JP5116142B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、基板ケースに収納した制御基板と接続するハーネス側コネクタをコネクタカバーで覆った遊技機に関する。
近年、一般的なパチンコ、パチスロ(スロットマシン)などの遊技機は、電子部品を数多く使い、しかも遊技機の遊技状態を制御、管理するためにプログラム制御方式を利用している。マイクロプロセッサユニット(MPU)を始め、IC,LSIなどの電子部品は、回路基板に搭載され用いられている。
例えばパチスロ機であれば、プログラム制御方式は、当たり(ボーナス)状態を決定したり、メダルの払い出し指令を出したり、また遊技者のスタート、ストップなどの操作状態を監視し、それに対応して回胴リールの回転を制御したり、あるいは遊技状態を表示する指令を出すなどパチスロ機の集中的な管理動作を司っている。そのための制御プログラムは、読み出し専用メモリ(ROM)に記憶されており、このROMを取り替えることで新たな機能付加が出来るなど柔軟で経済的なパチスロ機の提供に貢献している。
ところでパチンコ、パチスロなどの射幸性をもつ遊技機においては、以前から「ゴト行為」と呼ばれる不正行為が後を絶たなかったが、遊技機の電子化によって新たに、例えば正規の制御プログラムが入っている読み出し専用メモリ(ROM)を不正なプログラムのROMに差し替えたり、針金などを使って回路基板上の電子部品や印刷配線へアクセスし、アースやショートにより電子回路の誤動作を起こさせたりするなどの不正行為の問題も生じてきた。
そのため遊技機の回路基板を透明な硬質樹脂からなる基板ケースに収め、これら不正アクセス行為の防止策をとっている(例えば特許文献1参照)。
上記の基板ケースは、一般に本体ケースと上蓋ケースからなり、上蓋ケースは開閉可能で、しかも不正開蓋しにくくするため係合機構と複数のかしめ構造によって回路基板を保護する構造になっている。これらの構造に加え、さらに封印シールも併用することによって、不正なアクセスに対しては開放しにくく、また開放された場合はその痕跡が残り発見しやすくし、また検査や保守作業など権限のある者が開放しようとする場合は、作業性よく容易に開けることが可能なようになっている。
前述の基板アセンブリに収容された回路基板は、遊技機内の他の装置類と配線ケーブルのハーネスによって接続されている。そのため基板ケースには、ハーネスのコネクタ(ハーネス側コネクタ)又は基板側コネクタを挿通するための開口部が設けられている。前記基板側コネクタとコネクタ挿通用開口部の隙間を無くしようとしても、現実には種々の製造上生じる誤差を考慮して収容ケースの開口部とコネクタの間に隙間(クリアランス)を取らざるを得ない。そのためこの隙間から例えば針金などを差し込み、基板回路や電子部品に触れて基板回路の動作を変更し賞を獲得するなど不正行為が行われることがあった。
これに加えて、従来では、遊技施設の関係者等が基板側コネクタから正規のハーネスを外し、正規の回路基板を収納した基板ケースを不正な回路基板を収納した基板ケースに取り替える不正行為が行われたり、正規のハーネスを外した基板側コネクタに打ち込み機と呼ばれるデータ信号入力装置を接続して通常モードをリプレイタイム等のモードに変更する行為が行われたりしていた。
このことに対応して、近年では、ハーネス側コネクタに対して、基板側コネクタに係合することで当該基板側コネクタからの当該ハーネス側コネクタの引き抜を禁止する係合爪を設け、基板側コネクタに対する係合爪の係合を解除するための操作部を設けるとともに、ハーネス側コネクタにコネクタカバーを取り付け、基板収容ケースのコネクタ挿通用開口部とコネクタ間に存在する隙間を塞ぐとともにハーネス側コネクタの操作部を操作できないようにすることで前記基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜けないようにしたスロットマシンが実用化されている。ここで、前記コネクタカバーは、前記ハーネスが挿通する貫通孔が形成された平面部と四面の壁を有して一面が開口し、この開口から前記ハーネス側コネクタの前記嵌合部を突出させた状態で前記ハーネス側コネクタの基端側を覆う。
特開2004−209238号公報
しかしながら従来のコネクタカバーにより制御基板への不正アクセスを防止するとともに基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜けないようにした構造では、コネクタカバーの開口に形成された段部等の係止部によりハーネス側コネクタを係止する構造を採用しているため、係止部を刃物で切断してハーネス側コネクタからコネクタカバーが外され、回路基板への不正アクセス、基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜くことによる回路基板の不正交換、打ち込み機による不正なモード変更等の不正行為が行われる可能性が高く、さらに係止部を刃物で切断し場合の痕跡は目立たないので、遊技機の検査を行う際に不正行為が行われたことを見落とす可能性が高かった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、ハーネス側コネクタからコネクタカバーを外しにくくするとともに、コネクタカバーを破壊することなく基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜くのを困難にできる遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、基板側コネクタを有する制御基板と、前記制御基板を収容するとともに、前記基板側コネクタを外部に露出させる基板ケースと、前記基板ケースの外側に配置された電気部品に一端が接続するハーネスと、前記ハーネスの他端が接続され、前記基板側コネクタと嵌合して前記基板側コネクタと前記ハーネスを電気的に接続するハーネス側コネクタと、前記ハーネスが挿通する貫通孔が形成された平面部と四面の壁を有して一面が開口し、前記ハーネス側コネクタを覆うコネクタカバーと、を備える遊技機であって、前記ハーネス側コネクタには、前記基板側コネクタに係合する第1及び第2の係合爪と、前記基板側コネクタに対する前記第1及び第2の係合爪の係合を解除するための第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の操作部の近傍に形成され、前記コネクタカバーと嵌合する第1及び第2の嵌合部とがそれぞれ設けられ、前記コネクタカバーの対向する第1及び第2の壁の内側面の前記開口から離れた位置には、前記平面部下面及び前記第1及び第2の壁と直交する第3又は第4の壁の内側面とともに、前記第1又は第2の操作部及び前記第1又は第2の嵌合部を囲み、かつ、前記第1又は第2の嵌合部に係止する第1及び第2の係合突起部がそれぞれ設けられ、前記第1乃至第4の壁の先端側には、前記第1乃至第4の壁の外径より小径に形成された板状の嵌合部が先端方向に向けて延出して形成されていることを特徴とする。
請求項2の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、前記コネクタカバーは、第1及び第2の半体に分割された状態で形成され、前記第1及び第2の半体には、前記平面部下面と前記第1の壁の前記第1の係合突起部との間に第1の溝部が形成され、前記第4又は第3の壁の内側面と前記第1の壁の前記第2の係合突起部との間に第2の溝部が形成され、前記平面部の前記第2又は第1の半体の前記第1の溝部と対向する位置に当該第1の溝部に挿入する第1の板状挿入部が形成され、前記第3又は第4の壁の前記第2又は第1の半体の前記第2の溝部と対向する位置に当該第2の溝部に挿入する第2の板状挿入部が形成され、前記平面部の上面に前記第1の溝部まで貫通する第1の貫通部が形成され、前記第4又は第3の壁の外側面に前記第2の溝部まで貫通する第2の貫通部が形成され、前記第1の板状挿入部の上面に前記第2又は第1の半体の前記第1の貫通部に挿入して係止する第1の爪部が形成され、前記第2の板状挿入部の外側面に前記第2又は第1の半体の前記第2の貫通部に挿入して係止する第2の爪部が形成されていることを特徴とする。
請求項1及び2に記載の遊技機によれば、前記ハーネス側コネクタの第1及び第2の嵌合部に係止する第1及び第2の係合突起部を前記コネクタカバーの一の前記壁の内側面の前記開口から離れた位置に設けることで、第1及び第2の係合突起部を刃物で切断することを防止できるので、ハーネス側コネクタからコネクタカバーを外しにくくすることが可能であり、これに加えて、前記基板側コネクタに対する前記第1及び第2の係合爪の係合を解除するための前記第1及び第2の操作部を、前記第1及び第2の嵌合部とともに、コネクタカバーの前記平面部下面及び前記第1及び第2の壁と直交する第3又は第4の壁の内側面と、前記第1及び第2の係合突起部とによりんで収納し、かつ、前記第1又は第2の嵌合部に係止することでハーネス側コネクタが前記基板側コネクタと嵌合した場合に外部からの前記第1及び第2の操作部の操作を禁止するので、コネクタカバーを破壊することなく基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜くのを困難にできる。
請求項2に記載の遊技機によれば、第1及び第2の半体の間にハーネス側コネクタ及びハーネスを挟んだ状態で当該一方及び他方の半体を嵌合することでハーネス側コネクタに前記コネクタカバーを容易に取り付けることが可能なだけではなく、コネクタカバーが嵌合されているため簡単には取り外せないようになっており、制御基板に対する不正器具を用いた不正行為を防止することができる。
本発明の遊技機によれば、第1及び第2の係合突起部を刃物で切断するのを困難にして、ハーネス側コネクタからコネクタカバーを外しにくくすることが可能であり、さらに、前記基板側コネクタの第1及び第2の操作部を、前記第1及び第2の嵌合部とともに、コネクタカバーの前記平面部下面及び前記第1及び第2の壁と直交する第3又は第4の壁の内側面と、前記第1及び第2の係合突起部とによりんで収納し、かつ、前記第1又は第2の嵌合部に係止することでハーネス側コネクタが前記基板側コネクタと嵌合した場合に外部からの前記第1及び第2の操作部の操作を禁止するので、コネクタカバーを破壊することなく基板側コネクタからハーネス側コネクタを引き抜くのを困難にでき、制御基板への不正アクセス、制御基板の不正交換、打ち込み機による制御基板の不正なモード変更等の不正行為の早期発見が可能になり、遊技施設外の人物の不正行為による遊技施設の損失を防止し、遊技施設の経営状態を改善できるとともに、遊技施設の関係者による不正行為を禁止すること及び不正に対する警告を行うことができ、遊技者に対して公正な遊技を提供できる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2はスロットマシン1の外観構造を表した正面図である。図3は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図4はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である外装筐体2と、当該外装筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
図1及び図2において、前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿6aが一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成されている。スロットマシン1は、このような表示窓42を通して外装筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、外装筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部48a、48bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部46等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部48a、48bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓49aに面して遊技機の演出装置として液晶表示装置49が配置されている。なお、液晶表示装置49は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側にはメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71はメダルを投入するためのメダル投入口72を有する。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段203(図4参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって外装筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を外装筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部62a、62bとが配置されている。
次に、図3を参照して、外装筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図3において、外装筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、左右のブラケット部材251、252を介して主制御基板ユニット90が取り付けられている。主制御基板ユニット90は、硬質プラスチックの基板ケース250に主制御基板20を収納したものである。
主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えている。
外装筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が外装筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、電源ユニット23が設けられている。電源ユニット23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源基板24が設けられている。電源ユニット23は、後述のハーネスを介してホッパ装置21、電源ユニット23及びサブ制御基板40と電気的に接続する。更に、外装筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30が配置されている。発光駆動部30は、演出用照明部46の光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部48a、48bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置49が取り付けられている。更に、液晶表示装置49の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース260に収納されたサブ制御基板40が取り付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板50が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを外装筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル払出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、外装筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置49による演出映像の表示制御、及び演出用放音部48a、48b、62a、62bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図4のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図4において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部201にはメダルクレジット手段203が設けられている。メダルクレジット手段203はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板40等がハーネスを介して接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ34aからの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段203のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段203の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段203(図4参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示装置49(図1参照)、演出用照明部46(図1参照)、演出用放音部48a、48b、62a、62b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b等の演出装置210を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル204が記憶されている。また、記憶部201には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域205が設定されている。主制御基板20には、乱数値のデータを発生する乱数発生装置206がCPU200に接続した状態で設けられている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で乱数発生装置206から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル204を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、記憶部201の内部抽選フラグ記憶領域205の当選した入賞役のフラグをオンにする。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が液晶表示装置49等によって行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域205に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域205に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段203の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿6aへ払い出す。
主制御基板ユニット90及びその周辺部について詳細に説明する。
図5は、主制御基板ユニット90の分解斜視図である。図6は、主制御基板ユニット90の外観を示す斜視図である。図7は、ハーネス側コネクタ410、基板側コネクタ361及びその周辺部のコネクタ基端側寄りから見た分解斜視図である。図8は、ハーネス側コネクタ410及びコネクタカバー501のコネクタ先端側寄りから見た分解斜視図である。図9は、コネクタカバー501を取り付けたハーネス側コネクタ410のコネクタ基端側寄りから見た斜視図である。図10は、コネクタカバー501を取り付けたハーネス側コネクタ410のコネクタ先端側寄りから見た斜視図である。図11は、ハーネス側コネクタ410の半体511の左側から見た側面図である。図12は、ハーネス側コネクタ410の半体511の正面図である。図13は、ハーネス側コネクタ410の半体511の右側から見た側面図である。図14は、ハーネス側コネクタ410の半体511の背面図である。図15は、ハーネス側コネクタ410の半体511の上面図である。図16は図13の半体511のA−A線断面図である。図17は図13の半体511のB−B線断面図である。図18はハーネス側コネクタ410、基板側コネクタ361及びその周辺部のコネクタ基端側寄りから見た斜視図である。図19は、ハーネス側コネクタ410、基板側コネクタ361及びその周辺部の断面図である。
図5において、主制御基板ユニット90は、基板ケース250と主制御基板20とから構成される。
主制御基板20は、スロットマシンの動作制御を司る回路基板であり、マイクロプロセッサ(MPU)351、ROM352、RAM353などの記憶素子、基板側コネクタ361、362、363、364などの電子部品が搭載されている。
基板ケース250は、相対向して「モナカ合せ」に接合される本体ケース301と上蓋ケース302とで構成されており、通常、これらのケースは透明な硬質樹脂材質から成形されている。基板ケース250を透明にするのは、収容ケース内部への不正侵入の痕跡等を発見しやすくするためであり、また硬質樹脂を使うのは、破壊や隙間からのこじ開けなど不正行為に対抗するためである。
本体ケース301には、その周縁上部に複数のヒンジ軸部311が、周縁下部に複数の係止アーム312が設けられている。また、上蓋ケース302の側にも、上述のヒンジ軸部311及び係止アーム312に対応して、周縁上部に複数のヒンジ軸受部321が、周縁下部に複数の係止突起322が設けられている。
基板ケース250は、三対あるヒンジ軸部311とヒンジ軸受部321を結合させた状態で、これを支点にして上蓋ケース302を、本体ケース301の側に接合するように回動動作することで、上蓋ケース302と本体ケース301とが「モナカ合せ」に接合される。さらに、基板ケース250は、両ケースに設けた係止アーム312、係止突起322同士を係止動作させることで、図6に示すように、主制御基板20が、本体ケース301と上蓋ケース302との間にサンドイッチ状に収容されるようになっている。
このような構成により、主制御基板20は、これが本体ケース301と上蓋ケース302とに覆われて外部に露出しないから主制御基板20自体に対する不正アクセス行為が行われないようになる。
さらに主制御基板ユニット90においては、図5に示すように、基板ケース250を不正に開放できなくする不正行為防止対策として、本体ケース301と上蓋ケース302との間に、両ケースに跨ってケースの接合時に互いに組み合わされて結合動作される第1の封止機構313、323が設けられている。
これら封止機構313、323は、本体ケース301と上蓋両ケース300とに跨って配置した封止部材同士を一旦結合させると、その封止部材をニッパ等で破壊しなければ切り離せない構造になっており、このような構造によって主制御基板20に対する不正なアクセス行為が防止される。
なお、主制御基板ユニット90では、第1の封止機構313、323が基板ケース250の周縁下部に4対設けられ、また第2の封止機構330が基板ケース250の右側領域に4対設けた例を示しているが、第1の封止機構313、323のみが基板ケース250を封止するために使用され、第2の封止機構330は、主制御基板ユニット90を筐体2(図2参照)のブラケット252(図2及び図6参照)に封止するために使用される。
ここで、上述の封止機構313,323による封止動作は、4対のうち、1対の封止機構のみを使うもので、検査時や保守時に際して、封止部材をニッパなどで破壊切断して本体ケース301と上蓋ケース302とを開放した場合、次の封止時には、残っている未使用の封止部材を用いて封止動作するものである。この際、万一の不正開蓋を発見しやすくするために、封印シールを本体ケース301と上蓋ケース302とに跨って貼付するという運用をしてもよい。
また、図5において、上蓋ケース302には、コネクタ露出口331、332、333、334が形成されている。コネクタ露出口331、332、333、334は、図6に示すように主制御基板ユニット90が組み立てられた状態で、主制御基板20に装備されている基板側コネクタ361、362、363、364をケース外に露出させる。
このように露出する構成とした場合、上蓋ケースのコネクタ露出口331、332、333、334とこれに挿通される基板側コネクタ361、362、363、364との間には、隙間が生じる。
以下、図7乃至図19を参照して基板側コネクタ361に接続するハーネス側コネクタについて説明する。
図7において、上蓋ケース302のコネクタ露出口331は、基板側コネクタ361を露出させるためのものである。基板側コネクタ361は、主制御基板20に電気的に接続するとともに、サブ制御基板40(図4参照)に電気的に接続するハーネス401のハーネス側コネクタ410と結合する。
また、ハーネス401のハーネス側コネクタ410には、コネクタカバー501が取り付けられるようになっている。
基板側コネクタ361は、50ピンのコネクタであり、回路基板としての主制御基板20の一面に固定され、主制御基板20が基板ケース250(図6参照)に収納された状態で、主制御基板20に形成された左右各25個、計50個の端子挿入孔371、371…371、372、372…372(図19参照)を介して当該主制御基板20の他面に形成された配線パターンと電気的に接続するとともに、ハーネス401の一端に設けられたハーネス側コネクタ410と結合して前記ハーネス401の個々の配線ケーブルと電気的に接続する。
以下、基板側コネクタ361について更に詳細に説明する。
基板側コネクタ361は、絶縁筐体370に、第1の列の電極ピン373、373…373と、第2の列の電極ピン374、374…374とを植設したものである。
絶縁筐体370は、合成樹脂等の絶縁性の素材で形成され、前記ハーネス側コネクタ410と結合する結合面381(図19参照)を有し、この結合面381を主制御基板20の反対側に向けて配置している。また、絶縁筐体370は、当該結合面381の反対側に前記主制御基板20に取り付けられる基端面382(図19参照)を有している。
前記結合面381には、前記ハーネス側コネクタ410の嵌合部421が挿入される凹部385が形成されている。この凹部385は、開口形状が横長の四角形になっている。
図19において、絶縁筐体370の前記基端面382の左寄りには、第1の列の電極ピン373の一端側が挿入される貫通孔386が形成されている。
絶縁筐体370の前記基端面382の右には、第2の列の電極ピン374の一端側が挿入される貫通孔387が形成されている。
第1の列の電極ピン373の他端側は、主制御基板20に形成された端子挿入孔371に挿入され、配線パターン389に対して半田390により半田付けされ電気的に接続される。
第2の列の電極ピン374の他端側は、主制御基板20に形成された端子挿入孔372に挿入され、配線パターン391に対して半田392により半田付けされ電気的に接続される。
図7において、絶縁筐体370の上側面及び下側面には、ハーネス側コネクタ410の後述する係合爪441、442が挿入される貫通部393、394が形成されている。絶縁筐体370の左側面には、ハーネス側コネクタ410の後述する突起部422が挿入されるスリット395が形成されている。
次に、ハーネス側コネクタ410について詳細に説明する。
図7において、ハーネス側コネクタ410は、ジャック絶縁体420と、金等の導電性の高い金属で形成された複数のジャック端子431、432(図19参照)と、ハーネス取付部材433(図19参照)、434と、コネクタ着脱用可動部435、436と、板バネ437、438とを備えている。
ハーネス側コネクタ410の基端面と先端面(図7及び図8から見た場合の上面と下面)は、ハーネス側コネクタ410の外形の六面の壁の内互いに対向する二つの壁411、412(図8参照)になっている。
ハーネス側コネクタ410の外周には、互いに対向する大面積の壁413、414(図8参照)と互いに小面積の壁415、416(図8参照)により形成されている。
壁415、416(図8参照)は、前記ハーネス側コネクタ410の周囲の互いに対向する第1及び第2の壁になっている。
壁413、414(図8参照)は、前記ハーネス側コネクタの周囲の互いに対向する第3及び第4の壁になっている。
ジャック絶縁体420は、プラスチック等の絶縁性の素材で嵌合部421を一体形成したものである。嵌合部421の左面には、突起部422が形成されている。ジャック絶縁体420の嵌合部421は、基板側コネクタ361の凹部385に挿入されるようになっている。突起部422は、基板側コネクタ361のスリット395に挿入されるようになっている。
図8及び図10に示すように、嵌合部421の先端面には、左右各25個、計50個の電極ピン挿入口423、424(図19参照)が設けられている。図19に示す電極ピン挿入口423、424は、図7に示すハーネス側コネクタ410と基板側コネクタ361が結合する場合に、それぞれ対応する電極ピン373、374が差し込まれるようになっている。
図19に示す複数の電極ピン挿入口423、424の内部には、それぞれジャック端子431、432が植設されている。ジャック端子431、432は、それぞれ電極ピン挿入口423、424に挿入された電極ピン373、374と電気的に接続する。また、ジャック端子431、432の基端側は、開口425、426により外側に露出し、ハーネス401の個々の配線ケーブル403、404と電気的に接続している。ハーネス401は、ハーネス取付部材433、434によりS字に湾曲して押えつけられて固定され、コネクタカバー501に形成された貫通孔600(図9及び図18参照)を介して外部に延出している。
ハーネス取付部材433は、ジャック絶縁体420との間にハーネス401を挟んだ状態でジャック絶縁体420の上面及び下面と嵌合するようになっている。ハーネス取付部材434は、ハーネス取付部材433との間に挟んだ状態でハーネス取付部材433の上面及び下面と嵌合するようになっている。
図7において、ハーネス取付部材433の上部及び下部には、コネクタ着脱用可動部435、436が回動可能な状態で設けられている。コネクタ着脱用可動部435、436は、基板側コネクタ361の貫通部393、394に挿入して係止する係合爪441、442がそれぞれ形成されるとともに、ハーネス側コネクタ410の着脱の際に操作される操作部443、444が形成されている。
ハーネス取付部材434の上部及び下部とコネクタ着脱用可動部435、436の操作部443、443の裏側の間には、板バネ437、438が介挿されている。板バネ437、438は、係合爪441、442が基板側コネクタ361の貫通部393、394に挿入する方向にコネクタ着脱用可動部435、436を付勢している。
ハーネス取付部材434における第3及び第4の壁413、414(図8及び図19参照)の上部には、コネクタカバー501と嵌合する嵌合部451、452が左右に突出して形成されている。ハーネス取付部材434における第3及び第4の壁413、414(図8及び図19参照)の下部には、コネクタカバー501と嵌合する嵌合部461、462が左右に突出して形成されている。
第3及び第4の壁413、414の嵌合部451、452のコネクタ先端側は、前記ハーネス側コネクタ410の基端側より先端側の方が窪む第1及び第2の段部453(図7参照)、454(図8参照)になっている。
また、第3及び第4の壁413、414の嵌合部461、462の後ろ側は、前記ハーネス側コネクタ410の基端側より先端側の方が窪む第1及び第2の段部463(図7参照)、464(図8参照)になっている。
図7において、コネクタカバー501は、同一形状の一方及び他方の半体511、512から構成されている。
一方及び他方の半体511、512は、ポリカーボネイト等の透明で硬質であるとともに素材を変形させることで白化する合成樹脂を素材とし、基端面部521と、壁522と、第1及び第2の板状部523、524と、嵌合部525とを一体で形成したものである。
基端面部521は、外形が四角形に形成され、互いに対向する一方の辺及び他方の辺からは、板状部523、524(図12参照)がコネクタ先端方向に延出して形成されている。基端面部521のもう一つ辺からは、壁522が先端方向に向けて延出して形成されている。
板状部523、524及び壁522の先端側には、板状部523、524及び壁522の外径より小径に形成された3面の板状の嵌合部525(図11、図13乃至図15参照)が先端方向に向けて延出して形成されている。
基端面部521は、一方の半体と接続する接続面561側から切欠部562(図12乃至図17参照)が形成されている。基端面部521の接続面561の切欠部562より第1の板状部523側には、溝部563(図13参照)が形成されている。基端面部521の切欠部562より第1の板状部523側の外側面564には、溝部563まで貫通する貫通部565が形成されている。
第1の板状部523の他方の半体と接続する接続面566には、溝部567が形成されている。第1の板状部523の外側面568には、溝部563まで貫通する貫通部569が形成されている。
基端面部521の接続面561の切欠部562より第2の板状部524側には、他方の半体の溝部563に挿入する板状挿入部573が形成されている。板状挿入部573の外側面574には、他方の半体の貫通部565に挿入して係止する爪部575が形成されている。
第2の板状部524の接続面576には、他方の半体の溝部567に挿入する板状挿入部577が形成されている。板状挿入部577の外側面578には、他方の半体の貫通部569に挿入して係止する爪部579が形成されている。
壁522の内側面580に第1の板状部523の近傍には、前記ハーネス側コネクタ410の第1の段部453または第2の段部464(図8参照)に係止する係合突起部581(図8、図13、図14及び図16参照)が形成されている。
係合突起部581は、内側面580の先端側と基端側の中間位置に形成されている。係合突起部581と嵌合部525の間は段部583(図8、図13及び図16参照)によって嵌合部525の内側面と同一平面上に形成されている。
壁522の内側面580に第2の板状部524の近傍には、前記ハーネス側コネクタ410の第2の段部454(図8参照)または第1の段部463に係止する係合突起部582(図8、図13、図14及び図17参照)が形成されている。
係合突起部582は、内側面580の先端側と基端側の中間位置に形成されている。第2の係合突起部582と嵌合部525の間は段部584(図8、図13及び図17参照)によって嵌合部525の内側面と同一平面上に形成されている。
また、図13に示すように、壁522の内側面580における基端面部521側で第1の板状部523寄りの位置には、ハーネス側コネクタ410の嵌合部451(図7参照)または嵌合部462(図8参照)に係止する係合突起部585が形成されている。嵌合部451または嵌合部462は、基端面部521及び第1の板状部523の内側面と係合突起部581、585により挟まれることで、コネクタカバー501と嵌合する。
壁522の内側面580における基端面部521側で第2の板状部524寄りの位置には、ハーネス側コネクタ410の嵌合部452(図8参照)または嵌合部461(図7参照)に係止する係合突起部586が形成されている。嵌合部452または嵌合部461は、基端面部521及び第2の板状部524の内側面と係合突起部582、586により挟まれることで、コネクタカバー501と嵌合する。
図11に示すように、半体511の壁522の外側面には、コネクタカバー501の偽造を困難にするため、ハーネス側コネクタ410の一つ一つと個別に対応する識別番号587が刻印されている。
図7に示す半体511、512をハーネス側コネクタ410に取り付け固定する場合、まず作業者は、半体511をハーネス側コネクタ410の第3の壁413の基端側に被せ、半体511の基端面部521の切欠部562にハーネス401の半分を挿入し、ハーネス側コネクタ410の嵌合部451を基端面部521及び第1の板状部523の内側面と係合突起部581、585(図13参照)に挟ませるとともに、ハーネス側コネクタ410の嵌合部461を基端面部521及び第2の板状部524の内側面と係合突起部582、586(図13参照)に挟ませることで、半体511をハーネス側コネクタ410に嵌合させる。次に、作業者は、半体512の板状挿入部573、577を半体511の溝部563、567に挿入し、半体511の板状挿入部573、577を半体512の溝部563、567に挿入し、半体512の基端面部521の切欠部562にハーネス401の残り半分を挿入し、ハーネス側コネクタ410の嵌合部462を基端面部521及び第1の板状部523の内側面と係合突起部581、585に挟ませるとともに、ハーネス側コネクタ410の嵌合部452を基端面部521及び第2の板状部524の内側面と係合突起部582、586に挟ませ、半体512の貫通部565、569に半体511の爪部575、579を挿入し、半体511の貫通部565、569に半体512の爪部575、579を挿入することでコネクタカバー501を組み立てている。これにより、図9及び図10に示すように、半体511、512より成るコネクタカバー501はハーネス側コネクタ410から取り外せない状態で固定する。この場合、ハーネス側コネクタ410の第1の段部453、463(図7参照)には半体511の係合突起部581、582が係止し、ハーネス側コネクタ410の第2の段部454、464(図8参照)には半体512の係合突起部582、581が係止するので、コネクタカバー501からハーネス側コネクタ410が外れることはない。
図9に示すように、ハーネス側コネクタ410にコネクタカバー501を取り付けた状態では、半体511の上側の基端面部521と上側の半体512の上側の基端面部521は、一つの平面部590となる。半体511の第1の板状部523と半体512の第2の板状部524は、一つの壁591となる。図10に示すように、半体511の第2の板状部524と上側の半体512の第1の板状部523は、一つの壁592となる。図9に示すように、半体511の基端面部521の切欠部562と半体512の基端面部521の切欠部562は、ハーネス401が挿通する貫通孔600を形成する。図10及び図19に示すように、コネクタカバー501の背面には開口593が形成される。コネクタカバー501は、開口593からハーネス側コネクタ410の嵌合部421を突出させている。
以下、コネクタカバー501を取り付けたハーネス側コネクタ410を基板側コネクタ361に接続する場合について説明する。
図9に示すコネクタカバー501を取り付けたハーネス側コネクタ410を図7に示す基板側コネクタ361に接続する場合、まず、作業者は、図9に示すコネクタカバー501を指で保持し、ハーネス側コネクタ410の嵌合部421を図7に示す基板側コネクタ361の凹部385に挿入し、ハーネス側コネクタ410の突起部422を基板側コネクタ361のスリット395に挿入し、図9に示すコネクタカバー501の嵌合部525を図7に示す上蓋ケース302のコネクタ露出口331に挿入し、ハーネス側コネクタ410の係合爪441、442を基板側コネクタ361の貫通部393、394に挿入して係止させることで、図18に示すようにハーネス側コネクタ410が基板側コネクタ361に接続固定する。
ここで、図7に示すハーネス側コネクタ410の係合爪441、442が基板側コネクタ361の貫通部393、394に係止した状態では、基板側コネクタ361の凹部385からハーネス側コネクタ410の嵌合部421を引き抜けない状態になる。
コネクタカバー501を取り付けたハーネス側コネクタ410を基板側コネクタ361に接続した状態では、半体511、512の壁522、522と壁591、592の先端側の外周は、前記基板ケース250のコネクタ露出口331の縁に密着する。
このような構造により、主制御基板20は、基板側コネクタ361と電子部品とを有し、外部へ所定の信号を出力する制御基板になっている。
基板ケース250は、前記主制御基板20を収容するとともに、前記基板側コネクタ361を外部に露出させるコネクタ露出口331が形成された基板ケースになっている。
ハーネス401は、前記基板ケース250の外側に配置された電気部品のサブ制御基板40に一端が接続する。
ハーネス側コネクタ410は、先端側に前記基板側コネクタ361と嵌合する嵌合部421を有し、基端側に前記ハーネス401の他端が接続され、前記基板側コネクタ361とハーネス401を電気的に接続する。
コネクタカバー501は、前記ハーネス401が挿通する貫通孔600が形成された平面部590と四面の壁となる壁591、592及び壁522、522を有してコネクタカバー501一面が開口し、この開口593からハーネス側コネクタ410の嵌合部421を突出させた状態で前記ハーネス側コネクタ410の基端側を覆うとともに固定する。
前記ハーネス側コネクタ410の周囲の互いに対向する第1及び第2の壁415、416には、前記基板側コネクタ361に係合することで基板側コネクタ361からの当該ハーネス側コネクタ410の引き抜を禁止する第1及び第2の係合爪441、442がそれぞれ設けられるとともに、前記基板側コネクタ361に対する第1及び第2の係合爪441、442の係合を解除するための第1及び第2の操作部443、444がそれぞれ設けられている。
前記ハーネス側コネクタ410の周囲の互いに対向する第3及び第4の壁413、414には、前記ハーネス側コネクタ410の基端側より先端側の方が窪む第1の段部453、463及び第2の段部454、464がそれぞれ設けられている。
前記コネクタカバー501の内側面の前記開口593から離れた位置には、前記ハーネス側コネクタ410の第1の段部453、463及び第2の段部454、464に係合する第1及び第2の係合突起部(他方の半体511、512の係合突起部581、582)、がそれぞれ設けられている。
前記コネクタカバー501は、その内部に前記ハーネス側コネクタ410の前記第1及び第2の操作部443、444を収納する収納部を有し、当該ハーネス側コネクタ410が前記基板側コネクタ361と嵌合した場合に前記第1及び第2の操作部を前記収納部で収納することで外部からの第1及び第2の操作部443、444の操作を禁止する。
前記コネクタカバー501は、透光性を有するとともに、素材を変形させることで白化する素材を用いている。
前記コネクタカバー501は、前記基端側の貫通孔600から前記開口593に亘る一対の分割線601、602(図9参照)に沿って第1及び第2の壁591、592が分割されることで及一方及び他方の半体511、512に分割され、当該一方及び他方の半体511、512には互いに嵌合する嵌合部として爪部575、779と貫通部565、569が設けられている。
このような構成のスロットマシン1によれば、前記ハーネス側コネクタ410の第1及び第2の段部453、454、463、464に係合する第1及び第2の係合突起部581、582を前記コネクタカバー501の内側面の前記開口593から離れた位置に設けたので、第1及び第2の係合突起部581、582を刃物で切断するのを困難にして、ハーネス側コネクタ410からコネクタカバー501を外しにくくすることが可能である。
また、スロットマシン1によれば、前記基板側コネクタ361に対する前記第1及び第2の係合爪441、442の係合を解除するための第1及び第2の操作部443、444をコネクタカバー501の収納部で収納することでハーネス側コネクタ410が基板側コネクタ361と嵌合した場合に外部からの第1及び第2の操作部443、444の操作を禁止するので、コネクタカバー501を破壊することなく基板側コネクタ361からハーネス側コネクタ410を引き抜くのを困難にできる。
さらに、ハーネス側コネクタ410からコネクタカバー501を強制的に外した場合に第1及び第2の係合突起部581、582が折れるか又は変形して第1及び第2の係合突起部581、582やその周辺部が白化するので、ハーネス側コネクタ410からコネクタカバー501を強制的に外した場合の痕跡を目立たせることができる。これにより、主制御基板20への不正アクセス、主制御基板20の不正交換、打ち込み機による主制御基板20に対する不正なモード変更等の不正行為の防止及び不正行為の早期発見が可能になり、遊技施設外の人物の不正行為による遊技施設の損失を防止し、遊技施設の経営状態を改善できるとともに、遊技施設の関係者による不正行為を禁止すること及び不正に対する警告を行うことができ、遊技者に対して公正な遊技を提供できる。
また、スロットマシン1によれば、一方及び他方の半体511、512の間にハーネス側コネクタ410及びハーネス401を挟んだ状態で当該一方及び他方の半体511、512を嵌合することでハーネス側コネクタ410に前記コネクタカバー501を容易に取り付けることが可能になり、容易に主制御基板20に対する不正アクセスを防止することができる。さらに、コネクタカバー501が嵌合されているため簡単には取り外せないようになっており、主制御基板20に対する不正器具を用いた不正行為を防止することができる。
尚、図1乃至図19に示した実施形態では、ハーネス側コネクタ410及び基板側コネクタ361として50ピンのコネクタを用いたスロットマシンに本発明を適用したが、例えば12ピン等、別のピン数のハーネス側コネクタ及び基板側コネクタを用いたスロットマシンに適用してもよい。また、図1乃至図19に示した実施形態では、基板側コネクタと電子部品とを有し、外部へ所定の信号を出力する制御基板として主制御基板20を用いたが、他の制御基板、例えばサブ制御基板40を用いることも可能である。
本発明は、スロットマシンに限らず、メダルを使用するアレンジボール、雀球遊技機、パチンコ機等の他の遊技機に応用することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した正面図である。 図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。 図4は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態による主制御基板ユニットの分解斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態による主制御基板ユニットの外観を示す斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタ、基板側コネクタ及びその周辺部のコネクタ基端側寄りから見た分解斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタ及びコネクタカバーのコネクタ先端側寄りから見た分解斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態によるコネクタカバーを取り付けたハーネス側コネクタのコネクタ基端側寄りから見た斜視図である。 図10は、本発明の一実施形態によるコネクタカバーを取り付けたハーネス側コネクタのコネクタ先端側寄りから見た斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタの半体の左側から見た側面図である。 図12は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタの半体の正面図である。 図13は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタの半体の右側から見た側面図である。 図14は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタの半体の背面図である。 図15は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタの半体の上面図である。 図16は、本発明の一実施形態による図13の半体のA−A線断面図である。 図17は、本発明の一実施形態による図13の半体のB−B線断面図である。 図18は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタ、基板側コネクタ及びその周辺部のコネクタ基端側寄りから見た斜視図である。 図19は、本発明の一実施形態によるハーネス側コネクタ、基板側コネクタ及びその周辺部の断面図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…外装筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…メダル受皿部、6a…メダル受皿、
7…操作卓、8…開口、20…主制御基板、21…ホッパ装置、
22…補助貯留部、23…電源ユニット、24…電源基板、
25…外部集中端子基板、30…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、34a…メダルセンサ、35…ガイド部材、
36…ガイド部材、37…ガイド部材、38a、38b…スピーカ、
39…放電灯点灯装置、40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、46…演出用照明部、
48a、48b…演出用放音部、49…液晶表示装置、
49a…表示窓、50…パネル板、51…表示パネル、
61…メダル払出口、
62a、62b…左右の演出用放音部、71…メダル投入部、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、81…電源スイッチ、82…リセット釦、83…設定
錠、84…扉、90…主制御基板ユニット、
100…リールユニット、101a、101b、101c…リール、
200…CPU、201…記憶部、202…システムプログラム、
203…メダルクレジット手段、204…入賞抽選テーブル、
205…内部抽選フラグ、206…乱数発生装置、210…演出装置、
250、260…基板ケース、251、252…ブラケット部材、
301…本体ケース、302…上蓋ケース、311…ヒンジ軸部、
312…係止アーム、321…ヒンジ軸受部、
313、323…第1の封止機構、322…係止突起、
330…第2の封止機構、
331、332、333、334…コネクタ露出口、
351…マイクロプロセッサ、352…ROM、353…RAM、
361、362、363、364…基板側コネクタ、
370…絶縁筐体、371、372…端子挿入孔、
382…基端面、373、374…電極ピン、381…結合面、
385…凹部、386、387…貫通孔、
389、391…配線パターン、390、392…半田、
393、394…貫通部、395…スリット、
401…ハーネス、403、404…配線ケーブル、
410…ハーネス側コネクタ、
411、412、413、414、415、456…壁、
420…ジャック絶縁体、421…嵌合部、
421…嵌合部、422…突起部、423、424…電極ピン挿入口、
425、426…開口、431、432…ジャック端子、
433、434…ハーネス取付部材、
435、436…コネクタ着脱用可動部、437、438…板バネ、
435、436…コネクタ着脱用可動部、441、442…係合爪、
443、444…操作部、451、452、461、462…嵌合部、
453、454、463、464…段部、501…コネクタカバー、
511、512…半体、521…基端面部、522…壁、
523、524…第1及び第2の板状部、525…嵌合部、
561…接続面、562…切欠部、563…溝部、564…外側面、
565…貫通部、566…接続面、567…溝部、
568、574…外側面、569…貫通部、
573、577…板状挿入部、575、579…爪部、
576…接続面、578…外側面、581、582…係合突起部、
583、584…段部、580…内側面、
585、586…係合突起部、587…識別番号、590…平面部、
591、592…壁、593…開口、600…貫通孔、
601、602…分割線

Claims (2)

  1. 基板側コネクタを有する制御基板と、
    前記制御基板を収容するとともに、前記基板側コネクタを外部に露出させる基板ケースと、
    前記基板ケースの外側に配置された電気部品に一端が接続するハーネスと、
    前記ハーネスの他端が接続され、前記基板側コネクタと嵌合して前記基板側コネクタと前記ハーネスを電気的に接続するハーネス側コネクタと、
    前記ハーネスが挿通する貫通孔が形成された平面部と四面の壁を有して一面が開口し、前記ハーネス側コネクタを覆うコネクタカバーと、
    を備える遊技機であって、
    前記ハーネス側コネクタには、前記基板側コネクタに係合する第1及び第2の係合爪と、前記基板側コネクタに対する前記第1及び第2の係合爪の係合を解除するための第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の操作部の近傍に形成され、前記コネクタカバーと嵌合する第1及び第2の嵌合部とがそれぞれ設けられ、
    前記コネクタカバーの対向する第1及び第2の壁の内側面の前記開口から離れた位置には、前記平面部下面及び前記第1及び第2の壁と直交する第3又は第4の壁の内側面とともに、前記第1又は第2の操作部及び前記第1又は第2の嵌合部を囲み、かつ、前記第1又は第2の嵌合部に係止する第1及び第2の係合突起部がそれぞれ設けられ
    前記第1乃至第4の壁の先端側には、前記第1乃至第4の壁の外径より小径に形成された板状の嵌合部が先端方向に向けて延出して形成されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記コネクタカバーは、第1及び第2の半体に分割された状態で形成され、
    前記第1及び第2の半体には、
    前記平面部下面と前記第1の壁の前記第1の係合突起部との間に第1の溝部が形成され、前記第4又は第3の壁の内側面と前記第1の壁の前記第2の係合突起部との間に第2の溝部が形成され、
    前記平面部の前記第2又は第1の半体の前記第1の溝部と対向する位置に当該第1の溝部に挿入する第1の板状挿入部が形成され、前記第3又は第4の壁の前記第2又は第1の半体の前記第2の溝部と対向する位置に当該第2の溝部に挿入する第2の板状挿入部が形成され、
    前記平面部の上面に前記第1の溝部まで貫通する第1の貫通部が形成され、前記第4又は第3の壁の外側面に前記第2の溝部まで貫通する第2の貫通部が形成され、
    前記第1の板状挿入部の上面に前記第2又は第1の半体の前記第1の貫通部に挿入して係止する第1の爪部が形成され、前記第2の板状挿入部の外側面に前記第2又は第1の半体の前記第2の貫通部に挿入して係止する第2の爪部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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