することもできる。
複数の第1配力筋部材61は、複数の第1主筋部材51の外周面512を連結するように、軸方向に延び、周方向に所定間隔をおいて配置されている。同様に、複数の第2配力筋部材62は、複数の第2主筋部材52の内周面を連結するように、軸方向に延び、周方向に所定間隔をおいて配置されている。
また、複数の縦筋部材7は、断面矩形状の棒状の部材である。そして、複数の縦筋部材7は、周方向に沿って所定間隔をおいて配置され、最も軸方向端面側に配置された第1主筋部材51と第2主筋部材52とを連結するものである。具体的には、セグメント本体1に対し最も軸方向端面13側に配置された第1主筋部材51の軸方向端面と、第2主筋部材52の軸方向端面と、とを連結するように、径方向に延びている。そして、各縦筋部材7の両端部は、それぞれ、配力筋部材61,62が固定されている位置で、第1主筋部材51と第2主筋部材52に固定されている。
以上の各主筋部材51,52、配力筋部材61,62、及び縦筋部材7は、50〜400mm程度の間隔をおいて格子状に配置することが好ましい。また、これらの部材は、接着剤、ボルトなどで、互いに固定することができる。
次に、樹脂筋構造体40を構成する材料について説明する。樹脂筋構造体40を構成する各部材は、繊維を含有する発泡樹脂材料からなる発泡成形体とすることができる。
各部材51,52、61,62,7には一方向に延びる多数の繊維が含有されている。本実施形態では、主筋部材51,52、配力筋部材61,62、及び縦筋部材7の延びる方向と繊維の延びる方向とが概ね一致するようにしている。この繊維とは、連続した長い繊維状物を指し、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリイミド繊維、セルロース繊維などがあげられる。なかでも耐熱性、コストの面でガラス繊維が好ましい。
上記繊維の形状は特には限定されないが、ロービング、ロービングクロス、マット、ストランドマット、不織布などがあげられる。中でも生産性の面で、ロービングが好ましい。
上記繊維の量も特には限定されないが、少なすぎると、得られる発泡成形体に剛性の低下や、ばらつきを生じ、多すぎると繊維束全体に発泡性樹脂液を均一に含浸することができない。したがって、剛性のばらつきが生じないように、樹脂材料100重量部に対して20〜150重量部が好ましい。
繊維の直径も特には限定されないが、細すぎると含浸の際に繊維が切断されてしまい、太すぎると繊維の表面積が減少して、発泡性樹脂液との密着力が減少して得られる補強部材の強度が低下するので2〜100μmが好ましい。
また、樹脂材料としては、例えば、水などの発泡剤を含む発泡性樹脂液を発泡、硬化させたものを用いることができる。このような発泡性樹脂液としては、例えば、ポリウレタン樹脂,フェノール樹脂,ポリエステル樹脂等が好適に用いられる。また、発泡性樹脂液は固形充填剤を含むことができる。固形充填剤とは、短繊維状ないし粉末状の充填剤を意味し、たとえば、ガラス繊維,アスベスト繊維,鉱物繊維等の無機質短繊維状物、木綿,麻等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、ポリアミド,ポリエステル,ポリオレフィンなどの合成繊維等の有機質短繊維状物、炭酸カルシウム,タルク,クレー,硅砂,シラスバルーン,軽石などの無機質粉粒体、および木粉,竹粉,澱粉,米ぬかなどの有機質粉状物、あるいはこれらの混合物、あるいは、長繊維補強発泡成形体の切削屑などが挙げられる。以上のような発泡樹脂材料の代表的なものとしては、ガラス長繊維強化プラスチック発泡体(Fiber reinforced Foamed Urethane: FFU)がある。
このような第1セグメント10Aは、例えば、型枠内に樹脂筋構造体40を配置した後、この型枠内に上述した骨材を含有したコンクリートを打設することにより、製造することができる。なお、第2セグメント10B及び第3セグメント10Cを切削部位用とする場合には、上記と同様に形成される。
<4.シールドトンネルの合流部分の構造>
図7は、2つのシールドトンネルが連結された状態を示す斜視図である。図7では、先行して建設された第1シールドトンネルAに対し、後行の第2シールドトンネルBを合流させる際に、第2シールドトンネルBを掘削するシールドマシンWによって、第1シールドトンネルAの壁体を切削することで、合流部Dを形成している。なお、第1シールドトンネルAから第2シールドトンネルBを分岐させるときにも、同様に、第1シールドトンネルAの壁体が切削される。
図8は、第1シールドトンネルAの合流部Dの一部分の断面図である。図8では、第1シールドトンネルAの合流部Dにおいて、シールドマシンWによる切削領域を一点鎖線Zで示している。図8に示す断面では、切削領域に配置される2個の第1セグメント10A及び1個の第2セグメント10Bを、切削部位用のセグメントで形成している。それ以外のセグメントについては、非切削部位用のセグメントで形成している。但し、いずれのセグメントを切削部位用にするか、非切削部位用にするかは、これに限定されるものではなく、施工状況に応じて適宜決定することができる。
<5.特徴>
以上の本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1) シールドトンネルの壁体の一部を上記のような切削部位用のセグメントで形成すると、切削部位用のセグメント本体1に含まれる樹脂筋構造体40は、鉄筋構造体と同様の強度を有しつつ、切削することができるため、壁体の一部を後行するシールドトンネル用のシールドマシンで切削し、シールドトンネルを合流させることができる。
(2) 本実施形態に係る樹脂筋構造体40においては、各主筋部材51,52に突部材81,82を設けている。これにより、セグメントに曲げ荷重が作用したとき、つまり、トンネルの径方向からの荷重が作用したとき、各主筋部材51,52が、セグメント本体1に対し、周方向に滑るのを防止することができ、各主筋部材51,52のセグメント本体1に対する付着力を向上することができる。これにより、セグメント本体1の曲げ荷重に対する強度を向上することができ、例えば、セグメント本体1を構成するコンクリートにひび割れなどが生じたり、あるいは生じたひび割れが拡大するのを抑制することができる。
(3) 主筋部材51,52、配力筋部材61,62、縦筋部材7は、互いに、隙間を空けて形成しているため、樹脂筋構造体40を形成するコストを低減することができる。特に、各部材の断面形状や間隔を上記のように設定しているため、数少ない部材でも、強度も保つことができる。
<6.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<6−1>
上記実施形態では、樹脂筋構造体を構成する主筋部材、配力筋部材、縦筋部材を断面矩形状の棒状の部材で形成しているが、この形状については特には限定されず、例えば、断面円形であってもよい。
<6−2>
主筋部材51,52については、例えば、図9に示すように、周方向の端部の外径を大きくすることができる。この例では、主筋部材51の両端部の内周面511及び外周面512に、板状の補強部材9を複数積層することで、主筋部材51の両端部の厚みを大きくしている。これにより、主筋部材51の両端部に段差が形成されるため、セグメントの両端部に荷重が作用したときに、主筋部材51がセグメント本体1に定着することができる。但し、主筋部材51の端部の外径を大きくする方法は特には限定されず、主筋部材51の軸方向、径方向の少なくとも一方の長さが大きくなるように形成されていればよい。
<6−3>
上記実施形態では、第1主筋部材51の内周面511、第2主筋部材52の外周面521に突部材81,82を設けているが、これに限定されず、第1主筋部材51の外周面512、第2主筋部材52の内周面522に突部材81,82を設けることもできる。但し、突部材81,82を、第1主筋部材51の外周面512、第2主筋部材52の内周面522に設けると、コンクリートを打設するときに、型枠との間の隙間が小さくなり、コンクリートの充填不足になるおそれがあるため、上記実施形態のように配置することが好ましい。
また、突部材81,82の軸方向の長さは、各主筋部材51、52の軸方向の長さと同じにしているが、必ずしも同じでなくてもよく、突部材81,82を短くしたり、あるいは主筋部材51,52からややはみ出すようにすることもできる。また、突部材81,82の断面形状も特には限定されず、上記実施形態では、断面矩形状であったが、三角形状、多角形状や、曲面状に形成することもできる。
<6−4>
樹脂筋構造体40を構成する主筋部材51,52、配力筋部材61,62、縦筋部材7の数、配置は特には限定されず、格子状に適宜変更することができる。また、これらの部材は、切削可能に樹脂製であればよく、上述した発泡成形体に限定されるものではない。したがって、所定の強度を有する樹脂材料であれば、特には限定されない。また、本発明においては、少なくとも主筋部材51,52が設けられていればよく、配力筋部材61,62、縦筋部材7は補助的に設けることができる。
<6−5>
上記実施形態では、第1〜第3セグメント10A〜10Cについて説明したが、セグメントの形状はこれに限定されるものではなく、少なくともシールドトンネルの壁体の一部を構成するように円弧状に形成されていればよい。さらに、部分的には直線状のセグメントであってもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
まず、実施例として、図10〜図12に示すような切削部位用のセグメントを作製した。ここでは、実験のため、セグメントに湾曲を形成せず、真っ直ぐに延びるように形成している。樹脂筋構造体を構成する主筋部材、配力筋部材、縦筋部材、及び突部材は、ガラス長繊維強化プラスチック発泡体により形成した。各部材の寸法は、図10〜図12に示すとおりである。
また、セグメント本体を構成するコンクリートは、以下の物性のものを使用した。
Figure 0006888928
比較例と実施例との相違点は、比較例では突部材を設けていない点であり、その他の点は、実施例とすべて同じである。
上記のように形成された実施例及び比較例に対し、図13に示すように、曲げ荷重を作用させた。すなわち、各セグメントの長手方向の中央付近の2箇所で、下向きの荷重を作用させた。そして、荷重の変化とともに、各セグメントの下面における長手方向の中央の点Xで生じたひび割れの幅を測定した。結果は、図14に示すとおりである。
図14に示すように、実施例は、比較例と比べ、作用させる荷重が大きくなっても、ひび割れの幅が小さいことが分かる。したがって、実施例では、突部材を設けることで、セグメントに作用する曲げ荷重に対するひび割れ分散性もしくは強度が向上したことが分かる。
1 セグメント本体
51 第1主筋部材
52 第2種筋部材
61 第1配力筋部材
62 第2配力筋部材
81 第1突部材
82 第2突部材

Claims (9)

  1. シールドトンネルを構成する壁体の少なくとも一部を形成するため、当該壁体の周方向及び軸方向に組立てられる切削部位用セグメントであって、
    コンクリートにより形成され、外周面及び内周面を有するとともに、前記軸方向の両端に軸方向端面を有するセグメント本体と、
    樹脂製の材料で形成され、前記セグメント本体の内部の前記外周面側に配置されて前記周方向に延び、前記軸方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第1主筋部材と、
    樹脂製の材料で形成され、前記セグメント本体の内部の前記内周面側に配置されて前記周方向に延び、前記軸方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第2主筋部材と、
    前記各第1主筋部材の前記内周面側の面にのみ配置され、前記軸方向に延び、前記周方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第1突部材と、
    前記各第2主筋部材の前記外周面側の面にのみ配置され、前記軸方向に延び、前記周方向に所定間隔をおいて配置される、複数の第2突部材と、
    を備えている、切削部位用セグメント。
  2. 前記複数の第1突部材の前記軸方向の長さは、前記各第1主筋部材の前記軸方向の長さと同じであり、
    前記複数の第2突部材の前記軸方向の長さは、前記各第2主筋部材の前記軸方向の長さと同じである、請求項1に記載の切削部位用セグメント。
  3. 前記セグメント本体の内部で前記軸方向に延び、前記複数の第1主筋部材を連結し、前記周方向に所定間隔をおいて配置されている、複数の第1配力筋部材と、
    前記セグメント本体の内部で前記軸方向に延び、前記複数の第2主筋部材を連結し、前記周方向に所定間隔をおいて配置されている、複数の第2配力筋部材と、
    をさらに備えている、請求項1または2に記載の切削部位用セグメント。
  4. 前記周方向に並ぶ前記第1突部材間の間隔P1と、前記各第1突部材の前記周方向の幅W1との関係が、3≦P1/W1≦7を充足し、
    前記周方向に並ぶ前記第2突部材間の間隔P2と、前記各第2突部材の前記周方向の幅W2との関係が、3≦P2/W2≦7を充足する、請求項1から3のいずれかに記載の切削部位用セグメント。
  5. 前記各第1及び第2主筋部材の周方向の両端部の外径が、他の部分の外径より大きく形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の切削部位用セグメント。
  6. 隣接する前記第1主筋部材の間隔、及び隣接する前記第2主筋部材の間隔が50〜400mmである、請求項1から5のいずれかに記載の切削部位用セグメント。
  7. 前記第1及び第2主筋部材は、断面矩形状に形成されており、前記軸方向の長さが30〜60mm、前記径方向の長さが19〜40mmである、請求項1から6のいずれかに記載の切削部位用セグメント。
  8. 前記各第1及び第2主筋部材は、前記周方向に延びる複数の繊維を含有する樹脂材料で形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の切削部位用セグメント。
  9. 前記第1主筋部材及び前記第2主筋部材は、断面矩形状に形成されている、請求項1から8のいずれかに記載の切削部位用セグメント。

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