JP6867209B2 - セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 - Google Patents

セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 Download PDF

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Description

本発明は、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができるセルの1種である燃料電池セルが複数配列されてなるセルスタック装置が知られている。当該セルスタック装置においては、燃料ガス又は酸素含有ガスの一方がセルの内部に設けられたガス流路を流通し、燃料ガス又は酸素含有ガスの他方がセルの外部を流通する。セルの内部及びセルの外部を通り抜けた余剰の其々の反応ガスはセルスタック装置の上方で燃焼される。また、上述のセルスタック装置を収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールや、燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−157191号公報
しかし、従来のセルスタック装置においては、燃料ガスと酸素含有ガスとが混合しにくく、余剰の反応ガスの燃焼を安定して行うことができないおそれがあった。
それゆえ、本発明は、余剰の反応ガスを効率良く燃焼することができるセルスタック装置、それを備えるモジュールおよびモジュール収容装置を提供することにある。
本開示のセルスタック装置は、内部に長手方向に沿って第一反応ガスを流通させるための1つ又は複数のガス流路を有する柱状のセルと、複数個の該セルが配列されてなり、かつ該セルの間に第二反応ガスが流通するセルスタックと、前記セルの下端部を固定し、かつ前記セルの前記ガス流路に第一反応ガスを導入させるマニホールドと、を備え、前記ガス流路は上端に開口部を有しており、少なくとも一つの該開口部における開口面の法線方向が、隣接して配列された前記セルの方向に傾いており、1つ以上の前記セルは、前記開口部が、前記配列方向における一端側の第一方向に開口面の法線方向が傾いている第一開口部と、前記配列方向における他端側の第二方向に開口面の法線方向が傾いている第二開口部と、を有することを特徴とする。
また、本開示のモジュールは、上述のセルスタック装置を、収納容器内に収納してなることを特徴とする。
さらに、上述のモジュールと、該モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とする。
本開示のセルスタック装置は、燃料ガスと酸素含有ガスとを効率よく混合させることができるため、効率良く余剰の反応ガスを燃焼することができる。ひいては、効率良く余剰の反応ガスを燃焼できるモジュール及びモジュール収容装置を提供することができる。
本実施形態のセルの一例を示すもので、(a)は横断面図、(b)は空気極側から見た側面図であり、(c)はインターコネクタ側から見た側面図である。 (a)は本実施形態のセルスタック装置の一例を示す斜視図であり、(b)は(a)の側面側の断面図である。 セルスタック装置の側面側の拡大断面図である。 他の実施形態におけるセルスタック装置の側面側の拡大断面図である。 本実施形態のセルスタック装置の一例を備えるモジュールを示す外観斜視図である。 本実施形態のモジュール収容装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。
図1〜6を用いて、セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置について説明する。
(セル)
以下において、セルスタックを構成するセルとして固体酸化物形の燃料電池セルの例を用いて説明する。
図1は、セルの実施形態の一例を示すもので、(a)は横断面図、(b)は空気極側から見た側面図であり、(c)はインターコネクタ側から見た側面図である。なお、この図面において、セル1の各構成の一部を拡大して示している。
図1に示す例において、セル1は中空平板型で、細長い板状である。図1(b)に示すように、セル1の全体を側面から見た形状は、例えば、長さ方向Lの辺の長さが5〜50cmで、この長さ方向に直交する幅方向Wの長さが1〜10cmの長方形状である。このセル1の全体の厚さは1〜5mmである。
図1に示すように、セル1は、導電性支持基板2(以下、支持基板2と略す場合がある)、素子部およびインターコネクタ6を有している。支持基板2は、一対の対向する平坦面n1、n2を有しており、柱状である。素子部は、支持基板2の一方の平坦面n1上に設けられている。素子部は、燃料極3、固体電解質層4及び空気極5を有している。また、図1に示す例においては、セル1の他方の平坦面n2上にはインターコネクタ6が設けられている。
また、図1(b)に示す例のように、空気極5はセル1の下端まで延びていない。セル1の下端部では、固体電解質層4が表面に露出している。また、図1(c)に示す例のでは、インターコネクタ6はセル1の下端まで延びているが、下端に設けられていなくてもよい。セル1の下端部では、インターコネクタ6および固体電解質層4が表面に露出している。
以下、セル1を構成する各構成部材について説明する。
支持基板2は、ガスが流れるガス流路2aが内部にセル1の長手方向に沿って設けられている。図1においては6つのガス流路2aが設けられた例を示しているが、ガス流路2aが1つであってもよい。なお、ガス流路2aを流れるガスを以下で第一反応ガスという場合がある。本実施形態においては、第一反応ガスは燃料ガスである。支持基板2としては、燃料ガスを燃料極3まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ6を介して集電するために導電性であることが要求される。支持基板2は、例えば、鉄族金属成分と無機酸化物からなる。例えば、鉄族金属成分はNiおよび/またはNiOであって、無機酸化物は特定の希土類元素酸化物である。なお、各ガス流路2aの上端には開口部2a1が設けられている。
燃料極3は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素酸化物が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化も含むものとする)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。この希土類酸化物としては例えばY等が用いられる。
固体電解質層4は、燃料極3、空気極5間のイオンの橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素酸化物が固溶したZrOから形成される。この希土類元素酸化物としては例えばY等が用いられる。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
空気極5は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。例えば、AサイトにSrとLaが共存する複合酸化物が好ましい。例としては、LaSr1−xCoFe1−y、LaSr1−xMnO、LaSr1−xFeO、LaSr1−xCoO等が挙げられる。なお、xは0<x<1、yは0<y<1である。空気極5はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ6は、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)、もしくは、ランタンストロンチウムチタン系のペロブスカイト型酸化物(LaSrTiO系酸化物)が好適に使用される。これらの材料は、導電性を有し、かつ燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触しても還元も酸化もされない。また、インターコネクタ6は支持基板2に形成されたガス流路2aを流通する燃料ガス、および支持基板2の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
(セルスタック装置)
次に、上述したセルを用いた本実施形態に係るセルスタック装置について図2〜4を用いて説明する。
図2(a)は本実施形態のセルスタック装置の一例を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)の側面側の断面図である。図3は、セルスタック装置の側面側の拡大断面図である。図4は、他の実施形態におけるセルスタック装置の側面側の拡大断面図である。
セルスタック装置10は、配列された複数個のセル1を有するセルスタック18と、マニホールド7とを備える。
図2に示すように、マニホールド7は、支持体7aと、ガスタンク7bとを備えている。
支持体7aは、複数個のセル1の一端が挿入される一又は複数の挿入口17を有している。複数個のセル1の一端と挿入口17の内壁とは、シール材8で接合されている。
ガスタンク7bは、挿入口17を介して複数個のセル1に反応ガスを供給するための開口部を有しており、開口部の周囲に凹溝71が設けられている。支持体7aの一端部は、ガスタンク7bの凹溝71に充填された接合材72によりガスタンク7bと接合されている。
図2に示す例においては、支持体7aと、ガスタンク7bとで形成される内部空間に燃料ガスが貯留される。ガスタンク7bにはガス流通管12が設けられており、後述する改質器13で生成された燃料ガスが、このガス流通管12を介してマニホールド7に供給され、その後マニホールド7よりセル1の内部のガス流路2aに供給される。
各セル1はマニホールド7側からセル1の長手方向に沿ってそれぞれ突出し且つ複数のセル1がスタック状に整列するように、各セル1の長手方向の一端がシール材8で支持体7aに固定されている。また、図2に示す例ではシール材8によってセル1の一端同士も接合されている。
図2に示す例においては、複数個のセル1が2列設けられており、各列がそれぞれ支持体7aに固定されている。この場合、ガスタンク7bの上面には2つの貫通孔が設けられている。この貫通孔のそれぞれに、挿入孔17を合わせるように各支持体7aが設けられる。結果、1つのガスタンク7bと、2つの支持体7aとで内部空間が形成される。
挿入孔17の形状は、例えば、上面視で長円形状である。挿入孔17は、例えば、セル1の配列方向において、2つの端部導電部材9bの間の距離よりも長ければよい。また、この挿入孔17の幅は、例えば、セル1の幅方向Wの長さよりも長ければよい。
図2に示すように、挿入孔17の内壁とセル1の外面との間、および、セル1同士の間に、隙間が存在している。
図2に示すように、挿入孔17とセル1の一端との接合部において、固化されたシール材8が前記隙間に充填されている。これにより、挿入孔17と複数個のセル1の一端とがそれぞれ接合・固定され、また、セル1の一端同士が接合されている。各セル1のガス流路2aの一端は、マニホールド7の内部空間と連通している。
シール材8、接合材72は、非晶質ガラス等でも構成されてもよいが、結晶化ガラスで構成されていてもよい。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、MgO−B系が採用され得るが、SiO−MgO系のものがよい。
また、図2(b)に示す例のように、隣接するセル1の間には、隣接するセル1の間(より詳細には、一方のセル1の燃料極3と他方のセル1の空気極5)を電気的に直列に接続するための導電部材9aが介在している。なお、図2(a)では、導電部材9aの図示を省略している。
また、図2(b)に示す例のように、複数個のセル1の配列方向における最も外側に位置するセル1に、端部導電部材9bが接続されている。この端部導電部材9bは、セルスタック5の外側に突出する導電部11を有している。導電部11は、セル1の発電により生じた電気を集電して外部に引き出す機能を有する。なお、図2(a)では、端部導電部材9bの図示を省略している。
以上、説明した燃料電池のセルスタック装置10を稼働させる際には、高温(例えば、600〜800℃)の燃料ガス(水素含有ガス)及び酸素含有ガス(空気)を流通させる。燃料ガスは、マニホールド7の内部空間へ導入され、その後、挿入孔17を介して複数個のセル1のガス流路2aにそれぞれ導入される。各ガス流路2aを通過した燃料ガスは、その後、各ガス流路2aの開口部2a1から外部に排出される。空気は、隣接するセル1間の隙間に沿って、セル1の長手方向に沿って流れる。なお、セル1間の隙間に沿って、セル1の外部に流れる酸素含有ガスを第二反応ガスという場合がある。さらに、セル1
の内部及びセル1の間から排出され、発電に使用されなかった余剰の其々の反応ガスは、セルスタック装置の上方で燃焼される。
ところで、従来のセルスタック装置においては、ガス流路の開口部から排出される第一反応ガスはセルの配列方向に向かって流れにくい構成のため、燃料ガスと酸素含有ガスとが混合しにくく、効率よく余剰の反応ガスの燃焼を行うことができないおそれがあった。
そこで、本実施形態のセルスタック装置10においては、図3に示すように、少なくとも一つの開口部2a1における開口面の法線方向が、隣接して配列されたセル1の方向に傾いている。
この構成により、セル1のガス流路2aから排出される第一反応ガスの一部を、第二反応ガスが流れるセル1間へと流すことが可能となる。また、同様にセル1間に流れる第二反応ガスの一部を、第一反応ガスが流れるセル1側へと流すことが可能となる。それゆえ、第一反応ガスと第二反応ガスとを効率良く混合できるため、効率良く余剰の反応ガスを燃焼することができる。
図4に示すように、開口部2a1は、配列方向xにおける一端側の第一方向に開口面の法線方向が傾いている第一開口部2a2と、配列方向xにおける他端側の第二方向に開口面の法線方向が傾いている第二開口部2a3と、を有していてもよい。
この構成により、セル1の配列方向xの両側へと第一反応ガスの一部を流すことができるため、より効率良く第一反応ガスと第二反応ガスとを混合でき、余剰の反応ガスをより効率良く燃焼させることができる。
「開口面」とは、開口部2a1の縁により囲まれた面であり、平面でもよく、曲面でもよい。
図4で示す実施形態においては、ガス流路2aより排出される余剰の反応ガスを燃焼させるにあたり、着火部材30がセルスタック装置10の上方に設けられていてもよい。なお、着火部材30としては、例えば着火ヒーターやバーナー等、適宜使用することができる。
また、図4で示すように、セル1の少なくとも1つの開口部2a1における開口面の法線方向は、着火部材30側に傾いていてもよい。
この構成により、着火部材30側おいて第一反応ガスと第二反応ガスとを効率良く混合させることができ、余剰の反応ガスへの着火が容易となる。
また、着火部材30がセルの中央部に位置する場合には、着火部材30の直下に存在するセル1の開口部2a1は第一開口部2a2と第二開口部2a3とを有していてもよい。
図5で示すように本実施形態におけるセルスタック装置10は、セルスタック2の上方に、セル1に供給する燃料ガスを生成するための改質器13がセルの配列方向xに延びて配置されていてもよい。図5に示す改質器13においては、原燃料供給管16を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成する。なお、改質器13は、効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部13aと、原燃料を燃料ガスに改質するための改質触媒(図示せず)が配置された改質部13bとを備えている。なお、水が気化する際の吸熱反応により気化部13a近傍の温度は、改質部13b近傍の温度より低くなる。そして、改質器
13で生成された燃料ガスは、ガス流通管12を介してマニホールド7に供給され、マニホールド7よりセル1の内部に設けられたガス流路に供給される。
図5で示すような改質器13を備えるセルスタック装置10においては、気化部13aの直下に設けられた少なくとも1つのセル1のうちの少なくとも1つの開口部2a1における開口面の法線方向が、隣接して配列されたセル1の方向に傾いていてもよい。
この構成により、気化部13aの直下において第一反応ガスと第二反応ガスとを効率良く混合及び燃焼させることができるため、気化部13aを効率良く暖めることができる。すなわち、気化部13a近傍と改質部13b近傍の温度の均一化を図れる。また、言い換えれば、気化部13a近傍において余剰の反応ガスに点火された火が失火することを抑制することができる。
(モジュール)
次に、上述したセルスタック装置を用いた本発明の実施形態に係るモジュールについて図5を用いて説明する。図5は、本実施形態のセルスタック装置の一例を備えるモジュールを示す外観斜視図である。
図5に示すように、モジュール20は、収納容器14内に、セルスタック装置10を収納してなる。セルスタック装置10の上方には、セル1に供給する燃料ガスを生成するための改質器13が配置されている。
また図5においては、収納容器14の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されるセルスタック装置10を後方に取り出した状態を示している。
また、上述の構成のモジュール20においては、通常発電時においては、上記燃焼やセル1の発電に伴い、モジュール20内の温度は500〜1000℃程度となる。
このようなモジュール20においては、上述したように、ガスリークの発生を抑制したセルスタック装置10を収納してなることにより、ガスリークの発生を抑制したモジュール20とすることができる。
(モジュール収容装置)
図6は、外装ケース内に図5で示したモジュール20と、モジュール20を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本実施形態のモジュール収容装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図6においては一部構成を省略して示している。
図6に示すモジュール収容装置40は、支柱41と外装板42から構成される外装ケース内を仕切板43により上下に区画し、その上方側を上述したモジュール20を収納するモジュール収納室44とし、下方側のモジュール20を動作させるための補機を収納する補機収納室45として構成されている。なお、補機収納室45に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板43には、補機収納室45の空気をモジュール収納室44側に流すための空気流通口46が設けられており、モジュール収納室44を構成する外装板42の一部に、モジュール収納室44内の空気を排気するための排気口47が設けられている。
このようなモジュール収容装置40においては、上述したように、ガスリークの発生を抑制したモジュール20をモジュール収納室44に収納し、モジュール20を動作させるための補機を補機収納室45に収納して構成されることにより、ガスリークの発生を抑制
したモジュール収容装置40とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
また、上記実施形態のセルでは、燃料極と空気極とを入れ替えて、内側電極を空気極とし、外側電極を燃料極としてもよい。この場合、燃料ガスと空気とが入れ替えられたガスの流れが採用される。
また、支持基板は燃料極を兼ねるものとし、その表面に固体電解質層および空気極を順次積層してセルを構成してもよい。
また、支持体上に酸素極層、固体電解質層、燃料極層を有する発電素子部が複数形成された、いわゆる横縞型のセルスタックを複数組み合わせてなる横縞型バンドルにも適用することができる。さらに、一つのガス流路を有するいわゆる円筒型のセルスタックにも適用することができる。
1 :セル
2a:ガス流路
2a1:開口部
7 :マニホールド
10:セルスタック装置
13:改質器
14:収納容器
18:セルスタック
20:モジュール
40:モジュール収容装置

Claims (5)

  1. 内部に長手方向に沿って第一反応ガスを流通させるための1つ又は複数のガス流路を有する柱状のセルと、
    複数個の該セルが配列されてなり、かつ該セルの間に第二反応ガスが流通するセルスタックと、
    前記セルの下端部を固定し、かつ前記セルの前記ガス流路に第一反応ガスを導入させるマニホールドと、を備え、
    前記ガス流路は上端に開口部を有しており、
    少なくとも一つの該開口部における開口面の法線方向が、隣接して配列された前記セルの方向に傾いており、
    1つ以上の前記セルは、
    前記開口部が、
    前記配列方向における一端側の第一方向に開口面の法線方向が傾いている第一開口部と、
    前記配列方向における他端側の第二方向に開口面の法線方向が傾いている第二開口部と、を有することを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記セルスタックの上方に設けられ、前記反応ガス流路から排出された余剰の反応ガスを燃焼させるための着火部材をさらに備え、
    前記セルの少なくとも1つの前記開口部における開口面の法線方向は、前記着火部材側に傾いていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記セルスタックの上方に設けられ、かつ前記マニホールドと接続され、原燃料ガスと水とが供給されて改質反応により燃料ガスを生成するための改質器と、をさらに備え、
    該改質器は、前記セルの配列方向に延びており、かつ
    水蒸気を発生させる気化部と、
    該気化部で発生した水蒸気を原燃料ガスと反応させて燃料ガスを生成する改質部と、を有し、
    前記気化部の直下に設けられた少なくとも1つの前記セルのうちの少なくとも1つの前記開口部における開口面の法線方向が、隣接して配列された前記セルの方向に傾いていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセルスタック装置。
  4. 請求項に記載のセルスタック装置を、収納容器内に収納してなることを特徴とするモジュール。
  5. 請求項に記載のモジュールと、該モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とするモジュール収容装置。
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