JP6867850B2 - フロアパネル用アンカーボルト - Google Patents

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Description

本発明は、フロアパネルに設置された機器を固定するために用いられるフロアパネル用アンカーボルトに関するものである。
フリーアクセスフロアを構成するフロアパネルは、建築物の基礎床面の上方に、空間を隔てて設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
図18から図24は、フロアパネル2に設けられた従来のフロアパネル用アンカーボルト4(例えば、特許文献2参照)について説明するために参照する図である。
フロアパネル用アンカーボルト4は、図18に示すように、その軸線方向(図18(b)中上下方向)に伸びる円筒状の胴体部4bと、胴体部4bの下端部においてその径方向外側に張り出したフランジ部4cと、胴体部4bの外周面よりその径方向外側に伸びるように突出する四角錐状のリブ4d(図19参照)を備えていた。また、図19に示すように、円筒状の胴体部4bの内周面には、メネジ部4aが形成されていた。
なお、図19においては説明の便宜上、フロアパネル用アンカーボルト4の胴体部4bと、フランジ部4cと、リブ4dを破線により区別して描いているが、これらは一体的に形成されている。
フロアパネル用アンカーボルト4が設けられたフロアパネル2は、図20に示すように、板状の天板6と、箱状の底板8と、これらの間に配置された補強部材12を備えていた。天板6と底板8は共に鋼板材を用いて形成されていた。
底板8は、図20に示すように、底面8aを形成する底板部8bと、底板部8bの周縁部より図20中上方に向かって伸びる側板部8cと、側板部8cの上端部から同図中水平方向外側に向かって折り曲げられた周縁部8dから構成されていた。
図20に示すように、底板8の周縁部8dは、天板6の周縁部6bに当接し、周縁部6bに溶接やカシメなどにより接合されていた。フロアパネル2は、天板6と底板8が一体的に結合されることにより、天板6と、底板8の底板部8bと、側板部8cに囲まれた内部空間10を有する中空の直方体状に形成されていた。
そして、板状の補強部材12が内部空間10内に配置されていた。補強部材12には、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形したパーティクルボードが用いられていた。
フロアパネル2には、図21に示すように、その厚さ方向(図20中上下方向)に貫通する貫通孔2aが複数形成され、フロアパネル用アンカーボルト4(図18,19参照)が貫通孔2aに図22中下側から挿入されていた。
また、フロアパネル用アンカーボルト4の胴体部4bは、その外周面の外径寸法が、フロアパネル2の貫通孔2aの内径寸法と略同一に形成されていた。このため、図22に示すように、フロアパネル用アンカーボルト4の胴体部4bは、フロアパネル2の貫通孔2aに嵌合されるようになっていた。
フロアパネル用アンカーボルト4は、貫通孔2aに図22中下側から胴体部4bを挿入して、ハンマーなどにより同図中下側からフランジ部4cを打撃することにより、貫通孔2aに嵌合されていた。なお、図23に示すように、フロアパネル用アンカーボルト4は、フランジ部4cが底板8の底面8aに接触するまで貫通孔2a内に埋め込まれていた。
図22に示すように、フロアパネル2には、底板8と補強部材12が、フロアパネル用アンカーボルト4のリブ4dとの接触により押圧されて変形することにより、リブ4dの形状に対応する凹形状の変形部2bが形成されていた。そして、リブ4dが補強部材12に強く嵌合されることにより、フロアパネル用アンカーボルト4は貫通孔2aから容易に離隔しないように固定されていた。
図23に示すように、フロアパネル用アンカーボルト4は、フロアパネル2の上面6a上に載置された機器13(プリンタ等)の転倒防止のために用いられていた。
以下、従来のフロアパネル用アンカーボルト4と、オネジ部材17、固定金物16等を用いた機器13の転倒防止手段について説明する。
図23に示すように、固定金物16は、その側面がクランク形の板状に形成されており、図中水平方向に伸びる下辺部16bと、下辺部16bの図中右端部から上方に向かって伸びる連結部16cと、連結部16cの図中上端部から図中右側に向かって水平に伸びる上辺部16aから構成されていた。
そして、フロアパネル2の上面6aに、固定金物16の下辺部16bが載置され、オネジ部材17の下端部が、下辺部16bに形成された貫通孔16eを挿通して、フロアパネル用アンカーボルト4のメネジ部4aにネジ締結されていた。
そして、オネジ部材17の、固定金物16の貫通孔16eより上方に突出した部分に、ナット部材19が締め付けられることにより、固定金物16の下辺部16bはフロアパネル2に固定されていた。
また、固定金物16の上辺部16aには、図24に示すように、その長さ方向右側(図中右側)の縁部からその長さ中央部に向かって凹んだU字状の切欠部16dが形成されていた。この切欠部16dには、機器13の支持脚18のオネジ部18a(図23参照)が緩く挿通されていた。
支持脚18は、そのオネジ部18aの上端部が、機器13の四隅部に形成されたメネジ部13aにネジ結合されていた。そして、機器13の下側に配置されたナット部材20が、オネジ部18aにネジ結合されることにより、支持脚18は機器13に固定されていた。
図23に示す支持脚18と同様に、機器13の他の3つの四隅部それぞれに固定された支持脚18もまた、そのオネジ部18aが、フロアパネル2に固定された固定金物16の切欠部16dに緩く挿通されていた。
このように、固定金物16の下辺部16bが、フロアパネル2に固定され(図23参照)、固定金物16の上辺部16aが、機器13の支持脚18の水平方向及び鉛直方向の移動を制限するように配置されていた(図23,24参照)。このため、フロアパネル2の上面6a上に載置された機器13に対して、地震等により振動が加えられた場合に、機器13が転倒することを防止できていた。
特開2009−144378号公報 特開2015−190107号公報
しかしながら、前記従来のフロアパネル用アンカーボルト4においては、フロアパネル2の底面8a側からフロアパネル用アンカーボルト4を嵌合させる必要があったため、フロアパネル2を敷設した後に、フロアパネル用アンカーボルト4をフロアパネル2に設けようとすると、その作業に労力や時間がかかるという問題があった。
すなわち、フロアパネル2を敷設した後に、フロアパネル用アンカーボルト4を設けようとすると、フロアパネル2を取り外して、フロアパネル2の底面8a側から貫通孔2aにフロアパネル用アンカーボルト4を嵌合させて、再度フロアパネル2を敷設する必要があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フロアパネルの上に載置せられる機器の転倒防止のための作業を容易にすることができるフロアパネル用アンカーボルトを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
円筒状の上側部材と、円筒状の下側部材を備え、
前記上側部材は、円筒状の胴体部と、その上端部に形成された拡径部を有し、
前記下側部材は、円筒状の胴体部と、その下端部に形成された拡径部を有し、
前記上側部材の前記胴体部には、円周方向に間隔を空けて複数のスリットが形成され、
前記スリットの開口形状は、前記上側部材の前記胴体部の外周面上に閉じた形状に形成され、
前記上側部材の前記胴体部の、前記円周方向に互いに隣接する前記スリットの間に、前記上側部材の前記胴体部の下端部に下側から上側に向かって力が作用すると、その長さ途中部において座屈して、前記上側部材の前記胴体部の径方向外側に向かって塑性変形する細長部が形成され、
前記下側部材の前記胴体部には、その内周面にメネジが形成されると共に、その外周面から径方向外側に突出する第1の突起が形成され、
前記上側部材の前記胴体部の内周面に、前記下側部材の前記胴体部が嵌合し、
前記下側部材の前記第1の突起が、前記上側部材の前記スリット内に挿入していることを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
前記スリットは、
前記上側部材の軸線方向の上側に位置する上部スリットと、
前記上側部材の軸線方向の下側に位置する下部スリットと、
前記上部スリットと、前記下部スリットの間に位置する中間スリットの3つのスリットが連結されたような開口形状を有し、
前記上部スリットに、前記下側部材の前記第1の突起が挿入し、
前記中間スリットの前記円周方向の長さ寸法が、前記上部スリット及び前記下部スリットの前記円周方向の長さ寸法よりも大きいことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
前記下側部材の前記胴体部には、その外周面から径方向外側に突出する第2の突起が、前記第1の突起よりも下側に形成され、
前記下部スリットに、前記下側部材の前記第2の突起が挿入していることを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
前記中間スリットには、前記上側部材の軸線方向に伸びる辺部の中央部に、前記円周方向の外側に向かって開口する切り込み部が形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
前記上側部材の前記胴体部の外周面から径方向外側に突出する突出部が、前記上側部材の前記胴体部の上端部と、前記上側部材の前記拡径部の隅部を埋めるように形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネル用アンカーボルトは、
前記上側部材の前記胴体部の外径寸法は、前記フロアパネル用アンカーボルトが設置されるフロアパネルの貫通孔の内径寸法と略同じ長さに形成され、
前記上側部材の前記拡径部の外径寸法は、前記フロアパネル用アンカーボルトが設置されるフロアパネルの貫通孔の内径寸法よりも大きくなるように形成されたことを特徴とするものである。
このような本発明のフロアパネル用アンカーボルトによれば、
円筒状の上側部材と、円筒状の下側部材を備え、
前記上側部材は、円筒状の胴体部と、その上端部に形成された拡径部を有し、
前記下側部材は、円筒状の胴体部と、その下端部に形成された拡径部を有し、
前記上側部材の前記胴体部には、円周方向に間隔を空けて複数のスリットが形成され、
前記スリットの開口形状は、前記上側部材の前記胴体部の外周面上に閉じた形状に形成され、
前記上側部材の前記胴体部の、前記円周方向に互いに隣接する前記スリットの間に、前記上側部材の前記胴体部の下端部に下側から上側に向かって力が作用すると、その長さ途中部において座屈して、前記上側部材の前記胴体部の径方向外側に向かって塑性変形する細長部が形成され、
前記下側部材の前記胴体部には、その内周面にメネジが形成されると共に、その外周面から径方向外側に突出する第1の突起が形成され、
前記上側部材の前記胴体部の内周面に、前記下側部材の前記胴体部が嵌合し、
前記下側部材の前記第1の突起が、前記上側部材の前記スリット内に挿入していることにより、
フロアパネルの上に載置せられる機器の転倒防止のための作業を容易にすることができる。
本発明の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40の正面図である。 図2(a)は図1に示したフロアパネル用アンカーボルト40の上面図で、図2(b)は図1に示したフロアパネル用アンカーボルト40の底面図である。 図1に示したスリーブ41の正面図である。 図4(a)は図3に示したスリーブ41の上面図で、図4(b)は図3に示したスリーブ41の底面図である。 図5(a)は図3に示したスリーブ41のA−A線矢視断面図で、図5(b)は図4(a)に示したスリーブ41のB−B線矢視断面図である。 図3に示したスリーブ41のスリット41eのみを拡大して示す拡大正面図である。 図7(a)はスリーブ41の正面図(図3のスリーブ41を略45度回転させて向きを変えた状態)で、図7(b)は図7(a)のスリーブ41の底面図である。 図8(a)はスリーブ41の正面図(図7(a)のスリーブ41を略45度回転させて向きを変えた状態)で、図8(b)は図8(a)のスリーブ41の底面図である。 図1に示したパイプナット42の正面図である。 図10(a)は図9に示したパイプナット42の上面図で、図10(b)は図9に示したパイプナット42の底面図である。 図11(a)は図10(a)に示したパイプナット42のC−C線矢視断面図で、図11(b)は図10(a)に示したパイプナット42のD−D線矢視断面図である。 図12(a)は突起42h,42jが形成されていないパイプナット42をスリーブ41に嵌合させる直前の状態を示す図で、図12(b)は棒状部材43を用いてパイプナット42に突起42h,42jを形成させる直前の状態を示す図で、図12(c)はパイプナット42に突起42h,42jが形成された状態を示す図である。 ボルト44をパイプナット42のメネジ孔42dにネジ締結させた状態を示す図である。 図13の状態からボルト44を締め付けて、スリーブ41の細長部41iを座屈させた状態を示す図である。 図15(a)はフロアパネル2の貫通孔2aにフロアパネル用アンカーボルト40を嵌合させる直前の状態を示す図で、図15(b)は貫通孔2aに嵌合されたフロアパネル用アンカーボルト40のパイプナット42にボルト44をネジ締結させた状態を示す図である。 図16(a)は、図15(b)の状態からボルト44を締め付けて、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41の細長部41iを座屈させた状態を示す図で、図16(b)は、図16(a)の状態からボルト44を取り外した状態を示す図である。 フロアパネル用アンカーボルト40が設けられたフロアパネル2を用いて構成されたフリーアクセスフロア30に機器13を載置し、フロアパネル用アンカーボルト40、固定金物16、オネジ部材17等を用いて機器13の支持脚18を固定した状態を示す一部破断拡大側面図である。 図18(a)は、従来のフロアパネル用アンカーボルト4の上面図で、図18(b)は、図18(a)のフロアパネル用アンカーボルト4の側面図である。 図18(a)に示したフロアパネル用アンカーボルト4のF−F線矢視断面図である。 フロアパネル用アンカーボルト4が設けられたフロアパネル2の一部破断側面図である。 図20に示したフロアパネル2の上面図である。 図21のフロアパネル2のG−G線矢視断面図である。 フロアパネル用アンカーボルト4が設けられたフロアパネル2を用いて構成されたフリーアクセスフロア1に機器13を載置し、フロアパネル用アンカーボルト4、固定金物16、オネジ部材17等を用いて機器13の支持脚18を固定した状態を示す一部破断拡大側面図である。 図17におけるフリーアクセスフロア30のE−E線矢視断面図、及び図23におけるフリーアクセスフロア1のH−H線矢視断面図である。
以下、本発明に係るフロアパネル用アンカーボルトを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図17は、本発明の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40は、図1,図2に示すように、スリーブ41(上側部材)と、パイプナット42(下側部材)の2つの円筒状の部材から構成されている。なお、スリーブ41と、パイプナット42は共に鋼材を用いて形成されている。
スリーブ41は、図3,図4に示すように、図3中上下方向に伸びる円筒状の胴体部41aと、スリーブ41の上端部に位置し、径方向外側に張り出した円環状のフランジ部41b(拡径部)から構成されている。
図5(b)に示すように、円筒状の胴体部41aには、図中上下方向に貫通する貫通孔41cが形成され、円環状のフランジ部41bには、図中上下方向に貫通する貫通孔41dが形成され、貫通孔41cと貫通孔41dは図中上下方向に連通している。
また、図3に示すように、胴体部41aには、その外周面から貫通孔41cの内周面まで貫通(図5(b)参照)するスリット41eが、円周方向に所定の間隔を空けて4つ(図5(a)参照)形成されている。
スリット41eは、図6に示すように、図中上側(スリーブ41の軸線方向上側)に位置する上部スリット41fと、図中下側(スリーブ41の軸線方向下側)に位置する下部スリット41gと、上部スリット41fと下部スリット41gの間に位置する中間スリット41hの3つの異なる形状のスリットが連結されたような開口形状を有している。
図6に示すように、上部スリット41fは、図中左右方向の長さ寸法L1の略矩形状の開口形状を有しており、その上端部には逆U字状に開口するU字状部41jが形成されている。
また、下部スリット41gは、図6中左右方向の長さ寸法L1の略矩形状の開口形状を有しており、中間スリット41hは、図6中左右方向の長さ寸法L2の略矩形状の開口形状を有している。
そして、図6に示すように、上部スリット41fと下部スリット41gの図中左右方向の長さ寸法L1よりも、中間スリット41hの図中左右方向の長さ寸法L2の方が大きくなっている。
このため、図7(a)に示すように、互いに隣接する中間スリット41h,41h間の長さ寸法L4は、互いに隣接する上部スリット41f,41f間、及び下部スリット41g,41g間の長さ寸法L3よりも短くなっている。
したがって、スリーブ41の胴体部41aにおける、互いに隣接する中間スリット41h,41h間には、上部スリット41f,41f間、及び下部スリット41g,41g間よりも細い幅の細長部41i(図7(a)参照)が形成されている。
また、中間スリット41hには、図6中上下方向(スリーブ41の軸線方向)に伸びる2つの辺部41kの中央部に、胴体部41aの円周方向外側(図6中左右方向の外側)に向かって円弧状に開口するノッチ41l(切り込み部)がそれぞれ形成されている。
そして、ノッチ41lが形成されることにより、図7(a)に示すように、細長部41iの図中左右方向の幅が局所的に小さくなっている。
また、図7(a),図8(a)に示すように、スリーブ41の胴体部41aの上端部の外周面と、フランジ部41bの下面との隅部を埋める(図8(a)参照)ように、突出部41mが形成されている。
突出部41mは、胴体部41aの外周面から径方向外側に向かって突出している(図8参照)。また、突出部41mは、図1に示すように、フランジ部41bから図中下方に所定の高さ位置まで伸びる略三角柱状の三角柱部41oと、三角柱部41oの下端から更に図中下方に伸びる略逆三角錐状の三角錐部41pから構成されている(図7参照)。
また、突出部41mは、図7(b),図8(b)に示すように、胴体部41aの円周方向に略180度の間隔を空けて2つ形成されている。
パイプナット42は、図9,10に示すように、図9中上下方向に伸びる円筒状の胴体部42aと、パイプナット42の下端部に位置し、径方向外側に張り出した円環状のフランジ部42b(拡径部)と、胴体部42aとフランジ部42bの間に位置し、図9中下側に向かうにつれて拡径する略円環状の傾斜部42c(拡径部)から構成されている。
図11(a),(b)に示すように、胴体部42aは、図中上下方向に貫通する貫通孔の内周面にメネジが形成されたメネジ孔42dを有している。また、フランジ部42bには、図中上下方向に貫通する貫通孔42eが形成されている。そして、フランジ部42bの貫通孔42eは、胴体部42aのメネジ孔42dよりも内径寸法が大きくなるように形成されている。
また、傾斜部42cには、図11(a),(b)中上下方向に貫通すると共に、図中下側に向かうにつれて拡径する貫通孔42fが形成されている。そして、胴体部42aのメネジ孔42dと、フランジ部42bの貫通孔42eは、傾斜部42cの貫通孔42fを介して連通している。
また、図11(a)に示すように、胴体部42aの軸線方向(図中上下方向)における途中部には、その外周面からメネジ孔42dの内周面まで貫通し、開口形状が円形状(図11(b)参照)の貫通孔42gが形成されている。
そして、図10(a)に示すように、貫通孔42gから、胴体部42aの円周方向に略180度の間隔を空けた位置に、胴体部42aの外周面から径方向外側に向かって突出する略円柱状(図11(a)、図15(a)参照)の突起42h(第1の突起)が形成されている。
また、図11(a)に示すように、胴体部42aの軸線方向(図中上下方向)における貫通孔42gよりも下側には、その外周面からメネジ孔42dの内周面まで貫通し、開口形状が円形状(図11(b)参照)の貫通孔42iが形成されている。
そして、図11(a)に示すように、貫通孔42iから、胴体部42aの円周方向に略180度の間隔を空けた位置に、胴体部42aの外周面から径方向外側に向かって突出する略円柱状(図15(a)参照)の突起42j(第2の突起)が形成されている。
図12(a)〜(c)に示すように、フロアパネル用アンカーボルト40は、スリーブ41の胴体部41aの貫通孔41cに、図12(a)中下側から、パイプナット42の胴体部42aを嵌合させることにより形成されている。
パイプナット42の胴体部42aの外径寸法は、スリーブ41の胴体部41aの貫通孔41cの内径寸法と略同じ長さになっているため、パイプナット42の胴体部42aを、スリーブ41の貫通孔41cに嵌合させることができるようになっている(図12(b)参照)。
図12(a)に示すように、スリーブ41の貫通孔41cに、パイプナット42の胴体部42aを嵌合させる前は、パイプナット42に突起42h,突起42j(図9参照)は形成されていない。
そして、スリーブ41の貫通孔41cに、パイプナット42の胴体部42aを嵌合させた後に、図12(b)に示すように、スリーブ41のスリット41eと、パイプナット42の胴体部42aの貫通孔42g,貫通孔42iに、丸棒状の棒状部材43の先端部を挿通させて、メネジ孔42dの内周面に接触するまで真っ直ぐに差込んでいる。
そして、棒状部材43の先端部で、メネジ孔42dの内周面を径方向外側に向かって押圧することにより、図12(c)に示すように、略円柱状の突起42h,突起42jが形成されるようになっている。
突起42hは、図12(c),図15(a)に示すように、スリーブ41の上部スリット41f(図6参照)の下端部に挿入し、図15(a)中左右方向の端部が上部スリット41fの内周面に接触するように突出している。
また、突起42hは、図12(c)に示すように、スリーブ41の胴体部41aの外周面の位置と略同じ位置まで突出し、胴体部41aの外周面よりも径方向外側に突出しないように形成されている。
このように、棒状部材43を用いて突起42hを形成することにより、パイプナット42が、その軸線を中心として回転しようとしても、突起42hが上部スリット41fの内周面に係合し、パイプナット42がスリーブ41に対して回転しないようになっている。
突起42jは、図12(c),図15(a)に示すように、スリーブ41の下部スリット41g(図6参照)に挿入するように突出している。
また、突起42jは、図12(c)に示すように、スリーブ41の胴体部41aの外周面の位置と略同じ位置まで突出し、胴体部41aの外周面よりも径方向外側に突出しないように形成されている。
このように、棒状部材43を用いて突起42jを形成することにより、パイプナット42がスリーブ41から離脱して、図12(c)中下方に抜け落ちることを防止している。
すなわち、パイプナット42の突起42jが、スリーブ41の下部スリット41g(図6参照)の図6中下側の内周面に係合することにより、パイプナット42が図12(c)中下方に抜け落ちないようになっている。
また、図12(b)に示すように、パイプナット42の胴体部42aは、スリーブ41の胴体部41aの貫通孔41cに嵌合されているが、パイプナット42のフランジ部42bと傾斜部42c(図9参照)は、スリーブ41の貫通孔41cの内径寸法よりも外径寸法が大きいため嵌合されていない。
このため、図12(b),(c)に示すように、スリーブ41の胴体部41aの下端部は、パイプナット42の傾斜部42cの傾斜した外周面に接触している(図13参照)。
図13は、ボルト44のオネジ部44aをスリーブ41の貫通孔41c,41d(図5参照)に挿入させて、ボルト44の頭部44bがスリーブ41のフランジ部41bの上面に当接するまで、パイプナット42のメネジ孔42dにボルト44のオネジ部44aをネジ込んだ状態を示す図である。
なお、前述のように、パイプナット42に突起42hを形成して、パイプナット42のスリーブ41に対する回転を防止しているため、ボルト44をパイプナット42のメネジ孔42dにネジ込む際に、パイプナット42が空回りしないようになっている。
そして、図13の状態から、ボルト44を締め付けると、図14に示すように、ボルト44の軸力F1(締め付けにより引っ張られたボルト44が反発して元に戻ろうとする力)により、パイプナット42を図中上方に向かって引っ張り上げる力が作用する。
その結果、図14に示すように、パイプナット42の傾斜部42cの外周面が、スリーブ41の胴体部41aの下端部を図中下側から上側に向かって押圧する押圧力F2が作用する。
そして、押圧力F2が作用することにより、胴体部41aの細長部41i(図3参照)が、その長さ方向(図3中上下方向)の途中部において座屈して、胴体部41aの径方向外側に向かって広がるように塑性変形する。
そして、図14に示すように、パイプナット42は、突起42hが上部スリット41fのU字状部41j(図6参照)の内周面に近接するまで引き上げられる(図16(a),(b)参照)。
前述のように、互いに隣接する中間スリット41h,41h間の長さ寸法L4(図7(a)参照)が、互いに隣接する上部スリット41f,41f間、及び下部スリット41g,41g間の長さ寸法L3(図7(a)参照)よりも小さくなっているため、押圧力F2により細長部41iが座屈するようになっている。
また、図6に示すように、中間スリット41hの辺部41kの中央部にノッチ41lが形成されているため、細長部41iは、図7(a)中上下方向の中央部において座屈するようになっている。
ここで、図15,図16を用いて、フロアパネル用アンカーボルト40をフロアパネル2(図20参照)に設置する過程を説明する。
図15(a)に示すように、フロアパネル2の上面6aには、タイルカーペット45が敷設されている。そして、タイルカーペット45には、フロアパネル2の貫通孔2aよりも内径寸法が大きく、開口形状が円形状の貫通孔45aが、フロアパネル2の貫通孔2aに連通するように形成されている。
また、図15(b)に示すように、タイルカーペット45の貫通孔45aの内径寸法は、フロアパネル用アンカーボルト40のフランジ部41bの外径寸法と略同じ長さになるように形成されている。
また、図15(a)に示すように、フロアパネル2の貫通孔2aの内径寸法は、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41の胴体部41aの外径寸法、及びパイプナット42のフランジ部42bの外径寸法と略同じ長さになるように形成されている。
フロアパネル用アンカーボルト40をフロアパネル2に設置するためには、まず、図15(a),(b)に示すように、フロアパネル2の上面6a側から、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41の胴体部41aを、フロアパネル2の貫通孔2aに嵌合させ、スリーブ41のフランジ部41bを、タイルカーペット45の貫通孔45a内に挿入させて、フロアパネル2の上面6aに接触させている。
そして、図15(b)に示すように、ボルト44の頭部44bがスリーブ41のフランジ部41bに当接するまで、ボルト44をパイプナット42のメネジ孔42d(図11(a),(b)参照)にねじ込んでいる。
その後に、図16(a)に示すように、ボルト44を締め付けることにより、スリーブ41の胴体部41aの細長部41i(図7(a)参照)を座屈させて、径方向外側に向かって広がるように塑性変形させている(図14参照)。図16(a)に示すように、細長部41iは、フロアパネル2の底板8の底面8aに接触するまで塑性変形されている。
最後に、図16(b)に示すように、ボルト44を緩めてパイプナット42から取り外している。
このように、図16(b)の状態においては、胴体部41aの細長部41iが、径方向外側に向かって広がっているため、フロアパネル用アンカーボルト40を図16(b)中上方に向かって引き抜こうとする力が作用した場合に、細長部41iがフロアパネル2の底板8の底面8aに係合し、フロアパネル用アンカーボルト40がフロアパネル2の貫通孔2aから上方に向かって引き抜かれないようになっている。
また、スリーブ41のフランジ部41bの外径寸法が、フロアパネル2の貫通孔2aの内径寸法よりも大きいため、フロアパネル用アンカーボルト40が図16(b)中下方に向かって抜き落ちないようになっている。
また、スリーブ41の胴体部41aの上端部には、突出部41m(図7(a)参照)が形成されているため、突出部41mが補強部材12に強く嵌合されることにより、細長部41iが塑性変形される前の段階(図15(b)参照)において、フロアパネル用アンカーボルト40が図15(b)中上方に向かって浮き上がらないようになっている。
例えば、図15(b)の状態において、ボルト44を締め付けた際、突出部41mが補強部材12に強く嵌合していることにより、フロアパネル用アンカーボルト40が、図15(b)中上方に向かって浮き上がらないようになっている。
また、スリーブ41の胴体部41aの上端部には、突出部41m(図7(a)参照)が形成されているため、フロアパネル用アンカーボルト40を打ち込んで、突出部41mが補強部材12に強く嵌合されることにより、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41が、フロアパネル2の貫通孔2aに対して回転しないようになっている。
すなわち、突出部41mが補強部材12に強く嵌合されることにより、ボルト44をパイプナット42のメネジ孔42dにねじ込んだり、締め付けたりする(図15(b),図16(a)参照)際に、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41が空回りしないようになっている。
図17は、本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40が設置されたフロアパネル2から構成されるフリーアクセスフロア30において、フロアパネル用アンカーボルト40、オネジ部材17、固定金物16等を用いて、フロアパネル2の上面6a上に載置された機器13(プリンタ等)を固定している状態を示す図である。
図17に示すように、固定金物16は、その側面がクランク形の板状に形成されており、図中水平方向に伸びる下辺部16bと、下辺部16bの図中右端部から上方に向かって伸びる連結部16cと、連結部16cの図中上端部から図中右側に向かって水平に伸びる上辺部16aから構成されている。
そして、フロアパネル2の上面6aに、固定金物16の下辺部16bが載置され、オネジ部材17の下端部が、下辺部16bに形成された貫通孔16eと、フロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41の貫通孔41d(図5参照)を挿通して、パイプナット42のメネジ孔42d(図11(a),(b)参照)にネジ締結されている。
そして、オネジ部材17の、固定金物16の貫通孔16eより上方に突出した部分に、ナット部材19が締め付けられることにより、固定金物16の下辺部16bはフロアパネル2に固定されている。
また、固定金物16の上辺部16aには、図24に示すように、その長さ方向右側(図24中右側)の縁部からその長さ中央部に向かって凹んだU字状の切欠部16dが形成されている。この切欠部16dには、機器13の支持脚18のオネジ部18a(図17参照)が緩く挿通されている。
支持脚18は、そのオネジ部18aの上端部が、機器13の四隅部に形成されたメネジ部13aにネジ結合されている。そして、機器13の下側に配置されたナット部材20が、オネジ部18aにネジ結合されることにより、支持脚18は機器13に固定されている。
図17に示す支持脚18と同様に、機器13の他の3つの四隅部それぞれに固定された支持脚18もまた、そのオネジ部18aが、フロアパネル2に固定された固定金物16の切欠部16dに緩く挿通されている。
このように、固定金物16の下辺部16bが、フロアパネル2に固定され(図17参照)、固定金物16の上辺部16aが、機器13の支持脚18の水平方向及び鉛直方向の移動を制限するように配置されている(図17,24参照)。このため、フロアパネル2の上面6a上に載置された機器13に対して、地震等により振動が加えられた場合に、機器13が転倒することを防止できるようになっている。
本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、フロアパネル2の上面6a側から、フロアパネル用アンカーボルト40をフロアパネル2の貫通孔2aに設置することができるため、フロアパネル2を敷設した後に、フロアパネル用アンカーボルト40をフロアパネル2に設ける場合の作業を容易にすることができる。
すなわち、本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40を用いることにより、前記従来のフロアパネル用アンカーボルト4を用いた場合のように、敷設されたフロアパネル2を取り外してから、フロアパネル用アンカーボルト4をフロアパネル2の底面8a側から嵌合させて、再度フロアパネル2を敷設する必要は無くなる。
したがって、本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、フロアパネル2の上に載置せられる機器13の転倒防止のための作業を容易にすることができる。
本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト60について説明する。
本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト60は、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41(図7参照)の代わりに、スリーブ61を備えている点において、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40とは異なるものである。
前記第1の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、図1に示すように、スリーブ41の突出部41mが、胴体部41aの外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、フランジ部41bから図中下方に所定の高さ位置まで伸びる略三角柱状の三角柱部41oと、三角柱部41oの下端から更に図中下方に伸びる略逆三角錐状の三角錐部41pから構成されていた(図7参照)。
一方、本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト60においては、スリーブ61の突出部61mが、胴体部61aの外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、フランジ部61bから図中下方に所定の高さ位置まで伸びる略半円柱状の半円柱部61oと、半円柱部61oの下端から更に図中下方に伸びる略逆半円錐状の半円錐部61pから構成されている。
このように、本実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト60のスリーブ61の突出部61mと、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40のスリーブ41の突出部41mは、形状が互いに異なっている。その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40と同様である。
なお、本発明は、前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フロアパネル用アンカーボルトについて種々の変更が可能である。
例えば、前記実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40は、天板6、底板8及び補強部材12を備えるフロアパネル2に設置されていたが、フロアパネル2に限定される必要はなく、他の種類のフロアパネルに設置されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、スリット41eが、上部スリット41f、下部スリット41g及び中間スリット41hの3つのスリットが連結されたような開口形状(図6参照)を有していたが、このような開口形状に限定される必要はなく、他の開口形状を有していてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、スリット41eが、胴体部41aの円周方向に所定の間隔を空けて4つ(図5(a)参照)形成されていたが、4つに限定される必要はなく、例えば、4つ以上のスリット41eが形成されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、中間スリット41hの辺部41kの中央部にノッチ41l(図6参照)が形成されていたが、中間スリット41hにノッチ41lが形成されていなくてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト40においては、スリーブ41の突出部41mが、略三角柱状の三角柱部41oと、略逆三角錐状の三角錐部41pから構成され、前記第2の実施の形態に係るフロアパネル用アンカーボルト60においては、スリーブ61の突出部61mが、略半円柱状の半円柱部61oと、略逆半円錐状の半円錐部61pから構成されていたが、突出部41m,61mはこのような形状に限定される必要はない。
すなわち、突出部41m,61mは、スリーブ41,61の胴体部41a,61aの外周面から径方向外側に向かって突出していれば、他の形状に形成されていてもよい。
1 フリーアクセスフロア
2 フロアパネル
2a 貫通孔
2b 変形部
4 フロアパネル用アンカーボルト
4a メネジ部
4b 胴体部
4c フランジ部
4d リブ
6 天板
6a 上面
6b 周縁部
8 底板
8a 底面
8b 底板部
8c 側板部
8d 周縁部
10 内部空間
12 補強部材
13 機器
16 固定金物
16a 上辺部
16b 下辺部
16c 連結部
16d 切欠部
16e 貫通孔
17 オネジ部材
18 支持脚
18a オネジ部
19 ナット部材
20 ナット部材
30 フリーアクセスフロア
40 フロアパネル用アンカーボルト
41 スリーブ
41a 胴体部
41b フランジ部
41c 貫通孔
41d 貫通孔
41e スリット
41f 上部スリット
41g 下部スリット
41h 中間スリット
41i 細長部
41j U字状部
41k 辺部
41l ノッチ
41m 突出部
41o 三角柱部
41p 三角錐部
42 パイプナット
42a 胴体部
42b フランジ部
42c 傾斜部
42d メネジ孔
42e 貫通孔
42f 貫通孔
42g 貫通孔
42h 突起
42i 貫通孔
42j 突起
43 棒状部材
44 ボルト
44a オネジ部
44b 頭部
45 タイルカーペット
45a 貫通孔
60 フロアパネル用アンカーボルト
61 スリーブ
61a 胴体部
61b フランジ部
61m 突出部
61o 半円柱部
61p 半円錐部
F1 軸力
F2 押圧力
L1 長さ寸法
L2 長さ寸法
L3 長さ寸法
L4 長さ寸法

Claims (6)

  1. 円筒状の上側部材と、円筒状の下側部材を備え、
    前記上側部材は、円筒状の胴体部と、その上端部に形成された拡径部を有し、
    前記下側部材は、円筒状の胴体部と、その下端部に形成された拡径部を有し、
    前記上側部材の前記胴体部には、円周方向に間隔を空けて複数のスリットが形成され、
    前記スリットの開口形状は、前記上側部材の前記胴体部の外周面上に閉じた形状に形成され、
    前記上側部材の前記胴体部の、前記円周方向に互いに隣接する前記スリットの間に、前記上側部材の前記胴体部の下端部に下側から上側に向かって力が作用すると、その長さ途中部において座屈して、前記上側部材の前記胴体部の径方向外側に向かって塑性変形する細長部が形成され、
    前記下側部材の前記胴体部には、その内周面にメネジが形成されると共に、その外周面から径方向外側に突出する第1の突起が形成され、
    前記上側部材の前記胴体部の内周面に、前記下側部材の前記胴体部が嵌合し、
    前記下側部材の前記第1の突起が、前記上側部材の前記スリット内に挿入している
    ことを特徴とするフロアパネル用アンカーボルト。
  2. 前記スリットは、
    前記上側部材の軸線方向の上側に位置する上部スリットと、
    前記上側部材の軸線方向の下側に位置する下部スリットと、
    前記上部スリットと、前記下部スリットの間に位置する中間スリットの3つのスリットが連結されたような開口形状を有し、
    前記上部スリットに、前記下側部材の前記第1の突起が挿入し、
    前記中間スリットの前記円周方向の長さ寸法が、前記上部スリット及び前記下部スリットの前記円周方向の長さ寸法よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル用アンカーボルト。
  3. 前記下側部材の前記胴体部には、その外周面から径方向外側に突出する第2の突起が、前記第1の突起よりも下側に形成され、
    前記下部スリットに、前記下側部材の前記第2の突起が挿入している
    ことを特徴とする請求項2に記載のフロアパネル用アンカーボルト。
  4. 前記中間スリットには、前記上側部材の軸線方向に伸びる辺部の中央部に、前記円周方向の外側に向かって開口する切り込み部が形成された
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフロアパネル用アンカーボルト。
  5. 前記上側部材の前記胴体部の外周面から径方向外側に突出する突出部が、前記上側部材の前記胴体部の上端部と、前記上側部材の前記拡径部の隅部を埋めるように形成された
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のフロアパネル用アンカーボルト。
  6. 前記上側部材の前記胴体部の外径寸法は、前記フロアパネル用アンカーボルトが設置されるフロアパネルの貫通孔の内径寸法と略同じ長さに形成され、
    前記上側部材の前記拡径部の外径寸法は、前記フロアパネル用アンカーボルトが設置されるフロアパネルの貫通孔の内径寸法よりも大きくなるように形成された
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフロアパネル用アンカーボルト。
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