JP6878196B2 - 位置推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置推定装置に関する。
車両等の移動体の運転支援等のために、移動体の移動距離に基づいて位置を推定する装置が知られている。このような装置は、一度推定した位置にずれが生じた場合、移動体の移動距離を算出するための距離用パラメータを補正して、位置を補正する。
特開2016−103158号公報 特開2010−269707号公報
しかしながら、移動体の距離用パラメータの補正のみによって推定した位置では、運転支援等において十分ではないといった課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パラメータを補正して、位置の推定の精度をより向上できる位置推定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の位置推定装置は、移動体の複数の車輪の回転に関する情報である複数の車輪回転情報、及び、対象物に関する対象物情報を取得する取得部と、前記複数の車輪回転情報及び予め定められた方向用パラメータから前記移動体の方向の変化である移動体方向偏差を算出し、当該移動体方向偏差から前記移動体の方向を算出して前記移動体の位置である移動***置を推定するとともに、前記対象物情報から前記移動体に対する前記対象物の方向の変化である対象物方向偏差を算出して、前記移動体方向偏差及び前記対象物方向偏差に基づいて前記方向用パラメータを補正する推定部と、を備える。
このように、位置推定装置は、車輪の回転に関する車輪回転情報に基づいて算出した移動体の方向の変化である移動体方向偏差から移動体の方向を算出し、移動***置を推定する。位置推定装置は、移動体方向偏差及び対象物情報に基づいて算出した対象物の方向の偏差である対象物方向偏差に基づいて、方向用パラメータを補正している。これにより、位置推定装置は、移動距離を算出するためのパラメータのみを補正する場合に比べて、移動体の方向をより精度よく算出して、移動***置の推定の精度を向上させることができる。
本発明の位置推定装置の前記推定部は、前記複数の車輪回転情報及び予め定められた距離用パラメータに基づいて前記移動体の移動距離である移動体移動距離を算出するとともに、前記対象物情報に基づいて前記移動体に対する前記対象物の移動距離である対象物移動距離を算出し、前記移動体の方向が直進方向から予め定められた第1方向範囲内であれば、前記移動体移動距離と前記対象物移動距離とに基づいて前記距離用パラメータを補正し、前記移動体の方向が直進方向から前記第1方向範囲よりも外側の第2方向範囲外であれば、前記方向用パラメータを補正してもよい。
このように、位置推定装置は、移動体移動距離の方向の算出精度が高いほぼ直進状態において、距離用パラメータを補正しているので、距離用パラメータの補正精度を向上させることができる。また、位置推定装置は、直進状態では補正が難しい方向用パラメータの補正を、旋回状態で実行することにより、方向用パラメータの補正精度を向上させることができる。
本発明の位置推定装置の前記推定部は、前記移動体の方向が直進方向から予め定められた前記第2方向範囲外であり、かつ、前記移動体方向偏差の変化が予め定められた偏差範囲内であれば、前記方向用パラメータを補正してもよい。
このように、位置推定装置は、旋回状態で、かつ、操舵部がほぼ固定されて、移動体がほぼ一定の旋回半径で旋回している状態で方向用パラメータを補正しているので、方向用パラメータの補正精度をより向上させることができる。
本発明の位置推定装置の前記推定部は、前記移動体の速度の大きさが閾値速度未満であれば、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正してもよい。
このように、位置推定装置は、対象物の検出精度の高い低速で、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
本発明の位置推定装置の前記推定部は、前記対象物までの距離が予め定められた閾値距離未満であれば、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正してもよい。
このように、位置推定装置は、距離の算出精度の高い近距離の対象物を検出して、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
本発明の位置推定装置の前記推定部は、前記移動体の変速比の切り替え及び前後の進行方向の切り替えのための変速部の切り替え後の予め定められた期間外または区間外の前記車輪回転情報に基づいて、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正してもよい。
このように、位置推定装置は、変速部の切り替え直後以外の精度の高い移動体移動距離によって、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
図1は、実施形態の位置推定システムが搭載される車両の平面図である。 図2は、実施形態の位置推定システムの全体構成を示すブロック図である。 図3は、位置推定装置の機能を説明する機能ブロック図である。 図4は、推定部による車両移動距離の算出方法を説明する平面図である。 図5は、推定部による車両の方向の算出方法を説明する平面図である。 図6は、推定部による1つの車輪速パルス当たりの移動距離の補正について説明する平面図である。 図7は、推定部による1つの車輪速パルス当たりの移動距離の補正について説明する平面図である。 図8は、推定部による後輪車軸の長さの補正について説明する平面図である。 図9は、推定部による後輪車軸の長さの補正について説明する平面図である。 図10は、処理部が実行する位置推定処理のフローチャートである。 図11は、変更形態の推定部による対象物移動距離の算出方法を説明する平面図である。 図12は、変更形態の推定部による対象物移動距離の算出方法を説明する平面図である。
以下の例示的な実施形態等の同様の構成要素には共通の符号を付与して、重複する説明を適宜省略する。
<実施形態>
図1は、実施形態の位置推定システムが搭載される車両10の平面図である。車両10は、移動体の一例である。車両10は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよいし、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよいし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両10は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両10における車輪13の駆動に関わる装置の方式、個数、及び、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1に示すように、車両10は、車体11と、複数(本実施形態では4個)の車輪13FL、13FR、13RL、13RRと、1または複数(本実施形態では4個)の撮像部14a、14b、14c、14dと、1または複数(本実施形態では2個)の測距部16a、16bと、複数(本実施形態では2個)の車輪速センサ18L、18Rとを備える。車輪13FL、13FR、13RL、13RRを区別する必要がない場合、車輪13と記載する。撮像部14a、14b、14c、14dを区別する必要がない場合、撮像部14と記載する。測距部16a、16bを区別する必要がない場合、測距部16と記載する。車輪速センサ18L、18Rを区別する必要がない場合、車輪速センサ18と記載する。
車体11は、乗員が乗車する車室を構成する。車体11は、車輪13、撮像部14、測距部16、車輪速センサ18等を収容または保持する。
車輪13FLは、車両10の左前に設けられている。車輪13FRは、車両10の右前に設けられている。車輪13RLは、車両10の左後に設けられている。車輪13RRは、車両10の右後に設けられている。前側の2個の車輪13FL、13FRは、車両10の進行方向を変化させる転舵輪として機能する。後側の2個の車輪13RL、13RRは、例えば、エンジンまたはモータ等からの駆動力によって回転する駆動輪として機能する。
撮像部14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、または、CIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部14は、所定のフレームレートで生成される複数のフレーム画像を含む動画、または、静止画のデータを撮像画像のデータとして出力する。撮像部14は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向の140°〜190°の範囲を撮影することができる。撮像部14の光軸は、斜め下方に向けて設定されている。従って、撮像部14は、周辺の対象物及び路面を含む車両10の周辺を撮像した撮像画像のデータを出力する。撮像画像は、対象物に関する対象物情報の一例である。
複数の撮像部14のそれぞれは、車体11の周囲に設けられ、MVC(Multi View Camera)として機能する。例えば、撮像部14aは、車体11の前端部の左右方向の中央部(例えば、フロントバンパー)に設けられている。撮像部14aは、車両10の前方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14bは、車体11の後端部の左右方向の中央部(例えば、リアバンパー)に設けられている。撮像部14bは、車両10の後方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14cは、車体11の左端部の前後方向の中央部(例えば、左側のサイドミラー11a)に設けられている。撮像部14cは、車両10の左方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。撮像部14dは、車体11の右端部の前後方向の中央部(例えば、右側のサイドミラー11b)に設けられている。撮像部14dは、車両10の右方の周辺を撮像した撮像画像を生成する。
測距部16は、例えば、超音波等の検出波を出力し、車両10の周辺に存在する対象物が反射した検出波を捉えるソナーである。測距部16は、レーザ光等の検出波を出力して捉えるレーザレーダであってもよい。測距部16は、車両10の周辺の対象物の方向及び対象物までの距離に関する情報である測距情報を検出して出力する。例えば、測距部16は、車両10の周辺の対象物の方向、及び、検出波を送信してから受信するまでの時間である送受信時間を測距情報として検出する。測距部16は、車両10の外周部に設けられている。具体的には、測距部16aは、車体11の前端部の左右方向の中央部(例えば、フロントバンパー)に設けられている。測距部16aは、車両10の前方の対象物の方向及び対象物までの距離を算出するための送受信時間を含む測距情報を検出して出力する。測距部16bは、車体11の後端部の左右方向の中央部(例えば、リアバンパー)に設けられている。測距部16bは、車両10の後方の対象物の方向及び対象物までの距離を算出するための送受信時間を含む測距情報を検出して出力する。
車輪速センサ18は、複数の車輪13のそれぞれの近傍に設けられたホール素子を有する。車輪速センサ18は、各車輪13の回転量または単位時間当たりの回転数を検出する。車輪速センサ18は、当該回転量または回転数に対応する車輪速パルス数を示す車輪回転情報を、複数の車輪13の回転に関する情報として検出して出力する。具体的には、車輪速センサ18Lは、左後の車輪13RLの近傍に設けられている。車輪速センサ18Lは、左後の車輪13RLの車輪速パルス数を、車輪13RLの回転に関する情報である車輪回転情報として検出して出力する。車輪速センサ18Rは、右後の車輪13RRの近傍に設けられている。車輪速センサ18Rは、車輪13RRの車輪速パルス数を、車輪13RRの回転に関する情報である車輪回転情報として検出して出力する。
図2は、実施形態の位置推定システム20の全体構成を示すブロック図である。位置推定システム20は、車両10に搭載されて、車両10の自動運転(一部自動運転を含む)等のために自車位置を推定する。また、位置推定システム20は、自車位置を推定するためのパラメータを補正する。
図2に示すように、位置推定システム20は、撮像部14と、車輪速センサ18と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、モニタ装置32と、位置推定装置34と、車内ネットワーク36とを備える。
撮像部14は、車両10の周辺を撮像した撮像画像を位置推定装置34へと出力する。
車輪速センサ18は、検出した車輪回転情報を、車内ネットワーク36へ出力する。
制動システム22は、車両10の減速を制御する。制動システム22は、制動部40と、制動制御部42と、制動部センサ44とを有する。
制動部40は、例えば、ブレーキ及びブレーキペダル等を含み、車両10を減速させるための装置である。
制動制御部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサを有するECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。制動制御部42は、位置推定装置34からの指示に基づいて、制動部40を制御して、車両10の減速を制御する。
制動部センサ44は、例えば、位置センサであって、制動部40がブレーキペダルの場合、制動部40の位置を検出する。制動部センサ44は、検出した制動部40の状態を車内ネットワーク36に出力する。
加速システム24は、車両10の加速を制御する。加速システム24は、加速部46と、加速制御部48と、加速部センサ50とを有する。
加速部46は、例えば、アクセルペダル等を含み、車両10を加速させるための装置である。
加速制御部48は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。加速制御部48は、位置推定装置34からの指示に基づいて、加速部46を制御して、車両10の加速を制御する。
加速部センサ50は、例えば、位置センサであって、加速部46がアクセルペダルの場合、加速部46の位置を検出する。加速部センサ50は、検出した加速部46の位置の情報を車内ネットワーク36に出力する。
操舵システム26は、車両10の進行方向を制御する。操舵システム26は、操舵部52と、操舵制御部54と、操舵部センサ56とを有する。
操舵部52は、例えば、ハンドルまたはステアリングホイール等を含み、車両10の転舵輪(例えば、車輪13FL、13FR)を操作する装置である。
操舵制御部54は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。操舵制御部54は、位置推定装置34からの指示舵角に基づいて、操舵部52を制御して、車両10の進行方向を制御する。
操舵部センサ56は、例えば、ホール素子等を含む角度センサであって、操舵部52の回転方向の位置(例えば、回転角)を出力する。操舵部センサ56は、検出した回転角を、操舵部52の位置の情報として、車内ネットワーク36に出力する。
変速システム28は、車両10の変速比を制御する。変速システム28は、変速部58と、変速制御部60と、変速部センサ62とを有する。
変速部58は、例えば、シフトレバー等を含み、車両10の変速比及び車両10の前後の進行方向を切り替えるための装置である。
変速制御部60は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するECU等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。変速制御部60は、位置推定装置34からの指示に基づいて、変速部58を制御して、車両10の変速比または車両10の前後の進行方向を制御する。
変速部センサ62は、ドライブ、パーキング、及び、リバース等の変速部58の位置を検出する。変速部センサ62は、検出した変速部58の位置を車内ネットワーク36に出力する。
モニタ装置32は、車両10の車室内のダッシュボード等に設けられている。モニタ装置32は、表示部64と、音声出力部66と、操作入力部68とを有する。
表示部64は、位置推定装置34が送信した画像データに基づいて、画像を表示する。表示部64は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、または、有機ELディプレイ(OELD:Organic Electroluminescent Display)等の表示装置である。表示部64は、例えば、駐車支援等の運転支援に関する画像を表示する。
音声出力部66は、位置推定装置34が送信した音声データに基づいて音声を出力する。音声出力部66は、例えば、スピーカである。音声出力部66は、例えば、駐車支援等の運転支援に関する音声を出力する。
操作入力部68は、乗員の入力を受け付ける。操作入力部68は、例えば、タッチパネルである。操作入力部68は、表示部64の表示画面に設けられている。操作入力部68は、表示部64が表示する画像を透過可能に構成されている。これにより、操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることができる。操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示された画像に対応した位置を乗員が触れることによって入力した位置推定または運転支援等に関する指示を受け付けて、位置推定装置34へ送信する。操作入力部68は、例えば、駐車支援等の運転支援に関する入力を受け付ける。尚、操作入力部68は、タッチパネルに限らず、押しボタン式等のハードスイッチであってもよい。
位置推定装置34は、ECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータである。位置推定装置34は、撮像部14から撮像画像のデータを取得する。位置推定装置34は、撮像画像等に基づいて生成した画像または音声に関するデータをモニタ装置32へ送信する。位置推定装置34は、運転者への指示、及び、運転者への通知等の画像または音声に関するデータをモニタ装置32へ送信する。位置推定装置34は、車内ネットワーク36を介して、撮像画像及び車輪回転情報等の情報を取得して、車両10の位置である自車位置を推定する。自車位置は移動***置の例である。位置推定装置34は、車内ネットワーク36を介して、自車位置に基づいて各システム22、24、26、28を制御して、車両10を自動運転して駐車時等の運転を支援する。位置推定装置34は、CPU(Central Processing Unit)34aと、ROM(Read Only Memory)34bと、RAM(Random Access Memory)34cと、表示制御部34dと、音声制御部34eと、SSD(Solid State Drive)34fとを備える。CPU34a、ROM34b及びRAM34cは、同一パッケージ内に集積されていてもよい。
CPU34aは、ハードウェアプロセッサの一例であって、ROM34b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して、当該プログラムにしたがって各種の演算処理および制御を実行する。CPU34aは、例えば、自車位置を推定する位置推定の処理を実行する。
ROM34bは、各プログラム及びプログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM34cは、CPU34aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。表示制御部34dは、位置推定装置34での演算処理のうち、主として、撮像部14で得られた画像の画像処理、表示部64に表示させる表示用の画像のデータ変換等を実行する。音声制御部34eは、位置推定装置34での演算処理のうち、主として、音声出力部66に出力させる音声の処理を実行する。SSD34fは、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であって、位置推定装置34の電源がオフされた場合にあってもデータを維持する。
車内ネットワーク36は、車輪速センサ18と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、モニタ装置32の操作入力部68と、位置推定装置34とを互いに情報を送受信可能に接続する。
図3は、位置推定装置34の機能を説明する機能ブロック図である。図3に示すように、位置推定装置34は、処理部70と、記憶部72とを備える。
処理部70は、例えば、CPU34a等の機能として実現される。処理部70は、取得部74と、推定部76と、支援部78とを備える。処理部70は、例えば、記憶部72に記憶された位置推定プログラム80を読み込むことによって、取得部74、推定部76及び支援部78の機能を実現してよい。取得部74、推定部76及び支援部78の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む回路等のハードウェアによって構成されてもよい。
取得部74は、車内ネットワーク36を介して、複数の車輪速センサ18L、18Rから複数の車輪回転情報を取得する。取得部74は、複数の撮像部14のそれぞれから対象物の画像等を含む撮像画像のデータを取得する。取得部74は、複数の測距部16のそれぞれから対象物の測距情報を取得する。取得部74は、各センサ44、50、56、62から制動部40、加速部46、操舵部52及び変速部58の位置情報を取得する。取得部74は、取得した各情報を推定部76及び支援部78へ出力する。
推定部76は、取得部74から複数の車輪速センサ18L、18Rが検出した複数の車輪回転情報を取得して、自車位置を推定する。具体的には、推定部76は、複数の車輪回転情報及び予め定められた距離用パラメータに基づいて、車両10の移動距離である車両移動距離を算出する。例えば、推定部76は、車輪速センサ18Lが検出した車輪回転情報が示す車輪13RLの車輪速パルス数の変化量と車輪速センサ18Rが検出した車輪回転情報が示す車輪13RRの車輪速パルス数の変化量との相加平均、及び、距離用パラメータに基づいて、車両移動距離を算出する。推定部76は、複数の車輪回転情報及び予め定められた方向用パラメータに基づいて、車両10の方向を算出する。例えば、推定部76は、車輪速センサ18Lが検出した車輪回転情報が示す車輪13RLの車輪速パルス数の変化量と車輪速センサ18Rが検出した車輪回転情報が示す車輪13RRの車輪速パルス数の変化量との差分、及び、方向用パラメータに基づいて、車両10の方向の変化である車両方向偏差を算出する。推定部76は、当該車両方向偏差から車両10の方向を算出する。推定部76は、車両移動距離及び車両10の方向から車両10の自車位置を推定する。推定部76は、推定した自車位置を支援部78へ出力する。
推定部76は、取得部74から撮像部14が撮像した撮像画像を取得し、車輪回転情報及び撮像画像に基づいて、自車位置を推定するための距離用パラメータ及び方向用パラメータを補正する。例えば、推定部76は、対象物の画像を含む複数の撮像画像に基づいて、車両10に対する対象物の移動距離である対象物移動距離を算出する。推定部76は、車両移動距離と対象物移動距離とに基づいて距離用パラメータを補正する。推定部76は、対象物の画像を含む複数の撮像画像に基づいて、車両10に対する対象物の方向の変化である対象物方向偏差を算出する。推定部76は、車両方向偏差及び対象物方向偏差に基づいて、方向用パラメータを補正する。推定部76は、補正した距離用パラメータ及び方向用パラメータを、新たな距離用パラメータ及び方向用パラメータとして記憶部72に格納する。尚、推定部76は、距離用パラメータ及び方向用パラメータを複数回補正した場合、それぞれの平均値または中央値を、補正した学習後の新たなパラメータとして記憶部72に格納してよい。推定部76は、新たな距離用パラメータ及び方向用パラメータを記憶部72に格納すると、当該新たな距離用パラメータ及び方向用パラメータによって自車位置を推定する。尚、推定部76は、自動運転中または手動運転中のいずれにおいても、パラメータの補正を実行してよい。
ここで、本実施形態の推定部76は、予め定められた補正条件を満たした場合に、自車位置を推定するためのパラメータの補正を実行する。更に、推定部76は、距離用パラメータを補正するための距離用補正条件と、方向用パラメータを補正するための方向用補正条件とに基づいて、距離用パラメータまたは方向用パラメータのいずれを補正するかを決定する。
具体的には、推定部76は、以下の第1、第2、第3及び第4補正条件のいずれかを満たした場合、距離用パラメータまたは方向用パラメータを補正する。換言すれば、推定部76は、第1、第2、第3及び第4補正条件のいずれも満たさない場合、いずれのパラメータも補正しない。
<第1補正条件>車両移動距離が予め定められた閾値移動距離より大きい
<第2補正条件>車両10から対象物までの距離が予め定められた閾値距離未満
<第3補正条件>変速部58の切り替え後の予め定められた閾値切替範囲外
<第4補正条件>車速の大きさが予め定められた閾値速度未満
第1補正条件は、車両移動距離をある程度大きくさせることで、車両移動距離の算出精度を向上させて、補正の精度を向上させるための条件である。第2補正条件は、撮像部14の分解能が高い近くの対象物を検出することで、補正の精度を向上させるための条件である。推定部76は、撮像画像または測距情報から算出した対象物までの距離に基づいて、第2補正条件を満たすか否かを判定してよい。第3補正条件における変速部58の切り替えは、変速比の切り替え及び前後方向の切り替えを含む。第3補正条件における閾値切替範囲外は、変速部58の切り替え後の予め定められた期間外または予め定められた区間外である。当該期間は時間に基づいて設定され、当該区間は距離に基づいて設定されている。第3補正条件は、変速部58の切り替え直後の車輪回転情報による算出精度の低い車両移動距離に基づく補正を抑制する。従って、第3補正条件は、車両移動距離の算出精度が高くなる、変速部58の切り替え後の閾値切替範囲外の車輪回転情報に基づいて距離用パラメータまたは方向用パラメータを補正することによって、補正の精度を向上させるための条件である。推定部76は、変速部センサ62が検出した変速部58の位置情報に基づいて、第3補正条件を満たすか否かを判定してよい。第4補正条件は、対象物の検出精度の高い低速での補正によって、補正の精度を向上させるための条件である。推定部76は、車輪回転情報が示す車輪速パルス数から算出した車速に基づいて、第4補正条件を満たすか否かを判定してよい。
更に、推定部76は、車両移動距離の算出精度が高い以下の第1距離用補正条件を満たした場合に、距離用パラメータを補正する。
<第1距離用補正条件>車両10の方向が直進方向から予め定められた第1方向範囲内
第1距離用補正条件は、車両移動距離の算出精度の高いほぼ直進状態において距離用パラメータを補正するための条件である。推定部76は、操舵部52の操舵角の大きさが予め定められた第1閾値操舵角未満である場合、第1方向範囲内であって、第1距離用補正条件を満たすと判定してよい。また、推定部76は、推定した車両方向偏差が第1閾値方向偏差未満である場合、第1方向範囲内であって、第1距離用補正条件を満たすと判定してもよい。
推定部76は、車両10の方向の算出精度が高い第1及び第2方向用補正条件を満たした場合に、方向用パラメータを補正する。
<第1方向用補正条件>車両10の方向が直進方向から予め定められた第2方向範囲外
<第2方向用補正条件>車両方向偏差の変化が予め定められた偏差範囲内
第1方向用補正条件は、車両10の方向が算出可能な旋回中に方向用パラメータを補正するための条件である。第2方向範囲は、第1方向範囲よりも外側である。推定部76は、操舵部52の操舵角の大きさが第2閾値操舵角以上である場合、第2方向範囲外であって、第1方向用補正条件を満たすと判定してよい。第2閾値操舵角は、第1閾値操舵角以上であればよく、等しくてもよい。また、推定部76は、推定した車両方向偏差が第2閾値方向偏差以上である場合、第2方向範囲外であって、第1方向用補正条件を満たすと判定してもよい。第2閾値方向偏差は、第1閾値方向偏差以上であればよく、等しくてもよい。第1距離用補正条件及び第1方向用補正条件の両方を満たす場合はないので、推定部76は、条件を満たした距離用パラメータの補正または方向用パラメータの補正のいずれかを実行することになる。第2方向用補正条件は、車両10の方向の算出精度を高めることが可能な車両方向偏差がほぼ一定であって、一定の旋回半径で旋回しているかを判定するための条件である。第2方向用補正条件は、操舵部52の操舵角の変化または車両方向偏差の変化が予め定められた変化範囲内であれば、第2方向用補正条件を満たすと判定してよい。
支援部78は、取得部74から取得した撮像画像及び測距情報に基づいて駐車目標位置等の目標位置及び目標位置への経路を設定する。支援部78は、推定部76が推定した自車位置に基づいて、各システム22、24、26、28の制御部42、48、54、60を制御して、車両10を目標位置へと自動運転する。
記憶部72は、ROM34b、RAM34c、及び、SSD34fの少なくとも1つの機能として実現される。記憶部72は、外部のネットワーク上等に設けられていてもよい。記憶部72は、処理部70が実行するプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、及び、プログラムの実行によって生成されたデータ等を記憶する。例えば、記憶部72は、処理部70が実行する位置推定プログラム80を記憶する。記憶部72は、位置推定プログラム80の実行に必要な移動距離を算出するための距離用パラメータ、車両10の方向を算出するための方向用パラメータ、及び、補正条件を判定するための各閾値等を含む数値データ82を記憶する。記憶部72は、位置推定プログラム80の実行によって算出された車両移動距離、車両10の方向、自車位置及び目標位置等を一時的に記憶する。
次に、推定部76による車両10の車両移動距離DLの算出方法を説明する。図4は、推定部76による車両移動距離DLの算出方法を説明する平面図である。車両移動距離DLは、例えば、自車位置SPの移動距離である。自車位置SPは、例えば、車両10の後の車輪13RL、13RRを連結する後輪車軸AXの中心である。図4のx軸及びy軸は、適宜設定してよく、例えば、支援部78による運転支援が開始した時の車両10の進行方向と平行な方向をx軸とし、x軸と直交する方向をy軸としてよい。ここでは、図4を参照して、点線の四角で囲った時刻tから点線の四角で囲った時刻t+Δtの間に移動した車両10の車両移動距離DLの算出について説明する。Δtは、例えば、取得部74が車輪速パルス数を示す車輪回転情報を取得する周期、または、推定部76が車両移動距離DLを算出する周期であってよい。車輪13の軌跡は旋回している状態では円弧となるが、車両移動距離DLが短いので、ここでは直線として近似する。
左後の車輪13RLの車両移動距離DLLは、1つの車輪速パルス当たりの移動距離DP、及び、車輪速センサ18Lが出力した車輪回転情報から算出した車輪速パルス変化量PLを含む式(1)によって算出できる。1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPは、距離用パラメータの一例である。車輪速パルス変化量PLは、時刻tから時刻t+Δtの間に車輪速センサ18Lが検出した車輪13RLの車輪速パルス数である。
DLL=DP・PL ・・・(1)
右後の車輪13RRの車両移動距離DLRは、1つの車輪速パルス当たりの移動距離DP、及び、車輪速センサ18Rが出力した車輪回転情報から算出した車輪速パルス変化量PRを含む式(2)によって算出できる。車輪速パルス変化量PRは、時刻tから時刻t+Δtの間に車輪速センサ18Rが検出した車輪13RRの車輪速パルス数である。
DLR=DP・PR ・・・(2)
自車位置SPの車両移動距離DLは車両移動距離DLL及び車両移動距離DLRの相加平均値とみなすことができる。従って、推定部76は、車輪速パルス変化量PL、PRの相加平均値を含む式(3)で車両移動距離DLを算出してよい。
DL=0.5・(DLL+DLR)
=0.5・DP・(PL+PR) ・・・(3)
次に、推定部76による車両10の時刻t+Δtにおける方向Pθt+Δtの算出方法を説明する。図5は、推定部76による車両10の方向Pθt+Δtの算出方法を説明する平面図である。ここでは、図4及び図5を参照して、図4に示す点線の四角で囲った時刻tから点線の四角で囲った時刻t+Δtの間に移動した車両10の方向の変化である車両方向偏差Dθを算出した後、方向Pθt+Δtを算出する方法について説明する。尚、図5は、時刻tと時刻t+Δtの左後の車輪13RLの中心を重ねた図である。
左後の車輪13RLの車両移動距離DLLと右後の車輪13RRの車両移動距離DLRの差である移動距離偏差DDLは、次の式(4)で算出できる。
DDL=DP・(PR−PL) ・・・(4)
従って、車両方向偏差Dθは、車輪回転情報が示す車輪速パルス変化量PR、PLから算出できる左右の車輪速パルス変化量PL、PRの差分、及び、後輪車軸AXの長さTRを含む次の式(5)で、車両方向偏差Dθを算出してよい。後輪車軸AXの長さTRは、方向用パラメータの一例である。尚、式(5)は、車両方向偏差Dθが十分に小さい場合に成立する近似式“Dθ=sinDθ”を用いて導いている。
Dθ=DDL・TR
=DP・(PR−PL)・TR ・・・(5)
推定部76は、車両方向偏差Dθ及び時刻tでの車両10の方向Pθを含む次の式(6)に基づいて時刻t+Δtでの車両10の方向Pθt+Δtを算出してよい。尚、車両10の方向Pθt+Δt、Pθを区別する必要がない場合、方向Pθと記載する。
Pθt+Δt=Pθ+Dθ ・・・(6)
推定部76は、算出した車両移動距離DL及び方向Pθt+Δtに基づいて、自車位置SPのx座標及びy座標を算出して推定する。
次に、推定部76による車両移動距離DLを算出するための距離用パラメータである1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPの補正(以下、移動距離補正)について説明する。図6及び図7は、推定部76による1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPの補正について説明する平面図である。図6は時刻taの平面図であり、図7は時刻ta+Δtの平面図である。図6及び図7において、一点鎖線の四角は撮像部14(例えば、撮像部14d)が撮像している撮像領域Arである。
図6に示すように、時刻taにおける車両10は、対象物90が路面に設けられた場所を前方へと走行している。対象物90は、例えば、駐車場の路面に設けられた区画線である。時刻ta+Δtにおける車両10が図7に示す位置まで走行した場合、対象物90は車両10に対して相対的に移動する。対象物90が相対的に移動した距離を対象物移動距離ODLとする。推定部76は、例えば、撮像部14が撮像した時刻taの撮像画像の対象物90の前端部90aの位置と、時刻ta+Δtの撮像画像の対象物90の前端部90aの位置とから対象物移動距離ODLを算出する。自車位置SPの車両移動距離DLは、1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPが正確な場合、対象物移動距離ODLと同じ値になる。従って、自車位置SPの車両移動距離DLが対象物移動距離ODLと異なる場合、現在の1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPに誤差が生じている。このような場合、推定部76は、左右の車輪速パルス変化量PL、PRの相加平均を含む次の式(7)に基づいて、新たな1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPを算出して補正する。推定部76は、補正した新たな1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPを記憶部72に格納する。
DP=ODL/0.5・(PL+PR) ・・・(7)
次に、推定部76による車両方向偏差Dθ及び方向Pθを算出するための方向用パラメータである後輪車軸AXの長さTRの補正(以下、方向用補正)について説明する。図8及び図9は、推定部76による後輪車軸AXの長さTRの補正について説明する平面図である。図8は時刻tbの平面図であり、図9は時刻tb+Δtの平面図である。図8及び図9において、一点鎖線の四角は撮像部14(例えば、撮像部14d)が撮像している撮像領域Arである。
図8に示すように、時刻tbにおける車両10の方向と、区画線である対象物90が延びる方向(太線DR参照)との間の角度を“θa”とする。この後、図9に示すように、操舵部52が回転された状態で車両10が時刻tbから時刻tb+Δtまで走行する。時刻tb+Δtにおける車両10の方向と、対象物90の方向(太線DR参照)との間の角度を“θb”とする。推定部76は、時刻tbから時刻tb+Δtにおける車両10に対する対象物90の方向の変化である対象物方向偏差ODθ(=θa−θb)を算出する。推定部76は、例えば、撮像部14が撮像した時刻tbの撮像画像の対象物90の方向と、時刻tb+Δtの撮像画像の対象物90の方向とから、対象物方向偏差ODθを算出してよい。車両方向偏差Dθは、後輪車軸AXの長さTRが正確な場合、対象物方向偏差ODθと同じ値になる。従って、車両方向偏差Dθが対象物方向偏差ODθと異なる場合、現在の後輪車軸AXの長さTRに誤差が生じている。このような場合、推定部76は、左右の車輪速パルス変化量PL、PRの差分を含む次の式(8)から新たな後輪車軸AXの長さTRを算出して補正する。尚、式(8)に含まれる1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPは、移動距離用補正後の新たな値である。
TR=ODθ/DP・(PR−PL) ・・・(8)
推定部76は、方向用補正によって新たな後輪車軸AXの長さTRを算出すると、上述の式(5)に基づいて、車両方向偏差Dθを算出する。推定部76は、新たに算出した車両方向偏差Dθを含む式(6)に基づいて、時刻tb+Δtでの車両10の方向Pθt+Δtを算出してよい。推定部76は、補正した新たな後輪車軸AXの長さTRを記憶部72に格納する。
図10は、処理部70が実行する位置推定処理のフローチャートである。処理部70は、位置推定プログラム80を読み込んで、位置推定処理を実行する。
図10に示すように、処理部70の取得部74は、取得タイミングか否かを判定する(S102)。取得タイミングは、予め設定された値であって、適宜設定してよい。取得部74は、取得タイミングでないと判定すると(S102:No)、待機状態となって、ステップS102を繰り返す。取得部74は、取得タイミングであると判定すると(S102:Yes)、撮像部14から撮像画像を対象物情報として取得する(S104)。取得部74は、車内ネットワーク36を介して、車輪速センサ18から車輪速パルス数を示す車輪回転情報を取得する(S106)。取得部74は、取得した対象物情報及び車輪回転情報を推定部76へ出力する。
推定部76は、取得部74から取得した撮像画像に基づいて、駐車場の区画線等の対象物90の位置及び方向を検出する(S108)。例えば、推定部76は、図6に示すように、撮像画像に基づいて、対象物90の前端部90aの位置を検出してよい。
推定部76は、取得部74から取得した車輪回転情報を含む式(3)に基づいて、図4に示すように、前回の車輪回転情報の取得からの車両移動距離DLを算出する(S110)。推定部76は、取得部74から取得した車輪回転情報を含む式(5)に基づいて、図4及び図5に示すように、前回の車輪回転情報の取得からの車両方向偏差Dθを算出する。推定部76は、当該車両方向偏差Dθを含む式(6)に基づいて車両10の方向Pθを算出する(S112)。推定部76は、車両移動距離DL及び車両10の方向Pθから自車位置SPを算出して推定する(S114)。ここで、推定部76は、支援部78が自動運転中の場合、推定した自車位置SP及び車両10の方向Pθを支援部78に出力する。支援部78は、当該自車位置SP及び車両10の方向Pθに基づいて、自動運転を継続する。
取得部74は、次の取得タイミングか否かを判定する(S116)。取得部74は、次の取得タイミングでないと判定すると(S116:No)、待機状態となって、ステップS116を繰り返す。取得部74は、取得タイミングであると判定すると(S116:Yes)、撮像部14から次の撮像画像を対象物情報として取得するとともに(S118)、車内ネットワーク36を介して、車輪速センサ18から車輪速パルス数を示す次の車輪回転情報を取得する(S120)。取得部74は、取得した対象物情報及び車輪回転情報を推定部76へ出力する。
推定部76は、取得部74から取得した撮像画像に基づいて、ステップS108で検出した対象物90と同じ対象物90の位置及び方向を検出する(S122)。
推定部76は、取得部74から新たに取得した車輪回転情報に基づいて、前回の車輪回転情報の取得からの車両移動距離DLを算出する(S124)。推定部76は、取得部74から取得した車輪回転情報に基づいて、前回の車輪回転情報の取得からの車両方向偏差Dθを算出した後、車両10の方向Pθを算出する(S126)。推定部76は、車両移動距離DL及び方向Pθから自車位置SPを算出する(S128)。ここで、推定部76は、支援部78が自動運転中の場合、推定した自車位置SP及び車両10の方向Pθを支援部78に出力する。
推定部76は、ステップS124で算出した車両移動距離DL、撮像画像または測距情報から算出した対象物90までの距離、変速部センサ62が検出した位置情報に基づく変速部58の切り替え、及び、車輪回転情報から算出される車速に基づいて、第1補正条件から第4補正条件のいずれかを満たすか否かを判定する(S130)。推定部76は、いずれの補正条件も満たしていないと判定すると(S130:No)、距離用パラメータである1つの車輪速パルス当たりの移動距離DP、及び、方向用パラメータである後輪車軸AXの長さTRを補正することなく、ステップS102以降を再度繰り返す。
推定部76は、いずれかの補正条件を満たしていると判定すると(S130:Yes)、操舵部52の位置情報が示す操舵角、または、ステップS126で算出した車両方向偏差Dθに基づいて、距離用補正条件を満たすか否かを判定する(S132)。推定部76は、距離用補正条件を満たしていないと判定すると(S132:No)、距離用パラメータを補正することなく、ステップS138以降を実行する。
推定部76は、距離用補正条件を満たしていると判定すると(S132:Yes)、ステップS108、S122で検出した対象物の2つの位置から対象物移動距離ODLを算出する(S134)。
推定部76は、ステップS106、S120で取得した車輪回転情報が示す左右の車輪速パルス変化量PL、PRの相加平均値、及び、対象物90の移動距離である対象物移動距離ODLを含む上述の式(7)に基づいて、移動距離用補正を実行して距離用パラメータである1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPを算出して補正する(S136)。推定部76は、補正した新たな距離用パラメータを記憶部72に格納する。
推定部76は、操舵部52の位置情報が示す操舵角、及び、ステップS126で算出した車両方向偏差Dθに基づいて、第1及び第2方向用補正条件を満たすか否かを判定する(S138)。推定部76は、第1及び第2方向用補正条件を満たしていないと判定すると(S138:No)、方向用パラメータを補正することなく、ステップS102以降を再度繰り返す。
推定部76は、第1及び第2方向用補正条件を満たしていると判定すると(S138:Yes)、ステップS108、S122で検出した対象物90の方向に基づいて、対象物方向偏差ODθを算出する(S140)。
推定部76は、車輪回転情報が示す左右の車輪速パルス変化量PL、PRの差分、及び、対象物方向偏差ODθを含む式(8)に基づいて、方向用補正を実行して、方向用パラメータである後輪車軸AXの長さTRを算出して補正する(S142)。推定部76は、補正した新たな方向用パラメータを記憶部72に格納する。
この後、処理部70は、ステップS102以降を繰り返す。
上述したように、位置推定装置34は、車輪13の回転を示す車輪回転情報に基づいて算出した車両10の方向Pθの変化である車両方向偏差Dθから車両10の方向Pθを算出して自車位置SPを推定する。位置推定装置34は、車両方向偏差Dθ及び対象物情報から算出した対象物90の方向Pθの偏差である対象物方向偏差ODθに基づいて、方向用パラメータである後輪車軸AXの長さTRを補正している。これにより、位置推定装置34は、車両移動距離DLを算出するための距離用パラメータのみを補正する場合に比べて、車両移動距離DL及び方向Pθを精度よく算出して、自車位置SPの推定の精度を向上させることができる。この結果、位置推定装置34は、支援部78による駐車支援等の運転支援において、目標位置への精度(例えば、駐車精度)を向上させることができる。
位置推定装置34は、車両10の方向Pθが直進方向から第1方向範囲内であり、車両10がほぼ直進していれば、距離用パラメータである1つの車輪パルス当たりの移動距離DPを補正する。一方、位置推定装置34は、車両10の方向が第2方向範囲外で、車両10が旋回していれば、方向用パラメータを補正している。このように、位置推定装置34は、車両移動距離DLを算出する式(3)に用いた近似による誤差が小さくなるほぼ直進状態において、距離用パラメータを補正しているので、距離用パラメータの補正精度を向上させることができる。また、位置推定装置34は、直進状態では補正が難しい方向用パラメータの補正を、旋回状態で実行することにより、方向用パラメータの補正精度を向上させることができる。
位置推定装置34は、車両10の方向が直進方向から第2方向範囲外であって、かつ、車両方向偏差Dθの変化が偏差範囲内である場合に方向用パラメータを補正している。このように、位置推定装置34は、旋回状態で、かつ、操舵部52がほぼ固定されて、車両10がほぼ一定の旋回半径で旋回している状態で方向用パラメータを補正しているので、方向用パラメータの補正精度をより向上させることができる。
位置推定装置34は、車速が閾値速度未満であれば、方向用パラメータまたは距離用パラメータを補正している。このように、位置推定装置34は、対象物90の検出精度の高い低速で、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
位置推定装置34は、対象物90までの距離が閾値距離未満であれば、方向用パラメータまたは距離用パラメータを補正している。このように、位置推定装置34は、距離の算出精度の高い近距離の対象物90を検出して、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
位置推定装置34は、変速部58が切り替えられた後の期間以外または区間以外の車輪回転情報に基づいて算出した精度の高い車両移動距離DLによって、方向用パラメータまたは距離用パラメータを補正している。このように、位置推定装置34は、精度の高い車両移動距離DLによって、パラメータを補正しているので、補正の精度を向上できる。
<変更形態>
次に、対象物の移動距離である対象物移動距離ODLの算出方法の他の形態について説明する。図11及び図12は、変更形態の推定部76による対象物移動距離ODLの算出方法を説明する平面図である。図11は時刻tcの平面図であり、図12は時刻tc+Δtの平面図である。図11に示す時刻tcでは、車両10は、駐車場の一対の区画線である対象物90A、90Bの間の駐車領域を後方へ走行している。時刻tc+Δtにおける車両10が、図12に示す位置まで後退すると、対象物90A、90Bは、車両10に対して相対的に移動する。ここで対象物90A、90Bが、車両10に対して相対的に移動した距離をそれぞれ対象物移動距離ODLA、ODLBとする。推定部76は、撮像部14c、14dの撮像画像に基づいて、対象物90A、90Bの前端部90Aa、90Baの位置を特定して、対象物移動距離ODLA、ODLBを算出する。推定部76は、対象物移動距離ODLA、ODLBから、1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPを補正するための式(7)に代入する対象物移動距離ODLを算出する。例えば、推定部76は、対象物移動距離ODLA、ODLBの相加平均値(=(ODLA+ODLB)/2)を対象物移動距離ODLとして算出してよい。推定部76は、算出した対象物移動距離ODLに基づいて、上述の実施形態と同様に、1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPの補正を実行してよい。尚、推定部76は、3以上の対象物90の対象物移動距離の相加平均から式(7)に代入する対象物移動距離ODLを算出してもよい。
上述した各実施形態の構成の機能、接続関係、個数、配置等は、発明の範囲及び発明の範囲と均等の範囲内で適宜変更、削除等してよい。各実施形態を適宜組み合わせてもよい。各実施形態の各ステップの順序を適宜変更してよい。
上述の実施形態では、推定部76が、車両移動距離DL、車両10の方向Pθ及び自車位置SPの推定と、距離用パラメータ及び方向用パラメータの補正とを一つのフローチャートで実行する例を示したが、これに限定されない。例えば、推定部76は、車両移動距離DL、車両10の方向Pθ及び自車位置SPの推定と、距離用パラメータ及び方向用パラメータの補正とを一つのフローチャートの補正は別の処理としてもよい。
上述の実施形態では、車輪速センサ18が検出した車輪速パルス数に対応する車輪速パルス情報を車輪回転情報として例に挙げたが、車輪回転情報は車輪速パルス情報に限定されない。例えば、車輪回転情報は、車輪の回転と関連するモータ等の駆動源の出力軸の回転に関する情報であってよい。
上述の実施形態では、推定部76が、撮像部14の撮像画像から対象物90を特定して、対象物移動距離ODLを算出する例を挙げたが、対象物移動距離ODLの算出方法はこれに限定されない。例えば、推定部76は、測距部16が検出した測距情報により対象物90を特定して、対象物移動距離ODLを算出してもよい。この場合、測距情報が対象粒情報となる。対象物90が障害物等の立体物である場合、推定部76は、測距情報によって対象物90の位置をより高い精度で検出できる。また、推定部76は、撮像画像及び測距情報の両方を対象物情報として取得し、対象物を特定してもよい。
上述の実施形態では、第1及び第2方向用補正条件を満たした場合、推定部76が方向用パラメータを補正する例を挙げたが、これに限定されない。例えば、第1、第2及び第3方向用補正条件のいずれかを満たした場合、推定部76が方向用パラメータを補正するようにしてもよい。
上述の実施形態では、第1から第4補正条件のいずれかを満たした場合、距離用パラメータまたは方向用パラメータを補正する例を挙げたが、これに限定されない。例えば、推定部76は、以下の第5及び第6補正条件のいずれかに基づいて、補正の可否を判定してもよい。
<第5補正条件>運転支援の開始から予め定められた閾値時間以内
<第6補正条件>駐車支援において駐車領域内に車両10の一部が進入した後
第5及び第6補正条件は、対象物90を高精度で検出可能な条件である。推定部76は、第1から第4補正条件のいずれかと、第5補正条件及び第6補正条件のいずれかとが満たされた場合に、距離用パラメータまたは方向用パラメータを補正してもよい。
上述のパラメータの補正では、パラメータの誤差に関わらず補正する例を挙げたが、これに限定されない。距離用パラメータの誤差が大きい場合、例えば、車両移動距離DLと対象物移動距離ODLとの偏差が予め定められた判定用閾値距離より大きい場合、推定部76が、距離用パラメータの補正を実行するようにしてもよい。また、方向用パラメータの誤差が大きい場合、例えば、車両方向偏差Dθと対象物方向偏差ODθとの偏差が予め定められた判定用閾値方向偏差より大きい場合、推定部76が、方向用パラメータを補正するようにしてもよい。
上述の補正条件、距離用補正条件、及び、方向用補正条件は、適宜変更してよい。例えば、各条件中の“より大きい”は“以上”に変更してよい。また、各条件中の“未満”は、“以下”に変更してよい。“範囲外”及び“範囲内”の用語は、範囲の境界を含んでもよく、含まなくてもよい。
上述の実施形態では、距離用パラメータとして1つの車輪速パルス当たりの移動距離DPを例に挙げて説明したが、距離用パラメータは車輪13の回転量または回転数から移動距離に換算するパラメータ等に適宜変更してよい。また、上述の実施形態では、方向用パラメータとして後輪車軸AXの長さTRを例に挙げて説明したが、方向用パラメータは車輪13の回転量または回転数から車両10の方向に換算するパラメータ等に適宜変更してよい。
上述の実施形態では、支援部78を含む位置推定装置34を例に挙げて説明したが、支援部78は位置推定装置34から省略してもよい。
上述の実施形態では、移動体の例として四輪の車両10を例に挙げて説明したが、移動体は車両10に限定されない。例えば、移動体は、内燃機関及び電動機等の駆動源を有し、当該駆動源が回転させる複数の車輪を有する車両または飛行機等であってもよい。
10:車両、13:車輪、20:位置推定システム、34:位置推定装置、74:取得部、76:推定部、80:位置推定プログラム、90:対象物、DDL:移動距離偏差、DL:車両移動距離、DP:1つの車輪速パルス当たりの移動距離(距離用パラメータ)、Dθ:車両方向偏差、ODL:対象物移動距離、ODθ:対象物方向偏差、PL:車輪速パルス変化量、PR:車輪速パルス変化量、Pθ:方向、SP:自車位置、TR:後輪車軸の長さ(方向用パラメータ)。

Claims (6)

  1. 移動体の複数の車輪の回転に関する情報である複数の車輪回転情報、及び、対象物に関する対象物情報を取得する取得部と、
    前記複数の車輪回転情報及び予め定められた方向用パラメータから前記移動体の方向の変化である移動体方向偏差を算出し、当該移動体方向偏差から前記移動体の方向を算出して前記移動体の位置である移動***置を推定するとともに、前記対象物情報から前記移動体に対する前記対象物の方向の変化である対象物方向偏差を算出して、前記移動体方向偏差及び前記対象物方向偏差に基づいて前記方向用パラメータを補正する推定部と、
    を備える位置推定装置。
  2. 前記推定部は、
    前記複数の車輪回転情報及び予め定められた距離用パラメータに基づいて前記移動体の移動距離である移動体移動距離を算出するとともに、前記対象物情報に基づいて前記移動体に対する前記対象物の移動距離である対象物移動距離を算出し、
    前記移動体の方向が直進方向から予め定められた第1方向範囲内であれば、前記移動体移動距離と前記対象物移動距離とに基づいて前記距離用パラメータを補正し、
    前記移動体の方向が直進方向から前記第1方向範囲よりも外側の第2方向範囲外であれば、前記方向用パラメータを補正する
    請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 前記推定部は、前記移動体の方向が直進方向から予め定められた前記第2方向範囲外であり、かつ、前記移動体方向偏差の変化が予め定められた偏差範囲内であれば、前記方向用パラメータを補正する
    請求項2に記載の位置推定装置。
  4. 前記推定部は、前記移動体の速度の大きさが閾値速度未満であれば、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正する
    請求項2または3に記載の位置推定装置。
  5. 前記推定部は、前記対象物までの距離が予め定められた閾値距離未満であれば、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正する
    請求項2から4のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  6. 前記推定部は、前記移動体の変速比の切り替え及び前後の進行方向の切り替えのための変速部の切り替え後の予め定められた期間外または区間外の前記車輪回転情報に基づいて、前記方向用パラメータまたは前記距離用パラメータを補正する
    請求項2から5のいずれか1項に記載の位置推定装置。
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