JP6878255B2 - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6878255B2
JP6878255B2 JP2017222615A JP2017222615A JP6878255B2 JP 6878255 B2 JP6878255 B2 JP 6878255B2 JP 2017222615 A JP2017222615 A JP 2017222615A JP 2017222615 A JP2017222615 A JP 2017222615A JP 6878255 B2 JP6878255 B2 JP 6878255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
pump
impeller
centrifugal pump
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017222615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019094794A (ja
Inventor
英将 鳥居
英将 鳥居
圭司 仲谷
圭司 仲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2017222615A priority Critical patent/JP6878255B2/ja
Priority to CN201880075249.5A priority patent/CN111373157B/zh
Priority to PCT/JP2018/042599 priority patent/WO2019098357A1/ja
Priority to US16/763,241 priority patent/US20200300250A1/en
Priority to DE112018005631.7T priority patent/DE112018005631T5/de
Publication of JP2019094794A publication Critical patent/JP2019094794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6878255B2 publication Critical patent/JP6878255B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D13/068Battery powered
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/5806Cooling the drive system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D13/0606Canned motor pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/04Shafts or bearings, or assemblies thereof
    • F04D29/043Shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/46Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/586Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for liquid pumps
    • F04D29/5886Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for liquid pumps cooling by injection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/426Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/60Shafts
    • F05D2240/61Hollow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/50Inlet or outlet
    • F05D2250/51Inlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/50Inlet or outlet
    • F05D2250/52Outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、遠心ポンプに関する。
遠心ポンプは、流体を圧送するインペラがポンプ室に収容されたポンプ部と、ポンプ部の軸方向の一側に設けられかつインペラを回転させる回転軸を有するモータ部と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。遠心ポンプは、モータ部の駆動によってポンプ部のインペラが回転されることで、流体を圧送する。特許文献1では、ケーシングの外表面に複数のフィンを設け、モータ部の回転軸に冷却ファンを設けている。これにより、冷却ファンの風をフィンに当ててケーシングを冷却することで、モータ部の温度上昇を抑制している。
特開2017−61919号公報
特許文献1によると、ケーシングが冷却されるものの、モータ部内が冷却されにくいため、モータ部の構成部品の劣化や強度低下を招くおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、モータ部内の冷却性能を向上し、モータ部の構成部品の劣化や強度低下を抑制することのできる遠心ポンプを提供することにある。
前記した課題は、本発明の遠心ポンプにより解決することができる。
第1の発明は、流体を圧送するインペラがポンプ室に収容されたポンプ部と、前記ポンプ部の軸方向の一側に設けられかつ前記インペラを回転させる回転軸を有するモータ部と、を備える遠心ポンプであって、前記インペラと前記回転軸とを有する回転側部材には、一端が前記ポンプ室の低圧領域に開口しかつ他端が回転軸のインペラとは反対側の端部に開口する導出通路が形成されており、前記モータ部の固定側部材には、一端が前記ポンプ室の高圧領域に開口されかつ他端が前記導出通路の他端に連通する導入通路が形成されている、遠心ポンプである。
第1の発明によると、モータ部の駆動によってポンプ部のインペラが回転されることで、流体が圧送される。その際、ポンプ室内で発生する差圧によって、ポンプ室内の流体の一部が、高圧領域から導入通路へ導入され、続いて導出通路を流れた後、低圧領域に導出される。したがって、導入通路及び導出通路を流れる流体によって、モータ部の固定側部材及び回転側部材の熱が吸熱され、ポンプ室の低圧領域の流体に放熱される。これにより、モータ部内の冷却性能を向上し、モータ部の構成部品の劣化や強度低下を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記導入通路の一部は、前記モータ部が有するロータと前記固定側部材との間に形成された隙間である、遠心ポンプである。
第2の発明によると、ロータと固定側部材との間の隙間を流れる流体により、ロータと固定側部材との対向部位を効率良く冷却することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記導入通路の一部は、前記モータ部が有するステータを覆うケーシングの壁部に形成されている、遠心ポンプである。
第3の発明によると、ステータを覆うケーシングの壁部を流れる流体により、ステータを効率良く冷却することができる。
第4の発明は、1〜3のいずれか1つの発明において、前記導出通路の内周面には、前記回転側部材の回転を利用して前記流体の流れを促進する螺旋溝が形成されている、遠心ポンプである。
第4の発明によると、螺旋溝により、回転軸の回転を利用して導出通路を流れる流体の流れを促進することができる。これにより、導出通路及び導入通路を流れる流量が増加されることによって、モータ部の冷却性能を向上することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記導入通路及び/又は前記導出通路には、流体の温度に応じて通路面積を調整する流量調整弁が設けられている、遠心ポンプである。
第5の発明によると、流体の温度に応じて通路面積を調整する流量調整弁によって、流体の低温時には、当該通路の通路面積が減少され、その流量が減少される。これにより、ポンプ効率の低下を抑制することができる。また、流体の高温時には、当該通路の通路面積が増大され、流量が増大される。これにより、モータ部の冷却性能を向上することができる。
本発明の遠心ポンプによると、モータ部内の冷却性能を向上し、モータ部の構成部品の劣化や強度低下を抑制することができる。
実施形態1にかかる遠心ポンプを示す断面図である。 流体の流れを示す図である。 実施形態2にかかる遠心ポンプの要部を示す断面図である。 実施形態3にかかる回転軸の螺旋溝を示す断面図である。 実施形態4にかかる遠心ポンプの要部を示す断面図である。 低温時の流量調整弁を示す断面図である。 高温時の流量調整弁を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
本実施形態では、例えば、自動車等の車両に搭載され、キャニスタから内燃機関(エンジン)の吸気通路へのパージ量を補填するためのパージポンプとして用いられる遠心ポンプを例示する。図1は遠心ポンプを示す断面図である。なお、図1を基に上下左右の方位を定めるが、遠心ポンプの配置方向を特定するものではない。
図1に示すように、遠心ポンプ10は、軸方向(上下方向)に並ぶポンプ部12とモータ部14とを備えている。遠心ポンプ10の外殻であるケーシング16は、軸方向(図1において上下方向)に3分割された第1ケーシング部材17と第2ケーシング部材18と第3ケーシング部材19とを備えている。第1〜第3のケーシング部材17〜19は、複数のボルト20等によって締結されている。第1ケーシング部材17と第2ケーシング部材18との間には、両者間をシールするOリング21が介在されている。第2ケーシング部材18と第3ケーシング部材19との間には、両者間をシールするOリング22が介在されている。
(ポンプ部12)
第1ケーシング部材17と第2ケーシング部材18とは、ポンプ部12のポンプケーシングを構成している。第1ケーシング部材17と第2ケーシング部材18とにより、中空円板状のポンプ室23が形成されている。第1ケーシング部材17には、軸方向外方(図1において上方)へ突出する円筒状の吸入ポート24が形成されている。吸入ポート24内には、ポンプ室23内外を連通する吸入口25が形成されている。また、第1ケーシング部材17には、接線方向(図1において右方)へ突出する円筒状の吐出ポート26が形成されている。吐出ポート26内には、ポンプ室23内外を連通する吐出口27が形成されている。
第2ケーシング部材18の下面には、内外二重環状をなす円筒状の内筒部29及び外筒部30が同心状に形成されている。内筒部29内は、軸方向に貫通する中空孔に形成されている。内筒部29と外筒部30との間には、環状空間部31が形成されている。第2ケーシング部材18には、上下方向に貫通する貫通孔からなる導入孔32が形成されている。導入孔32は、環状空間部31と連通されている。導入孔32は、周方向に等間隔で複数配置されている。
ポンプ部12のポンプ室23内には、インペラ33が収容されている。インペラ33は、円板状の基板部34と、基板部34の上面に周方向に所定の間隔で形成された複数枚の羽根部35と、基板部34の下面に同心状に形成された円筒状のボス部36とを有している。インペラ33は、ポンプ室23内に回転可能に配置されている。ボス部36は、第2ケーシング部材18のボス部36内に回転可能に嵌合されている。基板部34の軸心部には、ボス部36の内径よりも小さい内径の貫通孔からなる導出孔37が形成されている。導出孔37は、ポンプ室23の低圧領域である吸入口25付近に配置されている。
(モータ部14)
モータ部14は、インペラ33を駆動するブラシレスモータからなる。第2ケーシング部材18と第3ケーシング部材19とは、モータ部14のモータケーシングを構成している。第3ケーシング部材19は、有底円筒状に形成されており、円筒状の筒壁部39と、筒壁部39の下面開口部を閉鎖する底壁部40とを有している。筒壁部39の上端面の内周部には、段付き凹部42が形成されている。段付き凹部42内には、第2ケーシング部材18の外筒部30が嵌合されている。外筒部30の下端面と段付き凹部42の底面とは、所定の間隔を隔てて離されている。
第2ケーシング部材18と第3ケーシング部材19とにより、モータ室43が形成されている。モータ室43は、第2ケーシング部材18の環状空間部31及び導入孔32を介してポンプ室23と連通している。また、第2ケーシング部材18の内筒部29の下端部は、第3ケーシング部材19の筒壁部39の内周面内に遊嵌状に嵌合されている。内筒部29と筒壁部39との半径方向の対向面間に所定の隙間(「第1隙間」という)S1が設定されている。第3ケーシング部材19の底壁部40には、有底円筒状の支持凹部45が同心状に形成されている。支持凹部45内には、有底円筒状のリテーナ46が設置されている。
モータ部14は、ロータ48、ステータ50等を備えている。ロータ48は、回転軸52と永久磁石53とを備えている。回転軸52は、中空軸からなる。永久磁石53は、回転軸52の中央部に対して周方向に複数の磁極を有するように複数配置されており、回転軸52に固定された上下一対の位置決めプレート54によって位置決めされている。
ロータ48は、モータ室43内に収容されている。回転軸52の一端部(上端部)は、第2ケーシング部材18のボス部36内に軸受(「第1軸受」という)56を介して回転可能に支持されている。第1軸受56は、例えば、ボールベアリングからなり、内輪が回転軸52に固定されており、外輪が第2ケーシング部材18のボス部36内に固定されている。内輪上に、インペラ33のボス部36が支持されている。これにより、インペラ33の基板部34と第2ケーシング部材18との軸方向の対向面間に所定の隙間(「第2隙間」という)S2が設定されている。回転軸52の上端は、第1軸受56を貫通している。その回転軸52の上端は、インペラ33のボス部36内に一体的に回転可能に挿入すなわち係合されている。
回転軸52の他端部(下端部)は、第3ケーシング部材19のリテーナ46内に軸受(「第2軸受」という)57を介して回転可能に支持されている。第2軸受57は、例えば、樽型ボールベアリングからなり、内輪が回転軸52に固定されており、外輪がリテーナ46内に隙間嵌めされている。すなわち、リテーナ46と第2軸受57の外輪との半径方向の対向面間に所定の隙間(「第3隙間」という)S3が設定されている。回転軸52の中空部58は、インペラ33の導出孔37と連通されている。また、リテーナ46の下部内には、回転軸52の中空部58及び第3隙間S3と連通する連通する連通室60が形成されている。
ロータ48の回転軸52は、ケーシング16内を軸方向(上下方向)に延在している。ロータ48は、ケーシング16の軸回りに回転可能である。ロータ48の回転にともないインペラ33が一体的に回転される。ロータ48及びインペラ33を総称して回転側部材62という。
ステータ50は、コア64を備えている。コア64は、コアプレートが軸方向(上下方向)に複数積層されてなるコア本体65に樹脂製のボビン66を介してコイル67が巻回されてなる。コア64は、第3ケーシング部材19の筒壁部39を形成する樹脂層によって全面的に覆われている。コア64は、ロータ48の永久磁石53に対応するように配置されている。ケーシング16、リテーナ46及びステータ50を総称して固定側部材68という。
第3ケーシング部材19の筒壁部39とロータ48との半径方向の対向面間には、所定の隙間(「第4隙間」という)S4が設定されている。第4隙間S4は、第3隙間S3と連通されている。
回転軸52の中空部58、及び、インペラ33の導出孔37により、導出通路70が構成されている。導出通路70は、回転側部材62に形成されており、一端がポンプ室23の低圧領域に開口しかつ他端が回転軸52のインペラ33とは反対側の端部(下端部)に開口する通路である。
第2ケーシング部材18の導入孔32、モータ室43における環状空間部31、第1隙間S1、第4隙間S4、第3隙間S3、及び、連通室60により、導入通路72が構成されている。導入通路72は、固定側部材68のモータ室43内に形成されており、一端がポンプ室23の高圧領域に開口されかつ他端が導出通路70の他端に連通する通路である。
なお、第3ケーシング部材19の下側部には、モータ部14への給電制御を行う制御回路(不図示)が配置されている。第3ケーシング部材19には、コネクタ部74が形成されている。コネクタ部74内には、制御回路に接続された端子75が配置されている。コネクタ部74には、図示しない外部電源(例えば、車両に搭載されているバッテリ)に接続された外部コネクタ(不図示)が接続される。制御回路は、外部電源から供給される電力をモータ部14に供給する。
(遠心ポンプ10の動作)
モータ部14は、外部電源からの電力の供給により駆動される。すると、ロータ48が回転し、その回転にともなってインペラ33を含む回転側部材62が回転されることで、流体が圧送される。すなわち、インペラ33の回転によって、吸入口25から流体(パージガス)がポンプ室23内に吸入される(図1中、矢印Y1参照)。その流体は、ポンプ室23内において、インペラ33の回転によって昇圧された後、吐出口27から吐出される(図1中、矢印Y2参照)。その際、ポンプ室23内において、上流側(吸入口25側)の流体の圧力よりも下流側(吐出口27側)の流体の圧力が高くなる。すなわち、ポンプ室23内で差圧が発生する。なお、ポンプ室23の吸入口25の付近は本明細書でいう「低圧領域」に相当する。また、ポンプ室23の外周部は本明細書でいう「高圧領域」に相当する。
ポンプ室23内で発生する差圧によって、ポンプ室23内の流体の一部が、ポンプ室23の高圧領域から第2隙間S2を介して導入通路72へ導入され、続いて導出通路70を流れた後、ポンプ室23の低圧領域に導出される。詳しくは、ポンプ室23内の第2隙間S2の流体は、導入通路72の導入孔32、環状空間部31、第1隙間S1、第4隙間S4、及び、第3隙間S3を経て連通室60へ流れる(図2中、実線矢印参照)。また、連通室60の流体は、導出通路70の中空部58及び導出孔37を経てポンプ室23の低圧領域へ流れる(図2中、点線矢印参照)。
また、第2隙間S2の流体の一部は、第2ケーシング部材18の内筒部29とインペラ33のボス部36との間の径方向の隙間、及び、第1軸受56の部材相互間の隙間(内輪と外輪との間、内輪とボールとの間、及び、外輪とボールとの間の各隙間が相当する)を経て第4隙間S4へ流れる。また、第4隙間S4の流体の一部は、第2軸受57の部材相互間の隙間(内輪と外輪との間、内輪とボールとの間、及び、外輪とボールとの間の各隙間が相当する)を経て連通室60へ流れる。
(遠心ポンプ10の利点)
本実施形態の遠心ポンプ10によると、導入通路72及び導出通路70を流れる流体によって、モータ部14の固定側部材68及び回転側部材62の熱が吸熱され、ポンプ室23の低圧領域の低圧領域の流体に放熱される。これにより、モータ部14内の冷却性能を向上し、モータ部14の構成部品の劣化や強度低下を抑制することができる。
また、ロータ48と固定側部材68との間の第4隙間S4を流れる流体により、ロータ48と固定側部材68との対向部位を効率良く冷却することができる。
また、回転軸52の中空部58を流れる流体により、回転軸52を内部から効率良く冷却することができる。
また、リテーナ46と第2軸受57との間の第3隙間S3を流れる流体により、第2軸受57を効率良く冷却することができる。
また、第1軸受56の部材相互間の隙間を流れる流体により、第1軸受56を効率良く冷却することができる。また、第2軸受57の部材相互間の隙間を流れる流体により、第2軸受57を効率良く冷却することができる。
また、モータ部14の冷却性能が向上されることによって、両軸受56,57の周辺部の熱ストレスを低減することができる。また、熱によるモータ部14の故障リスクを低減することができる。また、ステータ50のコイル67の抵抗の上昇を抑制し、モータ効率の低下を抑制することができる。また、モータ部14の熱劣化に対する寿命低下を抑制し、遠心ポンプ10を長寿命化することができる。
[実施形態2]
本実施形態は、実施形態1(図1参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図3は遠心ポンプの要部を示す断面図である。図3に示すように、固定側部材68には、第4隙間S4を迂回する迂回通路78が形成されている。迂回通路78は、第3ケーシング部材19に形成された縦通路部79及び横通路部80と、リテーナ46に形成された連通孔81とにより構成されている。
縦通路部79は、第3ケーシング部材19の筒壁部39に対して、ステータ50の外側の付近を縦方向(上下方向)に延在するように形成されている。縦通路部79の一端部(上端部)は、段付き凹部42の底面に開口されており、第2ケーシング部材18の外筒部30と段付き凹部42との間の軸方向の隙間を介して環状空間部31と連通されている。また、横通路部80は、第3ケーシング部材19の底壁部40に対して、ステータ50の下側の付近を横方向(底壁部40の半径方向)に延在するように形成されている。横通路部80の一端部(外端部)は、縦通路部79の他端部(下端部)に連通されている。また、連通孔81は、リテーナ46に対して横通路部80の他端部(内端部)と第3隙間S3とを連通するように形成されている。なお、第3ケーシング部材19は本明細書でいう「ステータ50を覆うケーシング16の壁部」に相当する。また、迂回通路78は本明細書でいう「導入通路72の一部」に相当する。
本実施形態によると、環状空間部31内の流体の一部は、迂回通路78を経由して第3隙間S3に流れる(図3中、一点鎖線矢印参照)。したがって、迂回通路78を流れる流体により、ステータ50を効率良く冷却することができる。
[実施形態3]
本実施形態は、実施形態1(図1参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図4は回転軸の螺旋溝を示す断面図である。図4に示すように、回転軸52の内周面(中空部58の壁面)には、ネジ溝状の螺旋溝83が形成されている。螺旋溝83の巻き方向は、回転側部材62の回転を利用して流体の流れを促進する方向に設定されている。
本実施形態によると、回転軸52の螺旋溝83により、回転軸52の回転を利用して中空部58を流れる流体の流れを促進することができる。これにより、導出通路70及び導入通路72(図1参照)を流れる流量が増加されることによって、モータ部14の冷却性能を向上することができる。なお、螺旋溝83は、インペラ33の導出孔37の内周面に形成してもよい。
[実施形態4]
本実施形態は、実施形態2(図3参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図5は遠心ポンプの要部を示す断面図、図6は低温時の流量調整弁を示す断面図、図7は高温時の流量調整弁を示す断面図である。図5に示すように、迂回通路78の横通路部80には、流体の温度に応じて通路面積を調整するバイメタル式バルブ85が設けられている。バイメタル式バルブ85は、例えば、温度変化によるバイメタル86の伸縮を利用して通路面積を調整する。バイメタル86は、円弧形板状に形成されており、その一端部(基端部)が迂回通路78の通路壁面すなわち第3ケーシング部材19の底壁部40に固定されている。バイメタル式バルブ85は、低温時にはバイメタル86が収縮することにより通路面積を減少する(図6参照)。また、バイメタル86は、高温時にはバイメタル86が伸長にすることより通路面積を増大する(図7参照)。なお、バイメタル式バルブ85は本明細書でいう「流量調整弁」、「感温式の流量調整弁」に相当する。
本実施形態によると、流体の温度に応じて通路面積を調整するバイメタル式バルブ85によって、流体の低温時(図6参照)には、迂回通路78の横通路部80の通路の通路面積が減少され、その流量が減少される。これにより、ポンプ効率の低下を抑制することができる。また、流体の高温時(図7参照)には、迂回通路78の横通路部80の通路面積が増大され、流量が増大される。これにより、モータ部14の冷却性能を向上することができる。
なお、バイメタル式バルブ85は、迂回通路78の縦通路部79に設けてもよい。また、バイメタル式バルブ85は、導入通路72あるいは導出通路70に設けてもよい。また、バイメタル式バルブ85に代えて、ベローズバルブ、ワックスバルブ等の感温式の流量調整弁を用いてもよい。また、流量調整弁には、感温式の流量調整弁に代え、電磁式の流量調整弁を用いてもよい。
[他の実施形態]
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の遠心ポンプ10は、パージガス以外の流体、例えば、空気等の気体、あるいは、水、燃料等の液体の圧送に用いるポンプに適用してもよい。また、本発明の遠心ポンプ10は、パージポンプに限らず、内燃機関の冷却水を循環するウォータポンプに適用してもよい。また、モータ部14のブラシレスモータは、ブラシ付きモータに代えてもよい。
10 遠心ポンプ
12 ポンプ部
14 モータ部
19 第3ケーシング部材(ステータを覆うケーシングの壁部)
23 ポンプ室
33 インペラ
48 ロータ
50 ステータ
52 回転軸
62 回転側部材
68 固定側部材
70 導出通路
72 導入通路
78 迂回通路(導入通路の一部)
83 螺旋溝
85 バイメタル式バルブ(流量調整弁、感温式の流量調整弁)
S4 第4隙間(導入通路の一部)

Claims (3)

  1. 流体を圧送するインペラがポンプ室に収容されたポンプ部と、
    前記ポンプ部の軸方向の一側に設けられかつ前記インペラを回転させる回転軸を有するモータ部と、
    を備える遠心ポンプであって、
    前記インペラと前記回転軸とを有する回転側部材には、一端が前記ポンプ室の低圧領域に開口しかつ他端が回転軸のインペラとは反対側の端部に開口する導出通路が形成されており、
    前記モータ部の固定側部材には、一端が前記ポンプ室の高圧領域に開口されかつ他端が前記導出通路の他端に連通する導入通路が1つのみ形成されており、
    前記ポンプ室を形成するケーシング部を更に備え、
    前記導入通路の一部は、前記インペラと前記ケーシング部との間に形成される隙間と、前記モータ部が有するロータと前記固定側部材との間に形成された隙間と、を含み、
    前記ケーシング部は、前記モータ部が有するステータを覆うステータケーシング部材を含み、
    前記導入通路の一部は、前記ステータケーシング部材の壁部に形成された迂回通路を含む、遠心ポンプ。
  2. 請求項に記載の遠心ポンプであって、
    前記導出通路の内周面には、前記回転側部材の回転を利用して前記流体の流れを促進する螺旋溝が形成されている、遠心ポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載の遠心ポンプであって、
    前記導入通路及び/又は前記導出通路には、流体の温度に応じて通路面積を調整する流量調整弁が設けられている、遠心ポンプ。
JP2017222615A 2017-11-20 2017-11-20 遠心ポンプ Active JP6878255B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222615A JP6878255B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 遠心ポンプ
CN201880075249.5A CN111373157B (zh) 2017-11-20 2018-11-19 离心泵
PCT/JP2018/042599 WO2019098357A1 (ja) 2017-11-20 2018-11-19 遠心ポンプ
US16/763,241 US20200300250A1 (en) 2017-11-20 2018-11-19 Centrifugal Pump
DE112018005631.7T DE112018005631T5 (de) 2017-11-20 2018-11-19 Kreiselpumpe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222615A JP6878255B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 遠心ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019094794A JP2019094794A (ja) 2019-06-20
JP6878255B2 true JP6878255B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=66538657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017222615A Active JP6878255B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 遠心ポンプ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20200300250A1 (ja)
JP (1) JP6878255B2 (ja)
CN (1) CN111373157B (ja)
DE (1) DE112018005631T5 (ja)
WO (1) WO2019098357A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018125040A1 (de) * 2018-10-10 2020-04-16 HELLA GmbH & Co. KGaA Pumpe, insbesondere für einen Flüssigkeitskreislauf in einem Fahrzeug
DE102018125031A1 (de) * 2018-10-10 2020-04-16 HELLA GmbH & Co. KGaA Pumpe, insbesondere für einen Flüssigkeitskreislauf in einem Fahrzeug
WO2021171410A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 過給機
DE102021102149A1 (de) * 2021-01-29 2022-08-04 HELLA GmbH & Co. KGaA Radialströmungsmaschine mit Kühlung und Schmierung durch ein durch die Maschine fließendes Medium
CN116624435A (zh) * 2023-04-18 2023-08-22 烟台龙港泵业股份有限公司 反向冲洗的中心出液式液下泵、立式筒袋泵

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653120Y2 (ja) * 1975-11-26 1981-12-10
JPS5334111A (en) * 1976-09-13 1978-03-30 Hitachi Ltd Closed compressor
JPS6187994A (ja) * 1984-10-05 1986-05-06 Hitachi Ltd 横形スクロ−ル流体機械
JP4842456B2 (ja) * 2001-06-14 2011-12-21 日機装株式会社 ウエットモータポンプ
JP2007092643A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Mitsubishi Electric Corp ロータリ圧縮機およびロータリ圧縮機の製造方法
JP2010090776A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kubota Tekkosho:Kk 電動ポンプ
JP5473626B2 (ja) * 2010-01-21 2014-04-16 アイシン精機株式会社 インホイールモータ冷却装置
CN203641028U (zh) * 2013-10-23 2014-06-11 上海海德隆流体设备制造有限公司 一种低水位水循环式排污泵
JP6200837B2 (ja) * 2014-03-04 2017-09-20 株式会社酉島製作所 メカニカルシール
CN103912524A (zh) * 2014-04-25 2014-07-09 无锡市安化屏蔽电泵厂 输送易凝固、结晶介质用的屏蔽电泵
JP2017061919A (ja) 2015-09-25 2017-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 遠心ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN111373157B (zh) 2022-01-14
WO2019098357A1 (ja) 2019-05-23
JP2019094794A (ja) 2019-06-20
US20200300250A1 (en) 2020-09-24
DE112018005631T5 (de) 2020-07-16
CN111373157A (zh) 2020-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6878255B2 (ja) 遠心ポンプ
US10415590B2 (en) Electric coolant pump
KR101601099B1 (ko) 냉각수 유동 통로를 갖는 전동식 워터 펌프
US20150349594A1 (en) Electric Pump
WO2013176028A1 (ja) バキュームポンプ
JP4059416B2 (ja) 一体型モータポンプ
US20140050602A1 (en) Combined electronic water and oil pump
EP1121747B1 (en) Assembly of rotatable members
KR101905270B1 (ko) 워터펌프
US20200408212A1 (en) Vacuum Pumping System Comprising A Vacuum Pump And Its Motor
JP7168689B2 (ja) 電動冷却液ポンプ
JP2012031807A (ja) 燃料ポンプ
JP2009515084A (ja) 液体ポンプ
JP2015132242A (ja) モータポンプ
EP3803130B1 (en) Electric coolant pump
JP5469117B2 (ja) 電動流体ポンプ
JP4630123B2 (ja) 流体ポンプ
JP2006299975A (ja) 流体ポンプ
US11655827B2 (en) Pump device
JP3768913B2 (ja) 直流キャンドモータポンプおよび遠心ポンプ
JP2020094496A (ja) 遠心ポンプ
JP2010540823A (ja) タンクから内燃機関に燃料を圧送するための燃料ポンプ
JP5559731B2 (ja) ウォーターポンプ
KR20220009606A (ko) 전동식 워터펌프
JP2006063956A (ja) 電動ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6878255

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150