JP6886848B2 - 電源装置、及び制御装置 - Google Patents

電源装置、及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6886848B2
JP6886848B2 JP2017069046A JP2017069046A JP6886848B2 JP 6886848 B2 JP6886848 B2 JP 6886848B2 JP 2017069046 A JP2017069046 A JP 2017069046A JP 2017069046 A JP2017069046 A JP 2017069046A JP 6886848 B2 JP6886848 B2 JP 6886848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
switch
power supply
power
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017069046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018170937A (ja
Inventor
純平 早川
純平 早川
孝志 木下
孝志 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2017069046A priority Critical patent/JP6886848B2/ja
Publication of JP2018170937A publication Critical patent/JP2018170937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6886848B2 publication Critical patent/JP6886848B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電源装置、及び制御装置に関する。
近年、インバータ部が変換した交流電力を給電するインバータ給電と、外部から供給される交流電力を給電するバイパス給電とを切り替えて出力可能な電源装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような電源装置では、例えば、リレーなどの機械的に接点を開閉する開閉スイッチと、当該開閉スイッチに並列に接続した半導体スイッチとを用いて、インバータ給電とバイパス給電との切り替えを行っている。
特開2016−49011号公報
ところで、上述した従来の電源装置では、開閉スイッチを導通状態にするために時間を要するため、開閉スイッチよりも短時間で導通状態になる半導体スイッチを並列に接続して使用している。そのため、例えば、バイパス給電からインバータ給電に切り替えの際に、交流電力の出力が途切れないように、従来の電源装置では、インバータ給電用の半導体スイッチを備える必要があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、バイパス給電からインバータ給電に切り替えを適切に行いつつ、構成を簡略化することができる電源装置、及び制御装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部とを備え、前記制御部は、前記第2のスイッチを導通状態にさせる前に、前記インバータ部の動作の準備を開始させる指令であって、前記変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理を開始させる指令を送信し、前記インバータ部の内部の出力線に前記バイパス給電線から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力であって、前記インバータ部の内部の出力線と前記バイパス給電線との間に接続された出力リレースイッチの状態を出力する情報出力に基づいて、前記インバータ部の出力準備が完了したことを判定することを特徴とする電源装置である。
また、本発明の一態様は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部とを備え、前記インバータ部の出力準備には、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電線から出力された交流電力との同期処理が含まれ、前記インバータ部の出力準備が完了した後とは、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態であることを特徴とする電源装置である。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記第1のスイッチに並列に接続され、機械的に接点を開閉する開閉スイッチである第3のスイッチを備え、前記第1のスイッチが、半導体スイッチであり、前記制御部は、前記バイパス給電から前記インバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通状態にするとともに、前記第3のスイッチを非導通状態にした状態で、前記第2のスイッチを導通状態にさせ、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にさせて、前記インバータ部の変換を開始させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の電源装置において、前記制御部は、前記バイパス給電から前記インバータ給電に切り替える際に、前記バイパス給電により前記第1のスイッチを導通させている状態で、前記第2のスイッチを導通状態にさせ、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にさせて、前記インバータ部の変換を開始させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と、前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、を備える電源装置を制御する制御装置であって、前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部を備え、前記制御部は、前記第2のスイッチを導通状態にさせる前に、前記インバータ部の動作の準備を開始させる指令であって、前記変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理を開始させる指令を送信し、前記インバータ部の内部の出力線に前記バイパス給電線から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力であって、前記インバータ部の内部の出力線と前記バイパス給電線との間に接続された出力リレースイッチの状態を出力する情報出力に基づいて、前記インバータ部の出力準備が完了したことを判定することを特徴とする制御装置である。
また、本発明の一態様は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、を備える電源装置を制御する制御装置であって、前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部を備え、前記インバータ部の出力準備には、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電線から出力された交流電力との同期処理が含まれ、前記インバータ部の出力準備が完了した後とは、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態であることを特徴とする制御装置である。
本発明によれば、制御部が、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、バイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチを導通させた状態で、インバータ部の出力線と交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチを導通状態にさせる。そして、制御部が、インバータ部の出力準備が完了した後に、第1のスイッチを非導通状態にさせて、インバータ部の変換を開始させる。これにより、電源装置は、第2のスイッチを導通状態であることが確認できるインバータ部の出力準備が完了した後に、インバータ部の変換を開始させるため、交流電力の出力が途切れないようにしつつ、インバータ給電用の半導体スイッチを削除することができる。よって、電源装置は、バイパス給電からインバータ給電に切り替えを適切に行いつつ、構成を簡略化することができる。
第1の実施形態による電源装置の一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態によるインバータ部の一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態による電源装置の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態による電源装置の切り替え処理の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態による電源装置の一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態による電源装置の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による電源装置の切り替え処理の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態による電源装置及び制御装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による電源装置1の一例を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、電源装置1は、制御装置10と、開閉スイッチ11と、半導体スイッチ12と、出力スイッチ13と、インバータ部20とを備える。電源装置1は、直流電源3から供給される直流電力をインバータ部20が変換した交流電力と、商用電源2から供給される交流電力とを切り替えて出力可能な電源装置である。ここで、商用電源2は、例えば、100V(ボルト)の交流電源である。
なお、以下の説明において、商用電源2から供給された交流電力を、電源装置1の出力線に供給することをバイパス給電と呼び、インバータ部20で変換した交流電力を電源装置1の出力線に供給することをインバータ給電と呼ぶ。また、商用電源2(外部)から交流電力が供給される電源供給線をバイパス給電線L1と呼び、電源装置1の出力線である交流出力の出力線を交流出力線L3と呼ぶ。
制御装置10は、電源装置1を制御する装置であって、制御部30を備える。制御装置10は、例えば、インバータ部20の動作を制御するとともに、バイパス給電とインバータ給電との切り替えを制御する。なお、制御部30の詳細については後述する。
開閉スイッチ11(第3のスイッチの一例)は、例えば、リレースイッチや開閉器などの機械的に接点を開閉するスイッチであり、バイパス給電用のスイッチである。開閉スイッチ11は、商用電源2(外部)から交流電力が供給されるバイパス給電線L1と交流出力線L3との間に接続されている。開閉スイッチ11は、制御部30から供給される制御信号に基づいて、オフ状態(非導通状態)とオン状態(導通状態)とが切り替えられる。なお、開閉スイッチ11は、機械的に接点を開閉するため、制御信号により、オフ状態又はオン状態に制御された際に、実際に制御された状態になるまでに遅延時間(タイムラグ)が生じる。
半導体スイッチ12(第1のスイッチの一例)は、例えば、サイリスタやトライアック、電界効果トランジスタなどのスイッチであり、開閉スイッチ11と並列に接続されている。すなわち、半導体スイッチ12は、バイパス給電線L1と交流出力線L3との間に接続されており、バイパス給電線L1と交流出力線L3とを導通させるバイパス給電用のスイッチである。半導体スイッチ12は、制御部30から供給される制御信号に基づいて、オフ状態とオン状態とが切り替えられる。
なお、半導体スイッチ12は、制御信号によって導通状態に制御された際に、開閉スイッチ11よりも遅延時間(タイムラグ)が短いため、交流出力線L3への給電が途切れないように、開閉スイッチ11と並列に接続されている。また、半導体スイッチ12は、制御信号によってオフ状態に制御された際には、オフ状態になるまでに、交流電流が0(ゼロ)になるまでの期間(交流電流が反転するまでの期間)の遅延時間(タイムラグ)が生じるものとする。すなわち、半導体スイッチ12は、オフ状態に制御された際に、オフ状態になるまでに所定の時間を要し、オフ状態になったか否かを示す状態信号が出力されないスイッチである。
出力スイッチ13(第2のスイッチの一例)は、例えば、リレースイッチや開閉器などの機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、インバータ給電用のスイッチである。出力スイッチ13は、インバータ部20の出力線L2と交流出力線L3との間に接続されており、インバータ部20の出力線L2と、交流出力線L3とを導通させる。出力スイッチ13は、制御部30から供給される制御信号に基づいて、オフ状態とオン状態とが切り替えられる。
インバータ部20は、直流電源3から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータユニットである。インバータ部20は、制御部30が送信する制御情報(例えば、運転準備指令などを含む)、及び制御信号(例えば、出力許可信号などを含む)に基づいて制御され、変換した交流電力を出力線L2に出力する。なお、インバータ部20は、制御部30との間で情報通信し、制御部30によって制御されてもよい。ここで、図2を参照して、インバータ部20の構成について説明する。
図2は、本実施形態によるインバータ部20の一例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、インバータ部20は、DC/DC変換部21(直流/直流変換部)と、直流フィルタ部22と、DC/AC変換部23(直流/交流変換部)と、交流フィルタ部24と、出力リレー25と、インバータ制御部26とを備える。
DC/DC変換部21は、例えば、絶縁型のDC/DCコンバータであり、直流電源3から供給された直流電圧Vdcを所定の直流電圧に変換する。
直流フィルタ部22は、例えば、LCフィルタであり、DC/DC変換部21が変換した直流電圧からリップルを除去する。
DC/AC変換部23は、DC/DC変換部21が変換した直流電圧を、例えば、100V、50Hz(ヘルツ)(又は60Hz)の交流電圧Vacに変換するインバータ回路である。DC/AC変換部23は、不図示のスイッチング素子を備え、インバータ制御部26からの制御により、スイッチング素子をスイッチングすることにより、直流電圧(直流電力)を交流電圧(交流電力)に変換する。
交流フィルタ部24は、例えば、LCフィルタであり、DC/AC変換部23が変換した交流電圧からリップルを除去する。
出力リレー25は、例えば、リレースイッチであり、交流フィルタ部24の出力線と、交流電圧Vacの出力線L2との間に接続されている。出力リレー25は、インバータ制御部26から供給される制御信号に基づいて、オフ状態とオン状態とが切り替えられる。
インバータ制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、インバータ部20を統括的に制御する。インバータ制御部26は、例えば、直流フィルタ部22の出力電圧を検出し、検出した当該電圧が、目標の直流電圧になるように、DC/DC変換部21を制御する。また、インバータ制御部26は、例えば、交流フィルタ部24の出力電圧(交流電圧Vac)を検出し、検出した当該電圧(交流電圧Vac)が、目標の交流電圧になるように、DC/AC変換部23のスイッチングを制御する。
また、インバータ制御部26は、例えば、CAN(Controller Area Network)によって制御装置10(制御部30)から受信した制御情報、及び制御信号(例えば、出力許可信号などを含む)に基づいて、インバータ部20の制御を行う。例えば、インバータ制御部26は、制御部30から受信したインバータ部20の運転準備指令に基づいて、DC/DC変換部21の動作の開始、出力リレー25の導通、及び交流電力の同期処理などを実行する。また、インバータ制御部26は、制御部30から受信したインバータ部20の出力許可信号(制御信号)に基づいて、DC/AC変換部23の動作(スイッチング動作)を開始させる。
また、インバータ制御部26は、インバータ部20の内部の各種状態を、CANにより制御部30に送信する。例えば、インバータ制御部26は、インバータ部20に異常が発生した場合に、インバータ部20での変換を停止するとともに、インバータ部20の異常検出出力情報を制御部30に送信する。また、例えば、インバータ制御部26は、出力リレー25の状態を、状態出力情報として、制御部30に送信する。
図1の説明に戻り、制御部30は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、電源装置1を統括的に制御する。制御部30は、例えば、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、半導体スイッチ12を導通させた状態で、出力スイッチ13をオン状態にし、インバータ部20の出力準備が完了した後に半導体スイッチ12をオフ状態にして、インバータ部20の変換を開始させる。
例えば、制御部30は、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、半導体スイッチ12をオン状態にするとともに、開閉スイッチ11をオフ状態にした状態で、出力スイッチ13をオン状態にさせる。そして、制御部30は、インバータ部20の出力準備が完了した後に、半導体スイッチ12をオフ状態にさせて、インバータ部20の変換を開始させる。ここで、インバータ部20の出力準備には、バイパス給電線L1から出力された交流電力(商用電圧)との同期処理が含まれる。
次に、図面を参照して、本実施形態による電源装置1の動作について説明する。
図3は、本実施形態による電源装置1の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、バイパス給電からインバータ給電に切り替える場合における電源装置1の切り替え処理について説明する。また、初期状態では、開閉スイッチ11がオン状態であり、インバータ部20が動作を停止しており、出力スイッチ13及び半導体スイッチ12がオフ状態であるものとする。
図3に示すように、電源装置1の制御部30は、まず、インバータ部20の出力準備を開始させる(ステップS101)。制御部30は、例えば、CANにより、インバータ部20の運転準備指令をインバータ部20に送信する。これにより、インバータ部20のインバータ制御部26は、DC/DC変換部21の動作を開始させるとともに、出力リレー25をオン状態にする。
次に、制御部30は、半導体スイッチ12をオン状態で、出力スイッチ13をオン状態にする(ステップS102)。なお、本実施形態では、電源装置1は、開閉スイッチ11を有しているため、制御部30は、まず、半導体スイッチ12をオン状態にするとともに、開閉スイッチ11をオフ状態にする。そして、制御部30は、出力スイッチ13をオン状態にする。
次に、制御部30は、インバータ部20の出力準備が完了したか否かを判定する(ステップS103)。制御部30は、例えば、インバータ部20からCANにより出力される出力リレー25の状態出力情報に基づいて、インバータ部20の出力準備が完了したか否かを判定する。すなわち、制御部30は、出力リレー25がオン状態になったことを示す状態出力情報を受信し、さらに、バイパス給電線L1から出力された交流電力(商用電圧)との同期処理分の期間が経過したことで、インバータ部20の出力準備が完了したと判定する。
このように、制御部30は、出力スイッチ13をオン状態にさせる前に、インバータ部20の動作の準備を開始させる指令(運転準備指令)を送信し、インバータ部20の内部の出力線にバイパス給電線L1から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力(出力リレー25の状態出力情報)に基づいて、インバータ部20の出力準備が完了したことを判定する。制御部30は、インバータ部20の出力準備が完了した場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、制御部30は、インバータ部20の出力準備が完了していない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS103に戻す。
ステップS104において、制御部30は、半導体スイッチ12をオフ状態にする。
次に、制御部30は、インバータ部20の変換を開始させる(ステップS105)。制御部30は、インバータ部20に出力許可信号を送信する。この出力許可信号により、インバータ部20のインバータ制御部26は、DC/AC変換部23の動作(スイッチング動作)を開始させる。これにより、バイパス給電からインバータ給電に切り替えが完了する。ステップS105の処理後に、制御部30は、処理を終了する。
次に、図4を参照して、バイパス給電からインバータ給電に切り替える処理について、詳細に説明する。
図4は、本実施形態による電源装置1の切り替え処理の一例を示すタイミングチャートである。ここでは、上述した図3の場合と同様に、バイパス給電からインバータ給電に切り替える場合における電源装置1の切り替え処理を示している。また、この図においての初期状態は、上述した図3と同様である。
図4において、各グラフは、上から順に、商用電圧(波形W1)、インバータ部20の出力線の電圧(波形W2)、交流出力線L3の電圧(波形W3)、交流出力線L3の電流(波形W4)、給電の切り替え状態ST1、インバータ部20の異常検出出力情報(状態ST2)、インバータ部20の運転準備指令(波形W5)、半導体スイッチ12の制御信号(波形W6)、開閉スイッチ11の制御信号(波形W7)、開閉スイッチ11の状態ST3、出力スイッチ13の制御信号(波形W8)、出力スイッチ13の状態ST4、出力リレー25の状態出力情報(状態ST5)、及びインバータ部20の出力許可指令(波形W9)を示している。また、各グラフの横軸は、時間を示している。
時刻T1において、インバータ部20の異常が解消され、インバータ部20のインバータ制御部26が、異常検出出力情報に異常検出の出力を停止すると(状態ST2)、制御部30は、CANにより、インバータ部20の運転準備指令をインバータ部20に送信する(波形W5)。なお、ここでは、波形W5がH状態で、インバータ部20の動作準備が開始されるものとする。これにより、インバータ制御部26は、インバータ部20の出力準備として、DC/DC変換部21の動作を開始させる。
次に、時刻T2において、制御部30は、半導体スイッチ12をオン状態にする(波形W6)とともに、開閉スイッチ11をオフ状態にする(波形W7)。また、制御部30は、出力スイッチ13をオン状態にする(波形W8)。
次に、時刻T3において、開閉スイッチ11は、遅延してオフ状態になる(状態ST3)とともに、出力スイッチ13がオン状態になる(状態ST4)。なお、半導体スイッチ12は、開閉スイッチ11及び出力スイッチ13に比べて動作遅延が短いため、時刻T3においては既にオン状態になっている(波形W6)。
また、時刻T4において、インバータ制御部26は、DC/DC変換部21が起動されたら、インバータ部20の出力準備として、DC/AC変換部23を所定の期間TR1(例えば、1周期分)、動作(スイッチング動作)させて停止した後に、出力リレー25をオン状態にする。
次に、時刻T5において、インバータ制御部26は、バイパス給電線L1から出力された交流信号がインバータ部20の内部の出力線に到達したこと確認した場合に、出力リレー25がオン状態になったことを示す状態出力情報を、CANにより制御部30に送信する(状態ST5)。また、インバータ制御部26は、バイパス給電線L1から出力された交流電力との同期処理を開始する。
また、時刻T5において、制御部30は、出力リレー25がオン状態になったことを示す状態出力情報を受信すると、インバータ部20の同期処理の期間TR2を確保して、時刻T6において、半導体スイッチ12をオフ状態にする(波形W6)。
次に、時刻T7において、制御部30は、半導体スイッチ12がオフ状態になったことを確認して、インバータ部20の出力許可信号をインバータ制御部26に送信する(波形W9)。これにより、インバータ給電が開始され、バイパス給電からインバータ給電に切り替えられる(状態ST1、波形W2)。なお、制御部30は、例えば、半導体スイッチ12の両端の電圧差に基づいて、半導体スイッチ12がオフ状態になったことを確認する。
以上説明したように、本実施形態による電源装置1は、半導体スイッチ12(第1のスイッチ)と、インバータ部20と、出力スイッチ13(第2のスイッチ)と、制御部30とを備える。半導体スイッチ12は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線L1と交流出力線L3(交流出力の出力線)とを導通させる。インバータ部20は、供給された直流電力を交流電力に変換する。出力スイッチ13は、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、インバータ部20の出力線L2と、交流出力線L3とを導通させる。制御部30は、バイパス給電線L1から交流出力線L3に給電するバイパス給電から、インバータ部20で変換した交流電力を交流出力線L3に給電するインバータ給電に切り替える際に、半導体スイッチ12を導通させた状態で、出力スイッチ13をオン状態(導通状態)にする。そして、制御部30は、インバータ部20の出力準備が完了した後に半導体スイッチ12をオフ状態(非導通状態)にして、インバータ部20の変換を開始させる。すなわち、制御部30は、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、バイパス給電により半導体スイッチ12を導通させている状態で出力スイッチ13をオン状態にさせ、インバータ部20の出力準備が完了した後に半導体スイッチ12をオフ状態にさせて、インバータ部20の変換を開始させる。
これにより、本実施形態による電源装置1は、出力スイッチ13がオン状態であることが確認できるインバータ部20の出力準備が完了した後に、インバータ部20の変換を開始させる。そのため、本実施形態による電源装置1は、交流電力の出力が途切れないようにしつつ、インバータ給電用の半導体スイッチ(出力スイッチ13に並列に接続される半導体スイッチ)を削除(削減)することができる。よって、本実施形態による電源装置1は、バイパス給電からインバータ給電に切り替えを適切に行いつつ、構成を簡略化することができる。
また、本実施形態による電源装置1は、半導体スイッチ12に並列に接続され、機械的に接点を開閉する開閉スイッチ11(第3のスイッチ)を備える。また、上述した第1のスイッチが、半導体スイッチ12に対応する。そして、制御部30は、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、半導体スイッチ12をオン状態にするとともに、開閉スイッチ11をオフ状態にした状態で、出力スイッチ13をオン状態にさせ、インバータ部20の出力準備が完了した後に、半導体スイッチ12をオフ状態にさせて、インバータ部20の変換を開始させる。
これにより、本実施形態による電源装置1は、バイパス給電用スイッチを、半導体スイッチ12と開閉スイッチ11との並列にすることで、バイパス給電からインバータ給電への切り替え時間を短縮しつつ、インバータ給電用の半導体スイッチを削除(削減)することができる。
また、本実施形態では、制御部30は、出力スイッチ13をオン状態にさせる前に、インバータ部20の動作の準備を開始させる指令(例えば、インバータ部20の運転準備指令)を送信する。そして、制御部30は、インバータ部20の内部の出力線にバイパス給電線L1から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力(例えば、出力リレー25の状態出力情報)に基づいて、インバータ部20の出力準備が完了したことを判定する。
これにより、本実施形態による電源装置1は、インバータ部20の起動時間を考慮してバイパス給電からインバータ給電への切り替え時間を短縮しつつ、バイパス給電からインバータ給電に適切に切り替えを行うことができる。
また、本実施形態では、インバータ部20の出力準備には、バイパス給電線L1から出力された交流電力との同期処理が含まれる。
これにより、本実施形態による電源装置1は、バイパス給電線L1から出力された交流電力と同期した上で、バイパス給電からインバータ給電に切り替えるため、より安全に(適切に)バイパス給電からインバータ給電に切り替えることができる。
また、本実施形態による制御装置10は、半導体スイッチ12(第1のスイッチ)と、インバータ部20と、出力スイッチ13(第2のスイッチ)と、を備える電源装置1を制御する制御装置であって、制御部30を備える。制御部30は、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、半導体スイッチ12を導通させた状態で、出力スイッチ13をオン状態にし、インバータ部20の出力準備が完了した後に半導体スイッチ12をオフ状態にして、インバータ部20の変換を開始させる。
これにより、本実施形態による制御装置10は、上述した電源装置1と同様に、バイパス給電からインバータ給電に切り替えを適切に行いつつ、構成を簡略化することができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による電源装置1a及び制御装置10aについて説明する。
本実施形態では、半導体スイッチ12を備えずに、開閉スイッチ11を第1のスイッチとした場合の一例について説明する。
図5は、本実施形態による電源装置1aの一例を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、電源装置1aは、制御装置10aと、開閉スイッチ11と、出力スイッチ13と、インバータ部20とを備える。また、制御装置10aは、電源装置1aを制御する装置であって、制御部30aを備える。
なお、この図において、図1と同一の構成には、同一の符号を付与し、その説明を省略する。また、本実施形態におけるインバータ部20の構成は、上述した図2に示す第1の実施形態におけるインバータ部20と同様であるため、ここではその説明を省略する。
本実施形態において、バイパス給電用のスイッチは、開閉スイッチ11のみであり、開閉スイッチ11が、第1のスイッチとして機能する。
制御部30aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、電源装置1aを統括的に制御する。制御部30aは、例えば、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、開閉スイッチ11を導通させた状態で、出力スイッチ13をオン状態にし、インバータ部20の出力準備が完了した後に開閉スイッチ11をオフ状態にして、インバータ部20の変換を開始させる。
次に、図面を参照して、本実施形態による電源装置1aの動作について説明する。
図6は、本実施形態による電源装置1aの切り替え処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、バイパス給電からインバータ給電に切り替える場合における電源装置1aの切り替え処理について説明する。また、初期状態では、開閉スイッチ11がオン状態であり、インバータ部20が動作を停止しており、出力スイッチ13がオフ状態であるものとする。
図6に示すように、電源装置1aの制御部30aは、まず、インバータ部20の出力準備を開始させる(ステップS201)。制御部30aは、例えば、CANにより、インバータ部20の運転準備指令をインバータ部20に送信する。これにより、インバータ部20のインバータ制御部26は、DC/DC変換部21の動作を開始させるとともに、出力リレー25をオン状態にする。
次に、制御部30aは、開閉スイッチ11をオン状態で、出力スイッチ13をオン状態にする(ステップS202)。
次に、制御部30aは、インバータ部20の出力準備が完了したか否かを判定する(ステップS203)。なお、ここでのインバータ部20の出力準備が完了したか否かを判定する処理は、上述した図3に示すステップS103の処理と同様である。制御部30aは、インバータ部20の出力準備が完了した場合(ステップS203:YES)に、処理をステップS204に進める。また、制御部30aは、インバータ部20の出力準備が完了していない場合(ステップS203:NO)に、処理をステップS203に戻す。
ステップS204において、制御部30aは、開閉スイッチ11をオフ状態にする。
次に、制御部30aは、インバータ部20の変換を開始させる(ステップS205)。制御部30aは、インバータ部20に出力許可信号を送信する。この出力許可信号により、インバータ部20のインバータ制御部26は、DC/AC変換部23の動作(スイッチング動作)を開始させる。これにより、バイパス給電からインバータ給電に切り替えが完了する。ステップS205の処理後に、制御部30aは、処理を終了する。
次に、図7を参照して、バイパス給電からインバータ給電に切り替える処理について、詳細に説明する。
図7は、本実施形態による電源装置1aの切り替え処理の一例を示すタイミングチャートである。ここでは、上述した図6の場合と同様に、バイパス給電からインバータ給電に切り替える場合における電源装置1aの切り替え処理を示している。また、この図においての初期状態は、上述した図6と同様である。
図7において、各グラフは、上から順に、商用電圧(波形W11)、インバータ部20の出力線の電圧(波形W12)、交流出力線L3の電圧(波形W13)、交流出力線L3の電流(波形W14)、給電の切り替え状態ST11、インバータ部20の異常検出出力情報(状態ST12)、インバータ部20の運転準備指令(波形W15)、開閉スイッチ11の制御信号(波形W16)、開閉スイッチ11の状態ST13、出力スイッチ13の制御信号(波形W17)、出力スイッチ13の状態ST14、出力リレー25の状態出力情報(状態ST15)、及びインバータ部20の出力許可指令(波形W18)を示している。また、各グラフの横軸は、時間を示している。
時刻T11において、インバータ部20の異常が解消され、インバータ部20のインバータ制御部26が、異常検出出力情報に異常検出の出力を停止すると(状態ST12)、制御部30aは、CANにより、インバータ部20の運転準備指令をインバータ部20に送信する(波形W15)。なお、ここでは、波形W15がH状態で、インバータ部20の動作準備が開始されるものとする。これにより、インバータ制御部26は、インバータ部20の出力準備として、DC/DC変換部21の動作を開始させる。
次に、時刻T12において、制御部30aは、出力スイッチ13をオン状態にする(波形W17)。また、時刻T13において、出力スイッチ13は、遅延してオン状態になる(状態ST14)。
次に、時刻T14において、インバータ制御部26は、DC/DC変換部21が起動されたら、インバータ部20の出力準備として、DC/AC変換部23を所定の期間TR1(例えば、1周期分)、動作(スイッチング動作)させて停止した後に、出力リレー25をオン状態にする。
次に、時刻T15において、インバータ制御部26は、バイパス給電線L1から出力された交流信号がインバータ部20の内部の出力線に到達したこと確認した場合に、出力リレー25がオン状態になったことを示す状態出力情報を、CANにより制御部30aに送信する(状態ST15)。また、インバータ制御部26は、バイパス給電線L1から出力された交流電力との同期処理を開始する。
また、時刻T15において、制御部30aは、出力リレー25がオン状態になったことを示す状態出力情報を受信すると、インバータ部20の同期処理の期間TR2を確保して、時刻T16において、開閉スイッチ11をオフ状態にする(波形W16)。
次に、時刻T17において、制御部30aは、開閉スイッチ11がオフ状態になったら(ST13)、インバータ部20の出力許可信号をインバータ制御部26に送信する(波形W18)。これにより、インバータ給電が開始され、バイパス給電からインバータ給電に切り替えられる(状態ST11、波形W12)。
以上説明したように、本実施形態による電源装置1aは、開閉スイッチ11(第1のスイッチ)と、インバータ部20と、出力スイッチ13(第2のスイッチ)と、制御部30aとを備える。開閉スイッチ11は、外部から交流電力が供給されるバイパス給電線L1と交流出力線L3(交流出力の出力線)とを導通させる。インバータ部20は、供給された直流電力を交流電力に変換する。出力スイッチ13は、機械的に接点を開閉するスイッチであり、インバータ部20の出力線L2と、交流出力線L3とを導通させる。制御部30aは、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、開閉スイッチ11を導通させた状態で、出力スイッチ13をオン状態(導通状態)にする。そして、制御部30aは、インバータ部20の出力準備が完了した後に開閉スイッチ11をオフ状態(非導通状態)にして、インバータ部20の変換を開始させる。すなわち、制御部30aは、バイパス給電からインバータ給電に切り替える際に、バイパス給電により開閉スイッチ11を導通させている状態で出力スイッチ13をオン状態にさせ、インバータ部20の出力準備が完了した後に開閉スイッチ11をオフ状態にさせて、インバータ部20の変換を開始させる。
これにより、本実施形態による電源装置1aは、第1の実施形態と同様に、交流電力の出力が途切れないようにしつつ、インバータ給電用の半導体スイッチ(出力スイッチ13に並列に接続される半導体スイッチ)を削除(削減)することができる。よって、本実施形態による電源装置1aは、バイパス給電からインバータ給電に切り替えを適切に行いつつ、構成を簡略化することができる。
また、本実施形態による電源装置1aは、第1の実施形態に比べて、半導体スイッチ12が削減されているため、さらに構成を簡略化することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、電源装置1(1a)は、1つのインバータ部20を備える例を説明したが、これに限定されるものではない。電源装置1(1a)は、複数のインバータ部20を備え、各インバータ部20が並列に接続される構成であってもよい。これにより、電源装置1(1a)は、インバータ供給可能な交流電力を増大させることができる。
また、上記の各実施形態において、電源装置1(1a)は、バイパス給電として、100Vの商用電源を直接供給する例を説明したが、200Vなどの交流電圧をバイパス給電として供給してもよい。
また、上記の各実施形態において、制御部30(30a)とインバータ制御部26との間を、CANにより通信する例を説明したが、CANによる通信の代わりに、出力許可信号のような制御信号を用いてもよい。
また、上記の第2の実施形態において、開閉スイッチ11を第1のスイッチとする例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、半導体スイッチで十分な電力を導通できる場合には、電源装置1aは、開閉スイッチ11の代わりに半導体スイッチ12を備え、当該半導体スイッチ12を第1のスイッチとしてもよい。この場合、電源装置1aは、半導体スイッチ12により、バイパス給電からインバータ給電への切り替え時間を短縮することができる。
また、上記の第1の実施形態において、図4に示す時刻T2において、制御部30は、半導体スイッチ12及び出力スイッチ13をオン状態にする制御と、開閉スイッチ11をオフ状態にする制御とを同じタイミングで行う例を説明したが、これに限定されるものではない。制御部30は、バイパス給電が中断されないように、この場合の各スイッチの制御のタイミングをずらして制御してもよい。
なお、上述の電源装置1(1a)の制御部30(30a)は内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した電源装置1(1a)の制御部30(30a)による処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上述した1(1a)の制御部30(30a)が備える機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a 電源装置
2 商用電源
3 直流電源
10、10a 制御装置
11 開閉スイッチ
12 半導体スイッチ
13 出力スイッチ
20 インバータ部
21 DC/DC変換部
22 直流フィルタ部
23 DC/AC変換部
24 交流フィルタ部
25 出力リレー
26 インバータ制御部
30、30a 制御部

Claims (6)

  1. 外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、
    供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、
    機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、
    前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部と
    を備え
    前記制御部は、
    前記第2のスイッチを導通状態にさせる前に、前記インバータ部の動作の準備を開始させる指令であって、前記変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理を開始させる指令を送信し、前記インバータ部の内部の出力線に前記バイパス給電線から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力であって、前記インバータ部の内部の出力線と前記バイパス給電線との間に接続された出力リレースイッチの状態を出力する情報出力に基づいて、前記インバータ部の出力準備が完了したことを判定する
    とを特徴とする電源装置。
  2. 外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、
    供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、
    機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、
    前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部と
    を備え、
    前記インバータ部の出力準備には、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電線から出力された交流電力との同期処理が含まれ、
    前記インバータ部の出力準備が完了した後とは、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である
    ことを特徴とする電源装置。
  3. 前記第1のスイッチに並列に接続され、機械的に接点を開閉する開閉スイッチである第3のスイッチを備え、
    前記第1のスイッチが、半導体スイッチであり、
    前記制御部は、前記バイパス給電から前記インバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通状態にするとともに、前記第3のスイッチを非導通状態にした状態で、前記第2のスイッチを導通状態にさせ、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にさせて、前記インバータ部の変換を開始させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記第1のスイッチが、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、
    前記制御部は、前記バイパス給電から前記インバータ給電に切り替える際に、前記バイパス給電により前記第1のスイッチを導通させている状態で、前記第2のスイッチを導通状態にさせ、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にさせて、前記インバータ部の変換を開始させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  5. 外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、を備える電源装置を制御する制御装置であって、
    前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部を備え
    前記制御部は、
    前記第2のスイッチを導通状態にさせる前に、前記インバータ部の動作の準備を開始させる指令であって、前記変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電による交流電力との同期処理を開始させる指令を送信し、前記インバータ部の内部の出力線に前記バイパス給電線から出力された交流信号が到達したことを示す情報出力であって、前記インバータ部の内部の出力線と前記バイパス給電線との間に接続された出力リレースイッチの状態を出力する情報出力に基づいて、前記インバータ部の出力準備が完了したことを判定する
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 外部から交流電力が供給されるバイパス給電線と交流出力の出力線とを導通させる第1のスイッチと、供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、機械的に接点を開閉する開閉スイッチであり、前記インバータ部の出力線と前記交流出力の出力線とを導通させる第2のスイッチと、を備える電源装置を制御する制御装置であって、
    前記バイパス給電線から前記交流出力の出力線に給電するバイパス給電から、前記インバータ部で変換した交流電力を前記交流出力の出力線に給電するインバータ給電に切り替える際に、前記第1のスイッチを導通させた状態で、前記第2のスイッチを導通状態にし、前記インバータ部の出力準備が完了した後に、前記第1のスイッチを非導通状態にして、前記インバータ部の変換を開始させる制御部を備え、
    前記インバータ部の出力準備には、前記インバータ部において交流電力を出力する前に、直流電力を交流電力に変換する変換部に電圧を供給し、前記バイパス給電線から出力された交流電力との同期処理が含まれ、
    前記インバータ部の出力準備が完了した後とは、前記バイパス給電による交流電力との同期処理分の期間が経過した状態である
    ことを特徴とする制御装置。
JP2017069046A 2017-03-30 2017-03-30 電源装置、及び制御装置 Active JP6886848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069046A JP6886848B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 電源装置、及び制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069046A JP6886848B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 電源装置、及び制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018170937A JP2018170937A (ja) 2018-11-01
JP6886848B2 true JP6886848B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=64019382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017069046A Active JP6886848B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 電源装置、及び制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6886848B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022162876A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3523017B2 (ja) * 1997-06-12 2004-04-26 三菱電機株式会社 電源装置
JP2004048964A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Toshiba Corp 無停電電源装置及び無瞬断系統切換装置
US20050036253A1 (en) * 2003-08-13 2005-02-17 Shou-Long Tian Modular AC power supply system with fault bypass and method of switching output modes
JP5465652B2 (ja) * 2010-12-03 2014-04-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置
CN106464001B (zh) * 2014-06-26 2019-02-26 东芝三菱电机产业***株式会社 不间断电源装置
US10523049B2 (en) * 2014-12-25 2019-12-31 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Uninterruptible power supply apparatus
JP6431199B2 (ja) * 2015-07-24 2018-11-28 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018170937A (ja) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2407129C2 (ru) Устройство для синхронизации источников бесперебойного питания
TW201601419A (zh) 不斷電電源裝置
US9337689B2 (en) Power supply system and method for controlling the same
US9362781B2 (en) Uninterruptible power supply system with fast transfer for undervoltage source line failures
TWI568139B (zh) 不斷電電源裝置
US9537341B2 (en) Power supply output configuration system and method
JP6886848B2 (ja) 電源装置、及び制御装置
JP2013110887A (ja) 無停電電源装置
WO2019049330A1 (ja) 空気調和機
TWI538342B (zh) 無水線之無線電源開關控制系統
CN102480140A (zh) 一种模块化不间断电源***同步方法及电路
JP2008022643A (ja) 無停電電源システム
JP2009136099A (ja) 電力供給装置及びこれに使用可能な振幅及び位相判定回路装置
JP5444774B2 (ja) 無停電電源システム
JP7270802B2 (ja) 電源装置、及び制御装置
JP2018170877A (ja) 電源装置、及び制御装置
JP2017139938A (ja) 並列多重インバータシステム
US20150300305A1 (en) Motor starter
JP6920855B2 (ja) 電源装置、及びインバータ
JP5734899B2 (ja) 突入電流重なり回避システム
JP4469690B2 (ja) 並列インバータ電源システムの制御方法及び並列インバータ電源システム
JP2018074682A (ja) 電源装置
JP2949929B2 (ja) 無停電電源装置の電源切替え方法
JP6847734B2 (ja) 電源装置、及び制御装置
JP5141594B2 (ja) 共通バッテリを有する無停電電源システム、その無停電電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6886848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150