JP6885601B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等やパチンコ機等の遊技機内に配置された電気機器同士を電気的に接続する配線ケーブル等に対して不正操作を行い難くすることが可能な遊技機に関する。
前面側に開口する筐体と、この筐体の前記開口を開閉可能な前扉とを備えたスロットマシン等の遊技機において、前扉の裏面や、筐体内部に配置した複数の電気機器同士を電気的に接続するのに、端末にコネクタを設けた複数の可撓性を有する配線ケーブル等が用いられている。
このような遊技機においては、筐体と前扉との隙間等から挿入した不正操作用の異物を、各電気機器に設けたコネクタ接続口や、このコネクタ接続口に接続されるコネクタや、コネクタに繋がる配線ケーブルの端末近傍等に接触させる等の不正行為を防止するため、コネクタ等をコネクタ用カバーにより覆うものが知られている(例えば特許文献1)。
上述した特許文献1に記載された従来技術では、コネクタ用カバーから複数の配線ケーブルを引き出すために開口する挿通孔(結束挿通部30)が1個、設けられている。
この従来技術において、複数の配線ケーブルには、不正操作者が不正操作を目的として狙う対象となる、出玉性能に関する信号を伝達するための配線ケーブル及びコネクタ接続口の接点と、通常、不正操作者が不正操作を目的としない信号を伝達するための配線ケーブル及びコネクタ接続口の接点との配置は、挿通孔の位置等と関連して特に特定されていない。
特開2005−342406号公報
上述した特許文献1に記載された従来技術では、コネクタ用カバーから全ての配線ケーブルを引き出すために開口する挿通孔(結束挿通部30)と、出玉性能に関する信号を伝達するための配線ケーブル及びコネクタ接続口の接点との距離が他の接点と比較して近い(短い)ような場合には、接続口から簡単に不正操作用の異物を挿入されて不正に操作されてしまうという問題点があった。
本発明は、出玉性能に関する信号を伝達するための重要な配線ケーブル及びコネクタ接続口の接点を優先的に保護することができ、結果として、不正防止効果を効率的に向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る遊技機は、前面側に開口を有する筐体と、前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、前記筐体内に配置された電気機器に設けたコネクタ接続口及び前記コネクタ接続口に接続されるコネクタを覆うためのコネクタ用カバーとを備え、所定の条件を満足すると出玉が増大するように形成され、前記コネクタ及び前記コネクタに繋がる複数の配線ケーブルの端末近傍を前記コネクタ用カバーにより覆った遊技機において、前記コネクタ用カバーは、前記配線ケーブルを挿通させるために開口する挿通孔を有し、前記複数の配線ケーブルには、出玉性能に関する信号を伝達しない通常配線ケーブルと、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブルとを少なくとも有し、前記挿通孔と、前記重要配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離は、前記挿通孔と、前記通常配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離よりも遠くなるように形成され、前記重要配線ケーブルと前記コネクタ接続口との接点は、全ての前記配線ケーブルと前記コネクタ接続口との接点のうち、前記挿通孔から最も遠い位置にあるように形成されているよう構成されている。
また、本発明に係る遊技機として、前面側に開口を有する筐体10aと、前記筐体10aの前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉10dと、前記筐体10a内に配置された電気機器に設けたコネクタ接続口260及び前記コネクタ接続口260に接続されるコネクタ280を覆うためのコネクタ用カバー400とを備え、前記コネクタ280及び前記コネクタ280に繋がる複数の配線ケーブル270の端末近傍を前記コネクタ用カバー400により覆った遊技機10において、前記コネクタ用カバー400は、前記配線ケーブル270を挿通させるために開口する挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)を有し、前記複数の配線ケーブル270には、出玉性能に関する信号を伝達しない通常配線ケーブル272と、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274とを少なくとも有し、前記挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、前記重要配線ケーブル274及び前記コネクタ接続口260の接点(例えばc9,d9)との距離(例えばL9)は、前記挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、前記通常配線ケーブル272及び前記コネクタ接続口260の接点(例えばc1〜c8、d1〜d8)との距離(例えばL1〜L8、図9参照)よりも遠くなるように形成されているように構成しても良い。
本発明によれば、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)との距離は、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(c1〜c8、d1〜d8)との距離よりも遠くなるように形成されている。これにより、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)から、遊技者側に利益をもたらすような出玉性能に関する信号に関して不正操作を行おうとして、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(具体的には、接点c9,d9)まで、異物を進入させようとしても、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)からの距離(例えば、図9に示す距離L9)が、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)から通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(具体的には、接点c1〜c8、d1〜d8)までの距離(具体的には、L1〜L8)と比較して、遠いため、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(d1〜d8)までに進入させるよりも、より進入し難く、到達し難くなり、仮に到達したとしても、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)からの距離(L9)が遠いことで、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)に対する不正操作を行い難くすることができ、結果として不正防止効果を高めることができる。
なお、ここで、「出玉性能に関する信号」とは、例えば、役抽選の当選確率のレベルを設定1〜6の6段階に定めているような場合の設定値を設定する際に使用する信号等、メダル等の排出を促すようなものが含まれる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記重要配線ケーブル274と前記コネクタ接続口260との接点(c9,d9)は、全ての前記配線ケーブル270と前記コネクタ接続口260との接点(c1〜c9、d1〜d9)のうち、前記挿通孔410から最も遠い位置にあるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、重要配線ケーブル274とコネクタ接続口260との接点(c9,d9)は、全ての配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接点(c1〜c9、d1〜d9)のうち、挿通孔410から最も遠い位置にあるように形成されている。
これにより、重要配線ケーブル274とコネクタ接続口260との接点(c9,d9)を、他の接点(c1〜c8、d1〜d8)よりも、挿通孔410からの距離を最も遠くすることができ、挿通孔410から不正操作用の異物を侵入させて当該接点(c9,d9)に対して不正操作を行おうとしても、距離が最も遠いことで全ての配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接点(c1〜c9、d1〜d9)に対する不正操作の中で不正操作を最も行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記重要配線ケーブル274及び前記コネクタ接続口260の接点(c9,d9)と、前記挿通孔410との間には、前記通常配線ケーブル272が介在することを特徴とする。
本発明によれば、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)と、挿通孔410との間には、通常配線ケーブル272が介在する。これにより、挿通孔410から、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)へ、異物を差し込んで不正操作を行おうとしても、通常配線ケーブル272が介在することで、異物の進入の邪魔をすることができ、そのような通常配線ケーブル272が介在していない場合と比べて、そのような不正操作をより行い難くすることができ、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274をより優先的に保護することができ、不正防止効果をより効率的に向上させることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記コネクタ用カバー400は、
前記挿通孔410としての前記複数の配線ケーブル270の一部の前記配線ケーブル270を外部に挿通させる普通挿通孔420と、
前記複数の配線ケーブル270の他の一部の前記配線ケーブル270を外部に挿通させると共に、前記普通挿通孔420よりも前記配線ケーブル270を前記コネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って前記配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けた不正対策挿通孔430とを有し、
前記不正対策挿通孔430には、前記重要配線ケーブル274を挿通させ、
前記普通挿通孔420と、前記重要配線ケーブル274及び前記コネクタ接続口260の接点(c9,d9)との距離(L9)は、
前記普通挿通孔420と、前記通常配線ケーブル272及び前記コネクタ接続口260の接点(c1〜c8、d1〜d8)との距離(L1〜L8)よりも遠くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270をコネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられている。
不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられていることで、普通挿通孔420よりも、配線ケーブル270を保護することができ、外部から配線ケーブル270に対して不正操作を加えようとしても、普通挿通孔420よりも不正操作を抑えることができ、不正対策が強化されていることになる。
本発明では、普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けているが、仮に普通挿通孔420を設けずに、不正対策挿通孔430だけを設けて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274と、そのような重要な配線ケーブル270ではない通常配線ケーブル272とを含む全ての複数の配線ケーブル270を不正対策挿通孔430から引き出すようにすると、限られた面積の開口である不正対策挿通孔430に多数の配線ケーブル270が隙間無く、余裕の無い状態で通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も大きくなって、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明では、配線ケーブル270を通すために普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けることで、重要配線ケーブル274の断線等の発生を防ぎ、重要配線ケーブル274を優先的に保護することができる。
これにより、不正対策挿通孔430は配線ケーブル270に対して不正操作を行い難くすることができ、普通挿通孔420と比べて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274を優先的に保護することができ、不正防止効果を効率的に向上させることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))と、
前記不正対策挿通孔430から前記コネクタ接続口260に接続された配線ケーブル270を、前記不正対策挿通孔430から挿通させて前記コネクタ用カバー400の外部へ引き出す方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))とは反対方向となるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))と、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260に接続された配線ケーブル270を、不正対策挿通孔430から挿通させてコネクタ用カバー400の外部へ引き出す方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))とは反対方向となるように形成されている。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させたとしても、そのまま直進してもコネクタ接続口260へ到達させるためには、一旦、不正対策挿通孔430からの挿入方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))を、180度、Uターンさせて反対方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))へ変換させる(曲折させる)必要があることになり、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260への不正操作を行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記不正対策挿通孔430の開口の位置は、前記コネクタ接続口260の位置から、前記コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9では上方向(Y軸負方向))とは反対方向(具体的には例えば図9では下方向(Y軸正方向)側)側に形成されていることを特徴とする。
具体的には、例えば図9では、不正対策挿通孔430の開口の位置は、ケーブル差し込み孔264の位置よりも、下方側(Y軸正方向側)にあることを意味する。
本発明によれば、不正対策挿通孔430の開口の位置は、コネクタ接続口260の位置から、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9では上方向(Y軸負方向))とは反対方向(具体的には例えば図9では下方向(Y軸正方向)側)側に形成されていることで、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260をさらに引き離すことができ、不正操作を実施し難くすることができる。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させて、一旦、挿入方向を、180度、Uターンさせて反対方向へ変換させる(曲折させる)としても、その曲折させる位置と、不正対策挿通孔430の開口の位置との距離を、より遠くすることができ、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260への不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に位置する不正対策挿通孔430まで引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記普通挿通孔420は、その開口から前記コネクタ接続口260を、直接、視認可能な位置に形成され、
前記不正対策挿通孔430は、その開口から前記コネクタ接続口260を、直接、視認不可能な位置に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、普通挿通孔420は、その開口からコネクタ接続口260を、直接、視認可能であることにより、配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接続状況を視認により確認することができるが、不正操作も行い易くなるのに対して、不正対策挿通孔430は、その開口からコネクタ接続口260を直接、視認不可能な位置に形成されていることで、不正対策挿通孔430の開口からの不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、前扉が開かれた遊技機を前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、基板ケースを前方側の正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、基板ケース及びケースホルダーを分解した状態を前方斜め右上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、保護カバーを取り外した状態の基板ケースを正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、回路基板を収納したベース部材、コネクタ及びコネクタ用カバーを分解した状態を前方斜め上から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ接続口にコネクタ及びコネクタ用カバーを取り付けている状態を前方斜め右下から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ接続口にコネクタを取り付けている状態を前方斜め右下から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ接続口にコネクタ及びコネクタ用カバーを取り付けている状態の横断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの背面側の斜め上側から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの下面側の斜め下から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの下面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの右側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの左側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタ用カバーの背面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、コネクタをコネクタ接続口に取り付け、配線ケーブルの記載を省略している状態の回路基板の正面から見た図である。 本発明の第1の実施の形態であって、不正対策挿通孔から引き出された配線ケーブルが、案内片に沿って、基板ケースの下縁に沿って右方向側に案内されている状態を基板ケースの正面の斜め左側から見た図である。 本発明の第2の実施の形態であって、挿通孔を1個だけ左側面側に設けたコネクタ用カバーを正面の斜め下から見た図である。 本発明の第3の実施の形態であって、挿通孔を1個だけ正面側に設けたコネクタ用カバーの正面を少し下から見た図である。
(第1の実施の形態)
本明細書では、各説明箇所において、遊技機10の正面に向かって位置している遊技者、すなわち、当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とし、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。
また、説明の便宜を考慮し、図面の各図には、一部の図を除いて、x軸、y軸及びz軸を示している。x軸、y軸及びz軸の向きは、異なる図であっても、互いに一致している。以下においては、x軸正方向側(x軸の矢印方向)を「右」側、x軸負方向側(x軸の矢印と逆方向)を「左」側、y軸正方向側(y軸の矢印方向)を「後」側、y軸負方向側(y軸の矢印と逆方向))を「前」側、z軸正方向側(z軸の矢印方向)を「上」側、z軸負方向側(z軸の矢印と逆方向)を「下」側として定義しているが、これは、各部の相対的な位置関係を表すためのものに過ぎず、各部の絶対的な位置関係を限定するものではない。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体10aと、この筐体10aの正面開口を開閉自在に覆うとともに閉鎖状態で正面開口を閉塞する前扉10dとを備えている。
前扉10dの上部には、薄板樹脂からなる中パネル27aを備えている。この中パネル27aの略中央には、3個のリール26(正面から向かって左側の左リール13、中央の中リール14、右側の右リール15)の円周上の図柄を見ることができる透過可能な図柄表示窓部10eが形成されている。この図柄表示窓部10eは、3個全てのリール26の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部10eは、リール26の正面側に設けられて、リール26の回転が停止した際、有効ライン26a上に停止している複数の図柄を視認するためのものである。リール26は、図柄表示窓部10eを介して複数の図柄を変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部10eの後方向(奥方向)には、3個のステッピングモータ(図示せず)と、この各ステッピングモータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール26と、前記ステッピングモータ及び前記リール26を保持するユニットホルダー(図示せず)とを有するリールユニット35が配置されている。また、リールユニット35には、リール26の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためのリール位置センサー(図示せず)が設けられている。このステッピングモータは、メイン制御手段(図示せず)から出力されるステッピングモータを駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
前記図柄表示窓部10eの下方には、クレジットメダルの貯留枚数であるクレジットメダル枚数を表示するクレジット表示器29aと、このクレジット表示器29aの左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器29bとが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器29aは2桁の貯留枚数、払出枚数表示器29bは2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前記前扉10dの下部には下パネル27bが設けられている。そして、前扉10dには下パネル27bの上部に位置して前扉10dの前方向へ向けて突出する操作部28を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口11からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
前記操作部28の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口11が設けられている。
筐体10a内部であって、前記メダル投入口11の近傍には、メダル投入口11に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみを後述するホッパーユニット36に導くメダルセレクタ11aが設けられている。このメダルセレクタ11aには、メダル投入口11に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサー(図示せず)が設けられている。
なお、筐体10a内部にはメダル通路が設けられており、メダルセレクタ11aにおいて非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット36から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口12から払い出される。
具体的には、メダルセレクタ11aには、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口11から投入されたメダルをホッパーユニット36内に貯留させる通路と、メダル払出口12から後述するメダル受け皿37へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口11から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿37へ払い出すかの切り換えをすることができる。
メダル投入口11の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ25が設けられている。
前記操作部28の中央には、操作により対応するリール26の回転を停止させるため、3個のリール26のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール13を停止させるための左ストップスイッチ21と、中リール14を停止させるための中ストップスイッチ22と、右リール15を停止させるための右ストップスイッチ23とを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール26それぞれに対応して設けられ、複数のリール26の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ40の操作を条件にリール26の回転を開始させるためのスタートスイッチ20が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ20は、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ20の上方には、遊技を開始するためのメダルの賭け数を設定するために予め貯留したメダルをベット可能なベットスイッチ40が設けられている。
このスタートスイッチ20の上方には、ベットスイッチ40として、貯留されたメダル枚数(クレジットされたメダル枚数)から最大投入枚数(具体的には例えば3枚)に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて最大投入枚数のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ18と、クレジットメダル枚数から投入枚数1枚に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて1枚のメダル投入に代える1ベットスイッチ19とが設けられている。
このベットスイッチ40の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ20が操作されることにより、当該賭け数が確定し、役抽選により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール26の回転開始時から所定の時間(いわゆる4.1秒のウェイト時間)が経過しているか否かが判定され、当該所定の時間が経過するまではリール26が回転を開始せず、当該所定の時間が経過すると、3個全てのリール26が回転を開始することができるように形成されている。
マックスベットスイッチ18の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能なチャンスボタン24が設けられている。
また、本実施の形態では、演出装置としての表示装置16、スピーカー17、演出用ランプ38を有している。
特に図示していないが、本実施の形態に係る遊技機10では、前扉10dの背面側に設定変更スイッチが設けられてあり、この設定変更スイッチは、後述するメイン制御基板ユニット30の設定キースイッチとともに設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチは、リセットスイッチとしても兼用される。
また、特に図示していないが、本実施の形態に係る遊技機10では、設定表示器が設けられてあり、この設定表示器は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の後述する設定値(例えば設定値1〜6のいずれか)を設定する際に、当該設定値1〜6のいずれかの設定値を表示する。設定表示器には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、前扉10dの背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉10dの下部に相当する筐体10aの内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット36と、各部品に電力を供給するための電源ユニット33とが配置されている。
この電源ユニット33には、特に図示していないが、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチが設けられている。
前記前扉10dの下部には、所定の場合にホッパーユニット36からメダルが払い出されるメダル払出口12が形成されている。このメダル払出口12の下方には、メダル払出口12から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿37が形成されている。なお、クレジットされているメダル枚数が最大クレジットメダル枚数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口12から払い出されずにクレジットメダル枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、ベットスイッチ40の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、3枚)のメダルを投入することで遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ20の押下操作により、リール26の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール26に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール26の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン26a上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン26aは、具体的には3個のリール26にそれぞれ表示されている図柄のうち図柄表示窓部10eから視認可能な図柄を各リール26につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール26の全てを貫くラインのうち、入賞等するために有効となる図柄の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン26aになる。
前扉10dのうち、クレジット表示器29aと払出枚数表示器29bとの間には、現在の演出状態がいわゆる「有利区間」であることを報知する区間報知ランプ29cが設けられている。
この区間報知ランプ29cは、「有利区間」に移行したことを契機に点灯される。
この区間報知ランプ29cは、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機に消灯される。
なお、区間報知ランプ29cは、上述したものに限定されるものではなく、例えば、払出枚数表示器29bや、クレジット表示器29aの2桁の7セグメントが表示される領域内の一つのドットや点灯ランプ等により実施してもよい。
前記前扉10dには、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置が形成されている。この演出装置は、後述するサブ制御手段に基づいて演出を行うものであって、スピーカー17と、演出用ランプ38と、表示装置16とを備えている。
前記スピーカー17は、前扉10dの上部左右と、前扉10dの下部左右とに配置されている。
前記演出用ランプ38は、前扉10dの上部と、前扉10dの下部の左右とに配置されている。
前記表示装置16は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
本実施の形態では、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御手段としての制御装置が形成されている。この制御装置は、遊技を進行させて遊技状態(遊技の進行)を制御するメイン制御手段と、このメイン制御手段から送信される情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段とを備えている。
また、筐体10a及び前扉10dを有する遊技機10の内部にメイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34、リールユニット35及びホッパーユニット36等が収納されている。
メイン制御基板ユニット30は役抽選や入賞判定等の遊技における基本的な制御を行うメイン制御手段としての回路基板230(図4参照)、サブ制御基板ユニット31は発光ランプや音声による演出等の遊技における演出に関する制御を行うサブ制御手段としてのサブ制御基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
また、液晶ユニット32は表示装置16に表示される映像による演出に関する制御を行う回路基板(図示せず)、電源ユニット33は遊技機10における各機器に電力を供給する回路基板(図示せず)、コネクタユニット34は特定の機器に接続されたケーブルを仲介する回路基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
また、リールユニット35はリール26(左リール13、中リール14、右リール15)の回転をそれぞれ独立して制御する回路基板(図示せず)、ホッパーユニット36はメダル投入口11に投入されたメダルを貯留するとともにメイン制御基板ユニット30からの信号に基づいてメダル払出口12へメダルを送出する制御を行う回路基板(図示せず)をそれぞれ備えている。
これらのユニットに備えられた各種回路基板は、不正操作、いわゆるゴト行為を行う不正操作者によって、いずれも不正アクセスの対象となり得る。
例えば、メイン制御基板ユニット30に備えられたメイン制御基板としての回路基板230には、遊技機10における基本的な制御、具体的には例えば役抽選等を行うための当選確率データや、役抽選を実行するためのプログラムや、役抽選の当選確率のレベルが異なる例えば設定1〜6(設定値1〜6)の複数段階の抽選テーブルを切り換えることが可能な設定変更に関する種々のデータ等の出玉性能に関するデータが記録された記憶装置(ROM)が搭載されている。さらに、回路基板230の右端には、上述した設定変更を可能な状態にするための設定変更キースイッチ235が接続されている。この設定変更キースイッチ235からの配線ケーブル270は、出玉性能に影響を与える重要配線ケーブル274として、ベース部材120の右側縁内部側に沿って下方に這わせ、ベース部材120の下側縁内部側に沿って左側に位置して、基板ケース100の前面側に開口するコネクタ挿通孔133から前面側に向かって突出するように形成されているコネクタ接続口260まで這わせてコネクタ用カバー400の後述する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の内部に入り、コネクタ280の右側の接点c9,d9に接続されている。なお、ベース部材120の下側縁部には、立設する先端がベース部材120の内側に向かって直角に曲折された形状であって、縦断面形状が略L字状の複数の案内片140と、この複数の案内片140の間に位置して、案内片140よりもベース部材120の内側に位置して、前面側に向かって突出する突出片150が形成されている(図5、図18、図19参照)。
上述した設定変更キースイッチ235に接続され、不正対策挿通孔430まで基板ケース100の縁に沿って配置されている重要配線ケーブル274は、ベース部材120の下側縁部に配置されている状態において、図19の点線で示すように、案内片140と突出片150との間に配置され、断面形状がL字状の案内片140が、重要配線ケーブル274の前面側を覆うような位置関係となるように形成されている。
上述した案内片140は基板ケース100のベース部材120に設けられているものである。ここで設定変更キースイッチ235を覆うハウジングの一部には、縦断面形状がコ字状(具体的には、縦断面形状が前面側を覆う逆U字状)の案内路236が一体となって形成されている。この案内路236は、案内片140によって設定変更キースイッチ274近傍まで案内された重要配線ケーブル274を前面側から覆うと共に、設定変更キースイッチ235の内部にまで案内している。
なお、本実施の形態では、ROM及びRAMは、メインCPU234(図4参照)に内蔵されている。このため、メインCPU234を、この記憶装置を偽造したものに交換することによって、遊技中に特定の操作を行うとボーナス遊技に当選して必ず大当たりになるようにする等、遊技機10に不正な改造を試みる不正操作者が現れる場合がある。したがって、遊技機10においては、この種の回路基板230を、ケースの内部に収容して封止(封印とも言う)することが行われている。本実施の形態においても、メイン制御基板ユニット30は、図3に示すような基板ケース100を有し、この基板ケース100の内部に、回路基板230(図4参照)を収容することによって、当該回路基板230を封止する構造を採用している。この基板ケース100は、基板ケース100の外部より視認可能となるように透明に形成されている。
本実施の形態では、図3〜図5を用いて、基板ケース100について説明する。特に、メイン制御基板ユニット30(図2参照)用の基板ケース100(メイン制御基板としての回路基板230を封止する基板ケース100)を例に挙げて説明する。なお、以下に説明する構成は、メイン制御基板ユニット30以外のユニット(例えば、サブ制御基板ユニット31や液晶ユニット32等)の基板ケース等に配置されるコネクタ280を覆うコネクタ用カバー400においても適用することができる。
基板ケース100は、ベース部材120と、カバー部材110とを互いに組み付けることで形成されている。カバー部材110は、保護カバー300を有さない場合には、カバー部材本体130により構成され、保護カバー300を有する場合には、カバー部材本体130と、保護カバー300とにより構成されている。
すなわち、基板ケース100は、保護カバー300を有さない場合には、ベース部材120と、カバー部材本体130からなるカバー部材110とを互いに組み付けることで形成され、保護カバー300を有する場合には、保護カバー300をカバー部材本体130に組み付けたカバー部材110と、ベース部材120とを組み付けることで形成されている。
ここで、保護カバー300は、回路基板230に上に配置されたコネクタ280,262,263に対し、外部から不正アクセスされ難くするためにカバー部材本体130の前側を覆うものである。カバー部材本体130には、コネクタ挿通孔131,132,133を備え、コネクタ280,262,263に接続される配線ケーブル(図4では図示せず)を、コネクタ挿通孔131,132,133を介して基板ケース100の外部と接続させている。
本実施の形態では、筐体10a内に配置された電気機器としての回路基板230に設けたコネクタ接続口260及びこのコネクタ接続口260に接続されるコネクタ280を覆うためのコネクタ用カバー400とを備えている。すなわち、回路基板230に設けたコネクタ接続口260にコネクタ280が接続され(なお、コネクタ280に接続される配線ケーブル270は図示せず)、このコネクタ280の前面側(Y軸負方向側(Y軸の矢印と逆方向))は、コネクタ280及びコネクタ280に繋がる複数の配線ケーブル270の端末近傍をコネクタ用カバー400により覆っている(図5参照)。
図4に示すように、カバー部材110のカバー部材本体130は、回路基板230の前側(y軸負方向側)を覆い、ベース部材120は、回路基板230の後側(y軸正方向側)を覆うものである。
基板ケース100は、当該基板ケース100の後側に設けられたケースホルダー200(筐体側部材)を介して、筐体10aの背板10b(図2参照)の前面側に取り付けられている。
図3及び図4に示すようにカバー部材本体130の前面側には、保護カバー300が装着可能に形成されている。
具体的には、保護カバー300を取り付ける場合には、図4に示すように、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態で、ねじ(図示せず)を、保護カバー300の左側に貫通する左固定部材挿通部322に通して、カバー部材本体130にねじ止めする。
そして、ねじ(図示せず)に不正アクセスされることを防止するために、所定の部材を左固定部材挿通部322に嵌め合わせている。
また、同様に、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態で、ねじ(図示せず)を保護カバー300の右側に貫通する右固定部材挿通部320に通して、ベース部材120の右側にねじ止めする。
そして、ねじ(図示せず)に不正アクセスされることを防止するために、所定の部材をを右固定部材挿通部320に嵌め合わせている。
これにより、ベース部材120の前面側に回路基板230及びカバー部材本体130を配置した状態、すなわち、ベース部材120と、保護カバー300との間に回路基板230及びカバー部材本体130を挟み混んだ状態で、ベース部材120、回路基板230、カバー部材本体130及び保護カバー300が一体となった基板ケース100を形成することができる。なお、保護カバー300を有しないような場合には、後面側に回路基板230をビスにより取り付けたカバー部材本体130を、図示しないビスにより、ベース部材120に固定することで形成される。
また、保護カバー300を有する場合は、本実施の形態のように、保護カバー300を、基板ケース100を構成するベース部材120及びカバー部材本体130の両方に取り付けるようにする他、ベース部材120及びカバー部材本体130のいずれか一方にのみ取り付けるようにしても良い。
ここで、図4に示したケースホルダー200、ベース部材120、回路基板230、カバー部材本体130及び保護カバー300の各部材のうち、回路基板230を除く部材(特に、基板ケース100を構成するカバー部材本体130及びベース部材120)は、主に、透明なABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)等の成分からなる熱可塑性樹脂)によって形成される。これは、基板ケース100の内部に収容された回路基板230に対する不正な改造等を、基板ケース100の外部からの目視でも発見できるようにすることを考慮してのものである。本実施の形態においては、保護カバー300、カバー部材本体130、ベース部材120、ケースホルダー200は、主に透明な樹脂からなる射出成形品としている。なお、保護カバー300は、基板ケース100内の電子部品の種類や正確な位置を外部から隠すために半透明の樹脂からなるようなものでもよい。
図4に示した、カバー部材本体130、ベース部材120、ケースホルダー200、保護カバー300及び回路基板230は、当該遊技機10の製造工場において、下記で説明する組付手順1〜4で組み付ける。
組付手順1では、特に図示していないが、カバー部材本体130の後面側に、回路基板230を組み付けるものである。
組付手順1においては、回路基板230における各種電子部品が配置された側が前側を向く状態で、回路基板230をカバー部材本体130に組み付ける。
これにより、遊技ホールの管理者等が遊技機10の前扉10dを開けたときに、回路基板230に実装された各種電子部品に異常がないかや、ROMが偽造されたものに不正に交換されていないか等を目視により容易に確認することができる。
また、回路基板230の各種電子部品が実装された前面側をカバー部材本体130で覆った状態とすることができることで、その後の手順で、回路基板230の電子部品が他の部材等に衝突して破損する等の不具合を防止することができる。
本実施の形態では、回路基板230の四隅部に設けられたビス孔に対して、回路基板230の後側から図示省略のビスを挿入し、当該ビスの先端部(前端部)をカバー部材本体130の後面側に螺合することで、回路基板230をカバー部材本体130に固定している。もちろん、カバー部材本体130に対する回路基板230の固定方法は、上述した固定方法に限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。これにより、組付手順1が完了する。
組付手順2では、ベース部材120の前面側に、上述したように回路基板230を取り付けたカバー部材本体130を組み付け、回路基板230を、基板ケース100の内部に収容した状態とするものである。
具体的には、組付手順2では、先ず、ベース部材120の前面側にカバー部材本体130を配置し、ベース部材120にカバー部材本体130を嵌め込む。これにより、回路基板230をベース部材120及びカバー部材本体130の間に収容した状態となる。
なお、取り付け手順は、特に限定されるものではなく、上述したようにカバー部材本体130側に回路基板230を取り付け、一体となったそれらを、ベース部材120側に取り付けているが、これに限定されるものではなく、ベース部材120側に回路基板230をビス等により取り付け、それらが一体となったものの前面側にカバー部材本体130を取り付けるようにしてもよい。
組付手順3では、筐体10aの背板10b(図2)の前面側にビス等により固定されたケースホルダー200(筐体側部材)の前面側に、一体となったベース部材120及びカバー部材本体130を組み付ける。
組付手順4では、カバー部材本体130の前面側に、保護カバー300を組み付ける。
上記組付手順1〜4が完了すると、基板ケース100は、筐体10aに取り付けられた状態となる。なお、保護カバー300は当初よりカバー部材本体130の前面側に取り付けておいてもよい。
ここで、「基板ケース100内に配置されている部品」には、図4に示すように、メインCPU234、役比モニター231、モニターLED240等が含まれる。
ここで、メインCPU234は、メイン制御基板としての回路基板230における中央演算処理装置である。
また、役比モニター231は、いわゆる役物比率について、当該遊技機自身で集計し、7セグメントでモニター表示するためのものである。
また、モニターLED240は、回路基板230上に配置され、遊技機10の各種のセンサーに接続されることで、遊技機10の各種のセンサーが有効に機能しているか否かを点灯状態により表示するためのものである。このモニターLED240は、対応するセンサーがメダルや操作を検出した状態では点灯し、検出していない状態では、消灯することで、遊技機の各種のセンサーが有効に機能しているか否かを点灯状態により表示するものである。
図6に示すように、ベース部材120の前面側に回路基板230が配置され、この回路基板230の下部にコネクタ接続口260が設けられて、このコネクタ接続口260には、上下2列に9個ずつ、合計18個の接点(c1〜c9,d1〜d9、図8参照)が設けられている。
このコネクタ接続口260の上述した9個ずつ2列の合計18個の接点に、特に図示していないが18本の配線ケーブル270が接続されているコネクタ280が、各接点に対応するように差し込まれることで、電気機器からの配線ケーブル270が接点c1〜c9、接点d1〜d9を介して、電気的に接続されるように形成されている。
具体的には、コネクタ280には、図8や図18に示すように、上下2列に9個ずつ、合計18個の配線ケーブル270(図示せず)を差し込むためのケーブル差し込み孔264(接点c1〜c9、接点d1〜d9)が設けられ、各ケーブル差し込み孔264に1本の配線ケーブル270が差し込まれ、上下2列の接点c1〜c9、接点d1〜d9を構成するために、配線ケーブル270の先端に特に図示していないが導電可能な金具が固定され、コネクタ280をコネクタ接続口260に接続すると、各ケーブル差し込み孔264に差し込まれた配線ケーブル270の合計18個の金具が、コネクタ接続口260の18個の各接点に接触することで、配線ケーブル270からの電気信号を、上下2列、各列9個ずつの2列の接点(接点c1〜c9、接点d1〜d9)を介して、コネクタ接続口260の各接点に伝達可能に形成されているものである。
なお、コネクタ280のZ軸負方向側の面には、図8に示すように、コネクタ280をコネクタ接続口260側への固定をロックするためのロック手段290が形成されている。コネクタ280をコネクタ接続口260側に向かってY軸正方向側に押し込むとコネクタ接続口260側に固定されてロック状態となり、弾性変形させることによりロック状態を解除することができるように形成されている。
ここで、出玉性能に関する信号を伝達するための設定変更キースイッチ235の電気機器と接続されている重要配線ケーブル274は、接点c9,d9となるように形成されている。
そして、本実施の形態では、筐体10a内の基板ケース100の回路基板230に設けたコネクタ接続口260及びコネクタ接続口260に接続されるコネクタ280を覆うためのコネクタ用カバー400が設けられている(図7〜図9参照。)。
このコネクタ用カバー400がコネクタ280及び当該コネクタ280に繋がる複数の配線ケーブル270の端末近傍を覆うことができるように形成されている。
図7及び図9に示すように、コネクタ用カバー400は、配線ケーブル270をコネクタ用カバー400の外部へ挿通させるために開口する挿通孔410を有している。
具体的には、挿通孔410は、複数の配線ケーブル270の一部の配線ケーブル270を外部に挿通させる普通挿通孔420と、複数の配線ケーブル270の他の一部の配線ケーブル270を外部に挿通させると共に、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270をコネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けた不正対策挿通孔430とを備えている。
なお、本実施の形態では、挿通孔410は、複数個(具体的には2個)有しているが、特に2個の限定されるものではなく、例えば、1個だけ設けるようにしてもよく、また、2個を超える個数設けるようにしてもよい。
本実施の形態では、この不正対策挿通孔430には、複数の配線ケーブル270のうち、出玉性能に関する信号を伝達するための配線ケーブル270(重要配線ケーブル274)を挿通させている。
コネクタ用カバー400の周囲には、コネクタ280に係止するための全部で4個の係止片440が形成されている。この係止片440は、全体が弾性変形可能に形成されており、内方向側面には、傾斜面及び段差を有する矢羽根状の片側部分からなる矢羽根部441が設けられ(図15参照)、コネクタ用カバー400をコネクタ280の前面側から奥側(Y軸正方向側)に押し込むと、係止片440の矢羽根部441が、コネクタ280の凹部(図示せず)に入り込み、コネクタ用カバー400をコネクタ280に係止した状態を維持することができる。コネクタ280からコネクタ用カバー400を取り外す際には、コネクタ用カバー400を僅かに捻る等の弾性変形を行わせることで、係止片440全体が弾性変形することで、矢羽根部441がコネクタ280の凹部から外れることで、係止片440が凹部から外れ、コネクタ用カバー400をコネクタ280から取り外すことができる。
図10に示すように、普通挿通孔420は、コネクタ用カバー400の不正対策挿通孔430を設けていない方(すなわちX軸負方向)の端面側のY軸正方向及びZ軸負方向側の角部周辺に開口しているものである。
また、不正対策挿通孔430は、コネクタ用カバー400のX軸正方向側の端面からさらに、X軸正方向側に向かって突出する部分のY軸正方向側に向かって僅かに開口しているものである。
本実施の形態では、図9〜図11に示すように、不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも開口面積が小さくなるように形成されている。
また、本実施の形態では、図9に示すように、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には、Y軸負方向)と、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260に接続された配線ケーブル270を、不正対策挿通孔430から挿通させてコネクタ用カバー400の外部へ引き出す方向(具体的には、Y軸正方向)とは、Y軸正方向とY軸負方向とからなり、互いに方向が反対方向となるように形成されている。
本実施の形態では、コネクタ用カバー400は、Y軸正方向側に開口する全体形状として略直方体状に形成されている。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、不正対策挿通孔430の開口の位置は、コネクタ280に配線ケーブル270を差し込むためのケーブル差し込み孔264の位置から、ケーブル差し込み孔264が臨む方向(具体的には、図9のY軸負方向側)とは反対方向(具体的には、図9のY軸正方向側)側に形成されていることを特徴とする。すなわち、図9で説明すると、不正対策挿通孔430の開口の位置は、ケーブル差し込み孔264の表面の位置よりも、図9の下側(遊技者から見ると奥側)、すなわち、図9のY軸正方向側に位置している
また、本実施の形態では、図9に示すように、普通挿通孔420は、その開口からコネクタ接続口260を、直接、視認可能な位置に形成されているのに対して、不正対策挿通孔430は、その開口からコネクタ接続口260を、直接、視認不可能な位置に形成されている。
また、本実施の形態では、電気機器としての回路基板230は、基板ケース100に覆われている。図6〜図9に示すように、コネクタ接続口260は、基板ケース100の開口であるコネクタ挿通孔131から前面側に向かって突出するように形成されている。
基板ケース100の前面下側及び前面右側で立設する縁部には、不正対策挿通孔430から引き出された配線ケーブル270の端部を基板ケース100の外部の他の電気機器である設定変更キースイッチ235側へ案内し、配線ケーブル270の前面側を覆う縦断面形状がL字状の複数の案内片140が形成されている(図5、図19参照。)。
また、複数の案内片140の間には、配線ケーブル270を案内片140との間で挟み込むために前面側に向かって突出する突出片150が形成されている(図18、図19参照。)。
本実施の形態では、複数の配線ケーブル270には、出玉性能に関する信号を伝達しない通常配線ケーブル272と、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274とを有し、普通挿通孔420と、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点c9,d9との距離(具体的には、例えば図9に示す距離L9)は、普通挿通孔420と、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(c1〜c8,d1〜d8)との距離(具体的には、例えば、図9に示す距離L1・・・L8等)よりも遠くなるように形成されている。
また、ここで、通常配線ケーブル272が取り扱う信号としでは、具体的には、例えば、ホッパーユニット36から出力されるメダル払出カウンタのセンサ信号や、前扉10dの開閉を検知するセンサスイッチからの出力信号等が含まれる。
また、本実施の形態では、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274として、出玉性能に重要な影響を及ぼす設定1〜6のいずれかに設定を変更するための設定変更キースイッチ235からの信号を伝達するための配線ケーブル270を設定しているが、特に当該配線ケーブル270だけに限定されるものではない。出玉性能に僅かでも影響を及ぼす可能性のある電気機器、例えば正解押し順を遊技者に報知するための演出信号を伝達するための配線ケーブル270や、役抽選の結果、当選した役を遊技者に報知するための演出信号を伝達するための配線ケーブル270等であっても、重要配線ケーブル274として設定してもよい。
また、本実施の形態では、重要配線ケーブル274とコネクタ接続口260との接点(具体的には、図9に示す接点c9,d9)は、全ての配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接点(例えば図9に示すc1〜c9,d1〜d9)のうち、挿通孔410としての普通挿通孔420から最も遠い位置にあるように形成されている。具体的には、普通挿通孔420からの各接点(例えばc1〜c9、d1〜d9)までの距離(具体的には、L1〜L9)のうち、重要配線ケーブル274の接点c9,d9が、普通挿通孔420から最も遠い位置となるように配置されている。
なお、挿通孔410が後述する図21のように中央に1個だけ開口しているような場合には、重要配線ケーブル274の接点の位置は、当該挿通孔410から最も遠い距離となる両端側の接点である接点c1,d1又は接点c9,d9に配置されるようなものが含まれる。
また、本実施の形態では、図9に示すように、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点と、挿通孔410としての普通挿通孔420との間には、通常配線ケーブル272が介在するように形成されている。
また、本実施の形態では、コネクタ用カバー400は、挿通孔410としての複数の配線ケーブル270の一部の通常配線ケーブル272を外部に挿通させる普通挿通孔420と、複数の配線ケーブル270の他の一部の配線ケーブル270である重要配線ケーブル274を外部に挿通させると共に、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270をコネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けた不正対策挿通孔430とを有し、不正対策挿通孔430には、重要配線ケーブル274を挿通させている。
そして、普通挿通孔420と、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点c9,d9との距離(図9に示すL9)は、普通挿通孔420と、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点c1〜c8、d1〜d8との距離(図9に示すL1〜L8)よりも遠くなるように形成されている。
本実施の形態では、上述したような構成を有することで下記に示すような作用及び効果を奏する。
本実施の形態では、不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270をコネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられている。
不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられていることで、普通挿通孔420よりも、配線ケーブル270を保護することができ、外部から配線ケーブル270に対して不正操作を加えようとしても、普通挿通孔420よりも不正操作を抑えることができ、不正対策が強化されていることになる。
本実施の形態では、普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けているが、仮に普通挿通孔420を設けずに、不正対策挿通孔430だけを設けて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要な配線ケーブル270と、そのような重要な配線ケーブル270ではない配線ケーブル270とを含む全ての複数の配線ケーブル270を不正対策挿通孔430から引き出すようにすると、限られた面積の開口である不正対策挿通孔430に多数の配線ケーブル270が隙間無く、余裕の無い状態で通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も大きくなって、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本実施の形態では、配線ケーブル270を通すために普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けることで、重要な配線ケーブル270の断線等の発生を防ぎ、重要な配線ケーブル270を優先的に保護することができる。
これにより、不正対策挿通孔430は配線ケーブル270に対して不正操作を行い難くすることができ、普通挿通孔420と比べて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要な配線ケーブル270を優先的に保護することができ、不正防止効果を効率的に向上させることができる。
一般的に挿通孔410の開口面積を小さくすると、不正操作用の例えば棒状のもの等を進入させ難くなり、不正操作は行い難くなる。
仮に、普通挿通項420及び不正対策挿通孔430の両方を設けずに、1つの挿通孔410から多数の配線ケーブル270を引き出すようにして、その挿通孔410の開口面積を小さくすると、上述したように限られた面積の開口に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。
本実施の形態では、出玉性能に関する信号を伝達するための配線ケーブル270を挿通させる不正対策挿通孔430の開口面積を普通挿通孔420よりも小さくすることで、開口面積のより小さい不正対策挿通孔430の方が、重要な配線ケーブル270である出玉性能に関する信号を伝達するための配線ケーブル270をより厳重且つ優先的に保護することができる。
このように不正対策挿通孔430の開口面積を普通挿通孔420よりも小さくすることで、断線等の不都合を発生させることなく、不正対策挿通孔430は配線ケーブル270に対して不正操作をより行い難くすることができ、普通挿通孔420と比べて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要な配線ケーブル270をより厳重且つ優先的に保護することができ、不正防止効果をより効率的に向上させることができる。
本実施の形態によれば、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))と、配線ケーブル270を不正対策挿通孔430から挿通させてコネクタ用カバー400の外部へ引き出す方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))とは、反対方向となるように形成されている。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させたとしても、コネクタ接続口260へ到達させるためには、一旦、不正対策挿通孔430からの挿入方向(具体的には例えば図9では上方向(Y軸負方向))を、180度、Uターンさせて反対方向(具体的には例えば図9では下方向(Y軸正方向))へ変換させる(曲折させる)必要があることになり、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260への不正操作を行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
本実施の形態によれば、不正対策挿通孔430の開口の位置は、ケーブル差し込み孔264の位置から、ケーブル差し込み孔264が臨む方向(具体的には例えば図9では上方向(Y軸負方向))とは反対方向(具体的には例えば図9では下方向(Y軸正方向))側に形成されていることで、不正対策挿通孔430からケーブル差し込み孔264をさらに引き離すことができ、不正操作を実施し難くすることができる。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させて、一旦、挿入方向を、180度、Uターンさせて反対方向へ変換させる(曲折させる)としても、その曲折させる位置と、不正対策挿通孔430の開口の位置との距離を、より遠くすることができ、不正対策挿通孔430からケーブル差し込み孔264への不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に位置する不正対策挿通孔430まで引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
本実施の形態によれば、普通挿通孔420は、その開口からコネクタ接続口260を、直接、視認可能であることにより、配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接続状況を視認により確認することができるが、不正操作も行い易くなるのに対して、不正対策挿通孔430は、その開口からコネクタ接続口260を直接、視認不可能な位置に形成されていることで、不正対策挿通孔430の開口からの不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
本実施の形態によれば、ケースの前面側の縁部には、不正対策挿通孔430から引き出された配線ケーブル270の端部をケースの外部の他の電気機器側へ案内し、配線ケーブル270の前面側を覆う案内片140が設けられていることで、不正対策挿通孔430から引き出された配線ケーブル270を案内片140の後面側に沿って這わせることで、当該配線ケーブル270の前面側が覆われ、筐体10aの前面側から当該配線ケーブル270を直接、目視することができないように隠しながら、他の電気機器側の方向へ案内することができ、不正防止効果をより高めることができる。
さらに本実施の形態では、配線ケーブル270を案内片140及び突出片150との間を通すことができるため、配線ケーブル270の自由な移動を阻止し、配線ケーブル270の保護をより強化することができる。
本発明によれば、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)との距離は、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)と、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(c1〜c8、d1〜d8)との距離よりも遠くなるように形成されている。これにより、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)から、遊技者側に利益をもたらすような出玉性能に関する信号に関して不正操作を行おうとして、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(具体的には、接点c9,d9)まで、異物を進入させようとしても、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)からの距離(例えば、図9に示す距離L9)が、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)から通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(具体的には、接点c1〜c8、d1〜d8)までの距離(具体的には、L1〜L8)と比較して、遠いため、通常配線ケーブル272及びコネクタ接続口260の接点(d1〜d8)までに進入させるよりも、より進入し難く、到達し難くなり、仮に到達したとしても、挿通孔410(具体的には、普通挿通孔420)からの距離(L9)が遠いことで、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点(c9,d9)に対する不正操作を行い難くすることができ、結果として不正防止効果を高めることができる。
なお、ここで、「出玉性能に関する信号」とは、例えば、役抽選の当選確率のレベルを設定1〜6の6段階に定めているような場合の設定値を設定する際に使用する信号等、メダル等の排出を促すようなものが含まれる。
本実施の形態によれば、重要配線ケーブル274とコネクタ接続口260との接点(c9,d9)は、全ての配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接点(c1〜c9、d1〜d9)のうち、挿通孔410から最も遠い位置にあるように形成されている。
これにより、重要配線ケーブル274とコネクタ接続口260との接点(c9,d9)を、他の接点(c1〜c8、d1〜d8)よりも、挿通孔410からの距離を最も遠くすることができ、挿通孔410から不正操作用の異物を侵入させて当該接点(c9,d9)に対して不正操作を行おうとしても、距離が最も遠いことで全ての配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接点(c1〜c9、d1〜d9)に対する不正操作の中で不正操作を最も行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
本実施の形態によれば、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点c9,d9と、挿通孔410としての普通挿通孔420との間には、通常配線ケーブル272が介在する。これにより、挿通孔410としての普通挿通孔420から、重要配線ケーブル274及びコネクタ接続口260の接点c9,d9へ、異物を差し込んで不正操作を行おうとしても、通常配線ケーブル272が介在することで、異物の進入の邪魔をすることができ、そのような通常配線ケーブル272が介在していない場合と比べて、そのような不正操作をより行い難くすることができ、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274をより優先的に保護することができ、不正防止効果をより効率的に向上させることができる。
本実施の形態によれば、不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270をコネクタ用カバー400から引き出す方向に沿って配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられている。
不正対策挿通孔430は、普通挿通孔420よりも配線ケーブル270の周囲を被覆する領域が多い箇所に設けられていることで、普通挿通孔420よりも、配線ケーブル270を保護することができ、外部から配線ケーブル270に対して不正操作を加えようとしても、普通挿通孔420よりも不正操作を抑えることができ、不正対策が強化されていることになる。
本実施の形態では、普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けているが、仮に普通挿通孔420を設けずに、不正対策挿通孔430だけを設けて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274と、そのような重要な配線ケーブル270ではない通常配線ケーブル272とを含む全ての複数の配線ケーブル270を不正対策挿通孔430から引き出すようにすると、限られた面積の開口である不正対策挿通孔430に多数の配線ケーブル270が隙間無く、余裕の無い状態で通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も大きくなって、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本実施の形態では、配線ケーブル270を通すために普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との両方を設けることで、重要配線ケーブル274の断線等の発生を防ぎ、重要配線ケーブル274を優先的に保護することができる。
これにより、不正対策挿通孔430は配線ケーブル270に対して不正操作を行い難くすることができ、普通挿通孔420と比べて、出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブル274を優先的に保護することができ、不正防止効果を効率的に向上させることができる。
本実施の形態によれば、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))と、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260に接続された配線ケーブル270を、不正対策挿通孔430から挿通させてコネクタ用カバー400の外部へ引き出す方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))とは反対方向となるように形成されている。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させたとしても、そのまま直進してもコネクタ接続口260へ到達させるためには、一旦、不正対策挿通孔430からの挿入方向(具体的には、例えば図9では上方向(Y軸負方向))を、180度、Uターンさせて反対方向(具体的には、例えば図9では下方向(Y軸正方向))へ変換させる(曲折させる)必要があることになり、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260への不正操作を行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
本実施の形態によれば、不正対策挿通孔430の開口の位置は、コネクタ接続口260の位置から、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9では上方向(Y軸負方向))とは反対方向(具体的には例えば図9では下方向(Y軸正方向)側)側に形成されていることで、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260をさらに引き離すことができ、不正操作を実施し難くすることができる。
したがって、不正対策挿通孔430から仮に棒状のものを挿入させて、一旦、挿入方向を、180度、Uターンさせて反対方向へ変換させる(曲折させる)としても、その曲折させる位置と、不正対策挿通孔430の開口の位置との距離を、より遠くすることができ、不正対策挿通孔430からコネクタ接続口260への不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
仮に、全ての配線ケーブル270を、上述したような構成を有する不正対策挿通孔430からコネクタ用カバー400の外部へ引き出すようにすると、全ての配線ケーブル270を、コネクタ接続口260が臨む方向(具体的には例えば図9の上方向(Y軸負方向))とは、反対方向(具体的には例えば図9の下方向(Y軸正方向))に位置する不正対策挿通孔430まで引き出すために全ての配線ケーブル270を180度、Uターンさせて反対方向に曲折させる必要があることになり、限られた空間領域に多数の配線ケーブル270が隙間無く余裕の無い状態で曲折されて通されることになり、配線ケーブル270同士も接触面積が増大し、配線ケーブル270間の摩擦力も増大し、断線等の不都合が発生する可能性が高くなる。本発明によれば、そのような不都合の発生を回避することができる。
本実施の形態によれば、普通挿通孔420は、その開口からコネクタ接続口260を、直接、視認可能であることにより、配線ケーブル270とコネクタ接続口260との接続状況を視認により確認することができるが、不正操作も行い易くなるのに対して、不正対策挿通孔430は、その開口からコネクタ接続口260を直接、視認不可能な位置に形成されていることで、不正対策挿通孔430の開口からの不正操作をより行い難くすることができ、不正防止効果を高めることができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、コネクタ用カバー400の挿通孔410には、普通挿通孔420と不正対策挿通孔430との2個配置されていたが、本実施の形態では、図20に示すように、挿通孔410として、普通挿通孔420及び不正対策挿通孔430の両方を兼ねる1個の挿通孔410だけが設けられているものである。
挿通孔410の数が1個になった以外のその他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様の構成を有するものであって、それらの説明を省略する。
本実施の形態は、図8及び図9に示すような接点(c1〜c9、d1〜d9)の配置になっているコネクタ280に、図20に示すようなX軸負方向の端部に普通挿通孔420及び不正対策挿通孔430の両方を兼ねる1個の挿通孔410を有するコネクタ用カバー400を取り付けるものである。
本実施の形態の場合、重要配線ケーブル274が接続される接点は、図8及び図9に示すような接点(c1〜c9、d1〜d9)の配置になっているコネクタ280の接点のうち、図20に示すコネクタ用カバー400のX軸負方向端部に設けた当該挿通孔410からX軸正方向に最も距離の離れた接点である接点c9,d9となるものである。
本実施の形態においても、重要配線ケーブル274の接点c9,d9が、図20に示すコネクタ用カバー400のX軸負方向端部の挿通孔410から最も遠い位置に配置されていることで、第1の実施の形態で説明した作用効果と同様の作用効果を奏することができるとともに、不正対策挿通孔430との距離も同様に最も遠い位置にあることで、不正対策挿通孔430からの異物の挿入を阻止することができ、さらに不正操作の防止を図ることができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、コネクタ用カバー400の挿通孔410には、普通挿通孔420と不正対策挿通孔430とが、X軸方向の正方向と負方向との両端側に2個配置されていたが、本実施の形態では、図21に示すように、挿通孔410として、普通挿通孔420及び不正対策挿通孔430の両方を兼ねる1個の挿通孔410が、コネクタ用カバ-400の正面側の中央に1個だけが設けられているものである。
挿通孔410の数が1個になった以外のその他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様の構成を有するものであって、それらの説明を省略する。
本実施の形態は、図8及び図9に示すような接点(c1〜c9、d1〜d9)の配置になっているコネクタ280に、図21に示すような正面側の中央に普通挿通孔420及び不正対策挿通孔430の両方を兼ねる1個の挿通孔410を有するコネクタ用カバー400を取り付けるものである。
本実施の形態の場合、重要配線ケーブル274が接続される接点は、図8及び図9に示すような接点(c1〜c9、d1〜d9)の配置になっているコネクタ280の接点のうち、図21に示すコネクタ用カバー400の正面側の中央に1個だけ設けた当該挿通孔410からX軸正方向又はX軸負方向に最も距離の離れた接点である接点c9,d9(X軸正方向端部)又は接点c1,d1(X軸負方向端部)となるものである。
本実施の形態においても、重要配線ケーブル274の接点c9,d9又は接点c1,d1が、挿通孔410から最も遠い位置に配置されていることで、第1の実施の形態で説明した作用効果と同様の作用効果を奏することができるとともに、不正対策挿通孔430との距離も同様に最も遠い位置にあることで、不正対策挿通孔430からの異物の挿入を阻止することができ、さらに、接点c9,d9及び接点c1,d1の両方を重要配線ケーブル274の接点とすることができるため、重要配線ケーブル274が複数存在するような場合には、両方の重要配線ケーブル274に対して不正操作の防止を同様に図ることができる。
10 遊技機 10a 筐体
10b 背板 10d 前扉
10e 図柄表示窓部 11 メダル投入口
11a メダルセレクタ 12 メダル払出口
13 左リール 14 中リール
15 右リール 16 表示装置
17 スピーカー 18 マックスベットスイッチ
19 1ベットスイッチ 20 スタートスイッチ
21 左ストップスイッチ 22 中ストップスイッチ
23 右ストップスイッチ 24 チャンスボタン
25 払戻しスイッチ 26 リール
26a 有効ライン 27a 中パネル
27b 下パネル 28 操作部
29a クレジット表示器 29b 払出枚数表示器
29c 区間報知ランプ 30 メイン制御基板ユニット
31 サブ制御基板ユニット 32 液晶ユニット
33 電源ユニット 34 コネクタユニット
35 リールユニット 36 ホッパーユニット
37 メダル受け皿 38 演出用ランプ
40 ベットスイッチ 50 ストップスイッチ
100 基板ケース 110 カバー部材
120 ベース部材 130 カバー部材本体
131 コネクタ挿通孔 132 コネクタ挿通孔
133 コネクタ挿通孔 140 案内片
150 突出片 200 ケースホルダー
230 回路基板 231 役比モニター
234 メインCPU 235 設定変更キースイッチ
236 案内路 240 モニターLED
260 コネクタ接続口(接点c1〜c9,d1〜d9)
261 コネクタ差し込み孔(接点c1〜c9,d1〜d9)
262 コネクタ 263 コネクタ
264 ケーブル差し込み孔 270 配線ケーブル
272 通常配線ケーブル 274 重要配線ケーブル
280 コネクタ c1〜c9、d1〜d9 接点
290 ロック手段 300 保護カバー
400 コネクタ用カバー 410 挿通孔
420 普通挿通孔 430 不正対策挿通孔
440 係止片 441 矢羽根部

Claims (2)

  1. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、
    前記筐体内に配置された電気機器に設けたコネクタ接続口及び前記コネクタ接続口に接続されるコネクタを覆うためのコネクタ用カバーとを備え、
    所定の条件を満足すると出玉が増大するように形成され、
    前記コネクタ及び前記コネクタに繋がる複数の配線ケーブルの端末近傍を前記コネクタ用カバーにより覆った遊技機において、
    前記コネクタ用カバーは、前記配線ケーブルを挿通させるために開口する挿通孔を有し、
    前記複数の配線ケーブルには、
    出玉性能に関する信号を伝達しない通常配線ケーブルと、
    出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブルとを少なくとも有し、
    前記挿通孔と、前記重要配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離は、前記挿通孔と、前記通常配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離よりも遠くなるように形成され
    前記重要配線ケーブルと前記コネクタ接続口との接点は、全ての前記配線ケーブルと前記コネクタ接続口との接点のうち、前記挿通孔から最も遠い位置にあるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口を開閉可能であって、閉鎖状態で前記開口を閉塞する前扉と、
    前記筐体内に配置された電気機器に設けたコネクタ接続口及び前記コネクタ接続口に接続されるコネクタを覆うためのコネクタ用カバーとを備え、
    所定の条件を満足すると出玉が増大するように形成され、
    前記コネクタ及び前記コネクタに繋がる複数の配線ケーブルの端末近傍を前記コネクタ用カバーにより覆った遊技機において、
    前記コネクタ用カバーは、前記配線ケーブルを挿通させるために開口する挿通孔を有し、
    前記複数の配線ケーブルには、
    出玉性能に関する信号を伝達しない通常配線ケーブルと、
    出玉性能に関する信号を伝達するための重要配線ケーブルとを少なくとも有し、
    前記挿通孔と、前記重要配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離は、前記挿通孔と、前記通常配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離よりも遠くなるように形成され
    前記コネクタ用カバーは、
    前記挿通孔としての前記複数の配線ケーブルの一部の前記配線ケーブルを外部に挿通させる普通挿通孔と、
    前記複数の配線ケーブルの他の一部の前記配線ケーブルを外部に挿通させると共に、前記普通挿通孔よりも前記配線ケーブルを前記コネクタ用カバーから引き出す方向に沿って前記配線ケーブルの周囲を被覆する領域が多い箇所に設けた不正対策挿通孔とを有し、
    前記不正対策挿通孔には、前記重要配線ケーブルを挿通させ、
    前記普通挿通孔と、前記重要配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離は、前記普通挿通孔と、前記通常配線ケーブル及び前記コネクタ接続口の接点との距離よりも遠くなるように形成されていることを特徴とする遊技機。
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