JP6872912B2 - 衣類処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、衣類処理装置に関する。
従来、衣類処理装置としては、開口部に段差を有するドラム式洗濯機がある(例えば、特開2014−147838号公報(特許文献1)参照)。
特開2014−147838号公報
上記従来の衣類処理装置では、ドアを閉じたときにドアの背面の一部が開口部を介してドラム内に収まるように、開口部に段差を設けて、ドアが前面に飛び出さないようにしている。
しかしながら、上記衣類処理装置では、開口部の段差により、ドアを開いたときの環状部材と本体との一体感が損なわれるという課題や、段差に衣類が引っ掛かって入れにくいという課題がある。
そこで、この発明の課題は、ドアを開けた状態でもデザイン性が良好でかつ衣類が入れやすい衣類処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の衣類処理装置は、
開口部を前面に有する外箱と、
上記外箱の前面側に開閉可能に取り付けられ、上記開口部を開閉するドアと、
上記外箱の上記開口部の周縁に設けられた環状部材と
を備え、
上記環状部材は、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面を有することを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、外箱の開口部の周縁に設けられた環状部材が、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面を有することによって、ドアを開けた状態でもデザイン性が良好でかつ衣類が入れやすい衣類処理装置を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の衣類処理装置の一例としてのドラム式洗濯乾燥機の斜視図である。 図2は上記ドラム式洗濯乾燥機のドアを開けた状態の斜視図である。 図3は上記ドラム式洗濯乾燥機の側面図である。 図4は上記ドラム式洗濯乾燥機の正面図である。 図5は図4のV−V線から見たドラム式洗濯乾燥機の縦断面図である。 図6は上記ドラム式洗濯乾燥機のドアを外した状態の正面図である。 図7Aは図5に示すドラム式洗濯乾燥機のドアのない状態の要部(開口部を含む)の拡大断面図である。 図7Bは図7Aに示す領域Aの拡大図である。 図7Cは図7Aに示す領域Bの拡大図である。 図8は図6のVIII−VIII線から見た水平断面図である。 図9は図6のIX−IX線から見た水平断面図である。
以下、この発明の衣類処理装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の衣類処理装置の一例としてのドラム式洗濯乾燥機1の斜視図を示している。図1において、101は上面部、103は前面部、104は後面部、105は側面部、106は底台である。
この第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1は、図1に示すように、外箱100と、外箱100の開口部100a(図2に示す)を開閉するドア50と、外箱100内に配置された水槽2(図5に示す)と、その水槽2内に回転可能に配置された回転ドラム3(図5に示す)を備える。
また、外箱100の上面部101の左後面側に給水口10を設けている。この給水口10は、図示しない給水ホースを介して水道の蛇口に接続される。
また、外箱100の上面部101の右後面側に気流フィルタ装置30を装着している。この気流フィルタ装置30は、湿潤風に含まれる糸くずや埃などの異物を捕集する。すなわち、糸くずや埃などの異物が、気流フィルタ装置30によって循環風路(図示せず)内を流れる空気から捕集される。
また、外箱100の上面部101の右前面側に電源ボタン31を設けている。
また、外箱100の上面部101の左前側に洗剤ケース11を装着している。この洗剤ケース11には、例えば、洗剤、漂白剤および柔軟剤が収容される。
ドア50は、正面視で略四角形状のドア本体部51と、ドア本体部51の上部から後方に傾斜するように設けられた傾斜部52とを備える。このドア50の傾斜部52に、運転動作を選択して指示入力すると共に運転状態を表示する表示操作部54を設けている。
また、図2はドラム式洗濯乾燥機1のドア50を開けた状態の斜視図を示し、図3はドラム式洗濯乾燥機1の側面図を示し、図4はドラム式洗濯乾燥機1の正面図を示している。図2〜図4において、図1に示すドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
ドラム式洗濯乾燥機1の外箱100は、図2〜図4に示すように、上面部101と、前面部103と、後面部104と、一対の側面部105(図2,図3では一方を示す)と、底台106とによって構成されている。
外箱100の前面部103は、第1平面部103aと、第1平面部103aの上側に延在する上傾斜部103bと、第1平面部103aの下側に延在する第2平面部103cとを有する。
上記前面部103には、洗濯物の出し入れに使用される開口部100aが設けられている。上記前面部103の開口部100aの周縁に環状部材17を設けている。
また、前面部103の前面側には、開口部100aを開閉するためのドア50を、2つのヒンジ部65で回動可能に取り付けている。
また、ドア50の後面側には、ユーザーによって操作されるロック解除部53が設けられている。ロック解除部53は、ドア50の厚み方向の前側にスライド移動することにより、ドア50のロック解除を行う機能を有する。係合爪57は、ロック解除部53の動きに連動するように構成されている。
ドア50が閉められた状態で、ユーザーの操作によりロック解除部53がドア50の厚み方向の前側にスライド移動すると、係合爪57が非係合側に移動することにより被係合部66に対する係合爪57の係合が解除されて、ドア50が開放される。
また、ドア50を開いた状態から閉めると、ドア50の係合爪57が外箱100の被係合部66に係合する。
上記環状部材17と外箱100の開口部100aの周縁部分(図7Aに示すパッキン保持部材16)とで、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン18を挟んで保持している。これにより、ドア50を閉じると、ドア50に取り付けられた円錐台形状のガラス製の窓部材56がパッキン18に密着して、水槽2は水密かつ気密が保たれ、水槽2内の液体が水槽2外へ漏れ出ることを防止できる。
また、外箱100内に配置された水槽2および回転ドラム3は、ドア50側に開口しており、ドア50を開くことにより外箱100の開口部100aを介して回転ドラム3内に洗濯物(図示せず)を出し入れできる。
また、上記ドラム式洗濯乾燥機1は、外箱100内の後面側かつ下部に配置された乾燥用のヒートポンプユニット(図示せず)と、そのヒートポンプユニットを介して水槽2内の空気を循環させるための循環経路(図示せず)を備えている。
また、外箱100の第2平面部103cの左下側に排水フィルタ用ドア60を開閉可能に取り付けている。この排水フィルタ用ドア60を開いて、外箱100内の下側に装着された糸屑フィルタ70(図5に示す)を着脱する。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機1では、表示操作部54(図1に示す)から運転コースの選択や各工程の時間設定などが入力されると、その選択情報や設定情報が入力された制御装置(図示せず)によって、例えば洗濯から乾燥までの一連の動作を実行する。
図5は図4のV−V線から見たドラム式洗濯乾燥機1の縦断面図を示している。
図5に示すように、ドラム式洗濯乾燥機1は、外箱100内に配置された有底筒形状の水槽2と、この水槽2内に回転可能に配置された有底筒形状の回転ドラム3と、水槽2の後部に取り付けられて回転ドラム3を回転駆動するドラムモータ4とを備える。
水槽2の前部の水槽開口部2aには、環状ガイド部5を取り付けている。環状ガイド部5は、水槽2内に向かって徐々に内径が狭くなる漏斗形状の曲面を内周側に有する。また、水槽2の後部は、2本のダンパ12(図5では1本のみを示す)によって弾性的に支持されている。
洗濯物などの衣類を収容する回転ドラム3は、水槽2よりも若干小径である。ドラム式洗濯乾燥機1では、通常、回転ドラム3の回転軸Jは、前側が後側よりも高くなるように、すなわち前方かつ斜め上方を向くように、水平方向に対して傾斜している。なお、回転ドラム3は、回転軸Jが水平方向に対して略平行になるように配置されていてもよい。
上記回転ドラム3は、前側の回転ドラム開口部3aを水槽2の水槽開口部2aの内側に臨むように構成されている。また、外箱100の開口部100aに対向するように回転ドラム開口部3aが配置されている。回転ドラム3は、ドラムモータ4の回転軸Jの端部に連結されて、ドラムモータ4の駆動により水槽2の内部で回転する。また、上記回転ドラム3は、回転ドラム開口部3aの外側に周設された流体バランサ29を有する。回転ドラム3の周壁には、多数の小さな貫通孔27が全面に亘って形成されている。また、回転ドラム3の内面には、軸方向に延びる複数のバッフル28(図5では1つのみを示す)が周方向に等間隔で突設されている。
外箱100の前面部103には、水槽2の水槽開口部2aを臨む位置に、洗濯物を出し入れするための開口部100aを設けている。この開口部100aは、水槽2の水槽開口部2aおよび回転ドラム3の回転ドラム開口部3aに臨むように構成されている。円形の水槽開口部2aは、円形の回転ドラム開口部3aと同軸になるように設けられている。外箱100の開口部100aの開口縁と水槽開口部2aの開口縁とは、環状部材17およびパッキン18によって接続されている。このパッキン18により、外箱100と水槽2との間が液密に封止されている。
給水口10が、外箱100内で給水弁13の注入口に接続されている。これにより、水道水が、給水ダクト15と洗剤ケース11(図1,図2に示す)とを経由して、水槽2の上部から水槽2内に流入することが可能になっている。水槽2の内部に供給された水は、洗濯水またはすすぎ水として使用される。
水槽2の底板近傍の周面に、排水ダクト19の一端を接続し、排水ダクト19の他端を、外箱100の内側における前下部に固定された排水フィルタ装置20に接続している。排水フィルタ装置20の下部に排水ホース21を接続している。この排水ホース21に排水弁22を配設しており、排水弁22が開放されると、水槽2内の洗濯水またはすすぎ水は、排水ダクト19と排水フィルタ装置20と排水ホース21とを介して外部に排出される。このとき、排水フィルタ装置20内に収容された糸屑フィルタ70によって、水槽2内の洗濯水またはすすぎ水に含まれる繊維屑等の異物を捕集する。
なお、排水フィルタ装置20には、循環ポンプ24を配設しており、排水弁22を閉鎖した状態で循環ポンプ24を駆動すると、水槽2内の液体を、排水ダクト19と排水フィルタ装置20および循環ダクト25を介して水槽2内に戻すことができる。
また、図6は上記ドラム式洗濯乾燥機1のドア50(図1,図2に示す)を外した状態の正面図を示している。図6において、図1に示すドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成部には同一参照番号を付している。また、図6のS1は環状部材17の上側領域、S2は環状部材17の左右の中間領域、S3は環状部材17の下側領域である。
上記環状部材17は、上側領域S1,中間領域S2および下側領域S3の全周において、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面17aを有する。これにより、ドア50を開けた状態で段差がない環状部材17と外箱100との一体感が得られるので、デザイン性が良好になると共に、環状部材17に段差がないことにより衣類を入れやすくできる。
また、環状部材17の環状の傾斜面17aは、上側領域S1から下側領域S3に向かって開口部100aの開口面に対する平均傾斜角度が徐々に小さくなっている。環状部材17の傾斜面17aの上側領域S1は、前方かつ斜め上方を向くように傾斜する水槽2の水槽開口部2aの上縁が103aよりも外箱100内の後面側に位置するので、開口部100aの開口面に対する傾斜を大きくして、水槽2の水槽開口部2aの上縁に向かって衣類を水槽2の水槽開口部2aにスムーズに案内する。一方、環状部材17の傾斜面17aの下側領域S3は、水槽2の水槽開口部2aの下縁が上縁よりも前面側に位置するので、開口部100aの開口面に対する傾斜を小さくしている。
このように、外箱100内に前面側から後面側に向かって低くなっている回転ドラム3を配置した構成(斜めドラム式)のドラム式洗濯乾燥機1では、回転ドラム3と同様に傾斜した水槽開口部2aに対して外箱100の開口部100aの傾斜をなくすことができ、デザイン性がさらによくなる。
また、環状部材17の環状の傾斜面17aは、上側領域S1,中間領域S2において断面凸状の湾曲面である(図7A〜図9参照)。これにより、環状部材17の内側開口から外箱100内に衣類をスムーズに入れることができる。
また、環状部材17の環状の傾斜面17aでは、外周縁側から内周縁側に向かって徐々に曲率が変化している。また、環状部材17の傾斜面17a(断面凸状の湾曲面)は、曲率の平均値が最も小さい部分である中間領域S2から上側領域S1に向かって徐々に曲率の平均値が大きくなっている。
上記外箱100の前面の表面の明度よりも環状部材17の表面の明度を暗くしている。例えば、外箱100の前面の表面を白色または乳白色とし、環状部材17の表面を黒色または灰色とする。これにより、環状部材17を際立たせて外箱100の開口部100aの位置を明確にすることができ、デザイン性と機能性がさらに向上する。
なお、外箱100の前面および環状部材17の表面の明度に限らず、環状部材17の表面の色相、彩度および明度の少なくとも1つが、環状部材17を際立たせるように、外箱100の前面の表面と異なる構成としてもよい。
また、外箱100とドア50とを連結するヒンジ部65は、環状部材17の外側に配置されているので、ドア50を開けた状態でヒンジ部65により妨げられることなく環状部材17の内側の開口部100aの全てが見えるので、デザイン性と機能性がさらに向上する。
図7Aは図5に示すドラム式洗濯乾燥機1のドア50のない状態の要部(開口部100aを含む)の拡大断面図を示している。図7Aにおいて、図5に示すドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図7Aに示すように、環状部材17の環状の傾斜面17aは、上側領域S1から下側領域S3に向かって開口部100aの開口面に対する平均傾斜角度θが徐々に小さくなっている。
また、図7Bは図7Aに示す領域Aの拡大図を示し、図7Cは図7Aに示す領域Bの拡大図を示している。
図7B,図7Cに示すように、環状部材17とパッキン保持部材16(外箱100の開口部100aの周縁部分)とでパッキン18が挟持されている。
パッキン18は、円筒部18aと、円筒部18aの前端側の内周に設けられた内フランジ部18bと、円筒部18aの前端側の外周に設けられた係合部18cと、円筒部18aの係合部18cよりも後ろ側の外周に設けられた外フランジ部18dと、円筒部18aの後端側の外周に設けられた屈曲部18eを有する。
パッキン保持部材16の内周部分をパッキン18の係合部18cと外フランジ部18dとの間に嵌め込み、パッキン保持部材16の内周部分に設けられた溝部16aに係合部18cを係合させている。この状態でパッキン18は、環状部材17とパッキン保持部材16とで挟持されている。
パッキン18の屈曲部18eは、図7B,図7Cに示す断面視において、円筒部18aの後端側の外周から前方に向かって延びた後、径方向外側に向かって屈曲し、さらに後方に向かって屈曲している。この屈曲部18eの後端が、水槽2の水槽開口部2aの周縁と接続されている。
上記環状部材17とパッキン保持部材16(外箱100の開口部100aの周縁部分)とでパッキン18を挟持しているので、別部材を用いることなく、環状部材17がパッキン18を保持する部材を兼ねることができる。
上記ドア50を閉じると、ドア50に取り付けられた円錐台形状のガラス製の窓部材56(図5に示す)がパッキン18の内フランジ部18bに密着して、ドア50と水槽2との間がシールされる。
また、図8は図6のVIII−VIII線から見た水平断面図を示し、図9は図6のIX−IX線から見た水平断面図を示している。図8,図9において、図5に示すドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8,図9に示すように、環状部材17の環状の傾斜面17aは、緩やかに湾曲しながら外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜している。
〔第2実施形態〕
この発明の第2実施形態の衣類処理装置の一例としてのドラム式洗濯乾燥機は、外箱とドアを除いて第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成をしている。
この第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、外箱の前面部の上側およびドアの上側に傾斜部がない点が第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と異なる。
上記第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態の衣類処理装置の一例としてのドラム式乾燥機は、洗濯機としての機能を除いて第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と同一の構成をしている。
上記第3実施形態のドラム式乾燥機は、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、衣類処理装置として、ドラム式洗濯乾燥機1およびドラム式乾燥機について説明したが、他の構成の衣類処理装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、衣類処理装置としてのドラム式洗濯乾燥機1およびドラム式乾燥機のドア50は、外箱100の前面側(開口部100aを含む)を覆う主たる部分が略四角形状であったが、外箱の開口部のみを覆う形状のドアであってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、衣類処理装置としてのドラム式洗濯乾燥機1およびドラム式乾燥機の環状部材17の環状の傾斜面17aは、上側領域S1,中間領域S2および下側領域S3で平均傾斜角度が異なったが、環状部材の環状の傾斜面は、全周に亘って傾斜角度または平均傾斜角度が同じであってもよい。
ここで、傾斜角度は、環状部材17の内側開口面に対して直角かつ内側開口の中心を通る平面で切った断面の傾斜面17aが直線である場合は、その直線と環状部材の内側開口面とのなす角度である。また、平均傾斜角度とは、環状部材17の内側開口面に対して直角かつ内側開口の中心を通る平面で切った断面の傾斜面17aが曲線である場合は、その曲線の接線と環状部材17の内側開口面とのなす角度の平均である。
さらに、上記第1〜第3実施形態では、衣類処理装置としてのドラム式洗濯乾燥機1およびドラム式乾燥機の環状部材17の環状かつ断面凸状の湾曲面は、上側領域,中間領域および下側領域で湾曲形状が異なったが、環状部材の環状の傾斜面は、全周に亘って湾曲形状が同じであってもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の衣類処理装置は、
開口部100aを前面に有する外箱100と、
上記外箱100の前面側に開閉可能に取り付けられ、上記開口部100aを開閉するドア50と、
上記外箱100の上記開口部100aの周縁に設けられた環状部材17と
を備え、
上記環状部材17は、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面17aを有することを特徴とする。
上記構成によれば、外箱100の開口部100aの周縁に設けられた環状部材17が、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面17aを有することによって、ドア50を開けた状態で段差がない環状部材17と外箱100との一体感が得られるので、デザイン性が良好になると共に、環状部材17に段差がないことにより衣類を入れやすくできる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記環状部材17の上記環状の傾斜面17aは、上側から下側に向かって上記開口部100aの開口面に対する傾斜角度または平均傾斜角度が徐々に小さくなっている。
上記実施形態によれば、環状部材17の環状の傾斜面17aが、上側から下側に向かって開口部100aの開口面に対する傾斜角度(または平均傾斜角度)が徐々に小さくなっていることにより、外箱100内に前面側から後面側に向かって低くなっている回転ドラム3を配置した構成(斜めドラム式)の衣類処理装置では、後面側に向かって傾斜した回転ドラム3の前面開口に対して外箱100の開口部100aの傾斜をなくすか少なくでき、デザイン性がさらによくなる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記環状部材17の上記環状の傾斜面17aの少なくとも一部は、断面凸状の湾曲面である。
上記実施形態によれば、環状部材17の環状の傾斜面17aの少なくとも一部を、断面凸状の湾曲面とすることによって、環状部材17の内側開口から外箱100内に衣類をスムーズに入れることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記外箱100の前面の表面に対して上記環状部材17の表面の色相、彩度および明度のうちのいずれか1つが異なる。
上記実施形態によれば、外箱100の前面の表面に対して環状部材17の表面の色相、彩度および明度のうちのいずれか1つが異なることによって、環状部材17を際立たせて外箱100の開口部100aの位置を明確にすることができ、デザイン性と機能性がさらに向上する
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記環状部材17と上記外箱100の開口部100aの周縁部分とで挟持されたパッキン18を備えた。
上記実施形態によれば、環状部材17と外箱100の開口部100aの周縁部分とでパッキン18を挟持しているので、別部材を用いることなく、環状部材17がパッキン18を保持する部材を兼ねることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記外箱100と上記ドア50とを連結するヒンジ部65は、上記環状部材17の外側に配置されている。
上記実施形態によれば、外箱100とドア50とを連結するヒンジ部65を環状部材17の外側に配置することによって、ドア50を開けた状態でヒンジ部65により妨げられることなく環状部材17の内側の開口部100aの全てが見えるので、デザイン性と機能性がさらに向上する。
1…ドラム式洗濯乾燥機
2…水槽
2a…水槽開口部
3…回転ドラム
3a…回転ドラム開口部
4…ドラムモータ
5…環状ガイド部
10…給水口
11…洗剤ケース
12…ダンパ
13…給水弁
15…給水ダクト
16…パッキン保持部材
17…環状部材
17a…傾斜面
18…パッキン
19…排水ダクト
20…排水フィルタ装置
21…排水ホース
22…排水弁
24…循環ポンプ
25…循環ダクト
30…気流フィルタ装置
31…電源ボタン
50…ドア
51…ドア本体部
52…傾斜部
53…ロック解除部
54…表示操作部
56…窓部材
57…係合爪
60…排水フィルタ用ドア
65…ヒンジ部
66…被係合部
70…糸屑フィルタ
100…外箱
100a…開口部
101…上面部
103…前面部
103a…第1平面部
103b…上傾斜部
103c…第2平面部
104…後面部
105…側面部
106…底台
J…回転軸

Claims (5)

  1. 開口部を前面に有する外箱と、
    上記外箱の前面側に開閉可能に取り付けられ、上記開口部を開閉するドアと、
    上記外箱の上記開口部の周縁に設けられた環状部材と
    を備え、
    上記環状部材は、外周縁側から内周縁側に向かって後面側に傾斜する環状の傾斜面を有し、
    上記環状部材の上記環状の傾斜面は、上側から下側に向かって上記開口部の開口面に対する傾斜角度または平均傾斜角度が徐々に小さくなっていることを特徴とする衣類処理装置。
  2. 請求項1に記載の衣類処理装置において、
    上記環状部材の上記環状の傾斜面の少なくとも一部は、断面凸状の湾曲面であることを特徴とする衣類処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の衣類処理装置において、
    上記外箱の前面の表面に対して上記環状部材の表面の色相、彩度および明度のうちのいずれか1つが異なることを特徴とする衣類処理装置。
  4. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の衣類処理装置において、
    上記環状部材と上記外箱の開口部の周縁部分とで挟持されたパッキンを備えたことを特徴とする衣類処理装置。
  5. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の衣類処理装置において、
    上記外箱と上記ドアとを連結するヒンジ部は、上記環状部材の外側に配置されていることを特徴とする衣類処理装置。
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