JP6868176B2 - 診断装置、診断システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、診断装置、診断システム及びプログラムに関する。
特許文献1には、シートに画像形成を行う画像形成装置において、前記画像形成装置の正常時の動作音を記憶している記憶手段と、前記画像形成装置から発生する動作音を検知する音検知手段と、前記記憶手段に記憶されている第1の音情報と、前記音検知手段により検知された第2の音情報と、前記画像形成装置の動作情報とに基づいて、前記画像形成装置の異常箇所を特定する特定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、印刷用紙上に画像を形成する画像形成部と、前記印刷用紙を搬送する搬送部とを有する画像処理装置において、前記画像処理装置内部の音を電気信号に変換する音変換部と、該音変換部が変換した電気信号を解析する音解析部と、該音解析部が解析した結果を出力する出力部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置が開示されている。
特許文献3には、部品又は内部装置を搭載した被検機から取得された複数種類の情報の組合せからなる組データについて、該部品又は内部装置が正常状態にあるときに取得された正常組データであるのか、あるいは、該部品又は内部装置が異常状態にあるときに取得された異常組データであるのかを分別する組データ分別方法において、少なくとも、所定の開始時点から、上記部品又は内部装置の故障が発生する時点までの期間に、上記被検機から上記組データを所定の周期で取得及び保存して該組データの時系列データを構築するデータ構築工程と、該時系列データにおける複数の該組データについてそれぞれ、複数のクラスターのうちのいずれに該当するのかをクラスター分析によって分類する分類工程と、分類結果に基づいて、故障発生時点よりも前の時点で且つクラスターの出現パターンが変化し始めた時点を、該部品又は内部装置が正常状態から異常状態に移行した移行時点として特定する特定工程と、該時系列データにおける複数の該組データのうち、該移行時点から故障発生時点の直前までに取得された組データを異常組データとして分別する一方で、該開始時点から該移行時点の直前までに取得された組データを正常組データとして分別する分別工程とを実施することを特徴とする組データ分別方法が開示されている。
特開2007−079263号公報 特開2008−290288号公報 特開2010−114701号公報
診断対象が発する音を録音したり、診断用データとして取得したりする際に、診断対象が発する音のみならず診断対象の周囲の音が録音されたり、診断用データとして取得されたりすることがあり、機密が漏洩する虞がある。
本発明は、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていたり、録音が可能な状態にあったりすることを警告することができる診断装置、診断システム及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記受付手段による操作の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告する警告手段と、を有する診断装置である。
請求項2に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記録音手段が録音を開始したことを警告する第1の警告手段と、前記録音手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、を有する診断装置である。
請求項3に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記録音手段での録音が可能な状態であることを警告する第1の警告手段と、前記取得手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、を有する診断装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第2の警告手段は、前記第1の警告手段と異なる手段の警告を発する請求項1乃至3いずれか記載の診断装置である。
請求項5に係る本発明は、前記第1の警告手段及び前記第2の警告手段は、表示手段への表示又は振動手段の振動により警告をする請求項1乃至4いずれか記載の診断装置である。
請求項6に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記受付手段による操作の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告する警告手段と、前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、を有する診断システムである。
請求項7に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記録音手段が録音を開始したことを警告する第1の警告手段と、前記録音手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、を有する診断システムである。
請求項8に係る本発明は、診断対象が発する音を録音する録音手段と、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、前記録音手段での録音が可能な状態であることを警告する第1の警告手段と、前記取得手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、を有する診断システムである。
請求項9に係る本発明は、診断対象が発する音を録音するステップと、使用者からの操作を受け付けるステップと、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、前記受付手段による操作の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項10に係る本発明は、診断対象が発する音を録音するステップと、使用者からの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、前記録音手段が録音を開始したことを警告するステップと、前記録音手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項11に係る本発明は、診断対象が発する音を録音するステップと、使用者からの操作を受け付けるステップと、前記受付手段が操作を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、前記録音手段での録音が可能な状態であることを警告するステップと、前記取得手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、受付手段の操作後にのみ録音が開始されたことを警告する場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができる診断装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができる診断装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、録音が可能な状態にあったりすることを警告することができる診断装置を提供することを目的とする。
請求項4に係る本発明によれば、第2の警告を第1の警告と区別することができる診断装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、警告音による警告をする場合に生じる虞がある診断用データへの警告音への混入を防止することができる診断装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、受付手段の操作後にのみ録音が開始されたことを警告する場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができる診断システムを提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができる診断システムを提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、録音が可能な状態にあったりすることを警告することができる診断システムを提供することを目的とする。
請求項9に係る本発明によれば、受付手段の操作後にのみ録音が開始されたことを警告する場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができるプログラムを提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、診断用データとして取得されない場合であっても、録音がなされていることを警告することができるプログラムを提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、診断用データとして用いる音の録音に対してのみ警告をする場合と異なり、録音が可能な状態にあったりすることを警告することができるプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の実施形態に係る診断システムの構成を示すシステム図である。 図1に示す診断システムで診断される診断対象である画像形成装置の断面図である。 図1に示す診断システムが有する診断装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3に示す診断装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す診断システムが有するサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 図5に示すサーバ装置が有する波形データ格納部に格納される情報の一例を示す図である。 図1に示す診断システムの動作を説明するためのシーケンスチャートである。 STFTの概念を説明するための図である。 STFTにより得られた解析結果に基づく周波数スペクトラム波形の画像例を示す図である。 図9の周波数スペクトラム波形の画像例において、ユーザにより選択された選択領域の一例を示す図である。 高速フーリエ変換の解析結果例を示す図である。 図3に示す診断装置が有する表示装置に2つの周波数スペクトル波形が表示された状態を示す図である。 図1に示す診断システムで診断用データを取得するための動作フローを示すフローチャートである。 図3に示す診断装置が有する表示装置の録音モード時における表示を示す図である。 図1に示す診断システムにおいて診断用データを取得するための録音時間を説明するとともに、第1の警告がなされるタイミングと、第2の警告がなされるタイミングとを説明する図である。 録音時間と解析精度との関係を示す図である。 録音時間に対する解析時間及び通信時間との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る診断システムで診断用データを取得するための動作フローを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る診断装置が有する表示装置の録音モード時における表示を示す図である。 第2の実施形態に係る診断システムにおいて診断用データを取得するための録音時間を説明するとともに、第1の警告がなされるタイミングと、第2の警告がなされるタイミングとを説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る診断システム1が示されている。
図1に示されているように、診断システム1は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末装置等の例えば携帯可能な診断装置10と、サーバ装置50とから構成されていて、画像形成装置200等の診断対象の診断に用いられる。
診断装置10は、通信ネットワークを介してサーバ装置50に接続可能な装置であればどのような装置であっても本発明は適用可能である。ただし、本実施形態では、診断装置10が、音信号を取得可能なマイク等の装置及びタッチ入力が可能なタッチパネルを備えたタブレット端末装置の場合を用いて説明する。
診断装置10は、例えば、エンドユーザが使用しているプリンタ等の画像形成装置200の保守管理、修理等を行うサービスマン(保守要員)等により携帯され、画像形成装置200において発生した音信号を取得して、取得した音信号を周波数解析したり、サーバ装置50から取得した過去の音信号の周波数解析結果の波形と取得した音信号の周波数解析結果波形とを表示したりするために使用される。
診断装置10と、サーバ装置50とは、例えばWi−Fiルータ等の無線LANターミナル30や、インターネット通信網40等を介して接続され情報の送受信を行っている。
診断装置10が携帯電話装置やスマートフォン等の場合には、診断装置10とサーバ装置50とを携帯電話回線網を介して接続して、不具合情報の送受信を行うようにすることも可能である。
診断システム1では、エンドユーザの場所に設置された対象電子機器であり、診断対象である画像形成装置200に異音が発生した場合、サービスマンが診断装置10を携帯して画像形成装置200の場所に出向く。そして、サービスマンが、診断装置10を用いて発生している音を録音することにより音信号を取得して、異音の原因を特定する診断を行う。ここで異音とは、画像形成装置200等の診断対象が正常な状態にある場合は発生しないものの、診断対象に例えば故障等の不具合が生じている場合に発せられる音である。
尚、画像形成装置200にマイク等を設けて録音機能を持たせて、異音が発生した場合にその録音機能により異音を録音ことも技術的には可能であるが、画像形成装置200がエンドユーザのオフィス等に設置される場合、この画像形成装置200に声を録音する機能を設けることは、例えば機密情報の漏洩が生じる等のセキュリティ上の理由により実現することができない。
図2は、画像形成装置200を示す概略断面図である。画像形成装置200は、ユーザーインターフェイス(UI)装置201、画像形成装置本体202及び画像読取装置203を有している。
UI装置201は、情報を表示する表示装置及び操作者によってなされる入力を受け付ける入力受付装置からなる装置であり、例えば、タッチパネルなどにより構成されている。例えばエンドユーザやサービスマン等の操作者は、UI装置201を介して、操作設定情報を入力することができる。
画像形成装置本体202は、例えば3段の記録媒体供給カセット204を有し、これら記録媒体供給カセット204のそれぞれには供給ヘッド205が設けられている。
記録媒体供給カセット204の一つが選択されると、供給ヘッド205が作動して選択された記録媒体供給カセット204から記録媒体供給路206を介して画像形成部207に供給される。
画像形成部207は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各感光体208が併設されているとともに、中間転写ベルト209が設けられている。
各感光体208の周囲には、露光装置210の他に、帯電装置、現像装置、一次転写装置及びクリーニング装置など(図示せず)が配置され、各感光体208に形成されたトナー像が中間転写ベルト209に転写される。露光装置210は、LEDやレーザ発光装置から構成され、例えば600dpiの出力解像度を有し、ドット毎に光量が調整可能なようになっている。
中間転写ベルト209のトナー像は、二次転写ロール211により、送られてきた記録媒体に転写され、定着装置212により定着され、このトナー像が定着された記録媒体が記録媒体排出路213を通って排出部214に排出される。
両面印刷が設定された場合は、定着装置212により表面が定着された記録媒体は、記録媒体排出路213から反転装置215に送られ、この反転装置215で反転され、記録媒体反転路216に送られ、再び記録媒体供給路206に戻され、画像形成部207に送られて裏面の印刷がなされる。
画像読取装置203は、原稿が供給される原稿供給部217と、原稿の画稿を読み取る原稿画像読取部218と、原稿供給部217から画像読取部218へと原稿を送り出す原稿送り装置219と、原稿画像読取部218で画像を読み取られた原稿を排出する原稿排出部220とを備えている。
前述した画像形成部207、記録媒体供給路206、記録媒体排出路213、記録媒体反転路216、定着装置212及び画像読取装置203には、搬送ローラ等の回転体が多数設けられている。
このような画像形成装置200において、一般的には、用紙送り速度は、100?350mm/sec程度である。また、回転体のうちで最も径が大きいのが感光体208であり、大きいものでφ30mm程度である。
図3には、診断装置10のハードウェア構成が示されている。図3に示されるように、診断装置10は、CPU11、一時的にデータを保存可能なメモリ12、フラッシュメモリ等の記憶装置13、無線LANターミナル30(図1を参照)との間で無線通信を行ってデータの送信及び受信を行う無線LANインタフェース(IF)14、例えばタッチセンサ等の入力装置15、表示装置16、録音手段として用いられているマイク17、音を発する発音手段として用いられているスピーカ18、診断装置10に振動を発生させる振動発生手段として用いられている振動発生素子19を有する。これらの構成要素は、制御バス20を介して互いに接続されている。
診断装置10では、表示装置16上にタッチ位置を検出するためのタッチセンサが入力装置15として設けられたタッチパネルが備えられていて、このタッチパネルを用いて表示が行われるとともにユーザからの入力が行われる。
CPU11は、メモリ12又は記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて予め定められた処理を実行して、診断装置10の動作を制御する。尚、この制御プログラムは、インターネット通信網40や携帯電話回線網を介してダウンロードすることにより入手してCPU11に提供することも可能であるし、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
表示装置16は、各種データの表示、後述する周波数スペクトル波形の表示等を行うとともに、例えば様々な警告を表示する。スピーカ18は、様々な音を発し、例えば警告音を発する。振動発生素子19は、例えば警告を発するために振動する。
本実施形態の診断装置10は、上述の制御プログラムが実行されることにより以下に説明するような動作を行って、サービスマンが異音発生原因を特定する業務の手助けを行う。
図4は、上述の制御プログラムが実行されることにより実現される診断装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の診断装置10は、図4に示されるように、診断用データ取得部31と、周波数解析部32と、制御部33と、音データ格納部34と、表示部35と、通信部36と、音再生部37と、第1の警告部38と、第2の警告部39とを備えている。
表示部35は、制御部33による制御に基づいて各種データの表示を行う。通信部36は、外部装置であるサーバ装置50との間で通信を行う。音再生部37は制御部33による制御に基づいて、録音された音データ等を再生して音信号に変換する。
診断用データ取得部31は、取得手段として用いられていて、解析対象の装置である画像形成装置200において発生した音を入力して診断用データを取得する。診断用データ取得部31については後に詳しく述べる。
周波数解析部32は、診断用データ取得部31により取得された診断用信号の時間周波数解析(時間依存周波数解析)を行って、取得された診断用信号の周波数毎の信号強度分布の時間変化を表した周波数スペクトル波形(第1の周波数解析結果の波形)データを生成する。
具体的には、周波数解析部32は、診断用データ取得部31により取得された音信号に対してSTFT(Short time Fourier transform:短時間フーリエ変換)を行うことにより周波数スペクトル波形データを生成する。
制御部33は、周波数解析部32により得られた周波数スペクトル波形データを音データとともに音データ格納部34に格納する。
また、制御部33は、周波数解析部32により得られた周波数スペクトル波形データのうち、異音であると推定される周波数成分に対して時間軸方向に周波数解析を行う高速フーリエ変換(1D−FFT(Fast Fourier Transform))を行うよう周波数解析部32に対して指示を行う。高速フーリエ変換は自己相関変換と同値であり、高速フーリエ変換は自己相関変換に代替できる。
ここで、制御部33は、周波数スペクトル波形データの中から周期性を有する信号成分を抽出して、その信号成分を異音である可能性が高い信号成分であると選択するようにしても良い。また、制御部33は、得られた周波数スペクトル波形データを表示部35に表示させて、その周波数スペクトル波形を見たユーザが異音である可能性が高い周波数成分を指定することにより、その周波数成分を異音である可能性が高い信号成分であると選択するようにしても良い。
そして、周波数解析部32では、制御部33による指示に基づいて、異音であると推定される周波数成分に対して時間軸方向に高速フーリエ変換を行う。
そして、制御部33は、周波数解析部32により高速フーリエ変換の解析結果により、異音の周期及び周波数の情報を取得する。
また、制御部33は、取得した異音の周期及び周波数の情報を、画像形成装置200の機種名、シリアル番号等の機種情報、画像形成装置200の動作状態を示す動作状態情報とともに通信部36を介してサーバ装置50に送信する。具体的には、この動作状態情報には、カラー印刷なのか白黒印刷なのか、両面印刷なのか片面印刷なのか、動作モードはスキャン、プリント、複写のいずれなのか、使用用紙の種類等の情報を含めるようにすることができる。このようにして、制御部33は、周波数解析部32により得られた周波数スペクトル波形データから得られた情報を、通信部36を介してサーバ装置50に送信する。
第1の警告部38及び第2の警告部39は、それぞれが制御部33による制御に基づいて警告を行う。より具体的には、第1の警告部38及び第2の警告部39は、それぞれが制御部33による制御に基づいて表示装置16に警告を表示させたり、スピーカ18に警告音を発せさせたり、振動発生素子19を振動させたりする。第1の警告部38及び第2の警告部39の詳細は後述する。
サーバ装置50は、画像形成装置200の装置と同等の装置において過去に発生した異常音の音信号の周波数解析を行って得られるスペクトル波形データを、元の音データ、その音データが取得された際の装置の動作状態、異音原因、異音への対処方法等の情報とともに格納している。
そしてサーバ装置50は、診断装置10から送信されてきた異音の周期及び周波数の情報から、周波数解析部32による周波数解析の結果得られた周波数スペクトル波形データに対応する周波数スペクトル波形(第2の周波数解析結果の波形)データを検索して、見つかった周波数スペクトル波形データを異音のサンプル波形データとして格納している音データ等の情報等とともに診断装置10に送信する。
この結果、制御部33は、周波数解析部32による周波数解析の結果得られた周波数スペクトル波形データに対応する周波数スペクトル波形データを通信部36を介してサーバ装置50から受信する。
制御部33は、診断用データ取得部31により取得された音信号の周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形と、サーバ装置50から受信したスペクトル波形とを表示部35に並列に表示するよう制御する。
この際に、制御部33は、診断用データ取得部31により取得された音信号の周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形と、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形のうちの少なくとも一方における時間軸方向の表示位置を、ユーザ(使用者)の操作に基づいて変更する。
尚、制御部33は、診断用データ取得部31により取得された診断用データの周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形と、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形における周期的波形の位置が一致するように、この2つの周波数スペクトル波形のうちの少なくとも一方における時間軸方向の表示位置を変更するようにしても良い。
尚、診断用データ取得部31により取得された診断用データの周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形と、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形のうちのいずれか一方の波形は、他方の波形よりも長時間の波形となるように設定されている。
一例として、本実施形態においては、診断用データ取得部31により取得された診断用データの周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形は約4秒?16秒分のデータとなっており、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形は約8秒分のデータとなっている。
また、制御部33は、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形データが複数存在する場合、複数の周波数スペクトル波形データのうち、周波数解析部32の周波数解析によって得られた周波数スペクトル波形データとの類似度が高いものを優先して表示部35に表示させる。
さらに、制御部33は、診断用データ取得部31により取得された音信号の周波数解析を行って得られた周波数スペクトル波形と、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形のうちのいずれか一方の波形のうちのいずれか一方の波形が拡大又は縮小された場合、他方の波形を同等の大きさとなるように拡大又は縮小して表示する。
さらに、制御部33は、音の波形が取得された際の画像形成装置200のプロセス速度(画像形成速度)と、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形が取得された際の画像形成装置のプロセス速度とが異なる場合、この2つのプロセス速度に基づいて、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形の時間軸方向の長さを伸長又は縮小して表示するようにしても良い。
なぜならば、プロセス速度が変わってくると発生する異音の周期も変わってくるため、そのまま比較したのでは正しい比較ができないからである。また、複数のプロセス速度毎に診断用データを取得して用意しておくことはデータ量が多くなるとともに診断用データ取得の手間も多くなってしまうからである。
また、ユーザが音データの再生を指示した場合、音再生部37は、制御部33からの制御に基づいて、診断用データ取得部31において取得された音データと、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形に対応する音データとを、それぞれステレオ再生の左信号及び右信号として再生するようにしても良い。
さらに、2つの周波数スペクトル波形の比較を容易にするために、制御部33は、並列に表示した2つの周波数スペクトル波形上に、それぞれ同一の周波数を示す調整可能な周波数補助線や、時間軸方向の位置を比較するための調整可能な共通の時間軸補助線を重ねて表示するようにしても良い。
図5には、サーバ装置50の機能構成を示すブロック図であり、図6は、サーバ装置50が有する波形データ格納部53が格納する情報を示す図である。図5に示すように、本実施形態のサーバ装置50は、通信部51と、制御部52と、波形データ格納部53とを備えている。
波形データ格納部53は、解析対象の装置である画像形成装置200と同等の装置において過去に発生した異常音の周波数解析を行って得られる複数の周波数スペクトル波形データを格納する。
具体的には、波形データ格納部53は、図6に示されるように、予め取得された音データを時間周波数解析することにより得られた周波数スペクトル波形データと、元となった音データと、異音の原因と、その対処方法等の情報が機種毎に格納されている。
そして、制御部52は、診断装置10から異音の周期や周波数の情報を受信した場合、波形データ格納部53に格納されている複数の周波数スペクトルの波形データの中から、受信した異音周期や周波数の情報に基づいて、診断装置10において取得された異音に基づく周波数スペクトルの波形データに類似するものを選択して、通信部51を介して診断装置10に送信する
尚、本実施形態では、診断装置10において異音の音データのSTFT、高速フーリエ変換を行って、異音の周期及び周波数の情報をサーバ装置50に送信するものとして説明しているが、高速フーリエ変換又はSTFT、高速フーリエ変換の両方をサーバ装置50側において実行するようにしても良い。
この場合には、診断装置10からサーバ装置50に対して音データをそのまま送信したり、音データに対してSTFTを行った結果の周波数スペクトル波形データを送信し、サーバ装置50において音データに対するSTFTや高速フーリエ変換を実行したりすることになる。
図7は、本実施形態の診断システム1の動作を示すシーケンスチャートであり、図8は、例えば診断システム1でなされるSTFTの概念を説明するための図であり、図9は、診断システム1によりSTFTで得られた解析結果に基づく周波数スペクトラム波形の画像例を示す図である。
図7に示すように、診断装置10において異音の原因を特定するための診断を行おうとする場合、機種名、シリアル番号、動作状態等の各種情報が入力される(ステップS10)。
そして、診断装置10では、動作モードを録音モードにして、マイク17を画像形成装置200の異音発生個所に近づけて録音を行って診断用データを取得する(ステップS100)。このステップS100については後に詳述する。
診断装置10では、取得された音データが周波数解析部32においてSTFTが行われることにより周波数毎の信号強度分布の時間変化を表した周波数スペクトル波形が生成される(ステップS202)。
ここで、STFTとは、図8に示されるように、短時間毎にフーリエ変換を行って周波数成分毎の信号強度を時間変化に応じて演算したものである。そして、STFTにより得られた解析結果を1つの周波数スペクトル波形の画像とした場合の波形例を図9に示す。
図9に示した周波数スペクトル波形例では、横軸が時間、縦軸が周波数を表していて、周波数毎の強度は色によって表現されている。尚、図9では、この色の違いをハッチングパターンにより表現している。また、図9では周波数毎の強度が色によって表現される場合を例示しているが、この強度を階調により表現することも可能である。
図9の周波数スペクトル波形例では、異音の周波数成分61が特定の周波数に周期的に発生しているのが表示されているのが分かる。尚、図9に示した周波数スペクトル波形例において、低い周波数成分は通常の動作音であり異音の周波数成分ではない。
図9に示したような周波数スペクトル波形が得られると、制御部33は、周波数スペクトル波形を表示部35に表示させる。すると、周波数スペクトル波形を提示されたユーザが、異音の周波数成分61を特定して、例えばタッチパネルを操作することによりこの異音の周波数成分61が含まれる領域を選択する。
このようにしてユーザにより選択された選択領域80の一例を図10に示す。図10に示した例では、複数の異音の周波数成分61を含むような長方形の領域が選択領域80として指定されているのが分かる。
そして、このように選択領域80が指定されると、選択領域80に含まれる周波数成分に対する高速フーリエ変換(1D−FFT)が周波数解析部32により実行される(ステップS204)。このようにして実行された高速フーリエ変換の解析結果例を図11に示す。
図11では、高速フーリエ変換を行った周波数成分の信号の周期及び周波数が検出されることにより異音の周期及び周波数が特定されることになる。尚、異音には倍音成分等が含まれるため、複数の周期が検出される場合があるが最も信号強度が強い周期が異音周期として検出される。
また、所定の周期以上の長周期の信号成分は通常動作音や不定周期雑音であると考えられるため、このような長周期の信号成分の領域は判定除外領域62として、この判定除外領域62における解析結果は無視される。
さらに、所定の周波数以下の低周波の信号成分についても通常動作音と区別が付かないため、このような低周波の信号成分の領域は判定除外領域63として、この判定除外領域63における解析結果は無視される。
診断装置10では、高速フーリエ変換の解析結果により、異音の周波数および周期の情報を機種情報や動作状態の情報とともにサーバ装置50に送信する(ステップS206)。例えば、異音周波数は4kHz、異音周期は2.0秒というような情報がサーバ装置50に送信される。
すると、サーバ装置50では、受信した情報に基づいて、波形データ格納部53を検索することにより、受信した情報に対応する周波数スペクトル波形のデータを抽出する(ステップS208)。
そして、サーバ装置50は、抽出した周波数スペクトル波形データを、元の音データ、異音原因、その対処方法等の情報とともに診断装置10に送信する(ステップS210)。
すると、診断装置10では、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形データを受信する(ステップS212)。そして、診断装置10の制御部33は、受信した周波数スペクトル波形と、STFTで得られた周波数スペクトル波形を表示部35に表示させる(ステップS214)。
このようにして2つの周波数スペクトル波形が表示された診断装置10の画面例を図12に示す。
図12に示した画面例では、周波数解析部32におけるSTFTにより得られた周波数スペクトル波形が、「今回録音した異音の解析結果波形」として表示され、サーバ装置50から送信されてきた周波数スペクトル波形が、「過去の音データ」として「感光体ドラムの摩耗」という異音原因とともに表示されているのが分かる。
診断を行おうとするサービスマンは、この2つの周波数スペクトル波形を比較して、波形中の異音成分が類似しているか否かを判定することにより異音の原因を特定する。
次に診断用データの取得(図7におけるステップS100を参照)等の診断装置10の動作について説明する。図13は、診断装置10の動作を示すフローチャートである。
操作者により診断装置10を録音モードに設定する操作がなされると、制御部33は、ステップS110において、表示装置16に図14に示す録音用画面を表示させるように表示部35を制御する。録音用画面には、図14に示すように、収録する音の強さを時間軸で示す音表示部90と、録音開始ボタン91と、録音終了ボタン92とが表示される。
録音開始ボタン91は、使用者からの操作を受け付ける受付手段として用いられていて、録音開始ボタン91が操作者によって操作されると、制御部33はマイク17による録音を開始させる。録音終了ボタン92は、使用者からの操作を受け付ける受付手段として用いられていて、録音終了ボタン92が操作者によって操作されると、制御部33はマイク17による録音を終了させる。尚、後述するように、マイク17による録音は、録音終了ボタン92が操作された時点から、時間T2が経過の後に終了する(図15を参照)。
次のステップS112において録音開始のための操作がなされたことが確認すると、次のステップS114において、制御部33は、第1の警告部38を制御して、第1の警告部38に録音が開始されたことを警告させる。より具体的には、制御部33は、第1の警告部38を制御して、表示装置16に警告の表示をさせたり、スピーカ18に警告音を発せさせたり、振動発生素子19に診断装置10を振動させたりする。
次のステップS116においては、制御部33は録音記録をさせる。すなわち、制御部33は、マイク17からの音をメモリ12等に記録させる。
次のステップS118において予め定められた時間T1が経過したことを確認した後、次のステップS120において、制御部33は予め定められた時間T1前に記録していた音データを消去する。このように、制御部33による制御により、メモリ12等は、現時点から予め定められた時間T1前以降に録音された音データが記録された状態に保たれる。
次のステップS122においては、制御部33は、録音終了の操作がなされたどうか、すなわち使用者からの操作を受け付ける受付手段として用いられている録音終了ボタン92が操作された否かを判別する。録音終了の操作は、診断を行おうとするサービスマンが、例えばマイク17を介して音を聞きながら、異音が発生したタイミングで録音終了ボタン92を押すことによりなされる。
後述するように、録音終了ボタン92が録音を終了する旨の操作を受け付けた場合、診断用データ取得部31が録音された音を診断用データとして取得する。このため、ステップS122で録音を終了する旨の操作を受け付けたとの判別がなされた場合には、次のステップS124においては、制御部33は、第2の警告部39に診断用データ取得部31による診断用データの取得が開始されたことを警告させる。
より具体的には、制御部33は、第2の警告部39を制御して、表示装置16に警告の表示をさせたり、スピーカ18に警告音を発せさせたり、振動発生素子19に診断装置10を振動させたりする。このステップS124における第2の警告は、ステップS114における第1の警告と異なるものになっていて、第1の警告と区別が可能なものとなっている。
例えば、第2の警告として表示装置16に警告を表示する場合、その表示は第1の警告における表示とは異なり、第2の警告としてスピーカ18に警告音を発せさせる場合、その警告音は第1の警告における警告音とは異なる。また、第1の警告としてスピーカ18に警告音を発生させ、第2の警告として振動発生素子19に診断装置10を振動させたり、第1の警告として振動発生素子19に診断装置10を振動させ、第2の警告として表示装置16に警告の表示をさせたりしてもよい。
また、第1の警告部38及び第2の警告部39が、表示装置16への表示又は振動発生素子19による振動により警告をするようにすれば、警告音を発生させる必要がなく、録音される診断用データに警告音が加わることが防止される。
ステップS126においては、制御部33は、ステップS114で開始させた第1の警告を終了させる。第1の警告の停止は、ステップS122で録音を終了する旨の操作を受け付けたとの判別がなされたタイミングで、すなわちステップS124における第2の警告の開始と同時になされる。
ステップS122において録音を終了する旨の操作を受け付けたとの判別がなされた場合、直ちには録音を停止させず、ステップS128において、制御部33は録音を継続させる。
次のステップS130においては、制御部33は録音終了の操作を受け付けてから予め定められた時間T2が経過したか否かを判定し、予め定められた時間T2が経過するまではステップS128に戻って録音を継続させ、予め定められた時間T2が経過したと判定した場合は、ステップS132に進み、録音を終了させる。
次のステップS134においては、制御部33は、ステップS124で開始させた第2の警告を終了させる。
次のステップS136において、制御部33は、診断用データ取得部31に診断用データを取得させる。より具体的には、制御部33は、図15に示すように、録音終了操作受付前の時間T1と録音終了操作受付後の時間T2の合計時間T3=T1+T2を、診断用データとして診断用データ取得部31に取得させる。サービスマンは、マイク17から異音を聞いて直ちに録音終了ボタン92を押すので、録音終了信号前の時間T1を含めることによりサービスマンが聞いた異音が確実に取得される。また、合計時間T3を適正に設定することにより周期性のある異音が診断用データとして取得される。ここで、T1=T2としても良いし、T1とT2とは、互いに異なっていてもよい。
図15には、診断用データ取得部31が合計時間T3の診断用データを取得するタイミンと併せて、第1の警告部38が第1の警告をするタイミングと、第2の警告部39が第2の警告をするタイミングとが示されている。
先述のように、一般的な画像形成装置200においては、用紙送り速度は、100〜350mmm/sec程度で、回転体のうちで最も径が大きい感光体208がφ30mm程度なので、画像形成装置200から発する異音の周期は最大でも1秒程度である。したがって、周期性のある異音を収録しようとすると、感光体208が2回転する時間分の診断用データが必要となり、合計時間T3は2秒以上となる。
さらに前述したSTFT等の時間変化解析を行い、結果画面において、時間軸の1D−FFTをかけ、異音周期を算出するには、感光体208が4回転する時間分の診断用データが必要となり、合計時間T3は4秒以上となる。例えばT1=4秒、T2=4秒とすることができる。
ここで、図16に示すように、異音周期の解析精度は、診断用データの元となる録音時間が短いうちは急激に上昇するが、ある程度録音時間が長くなると飽和に近づくようになる。
一方、図17に示すように、録音時間に比例して、STFT解析等に要する時間は長くなり、外部のサーバに送信する場合の通信時間も長くなる。
上記のように、解析精度と作業時間とのバランスから録音時間は、4秒から16秒の範囲が好ましい。
尚、上記実施形態では、診断装置10がタブレット端末装置である場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の装置を診断装置とするような場合でも本発明を適用することができるものである。例えば、画像形成装置200の操作パネルが本体から脱着可能な構成であって、サーバ装置50と通信可能であり音信号の取得機能を内蔵しているような構成の場合、この操作パネルを診断装置とするようにしても良い。
また、上記実施形態では、診断装置10がマイク17を内蔵している場合を用いて説明しているが、診断装置10に音録音機能が備えられていれば、マイク等の集音装置を外部に接続することにより音信号の取得手段を実現するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、異音解析の対象装置が画像形成装置である場合を用いて説明しているが、異音解析の対象となる装置は画像形成装置に限定されるものではなく、周期性を持った異音を発生させる可能性がある装置であれば他の装置である場合でも本発明は同様に適用可能である。
以上で説明をした第1の実施形態に係る診断システム1によれば、録音が開始されたことが第1の警告部38により警告され、診断用データの取得が開始されたことが第2の警告部39により警告されるので、操作者や周囲の人に対して注意を促すことができ、不注意に会話等が録音されたり、不注意に会話等が診断用データとして取得されたりすることによる機密情報の漏洩等を生じにくくすることができる。
また、以上で説明をした第1の実施形態に係る診断システム1によれば、すぐには消去がなされないことがあり、予め定められた時間が経過した後に消去される録音よりも機密情報の漏洩の原因となりやすい診断用データの取得が開始された場合に、録音が開始された場合の第1の警告とは別にあらためて第2の警告をすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る診断システム1について説明する。先述の第1の実施形態においては、診断用データ取得部31は、録音開始ボタン91が操作された場合、操作された時を含む前後の所定時間の録音を診断用データとして取得した。これに対して、この第2の実施形態に係る診断システム1においては、診断用データ取得部31は、録音開始ボタン91が操作された場合、操作された後の所定時間の録音を診断用データとして取得する。
また、先述の第1の実施形態に係る診断システム1においては、第1の警告部38はマイク17での録音が開始されたことを警告した。これに対して、この第2の実施形態に係る診断システム1においては、第1の警告部38はマイク17での録音が可能となったことを警告する。尚、以下の説明においては、第2の実施形態に係る診断システム1の第1の実施形態に係る診断システム1との違いを説明し、第2の実施形態に係る診断システム1の第1の実施形態に係る診断システム1と同じ部分の説明は省略する。
図18は、第2の実施形態に係る診断装置10の動作を示すフローチャートである。図18に示すように、ステップS150において、制御部33は、例えば操作者の操作に応じて録音モードを開始させ、診断装置10を録音可能な状態とする。より具体的には、表示装置16に図19に示す録音用画面を表示させるように表示部35を制御する。この録音用画面が表示された状態においては、操作者が録音開始ボタン91を操作することにより、いつでも録音が可能である。ここで、録音開始ボタン91は、録音手段であるマイク17に録音を開始させる旨の操作を受け付ける受付手段として用いられている。
次のステップS152において、制御部33は、第1の警告部38を制御して、録音モードとなったことと、即ちマイク17での録音が可能となったことを第1の警告部38に警告させる。より具体的には、制御部33は、第1の警告部38を制御して、表示装置16に警告の表示をさせたり、スピーカ18に警告音を発せさせたり、振動発生素子19に診断装置10を振動させたりする。
次のステップS154において録音開始操作がなされたことを確認すると、即ち操作者によって録音開始ボタン91が操作されたことを確認すると、ステップS156において、制御部33は、第2の警告部39を制御して第2の警告部39に診断用データ取得部31による診断用データの取得が開始されたことを警告させる。より具体的には、制御部33は、第2の警告部39を制御して、表示装置16に警告の表示をさせたり、スピーカ18に警告音を発せさせたり、振動発生素子19に診断装置10を振動させたりする。
ステップS154における録音開始の操作は、診断を行おうとするサービスマンが、例えばマイク17を介して音を聞きながら異音が発生したタイミングで録音終了ボタン92を押すことによりなされる。また、ステップS158における第2の警告は、ステップS152における第1の警告と異なるものになっていて、第1の警告と区別が可能なものとなっている。
次のステップS158において、制御部33は、ステップS152で開始させた第1の警告を終了させる。第1の警告の停止は、ステップS154で録音を開始する旨の操作を受け付けたとの判別がなされたタイミングで、すなわちステップS156における第2の警告の開始と同時になされる。
次のステップS160においては、制御部33は録音記録をさせる。すなわち、制御部33は、マイク17からの音をメモリ12等に記録させる。ステップS160での録音の開始は、ステップS154で録音を開始する旨の操作を受け付けたとの判別がなされたタイミングで、すなわちステップS156における第2の警告の開始及びステップS158における第1の警告の停止と同時になされる。
次のステップS162においては、制御部33は録音開始信号を受け付けてから予め定められた時間T2が経過したか否かを判定し、予め定められた時間T2が経過したと判定した場合は、ステップS164に進み、録音を終了させる。
次のステップS166においては、制御部33は、ステップS156で開始させた第2の警告を終了させる。
次のステップS168において、制御部33は、診断用データ取得部31に診断用データを取得させる。すなわち、制御部33は、図20に示すように、録音開始操作受付後の時間T2の録音を診断用データとして診断用データ取得部31に取得させる。サービスマンは、マイク17から異音を聞いて直ちに録音開始ボタン91を押すので、時間T2を適正に設定することにより周期性のある異音が診断用データとして取得される。
図20には、診断用データ取得部31が時間T2の診断用データを取得するタイミンと併せて、第1の警告部38が第1の警告をするタイミングと、第2の警告部39が第2の警告をするタイミングとが示されている。
以上で説明をした第2の実施形態に係る診断システム1によれば、録音が可能な状態となったことが第1の警告部38により警告され、診断用データの取得中であることが第2の警告部39により警告されるので、操作者や周囲の人に対して注意を促すことができ、不注意に会話等が録音されたり、不注意に会話等が診断用データとして取得されたりすることによる機密情報の漏洩等を生じにくくすることができる。
1・・・診断システム
10・・・診断装置
13・・・記憶装置
15・・・入力装置
17・・・マイク
31・・・診断用データ取得部
33・・・制御部
34・・・音データ格納部
38・・・第1の警告部
39・・・第2の警告部
50・・・サーバ装置
52・・・制御部
53・・・波形データ格納部
91・・・録音開始ボタン
92・・・録音終了ボタン
200・・・画像形成装置

Claims (11)

  1. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記受付手段により録音終了の指示の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告する警告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、
    を有する診断装置。
  2. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記録音手段が録音を開始したことを警告する第1の警告手段と、
    前記録音手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、
    を有する診断装置。
  3. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記録音手段での録音が可能な状態であることを警告する第1の警告手段と、
    前記取得手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、
    を有する診断装置。
  4. 前記第2の警告手段は、前記第1の警告手段と異なる手段の警告を発する請求項1乃至3いずれか記載の診断装置。
  5. 前記第1の警告手段及び前記第2の警告手段は、表示手段への表示又は振動手段の振動により警告をする請求項1乃至4いずれか記載の診断装置。
  6. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記受付手段による録音終了の指示の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告する警告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、
    を有する診断システム。
  7. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記録音手段が録音を開始したことを警告する第1の警告手段と、
    前記録音手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警
    告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、
    を有する診断システム。
  8. 診断対象が発する音を録音する録音手段と、
    使用者からの操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得する取得手段と、
    前記録音手段での録音が可能な状態であることを警告する第1の警告手段と、
    前記取得手段が診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告する第2の警告手段と、
    前記受付手段により使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御する制御手段と、

    前記取得手段により取得された診断用データに基づいて音の発生原因を推定する推定手段と、
    を有する診断システム。
  9. 診断対象が発する音を録音するステップと、
    使用者からの操作を受け付けるステップと、
    録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、
    録音終了の指示の受付前に、前記録音手段が録音を開始したことを警告するステップと、
    使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 診断対象が発する音を録音するステップと、
    使用者からの操作を受け付けるステップと、
    録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた時を含む前後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、
    録音を開始したことを警告するステップと、
    診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告するステップと、
    使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 診断対象が発する音を録音するステップと、
    使用者からの操作を受け付けるステップと、
    録音終了の指示を受け付けた場合、受け付けた後の所定時間の録音データを診断用データとして取得するステップと、
    録音が可能な状態であることを警告するステップと、
    前診断用データとして用いる音の録音を開始したことを警告するステップと、
    使用者から録音開始の指示を受け付けた後、予め定められた時間を経過した後に、前記受付手段による使用者からの録音終了の指示を行ったか否かを判定するように制御するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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