JP6878142B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6878142B2
JP6878142B2 JP2017103858A JP2017103858A JP6878142B2 JP 6878142 B2 JP6878142 B2 JP 6878142B2 JP 2017103858 A JP2017103858 A JP 2017103858A JP 2017103858 A JP2017103858 A JP 2017103858A JP 6878142 B2 JP6878142 B2 JP 6878142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
plate portion
electronic device
circuit board
printed circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017103858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018200926A (ja
Inventor
洋人 小川
洋人 小川
井上 志郎
志郎 井上
哲 石坂
哲 石坂
平田 幹人
幹人 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP2017103858A priority Critical patent/JP6878142B2/ja
Publication of JP2018200926A publication Critical patent/JP2018200926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6878142B2 publication Critical patent/JP6878142B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

本発明は、電子機器に関する。
外界から輻射される電磁波ノイズを抑制する方法として、電子機器に搭載されたプリント基板と対向して金属板を設置することにより、電磁波ノイズを遮蔽する方法がある。また静電気ノイズ対策として、電子機器の外部接続用コネクタに金属フレーム(シェル)を設ける方法がある。
金属板とシェルとが共にアースに接続されると、特にシェルに印加された静電気ノイズなどの大きな電荷が金属板の方にも流れる。金属板に生じた電荷が、プリント基板上の集積回路に静電結合すると、集積回路の誤動作を引き起こす場合がある。特開2012−94897号公報(特許文献1)に記載の技術においては、集積回路と対向する金属板の部分に穴が設けられている。これにより、集積回路と金属板の静電結合を弱め、集積回路の誤動作を抑制している。
特開2012−94897号公報
しかしながら、特開2012−94897号公報に記載の技術においては、集積回路に対向する金属板の部分に穴が設けられているため、静電気ノイズの影響はある程度抑制されるが、集積回路に対する電磁波ノイズの遮蔽の効果が弱まる。結果として、外界から輻射される電磁波ノイズの集積回路に対する影響を抑制することができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外界から輻射される電磁波を遮蔽しつつ、静電気ノイズの影響を抑制可能な電子機器を提供することである。
本発明に係る電子機器は、プリント基板と、金属フレームと、第1金属板部と、第2金属板部とを備えている。プリント基板には、集積回路および外部接続用コネクタが設けられている。金属フレームは、外部接続用コネクタを覆う。第1金属板部は、集積回路を覆い、かつプリント基板の少なくとも一部に対向する。第2金属板部は、金属フレームと電気的に接続され、かつプリント基板に対して垂直な方向に延在する。第1金属板部および第2金属板部の双方は、フレームグラウンドと電気的に接続可能に構成されている。プリント基板には、集積回路と接続される信号用グラウンドが設けられている。プリント基板に対して平行な方向における信号用グラウンドと第2金属板部との距離は、プリント基板に対して垂直な方向における信号用グラウンドと第1金属板部との距離以上である。
本発明に係る電子機器によれば、外界から輻射される電磁波を遮蔽しつつ、静電気ノイズの影響を抑制可能な電子機器を提供することができる。
実施の形態1に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態1に係る電子機器の構成を示す平面模式図である。 図2のIII−III線に沿った切断部端面模式図である。 図2のIV−IV線に沿った切断部端面模式図である。 近傍界における電界強度と距離との関係を示す図である。 実施の形態2に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態3に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態4に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態5に係る電子装置の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態6に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態7に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態8に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態9に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態10に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。 実施の形態11に係る電子機器の構成を示す分解斜視模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る電子機器100の構成について説明する。
図1および図2に示されるように、実施の形態1に係る電子機器100は、プリント基板1と、集積回路10と、外部接続用コネクタ2と、金属フレーム9と、信号用グラウンド6と、第1金属板部3と、第2金属板部4と、アースパターン5とを主に有している。集積回路10と、信号用グラウンド6と、外部接続用コネクタ2と、アースパターン5とは、プリント基板1上に設けられている。信号用グラウンド6は、プリント基板1の中央付近に設けられている。集積回路10は、信号用グラウンド6と電気的に接続される。集積回路10は、信号用グラウンド6上に設けられている。外部接続用コネクタ2は、たとえばプリント基板1の端部付近に設けられている。アースパターン5は、たとえばプリント基板1の角部付近に設けられている。
図2に示されるように、平面視(プリント基板1に対して垂直な方向から見た視野)において、プリント基板1の外形は、たとえば四角形である。プリント基板1は、第1辺部1aと、第2辺部1bと、第3辺部1cと、第4辺部1dとを有している。第1辺部1aは、第3辺部1cと対向している。第2辺部1bは、第4辺部1dと対向している。第1辺部1aは、第2辺部1bと連なる。第2辺部1bは、第3辺部1cと連なる。第3辺部1cは、第4辺部1dと連なる。第4辺部1dは、第1辺部1aと連なる。第1金属板部3は、たとえば第3辺部1cおよび第4辺部1dの各々と沿って配置されている。第2金属板部4は、たとえば第1辺部1aおよび第2辺部1bの各々に沿って配置されている。第1金属板部3は、たとえば第2金属板部4から離間している。外部接続用コネクタ2は、たとえば第1辺部1aに設けられている。アースパターン5は、たとえば第2辺部1bと第3辺部1cとにより形成される角部に設けられている。
図2に示されるように、第1金属板部3は、集積回路10を覆っている。第1金属板部3は、プリント基板1の少なくとも一部に対向する。第1金属板部3は、信号用グラウンド6の少なくとも一部に対向する。第1金属板部3は、信号用グラウンド6の全部を覆っていてもよい。第1金属板部3は、アースパターン5の一部を覆っている。言い換えれば、平面視において、アースパターン5の一部は、第1金属板部3から露出している。平面視において、信号用グラウンド6は、プリント基板1の外縁よりも内側に位置している。言い換えれば、信号用グラウンド6は、第1辺部1a、第2辺部1b、第3辺部1cおよび第4辺部1dの各々から離間している。信号用グラウンド6は、金属フレーム9から離間している。信号用グラウンド6は、アースパターン5から離間している。信号用グラウンド6は、第2金属板部4から離間している。
第1金属板部3および第2金属板部4の双方は、外部にあるフレームグラウンド(図示せず)と電気的に接続可能に構成されている。具体的には、アースパターン5は、第1金属板部3および第2金属板部4の双方と接する。アースパターン5を介して第1金属板部3および第2金属板部4の双方はフレームグラウンドと電気的に接続される。図1および図2に示されるように、第2金属板部4は、第1平板部4aと、第2平板部4bとを有している。第1平板部4aは、第2辺に沿って配置されている。第1平板部4aは、第1接続部4a1と、第1領域4a2とを有している。第1接続部4a1は、第1領域4a2に沿って延在している。第1接続部4a1は、アースパターン5と接することにより、電気的に接続される。第1金属板部3は、第3接続部3aと、第3平板部3bとを有している。第3接続部3aは、第3平板部3bに対してほぼ垂直に折れ曲がっている。第3接続部3aは、アースパターン5と接することにより、電気的に導通されている。第1接続部4a1および第3接続部3aの各々は、アースパターン5に設けられた穴に挿入され、はんだ付けまたはネジ止めなどの方法によりアースパターン5と接続されてもよい。第1接続部4a1および第3接続部3aの各々は、第1接続部4a1および第3接続部3aの各々に形成された板バネ部によって、アースパターン5に押し当てられていてもよい。
第2平板部4bは、第1辺部1aに沿って配置されている。第2平板部4bは、第1平板部4aと連なる。第2平板部4bは、第1平板部4aに対してほぼ垂直に折れ曲がっている。第2平板部4bは、第2領域4b1と、第3領域4b2と、第4領域4b3とを有している。第2領域4b1は、第1平板部4aと連なっている。第3領域4b2は、第2領域4b1と連なる。第3領域4b2は、第2領域4b1に対して、第1平板部4aとは反対側に位置する。第4領域4b3は、第3領域4b2と連なる。第4領域4b3は、第3領域4b2に対して、第2領域4b1とは反対側に位置している。第3領域4b2は、第2領域4b1と第4領域4b3との間に位置している。外部接続用コネクタ2は、プリント基板1と平行な方向において、第2領域4b1と第4領域4b3との間に位置している。外部接続用コネクタ2は、プリント基板1と垂直な方向において、第3領域4b2とプリント基板1との間に位置している。
図3は、図2のIII−III線に沿った切断部端面模式図である。図3に示されるように、金属フレーム9は、外部接続用コネクタ2を覆っている。金属フレーム9は、たとえば外部接続用コネクタ2の上面および側面に接して設けられている。第2金属板部4は、金属フレーム9と電気的に接続されている。具体的には、第2金属板部4は、たとえばバネ加工を施して折り曲げて形成された板バネ部を有している。第2金属板部4の板バネ部が金属フレーム9に押し付けられることで、第2金属板部4と金属フレーム9とが電気的に接続される。板バネ部は、金属フレーム9の上面のみに接していてもよいし、側面のみに接していてもよいし、上面と側面の双方に接していてもよい。金属フレーム9の先端は、プリント基板1を貫通して設けられていてもよい。金属フレーム9の先端は、はんだ付け等によりプリント基板1に固定されていてもよい。
図4は、図2のIV−IV線に沿った切断部端面模式図である。図4に示されるように、第2金属板部4は、プリント基板1に対して垂直な方向に延在する。ここで、プリント基板1に対して垂直な方向とは、プリント基板1に対して実質的に垂直な方向であればよい。つまり、第2金属板部4は、製造誤差程度の角度だけプリント基板1に対して垂直な方向から傾斜していてもよい。製造誤差を考慮すると、プリント基板1に対する第2金属板部4の角度は、たとえば85°程度以上95°程度以下であってもよい。
図4に示されるように、プリント基板1に対して平行な方向Aにおける信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離yは、プリント基板1に対して垂直な方向Cにおける信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離z以上である。プリント基板1に対して平行な方向Aにおける信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離yとは、信号用グラウンド6に対面する第2金属板部4の端部から第2金属板部4に対面する信号用グラウンド6の端部までの距離である。同様に、プリント基板1に対して垂直な方向Cにおける信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離zとは、信号用グラウンド6に対面する第1金属板部3の端部から第1金属板部3に対面する信号用グラウンド6の端部までの距離である。プリント基板1に対して平行な方向Aにおける信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離yは、プリント基板1に対して垂直な方向Cにおける信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離zよりも大きくてもよい。
プリント基板1に対して平行な方向における信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離yが、プリント基板1に対して垂直な方向における信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離zと同じである場合、第2金属板部4の上端部と信号用グラウンド6の端部との距離は、(y +x 1/2となる。この距離は、プリント基板1に対して垂直な方向における信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離zよりも大きい。つまり、信号用グラウンド6と第2金属板部4との実効的な距離は、信号用グラウンド6と第1金属板部3との実効的な距離よりも大きくなる。第1金属板部3と第2金属板部4が放射するノイズは、これら金属板部の開放端となる端部においてダイポールアンテナとみなすことができるため、ダイポールアンテナによる近傍界の電界および磁界となる。近傍界における電界および磁界は、それぞれ距離の3乗および2乗に反比例する。そのため、信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離z及び信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離yを大きくするほど、集積回路10に対する電磁波の影響を抑制することができる。
図5は、近傍界における電界強度と距離との関係を示す図である。一般的に、アースパターン5と信号用グラウンド6を基準グラウンドとする信号パターンとは電源系から見たとき一次側と二次側に分けられる。安全性を考慮すると、100Vの交流で動作する機器においては、一般的に一次側と二次側の空間距離が2mm以上に設定される。図5においては、一次側と二次側との空間距離が2mmにおける電界強度を1として、電界強度と距離との関係が示されている。上述の通り、電界強度は、距離の3乗に反比例して減衰する。図5に示されるように、空間距離が2mmにおける電界強度の1/10以下の電界強度とするためには、空間距離を5mm以上とすることが望ましい。アースパターン5、第1金属板部3及び第2金属板部4を1次側とみなし、信号用グラウンド6を2次側とみなした場合、それぞれからの信号用グラウンド6への距離z及び距離yを5mm以上とすることで、電界の影響をさらに抑制することができる。
図2および図4に示されるように、第1辺部1aと平行な方向Aにおける第2金属板部4と信号用グラウンド6との距離yは、たとえば5mm以上である。同様に、第2辺部1bと平行な方向Bにおける金属フレーム9と信号用グラウンド6との距離yは、たとえば5mm以上である。第1辺部1aと平行な方向Aから見て、アースパターン5と信号用グラウンド6とは一部重なっていてもよい。第1辺部1aと平行な方向Aにおけるアースパターン5と信号用グラウンド6との距離yは、たとえば5mm以上である。同様に、第2辺部1bと平行な方向Bから見て、アースパターン5と信号用グラウンド6とは一部重なっていてもよい。第2辺部1bと平行な方向Bにおける金属フレーム9と信号用グラウンド6との距離yは、たとえば5mm以上である。
第2金属板部4は、主に、外部接続用コネクタ2に印加された静電気ノイズをアースへバイパスする機能を有する。第2金属板部4に印加された静電気ノイズの共振を抑制する観点から、第2金属板部4の長さを以下のように設定することが望ましい。静電気の最大周波数は、たとえば700MHzである。周波数が700MHzの電波の波長λは、300(Mm/s)/700(MHz)=約0.429(m)である。第2金属板部4の長さが、λ/2と等しくなると、ノイズが放射されやすくなる。そのため、第2金属板部4の長さを、0.429/2=約0.2m未満とすることが望ましい。具体的には、プリント基板1に対して垂直な方向Cにおける第2金属板部4の長さxは、たとえば0.2m未満である(図1および図4参照)。プリント基板1に対して垂直な方向における第2金属板部4の長さxは、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。なお、プリント基板1に対して垂直な方向における第2金属板部4の長さは、たとえば、第1平板部4aと第2平板部4bとの境界線の長さである。
プリント基板1に対して平行な面内における第2金属板部4の長さは、たとえば0.2m未満である。プリント基板1に対して平行な面内における第2金属板部4の長さは、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。なお、プリント基板1に対して平行な面内における第2金属板部4の長さは、たとえば、第2辺部1bと平行な方向における第1平板部4aの長さxと、第1辺部1aと平行な方向における第2平板部4bの長さxとの合計の長さである(図1参照)。本明細書において、「距離」とは、2点間の空間的な最短距離を意味する。一方、「長さ」とは、部材の表面の形状に沿って測定される部材のある位置から他の位置までの最短距離を意味し、部材のある位置から他の位置までの空間的な最短距離とは区別される。
次に、実施の形態1に係る電子機器100の作用効果について説明する。
実施の形態1に係る電子機器100によれば、第1金属板部3は集積回路10を覆っている。これにより、第1金属板部3によって、電磁波ノイズを遮蔽し、集積回路に対する電磁波ノイズの影響を抑制することができる。また第2金属板部4は、金属フレーム9と電気的に接続されている。そのため、外部接続用コネクタ2に設けられた金属フレーム9に印加された静電気ノイズを、第2金属板部4によってアースへと流し、静電気ノイズをバイパスすることができる。さらに第2金属板部4は、プリント基板1に対して垂直な方向に延在している。第2金属板部4がプリント基板1に対向している場合と比較すると、第2金属板部4がプリント基板1に対して垂直な方向に延在している場合には、第2金属板部4がプリント基板1上の信号用グラウンド6と対向する面積が小さくなる。そのため、静電気ノイズが信号用グラウンド6を介して集積回路10に影響を与えることを抑制することができる。さらにプリント基板1に対して平行な方向における信号用グラウンド6と第2金属板部4との距離は、プリント基板1に対して垂直な方向における信号用グラウンド6と第1金属板部3との距離以上である。これにより、静電気ノイズが信号用グラウンド6を介して集積回路10に影響を与えることをさらに抑制することができる。
また実施の形態1に係る電子機器100によれば、プリント基板1には、第1金属板部3および第2金属板部4の双方と接するアースパターン5が設けられている。アースパターン5を介して第1金属板部3および第2金属板部4の双方はフレームグラウンドと電気的に接続される。これにより、アースパターン5を介して第1金属板部3および第2金属板部4のノイズをフレームグラウンドへ流すことができる。
さらに実施の形態1に係る電子機器100によれば、プリント基板1に対して垂直な方向における第2金属板部4の長さは、0.2m未満であり、かつプリント基板1に対して平行な面内における第2金属板部4の長さは、0.2m未満である。これにより、特に静電気ノイズの共振を抑制することができる。結果として、集積回路10に対する静電気ノイズの影響を抑制することで、集積回路10の誤動作の発生を抑制することができる。
さらに実施の形態1に係る電子機器100によれば、第1金属板部3は、第2金属板部4から離間している。これにより、外部接続用コネクタ2から第1金属板部3に印加される静電気ノイズが第2金属板部4に流れることを抑制することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態2に係る電子機器100は、主に第1金属板部3と第2金属板部4とが一体となっている構成において、実施の形態1に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態1に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態1に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図6に示されるように、実施の形態2に係る電子機器100においては、第1金属板部3と、第2金属板部4とは、一体として構成されている。第1金属板部3と、第2金属板部4とは、金属体7を構成する。言い換えれば、第1金属板部3は、第2金属板部4と連なっている。具体的には、第1金属板部3は、第1平板部4aおよび第2平板部4bの双方と連なっている。第1金属板部3は、プリント基板1全体を覆っていてもよい。プリント基板1に対して垂直な方向から見て、第1金属板部3の外形は、たとえば四角形であり、特定的には長方形または正方形である。第1金属板部3の外形の長辺および短辺の長さをそれぞれxおよびxとすると、第1金属板部3の外形の対角線の長さxは、(X +X 1/2となる。
上述のように、金属板部に印加された静電気ノイズの共振を抑制する観点から、金属板部の長さは、静電気の最大周波数の波長の半分未満と設定されることが望ましい。具体的には、第1金属板部3の対角線の長さxと、プリント基板1に垂直な方向における第2金属板部4の長さxとの合計は、たとえば0.2m未満である。第1金属板部3の対角線の長さxと、プリント基板1に垂直な方向における第2金属板部4の長さxとの合計は、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。
実施の形態2に係る電子機器100によれば、第1金属板部3は、第2金属板部4と連なっている。これにより、第1金属板部3と第2金属板部4とを一体として形成することができる。
また実施の形態2に係る電子機器100によれば、プリント基板1に対して垂直な方向から見て、第1金属板部3の外形は、四角形である。第1金属板部3の対角線の長さと、プリント基板1に垂直な方向における第2金属板部4の長さとの合計は、0.2m未満である。これにより、一体化した第1金属板部3と第2金属板部4において、静電気ノイズが共振することを抑制することができる。結果として、集積回路10に対する静電気ノイズの影響を抑制することで、集積回路10の誤動作の発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態3に係る電子機器100は、主に複数の外部接続用コネクタ2を有している構成において、実施の形態1に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態1に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態1に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図7に示されるように、実施の形態3に係る電子機器100の外部接続用コネクタ2は、2個以上のコネクタ部を有していてもよい。外部接続用コネクタ2は、たとえば第1コネクタ部2aと、第2コネクタ部2bとを有している。第2金属板部4の第4領域4b3は、第5領域4b4と、第6領域4b5と、第7領域4b6とを有している。第5領域4b4は、第3領域4b2と連なっている。第6領域4b5は、第5領域4b4と連なる。第6領域4b5は、第5領域4b4に対して、第3領域4b2とは反対側に位置する。第7領域4b6は、第6領域4b5と連なる。第7領域4b6は、第6領域4b5に対して、第5領域4b4とは反対側に位置している。第6領域4b5は、第5領域4b4と第7領域4b6との間に位置している。第1コネクタ部2aは、プリント基板1と平行な方向において、第2領域4b1と第5領域4b4との間に位置している。第2コネクタ部2bは、プリント基板1と平行な方向において、第5領域4b4と第7領域4b6との間に位置している。第1コネクタ部2aは、プリント基板1と垂直な方向において、第3領域4b2とプリント基板1との間に位置している。第2コネクタ部2bは、プリント基板1と垂直な方向において、第6領域4b5とプリント基板1との間に位置している。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態4に係る電子機器100は、主に第1金属板部3および第2金属板部4の各々が複数の接続部を有している構成において、実施の形態1に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態1に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態1に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図8に示されるように、実施の形態4に係る電子機器100においては、アースパターン5は、第2辺部1b、第3辺部1cおよび第4辺部1dの各々に沿って設けられている。第2金属板部4の第1平板部4aは、第1接続部4a1と、第1領域4a2と、第2接続部4a3とを有している。第2接続部4a3は、第1接続部4a1から離れている。第1接続部4a1は、第2辺部1bと第3辺部1cとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第2接続部4a3は、第1辺部1aと第2辺部1bとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第1接続部4a1および第2接続部4a3の各々は、第1領域4a2と連なっている。第1接続部4a1および第2接続部4a3の各々は、第1領域4a2に沿って延在している。第1接続部4a1および第2接続部4a3の双方は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。
第2接続部4a3は、第1接続部4a1よりも外部接続用コネクタ2の近くに位置している。第2接続部4a3と外部接続用コネクタ2との距離は、第1接続部4a1と外部接続用コネクタ2との距離よりも短い。上述のように、金属板部に印加された静電気ノイズの共振を抑制する観点から、金属板部の長さは、静電気の最大周波数の波長の半分未満と設定されることが望ましい。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さxは、たとえば0.2m未満である。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さxは、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さx31は、たとえば0.2m未満である。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さx31は、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。
図8に示されるように、第1金属板部3は、第3平板部3bと、第3接続部3aと、第4接続部3a2と、第5接続部3a3とを有している。第4接続部3a2は、第3接続部3aおよび第5接続部3a3の各々から離れている。第3接続部3a、第4接続部3a2および第5接続部3a3の各々は、第3平板部3bに対してほぼ垂直に折れ曲がっている。第3接続部3aは、第2辺部1bと第3辺部1cとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第4接続部3a2は、第3辺部1cと第4辺部1dとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第5接続部3a3は、第4辺部1dと第1辺部1aとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第3接続部3aおよび第4接続部3a2の双方は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。同様に、第5接続部3a3は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。
第1金属板部3は、主に、外界から輻射される電磁波ノイズを遮蔽する機能を有する。外界から輻射される電磁波ノイズの共振を抑制する観点から、第1金属板部3の長さを以下のように設定することが望ましい。放射エミッションの最大周波数は、たとえば1GHzである。周波数が1GHzの電波の波長λは、300(Mm/s)/1000(MHz)=0.3(m)である。第1金属板部3の長さが、λ/2と等しくなると、ノイズが放射されやすくなる。そのため、第1金属板部3の長さを、0.3/2=0.15m未満とすることが望ましい。具体的には、第3接続部3aから第4接続部3a2に向かう方向における第1金属板部3の長さxは、たとえば0.15m未満である。第3接続部3aから第4接続部3a2に向かう方向における第1金属板部3の長さxは、たとえば0.135m未満であってもよいし、たとえば0.12m未満であってもよい。同様に、第4接続部3a2から第5接続部3a3に向かう方向における第1金属板部3の長さxは、たとえば0.15m未満である。第4接続部3a2から第5接続部3a3に向かう方向における第1金属板部3の長さxは、たとえば0.135m未満であってもよいし、たとえば0.12m未満であってもよい。
実施の形態4に係る電子機器100によれば、第2金属板部4は、第1接続部4a1と、第1接続部4a1から離れた第2接続部4a3とを含む。第1接続部4a1および第2接続部4a3の双方は、フレームグラウンドと電気的に接続される。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さは、0.2m未満である。これにより、静電気ノイズの共振をさらに抑制することができる。
また実施の形態4に係る電子機器100によれば、第2接続部4a3は、第1接続部4a1よりも外部接続用コネクタ2よりも近くに位置している。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さは、0.2m未満である。これにより、静電気ノイズの共振をさらに抑制することができる。
さらに実施の形態4に係る電子機器100によれば、第1金属板部3は、第3接続部3aと、第3接続部3aから離れた第4接続部3a2とを含む。第3接続部3aおよび第4接続部3a2の双方は、フレームグラウンドと電気的に接続される。第3接続部3aから第4接続部3a2に向かう方向における第1金属板部3の長さは、0.15m未満である。これにより、外界から輻射される電磁波ノイズの共振を抑制することができる。結果として、集積回路10に対する電磁波ノイズの影響を低減することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態5に係る電子機器100は、主に第1金属板部3および第2金属板部4がアースパターン5を介することなくフレームグラウンド8に直接接続されている構成において、実施の形態1に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態1に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態1に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図9に示されるように、実施の形態5に係る電子機器100は、フレームグラウンド8を有している。フレームグラウンド8は、たとえば電子機器100自身の金属筐体である。図9に示されるように、フレームグラウンド8は、プリント基板1などの電子機器100を搭載する盤状の金属筐体であってもよい。フレームグラウンド8は、たとえばプリント基板1を支持している。フレームグラウンド8は、プリント基板1に対して、信号用グラウンド6とは反対側に位置していてもよい。プリント基板1上には、アースパターン5が設けられていない。第1金属板部3の第3接続部3aは、アースパターン5を介することなく、フレームグラウンド8に直接接続される。第1金属板部3は、フレームグラウンド8により支持されていてもよい。同様に、第2金属板部4の第1接続部4a1は、アースパターン5を介することなく、フレームグラウンド8に直接接続される。第2金属板部4は、フレームグラウンド8により支持されていてもよい。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態6に係る電子機器100は、実施の形態2に係る電子機器100に対して、実施の形態3に係る電子機器100の特徴を適用した構造を有している。
図10に示されるように、実施の形態6に係る電子機器100においては、第1金属板部3と、第2金属板部4とは、一体として構成されている。言い換えれば、第1金属板部3は、第2金属板部4と連なっている。具体的には、第1金属板部3は、第1平板部4aおよび第2平板部4bの双方と連なっている。第1金属板部3は、プリント基板1全体を覆っていてもよい。プリント基板1に対して垂直な方向から見て、第1金属板部3の外形は、たとえば四角形であり、特定的には長方形または正方形である。第1金属板部3の外形の短辺および長辺の長さをそれぞれxおよびxとすると、第1金属板部3の外形の対角線の長さxは、(X +X 1/2となる。第1金属板部3の対角線の長さと、プリント基板1に垂直な方向における第2金属板部4の長さとの合計は、たとえば0.2m未満である。
図10に示されるように、実施の形態6に係る電子機器100の外部接続用コネクタ2は、2個以上のコネクタ部を有していてもよい。外部接続用コネクタ2は、たとえば第1コネクタ部2aと、第2コネクタ部2bとを有している。第4領域4b3は、第5領域4b4と、第6領域4b5と、第7領域4b6を有している。第5領域4b4は、第3領域4b2と連なっている。第6領域4b5は、第5領域4b4と連なる。第6領域4b5は、第5領域4b4に対して、第3領域4b2とは反対側に位置する。第7領域4b6は、第6領域4b5と連なる。第7領域4b6は、第6領域4b5に対して、第5領域4b4とは反対側に位置している。第6領域4b5は、第5領域4b4と第7領域4b6との間に位置している。第1コネクタ部2aは、プリント基板1と平行な方向において、第2領域4b1と第5領域4b4との間に位置している。第2コネクタ部2bは、プリント基板1と平行な方向において、第5領域4b4と第7領域4b6との間に位置している。第1コネクタ部2aは、プリント基板1と垂直な方向において、第3領域4b2とプリント基板1との間に位置している。第2コネクタ部2bは、プリント基板1と垂直な方向において、第6領域4b5とプリント基板1との間に位置している。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態7に係る電子機器100は、実施の形態2に係る電子機器100に対して、実施の形態4に係る電子機器100の特徴を適用した構造を有している。
図11に示されるように、実施の形態7に係る電子機器100においては、アースパターン5は、第2辺部1b、第3辺部1cおよび第4辺部1dの各々に沿って設けられている。第2金属板部4の第1平板部4aは、第1接続部4a1と、第1領域4a2と、第2接続部4a3とを有している。第2接続部4a3は、第1接続部4a1から離れている。第1接続部4a1は、第2辺部1bと第3辺部1cとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第2接続部4a3は、第1辺部1aと第2辺部1bとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第1接続部4a1および第2接続部4a3の各々は、第1領域4a2と連なっている。第1接続部4a1および第2接続部4a3の各々は、第1領域4a2に沿って延在している。第1接続部4a1および第2接続部4a3の双方は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。
第2接続部4a3は、第1接続部4a1よりも外部接続用コネクタ2よりも近くに位置している。第2接続部4a3と外部接続用コネクタ2との距離は、第1接続部4a1と外部接続用コネクタ2との距離よりも短い。上述のように、金属板部に印加された静電気ノイズの共振を抑制する観点から、金属板部の長さは、静電気の最大周波数の波長の半分未満と設定されることが望ましい。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さxは、たとえば0.2m未満である。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さxは、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さx31は、たとえば0.2m未満である。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さx31は、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。
図11に示されるように、第1金属板部3は、第3平板部3bと、第3接続部3aと、第4接続部3a2と、第5接続部3a3とを有している。第4接続部3a2は、第3接続部3aおよび第5接続部3a3の各々から離れている。第3接続部3a、第4接続部3a2および第5接続部3a3の各々は、第3平板部3bに対してほぼ垂直に折れ曲がっている。第3接続部3aは、第2辺部1bと第3辺部1cとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第4接続部3a2は、第3辺部1cと第4辺部1dとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第5接続部3a3は、第4辺部1dと第1辺部1aとにより形成される角部においてアースパターン5と接している。第3接続部3aおよび第4接続部3a2の双方は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。同様に、第5接続部3a3は、アースパターン5を介して、フレームグラウンドと電気的に接続されている。
第1金属板部3は、主に、外界から輻射される電磁波ノイズを遮蔽する機能を有する。外界から輻射される電磁波ノイズの共振を抑制する観点から、第1金属板部3の長さを以下のように設定することが望ましい。具体的には、第1金属板部3の対角線の長さxは、たとえば0.15m未満である。第1金属板部3の対角線の長さxは、たとえば0.135m未満であってもよいし、たとえば0.12m未満であってもよい。
実施の形態7に係る電子機器100によれば、第2金属板部4は、第1接続部4a1と、第1接続部4a1から離れた第2接続部4a3とを含む。第1接続部4a1から第2接続部4a3に向かう方向における第2金属板部4の長さは、0.2m未満である。これにより、静電気ノイズの共振をさらに抑制することができる。
また実施の形態7に係る電子機器100によれば、第2接続部4a3は、第1接続部4a1よりも外部接続用コネクタ2よりも近くに位置している。第1接続部4a1から外部接続用コネクタ2に向かう方向における第2金属板部4の長さは、0.2m未満である。これにより、静電気ノイズの共振をさらに抑制することができる。
(実施の形態8)
次に、本発明の実施の形態8に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態8に係る電子機器100は、実施の形態2に係る電子機器100に対して、実施の形態5に係る電子機器100の特徴を適用した構造を有している。
図12に示されるように、実施の形態8に係る電子機器100においては、フレームグラウンド8を有している。フレームグラウンド8は、たとえば電子機器100自身の金属筐体である。図9に示されるように、フレームグラウンド8は、プリント基板1などの電子機器100を搭載する盤状の金属筐体であってもよい。フレームグラウンド8は、たとえばプリント基板1を支持している。フレームグラウンド8は、プリント基板1に対して、信号用グラウンド6とは反対側に位置していてもよい。プリント基板1上には、アースパターン5が設けられていない。第2金属板部4の第1接続部4a1は、アースパターン5を介することなく、フレームグラウンド8に直接接続される。第2金属板部4は、フレームグラウンド8により支持されていてもよい。
(実施の形態9)
次に、本発明の実施の形態9に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態9に係る電子機器100は、第2金属板部4にスリット11が形成されている構成において、実施の形態2に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態2に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態2に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図13に示されるように、実施の形態9に係る電子機器100の第2金属板部4には、スリット11が設けられている。スリット11は、プリント基板1と平行な方向に第2金属板部4を貫通する。具体的には、スリット11は、第1辺部1aと平行な方向に第2金属板部4を貫通する。スリット11は、第2金属板部4によって取り囲まれて形成されていてもよいし、第2金属板部4と第1金属板部3とにより取り囲まれて形成されていてもよい。図13に示されるように、プリント基板1に平行な方向におけるスリット11の幅は、プリント基板1に垂直な方向におけるスリット11の幅よりも大きくてもよい。
第1金属板部3と第2金属板部4とが一体となった金属板に覆われたプリント基板1上の集積回路10から発生する熱は、スリット11を通して放熱される。この際、集積回路10のノイズが放射される。スリット11におけるノイズの共振を抑制するため、スリット11の長さを以下のように設定することが望ましい。放射エミッションの最大周波数は、たとえば1GHzである。周波数が1GHzの電波の波長λは、300(Mm/s)/1000(MHz)=0.3(m)である。スリット11の長さが、λ/2と等しくなると、ノイズが放射されやすくなる。そのため、スリット11の長さを、0.3/2=0.15m未満とすることが望ましい。
具体的には、プリント基板1に平行な方向におけるスリット11の幅xは、たとえば0.15m未満である。プリント基板1に平行な方向におけるスリット11の幅xは、たとえば0.135m未満であってもよいし、0.12m未満であってもよい。同様に、プリント基板1に垂直な方向におけるスリット11の幅xは、たとえば0.15m未満である。プリント基板1に垂直な方向におけるスリット11の幅xは、たとえば0.135m未満であってもよいし、0.12m未満であってもよい。
実施の形態9に係る電子機器100によれば、第2金属板部4には、プリント基板1と平行な方向に貫通するスリット11が設けられている。これにより、プリント基板1上の集積回路10から発生する熱を、スリット11を通して放熱することができる。
また実施の形態9に係る電子機器100によれば、プリント基板1に平行な方向におけるスリット11の幅は、0.15m未満であり、かつプリント基板1に垂直な方向におけるスリット11の幅は、0.15m未満である。これにより、外界から輻射される電磁波ノイズの共振を抑制することができる。結果として、集積回路10に対する電磁波ノイズの影響を低減することができる。
(実施の形態10)
次に、本発明の実施の形態10に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態10に係る電子機器100は、主に第4領域4b3が延長されている構成において、実施の形態1に係る電子機器100と異なっており、その他の構成については、実施の形態1に係る電子機器100とほぼ同じである。以下、実施の形態1に係る電子機器100と異なる構成を中心に説明する。
図14に示されるように、実施の形態10に係る電子機器100においては、第4領域4b3が延長されている。これにより、外部接続用コネクタ2に接続されるケーブルからの輻射をシールドすることができる。静電気ノイズの共振を抑制する観点から、第2辺部1bと平行な方向における第1平板部4aの長さxと、第1辺部1aと平行な方向における第2平板部4bの長さxとの合計は、静電気の最大周波数の波長の半分未満と設定されることが望ましい。第1平板部4aの長さxと第2平板部4bの長さxとの合計は、たとえば0.2m未満である。第1平板部4aの長さxと第2平板部4bの長さxとの合計は、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。
(実施の形態11)
次に、本発明の実施の形態11に係る電子機器100の構成について説明する。実施の形態11に係る電子機器100は、実施の形態10に係る電子機器100に対して、実施の形態4に係る電子機器100の特徴を適用した構造を有している。
図15に示されるように、実施の形態11に係る電子機器100においては、アースパターン5は、第1辺部1aと平行な方向において、外部接続用コネクタ2の両側に設けられている。第2金属板部4は、第1平板部4aと、第2平板部4bと、第6接続部4cを有している。第6接続部4cは、第2平板部4bと連なる。第6接続部4cは、第1辺部1aに沿って、アースパターン5と接続されている。第6接続部4cは、外部接続用コネクタ2と第4辺部1dとの間にある。上述のように、静電気ノイズの共振を抑制する観点から、第2辺部1bと平行な方向における第1平板部4aの長さxと、第1辺部1aと平行な方向における第2平板部4bの長さxとの合計は、静電気の最大周波数の波長の半分未満と設定されることが望ましい。第1平板部4aの長さxと第2平板部4bの長さxとの合計は、たとえば0.2m未満である。第1平板部4aの長さxと第2平板部4bの長さxとの合計は、たとえば0.18m未満であってもよいし、0.16m未満であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリント基板、1a 第1辺部、1b 第2辺部、1c 第3辺部、1d 第4辺部、2 外部接続用コネクタ、2a 第1コネクタ部、2b 第2コネクタ部、3 第1金属板部、3a 第3接続部、3a2 第4接続部、3a3 第5接続部、3b 第3平板部、4 第2金属板部、4a 第1平板部、4a1 第1接続部、4a2 第1領域、4a3 第2接続部、4b 第2平板部、4b1 第2領域、4b2 第3領域、4b3 第4領域、4b4 第5領域、4b5 第6領域、4b6 第7領域、4c 第6接続部、5 アースパターン、6 信号用グラウンド、8 フレームグラウンド、9 金属フレーム、10 集積回路、11 スリット、100 電子機器。

Claims (13)

  1. 集積回路および外部接続用コネクタが設けられたプリント基板と、
    前記外部接続用コネクタを覆う金属フレームと、
    前記集積回路を覆い、かつ前記プリント基板の少なくとも一部に対向する第1金属板部と、
    前記金属フレームと電気的に接続され、かつ前記プリント基板に対して垂直な方向に延在する第2金属板部とを備え、
    前記第1金属板部および前記第2金属板部の双方は、フレームグラウンドと電気的に接続可能に構成されており、
    前記プリント基板には、前記集積回路と接続される信号用グラウンドが設けられており、
    前記プリント基板に対して平行な方向における前記信号用グラウンドと前記第2金属板部との距離は、前記プリント基板に対して垂直な方向における前記信号用グラウンドと前記第1金属板部との距離以上である、電子機器。
  2. 前記プリント基板には、前記第1金属板部および前記第2金属板部の双方と接するアースパターンが設けられており、
    前記アースパターンを介して前記第1金属板部および前記第2金属板部の双方は前記フレームグラウンドと電気的に接続される、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プリント基板に対して垂直な方向における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満であり、かつ前記プリント基板に対して平行な面内における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満である、請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1金属板部は、前記第2金属板部から離間している、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第2金属板部は、第1接続部と、前記第1接続部から離れた第2接続部とを含み、
    前記第1接続部および前記第2接続部の双方は、前記フレームグラウンドと電気的に接続され、
    前記第1接続部から前記第2接続部に向かう方向における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満である、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第2接続部は、前記第1接続部よりも前記外部接続用コネクタよりも近くに位置しており、
    前記第1接続部から前記外部接続用コネクタに向かう方向における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満である、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第1金属板部は、第3接続部と、前記第3接続部から離れた第4接続部とを含み、
    前記第3接続部および前記第4接続部の双方は、前記フレームグラウンドと電気的に接続され、
    前記第3接続部から前記第4接続部に向かう方向における前記第1金属板部の長さは、0.15m未満である、請求項5または請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1金属板部は、前記第2金属板部と連なっている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記プリント基板に対して垂直な方向から見て、前記第1金属板部の外形は、四角形であり、
    前記第1金属板部の対角線の長さと、前記プリント基板に垂直な方向における前記第2金属板部の長さとの合計は、0.2m未満である、請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記第2金属板部は、第1接続部と、前記第1接続部から離れた第2接続部とを含み、
    前記第1接続部および前記第2接続部の双方は、前記フレームグラウンドと電気的に接続され、
    前記第1接続部から前記第2接続部に向かう方向における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満である、請求項8または請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記第2接続部は、前記第1接続部よりも前記外部接続用コネクタよりも近くに位置しており、
    前記第1接続部から前記外部接続用コネクタに向かう方向における前記第2金属板部の長さは、0.2m未満である、請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記第2金属板部には、前記プリント基板と平行な方向に貫通するスリットが設けられている、請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記プリント基板に平行な方向における前記スリットの幅は、0.15m未満であり、かつ前記プリント基板に垂直な方向における前記スリットの幅は、0.15m未満である、請求項12に記載の電子機器。
JP2017103858A 2017-05-25 2017-05-25 電子機器 Active JP6878142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103858A JP6878142B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103858A JP6878142B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018200926A JP2018200926A (ja) 2018-12-20
JP6878142B2 true JP6878142B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=64668271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017103858A Active JP6878142B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6878142B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021028934A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 キヤノン株式会社 プリント基板

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003017879A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Toshiba Corp 放熱装置
JP5257653B2 (ja) * 2008-02-28 2013-08-07 日本精機株式会社 電子回路装置
JP2011018746A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Canon Inc 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018200926A (ja) 2018-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5704284B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP5609922B2 (ja) アンテナ装置および通信端末装置
JP4914678B2 (ja) 電子機器
TWM484822U (zh) 高密度纜線終端連接器
WO2018173263A1 (ja) 回路基板
JP6129091B2 (ja) アンテナ装置及びこれを用いた携帯電子機器
JP5686232B1 (ja) アンテナ装置および通信端末装置
JP7112301B2 (ja) 電子制御装置
JP6878142B2 (ja) 電子機器
JP2003008154A (ja) 印刷配線板、同軸ケーブル及び電子装置
WO2020217321A1 (ja) 電子機器
JP6627252B2 (ja) アンテナ装置
JP2007259412A (ja) アンテナ一体型モジュール
CN113711705B (zh) 电子控制装置
CN112423573B (zh) 一种电磁防护装置
JP4433882B2 (ja) ノイズ放射抑制メモリモジュール
JP2016165155A (ja) アンテナ装置及びこれを用いた携帯電子機器
JP5345179B2 (ja) 回路基板
JP6688719B2 (ja) 電子制御ユニット
JP6399969B2 (ja) プリント基板
JP2007235850A (ja) アンテナ一体型モジュール
EP1317170A2 (en) Shielding structure for resonant circuit
JP5956944B2 (ja) 非接触式情報処理装置
JP2004297384A (ja) 振動子搭載用基板及び発振子
JP6812402B2 (ja) 電子機器及び収納ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170616

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6878142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250