JP6879624B1 - 防水コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
端子金具と、
前記端子金具を収容するキャビティ部を有するとともに、一端側に平面状のシール設置面を有しており、前記シール設置面には前記キャビティ部と連通する開口が設けられているハウジング部と、
前記シール設置面を覆うように前記ハウジング部に装着されるカバー部と、
弾性を有し、前記ハウジング部における前記シール設置面と前記ハウジング部に装着された前記カバー部との間に介在するように配置されるシール部材と、を備え、
前記シール部材は、前記シール設置面に対向する対向面と、前記ハウジング部における前記開口に対応するように配設された挿通口と、を有し、
前記対向面には、前記シール設置面の側に向けて突出する凸形状のリブ部が、前記挿通口を囲むように設けられており、
前記リブ部は、突出先端が前記シール設置面との当接当初に当該シール載置面と線接触する先端形状部を有する
防水コネクタが提供される。
まず、本実施形態に係る防水コネクタの全体構成について簡単に説明する。
図1は、防水コネクタの全体構成の一具体例を示す説明図である。
次に、本実施形態に係る防水コネクタの要部構成について詳しく説明する。
本実施形態に係る防水コネクタ1は、Fコネクタ10の構成に大きな特徴がある。
Fコネクタ10は、ハウジング部13の一端側(具体的には、Mコネクタ20との嵌合側)にカバー部14が装着され、カバー部14が装着された状態でそれぞれの間にシール部材15が介在するように構成されている。以下、これらの各構成要素につき、さらに詳しく説明する。
図3は、ハウジング部の構成例を示す斜視図である。
ハウジング部13は、絶縁性を有する樹脂材料(例えば、ポリブチレンテレフタレート:PBT)の一体成型加工によって形成されたもので、内部に端子金具12を収容し得るように構成されている。さらに詳しくは、ハウジング部13は、端子金具12を収容するための図示せぬキャビティ(空洞)部を、収容すべき端子金具12の数(例えば48個)有して構成されている。キャビティ部には、端子金具12と係止する図示せぬランス(係止片)が設けられているものとする。
カバー部14は、ハウジング部13と同様に絶縁性を有する樹脂材料(例えばPBT)の一体成型加工によって形成されたもので、シール設置面13aを覆うようにハウジング部13に装着される形状に形成されている。なお、カバー部14におけるシール設置面13aとの対向面には、当該シール設置面13aと同様に、端子金具21を挿抜可能とするための開口が設けられているものとする(例えば、図2参照)。
図4は、シール部材の構成例を示す説明図である。
シール部材15は、耐水性、耐熱性および耐薬品性に優れた弾性材料(例えば、シリコンゴム)の成型加工によって形成されたもので、ハウジング部13におけるシール設置面13aと当該ハウジング部13に装着されたカバー部14との間に介在することで、ハウジング部13におけるキャビティ部内の空間を封止するためのものである。
次に、本実施形態に係る防水コネクタ1の使用態様について説明する。
図5は、シール部材の配置例を示す斜視図である。
シール部材15を配置すると、そのシール部材15は、ハウジング部13のシール設置面13aを覆うことになる。このとき、シール部材15は、対向面15aがシール設置面13aの側に向いた状態で配置されるものとする。つまり、シール部材15は、対向面15aに設けられたリブ部15cがシール設置面13aと面するように配置される。その場合に、シール部材15は、例えばある一つの角部近傍に切り欠き部15eや突出ボス部15f等を設けて非対称性を有するように構成しておけば、向きの誤配置を防止する上で有用なものとなる。ただし、切り欠き部15eや突出ボス部15f等は、必須ではない。
本実施形態によれば、以下に示す一つまたは複数の効果が得られる。
その一方で、本実施形態では、シール部材15の対向面15aに凸形状のリブ部15cを設けているので、個室防水機能を実現する場合であっても、ハウジング部13のシール設置面13aは平面状であればよく、その結果としてハウジング部13の形状複雑化を抑制することができる。このことは、特にハウジング部13を樹脂材料の一体成型加工(例えば、射出成型加工)によって形成する場合に、そのハウジング部13の部品精度向上、製造コスト抑制、歩留まり向上、信頼性確保等を容易に実現し得るようになる点で、非常に好ましい。
つまり、本実施形態によれば、比較的剛性が高いハウジング部13ではなく、弾性を有するシール部材15の側に、リブ部15cを設けている。したがって、リブ部15cの追従性が良好となり、ハウジング部13の形状複雑化を抑制しつつ、簡素な構成でも確実に個室防水機能を実現することが可能となる。
なお、ここでは、主として、リブ部15cが列毎に設けられている場合を例に挙げたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、リブ部15cが行毎に設けられている場合であっても、またはリブ部15cが行毎および列毎に設けられている場合であっても、防水機能のより一層の確実化を図る上で好ましいものとなる。ただし、ハウジング部13において、各開口13bの端子金具21の挿抜用部分と係止解除治具の挿抜用部分とがそれぞれ列方向に並んでいることを考慮すると、防水機能のより一層の確実化を図りつつ、各端子金具12の狭ピッチ配置によるハウジング部13の小型化を実現する上では、リブ部15cが列毎に設けられていることが好ましい。
以上に、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
Claims (4)
- 端子金具と、
前記端子金具を収容する複数のキャビティ部を有するとともに、一端側に平面状のシール設置面を有しており、前記シール設置面には前記複数のキャビティ部のそれぞれと連通する複数の開口が行列状に配列されて設けられているハウジング部と、
前記シール設置面を覆うように前記ハウジング部に装着されるカバー部と、
弾性を有し、前記ハウジング部における前記シール設置面と前記ハウジング部に装着された前記カバー部との間に介在するように配置されるシール部材と、を備え、
前記シール部材は、前記シール設置面に対向する対向面と、前記ハウジング部における前記複数の開口に対応するように行列状に配列されて設けられた複数の挿通口と、を有し、
前記対向面には、前記シール設置面の側に向けて突出する凸形状のリブ部が、前記複数の挿通口のそれぞれを個別に囲むように設けられており、
前記リブ部は、突出先端が前記シール設置面との当接当初に当該シール設置面と線接触する先端形状部を有し、前記シール部材の弾性変形により前記シール設置面との接触面積が広がって面接触に移行して当該シール設置面に対する押圧力が増大するように構成されており、
さらに、前記リブ部は、前記行列状の行方向または列方向のいずれか一方向において隣り合う前記挿通口の間には一重で配置され、前記行列状の行方向または列方向のいずれか他方向において隣り合う前記挿通口の間には間隔を空けて二重で配置されて、前記複数の挿通口を行毎または列毎に別々に囲むように設けられている
防水コネクタ。 - 前記リブ部の前記先端形状部は、突出先端が断面円弧状に形成されている
請求項1に記載の防水コネクタ。 - 前記リブ部の前記先端形状部は、突出先端に頂点を有する形状に形成されている
請求項1に記載の防水コネクタ。 - 前記ハウジング部における前記開口は、前記端子金具の挿抜用部分と係止解除治具用の挿抜用部分とを有しているとともに、各挿抜用部分が前記行列状の列方向に並んで配置されており、
前記リブ部は、前記行列状の行方向において隣り合う前記挿通口の間には一重で配置され、前記行列状の列方向において隣り合う前記挿通口の間には間隔を空けて二重で配置されて、前記複数の挿通口を行毎または列毎に別々に囲むように設けられている
請求項1から3のいずれか1項に記載の防水コネクタ。
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