JP6884719B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、物品を提供する物品提供システムにおける、物品の取扱いに関する処理を実行可能な情報処理装置、情報処理の制御方法情報処理装置の制御プログラムに関する。
近年、例えば商品の販売が無人で行われる無人店舗のような、店舗や倉庫等の物品が取り扱われる場所において、在庫場所から取り除かれた物品の追跡に、当該在庫場所での人の実働を要しないシステムが出現している。例えば、特許文献1には、材料取扱施設を有する在庫場所における物品の除去または配置の追跡が、プロセッサによって行われるコンピューティングシステムが記載されている。
特表2016−532932号公報
特許文献1に記載のシステムでは、ユーザが在庫場所から除去した物品を追跡するのに、画像撮影装置(例えば、カメラ)が用いられ、ユーザの手が在庫場所に入る前後における、当該手の一連の画像が撮影される。そして、それら画像の比較に基づいて、ユーザが、物品を移動させたか、すなわち、在庫場所から物品を除外または在庫場所に物品を配置したどうかが判定されている。しかしながら、ユーザ同士が接近していると、物品を移動させたユーザを判定する際に誤判定が生じる可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑み、在庫場所から物品を除外または在庫場所に物品を配置したユーザの誤判定を防止し、物品の提供におけるユーザの判定精度をより向上できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び物品提供システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態における情報処理装置は、所定の空間に入場した複数のユーザに関連付けられた識別情報を取得する取得部と、ユーザの、所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出部と、所定の空間の物品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する物品判定部と、物品判定部によって所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、歩行軌跡とに基づいて、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された物品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報を判定するユーザ判定部と、ユーザ判定部によって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶部と、決済記憶部に記憶された決済情報に基づく決済を実行する決済部とを備え、ユーザ判定部は、決済情報に対応付ける識別情報を、ユーザの決済履歴に基づいて判定する。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、ユーザ判定部は、前記ユーザの属性情報に基づいて、前記決済情報に対応付ける識別情報を判定してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、ユーザ判定部は、所定の空間内の決済空間に備えられ、物品を検出する複数種類のセンサから送信された情報に基づき、決済情報に対応付ける識別情報を判定してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、決済部による決済履歴をユーザ毎に記憶する決済履歴記憶部と、決済履歴に基づいて決済の誤りを判定し、当該決済の誤りが発生した際の所定の空間における過去の判定履歴に基づき、当該決済の誤りに関係するユーザの識別情報に、当該決済の誤りを解消する決済情報を対応付ける決済修正部とをさらに備えてもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、決済の誤りが発生した際の所定の空間の状態に関する情報を学習し、物品判定部による判定、ユーザ判定部による判定及び検出部による検出の少なくともいずれか1つの精度を、所定の空間の状態に応じて変化させる学習部をさらに備えてもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、決済修正部は、決済部による決済の実行後、返品要求を受信し、返品を要求された物品が決済空間に備えられた複数種類のセンサにて検出された場合に、返品要求を受信したユーザの識別情報に、返品を要求された物品の返金処理を対応付けてもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、物品判定部は、物品が陳列された陳列場所において、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の重量が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、物品判定部は、物品が陳列された陳列場所において、陳列された物品群の変化後の形状が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の形状が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置において、ユーザ判定部は、歩行軌跡のうち、所定の変化が発生した際の位置が、所定の変化が発生したと判定された陳列場所から所定範囲内にあるユーザに対応付けられた識別情報を、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された物品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報として判定してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、所定の空間への入退場を制限する制限手段を制御する制限部をさらに備え、制限機能は、決済部によって決済が実行された識別情報に関連付けられたユーザの、所定の空間からの退場の制限を解除してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、ユーザに関連付けられた識別情報を、ユーザを特定する特定情報に対応付けて記憶するユーザ記憶部をさらに備え、取得部は、所定の空間に入場したユーザの端末装置から送信された特定情報に関連付けられた識別情報を、ユーザ記憶部に記憶された識別情報から取得してもよい。
さらに、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、識別情報に対応付けられた決済情報を、当該決済情報が関連付けられた識別情報に対応する端末装置の表示部へ表示させるための表示情報を出力する表示出力部をさらに備えてもよい。
本発明の一実施形態にかかる情報処理装置の制御方法は、情報処理装置に、所定の空間に入場した複数のユーザに関連付けられた識別情報を取得する取得ステップと、ユーザの、所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出ステップと、所定の空間の物品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する物品判定ステップと、物品判定ステップにて所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、歩行軌跡とに基づいて、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された物品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報を判定するユーザ判定ステップと、ユーザ判定ステップによって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶ステップと、決済記憶ステップにて記憶された決済情報に基づく決済を実行させる決済ステップとを実行させ、ユーザ判定ステップは、決済情報に対応付ける識別情報を、ユーザの決済履歴に基づいて判定する。
本発明の一実施形態にかかる情報処理装置の制御プログラムは、情報処理装置に、所定の空間に入場した複数のユーザに関連付けられた識別情報を取得する取得機能と、ユーザの、所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出機能と、所定の空間の物品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する物品判定機能と、物品判定機能によって所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、歩行軌跡とに基づいて、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された物品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報を判定するユーザ判定機能と、ユーザ判定機能によって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶機能と、決済記憶機能に記憶された決済情報に基づく決済を実行させる決済機能とを実現させ、ユーザ判定機能は、決済情報に対応付ける識別情報を、ユーザの決済履歴に基づいて判定する。
本発明によれば、在庫場所から物品を除外または在庫場所に物品を配置したユーザの誤判定を防止し、物品の提供におけるユーザの判定精度をより向上できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態による物品提供システム構成の概略図である。 本発明の一実施形態によるサーバ(情報処理装置)のブロック図の一例である。 本発明の一実施形態による端末装置のブロック図の一例である。 本発明の一実施形態による店舗内の構成例を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による、陳列場所から商品を取得したユーザの判定を説明する概略図である。 (a)、(b)とも、本発明の一実施形態による、陳列場所から商品を取得したユーザの判定を説明する概略図である。 ユーザが店舗へ入場する場合の、(a)は説明図、(b)はユーザの端末装置の画面例、(c)は記憶部に記憶される識別情報の一例である。 ユーザが決済を実行する場合の、(a)は説明図、(b)はユーザの端末装置の画面例、(c)は記憶部に記憶される決済情報の一例である。 (a)は、記憶部130に記憶される購入履歴の一例、(b)は、属性情報の一例である。 ユーザが決済を実行する場合の、(a)は決済場所の説明図、(b)は更新されて記憶部に記憶される決済情報の一例である。 (a)は、ユーザの属性情報の一例、(b)は、ユーザの購入履歴の一例である。 本発明の一実施形態による、情報処理装置の制御方法のフローチャートの一例である。 本発明の一実施形態による、情報処理装置の制御方法のフローチャートの一例である。 (a)、(b)とも、ユーザの端末装置の画面例である。 本発明の一実施形態による、情報処理装置の制御方法のフローチャートの一例である。
以下、諸図面を参照しながら、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による物品提供システム構成の概略図である。物品提供システム500は、物品を提供する管理人がその場に存在しなくても、ユーザ400による物品の取得・購入が可能なサービスのシステムである。これ以降、一例として、物品の提供が、図1に示すような、商品を販売する販売員や店員が存在しない無人店舗である態様について説明する。物品提供システム500は、図1に示すように、サーバ(情報処理装置)100、店舗200、端末装置300、ネットワークNETを少なくとも含む。サーバ100は、ネットワークNETを介して店舗200、端末装置300と接続される。サーバ100は、図1では2つ示してあるが、より多くの複数のサーバ群として実現されてもよいし、単独で実現されてもよい。店舗200には、複数の商品(物品)が商品棚(陳列場所)に陳列されている。詳細は後述するが、店舗200でユーザ400が購入する商品の決済は、ネットワークNETを介して、サーバ100又は所定の決済サービスによって行われる。
端末装置300は、ユーザ400に関連付けられており、図1ではスマートフォンを示してあるが、タブレット、ウェアラブル端末(眼鏡型、腕時計型、ヘッドセット型等)といった、ネットワークへ接続可能な端末装置であればどのようなものでもよい。また、図1において、説明を簡単にするために端末装置300は1台のみ示してあるが、これ以上存在してもよいことは言うまでもない。すなわち、店舗200に入場するユーザが複数いてもよい。これ以降、ユーザが複数存在して区別する必要がある場合、ユーザ400A,400Bとし、各ユーザに関連付けられた端末装置を300A,300B等と表記する。なお、端末装置300には、サービス側が提供し、店舗200を利用するためのアプリケーションソフト(以降、「アプリ」とも称する)がダウンロードされていることが好ましい。また、端末装置300と、店舗200に備えられた所定の通信装置との間では、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy)を用いたビーコン信号、RFID(Radio Frequency IDentifier)規格や超音波、赤外線通信等の、近距離無線通信が行われてもよい。
図2は、本発明の一実施形態によるサーバ(情報処理装置)100のブロック図である。図2に示すように、サーバ100は、制御部110、通信部120及び記憶部130を備える。詳細は後述するが、これら各部の機能を簡単に説明する。
制御部110は、サーバ100の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部110は、取得部111、検出部112、物品判定部113、ユーザ判定部114、決済部115、制限部116、決済修正部117、表示出力部118及び学習部119を備える。取得部111は、所定の空間に入場したユーザに関連付けられた識別情報を取得する。なお、取得部111は、所定の空間に入場したユーザに関連付けられた識別情報を、記憶部130に記憶された識別情報から取得してもよい。または、図示しない設定部によって、所定の空間に入場するユーザに対し、一時的な識別情報が設定され、取得部111は、当該一時的な識別情報を取得してもよい。ここで、識別情報とは、物品提供システムにおいて、個々のユーザを一意に識別するための情報であって、例えば、英数字・記号の組合せ、QRコードといった二次元コードを含むID(Identifier)、ユーザ名等であってよい。
検出部112は、所定の空間に入場したユーザの、当該所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する。物品判定部113は、所定の空間の商品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する。なお、物品判定部113は、商品が陳列された陳列場所において、変化後の重量が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の重量が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生したと判定する。または、物品判定部113は、商品が陳列された陳列場所において、陳列された商品群の変化後の形状が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の形状が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生したと判定する。ユーザ判定部114は、物品判定部113によって所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、歩行軌跡とに基づいて、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報を判定する。ユーザ判定部114は、歩行軌跡のうち、所定の変化が発生した際の位置が、所定の変化が発生したと判定された陳列場所から所定範囲内にあるユーザに対応付けられた識別情報を、所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報として判定する。なお、ユーザ判定部114は、所定の変化のうち商品の取り除きが発生した場合、決済情報として商品の購入(すなわち、料金の引き落とし)に関する情報を識別情報に対応付ける。また、ユーザ判定部114は、所定の変化のうち商品の配置が発生した場合、決済情報として商品の返品(すなわち、料金の返金)に関する情報を識別情報に対応付ける。決済部115は、識別情報に対応付けられた決済情報に基づく決済を実行する。また、決済部115は、決済情報が商品の返品に関する場合、返金処理を実行する。
制限部116は、所定の空間への入退場を制限する制限手段を制御する。制限手段とは、例えばドアの鍵であってよい。また、制限部116は、決済部115によって決済が実行された識別情報に関連付けられたユーザの、所定の空間からの退場の制限を解除するように、制限手段を制御する。例えば、制限部116は、商品の購入処理や、商品の返品処理が実行された識別情報に関連付けられたユーザの、所定の空間からの退場の制限を解除することができる。決済修正部117は、決済履歴に基づいて決済の誤りを判定し、決済の誤りが発生した際の所定の空間における過去の判定履歴に基づき、決済の誤りに関係するユーザの識別情報に、決済の誤りを解消する決済情報を対応付ける。ここで、決済の誤りとは、商品の個数と売上金額とが整合しない状態であって、例えば商品の購入が二重に処理されていたり、売上金が個数に対して不足していたりする状態を指す。表示出力部118は、識別情報に対応付けられた決済情報を、当該決済情報が関連付けられた識別情報に対応する端末装置の表示部へ表示させるための表示情報を出力する。学習部119は、決済の誤りが発生した際の所定の空間の状態に関する情報を学習し、前記物品判定部による判定、前記ユーザ判定部による判定及び前記検出部による検出の少なくともいずれか1つの精度を、所定の空間の状態に応じて変化させる。所定の空間の状態とは、所定の空間に存在するユーザの位置、所持している(識別情報に対応付けられている)商品の状態を指す。学習部119は、決済の誤りが発生した際の所定の空間の状態に関する情報を学習する。そして、学習部119は、物品判定部による判定、ユーザ判定部による判定及び検出部による検出の少なくともいずれか1つの精度を、所定の空間の状態に応じて変化させる。例えば、過去に誤判定が生じた状況に類似する状況が、店舗200内で発生した場合、学習部119は、過去の誤判定を防止し得たように、各種センサの検出データを取得させる。例えば、床センサ60からの検出データを受信する間隔を短くする。
通信部120は、受信部121及び送信部122を備え、制御部110からの指示に従って、ネットワークNETを介して、店舗200又は端末装置300との通信(各種データの送受信)を実行する機能を有する。例えば、受信部121は、取得部111の指示に応じて、所定の空間に入場したユーザの識別情報を受信する。また、受信部121は、検出部112の指示に応じて、店舗200に設置された検出手段から送信された歩行軌跡に関するデータを受信する。その他、受信部121及び送信部122は、決済部115の指示に応じて、決済を実行する所定の決済サービス側のサーバとの、決済情報のやり取りを行う。送信部122は、表示出力部118によって出力された、識別情報に対応付けられた決済情報を、当該識別情報に対応する端末装置の表示部へ表示させるための表示情報を、端末装置300へ送信する。これらの通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。
記憶部130は、典型的には、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなど各種の記録媒体により実現され、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラム及びデータを記憶する機能を有する。記憶部130は、ユーザ判定部114によって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶(格納)する。また、記憶部130は、ユーザに関連付けられた識別情報を予め記憶してもよいし、識別情報毎に、決済方式や決済に利用する決済サービスを示す情報とを関連付けて記憶してもよい。また、記憶部130には、各ユーザの決済履歴(購入履歴、返品履歴)が記憶される。なお、記憶部130には、どの商品が商品棚のどの位置に陳列されているかを示す情報も記憶されている。
次に、端末装置300について説明する。図3に示すように、端末装置300は、制御部310、通信部320、記憶部330、入力受付部340、表示部350、音声インタフェース(I/F)360及びスピーカ370を備える。
通信部320は、受信部321及び送信部322を備え、ネットワークNETを介して、サーバ100との、又は、店舗200に設置された通信手段との通信を実行する機能を有する。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、また、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。また、通信部320は、店舗200に設置された認証機器95(図7参照)とのデータのやり取りに用いられてもよい。
記憶部330は、端末装置300が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。例えば、記憶部330には、本実施形態に係るサービスを享受するのに必要なアプリのプログラム等の情報が含まれる。なお、記憶部330は、典型的には、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記録媒体により実現される。
入力受付部340は、ユーザ400からの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を、制御部310に伝達する。端末装置300において、入力受付部340は、タッチパネルなどにより実現され、ユーザの指やスタイラスなどの指示具による接触とその接触位置を検出し、接触位置の座標を情報処理部311に伝達する。本実施形態において、入力受付部340は、ユーザによる購入商品の選択や、決済の要求、返品の要求を受け付ける。
制御部310は、端末装置300の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部310は、情報処理部311、表示処理部312及び判定部313を含む。情報処理部311は、入力受付部340から入力された情報にしたがって、通信部320からサーバ100に情報を送信するように制御する機能を有する。また、情報処理部311は、通信部320でサーバ100から受信した情報を、表示処理部312に伝達する機能も有する。表示処理部312は、情報処理部311から伝達された表示用のデータを画素情報に変換し、表示部350のフレームバッファに書き込む機能を有する。
表示部350は、表示処理部312によりフレームバッファに書き込まれた表示データに従って、画像を表示する機能を有するモニタであり、典型的には液晶ディスプレイで実現される。表示部350は、ネットワークNETを介してサーバ100から受信する各種通知であって、例えば、決済情報や警告を表示する。音声I/F360は、スピーカ370や図示しないイヤホンのインタフェースである。なお、音声I/F360を介して、決済情報が音声出力されてもよいし、所定の警告音が出力されてもよい。また、ユーザからの決済要求が、音声によって指示(入力)されてもよい。
次に、店舗200について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本発明の一実施形態による店舗200内の構成例を説明する概略図である。なお、これ以降、特に区別する必要がない場合、図において複数存在することを示す、符号のアルファベットA,B等は、省略することもある。図4に示すように、店舗200内には、商品50の陳列場所としての商品棚80が設置されている。店舗200の床には、ユーザ400の歩行軌跡を検出可能な床センサが設けられている。床センサ60は、例えば静電容量式のシート状のセンサで実現されてもよいし、床下又は床上に埋め込まれて用いられる複数のセンサモジュールで実現されてもよい。ここで、床センサ60は、店舗200に入場したユーザ400の歩行軌跡に関するデータが入力される入力手段として機能する。床センサ60に入力された歩行軌跡に関するデータは、店舗200に設けられた通信手段220から、ネットワークNETを介してサーバ100へ送信される。サーバ100の検出部112は、床センサ60から得られたデータを解析して、ユーザ400の歩行軌跡を検出することができる。
また、商品棚80の各段には、重量の変化を検出する重量センサとして機能する棚圧センサ10が設けられ、商品棚80に陳列されている商品の重量の変化が検出される。棚圧センサ10も、床センサ60と同様、シート状でもよいし、複数のセンサモジュールによって実現されてもよい。棚圧センサ10は、棚圧センサ10自体に積載された商品の重量を逐次計測し、計測されたデータは、ネットワークNETを介してサーバ100に送信される。サーバ100の物品判定部113は、受信したデータ(すなわち、棚圧センサ10にかかる重量)を時系列順に比較し、継続したデータに変化があるか否かを判定する。そして、変化後の重量が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化が発生したと判定する。なお、ここでの所定の変化とは、棚圧センサ10に積載された商品が取り除かれたことを意味する。また、物品判定部113は、棚圧センサ10に商品が積載された(すなわち、商品棚80に商品が戻されたり、配置された)ことを判定することもできる。例えば、物品判定部113によって、棚圧センサ10から受信したデータの変化に応じて、変化後の重量が変化前と比較して大きくなったと判定された場合は、商品棚80に商品が戻されたことを意味する。なお、物品判定部113や、検出部112が受信したデータを時系列順に比較するための時間間隔は、所定の間隔でよく、例えば、1分毎、30秒毎であってよいが、これに限られるものではない。また、所定の空間の状態に応じて、時間間隔が変更されてもよい。例えば、所定の空間内(店舗内)に存在するユーザの数が多い場合や、ユーザの歩行速度が所定の速度よりも速い場合に時間間隔を短くしてもよい。さらに、後述する学習部119による学習結果に応じて、時間間隔が変更されてもよい。
また、商品棚80には、複数のTOF(Time of Flight)センサ20を設けて、商品棚80の奥行き方向を測距してもよい。このTOFセンサ20により、商品群の形状の変化を検出することができる。すなわち、TOFセンサ20は、商品棚80の奥行き方向に並べられた商品群を測距し、測距したデータは、物品判定部113に送信される。物品判定部113は、TOFセンサ20による測距データを時系列順に比較し、継続する測距データ(すなわち、商品群の形状)に変化があるか否かを判定する。そして、変化前の商品群の形状が、変化後の商品群の形状と比較して小さくなった場合に、所定の変化が発生したと判定する。なお、ここでの所定の変化とは、商品棚80に陳列された商品が取り除かれたことを意味する。さらに、所定の変化として、上述のように、商品棚80に商品が戻されたことを判定することもできる。TOFセンサ20による測距データの時系列順における時間間隔も、上記と同様変更されることができる。
本発明の一実施形態によれば、これら各センサを複合的に用いて、店舗200に入場したユーザがどの商品を商品棚80から取得して持っているかが判定される。この判定について、図5を用いて説明する。図5は、店舗200内を上部からみた概略平面図である。検出部112は、ユーザ400の店舗200内の歩行軌跡R1を、床センサ60によって取得されたデータを用いて検出する。また、物品判定部113は、商品棚80Aにおける所定の変化が発生したポイントC1を、棚圧センサ10、又は、TOFセンサ20によって取得されたデータを用いて判定する。棚圧センサ10によって取得されたデータにより、所定の変化として、商品が陳列された陳列場所において、変化後の重量が、変化前と比較して小さくなった場合が検出される。また、TOFセンサ20によって取得されたデータにより、所定の変化として、商品が陳列された陳列場所において、陳列された商品群の変化後の形状が、変化前と比較して小さくなった場合が検出される。すなわち、TOFセンサ20によって検出された距離が長くなったことを受けて、陳列場所の商品群の形状が小さくなったことを検出する。ユーザ判定部114は、ポイントC1において所定の変化が発生した際に、当該ポイントC1から所定範囲内に歩行位置P1があるユーザによって、ポイントC1に陳列されていた商品が取得されたと判定する。なお、上記所定範囲は、固定値(例えば、ポイントC1を中心として半径30cm以下)として記憶部130に記憶されていてもよいし、歩行軌跡R1に応じた値として、テーブルとして記憶部130に記憶されていてもよい。ここで、テーブルとは、歩行軌跡R1の歩幅、足のサイズ、圧力の大きさ(重さ)に基づいて推定されるユーザの性別、年齢層に応じて、商品を取得するのに要する距離を記憶しておくものである。
なお、ユーザ判定部114による判定の精度を向上させるために、商品棚80には、視線センサ30、人感センサ40を設けてもよい。視線センサ30は、商品棚80の前方に位置するユーザ400の視線に関するデータを取得する。さらに、商品棚80と店舗200の床との間には、棚床センサ70が設けられ、商品棚80全体の重量の変化に関するデータを取得する。これら各センサによって取得されたデータも、ネットワークNETを介してサーバ100の検出部112へ送信されて、上記の判定に補助的に用いられてもよい。例えば、視線センサ30から得られるユーザの視線データに基づき、商品棚80から商品が取り除かれた際に、当該商品に着目していたユーザを抽出して、歩行軌跡と合わせて判定してもよい。また、人感センサ40から得られるデータを用いて、商品棚80の内部にユーザの手が入ったか否かを判定してもよい。さらに、図6(a)、(b)に示すように、商品棚80を上部から測距するTOFセンサ20によって、ユーザが手400Hを伸ばしている棚の位置(x,y,z)を判定し、どの商品が取り除かれたか、又は、商品が棚に戻されたかが判定されてもよい。
次に、店舗200における商品の購入処理について、図7〜12を用いて説明する。ここでは、ユーザ400がサービスの利用登録を行って、端末装置300に店舗200を利用するためのアプリがインストールされているとする。この場合、サーバ100の記憶部130、又は、サーバ100とは別に設けられた外部メモリ等に、サービスの利用登録を行ったユーザの識別情報が、例えば図7(c)に示すユーザ情報テーブル133として予め記憶されている。ユーザ情報テーブル133には、識別情報(顧客ID)毎に、氏名、決済方法等が関連付けられて記憶されている。ここで、決済方法とは、ユーザによって予め指定された決済に用いる方式であって、例えば、電子マネー、クレジットカード、ネットバンキング、携帯キャリア決済、仮想通貨等である。
図7(a)に示すように、店舗200の入口ENTには、認証機器95が設けられており、本実施形態では、ユーザ認証に成功したユーザのみが、店舗200へ入場可能である。まず、ユーザ400は、店舗200への入場処理を行うべく、端末装置300においてアプリを立ち上げる。図7(b)は、認証機器95に読み取らせるための特定情報であるキー(図の例では、QRコード)DIS1が表示された端末装置300の一例である。ユーザ400が、認証機器95にキーDIS1を読み取らせると、店舗200に設けられた通信手段220によって、キーDIS1に関する情報が、サーバ100へ送信される。サーバ100の制御部110は、キーDIS1に対応する識別情報が、ユーザ情報テーブル133に記憶されているか否かを判定する。ここで、キーDIS1は、ユーザの識別情報(顧客ID)そのものであってもよいし、識別情報に対応付けられた別の情報であってもよい。後者の場合、特定情報として、テキストデータ、画像、音声、指紋情報、網膜情報等が用いられ、認証機器95によって読み取られてもよい。
制限部116は、識別情報がユーザ情報テーブル133に記憶されていた場合、店舗200に設けられた制限手段(例えば、ドアの鍵、警報装置等)による入場制限を解除する。すなわち、制限部116は、店舗200に設けられた入場制限を解除する指示を、店舗200へ送信する。なお、制限手段としては、入場を物理的に制限するものに限らず、店舗200への入場は可能であるものの、アプリの使用が不可とされるものでもよい。
これ以降、店舗200内に複数のユーザ(ユーザA400A、ユーザB400B)が存在する態様について説明する。図8(a)に示すように、ユーザ400A,400Bが店舗200内に入場すると、図5を用いて説明したように、床センサ60によって、ユーザ400A,400Bそれぞれの歩行軌跡に関する情報が、店舗200の通信手段220から、検出部112へ送信される。なお、入口ENTの近傍、または、認証機器95の近傍に床センサを設けておき、各ユーザの識別情報と、ユーザの足跡とが、店舗200への入場時に、予め対応付けて記憶部130に記憶される。また、上述のように、商品棚80に設けられた棚圧センサ10、TOFセンサ20、視線センサ30、人感センサ40から取得されるデータを用いて、物品判定部113が、商品棚80から商品が取り除かれたか否かを判定する。さらに、物品判定部113は、記憶部130に記憶された、商品棚と商品との対応に関する情報に基づき、取り除かれた商品を特定する。ユーザ判定部114は、各センサから取得されたデータに基づき、取り除かれた商品の決済に関する決済情報を対応づけるユーザ(取り除かれた商品を持っているユーザ)を判定する。そして、図8(c)に示すように、各識別情報(顧客ID)に、決済情報として、取得した商品と、その金額と、合計金額とが対応付けられた決済情報テーブル131Tが、決済記憶部131に記憶される。また、図8(b)に示すように、端末装置300A,300Bの各表示部350A,350Bには、ユーザが取得し所持している商品の決済情報が表示される。図8の例では、所持している商品として、ユーザA(顧客ID:12345)には「チョコ」及び「水」が対応付けられ、ユーザB(顧客ID:67899)には「ノート」及び「小麦粉」が対応付けられている。
なお、物品判定部113やユーザ判定部114による判定は、ユーザが商品を商品棚から取り除いたり、返却したりする都度行われてもよいし、各センサによる出力データを時刻に対応付けて記憶しておき、過去の各データを時刻を基準に合わせて行われてもよい。しかしながら、前者の方が、図8(b)に示すようにその都度決済情報が反映されて、端末装置300に表示されるため、ユーザの利便性にとっては望ましい。
また、ユーザの識別情報と、ユーザの足跡との対応付けは、ユーザ間で足跡が類似する場合には精度が低くなると考えられる。この場合は、店舗200内にカメラを設けておき、入口ENTにて、識別情報とユーザの顔画像とを、予め対応付けて記憶していてもよい。そして、カメラによって、所定の変化が生じた商品棚近傍を撮像し、得られた画像を解析して、商品を取得したユーザを判定してもよい。
なお、商品棚から商品が取り除かれた際に、当該商品棚近傍にユーザが複数存在する場合、各種センサによる情報によっては、商品を取り除いたユーザの判定を、所定の精度以上の確実さをもって行えない場合がある。本発明の一実施形態によれば、そのような場合に、ユーザの購入履歴や属性情報を用いて、判定の精度を向上させることができる。このことについて、以下説明する。
図8の例において、ユーザBには「ノート」が対応付けられているが、「ノート」をユーザBが商品棚から取得した際に、ユーザAとユーザBとがノートの配置場所に存在し、センサによる判定のみでは、「ノート」をどちらのユーザに対応付けるべきか判定不可であったとする。ここで、「判定不可」とは、ノートの配置場所における画像の解析によっても、ノートを所持したユーザの手を所定の割合以上抽出できない場合や、何らかの不具合によりセンサの情報が取得できなかった場合等を含む。ユーザ判定部114は、判定不可であった場合、図9(a)に示す記憶部130に記憶された各ユーザの購入履歴136を参照して、ノートを購入する可能性の高いユーザを、ノートを対応付けるユーザとして判定する。図9(a)の例では、顧客ID:67899のユーザBが、所定の間隔でノートを購入していることが分かる。判定の日が前回のノート購入日から所定の間隔経過している場合、ユーザ判定部114は、ユーザBがノートを購入する可能性が高いとして、ユーザBの識別情報にノートを対応付ける。
また、ユーザ判定部114は、ユーザの属性情報に基づいて、商品を対応付けるユーザを判定してもよい。例えば、図9(b)に示すように、記憶部130には、ユーザの属性情報として、サービスの利用開始日(アプリの登録日であってもよいし、最初に店舗で商品を購入した日であってもよい)、性別、年齢、居住地、職業等を記憶する。図9の例では、ユーザ判定部114は、ユーザの属性情報に基づき、「ノート」を購入する可能性が高い「学生」であるユーザBの識別情報に、ノートを対応付けることができる。また、ノートが購入された際の店舗200の設置場所が「東京」内であった場合、ユーザBの識別情報に、ノートを対応付けてもよい。なお、商品毎に属性情報に優先順位をつけ、当該優先順位に基づいて判定が行われてもよい。例えば商品が「酒類」であった場合、属性情報として「年齢」を優先順位の最高位に位置付けてもよい。
次に、商品の決済処理について説明する。図8(a)に示すように、ユーザ400Aが、店舗200の決済エリア(決済空間)90に入ると、図10(a)に示すように、商品の決済の実行を選択させる画面DIS3が、端末装置300の表示部に表示される。これは例えば、決済記憶部131に記憶された決済情報に基づき、端末装置300に決済情報を表示させるための表示情報が、表示出力部118によって出力されることで実現される。その後、ユーザ400によって決済を実行するボタン(購入ボタン)DIS4が選択された場合、決済部115は、決済を実行させるように制御する。例えば、決済方式がクレジットカードであった場合、決済部115は、図示しないクレジット会社のサーバへ、決済の要求を送信するよう送信部122を制御する。決済が完了すると(決済完了の応答を受信すると)、制限部116は、店舗200の退場を制限する制限手段(例えば、ドアの鍵)の制限を解除させる指示を送信し、店舗200の出口OUTが解錠される。また、記憶部130には、ユーザの決済履歴を記憶する決済履歴テーブル134が記憶される。
なお、決済処理が他の態様で行われてもよい。以下に、他の態様による決済処理について、図11を用いて説明する。本発明の一実施態様による決済エリア90には、図11(a)に示すように、物品を検出する複数種類のセンサが備えられている。図11(a)において、載置場所92は、商品を入れたかごBSKを載置する場所である。載置場所92は、重量センサとして機能する静電容量シートや圧力シート、温度センサ、比抵抗センサや導電率センサ等の少なくともいずれか1つから成り、載置場所92に載置された物品の属性情報(重量、温度、導電率等)を検出する。また、載置場所92の周囲には、上述したTOFセンサ20やカメラが設置され、形状の変化を測距したり、撮像したりする。なお、載置場所92には、かごBSKを用いず、物品を直接載置してもよい。かごBSKが用いられる場合は、かごBSKの重量、導電率等を考慮して、物品の属性情報が求められる。図11の場合、ユーザAのかごBSKが載置されており、かごBSK内には、予め決済情報としてユーザAに対応付けられていた「水」、「チョコ」以外に、「小麦粉」が入っていることが検出されたとする。この場合、ユーザ判定部114は、「小麦粉」をユーザAの識別情報に対応付けるように決済情報を更新する。
なお、ユーザ判定部114は、「小麦粉」がユーザAに対応付けられた時刻近辺における店舗200内の状況から、「小麦粉」が誤って対応付けられているユーザを抽出する。例えば、「小麦粉」がユーザAに対応付けられたのが「10:00」であった場合、10:00を含む所定の時間幅「9:50〜10:00」における店舗200内の状況を、記憶部130から取得する。店舗200内の状況とは、店舗200内に設置された各種センサの検出履歴であって、例えば、床センサ60によって検出された歩行軌跡、棚圧センサ10によって検出された重量の変化等を含む。また、店舗200内の状況には、ユーザ判定部114による判定付けの履歴も含まれる。ユーザ判定部114は、10:00近辺に「小麦粉」を誤って対応付けられた可能性の高いユーザBを抽出することができる。そして、ユーザ判定部114は、「小麦粉」が対応付けられていたユーザBの決済情報から、「小麦粉」を削除するように更新する。
なお、上述した他の態様による決済処理は、必須ではなく、ユーザ判定部114による判定が不確かな場合や、ユーザの要望に応じて行われるものであってよい。前者の場合、載置場所92へ商品を載置することを要求する通知が、ユーザの端末へ送信されることが好ましく、また、載置場所92への載置による決済を、商品購入の必須条件としてもよい。
上述のように、本発明の一実施形態によれば、店舗200に入場したユーザの歩行軌跡と、商品の陳列場所における所定の変化とに基づいて、商品を取得したユーザが判定される。この所定の変化は、センサによって検出されるため、複数のカメラが設けられる場合と比較して、コストの高騰や、サーバにおける処理の負荷を低減した店舗200を提供することができる。
さらに、陳列場所において所定の変化が発生した際の歩行軌跡が、所定の変化が発生したと判定された陳列場所から所定範囲内にあるユーザによって、商品が取得されたと判定される。従って、商品を取得したユーザの判定精度を向上することができる。
さらに、本発明の一実施態様によれば、商品を対応付けるユーザの判定が、ユーザの購入履歴や属性情報に基づいて補足的に行われる。従って、各種センサや画像による判定で所定の精度が得られない場合に、ユーザと商品との対応付けの判定精度を向上させることが可能となる。
さらに、購入する商品を、各種センサ及び画像で解析する載置場所を設け、当該載置場所での決済が行われる。このため、商品の対応付けの精度をさらに向上させ、誤決済を防止することができる。
さらに、本発明の一実施形態によれば、サービスへの利用登録ユーザ、すなわち、識別情報が予め記憶されたユーザのみ、店舗200への入場が可能となり、また、決済が完了したユーザのみが、店舗200からの退場が可能となる。サービスへの利用登録ユーザは、サービス側でユーザの情報が登録されているため、無人店舗である店舗200の防犯上の安全性を高めることができる。
なお、店舗200の利用にあたって、サービスへの利用登録が行われていなくても(アプリがインストールされていなくても)よい。この場合、例えば、ユーザ400が店舗200へ入場する際に、図示しない設定部が、一時的な識別情報を設定する。これは例えば、店舗の入口ENTにカメラを設置しておき、店舗200へ入場したユーザ400の顔の画像に関連付けて(顔認証を行って)、一時的な識別番号(ワンタイム顧客ID)を所定の記憶部に記憶させる。なお、入口ENTに床センサを設け、顔の画像の代わりに、または、顔の画像とともに、足跡に関連付けて一時的な識別番号を関連付けてもよい。その後に、ユーザによる店舗200における商品の取得は、上述した態様と同様であるため説明を省略する。すなわち、サーバ100の記憶部には、一時的な識別番号に対応付けて商品の決済情報が記憶される。なお、決済は、例えば店舗200の決済エリア90に設置された決済機器を介して行われる。決済機器は、例えばディスプレイとカメラとを少なくとも含み、当該ディスプレイに、決済を行うユーザが取得している商品の一覧が表示される。これは例えば、サーバ100のユーザ判定部114による判定に応じてユーザに関連付けられた商品の決済情報に基づいた表示情報が、表示出力部118から決済機器に出力されることによって実現できる。そして、決済機器を介してユーザが決済を実行する要求が、クレジットカード会社のサーバに出力されるか、電子マネーから合計金額が引き出される。決済の完了に応じて、店舗200の出口OUTが解錠され、ユーザは、店舗200から退場することができる。
上述のように、本発明の別の実施形態によれば、サービスの利用登録を行っていないユーザでも店舗200を利用することができ、利便性が高い。しかしながら、不特定多数のユーザによる利用は、無人店舗にとって防犯上不安が残る。このため、顔認証によって得られた顔の画像に、過去の店舗200の利用履歴を対応付けて記憶しておき、未払いの商品があるユーザや、商品の陳列場所を繰返し変更したユーザなど、店舗200の利用に好ましくない行為が認められたユーザに対しては、制限部116による、店舗200への入場を制限する制限手段の解除が行われないようにすることもできる。また、一時的な識別情報に対応付けるユーザ情報としては、顔の画像に限らず、ユーザの服装の一部や所持品等でもよい。しかしながら、上述のように、店舗の防犯上の観点からは、顔の画像を用いるのが好適である。
次に、上述した本発明の一実施形態による制御方法について、図を用いて説明する。図12は、上述の制御のフローチャートである。まず、取得部111は、所定の空間に入場したユーザに関連付けられた識別情報を取得する(ステップS11)。識別情報は、サービスの利用登録が予め行われている場合は、記憶部130又は外部メモリに記憶されていてもよい。そして床センサ60から得られるデータに基づき、検出部112によって、所定の空間における歩行軌跡が検出される(ステップS12)。物品判定部113は、所定の空間の商品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する(ステップS13)。所定の変化が発生しない場合は、ステップS12へ戻り、歩行軌跡の検出を継続する。ステップS13にて所定の変化が発生したと判定された場合は、ユーザ判定部114によって、所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、歩行軌跡とに基づいて、商品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報が判定される(ステップS14)。なお、ユーザ判定部114は、識別情報と商品との対応付けが、所定値以上の判定精度を有するか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において、判定精度が所定値以上でないと判定された場合、ステップS16へ進み、誤判定処理へ進む。
ここで、ステップS16の誤判定処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。ユーザ判定部114は、決済情報に対応付ける識別情報を、ユーザの決済履歴及びユーザの属性情報の少なくともいずれかに基づいて判定可能か否かを判定する(ステップS161)。すなわち、ユーザ判定部114は、ユーザの決済履歴(購入履歴)に基づいて、商品をユーザへ対応付け可能であるか否かを判定する。又は、ユーザ判定部114は、ユーザの属性情報に基づいて、商品をユーザへ対応付け可能であるか否かを判定する。なお、対応付け可能であるか否かの条件は、記憶部130に予め記憶されていてもよい。当該条件としては、例えば、「所定の間隔で同一商品を購入」、「同一メーカーの商品を購入」といった、商品とユーザとの間に所定の関係が定義できる条件である。また、属性情報に関しては、「年齢制限に抵触しない」、「女性が好む商品」といった条件でよい。ステップS161にて対応付けが可能であった場合、ステップS162へ進み、ユーザと商品との対応付けを更新又は新規に作成する。ステップS161にて、対応付けが可能でない場合、再確認が必要なユーザであるとして記憶部130へ記憶する(ステップS163)。ここで、決済情報としては、不確かではあるもののユーザへ対応付けて記憶し、再確認が必要なユーザであることを示す情報を付加して記憶しておく。
図12のフローチャートに戻り説明を続ける。ステップS15において、判定精度が所定値以上であると判定された場合、または、ステップS16の誤判定処理が終了すると、記憶部130に、識別情報毎に、識別情報に対応付け有れた少なくとも1の決済情報が記憶される(ステップS17)。そして、ユーザの端末装置300から所定の決済要求を受信した場合、または、決済エリア90にユーザ400が入場した場合に、ユーザ判定部114が、当該ユーザ400が再確認を必要とするユーザであるか否かを判定する(ステップS18)。再確認が必要なユーザは、ステップS16の誤判定処理において設定されたユーザである。再確認が必要なユーザであった場合、サーバ100からユーザの端末装置300へ、確認通知が送信される(ステップS19)。ここで、確認通知とは、ユーザ400へ、載置場所92への商品の載置を要求するものであって、例えば、端末装置300の表示画面へ「載置場所へ商品を置いて下さい」といったポップアップ通知や、音声による出力であったり、または、店舗200内における音声案内であってもよい。その後、ユーザ400が載置場所92へ商品を載置し、購入される商品のセンサや画像による識別が行われ、ユーザ400への購入商品の対応付けが完了した否かが判定される(ステップS20)。対応付けが完了していない場合、再度ユーザ400へ通知が行なわれてもよい。ステップS20で対応付けが完了したと判定された場合、または、ステップS18で再確認が必要なユーザでない場合、ステップS21へ進み、決済部115による決済処理が行われる。
なお、購入商品を返品したいという要望が存在する。以下では、返品処理について説明する。決済部115による決済の実行後、ユーザ400は、予めアプリ上で、返品要求を登録しておく。返品要求の登録は例えば、図14(a)に示す端末300の表示画面等で行うことができる。返品要求は、記憶部130に、ユーザ400の識別情報に対応付けて記憶される。そして、返品要求を行ったユーザ400が店舗200内へ入場すると、図14(b)に示すように、端末300の表示画面に、「返品場所へ返品して下さい」といった通知が表示される。これは例えば、サーバ100が入場したユーザ400を判定し、返品要求を送信済みのユーザであった場合に、当該通知を表示させる表示情報を端末300へ送信することで実現することができる。なお、返品場所は上述した載置場所92であってよい。決済修正部117は、ユーザ400から返品を要求された物品が、載置場所92において検出された場合、返品要求を受信したユーザ400の識別情報に、返品を要求された物品の返金処理を対応付ける。すなわち、返金処理が行われる。なお、ユーザは、返品する商品を商品棚80に戻してもよい。この場合、商品棚80に設けられた各種センサにより、商品が戻されたことが検出され、決済修正部117によって、上記返金処理が行われる。さらに、例えば決済エリア90に、返品商品を入れるためのボックスが設置され、ユーザは、当該ボックスに返品する商品を入れてもよい。なおこのボックスは、店舗側で返品処理が終了するまで他のユーザに購入されない構造であることが好ましい。
上述した本発明の一実施形態による返品処理について、図15のフローチャートを用いて説明する。まず、受信部121は、返品要求を端末300から受信する(ステップT11)。そして、決済修正部117は、返品可能であるか否かを判定する(ステップT12)。ここで、返品可能であるか否かは、ユーザが購入してから返品要求までの期限が所定の期間以内であるかが、購入履歴に基づいて判定される。なお、当該所定の期間は、商品の種類に応じて設定されてよい。さらに、載置場所92に載置された商品に、商品の破損、開封といった、商品の販売時点からの変化が生じていないかを判定する。これらは、載置場所92の各種センサによって、例えば、重量の変化、導電率の変化等から判定することができる。返品が可能であった場合、決済修正部117は、返金処理を行い、ユーザ400の購入履歴を更新する(ステップT13)。返品が可能でない場合(例えば、商品が破損していたり、返品期限が所定の期間以上であった場合など)、返品不可であることをユーザへ通知する(ステップT14)。ユーザへの通知は、例えば、「この商品は返品できません」といったポップアップ通知を端末300に表示させたり、音声での出力によってなされてもよい。その後、制限部116は、出口を解錠する(ステップT15)。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、サーバ100の機能として説明した処理は、店舗200に設けられたサーバによって行われても良い。また、サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。
具体的には、制御部110によって行われるとした処理を、店舗200に設けたサーバによって行われてもよいし、例えば、物品判定部113、制限部116等の機能が、店舗200に設けたサーバに備えられてもよい。
本発明に係る発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限られないことは言うまでもない。例えば、上述では、決済情報、ユーザ情報等がサーバ100の記憶部130に記憶される態様について説明したが、それら各種情報は、サーバ100とは別のメモリにデータベースとして記憶されてもよい。
また、上述では、所定の空間として店舗の例を説明した。しかしながら、所定の空間としては、物品を格納する倉庫、図書館やレンタルビデオ店等のレンタル形態のサービス等にも適用可能である。また、所定の空間としては、図1のような閉じた空間ではなく、床シートを設けた空間であれば、開いた空間でもよい。例えば、ビルやマンションの空きスペースや、オフィスの一角などに、無人の販売スペースを設けてもよい。
なお、床センサを用いた歩行軌跡の代わりに、ユーザの位置情報の変化が用いられてもよい。これは例えば、所定の空間にビーコン発信器を設置し、近距離無線通信を用いて端末装置側で推定した自端末の位置に関する情報を用いることで実現できる。
また、返品処理に関し、商品を購入したユーザとは異なる別のユーザが、店舗200に来店して返品が行われてもよい。これは例えば、予めユーザAが返品要求を行う際に、ユーザBへ返品を依頼する旨をサーバ100へ送信し、記憶部130へ登録しておくことで実現できる。
サーバ100の各機能部は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。また、各機能部は、1または複数の集積回路により実現されてよく、複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。
サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、サーバ100または端末装置300は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。すなわち、本発明に係る情報処理装置100は、CPUがRAM上にロードされたプログラムを実行することにより、取得部111、検出部112、物品判定部113、ユーザ判定部114、決済部115、制限部116、設定部117及び表示出力部118として機能する。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
500 物品提供システム
400 ユーザ
100 サーバ(情報処理装置)
200 店舗
220 通信手段
300 端末装置
110 制御部
111 取得部
112 検出部
113 物品判定部
114 ユーザ判定部
115 決済部
116 制限部
117 設定部
118 表示出力部
120 通信部
121 受信部
122 送信部
130 記憶部
310 制御部
311 情報処理部
312 表示処理部
313 判定部
320 通信部
330 記憶部
340 入力受付部
350 表示部
370 スピーカ
321 受信部
322 送信部
95 認証機器
50 商品
80 商品棚
60 床センサ
10 棚圧センサ
20 TOFセンサ
R1 歩行軌跡
80A 商品棚
C1 ポイント
P1 歩行位置
30 視線センサ
40 人感センサ
70 棚床センサ
400H 手
133 ユーザ情報テーブル
131T 決済情報テーブル
131 決済記憶部
90 決済エリア
134 決済履歴テーブル
132E テーブル
131E 決済情報テーブル

Claims (14)

  1. 所定の空間に入場した複数のユーザ識別情報を取得する取得部と、
    前記ユーザの、前記所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出部と、
    前記所定の空間の物品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する物品判定部と、
    前記物品判定部によって所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、前記歩行軌跡とに基づいて、前記所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付けるユーザの識別情報を判定するユーザ判定部と、
    前記ユーザ判定部によって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶部と、
    前記決済記憶部に記憶された決済情報に基づく決済を実行する決済部と、
    前記決済部による決済履歴を前記ユーザ毎に記憶する決済履歴記憶部と、
    一のユーザの決済の誤りが生じた場合、当該決済の誤りが発生した際の前記所定の空間における、過去の判定履歴と前記ユーザ毎の決済履歴に基づき、当該決済の誤りに関係する他のユーザの識別情報に関連付けられた決済情報を、前記一のユーザの決済の誤りによって生じた前記他のユーザの決済の誤りを解消するように更新する決済修正部と、
    を備え情報処理装置。
  2. 前記ユーザ判定部は、前記決済情報に対応付ける識別情報を、前記ユーザの決済履歴に基づいて判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザ判定部は、前記ユーザの属性情報に基づいて、前記決済情報に対応付ける識別情報を判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザ判定部は、前記所定の空間内の決済空間に備えられ、物品を検出する複数種類のセンサから送信された情報に基づき、前記決済情報に対応付ける識別情報を判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記決済修正部は、前記決済部による決済の実行後、返品要求を受信し、返品を要求された物品が前記決済空間に備えられた前記複数種類のセンサにて検出された場合に、前記返品要求を受信したユーザの識別情報に、前記返品を要求された物品の返金処理を対応付ける、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記決済の誤りが発生した際の前記所定の空間の状態に関する情報を学習し、前記物品判定部による判定、前記ユーザ判定部による判定及び前記検出部による検出の少なくともいずれか1つの精度を、前記所定の空間の状態に応じて変化させる学習部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記物品判定部は、前記商品が陳列された陳列場所における変化後の重量が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の重量が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生したと判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記物品判定部は、前記商品が陳列された陳列場所において、陳列された商品群の変化後の形状が、変化前と比較して小さくなった場合に、所定の変化のうち商品の取り除きが発生したと判定し、変化後の形状が、変化前と比較して大きくなった場合に、所定の変化のうち商品の配置が発生したと判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザ判定部は、前記歩行軌跡のうち、前記所定の変化が発生した際の位置が、前記所定の変化が発生したと判定された陳列場所から所定範囲内にあるユーザに対応付けられた識別情報を、前記所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付ける識別情報として判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記所定の空間への前記ユーザの退場を制限する制限手段を制御する制限部をさらに備え、
    前記制限部は、前記決済部によって決済が実行された識別情報に関連付けられたユーザの、前記所定の空間からの退場の制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザに関連付けられた識別情報を、前記ユーザを特定する特定情報に対応付けて記憶するユーザ記憶部をさらに備え、
    前記取得部は、前記所定の空間に入場したユーザの端末装置から送信された前記特定情報に関連付けられた識別情報を、前記ユーザ記憶部に記憶された識別情報から取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記識別情報に対応付けられた決済情報を、当該決済情報が関連付けられた識別情報に対応する端末装置の表示部へ表示させるための表示情報を出力する表示出力部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置に、
    所定の空間に入場した複数のユーザ識別情報を取得する取得ステップと、
    前記ユーザの、前記所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出ステップと、
    前記所定の空間の商品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する商品判定ステップと、
    前記商品判定ステップにて所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、前記歩行軌跡とに基づいて、前記所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付けるユーザの識別情報を判定するユーザ判定ステップと、
    前記ユーザ判定ステップによって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶ステップと、
    前記決済記憶ステップにて記憶された決済情報に基づく決済を実行させる決済ステップと、
    前記決済ステップにおける決済履歴を前記ユーザ毎に記憶するステップと、
    一のユーザの決済の誤りが生じた場合、当該決済の誤りが発生した際の前記所定の空間における、過去の判定履歴と前記ユーザ毎の決済履歴に基づき、当該決済の誤りに関係する他のユーザの識別情報に関連付けられた決済情報を、前記一のユーザの決済の誤りによって生じた前記他のユーザの決済の誤りを解消するように更新するステップと、
    を実行させる、情報処理装置の制御方法。
  14. 情報処理装置に、
    所定の空間に入場した複数のユーザ識別情報を取得する取得機能と、
    前記ユーザの、前記所定の空間における少なくとも歩行軌跡を検出する検出機能と、
    前記所定の空間の商品が陳列された陳列場所において、所定の変化が発生したか否かを判定する商品判定機能と、
    前記商品判定機能によって所定の変化が発生したと判定された陳列場所と、前記歩行軌跡とに基づいて、前記所定の変化が発生したと判定された陳列場所に陳列された商品の決済に関する決済情報に対応付けるユーザの識別情報を判定するユーザ判定機能と、
    前記ユーザ判定機能によって判定された識別情報毎に、当該識別情報に対応付けられた少なくとも1の決済情報を記憶する決済記憶機能と、
    前記決済記憶機能に記憶された決済情報に基づく決済を実行させる決済機能と、
    前記決済機能による決済履歴を前記ユーザ毎に記憶する決済履歴記憶機能と、
    一のユーザの決済の誤りが生じた場合、当該決済の誤りが発生した際の前記所定の空間における、過去の判定履歴と前記ユーザ毎の決済履歴に基づき、当該決済の誤りに関係する他のユーザの識別情報に関連付けられた決済情報を、前記一のユーザの決済の誤りによって生じた前記他のユーザの決済の誤りを解消するように更新する決済修正機能と、を実現させる、情報処理装置の制御プログラム。
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