JP6876333B2 - 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法 - Google Patents

流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6876333B2
JP6876333B2 JP2018136708A JP2018136708A JP6876333B2 JP 6876333 B2 JP6876333 B2 JP 6876333B2 JP 2018136708 A JP2018136708 A JP 2018136708A JP 2018136708 A JP2018136708 A JP 2018136708A JP 6876333 B2 JP6876333 B2 JP 6876333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
perishables
delivery
collection
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018136708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020013454A (ja
Inventor
百合子 加藤
百合子 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
VEGIBUS INC.
Original Assignee
VEGIBUS INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by VEGIBUS INC. filed Critical VEGIBUS INC.
Priority to JP2018136708A priority Critical patent/JP6876333B2/ja
Publication of JP2020013454A publication Critical patent/JP2020013454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6876333B2 publication Critical patent/JP6876333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法に関する。
複数の事業者間で共同の物流拠点を管理または所有し、当該共同拠点から物品を顧客のもとへ配送することにより、複数事業者と顧客との間における物流を効率化させる方法が知られている。例えば、特許文献1には、複数物流業者間のネットワークを構成し、業者毎の自社関連物流情報の集中管理と、移動中の車両を含めた物流の管理を行うことが可能な物流共同管理システムに関する技術が開示されている。
特開2001−34668号公報
しかしながら、特許文献1の物流管理システムでは、物流の管理を効率化できるものの、実際の物流段階では、複数の車両を用いて各々の製品(被配送品)を配送する必要が生じることから、流通コストが高くなり、また、流通スピードを十分に高めることが難しい。特に、野菜などの生鮮品の流通を考慮する場合、野菜自体の価格と比較して配送コストが割高になってしまったり、配送に時間がかかることによって野菜の鮮度が落ちてしまったりするおそれがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための流通システムであって、
前記流通システムは、前記受領者が操作する受領者端末、前記出荷者が操作する出荷者端末、前記配送車両の乗務員が操作する乗務員端末、並びに前記受領者端末、前記出荷者端末、及び前記乗務員端末のそれぞれとネットワークを介して接続された情報処理装置を含み、
前記情報処理装置は、
前記受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、
前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、
前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、
前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、
前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、
備え、
前記情報処理装置は、前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の前記出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する終了通知送信部を備える、ことを特徴とする流通システムである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することが可能となる。
生鮮品流通システム1による生鮮品流通の概念図である。 生鮮品流通システム1の全体構成の一例を示す図である。 情報処理装置10の機能上の構成を示すブロック図である。 出荷者情報のデータ構造の一例を示す図である。 受領者情報のデータ構造の一例を示す図である。 車両管理情報のデータ構造の一例を示す図である。 出荷者端末20の機能上の構成を示すブロック図である。 生鮮品流通システム1によって生鮮品の取引を行う際のフロー図である。 出品情報のデータ構造の一例を示す図である。 注文情報のデータ構造の一例を示す図である。 管理情報のデータ構造の一例を示す図である。 管理情報のうち配送状況のステータスの種類と、当該ステータスが通知される端末との関係を表す図である。 出荷者管理画面60の一例を表す図である。 受領者管理画面70の一例を表す図である。 乗務員端末管理画面80の一例を表す図である。 第2実施形態における情報処理装置10の機能上の構成を示すブロック図である。 出荷者管理画面60にコード情報が表示された状態の一例を示す図である。 印刷された二次元コードラベル90の一例を表す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための流通システムであって、前記流通システムは、前記受領者が操作する受領者端末、前記出荷者が操作する出荷者端末、前記配送車両の乗務員が操作する乗務員端末、並びに前記受領者端末、前記出荷者端末、及び前記乗務員端末のそれぞれとネットワークを介して接続された情報処理装置を含み、前記情報処理装置は、前記受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、を備えることを特徴とする流通システム。
このような流通システムによれば、所定の路線を定時運行する配送車両を利用して生鮮品を配送することにより流通コストの変動を生じ難くすることができる。また、配送車両が集荷停留所及び配荷停留所に到着する時刻が正確に規定されているため、迅速な配送が可能となる。これにより、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することができる。
かかる流通システムであって、前記情報処理装置は、前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の前記出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する終了通知送信部を備える、こととしても良い。
このような流通システムによれば、第2の停留所に関連付けられた端末に終了通知が送信され、それ以外の端末には終了通知が送信されないため、生鮮品の注文に関わる出荷者と受領者との間でより安全に取引を行うことができる。
かかる流通システムであって、前記第2の停留所は、前記第1の停留所の1つ後に位置する、こととしても良い。
このような流通システムによれば、配送車両が前の停留所(第1の停留所)にて集荷作業を完了した時点で、次の停留所(第2の停留所)に関連付けられた端末に対して、「前の停留所を出発しました」等のメッセージを送ることができる。したがって、出荷者及び受領者に対して、生鮮品の配送タイミングをより正確かつ迅速に連絡することができる。
かかる流通システムであって、前記情報処理装置は、前記第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通を予め定められた時刻までに受信しなかった場合、前記第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の前記出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記配送車両の到着が遅れることを示す遅延情報を送信する遅延情報送信部を備える、こととしても良い。
このような流通システムによれば、集荷通知や配送通知が予定時刻までに届かなかったとしても、出荷者及び受領者は安心して取引を続行することができる。
かかる流通システムであって、前記情報処理装置は、前記出荷者端末に対し、前記注文情報と関連付けられ、且つ少なくとも前記受領者、前記出荷者、前記集荷停留所、及び前記配荷停留所の4つの情報を含むコード情報を送信するコード情報送信部を備え、前記コード情報送信部は、前記集荷完了登録処理部が前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新した後は、前記前記出荷者端末に対する前記コード情報の送信を停止する、こととしても良い。
このような流通システムによれば、集荷完了以降は出荷者端末にコード情報が表示されなくなるため、出荷前の他の荷物(生鮮品)と間違えてコード情報が取り扱われること等が抑制される。したがって、流通の遅延や誤配送をより低減しやすくすることができる。
かかる流通システムであって、前記流通システムは、前記集荷停留所に設置され、前記出荷者端末から前記コード情報を受信したことに基づいて、前記コード情報を含むラベルを印刷する印刷用端末を含み、前記情報処理装置の前記集荷完了登録処理部は、前記乗務員端末が前記ラベルに記載された前記コード情報を読み取ったことを条件として、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する、こととしても良い。
このような流通システムによれば、コード情報(ラベル)を用いて集荷時のチェックが行われることにより、乗務員端末の誤操作やチェック漏れが生じることが抑制され、より正確な流通を行うことができる。また、集荷・配荷予定の荷物が全部そろっているのか否かを把握しやすくなる。
かかる流通システムであって、前記情報処理装置の前記受領確認登録処理部は、前記受領者端末が前記ラベルに記載された前記コード情報を読み取ったことを条件として、前記生鮮品の配送状態を受領確認状態に更新する、こととしても良い。
このような流通システムによれば、コード情報(ラベル)を用いて受領時のチェックが行われることにより、誤った荷物が受領されてしまうことや、生鮮品が未受領状態のまま長期間放置されてしまうこと等を抑制しやすくなる。したがって、よりスムーズな生鮮品の流通を行うことができる。
かかる流通システムであって、前記生鮮品は、特定の形状及び大きさを有する配送容器に収容された状態で、前記配送車両によって配送される、こととしても良い。
このような流通システムによれば、生鮮品取引において、特定の形状・大きさを有する同一規格の配送容器を用いて生鮮品の配送を行うことで、該配送容器を生鮮品配送車両へ積載する際に、積載可能な数量を管理しやすく、また、多数の配送容器を効率よく積載することができる。
かかる流通システムであって、前記出荷者が前記生鮮品を出荷する際に登録される出品情報には、1つの前記配送容器に収容可能な前記生鮮品の数量に関する情報が含まれている、こととしても良い。
このような流通システムによれば、生鮮品の出品時において、1つの配送容器に収容可能な生鮮品の収容量を出品情報として登録しておくことにより、生鮮品を注文する際に配送される配送容器の個数が明確になる。したがって、受領者は配送容器の個数を考慮しながら生鮮品の購入単位を決定することができる。
かかる流通システムであって、前記管理情報には、前記受領者が注文した前記生鮮品の数量と、前記生鮮品を収容する前記配送容器の個数と、に関する情報が含まれている、こととしても良い。
このような流通システムによれば、生鮮品を注文した時点で、生鮮品を収容する配送容器の個数を確定させることができる。これにより、注文した生鮮品の価格と配送料との合計の金額が明瞭となり、受領者は安心して取引を行うことができる。
また、生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる流通プログラムであって、受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理と、前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理と、前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理と、前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理と、前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理と、を情報処理装置に実行させる、ことを特徴とする流通プログラムが明らかとなる。
このような流通プログラムによれば、所定の路線を定時運行する配送車両を利用して生鮮品を配送することにより流通コストの変動を生じ難くすることができる。また、配送車両が集荷停留所及び配荷停留所に到着する時刻が正確に規定されているため、迅速な配送が可能となる。これにより、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することができる。
また、生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる情報処理装置であって、受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、を備えることを特徴とする情報処理装置が明らかとなる。
このような情報処理装置によれば、所定の路線を定時運行する配送車両を利用して生鮮品を配送することにより流通コストの変動を生じ難くすることができる。また、配送車両が集荷停留所及び配荷停留所に到着する時刻が正確に規定されているため、迅速な配送が可能となる。これにより、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することができる。
また、生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための情報処理方法であって、受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成し、前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新し、前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新し、前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新し、前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する、ことを特徴とする情報処理方法が明らかとなる。
このような情報処理方法によれば、所定の路線を定時運行する配送車両を利用して生鮮品を配送することにより流通コストの変動を生じ難くすることができる。また、配送車両が集荷停留所及び配荷停留所に到着する時刻が正確に規定されているため、迅速な配送が可能となる。これにより、低コストかつ迅速な生鮮品の流通を実現することができる。
===第1実施形態===
本発明の実施形態に係る生鮮品流通システムとして、生鮮品(例えば、青果物や畜産品等)を販売する者(例えば、農家や畜産業者等)と、当該生鮮品を購入する者(例えば、一般消費者やレストラン等の事業者)との間で、生鮮品配送車両を利用して生鮮品を流通させる生鮮品流通システム1について説明する。以下、生鮮品を販売する者を「出荷者」とも呼び、生鮮品を購入する者を「受領者」とも呼ぶ。
<生鮮品流通システム1による生鮮品流通の概要>
図1は、生鮮品流通システム1による生鮮品流通の概念図である。生鮮品流通システム1では、生鮮品を配送する配送車両140(以下、単に「車両140」とも呼ぶ)が、複数の停留所を有する路線を定時運行しつつ、それらの停留所間で生鮮品の配送を行う。すなわち、所定の停留所にて生鮮品を車両140に積み込み(集荷)、所定の停留所にて当該生鮮品を降ろす(配荷)ことにより、路線上で生鮮品の配送を行う。図1では、A〜Gの7つの停留所を有する環状の路線(配送網)を、車両140が所定の時刻表(運行ダイヤ)に基づいて運行する例について示されている。但し、路線は必ずしも環状である必要は無く、他の形状であっても良い。例えば、直線状の路線を車両140が往復運行するような形態であっても良い。
また、路線の周囲には、あらかじめ登録された複数の出荷者(図1では、甲〜戊)が点在しており、各々の出荷者は、所望の停留所から生鮮品を出荷することが可能である。例えば図1において、出荷者甲は、最も近い位置にある停留所Aから生鮮品を出荷することにより、出荷にかかる負担を低減することができる。以下、生鮮品を出荷する際に、当該生鮮品を車両140に載せる停留所を「集荷停留所」とも呼ぶ。なお、基本的に1出荷者が利用する停留所は1つであるが、図1のように1出荷者が複数の停留所を利用できるようにしても良い。例えば、出荷者甲は停留所A以外の他の停留所を利用して生鮮品の出荷を行っても良い。また、出荷者乙のように停留所Aと停留所Bとの中間に位置している場合には、集荷停留所として、停留所A及び停留所Bを選択的に利用することができるようにしても良い。
同様に、路線の周囲には、あらかじめ登録された複数の受領者(図1では、イ〜ホ)が点在しており、各々の受領者は、車両140によって配送された生鮮品を所望の停留所にて受領することが可能である。例えば図1において、受領者ホは、最も近い位置にある停留所Gにて生鮮品を受領することができる。以下、生鮮品を受領する際に、当該生鮮品を車両140から降ろす停留所のことを「配荷停留所」とも呼ぶ。
このように、所定の路線を定時運行する車両140を利用して、集荷停留所から配荷停留所へ生鮮品の配送を行うことにより、生鮮品の流通コストを抑制することができる。また、生鮮品が集荷・配荷される時間が明確となり、生鮮品を迅速に流通させることが可能となる。
<生鮮品流通システム1の構成>
図2は、本実施形態に係る生鮮品流通システム1の全体構成の一例を示す図である。生鮮品流通システム1は、ネットワーク2(例えば、インターネット等)を介して生鮮品取引(流通)に関する各種サービスを出荷者及び受領者に提供するものであり、情報処理装置10と、1以上の出荷者端末20と、1以上の受領者端末30と、車両140の乗務員等が操作する乗務員端末40とによって構成される。また、後述するコード情報を含むラベルを印刷するための印刷用端末50が、ネットワーク2を介して接続されていても良い。
<<情報処理装置10の構成>>
図3は、情報処理装置10の機能上の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、システム管理者等が各種サービスを運営・管理する際に利用するサーバー装置(例えば、ワークステーションやパーソナルコンピューター等)である。情報処理装置10は、出荷者端末20や受領者端末30等から各種のコマンドを受信すると、当該端末上で動作可能なプログラム・各種データや、当該端末の規格に合わせたマークアップ言語(HTML等)で作成されたWebページ(出品画面や注文画面等)を送信する。情報処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、通信部15と、を有する。
制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うと共に、情報処理装置10全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納された生鮮品流通プログラムを実行することによって実現される。本実施形態における制御部11は、少なくとも、流通処理部111、車両運行管理部112、及び、画面データ生成部113を備える。
流通処理部111は、生鮮品流通プログラムに従って生鮮品流通を円滑に行うための各種処理を実行する機能を有している。本実施形態の流通処理部111は、受け付け処理部111A,管理情報生成処理部111B,管理情報更新処理部111C,及び通知処理部111Dを少なくとも備えている。
受け付け処理部111Aは、出荷者や受領者からの各種登録の要求を受け付ける処理を行う。本実施形態においては、出荷者からの生鮮品の出品に関する出品情報(後述の図9参照)の登録や、出品された生鮮品に対する受領者からの注文に関する注文情報(後述の図10参照)の登録等を受け付ける。
管理情報生成処理部111Bは、生鮮品流通を管理するための管理情報(後述の図11参照)を生成する処理を行う。本実施形態においては、受け付け処理部111Aによって受け付けられた出品情報及び注文情報に基づいて、管理情報を生成する。
管理情報更新処理部111Cは、生鮮品流通の過程において、管理情報中の配送状況に変更が生じた場合に、該管理情報を更新して登録する処理を行う。「配送状況」とは、被配送物である生鮮品の流通過程における状況を表したステータスであり、例えば、配送の段階に応じて出荷待ち,集荷待ち,配送中,配荷済み,取引終了,等の各ステータスが設定される。本実施形態の管理情報更新処理部111Cには、上述のような各ステータスが更新されたことを登録する出荷完了登録処理部111C1,集荷完了登録処理部111C2,配荷完了登録処理部111C3,受領確認登録処理部111C4が含まれている。各種登録処理部111C1〜111C4の具体的な動作については後で説明する。
通知処理部111Dは、出荷者端末20や受領者端末30等に各種情報を通知する処理を行う。本実施形態では、生鮮品の流通過程において管理情報が更新された場合に、出荷者や受領者等に最新の配送状況を通知する処理が行われる。また、通知処理部111Dには、後述する終了通知を送信する終了通知送信部111D1及び、遅延通知を送信する遅延通知送信部111D2が含まれている。
車両運行管理部112は、車両140を定時運行させるための管理を行う。本実施形態では、後述する車両管理情報(図6参照)に基づいて、車両140の運行ダイヤと、各停留所における荷物(被配送物である生鮮品)の集荷及び配荷が管理される。
画面データ生成部113は、生鮮品の出品に関する画面や、生鮮品を注文するための画面等を、出荷者端末20や受領者端末30等の各端末に表示させるための画面データを生成する処理を行う。
記憶部12は、生鮮品流通プログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、制御部11による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、例えば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。本実施形態における記憶部12は、出荷者情報や受領者情報等の各種データや、流通処理部111によって生成・更新される管理情報等を記憶する。
入力部13は、システム管理者等が各種データ(例えば、車両140の路線や運行ダイヤの変更等)を入力するためのものであり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。
表示部14は、制御部11からの指令に基づいてシステム管理者用の操作画面を表示するためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
通信部15は、ネットワーク2を介して端末20,30,40,50との間で各種情報の送受信を行うための送受信部として機能するものであり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現されるものである。
図4は、出荷者情報のデータ構造の一例を示す図である。出荷者情報は、生鮮品流通システム1上で生鮮品を出品する出荷者について登録されるデータであり、生鮮品の取引を開始する前にあらかじめ登録しておくこととしても良い。出荷者情報には、出荷者のIDに対応付けて、少なくとも、登録名称、基礎情報、集荷停留所、出品情報が設定されている。登録名称は、出荷者が登録した名称で、出荷者の氏名や法人名等が含まれていても良い。基礎情報は、出荷者の住所や電話番号、メールアドレス等の連絡先や、出荷者の写真等、出荷者に関する基礎的な情報である。集荷停留所は、出荷者が利用する集荷停留所をあらかじめ登録しておくものであり、出荷者が実際に生鮮品の出品を行う際には、この登録された停留所がデフォルトの集荷停留所として選択される。出品情報は、生鮮品流通システム1上で出荷者が生鮮品の出品を行った際に生成される情報である。出品情報については後で説明する。
図5は、受領者情報のデータ構造の一例を示す図である。受領者情報は、生鮮品流通システム1上で生鮮品を注文する受領者について登録されるデータであり、生鮮品の取引を開始する前にあらかじめ登録しておくこととしても良い。なお、生鮮品の取引を行う度に、受領者が受領者情を登録しなおすようにしても良い。受領者情報には、受領者のIDに対応付けて、少なくとも、登録名称、基礎情報、受領停留所、注文情報が設定されている。登録名称は、受領者が登録した名称で、受領者の氏名や法人名等が含まれていても良い。基礎情報は、受領者の住所や電話番号、メールアドレス等の連絡先についての情報である。受領停留所は、受領者が利用する配荷停留所をあらかじめ登録しておくものであり、受領者が実際に生鮮品の注文を行う際には、この登録された停留所がデフォルトの配荷停留所として選択される。注文情報は、生鮮品流通システム1上で受領者が生鮮品の注文を行った際に生成される情報である。注文情報については後で説明する。
図6は、車両管理情報のデータ構造の一例を示す図である。車両管理情報は、車両140の運行、及び生鮮品の配送を管理するためのデータである。車両管理情報には、停留所毎に、停車時刻と、集荷情報と、配荷情報と、運行状況とが設定されている。停車時刻は、その停留所に停車する予定時刻であり、車両140の運行ダイヤを規定する情報である。集荷情報は、その停留所で集荷(積み込む)するべき生鮮品についての情報であり、後述する管理情報(図11参照)に基づいて設定される。配荷情報は、その停留所で配荷(荷降ろし)するべき生鮮品についての情報であり、後述する管理情報(図11参照)に基づいて設定される。車両140の乗務員は、この車両管理情報を確認することによって、どの停留所でどの荷物(生鮮品)を積み込み(集荷)、どの停留所でどの荷物(生鮮品)を降ろせば(配荷)良いのかを認識することができる。また、運行状況は、車両140の現在の位置情報に基づいて随時更新されるデータであり、車両140が定刻通り運行されているか否かを表す。例えば、どの停留所を通過したか、どの停留所に向かって移動しているか、運行ダイヤに遅れが生じていないか等のデータが表示される。
<<その他の端末の構成>>
図7は、出荷者端末20の機能上の構成を示すブロック図である。出荷者端末20は、出荷者が所持し利用することができる情報処理装置(例えば、タブレット端末、携帯電話端末、スマートフォン等)である。出荷者端末20は、Webブラウザ機能を有しているため、情報処理装置10から送信されたWebページを画面表示することができる。出荷者端末20は、出荷者端末20全体の制御を行う端末制御部21と、各種データ・プログラムを記憶する端末記憶部22と、出荷者が操作入力を行うための端末入力部23と、各種表示画面を表示する端末表示部24と、情報処理装置10との間で情報通信を行う端末通信部25を有している。
また、受領者端末30は、出荷者端末20と略同様の構成を有する情報処理装置であり、端末制御部31と、端末記憶部32と、端末入力部33と、端末表示部34と、端末通信部35とを有している。乗務員端末40は、出荷者端末20と略同様の構成を有する情報処理装置であり、端末制御部41と、端末記憶部42と、端末入力部43と、端末表示部44と、端末通信部45とを有している。受領者端末30及び乗務員端末40についての詳細な説明は省略する。
<生鮮品流通システム1の具体的動作について>
図8は、生鮮品流通システム1によって生鮮品の取引を行う際のフロー図である。同図8のフロー図においては、すでに出荷者情報及び受領者情報が登録され(図4,図5参照)、記憶部12に記憶されているものとする。
生鮮品流通システム1による生鮮品取引では、先ず、出荷者による生鮮品の出品登録が行われ、制御部11の受け付け処理部111Aは、当該出品の登録を受け付ける出品登録受け付け処理を行う(S101)。出品の登録は、出荷者が操作する出荷者端末20を介して行われ、例えば出荷者情報の一項目として設定される出品情報として(図4参照)、記憶部12に記憶される。
図9は、出品情報のデータ構造の一例を示す図である。出品情報には、出品IDに対応付けて、少なくとも、出荷者(出品者)、出品する生鮮品の品目、販売単位、単位価格、収容量、配送可能日、集荷停留所、備考が設定されている。このうち、収容量は、車両140で生鮮品を配送する際に用いられる配送容器(例えば、小型コンテナや段ボール箱)に収容可能な生鮮品の数量を表している。本実施形態では、ほぼすべての生鮮品取引において、特定の形状・大きさ(容量)を有する同一規格の配送容器を用いて生鮮品の配送を行うことで、該配送容器を車両140へ積載する際に、積載可能な数量を管理しやすく、また、多数の配送容器を効率よく積載することが可能となる。そして、出品時に収容量を登録しておくことで、配送される容器の個数が明確となる。例えば、図9の出品ID:S00001においては、トマトの販売単位が500gであり、収容量が20kg(20000g)であることから、1回の注文でトマトが40セット(単位)以内であれば、1個の配送容器に収容して配送することが可能である。したがって、受領者は送料の増加について心配すること無く生鮮品を注文することができる。
配送可能日は、その生鮮品を配送することが可能な日程を表している。本実施形態の取引対象は野菜等の生鮮品であるため、収穫してから配送可能(消費可能)な日時が限られている場合があり、出品時点で配送可能な日程を提示しておくこととしても良い。集荷停留所は、上述したように、その生鮮品を出荷する予定の停留所を表している。また、備考には、出品した生鮮品の特徴や栽培方法(無農薬、有機栽培等)に関する説明や、出荷者による生鮮品の紹介コメント、今後の収穫予定等が必要に応じて登録される。この他に、出品する生鮮品の写真等が登録されても良い。
出品情報の登録が受け付けられると、画面データ生成部113は当該出品情報に基づいて出品表示画面(不図示)のデータを生成する。そして、情報処理装置10は、受領者からの要求に応じて、または、お勧め情報や新着情報として当該出品表示画面のデータを受領者端末30に送信し、端末表示部34に出品表示画面を表示させる。
次いで、出品表示画面を見た受領者が、出品情報に応じて生鮮品の注文を行うと、制御部11の受け付け処理部111Aは、当該注文の登録を受け付ける注文登録受け付け処理を行う(S102)。注文の登録は、受領者が操作する受領者端末30を介して行われ、例えば受領者情報の一項目として設定される注文情報として(図5参照)、記憶部12に記憶される。
図10は、注文情報のデータ構造の一例を示す図である。注文情報には、注文IDに対応付けて、少なくとも、受領者(注文者)、当該注文に係る出品ID、注文数量、価格、配送容器数、送料、配送予定日、配荷停留所、注文日時が設定されている。このうち、配送容器数は、その注文において配送に用いられる配送容器の数量を表し、制御部11によって自動的に算出される。例えば、注文ID:P0000Xでは、出品ID:S00001に係るトマトが1500g注文されているが、当該トマトの収容量は20kgであるため(図9参照)1個の配送容器で配送可能となる。一方、注文ID:P0000Yにおいては、複数の生鮮品(出品ID:S00002及びS00003)が同時に注文されているが、各々の注文数量の合計が、配送容器1個分の収容量を超える場合には、その注文数量に応じた配送容器の個数(図10では2個)が算出される。
送料は、配送容器1個当たりの配送料金を表す。本実施形態では、配送容器1個当たりの送料が定額で定められているため、配送コストの上昇を抑制することができる。さらに、上述のように受領者が注文を行う段階で配送容器の個数が確定するため、送料を含めた支払合計金額が明瞭となり、受領者は安心して取引を行うことができる。
配送予定日は、生鮮品が車両140によって配送される予定の日程を表し、出品情報の配送可能日に基づいて受領者が指定することができる。配荷停留所は、注文した生鮮品が配送される停留所を表している。受領者は、この配荷停留所にて生鮮品を受け取ることができる。受け付け日時は、注文の登録が受け付けられた日時を表している。本実施形態では、定時運行する車両140を利用しているため、配送日時のずれが生じ難い。また、受領者は、車両140の運行ダイヤを考慮して注文を行うことにより、注文当日に生鮮品を受け取ることも可能である。例えば、注文ID:P0000Xにおいて、配送当日の6/7に注文が行われた場合であっても、車両140が集荷停留所Aを出発する時刻よりも所定の時間だけ早く注文登録を完了していれば、同日中に集荷停留所Aから配荷停留所Eに生鮮品が配送され、注文した生鮮品を6/7中に受領することも可能である。このようにして、生鮮品の迅速な流通を実現することができる。
次いで、制御部11の管理情報生成処理部111Bは、登録された注文情報及び出品情報に基づいて、管理情報を生成する管理情報生成処理を行う(S103)。図11は、管理情報のデータ構造の一例を示す図である。管理情報には、管理IDに対応付けて、配送日、集荷停留所、配荷停留所、配送容器数、配送状況、及び、注文内容が設定されている。このうち、配送状況は、注文された生鮮品の流通過程における状況を表し、本実施形態では上述した5つのステータス(出荷待ち,集荷待ち,配送中,配荷済み,取引終了)が設定されている。但し、これ以外のステータスが設定されていても良い。注文内容は、当該注文の内容に関する基本的な情報であり、管理情報に基づいて、例えば、出荷者名、受領者名、及び、注文した生鮮品の数量、価格等に関する情報が設定される。
なお、配送状況を表す各ステータスは以下のように定義される。「出荷待ち」は、生鮮品の注文登録が受け付けられ、出荷者が生鮮品を出荷する前の段階を表すステータスである。すなわち、「出荷待ち」は注文登録が完了した状態を表している。「集荷待ち」は、出荷者によって生鮮品が集荷停留所に出荷され、車両140によって集荷される前の段階を表すステータスである。すなわち、「集荷待ち」は、出荷が完了した状態を表している。「配送中」は、集荷停留所にて集荷された生鮮品が車両140によって配送されている段階を表すステータスである。すなわち、「配送中」は、集荷が完了した状態を表している。「配荷済み」は、生鮮品が、車両140によって配荷停留所に届けられ、受領者によって受領される前の段階を表すステータスである。すなわち、「配荷済み」は、生鮮品が受領待ちの状態であることを表している。「取引終了」は、受領者によって生鮮品が受領され、取引が完了した段階を表すステータスである。S103で管理情報が生成された直後の段階においては、配送状況が「出荷待ち」の状態となっている。
次いで、制御部11は、生成された管理情報の少なくとも一部(例えば配送状況のステータス等)を、出荷者端末20及び受領者端末30に表示させる管理情報表示処理を行う(S104)。具体的に、画面データ生成部113は、出荷者に対して管理情報を通知する出荷者管理画面60のデータを生成し、当該データが出荷者端末20に送信され、端末表示部24に表示される。同様に、画面データ生成部113は、受領者に対して管理情報を通知する受領者管理画面70のデータを生成し、当該データが受領者端末30に送信され、端末表示部34に表示される。
図12は、管理情報のうち配送状況のステータスの種類と、当該ステータスが通知される端末との関係を表す図である。本実施形態では、図12に示される5つのステータスのうち、まず、「出荷待ち」のステータスが出荷者端末20及び受領者端末30に通知される。その後、流通段階で各ステータスが更新される度(配送状況が進展する度)、所定の端末に更新されたステータスが通知される。具体的に、出荷者端末20には、「出荷待ち」、「集荷待ち」、「配送中」、「取引終了」の各ステータスが通知される。また、受領者端末30には、「出荷待ち」、「配送中」、「配荷済み」の各ステータスが通知される。
図13は、出荷者管理画面60の一例を表す図である。出荷者管理画面60には、注文に係る生鮮品の配送状況が表示される配送状況表示部61と、出荷者に対するメッセージが表示されるメッセージ表示部62と、注文に係る情報の詳細が表示される注文情報表示部63と、登録ボタン表示部64とが示されている。配送状況表示部61には、図12で説明した配送状況を表す複数のステータスが表示され、出荷者は、現在のステータスを一見して把握できるようになっている。例えば、図13では、出荷待ち、集荷待ち、配送中、取引終了の各ステータスのうち、管理情報に基づいて、現在のステータスである「出荷待ち」が黒丸で表示されている。そして、後述するように管理情報が更新されて配送状況が変更されるのに応じて、黒丸の表示位置が変動する。メッセージ表示部62には、配送状況に応じて出荷者に対するメッセージが表示される。例えば、図13のように配送状況が「出荷待ち」である場合、生鮮品を出荷するべき場所(停留所A)と出荷登録の期限(8:30)とを指示する情報が表示される。注文情報表示部63には、注文内容や、配送日等の情報が表示される。出荷者はこの出荷者管理画面60の確認することにより、生鮮品の取引をスムーズに行うことができる。登録ボタン表示部64には、出荷者が所定の登録作業を行う際に押す(画面をタップする)ボタンが表示される。例えば、配送状況のステータスが「出荷待ち」である場合には、出荷完了の登録ボタンが表示され、出荷者が生鮮品の出荷の登録を行う際には、出荷者が当該ボタンを押すことにより、出荷の登録を行うことができる。
図14は、受領者管理画面70の一例を表す図である。受領者管理画面70の基本的な構成は、出荷者管理画面60と略同様である。すなわち、受領者管理画面70には、注文に係る生鮮品の配送状況が表示される配送状況表示部71と、受領者に対するメッセージが表示されるメッセージ表示部72と、注文に係る情報の詳細が表示される注文情報表示部73と、登録ボタン表示部74とが示されている。配送状況表示部71には、図12で説明した配送状況を表す複数のステータスが表示され、受領者は、現在のステータスを一見して把握できるようになっている。図14では、出荷待ち、配送中、配荷済みの各ステータスのうち、管理情報に基づいて、現在のステータスである「出荷待ち」が黒丸で表示されている。なお、受領者管理画面70の配送状況表示部71では、受領者にとって必要な情報を選択的に表示するために、出荷者管理画面60の配送状況表示部61とは表示項目が異なっているが、両者は基本的に同等の機能を有しており、同じ表示であっても良い。メッセージ表示部72には、配送状況に応じて受領者に対するメッセージが表示される。例えば、図14のように配送状況が「出荷待ち」である場合、指定した配荷停留所に生鮮品が到着する予定の日時等が表示される。注文情報表示部73には、注文内容や、配送日等の情報が表示される。登録ボタン表示部74には、受領者が所定の登録作業を行う際に押す(画面をタップする)ボタンが表示される。例えば、配送状況のステータスが「配荷済み」の状態になると、登録ボタン表示部74に受領ボタンが表示される(図12においては破線で表示されている)。詳細については後述するが、出荷者が生鮮品を受領した際に、当該ボタンを押すことにより、受領の登録を行うことができる。
次いで、図8に戻って、注文された生鮮品が出荷者によって所定の集荷停留所から出荷されると、出荷が完了したことを登録する出荷完了登録処理が行われる(S105)。本実施形態では、車両140によって生鮮品の配送が行われるため、出荷者は、車両140に載せるための所定の集荷停留所まで生鮮品を持って行き、出荷者端末20から出荷完了の登録を行う。具体的には、出荷者が出荷者端末20に表示された出荷者管理画面60(図13参照)を操作して、出荷完了の登録ボタンを押すと、出荷完了を表す出荷通知がネットワーク2を介して情報処理装置10へ送信され、制御部11の受け付け処理部111Aによって受け付けられる。情報処理装置10が出荷通知を受け付けると、出荷完了登録処理部111C1が、管理情報のうち配送状況のステータスを「出荷待ち」から「集荷待ち(出荷完了)」へ更新して登録する。出荷完了の登録がなされると、その結果が出荷者端末20へ通知される。そして、更新された管理情報に応じて、画面データ生成部113が、出荷者管理画面60のデータを更新して、配送状況表示部61やメッセージ表示部62の表示を変更し、出荷者端末20の端末表示部24に更新後の出荷者管理画面60が表示される。これにより、出荷者は、生鮮品が出荷されたことを確認することができる。
また、管理情報が更新されたのに応じて、車両運行管理部112が車両管理情報を更新すると共に、画面データ生成部113が車両140の乗務員(乗務員端末40)に対して車両管理情報を通知する乗務員端末管理画面80のデータを生成する。そして、これらのデータが乗務員端末40に送信され、端末表示部44に表示される。更新された車両管理情報を確認することにより、車両140の運転手や配送補助員等の乗務員は、車両140が集荷停留所に到着する前に、どの荷物(生鮮品)を集荷すればよいのかを認識することができる。
図15は、乗務員端末管理画面80の一例を表す図である。乗務員端末管理画面80には、停留所表示部81と、配荷・集荷状況表示部82と、登録ボタン表示部83とが示されている。停留所表示部81には、車両140が次に向かう停留所が示されている。配荷・集荷状況表示部82には、停留所表示部81に表示された停留所(図15では停留所A)において集荷するべき荷物(生鮮品)及び配荷するべき荷物に関する情報が選択的に表示される。例えば、集荷情報(配荷情報)に基づいて、当該注文に係るIDや、集荷停留所(配荷停留所)の情報等が表示される。また、配荷・集荷状況表示部82には、図15のように注文毎にチェックボックスが表示され、その停留所において注文に係る荷物を集荷(配荷)完了したことをチェックできるようになっている。登録ボタン表示部83には、車両140の乗務員が集荷(若しくは配荷)の登録作業を行う際に押す(画面をタップする)ボタンが表示される。なお、図15では、配荷・集荷状況表示部82及び登録ボタン表示部83に、集荷登録に関する情報が表示されているが、配荷登録に関する情報(図15では不図示)も同様に表示される。
ところで、各停留所には、出荷者が出荷完了の登録を行った後、生鮮品が車両140に積み込まれるまでの間、当該配送容器を安全に保管しておくことが可能な設備(例えば倉庫)が設けられていることとしても良い。さらに、当該保管設備には、空調や防犯設備が完備されていることがより望ましい。このような保管設備に保管することで、生鮮品の鮮度が悪化したり、生鮮品が盗難されたりすることを効果的に抑制することができる。また、車両140が集荷停留所に到着するまで、出荷者自身が荷物を監視しながら停留所で待機している等の必要が無いため、生鮮品取引の利便性が高まる。
次いで、集荷停留所に出荷された生鮮品が車両140によって集荷されると、集荷が完了したことを登録する集荷完了登録処理が行われる(S106)。集荷停留所にて出荷登録され、保管設備に保管された荷物(生鮮品)は、車両140が当該集荷停留所に到着した際に、車両140に積み込まれる(集荷)。車両140への荷物(生鮮品)の積み込み作業は、基本的に車両140の乗務員によって行われるが、出荷者が自ら積み込み作業を行うのであっても良い。
このとき、図15で説明したような乗務員端末管理画面80が表示された乗務員端末40を乗務員が操作することによって集荷完了の登録が行われる。具体的には、車両管理情報のうちの集荷情報に表示されている管理IDに応じて(図6参照)、集荷対象の荷物(生鮮品)が車両140に積み込まれ、配荷・集荷状況表示部82に表示されたチェックボックスがチェックされる。そして、その集荷停留所において集荷するべきすべての荷物(生鮮品)の積み込みが確認された後(すなわち、全てのチェックボックスがチェックされた後)、車両140の乗務員は、登録ボタン表示部83に表示された集荷完了ボタンを押す(タップする)。すると、集荷完了を表す集荷通知がネットワーク2を介して情報処理装置10へ送信され、制御部11の受け付け処理部111Aによって受け付けられる。情報処理装置10が集荷通知を受け付けると、集荷完了登録処理部111C2が、管理情報のうち配送状況のステータスを「集荷待ち」から「配送中(集荷完了)」へ更新して登録する。そして、集荷完了の登録の登録結果が、その注文に関連する出荷者端末20及び受領者端末30へ通知される。
次いで、車両140に積み込まれた荷物(生鮮品)が所定の配荷停留所に配荷されると、配荷が完了したことを登録する配荷完了登録処理が行われる(S107)。具体的には、車両管理情報のうちの配荷情報に表示されている管理IDに応じて(図6参照)、配荷対象の荷物(生鮮品)が車両140から降ろされ、配荷・集荷状況表示部82に表示されたチェックボックスがチェックされる。そして、その配荷停留所において配荷するべき全ての荷物(生鮮品)の荷卸しが確認された後(すなわち、全てのチェックボックスがチェックされた後)、車両140の乗務員は、登録ボタン表示部83に表示された配荷完了ボタン(図15では不図示)を押す(タップする)。すると、配荷完了を表す配荷通知がネットワーク2を介して情報処理装置10へ送信され、制御部11の受け付け処理部111Aによって受け付けられる。情報処理装置10が配荷通知を受け付けると、配荷完了登録処理部111C3が、管理情報のうち配送状況のステータスを「配送中」から「配荷済み(受領待ち)」へ更新して登録する。配荷完了の登録がなされると、その結果が受領者端末30へ通知され、受領者は、生鮮品が配荷停留所に到着し、配送が完了したことを確認することができる。
また、車両140は車両管理情報に基づいて、所定の路線を定時運行しているため、荷物(生鮮品)は、車両140の運行ダイヤに定められている時刻に配荷停留所に配荷される。車両140による配送中、車両運行管理部112は、車両140が各々の停留所に停車して通過する度に車両管理情報中の運行状況のデータを更新する(図6参照)。すなわち、車両140が、現在どの停留所を通過して、どの停留所に向かって移動しているか等のデータが逐次更新される。運行状況は、例えば、車両140(若しくは乗務員端末40)にGPSシステムや加速度センサーを搭載し、車両140の位置情報や加速度情報に関するデータを取得して、当該位置情報等と現在時刻との関係を比較することにより、現時点において、車両140が運行ダイヤ通りに運行されているか否かを判断することができる。
このように、車両140の運行状況を管理することにより、受領者や出荷者に最新の配送スケジュールを知らせることができる。例えば、車両140が配荷停留所の所定数前の停留所(例えば一つ前の停留所)を通過した時点で、受領者に車両140の運行状況を通知し、受領者管理画面70の配送状況表示部71にその旨を表示させる処理が行われるようにしても良い。すなわち、配荷停留所が停留所Eである場合、車両運行管理部112は、車両140が一つ前の停留所Dを通過した時点で、その情報を受領者端末30に送信し、配送状況表示部71に「あと〜分で停留所Eに到着予定です」等のメッセージを表示させる。これにより、受領者は、注文した生鮮品が配送されるタイミングを迅速かつ正確に知ることができる。
また、車両140の運行ダイヤに遅れが生じた場合にも、受領者に車両140の運行状況を通知し、受領者管理画面70の配送状況表示部71にその旨を表示させる処理が行われるようにしても良い。すなわち、車両140が或る停留所に到着(通過)した時点で、予定の運行ダイヤよりも所定時間(例えば15分)以上遅れが発生していた場合、車両運行管理部112は、その情報を受領者端末30に送信し、メッセージ表示部72に「15分程度の遅れが生じています」等のメッセージを表示させる。これにより、受領者は、注文した生鮮品が配送されるタイミングをより正確に認識することができる。
次いで、受領者によって配荷停留所にて荷物(生鮮品)が受領されると、当該荷物が受領されたことを登録する受領確認登録処理が行われる(S108)。受領者は、配荷通知を受け取った後、配荷停留所に行って荷物(生鮮品)を受け取り、受領者端末30を介して受領の登録を行う。具体的には、受領者管理画面70において、配送状況表示部71の配送状況のステータスが「配荷済み」に更新され、かつ、登録ボタン表示部74に受領ボタン(図14参照)が表示された状態で、受領者は、配荷停留所にて注文に係る荷物を受領した後、受領ボタンを押す(タップする)。すると、受領者によって荷物(生鮮品)が受領されたことを表す受領通知がネットワーク2を介して情報処理装置10へ送信され、制御部11の受け付け処理部111Aによって受け付けられる。情報処理装置10が受領通知を受け付けると、受領確認登録処理部111C4が、管理情報のうち配送状況のステータスを「配荷済み」から「取引終了(受領)」へ更新して登録する。受領確認の登録がなされると、その結果が出荷者端末20へ通知され、出荷者は、取引対象の生鮮品が受領者によって受領され、無事に取引が終了したことを確認することができる。
このように、本実施形態の生鮮品流通システム1では、所定の路線を定時運行する車両140を利用して生鮮品を配送することにより流通コストの変動が生じ難く、配送容器1個当たりの配送費用を低く抑えることができる。また、車両140が集荷停留所及び配荷停留所に到着する時刻が正確に規定されているため、迅速な配送が可能となる。特に、注文したその日に受領することも可能であるため、鮮度が重要な生鮮品を流通させるのに好適である。
また、生鮮品流通システム1では、出荷者と受領者との間でコミュニケーションをとることができる。例えば、注文した生鮮品を受領した受領者は、受領者端末30を介して制御部11へ当該生鮮品に対する感想や要望等の受領者コメントを送信し、制御部11はその受領者コメントを出荷者端末20に送信し、端末表示部24に表示させる。出荷者は、出品した生鮮品に関するフィードバックを得ることができるため、次回以降の出品時のサービス改善やモチベーションアップへとつながる。これにより、生鮮品流通システム1を用いた生鮮品の流通(取引)をより活発なものにすることができる。
逆に、出荷者から受領者に、生鮮品の収穫予定に関するニュースやお勧め情報等の出荷者コメントを送信することもできる。例えば、出荷者は、出荷者端末20を介して制御部11へ出荷者コメントを送信し、制御部11はその出荷者コメントを受領者の受領者端末30に送信し、端末表示部34に表示させる。受領者は、生鮮品を購入したことがある出荷者から、お勧め情報等を得ることで、次回以降、どのタイミングでどのような生鮮品を購入するのかを検討する際の参考にすることができる。これにより、生鮮品流通システム1を用いた生鮮品の流通(取引)をより活発なものにすることができる。
<変形例>
集荷完了登録処理(S106)及び配荷完了登録処理(S107)において、出荷者端末20及び受領者端末30への集荷通知及び配荷通知の方法は、以下のようにしても良い。
或る停留所(集荷停留所若しくは配荷停留所であって「第1の停留所」とする)での作業状況に応じて第1の停留所よりも後の停留所(集荷停留所若しくは配荷停留所であって「第2の停留所」とする)に関連付けられた端末に通知を送るようにしても良い。例えば、第1の停留場において、集荷完了登録及び配荷完了登録が行われた段階で、通知処理部111Dの終了通知送信部111D1は、当該第1の停留場に関連付けられた集荷通知及び配荷通知に基づいて、第2の停留所に関連付けられた出荷者(出荷者端末20)及び受領者(受領者端末30)に対して、各々の作業が終了したことを示す終了通知を送信する。第2の停留所に関連付けられた端末にのみ終了通知が送信され、それ以外の端末には終了通知が送信されないため、生鮮品の注文に関わる出荷者と受領者との間でより安全に取引を行うことができる。
このとき、第1の停留所と第2の停留所とが隣同士であっても良い。つまり、車両140の路線において第2の停留所は第1の停留所の1つ後ろにある停留所であっても良い。このようにすれば、例えば、車両140が前の停留所(第1の停留所)にて集荷作業(若しくは配荷作業)を完了した時点で、次の停留所(第2の停留所)に関連付けられた端末に対して、「前の停留所を出発しました」等のメッセージを送ることができる。したがって、出荷者及び受領者に対して、生鮮品の配送タイミングをより正確かつ迅速に連絡することができる。
また、情報処理装置10が、第1の停留所に関連付けられた集荷通知及び配荷通知を予め定められた時刻までに受信しなかった場合に、通知処理部111Dの遅延通知送信部111D2は、第2の停留所に関連付けられた出荷者(出荷者端末20)及び受領者(受領者端末30)に対して、車両140の到着が遅れることを示す遅延通知を送信するようにしても良い。このようにすれば、集荷通知や配送通知が予定時刻までに届かなかったとしても、出荷者及び受領者は安心して取引を続行することができる。
===第2実施形態===
第2実施形態では、注文情報に関連付けられたコード情報を生成し、S106〜S108の処理において該コード情報を利用することにより、生鮮品の流通をより迅速かつ円滑に行えるようにする。なお、第2実施形態における生鮮品取引の流れは、第1実施形態で説明したフロー(図8参照)と基本的に同様である。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図16は、第2実施形態における情報処理装置10の機能上の構成を示すブロック図である。第2実施形態の情報処理装置10は、流通処理部111としてコード情報送信部111Eを備えている。その他の構成は、第1実施形態の情報処理装置10と同様である。コード情報送信部111Eは、受け付け処理部111Aによって受け付けられた注文情報に基づいて、少なくともその注文に関連付けられた受領者、出荷者、集荷停留所、及び配荷停留所に関する情報を含むコード情報を生成し、出荷者端末20に送信する機能を有している。本実施形態におけるコード情報は、例えばQRコード(登録商標)のような二次元コードによって表される。
第2実施形態において、出荷者が生鮮品を集荷停留所に出荷して、出荷登録が完了すると(図8のS105)、コード情報が発行可能な状態となる。具体的には、コード情報送信部111Eが、出荷登録の完了をトリガーとしてコード情報を生成し、出荷者端末20に送信する。送信されたコード情報は、出荷者管理画面60上に二次元コードとして表示される。図17は、出荷者管理画面60にコード情報が表示された状態の一例を示す図である。同図17の出荷者管理画面60は、コード情報表示部65を有し、該コード情報表示部65に二次元コード66が表示されている。二次元コード66は、二次元コードリーダー機能を有する読み取り機(例えば、スマホ・携帯電話のカメラやスキャナー等)で読み取り可能なように表示される。なお、コード情報表示部65が表示される位置(出荷者管理画面60上における配置)は図17の例には限られない。
出荷者管理画面60に表示された二次元コード66は、印刷用端末50によって印刷され、二次元コードラベル90(以下、単に「ラベル90」とも呼ぶ)が発行される。印刷用端末50は、少なくとも二次元コード66を読み取る読み取り機としての機能と、ラベルを印刷する印刷機としての機能を有する端末であり、各停留所に設置されている。出荷者は、出荷者端末20に表示された二次元コード66(図17参照)を所定の集荷停留所にて印刷用端末50に読み取らせ、ラベル90を印刷することができる。なお、印刷用端末50は、必ずしも停留所毎に設置されている必要は無い。例えば、各々の出荷者が印刷用端末50を所有し、出荷者の事務所等でラベル90を印刷できるようにしても良いし、生鮮品流通システム1の管理者が印刷用端末50を所有し、該管理者が出荷者に対してラベル90を発行(印刷)するようにしても良い。
図18は、印刷された二次元コードラベル90(ラベル90)の一例を表す図である。ラベル90には、上述したコード情報に含まれる受領者、出荷者、集荷停留所、及び配荷停留所に関する情報、及び、二次元コード66等が印刷されている。このようなラベル90を生鮮品の配送容器に添付(貼付)することにより、以降の流通過程において、荷物(生鮮品)の配送状況をコード情報(すなわち、二次元コード66が印刷されたラベル90)によって正確かつ安全に管理することが可能となる。
出荷が完了し、ラベル90が添付された荷物(生鮮品)は、車両140によって集荷され集荷登録が行われるが(図8のS106)、第2実施形態では、コード情報を用いて集荷の管理を行うことができる。具体的に、集荷停留所にて車両140への荷物(生鮮品)の積み込み作業が行われる際に、車両140の乗務員等は、乗務員端末40を用いて荷物(生鮮品)に添付されているラベル90に記載されたコード情報を読み取る。すると、乗務員端末管理画面80(図15参照)に表示されている集荷対象の荷物(生鮮品)のチェックボックスが自動的にチェックされる。このとき、人為的にチェックボックスがチェックされた場合との違いを分かりやすくするために、チェックボックスが反転表示(例えばチェックボックス全体が緑色で表示)されるようにしても良い。そして、その集荷停留所で集荷すべき全ての荷物のコード情報(ラベル90)が読み取られると、乗務員端末管理画面80上の全てのチェックボックスがチェックされる。その後、図15で説明した集荷完了ボタンが押されると、集荷通知が情報処理装置10へ送信され、集荷完了登録処理部111C2が、管理情報のうち配送状況のステータスを「集荷待ち」から「配送中(集荷完了)」へ更新して登録する。
つまり、第2実施形態において、集荷完了登録処理部111C2は、乗務員端末40によってラベル90に記載されたコード情報が読み取られたことを条件として、生鮮品の配送状態を「集荷待ち(出荷完了)」から「配送中(集荷完了)」へ更新する。このようにコード情報(ラベル90)を用いて集荷時のチェックが自動的に行われるようにすることで、乗務員端末40の誤操作やチェック漏れが減少し、より正確な流通を行うことができる。また、集荷・配荷予定の荷物(生鮮品)が全部そろっているのか否かを把握しやすくなる。
また、集荷完了登録処理部111C2は、生鮮品の配送状態が「配送中(集荷完了)」に更新された後は、出荷者端末20に対するコード情報の送信を停止すようにしても良い。このようにすれば、集荷完了以降は出荷者端末にコード情報(二次元コード66等)が表示されなくなるため、ラベル90が不要に再発行されてしまったり、出荷前の他の荷物(生鮮品)と間違えてコード情報が取り扱われたりすることが抑制される。したがって、流通の遅延や誤配送をより低減しやすくすることができる。
同様に、配荷停留所にて配荷登録を行う際にも(図8のS107)、コード情報(ラベル90)を用いることができる。例えば、配荷完了登録処理部111C3は、車両140から荷物(生鮮品)が降ろされる際に、乗務員端末40によってラベル90に記載されたコード情報が読み取られたことを条件として、生鮮品の配送状態を「配送中(集荷完了)」から「配荷済み(受領待ち)」へ更新するようにする。これにより、配荷作業をより正確に行うことができる。
さらに、配荷された荷物(生鮮品)が受領者によって受領され、受領確認が行われる際にも(図8のS108)、コード情報(ラベル90)を用いることができる。例えば、受領者が受領者端末30を用いて荷物(生鮮品)に添付されているラベル90に記載されたコード情報を読み取ると、受領者管理画面70の登録ボタン表示部74に表示されている受領ボタン(図14参照)が自動的に押された状態となる。すると、受領通知が情報処理装置10へ送信され、受領確認登録処理部111C4が、配送状況のステータスを「配荷済み」から「取引終了(受領確認)」へ更新し、受領確認の登録が行われる。
つまり、受領確認登録処理部111C4は、受領者端末30によってラベル90に記載されたコード情報が読み取られたことを条件として、生鮮品の配送状態を「配荷済み(受領待ち)」から「取引終了(受領確認)」へ更新する。このようにコード情報(ラベル90)を用いることで、誤った荷物が受領されてしまうことや、生鮮品が未受領状態のまま長期間放置されてしまうこと等を抑制しやすくなる。したがって、よりスムーズな生鮮品の流通を行うことができる。
===その他の実施形態===
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱すること無く、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<情報処理装置>
上記の実施形態では情報処理装置の一例として1台の情報処理装置10を備えた生鮮品流通システム1を例に挙げて説明したが、これに限らず、情報処理装置の一例として複数台の情報処理装置10を備えた生鮮品流通システム1としても良い。すなわち、複数台の情報処理装置10がネットワーク2を介して接続され、各情報処理装置10が各種処理を分散して行うようにしても良い。
<情報処理装置>
上記の実施形態における生鮮品流通システム1では、生鮮品流通プログラムに基づき情報処理装置10及び他の各種端末20,30,40を協働させて各種情報処理を実行する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理装置としての各種端末20,30,40単体、または、情報処理装置10単体が、生鮮品流通プログラムに基づき上記の各種情報処理を実行するようにしても良い。
また、情報処理装置としての機能の一部を出荷者端末20や受領者端末30等が担う構成としても良い。この場合には、情報処理装置10及び他の端末20,30,40が情報処理装置を構成する。
1 生鮮品流通システム、
2 ネットワーク、
10 情報処理装置、
11 制御部、
111 流通処理部、
111A 受け付け処理部、
111B 管理情報生成処理部、
111C 管理情報更新処理部、
111C1 出荷完了登録処理部、111C2 集荷完了登録処理部、
111C3 配荷完了登録処理部、111C4 受領確認登録処理部、
111D 通知処理部、
111D1 終了通知送信部、111D2 遅延通知送信部、111E コード情報送信部、
112 車両運行管理部、113 画面データ生成部、
12 記憶部、13 入力部、14 表示部、15 通信部、
20 出荷者端末、
21 端末制御部、22 端末記憶部、23 端末入力部、24 端末表示部、
25 端末通信部、
30 受領者端末、
31 端末制御部、32 端末記憶部、33 端末入力部、34 端末表示部、
35 端末通信部、
40 乗務員端末、
41 端末制御部、42 端末記憶部、43 端末入力部、44 端末表示部、
45 端末通信部、
50 印刷用端末、
60 出荷者管理画面、
61 配送状況表示部、62 メッセージ表示部、63 注文情報表示部、
64 登録ボタン表示部、65 コード情報表示部、66 二次元コード、
70 受領者管理画面、
71 配送状況表示部、72 メッセージ表示部、73 注文情報表示部、
74 登録ボタン表示部、
80 乗務員端末管理画面、
81 停留所表示部、82 配荷・集荷状況表示部、83 登録ボタン表示部、
90 ラベル(二次元コードラベル)、
140 車両(配送車両)、
A,B,C,D,E,F,G 停留所、
甲,乙,丙,丁,戊 出荷者、
イ,ロ,ハ,ニ,ホ 受領者










Claims (13)

  1. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための流通システムであって、
    前記流通システムは、前記受領者が操作する受領者端末、前記出荷者が操作する出荷者端末、前記配送車両の乗務員が操作する乗務員端末、並びに前記受領者端末、前記出荷者端末、及び前記乗務員端末のそれぞれとネットワークを介して接続された情報処理装置を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、
    備え、
    前記情報処理装置は、前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の前記出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する終了通知送信部を備える、ことを特徴とする流通システム。
  2. 請求項1に記載の流通システムであって、
    前記第2の停留所は、前記第1の停留所の1つ後に位置する、ことを特徴とする流通システム。
  3. 請求項1または2に記載の流通システムであって、
    前記情報処理装置は、前記第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知を予め定められた時刻までに受信しなかった場合、前記第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の前記出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記配送車両の到着が遅れることを示す遅延情報を送信する遅延情報送信部を備える、ことを特徴とする流通システム。
  4. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための流通システムであって、
    前記流通システムは、前記受領者が操作する受領者端末、前記出荷者が操作する出荷者端末、前記配送車両の乗務員が操作する乗務員端末、並びに前記受領者端末、前記出荷者端末、及び前記乗務員端末のそれぞれとネットワークを介して接続された情報処理装置を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記出荷者端末に対し、前記注文情報と関連付けられ、且つ少なくとも前記受領者、前記出荷者、前記集荷停留所、及び前記配荷停留所の4つの情報を含むコード情報を送信するコード情報送信部を備え、
    前記コード情報送信部は、前記集荷完了登録処理部が前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新した後は、前記出荷者端末に対する前記コード情報の送信を停止する、ことを特徴とする流通システム。
  5. 請求項4に記載の流通システムであって、
    前記流通システムは、
    前記集荷停留所に設置され、前記出荷者端末から前記コード情報を受信したことに基づいて、前記コード情報を含むラベルを印刷する印刷用端末を含み、
    前記情報処理装置の前記集荷完了登録処理部は、前記乗務員端末が前記ラベルに記載された前記コード情報を読み取ったことを条件として、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する、ことを特徴とする流通システム。
  6. 請求項5に記載の流通システムであって、
    前記情報処理装置の前記受領確認登録処理部は、前記受領者端末が前記ラベルに記載された前記コード情報を読み取ったことを条件として、前記生鮮品の配送状態を受領確認状態に更新する、ことを特徴とする流通システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の流通システムであって、
    前記生鮮品は、特定の形状及び大きさを有する配送容器に収容された状態で、前記配送車両によって配送される、ことを特徴とする流通システム。
  8. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる流通プログラムであって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理と、
    前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する終了通知送信処理と
    を情報処理装置に実行させる、ことを特徴とする流通プログラム。
  9. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる流通プログラムであって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理と、
    前記出荷者の出荷者端末に対し、前記注文情報と関連付けられ、且つ少なくとも前記受領者、前記出荷者、前記集荷停留所、及び前記配荷停留所の4つの情報を含むコード情報を送信するコード情報送信処理であって、前記集荷完了登録処理によって前記生鮮品の配送状態が集荷完了状態に更新された後は、前記出荷者端末に対する前記コード情報の送信を停止するコード情報送信処理と、
    を情報処理装置に実行させる、ことを特徴とする流通プログラム。
  10. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる情報処理装置であって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、
    前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する終了通知送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるために用いられる情報処理装置であって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成する管理情報生成処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新する出荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新する集荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新する配荷完了登録処理部と、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新する受領確認登録処理部と、
    前記出荷者の出荷者端末に対し、前記注文情報と関連付けられ、且つ少なくとも前記受領者、前記出荷者、前記集荷停留所、及び前記配荷停留所の4つの情報を含むコード情報を送信するコード情報送信部と、
    を備え、
    前記コード情報送信部は、前記集荷完了登録処理部が前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新した後は、前記出荷者端末に対する前記コード情報の送信を停止する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための情報処理方法であって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、情報処理装置が、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成し、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新し、
    前記集荷停留所または前記配荷停留所の少なくとも一方に該当する第1の停留所に関連付けられた前記集荷通知及び前記配荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記第1の停留所より後に位置する第2の停留所に関連付けられた前記出荷者の出荷者端末及び前記受領者の前記受領者端末に対し、前記第1の停留所における集荷・配荷作業が終了したことを示す終了通知を送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  13. 生鮮品を配送車両に載せる停留所である集荷停留所及び前記生鮮品を前記配送車両から降ろす停留所である配荷停留所を含む所定の路線を定時運行する前記配送車両を利用して、出荷者と受領者との間で前記生鮮品を流通させるための情報処理方法であって、
    受領者端末からの前記生鮮品に関する注文情報に基づいて、情報処理装置が、前記出荷者に関連付けられた前記集荷停留所と、前記受領者に関連付けられた前記配荷停留所と、前記生鮮品の配送状況と、に関する情報を含む、前記注文情報に関連付けられた管理情報を生成し、
    前記生鮮品が前記集荷停留所に出荷されたことを示す出荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を出荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記集荷停留所から前記配送車両に集荷されたことを示す集荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状態を集荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記配送車両により前記配荷停留所に配荷されたことを示す配荷通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を配荷完了状態に更新し、
    前記生鮮品が前記配荷停留所において前記受領者に受領されたことを示す受領通知に基づいて、前記情報処理装置が、前記生鮮品の配送状況を受領確認状態に更新し、
    前記情報処理装置が、前記出荷者の出荷者端末に対し、前記注文情報と関連付けられ、且つ少なくとも前記受領者、前記出荷者、前記集荷停留所、及び前記配荷停留所の4つの情報を含むコード情報を送信し、前記生鮮品の配送状態が集荷完了状態に更新された後は、前記出荷者端末に対する前記コード情報の送信を停止する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
JP2018136708A 2018-07-20 2018-07-20 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法 Active JP6876333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136708A JP6876333B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136708A JP6876333B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020013454A JP2020013454A (ja) 2020-01-23
JP6876333B2 true JP6876333B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=69170062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018136708A Active JP6876333B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6876333B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7431144B2 (ja) 2020-11-12 2024-02-14 株式会社日立製作所 物流網管理装置、物流網管理システム、及び物流網管理方法
WO2022202927A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 株式会社エムスクエア・ラボ 流通管理システム、生鮮品流通管理方法、及び、流通管理プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048603A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Fujitsu Ltd 商品検索システム、商品検索方法、およびコンピュータプログラム
JP2015003778A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 ヤフー株式会社 配送管理装置、及び配送管理制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020013454A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107408235B (zh) 用于促进对退回商品的包裹的运送的***和方法
KR101783586B1 (ko) 오픈 마켓의 통합 물류/배송 플랫폼 시스템 및 그 방법
JP6196325B2 (ja) まとめ配送システム、プログラム、及びまとめ配送方法
US8527373B1 (en) Fulfillment of orders
EP2396758A1 (en) System and method for distribution of single-product-type unlabeled packages
KR102293867B1 (ko) 분할 배송들을 단일 고객에게 자동으로 병합하기 위한 시스템들 및 방법들
JP5010257B2 (ja) 計算機システム及び情報管理方法
EP1544777A1 (en) Goods tracking system
US20080189161A1 (en) Rfid information control
CN112840365A (zh) 用于包裹递送的计算机化***和方法
JP2015118563A (ja) 大口需要家向け商品受注・配送システム
JP6876333B2 (ja) 流通システム、流通プログラム、情報処理装置、及び、情報処理方法
KR20230172443A (ko) 시스템 파라미터들에 기초하여 주문을 효율적으로 분배하기 위한 컴퓨터 구현 시스템 및 방법
TWI798613B (zh) 分選包裹的電腦實行系統以及方法
JP2002109002A (ja) 戦略的提携情報管理システム、その運用方法、その管理用プログラム記録媒体、又は伝票類発行システム、貨物管理システム、物流管理システム及び商品管理方法
JP2023525602A (ja) パッケージ配送のためのコンピュータ化されたシステムおよび方法
AU2017202251A1 (en) Logistical procurement method and system
KR102624528B1 (ko) 물품 판매 관련 정보를 제공하는 전자 장치 및 그 방법
TW202248916A (zh) 用於管理物品運送之方法及用於其之設備
JP2011207593A (ja) ロールボックスパレットを用いた配送情報処理システム
CN113919766A (zh) 计算机化的用于递送基于决策的大订单合并的***和方法
JP6938567B2 (ja) 注文管理システム、注文管理方法、および注文管理プログラム
JP6815551B2 (ja) 注文管理システム、注文管理方法、および注文管理プログラム
JP7497883B2 (ja) 情報処理装置
US20220405707A1 (en) System and method to prepare a standardized transfer document for transportation of a material

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180725

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6876333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE

Ref document number: 6876333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250