JP6877201B2 - クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、クレーンに関する。
一般に、建設現場における高所への資材運搬等に用いられるクローラクレーンは、ブームを起伏させるブーム起伏ウインチ、ブームの先端から吊下げたフックを昇降させるための主巻ウインチ、ジブの先端から吊下げた補助フックを昇降させる補巻ウインチ等を備えている。また、ブームの先端にジブが設けられたクローラクレーン(タワークレーン)には、ジブを起伏させるジブ起伏ウインチを備えている。
クローラクレーンに搭載されるこれらの巻上ウインチは、円筒状のドラムと、このドラムを回転駆動する油圧モータとを備え、油圧モータによってドラムを正転または逆転させることにより、ワイヤロープ等のロープをドラムに対して巻取り、巻出すものである。例えば主巻ウインチは、主巻ロープを主巻ドラムに対して巻取り、巻出すことにより主巻ロープの先端に設けられたフックを昇降させ、このフックを用いて荷役作業を行う。
ここで、ドラムに巻取られるロープは、通常、ドラムの軸方向に隙間なく整列した状態で多層状に巻取られる。一方、何らかの理由によりロープに緩みが生じた場合には、ロープが整列した状態で巻取られないことがある。このときロープは乱巻き状態となり、ロープの耐久性が低下する虞れがある。
これに対し、ドラムに対するロープの乱巻きを抑えるため、ロープ押え装置を備えた巻上ウインチが知られている。このロープ押え装置は、ドラムの軸方向の両端に設けられた一対のフランジ間に配置された押えローラと、この押えローラをドラムに向けて付勢するばねとを有している。そして、ドラムに巻取られるロープが、ばねに付勢された押えローラによってドラムに押付けられることにより、ロープの緩みが抑えられ、ロープを整列した状態でドラムに巻取ることができるようになっている(特許文献1参照)。
特開2010−215336号公報
ところで、クローラクレーンに搭載される巻上ウインチは、クレーン本体(車体)に搭載されるだけでなく、巻上ウインチが、クレーン本体に対して起伏可能となったブームに搭載されたクローラクレーンも知られている。
巻上ウインチがブームに搭載されたクローラクレーンにおいては、ブームが地面に対して比較的小さい角度をもって傾斜した姿勢にあるときには、ロープ押え装置は、ばねに付勢された押えローラによってロープをドラムに押付けることができ、ロープをドラムに対して整列した状態で巻取ることができる。
しかし、ブームが地面に対してほぼ垂直に起立した姿勢(タワー姿勢)にあるときには、押えローラに対してドラムから離れる方向へのモーメントが発生する。このモーメントは、ばねによって押えローラに作用する付勢力とは反対方向に作用するので、ドラムに巻取られるロープに対する押えローラの押付力が低下してしまう。この結果、ロープをドラムに対して整列した状態で巻取ることができなくなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ブームに搭載された巻上ウインチのドラムに対し、ブームの姿勢に関わらず、ロープを整列した状態で巻取ることができるようにしたクレーンを提供することにある。
本発明は、クレーン本体と、基端が前記クレーン本体に起伏可能に取付けられたブームと、前記ブームに固定されたベース、前記ベースに回転可能に設けられロープが巻回されるドラムおよび前記ドラムの軸方向両側に設けられた一対のフランジを有する巻上ウインチと、前記巻上ウインチの前記ドラムに巻回されたロープを前記ドラムに押付けるロープ押え装置とを備え、前記ロープ押え装置は、基端が支持軸を用いて前記ベースに取付けられ、先端が前記支持軸を支点として前記ドラムに接近または離間する方向に揺動する揺動アームと、前記揺動アームの先端に取付けられて前記一対のフランジ間を前記ドラムの軸方向に延び、前記ドラムに巻回されたロープに当接するロープ押え具とを含んで構成してなるクレーンに適用される。
本発明の特徴は、前記ブームの姿勢に関わらず、前記揺動アームを前記ドラムに接近する方向に押付ける付勢手段を有し、前記揺動アームの基端には、前記ブームが起立状態になるにしたがって、前記支持軸を支点として重力により前記揺動アームの先端側を前記ドラムに接近する方向に付勢するウエイト部材が設けられていることにある。
本発明によれば、揺動アームの基端に設けられたウエイト部材により、揺動アームに対して支持軸を支点とするモーメントが発生し、揺動アームの先端側をドラムに接近する方向に付勢することができる。これにより、クレーン本体に対して起伏するブームの姿勢に関わらず、揺動アームの先端に取付けられたロープ押え具によってロープをドラムに押付けることができ、ロープをドラムに整列した状態で巻取ることができる。
本発明の実施の形態に係るクローラクレーンを示す正面図である。 クローラクレーンのブームが地面に対してほぼ水平に延びた状態を示す正面図である。 クローラクレーンのブームが地面に対してほぼ垂直に起立した状態を示す正面図である。 ブームに搭載された主巻ウインチ、補巻ウインチ等を、図2中の矢示IV−IV方向から見た平面図である。 主巻ウインチ、ロープ押え装置等を図4中の矢示V−V方向から見た断面図である。 図5中のロープ押え装置を示す要部拡大の断面図である。 主巻ウインチ、ロープ押え装置を図5中の矢示VII−VII方向から見た要部拡大図である。 図7中のロープ押え装置を示す要部拡大図である。 主巻ウインチ、ロープ押え装置等を、ブームを起立させた状態で示す図5と同様位置の断面図である。
以下、本発明に係るクレーンの実施の形態について、クローラクレーンを例に挙げ、図1ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
図1において、本実施の形態によるクローラクレーン1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、上部旋回体の前側に起伏可能に取付けられた後述のブーム7とを含んで構成され、ブーム7の先端から吊下げられた後述のフック24を用いて荷役作業を行うものである。
ここで、上部旋回体3は、クローラクレーン1のクレーン本体を構成するもので、前,後方向に延びる旋回フレーム4を有している。旋回フレーム4の前側にはブーム取付部4Aが設けられ、このブーム取付部4Aには、ブーム7の基端が起伏可能に取付けられている。
また、旋回フレーム4のうちブーム取付部4Aよりも後側には、マスト取付部4Bが設けられ、このマスト取付部4Bには、後述するマスト14の基端が回動可能に取付けられている。さらに、旋回フレーム4のうちマスト取付部4Bよりも後側には、バックストップ取付部4Cが設けられ、このバックストップ取付部4Cには、後述するバックストップ13の基端が回動可能に取付けられている。
旋回フレーム4の後側には、ブーム7および吊荷との重量バランスをとるカウンタウエイト5が配設されている。また、旋回フレーム4の後側には、後述する下部スプレッダ16とブーム起伏ウインチ17とが前,後に離間して配設されている。一方、旋回フレーム4の右前側(ブーム7の右側)にはキャブ6が配置され、キャブ6によって画成された運転室内には、運転席、各種の操作装置(いずれも図示せず)が配置されている。
ブーム7は、上部旋回体3の旋回フレーム4に起伏可能に取付けられている。ここで、ブーム7は、下部ブーム8と、下部ブーム8の先端に接続された上部ブーム9とにより構成されている。
下部ブーム8の基端には基端ブラケット8Cが設けられ、この基端ブラケット8Cは、旋回フレーム4のブーム取付部4Aにピン10を介して起伏可能に取付けられている。下部ブーム8の先端側には、バックストップ支持ブラケット8Dが設けられ、このバックストップ支持ブラケット8Dには、バックストップ13の先端が取付けられている。また、下部ブーム8には、後述する主巻ウインチ19と補巻ウインチ36とが長さ方向に並んで搭載されている。
一方、上部ブーム9の先端には、シーブブラケット9C,9Dが設けられている。シーブブラケット9Cにはガイドシーブ11が回転可能に取付けられ、シーブブラケット9Dにはポイントシーブ12が回転可能に取付けられている。ガイドシーブ11およびポイントシーブ12は、後述の主巻ロープ23が巻回されるものである。
バックストップ13は、旋回フレーム4とブーム7との間に設けられている。即ち、バックストップ13の基端は、旋回フレーム4のバックストップ取付部4Cに取付けられ、バックストップ13の先端は、下部ブーム8のバックストップ支持ブラケット8Dに取付けられている。バックストップ13は、ブーム7の起伏角度に応じて伸縮し、ブーム7が地面に対してほぼ垂直に起立したときに、この起立したブーム7を背後から支えるものである。
マスト14は、旋回フレーム4に前,後方向に回動可能に設けられている。即ち、マスト14の基端は、旋回フレーム4のマスト取付部4Bに回動可能にピン結合され、マスト14の先端14Aは、旋回フレーム4に対して前,後方向に回動可能な自由端となっている。マスト14の先端14Aと上部ブーム9のペンダント取付部9Eとの間は、ペンダントロープ18Aを介して接続されている。また、マスト14の先端14Aには、複数枚のシーブを有する上部スプレッダ15が設けられている。
一方、旋回フレーム4の後側には、下部スプレッダ16とブーム起伏ウインチ17とが設けられている。下部スプレッダ16は、上部スプレッダ15の各シーブに対応する複数枚のシーブを有している。
ブーム起伏ウインチ17は、ブーム起伏ロープ18を巻取り、巻出すことにより、マスト14を介してブーム7を起伏させるものである。ブーム起伏ロープ18は、一端側がブーム起伏ウインチ17のドラムに巻回され、他端側が上部スプレッダ15の各シーブと下部スプレッダ16の各シーブとに巻回されている。
従って、ブーム起伏ウインチ17によってブーム起伏ロープ18を巻取ったときには、上部スプレッダ15が下部スプレッダ16に接近し、マスト14の先端14Aは後方(カウンタウエイト5側)に回動する。一方、ブーム起伏ウインチ17からブーム起伏ロープ18を巻出したときには、上部スプレッダ15が下部スプレッダ16から離間し、マスト14の先端14Aは前方(キャブ6側)に回動する。このように、ブーム7は、ブーム起伏ウインチ17によってブーム起伏ロープ18の巻取り、巻出しを行うことにより、ピン10を中心に図2に示す如く地面に対して比較的小さい角度をもって傾斜した姿勢と、図3に示す如く地面に対してほぼ垂直に起立した姿勢(タワー姿勢)との間で起伏することができる。
次に、本実施の形態に用いられる主巻ウインチ19、およびロープ押え装置25について説明する。
主巻ウインチ19は、後述する補巻ウインチ36と並んで下部ブーム8に搭載されている。この主巻ウインチ19は、後述する主巻ロープ23を巻取り、巻出す巻上ウインチを構成している。図2ないし図4に示すように、主巻ウインチ19は、後述するベース20と、主巻ドラム21と、油圧モータ22とを含んで構成されている。
ベース20は、下部ブーム8を構成する複数の主材8A間を連結する梁材8Bに溶接等の手段を用いて固定されている。図4および図5に示すように、ベース20は、左,右方向で間隔をもって対面しつつ下部ブーム8の長さ方向に延びる板体からなる左ベース板20A,右ベース板20Bと、広幅な角筒体からなり左,右のベース板20A,20B間を連結する広幅連結部材20Cと、広幅連結部材20Cよりも狭幅なみぞ形鋼等を用いて形成され左,右のベース板20A,20B間を連結する狭幅連結部材20Dとにより、略四角形の枠状に形成されている。左,右のベース板20A,20Bの長さ方向の中央部は、下部ブーム8の外側に向けて山形状に突出したドラム支持部20Eとなり、このドラム支持部20Eには、主巻ドラム21が支持されている。また、狭幅連結部材21Dの左,右方向の中央部には、厚肉な板状のねじ座20Fが設けられ、このねじ座20Fには、後述するロープ押え装置25が取付けられている(図6参照)。
主巻ドラム21は、ベース20を構成する左,右のベース板20A,20Bに回転可能に設けられている。図7に示すように、主巻ドラム21は、軸中心が左,右のベース板20A,20B間を左,右方向に延びる円筒状の巻胴21Aと、この巻胴21Aよりも大径な円板状をなし巻胴21Aの軸方向両側に設けられた左,右のフランジ21Bとを含んで構成されている。主巻ドラム21は、ベース20を構成する左,右のベース板20A,20Bのドラム支持部20Eに軸受等を介して回転可能に支持され、主巻ロープ23を巻取り、巻出すものである。
油圧モータ22は、ベース20を構成する左ベース板20Aのうち主巻ドラム21とは反対側の面に設けられている。油圧モータ22は、例えば上部旋回体3に搭載された油圧ポンプ(図示せず)から供給される圧油によって回転する。油圧モータ22の回転は主巻ドラム21内に設けられた減速機構によって減速され、主巻ドラム21は大きなトルクをもって回転することができる。そして、例えば油圧モータ22によって主巻ドラム21を正方向に回転させることにより、巻胴21Aの外周面に主巻ロープ23を巻取ることができ、主巻ドラム21を逆方向に回転させることにより、巻胴21Aから主巻ロープ23を巻出すことができる。
主巻ロープ23は、主巻ウインチ19の主巻ドラム21に巻回されている。主巻ロープ23の一端側は、主巻ドラム21の巻胴21Aに巻回され、主巻ロープ23の他端側は、上部ブーム9の先端側に設けられたガイドシーブ11およびポイントシーブ12に巻回された後、吊荷用のフック24に取付けられている。従って、主巻ウインチ19によって主巻ロープ23の巻取り、巻出しを行うことにより、フック24を昇降させることができる。そして、主巻ロープ23を主巻ドラム21に巻取るときには、後述するロープ押え装置25によって主巻ロープ23が主巻ドラム21の軸方向に隙間なく整列した状態で多層状に巻取られるようになっている。
ロープ押え装置25は、主巻ウインチ19のベース20を構成する狭幅連結部材20Dに取付けられている。このロープ押え装置25は、主巻ウインチ19の主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23を巻胴21Aに押付けることにより、主巻ドラム21に対する主巻ロープ23の乱巻きを防止するものである。図5ないし図9に示すように、ロープ押え装置25は、後述する取付板26と、支持軸27と、揺動アーム28と、押えローラ29と、ウエイト部材31とを含んで構成されている。
取付板26は、狭幅連結部材20Dの中央部に配置されたねじ座20Fに取付けられている。取付板26は、左,右方向に延びる長方形の板体からなる下板26Aと、下板26A上に立設され左,右方向で間隔をもって対面する左縦板26B,右縦板26Cとを有している。図5および図6に示すように、左縦板26Bの先端は、主巻ドラム21から離れる方向に突出し、その突出端には後述するアームストッパ35を取付けるためのストッパ取付板26Dが設けられている。また、左縦板26Bと右縦板26Cとの間には、後述するねじりばね30の他端30Bを掛止めするためのばね受板26E,26Fが設けられている。そして、取付板26の下板26Aは、狭幅連結部材21Dのねじ座21Fにボルト26Gを用いて取付けられている。
支持軸27は、取付板26の左縦板26Bと右縦板26Cとの間に左,右方向に延びて設けられている。支持軸27は、例えば中軸な丸棒材により形成された単一の軸体からなり、左縦板26Bと右縦板26Cとに形成された軸挿通孔(図示せず)に挿通され、これら左,右の縦板26B,26Cに対して廻止めされると共に軸方向に抜止めされた状態で支持されている。この支持軸27は、揺動アーム28を揺動可能に支持すると共に、ねじりばね30を支持するものである。
揺動アーム28は、支持軸27を用いて主巻ウインチ19のベース20に取付けられ、支持軸27を支点として揺動可能となっている。揺動アーム28は、支持軸27と直交する方向に延びる板体からなり左,右方向で間隔をもって対面する左アーム板28A,右アーム板28Bと、断面L字形の板体からなり左,右のアーム板28A,28B間を連結する複数(例えば3本)の連結部材28Cとを含んで構成されている。左,右のアーム板28A,28Bの長さ方向の中間部には屈曲部28Dがそれぞれ設けられ、揺動アーム28は、屈曲部28Dを境界部として左,右のアーム板28A,28Bの間隔が広い広幅部28Eと、左,右のアーム板28A,28Bの間隔が狭い狭幅部28Fとを有している。
ここで、揺動アーム28の狭幅部28Fには、後述のウエイト部材31を構成する延長アーム部32が一体形成されている。即ち、左,右のアーム板28A,28Bのうち、支持軸27と押えローラ29との間を連結する範囲は、揺動アーム28を構成している。一方、支持軸27と後述する錘本体33との間を連結する範囲は、ウエイト部材31の延長アーム部32を構成している。
揺動アーム28の狭幅部28Fの基端28Gには、支持軸27がそれぞれ挿通され、揺動アーム28は支持軸27によって揺動可能に支持されている。従って、揺動アーム28の広幅部28Eの先端28Hは、支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近または離間する方向に揺動する自由端となっている。そして、揺動アーム28の広幅部28Eの先端28Hには、押えローラ29が取付けられている。
押えローラ29は、揺動アーム28の広幅部28Eの先端28Hに取付けられている。押えローラ29は、主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23に当接するロープ押え具を構成している。ここで、押えローラ29は、左,右のアーム板28A,28B間を左,右方向に貫通して設けられたローラ軸29A(図6参照)と、このローラ軸29Aに軸受等(図示せず)を介して回転可能に取付けられた円筒状のローラ本体29Bとを含んで構成されている。
押えローラ29のローラ本体29Bは、主巻ドラム21の左,右のフランジ21B間に配置され、巻胴21Aのほぼ全長に亘って主巻ドラム21の軸方向に延びている。ローラ本体29Bは、主巻ドラム21の巻胴21Aに巻回される主巻ロープ23に当接することにより、この主巻ロープ23が巻胴21Aの軸方向に隙間なく整列した状態で巻取られるようにするものである。また、主巻ドラム21に巻取られる主巻ロープ23が、各フランジ21Bの近傍での乱巻き状態となるのを抑えるため、ローラ本体29Bの左,右方向の両端29Cは、ほぼ円錐台状の先細り形状に形成されている。
左,右のねじりばね30は、支持軸27に支持された状態で左,右のアーム板28A,28Bの近傍にそれぞれ1個ずつ(合計2個)設けられている。左,右のねじりばね30は、それぞれねじりコイルばねにより構成され、そのコイル部分は支持軸27の外周側に挿通されている。左側(左アーム板28A側)のねじりばね30は、一端30Aが揺動アーム28の連結部材28Cに掛止めされ、他端30Bが取付板26のばね受板26Eに掛止めされている。また、右側(右アーム板28B側)のねじりばね30は、一端30Aが揺動アーム28の連結部材28Cに掛止めされ、他端30Bが取付板26のばね受板26Fに掛止めされている。
左,右のねじりばね30は、ロープ押え装置25の揺動アーム28を、支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近する方向に付勢し、主巻ロープ23に対する弾性的な押付け力を押えローラ29に付与する。これにより、押えローラ29は、主巻ロープ23を主巻ドラム21の巻胴21Aに向けて押付け、主巻ドラム21に対する主巻ロープ23の乱巻きを防止する。即ち、主巻ロープ23を主巻ドラム21の巻胴21Aに巻取るときには、ロープ押え装置25の押えローラ29は、左,右のねじりばね30のばね力によって主巻ロープ23を主巻ドラム21(巻胴21A)に押付けながら、ローラ軸29Aを中心として回転する。これにより、主巻ロープ23は、主巻ドラム21の巻胴21Aに隙間なく整列状態で多層状に巻取られる。
次に、本実施の形態に用いられるウエイト部材31について説明する。
ウエイト部材31は、ロープ押え装置25を構成する揺動アーム28の基端28Gに一体に設けられている。このウエイト部材31は、支持軸27を支点として、重力により揺動アーム28の先端28Hを主巻ドラム21に接近する方向に付勢するものである。ここで、ウエイト部材31は、後述する延長アーム部32と、錘本体33とを含んで構成されている。
延長アーム部32は、揺動アーム28の基端28Gに一体形成され、揺動アーム28と共に支持軸27を支点として揺動可能となっている。延長アーム部32は、揺動アーム28の左アーム板28Aに連結され支持軸27を挟んで押えローラ29から離れる方向へと延びる左延長アーム板32Aと、揺動アーム28の右アーム板28Bに連結され支持軸27を挟んで押えローラ29から離れる方向へと延びる右延長アーム板32Bと、断面L字形の板体からなり左,右の延長アーム板32A,32B間を連結する複数(例えば2本)の連結部材32Cとを含んで構成されている。
左延長アーム板32Aの長さ方向の中間部には、ベース20を構成する狭幅連結部材20Dとの干渉を避けるための山形状の屈曲部32A1が設けられている。また、左延長アーム板32Aの先端には円板状の錘取付部32A2が設けられ、この錘取付部32A2には、板厚方向に貫通する複数(例えば4個)のボルト挿通孔(図示せず)が穿設されている。これと同様に、右延長アーム板32Bの長さ方向の中間部には山形状の屈曲部32B1が設けられ、右延長アーム板32Bの先端には、複数のボルト挿通孔(図示せず)が穿設された円板状の錘取付部32B2が設けられている。
錘本体33は、延長アーム部32の先端に設けられた重量部を構成している。この錘本体33は、左,右の延長アーム板32A,32Bの間隔に対応する軸方向寸法を有した円柱状の重量物によって形成されている。錘本体33の軸方向の両端面には、それぞれ複数(例えば4個)の雌ねじ穴(図示せず)が形成され、左,右の延長アーム板32A,32Bの錘取付部32A2,32B2に挿通されたボルト34が、錘本体33の各雌ねじ穴に螺着されている。これにより、左,右の延長アーム板32A,32Bの錘取付部32A2,32B2に錘本体33が着脱可能に取付けられている。
このように、本実施の形態によるロープ押え装置25は、揺動アーム28の基端28Gに延長アーム部32が一体形成され、支持軸27を挟んで押えローラ29から離れる方向に延びる延長アーム部32の先端には、錘本体33が取付けられている。これにより、例えば図3および図9に示す如くブーム7が起立した状態において、押えローラ29が設けられた揺動アーム28の先端28Hに対し、延長アーム部32と錘本体33からなるウエイト部材31に作用する重力により、支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近する方向(図9中の矢示A方向)へのモーメントが発生する。
この結果、ブーム7が起立した状態においても、ウエイト部材31等に作用する重力により、支持軸27を支点として押えローラ29を主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23に押付けることができ、主巻ロープ23の乱巻きを抑えることができる構成となっている。この場合、揺動アーム28に発生するモーメントの大きさは、延長アーム部32の長さ、錘本体33の重量に応じて設定することができるので、主巻ロープ23に対する押えローラ29の押付力を適宜に調整することができる。
ここで、ロープ押え装置25の取付板26を構成するストッパ取付板26Dには、アームストッパ35が取付けられている。このアームストッパ35は、ストッパ取付板26Dに形成された雌ねじ孔(図示せず)に螺入されるボルトによって構成され、その先端は左延長アーム板32Aに当接している。このアームストッパ35は、ロックナット35Aによってストッパ取付板26Dに固定されている。従って、ストッパ取付板26Dから左延長アーム板32Aに向けて突出するアームストッパ35の突出長さを調整することにより、揺動アーム28の先端28Hに設けられた押えローラ29が、主巻ドラム21の巻胴21Aに最も接近したときの両者の間隔を適宜に設定することができる。
補巻ウインチ36は、ピン10と主巻ウインチ19との間に位置して下部ブーム8に搭載されている。図4に示すように、補巻ウインチ36は、主巻ウインチ19とほぼ同様に、下部ブーム8を構成する複数の梁材8Bに固定され前,後方向に延びるベース37と、ベース37に回動可能に取付けられ左,右方向に延びる円筒状の補巻ドラム38と、補巻ドラム38を回転駆動する油圧モータ39とを含んで構成されている。補巻ドラム38の軸方向両側には円板状のフランジ38Aが設けられ、補巻ドラム38の外周側には補助フック(図示せず)を吊下げるための補巻ロープ40が巻回されている。
ここで、ベース37は、左,右のベース板37A,37Bと、これら左,右のベース板37A,37B間を連結する広幅連結部材37Cおよび狭幅連結部材37Dとにより、ほぼ四角形の枠状に形成されている。ベース37の狭幅連結部材37Dには、補巻ロープ40を補巻ドラム38に押付けることにより補巻ロープ40の乱巻きを抑えるロープ押え装置41が設けられている。
本実施の形態によるクローラクレーン1は、上述の如き構成を有するもので、次にクローラクレーン1の動作について説明する。
クローラクレーン1を用いて荷役作業を行う場合には、ブーム起伏ウインチ17によってブーム起伏ロープ18を巻取ることにより、例えば図1に示す如く、旋回フレーム4に対し、ピン10を中心としてブーム7を上方に立上げる。
この状態で、主巻ウインチ19の油圧モータ22によって主巻ドラム21を回転させる。これにより、主巻ロープ23が主巻ドラム21の巻胴21Aに対して巻取り、巻出され、フック24を昇降させることができ、フック24に吊下げた資材等の吊荷を地上と高所との間で運搬することができる。
ここで、主巻ロープ23を主巻ドラム21の巻胴21Aに巻取るときには、例えば油圧モータ22によって主巻ドラム21を正方向に回転させる。これにより、巻胴21Aの外周面に主巻ロープ23を巻取ることができる。このとき、ロープ押え装置25の揺動アーム28の先端28Hは、ねじりばね30のばね力により支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近する方向に付勢されている。これにより、揺動アーム28の先端28Hに設けられた押えローラ29は、主巻ドラム21の巻胴21Aに巻取られる主巻ロープ23に当接し、ローラ軸29Aを中心として回転しつつ主巻ロープ23を巻胴21Aの外周面に適度な力で押しつける。この結果、主巻ロープ23は、乱巻き状態になることなく、巻胴21Aの外周面に隙間なく整列した状態で多層状に巻取られる。
ところで、例えば図3および図9に示すように、ブーム7を地面に対してほぼ垂直となるように起立させた場合には、揺動アーム28の先端28Hに設けられた押えローラ29等の重量により、揺動アーム28に対し支持軸27を中心として図9中の矢示B方向(押えローラ29が主巻ドラム21から離れる方向)へのモーメントが発生する。これに対し、本実施の形態では、揺動アーム28の基端28Gに延長アーム部32が一体形成され、支持軸27を挟んで押えローラ29から離れる方向に延びる延長アーム部32の先端には、錘本体33が取付けられている。
これにより、ブーム7が地面に対してほぼ垂直となるように起立した状態において、押えローラ29が設けられた揺動アーム28の先端28Hに対し、延長アーム部32と錘本体33からなるウエイト部材31に作用する重力により、支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近する方向(図9中の矢示A方向)へのモーメントが発生する。従って、ブーム7が起立した状態で主巻ドラム21に主巻ロープ23を巻取る場合でも、ウエイト部材31等に作用する重力によってねじりばね30を助勢することができ、押えローラ29を適度な力で主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23に押付けることができる。
この結果、旋回フレーム4に対して起伏するブーム7の姿勢に関わらず、揺動アーム28の先端28Hに取付けられた押えローラ29によって、主巻ロープ23を主巻ドラム21の巻胴21Aに押付けることができるので、主巻ロープ23を、巻胴21Aの外周面に隙間なく整列した状態で多層状に巻取ることができる。
かくして、本実施の形態によるクローラクレーン1は、ブーム7の下部ブーム8に固定されたベース20と、主巻ロープ23が巻回される主巻ドラム21を有する主巻ウインチ19と、主巻ウインチ19の主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23を主巻ドラム21に押付けるロープ押え装置25とを備え、ロープ押え装置25は、基端28Gが支持軸27を用いてベース20に取付けられ、先端28Hが支持軸27を支点として主巻ドラム21に接近または離間する方向に揺動する揺動アーム28と、揺動アーム28の先端28Hに取付けられ主巻ドラム21に巻回された主巻ロープ23に当接する押えローラ29とを含んで構成され、揺動アーム28の基端28Gには、支持軸27を支点として、重力により揺動アーム28の先端28Hを主巻ドラム21に接近する方向に付勢するウエイト部材31が設けられている。
このため、ウエイト部材31に作用する重力により、揺動アーム28に対して支持軸27を支点とするモーメントが発生し、揺動アーム28の先端28Hを主巻ドラム21に接近する方向に付勢することができる。これにより、旋回フレーム4に対して起伏するブーム7の姿勢に関わらず、揺動アーム28の先端28Hに取付けられた押えローラ29によって、主巻ロープ23を主巻ドラム21の巻胴21Aに押付けることができ、主巻ロープ23を主巻ドラム21に整列した状態で巻取ることができる。
この場合、ウエイト部材31は、揺動アーム28と一体に設けられ支持軸27に回動可能に支持されている。これにより、ウエイト部材31は、支持軸27を支点として揺動アーム28と一体に揺動するので、ウエイト部材31に作用する重力を利用して、揺動アーム28の先端28Hに取付けられた押えローラ29を主巻ロープ23に当接させ、この主巻ロープ23を適度な力で主巻ドラム21に押付けることができる。
しかも、ウエイト部材31は、支持軸27を挟んで押えローラ29から離れる方向に延びる延長アーム部32と、延長アーム部32の先端に設けられた錘本体33とにより構成されている。これにより、錘本体33に作用する重力によって揺動アーム28に発生するモーメントの大きさを、延長アーム部32の長さに応じて設定することができ、主巻ロープ23に対する押えローラ29の押付力を適宜に調整することができる。
なお、実施の形態では、主巻ドラム21に対して主巻ロープ23を押付けるロープ押え装置25に対し、ウエイト部材31を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば補巻ドラム38に対して補巻ロープ40を押付けるロープ押え装置41に、ウエイト部材を設ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、ウエイト部材31の延長アーム部32を構成する左,右の延長アーム板32A,32Bを、ロープ押え装置25の揺動アーム28を構成する左,右のアーム板28A,28Bの基端28Gに、それぞれ一体形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば延長アーム部を構成する左,右の延長アーム板を、揺動アームを構成する左,右のアーム板とは別部材として形成し、ボルト等を用いて左,右のアーム板の基端に着脱可能に取付ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、ロープ押え装置25の揺動アーム28を主巻ドラム21に接近する方向に付勢するばねとしてねじりばね30を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば圧縮ばね、引張ばねを用いてもよい。また、実施の形態では、ねじりばね30は、支持軸27の左,右両側に1個ずつ配置した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば支持軸27の左側または右側に1個だけ配置してもよく、支持軸27の中央と左側とに1個ずつ、支持軸27の中央と右側とに1個ずつ配置してもよく、さらに、3個以上のばねを配置してもよい。
また、実施の形態では、ウエイト部材31の錘本体33を円柱状に形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば四角柱等の角柱状に形成してもよい。また、実施の形態では、ウエイト部材31の錘本体33が、延長アーム板32A,32Bにボルト34を用いて着脱可能に取付けられている場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば溶接によって錘本体33を延長アーム板32A,32Bに固定する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、ブーム7(下部ブーム8)に主巻ウインチ19等の巻上ウインチが搭載され、フック24が取付けられた主巻ロープ23がブーム7(上部ブーム9)の先端から吊下げられるクローラクレーン1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばブームの先端にジブが起伏可能に取付けられ、ブームに巻上ウインチが搭載されたタワークレーン等の他のクレーンにも適用することができる。
1 クローラクレーン
3 上部旋回体
7 ブーム
19 主巻ウインチ(巻上ウインチ)
20,37 ベース
21 主巻ドラム
21B,38A フランジ
25,41 ロープ押え装置
27 支持軸
28 揺動アーム
28G 基端
28H 先端
29 押えローラ(ロープ押え具)
31 ウエイト部材
32 延長アーム部
33 錘本体
36 補巻ウインチ(巻上ウインチ)

Claims (3)

  1. クレーン本体と、
    基端が前記クレーン本体に起伏可能に取付けられたブームと、
    前記ブームに固定されたベース、前記ベースに回転可能に設けられロープが巻回されるドラムおよび前記ドラムの軸方向両側に設けられた一対のフランジを有する巻上ウインチと、
    前記巻上ウインチの前記ドラムに巻回されたロープを前記ドラムに押付けるロープ押え装置とを備え、
    前記ロープ押え装置は、
    基端が支持軸を用いて前記ベースに取付けられ、先端が前記支持軸を支点として前記ドラムに接近または離間する方向に揺動する揺動アームと、
    前記揺動アームの先端に取付けられて前記一対のフランジ間を前記ドラムの軸方向に延び、前記ドラムに巻回されたロープに当接するロープ押え具とを含んで構成してなるクレーンにおいて、
    前記ブームの姿勢に関わらず、前記揺動アームを前記ドラムに接近する方向に押付ける付勢手段を有し、
    前記揺動アームの基端には、前記ブームが起立状態になるにしたがって、前記支持軸を支点として重力により前記揺動アームの先端側を前記ドラムに接近する方向に付勢するウエイト部材が設けられていることを特徴とするクレーン。
  2. 前記揺動アームの前記ドラムに接近する方向への回動を規制するストッパを有することを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記ウエイト部材は、前記支持軸を挟んで前記ロープ押え具から離れる方向に延びる延長アーム部と、前記延長アーム部の先端に設けられた重量部とにより構成され
    前記重量部は、前記支持軸を挟んで前記揺動アームと反対の位置で前記揺動アーム側からみて前記支持軸と重なる位置に配置することを特徴とする請求項1または2に記載のクレーン。
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