JP6883872B2 - 硬化性組成物及び塗膜防水剤 - Google Patents

硬化性組成物及び塗膜防水剤 Download PDF

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Description

本発明は、硬化性組成物及び塗膜防水剤に関する。
従来からコンクリート構築物の屋上に防水のために塗膜を形成することが行われている。特許文献1には、ウレタン弾性発泡体から構成され、このウレタン弾性発泡体が、発泡倍率2〜10倍、伸び200〜1000%、引張強度20〜100kg/cm2であるウレタン防水材が開示されている。
特開2001−115609号公報
しかしながら、特許文献1で開示されているウレタン防水材の構築に用いられるウレタン材料は、溶剤を含むため、作業環境及び地球環境への負担軽減のために、無溶剤系の材料を用いることが検討されている。
又、上記防水塗膜は、防水下地となるコンクリート構築物の温度変化に伴う伸縮の他、経時劣化に伴う亀裂による防水下地の伸長にも順応することができるゴム弾性が要求される。更に、防水塗膜は、防水下地に対する密着性が要求される。
そこで、無溶剤系の材料の中でも、変性シリコーン樹脂を用いることが考えられる。
ところが、変性シリコーン樹脂は、ゴム弾性に優れているものの、塗膜強度が低い。そこで、塗膜強度を向上させるために充填材を添加すると、塗工性が低下するという別の問題を生じる。
本発明は、ゴム弾性、塗膜強度、塗工性、及び、防水下地などに対する密着性に優れた硬化性組成物を提供する。
本発明の硬化性組成物は、
加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドと、
平均粒子径が0.01〜100μmの長石類を含むことを特徴とする。
[ポリアルキレンオキサイド]
硬化性組成物に含まれているポリアルキレンオキサイドは、加水分解性シリル基を有している。加水分解性シリル基とは、珪素原子に1〜3個の加水分解性基が結合してなる基である。
加水分解性シリル基の加水分解性基としては、特に限定されず、例えば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基などが挙げられる。
なかでも、加水分解性シリル基としては、加水分解反応が穏やかであることから、アルコキシシリル基が好ましい。アルコキシシリル基としては、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリイソプロポキシシリル基、及びトリフェノキシシリル基などのトリアルコキシシリル基;ジメトキシシリル基、ジエトキシシリル基、メチルジメトキシシリル基、及びメチルジエトキシシリル基などのジアルコキシシリル基;並びに、ジメチルメトキシシリル基、及びジメチルエトキシシリル基などのモノアルコキシシリル基が挙げられる。なかでも、ジアルコキシシリル基がより好ましく、メチルジメトキシシリル基が特に好ましい。
ポリアルキレンオキサイドは、1分子中に平均して、1〜4個の加水分解性シリル基を有していることが好ましい。ポリアルキレンオキサイドにおける加水分解性シリル基の数が1個以上であると、硬化性組成物の硬化性が向上する。ポリアルキレンオキサイドにおける加水分解性シリル基の数が4個以下であると、硬化性組成物は、優れたゴム弾性を有する硬化物を生成することができる。
なお、ポリアルキレンオキサイド中における、1分子当たりの加水分解性シリル基の平均個数は、1H−NMRにより求められるポリアルキレンオキサイド中の加水分解性シリル基の濃度、及びGPC法により求められるポリアルキレンオキサイドの数平均分子量に基づいて算出することができる。
ポリアルキレンオキサイドとしては、主鎖が、一般式:−(R−O)n−(式中、Rは炭素数が1〜14のアルキレン基を表し、nは、繰り返し単位の数であって正の整数である。)で表される繰り返し単位を含有する重合体が好ましく挙げられる。ポリアルキレンオキサイドの主鎖骨格は一種のみの繰り返し単位からなっていてもよいし、二種以上の繰り返し単位からなっていてもよい。
ポリアルキレンオキサイドの主鎖骨格としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド、ポリテトラメチレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレンオキサイド共重合体、及びポリプロピレンオキサイド−ポリブチレンオキサイド共重合体などが挙げられる。なかでも、ポリプロピレンオキサイドが好ましい。ポリプロピレンオキサイドによれば、硬化性組成物は、優れたゴム弾性を有する硬化物を生成することができる。
ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量は、3000〜50000が好ましく、10000〜30000がより好ましい。ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量が10000以上であると、硬化性組成物の硬化物のゴム弾性が向上する。ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量が50000以下であると、硬化性組成物の塗工性が向上する。
なお、本発明において、ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量とは、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によって測定されたポリスチレン換算した値を意味する。GPC法による測定においては、例えば、GPCカラムとして東ソー製Shodex KF800Dを用い、溶媒としてクロロホルムなどを用いることができる。
加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドは、市販されている製品を用いることができる。例えば、カネカ社製 商品名 MSポリマー S−203、S−303;サイリルポリマー SAT−200、SAT−350、SAT−400;旭硝子社製 商品名 エクセスター ESS−3620、ESS−2420、ESS2410、ESS3430などが挙げられる。
[長石類]
硬化性組成物は、長石類を含有している。長石類は、長石及び準長石を含有しており、準長石が好ましい。
長石としては、例えば、正長石、サニディン、微斜長石、アノーソクレースなどのアルカリ長石;曹長石、灰曹長石、中性長石、曹灰長石、亜灰長石、灰長石などの斜長石などが挙げられる。
準長石としては、例えば、カリ霞石(カルシライト)、灰霞石(カンクリナイト)などの霞石(ネフェリン)、霞石閃長石(ネフェリンサイアナイト)、白榴石(リューサイト)、方ソーダ石(ソーダライト)、藍方石(アウイン)、青金石(ラズライト)、黝方石(ノゼアン)、黄長石(メリライト)などが挙げられ、霞石閃長石(ネフェリンサイアナイト)が好ましい。なお、霞石閃長石は、閃長石と記載されることもある。
長石類の平均粒子径は、0.01〜100μmであり、0.1〜50μmが好ましく、1〜25μmがより好ましく、2〜15μmが特に好ましく、3〜10μmが特に好ましい。長石類の平均粒子径が0.01μm以上であると、硬化性組成物は、優れた塗膜強度を有する硬化物を生成することができる。長石類の平均粒子径が100μm以下であると、硬化性組成物中に均一に分散させることができ、硬化性組成物は、優れた塗膜強度を有する硬化物を生成することができる。なお、長石類の平均粒子径は、透過型電子顕微鏡による画像解析によって測定された値をいう。具体的には、長石類を透過型電子顕微鏡を用いて倍率100倍の拡大写真を撮影し、任意の50個の長石類を抽出し、各長石類の直径を測定し、各長石類の直径の相加平均値を長石類の平均粒子径とする。なお、長石類の直径は、長石類を包囲し得る最小径の真円の直径をいう。
硬化性組成物中における長石類の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して1〜800質量部が好ましく、30〜600質量部が好ましく、50〜450質量部がより好ましく、80〜300質量部が特に好ましい。長石類の含有量が上記範囲内であると、硬化性組成物は、優れた塗工性を有していると共に、優れたゴム弾性及び塗膜強度を有する硬化物を生成することができる。
[ガラスフリット]
硬化性組成物は、ガラスフリットを含有していてもよい。ガラスフリットを構成しているガラスとしては、たとえば、リン酸系ガラス、ホウ酸系ガラス、酸化ビスマス系ガラス、珪酸系ガラス、酸化ナトリウム系ガラスなどが挙げられ、リン酸系ガラス、ホウ酸系ガラスが好ましく、リン酸系ガラスがより好ましい。これらのガラスフリットは、B23、P25、ZnO、SiO2、Bi23、Al23、BaO、CaO、MgO、MnO2、ZrO2、TiO2、CeO2、SrO、V25、SnO2、Li2O、Na2O、K2O、CuO、Fe23などを所定の成分割合で調整して得ることができる。なお、ガラスフリットは、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
ガラスフリットを構成しているガラスの軟化点は350〜650℃が好ましく、360〜560℃がより好ましく、370〜540℃が特に好ましく、380〜520℃が最も好ましい。なお、ガラスフリットを構成しているガラスの軟化点は、ガラスの粘度が107.6dPa・s(logη=7.6)となる温度である。
硬化性組成物中におけるガラスフリットの含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して2〜120質量部が好ましく、5〜100質量部がより好ましく、8〜90質量部がより好ましく、25〜90質量部がより好ましく、25〜70質量部がより好ましく、30〜60質量部が特に好ましい。ガラスフリットの含有量が上記範囲内にあると、硬化性組成物は、優れた塗工性を有していると共に、優れたゴム弾性及び塗膜強度を有する硬化物を生成することができる。
[可塑剤]
硬化性組成物は、可塑剤を更に含有していることが好ましい。可塑剤を含んでいる硬化性組成物は、優れたゴム弾性を有して追従性に優れた硬化物を生成することができる。
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジノルマルヘキシル、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジノルマルオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジイソウンデシル、及びフタル酸ビスブチルベンジルなどのフタル酸エステル;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、及びテトラプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコールが挙げられる。なかでも、ポリアルキレングリコールが好ましく、ポリプロピレングリコールがより好ましい。
ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、1000〜10000が好ましく、2000〜5000がより好ましい。ポリアルキレングリコールの数平均分子量が上記範囲内である場合、このようなポリアルキレングリコールを含んでいる硬化性組成物は、硬化性組成物は、優れたゴム弾性を有して追従性に優れた硬化物を生成することができる。
なお、ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によって、ポリスチレン換算されて測定された値である。具体的な測定方法や測定条件は、上述した加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドと同様である。
硬化性組成物中における可塑剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して、1〜100質量部が好ましく、10〜80質量部がより好ましく、15〜60質量部が特に好ましく、20〜50質量部が最も好ましい。
[充填剤]
硬化性組成物は、充填剤を更に含有していてもよい。硬化性組成物が充填剤を含有していると、優れたゴム弾性を有している硬化物を得ることが可能な硬化性組成物を提供することができる。
充填剤としては、特に限定されず、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、微粉末シリカ、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、クレー、タルク、カーボンブラック及びガラスバルーンなどを挙げることができ、炭酸カルシウムが好ましく、重質炭酸カルシウムがより好ましい。充填剤は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
充填剤の平均粒子径は、0.01〜5μmが好ましく、0.05〜2.5μmがより好ましい。このような平均粒子径を有している充填剤によれば、防水下地などに対する密着性に優れた硬化物を生成することができる硬化性組成物を得ることができる。なお、充填剤の平均粒子径は、透過型電子顕微鏡による画像解析によって測定された値をいう。具体的には、充填剤を透過型電子顕微鏡を用いて倍率100倍の拡大写真を撮影し、任意の50個の充填剤を抽出し、各充填剤の直径を測定し、各充填剤の直径の相加平均値を充填剤の平均粒子径とする。なお、充填剤の直径は、充填剤を包囲し得る最小径の真円の直径をいう。
また、炭酸カルシウムは、脂肪酸や脂肪酸エステルなどにより表面処理されていることが好ましい。脂肪酸や脂肪酸エステルなどにより表面処理されている炭酸カルシウムによれば、硬化性組成物にチキソトロピー性を付与できると共に炭酸カルシムが凝集することを抑制することができる。
硬化性組成物中における充填剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して1〜700質量部が好ましく、10〜200質量部がより好ましく、20〜150質量部が特に好ましい。硬化性組成物中における充填剤の含有量が1質量部以上であると、充填剤の添加による効果が十分に得られる。また、硬化性組成物中における充填剤の含有量が700質量部以下であると、硬化性組成物を硬化させて得られる硬化物が、防水下地などに対する優れた密着性を有する。
[脱水剤]
硬化性組成物は、脱水剤を更に含有していることが好ましい。脱水剤によれば、硬化性組成物を保存している際に、空気中などに含まれている水分によって硬化性組成物が硬化することを抑制することができる。
脱水剤としては、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、及びジフェニルジメトキシシランなどのシラン化合物;並びにオルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、及びオルト酢酸エチル等のエステル化合物などを挙げることができる。これらの脱水剤は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。なかでも、ビニルトリメトキシシランが好ましい。
硬化性組成物中における脱水剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して0.5〜20質量部が好ましく、1〜15質量部がより好ましい。硬化性組成物中における脱水剤の含有量が0.5質量部以上であると、脱水剤により得られる効果が十分に得られる。また、硬化性組成物中における脱水剤の含有量が20質量部以下であると、硬化性組成物が優れた硬化性を有する。
[シラノール縮合触媒]
硬化性組成物は、シラノール縮合触媒を含有していることが好ましい。シラノール縮合触媒とは、ポリアルキレンオキサイドが含有する加水分解性シリル基などが加水分解することにより形成されたシラノール基同士の脱水縮合反応を促進させるための触媒である。
シラノール縮合触媒としては、1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサン、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレート、ビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、ジオクチル錫オキサイド、ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)、ビス(ジブチル錫ビストリエトキシシリケート)オキサイド、及びジブチル錫オキシビスエトキシシリケートなどの有機錫系化合物;テトラ−n−ブトキシチタネート、及びテトライソプロポキシチタネートなどの有機チタン系化合物などが挙げられる。これらのシラノール縮合触媒は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
シラノール縮合触媒としては、1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサンが好ましい。このようなシラノール縮合触媒によれば、硬化性組成物の硬化速度を容易に調整することができる。
硬化性組成物中におけるシラノール縮合触媒の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して1〜10質量部が好ましく、1〜5質量部がより好ましい。硬化性組成物中におけるシラノール縮合触媒の含有量が1質量部以上であると、硬化性組成物の硬化速度を速くして、硬化性組成物の硬化に要する時間の短縮化を図ることができる。また、硬化性組成物中におけるシラノール縮合触媒の含有量が10質量部以下であると、硬化性組成物が適度な硬化速度を有し、硬化性組成物の貯蔵安定性及び取扱性を向上させることができる。
[他の添加剤]
硬化性組成物は、チキソ性付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、沈降防止剤、及び溶剤など他の添加剤を含んでいてもよい。なかでも、チキソ性付与剤、紫外線吸収剤、及び酸化防止剤が好ましく挙げられる。
チキソ性付与剤は、硬化性組成物にチキソトロピー性を発現せることができるものであればよい。チキソ性付与剤としては、水添ひまし油、脂肪酸ビスアマイド、ヒュームドシリカなどが好ましく挙げられる。
硬化性組成物中におけるチキソ性付与剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して0.1〜200質量部が好ましく、1〜150質量部がより好ましい。硬化性組成物中におけるチキソ性付与剤の含有量が0.1質量部以上であると、硬化性組成物にチキソトロピー性を効果的に付与することができる。また、硬化性組成物中におけるチキソ性付与剤の含有量が200質量部以下であると、硬化性組成物が適度な粘度を有し、硬化性組成物の取扱性が向上する。
紫外線吸収剤としては、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などが挙げられ、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤が好ましく、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤がより好ましい。硬化性組成物中における紫外線吸収剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して0.1〜20質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより好ましい。
酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、モノフェノール系酸化防止剤、ビスフェノール系酸化防止剤、及びポリフェノール系酸化防止剤などが挙げられ、ヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましく挙げられる。硬化性組成物中における酸化防止剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して0.1〜20質量部が好ましく、0.3〜10質量部がより好ましい。
[光安定剤]
硬化性組成物は光安定剤を含有していることが好ましく、ヒンダードアミン系光安定剤を含んでいることがより好ましい。ヒンダードアミン系光安定剤によれば、硬化後に優れたゴム弾性及び塗膜強度をより長期間に亘って維持することができる硬化性組成物を提供することができる。
ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート及びメチル1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルセバケートの混合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミンとN−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミンとの重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、コハク酸ジメチルと4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノールとの重縮合物などが挙げられる。
ヒンダードアミン系光安定剤としては、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤が好ましく挙げられる。NOR型ヒンダードアミン系光安定剤によれば、硬化後に経時的なゴム弾性及び塗膜強度の低下が抑制されている硬化性組成物を提供することができる。
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤は、ピペリジン環骨格に含まれている窒素原子(N)に酸素原子(O)を介してアルキル基(R)が結合しているNOR構造を有している。NOR構造におけるアルキル基の炭素数は、1〜20が好ましく、1〜18がより好ましく、18が特に好ましい。アルキル基としては、直鎖状のアルキル基、分岐鎖状のアルキル基、及び、環状のアルキル基(飽和脂環式炭化水素基)が挙げられる。
直鎖状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基などが挙げられる。分岐鎖状のアルキル基としては、例えば、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどが挙げられる。環状のアルキル基(飽和脂環式炭化水素基)としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基などが挙げられる。また、アルキル基を構成している水素原子が、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)又はヒドロキシル基などで置換されていてもよい。
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤としては、下記式(I)で示されるヒンダードアミン系光安定剤が挙げられる。
Figure 0006883872
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤を用いる場合、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤又はトリアジン系紫外線吸収剤とを組み合わせて用いることが好ましい。これにより、硬化後に経時的なゴム弾性及び塗膜強度の低下がより抑制されている硬化性組成物を提供することができる。
硬化性組成物中における光安定剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部に対して0.01〜20質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより好ましい。
硬化性組成物は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド及び長石類と、必要に応じて添加される添加剤とを均一に混合することによって製造することができる。硬化性組成物は、溶媒(例えば、アルコール、キシレン、トルエンなど)を含有していないことが好ましい。
硬化性組成物は、接着性に優れていると共に、優れたゴム弾性及び塗膜強度を長期間に亘って維持することができる硬化物を形成することができることから、塗膜防水剤、シーリング材、コーティング材、接着剤、及び塗料など各種用途に使用することができる。なかでも、塗膜防水剤として用いられることが好ましい。
硬化性組成物は、上述の通り、塗膜防水剤として用いられることが好ましく、具体的には、硬化性組成物を、コンクリート構築物の屋上などの防水下地となるコンクリート表面に塗工する。この際、硬化性組成物は塗工性に優れていることから、防水下地上に円滑に且つ均一に塗工することができる。そして、硬化性組成物を養生させて硬化させることによって防水塗膜を形成することができる。
硬化性組成物を用いることによって、防水下地と、上記防水下地の表面に設けられ且つ硬化性組成物の硬化物を含む防水塗膜を含む防水構造を構成することができる。
得られた防水塗膜は、優れたゴム弾性、塗膜強度、及び、防水下地などに対する優れた密着性を有していることから、防水下地の温度変化による伸縮の他、防水下地の経時劣化に伴う亀裂による防水下地の伸長に円滑に追従し、防水塗膜は長期間に亘って亀裂などを生じることなく、優れた防水性能を維持することができる。
本発明の硬化性組成物は、低粘度で塗工性に優れていると共に、優れたゴム弾性及び塗膜強度を有し且つ優れた密着性を有する硬化物を形成することができる。
以下に、本発明を実施例を用いてより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
実施例及び比較例において下記の化合物を用いた。
・ポリアルキレンオキサイド1(主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドからなり且つ主鎖の末端にプロピルジメトキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイド、一分子あたりのメチルジメトキシシリル基の平均個数:1.4個、数平均分子量:14000、カネカ社製 商品名「MSポリマー SAT350」)
・ポリアルキレンオキサイド2(主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドからなり且つ主鎖の末端にメチルジメトキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイド、数平均分子量:9000、カネカ社製 商品名「MSポリマー EST280」)
・ポリアルキレンオキサイド3(主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドからなり且つ主鎖の末端にメチルジメトキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイド、数平均分子量:16000、旭硝子社製 商品名「エクセスターS3430」)
・長石類 (ネフェリンサイアナイト、平均粒子径:5μm、白石カルシウム社製 商品名「ネスパー」)
・シラノール縮合触媒(1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサン、日東化成社製 商品名「ネオスタンU−130」)
・アミノシランカップリング剤[N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、信越化学社製 商品名 KBM−603」]
・エポキシシランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、(信越化学社製 商品名「KBM−403」)
・コロイダル炭酸カルシウム(白石工業社製 商品名「CCR」)
・重質炭酸カルシウム1(石原産業社製 商品名「NCC2310」)
・重質炭酸カルシウム2(白石カルシウム社製 商品名「μ−powder 3S」)
・カオリン(林化成社製 商品名「ASP170」)
・カーボンブラック(旭カーボン社製 商品名「8500F」)
・ガラスフリット(リン酸系ガラス、日本フリット社製 「VY0144」、主成分:P25、AI23及びR2O、Rはアルカリ金属原子、軟化点:404℃)
・可塑剤(ポリプロピレングリコール、数平均分子量:3000、旭電化社製 商品名「P−3000」)
・脱水剤(ビニルトリメトキシシラン、日本ユニカ社製 商品名「NUCシリコーンA171」)
・ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(BASFジャパン社製 製品名「チヌビン326」)
・ヒンダードフェノール系酸化防止剤(BASFジャパン社製 製品名「イルガノックス1010」)
・ヒンダードアミン系光安定剤(BASFジャパン社製 製品名「チヌビン770」)
(実施例1〜13及び比較例1〜7)
ポリアルキレンオキサイド1〜3、長石類、シラノール縮合触媒、アミノシランカップリング剤、エポキシシランカップリング剤、コロイダル炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム1、重質炭酸カルシウム2、カオリン、カーボンブラック、ガラスフリット、可塑剤、脱水剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤及びヒンダードアミン系光安定剤を表1に示した所定量ずつプラネタリーミキサーに供給して真空雰囲気下にて60分間混練することによって硬化性組成物を得た。
得られた硬化性組成物について、粘度、Ti値、最大応力、破断伸び及び圧縮せん断強度を下記の要領で測定し、その結果を表1に示した。
(塗工性評価:粘度)
硬化性組成物の粘度を23℃、10rpmの条件下にH型粘度計にて測定した。
(塗工性評価:Ti値)
硬化性組成物の粘度(10rpm)を23℃、10rpmの条件下にてBH型粘度計にてローターNo.5を用いて測定した。硬化性組成物の粘度(1rpm)を23℃、1rpmの条件下にてBH型粘度計にてローターNo.5を用いて測定した。硬化性組成物のTi値を下記式に基づいて算出した。
Ti値=粘度(1rpm)/粘度(10rpm)
(塗膜強度及びゴム弾性評価:最大応力及び破断伸び)
硬化性組成物を離型処理された基板上に厚みが3mmとなるように塗工した後、硬化性組成物を23℃、相対湿度50%にて1カ月間養生した。硬化性組成物の硬化物をJIS K6251準拠の3号ダンベルに切り出して試験片を作製した。
試験片の表面に、引張方向に直交し且つ互いに平行な一対の直線を標線として描いた。標線間の距離(初期標線間距離)は20mmであった。試験片を23℃湿度、相対湿度50%の条件下で500mm/分の速度で引っ張った。
試験片に亀裂が生じた時点における引張応力を測定し、その値を最大応力(N/mm2)とした。
試験片に亀裂が生じた時点における標線間の距離(破断時標線間距離)を測定した。破断伸び(%)を下記式に基づいて算出した。
破断伸び(%)=100×(破断時標線間距離−初期標線間距離)/初期標線間距離
(密着性評価:圧縮せん断強度)
JIS H4000 A5052に規定するアルミニウム合金板を2枚用意した。アルミニウム合金板は、縦12mm、横50mm、厚み4.0mmであって平面長方形状であった。
一方のアルミニウム合金板の表面に硬化性組成物を塗工し、硬化性組成物の塗工面上に他方のアルミニウム合金板を重ね合わせて積層体を作製した。硬化性組成物は、塗工幅(縦方向)が12mm、塗工長さ(横方向)が10mm、塗工厚みが0.3mmとなるようにアルミニウム合金板上に塗工された。
積層体を23℃、相対湿度50%の環境下に7日間放置して硬化性組成物を硬化させて、二枚のアルミニウム合金板を硬化性組成物によって接着一体化させて試験体を作製した。
得られた試験体を用いて万能引張試験機(インストロン社製)を用いて、3mm/分の速度で圧縮試験を行い、試験体を構成している硬化性組成物の硬化物が破断した時の圧縮せん断強度を測定した。
Figure 0006883872
硬化性組成物は、ゴム弾性及び塗膜強度に優れた硬化物を形成することができ、硬化物は、防水下地などの被着体に対する密着性に優れている。硬化性組成物は、例えば、防水性に優れた防水構造を構築することができる。

Claims (3)

  1. 加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100質量部と、
    平均粒子径が1〜25μmの長石類30〜600質量部を含むことを特徴とする硬化性組成物。
  2. 前記ポリアルキレンオキサイド100質量部に対してガラスフリット2〜200質量部を含有していることを特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の硬化性組成物を含むことを特徴とする塗膜防水剤。
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