JP6863447B2 - コントロールバルブ及びリリーフバルブ - Google Patents

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本発明は、液圧機構に用いられるコントロールバルブ及びリリーフバルブに関する。
従来より、コントロールバルブにおけるシリンダポートの最高圧力を制御する等、液圧回路中における液圧を制御する目的で、リリーフバルブが使用されてきている(例えば、特許文献1を参照)。
この種のリリーフバルブは、一般的には、図4に示すように、コントロールバルブのケーシングa1に取り付けられるもので、内部にスリーブ挿通孔a6xを有するバルブボディa6と、前記スリーブ挿通孔a6xに基端部が挿入され内部にパイロット室たるばね室a7xを有するスリーブa7と、前記バルブボディa6内を進退移動可能なパイロット弁体a10、及びこのパイロット弁体a10が着座可能なパイロット弁座a11を有するパイロット弁座部材a12を利用して形成され、前記ばね室a7x内の圧力が所定圧力を上回った際に開弁するパイロット弁部a5と、前記スリーブa7内を進退移動可能な主弁体a8及び前記スリーブa7に形成され前記主弁体a8が着座可能な主弁座a9を備え、前記ばね室a7xの内部と外部との間に圧力差が生じた際に開弁する主弁部a4とを備えている。その上で、前記スリーブa7と前記パイロット弁座部材a12との間にシール部材a17を配し、ばね室a7x内からの作動液の漏出を防ぐようにしている。
より具体的には、図4に示すリリーフバルブa3は、シリンダポートa1cの圧力を所定値以下に制御すべく用いられるものである。シリンダポートa1c内の液圧は、前記主弁体a8に設けられたオリフィスを介して前記ばね室a7xに導かれる。シリンダポートa1c内の圧力が所定値以下であるときには、シリンダポートa1c内の液圧に由来する力よりも前記パイロット弁体a10を前記パイロット弁座a11に着座させるための第2の付勢手段a16による力の方が強く、パイロット弁体a10はパイロット弁座a11に着座した状態を保つ。このとき、前記ばね室a7xの内部と外部との間に液圧差が生じていないので、前記ばね室a7x内に配された第1の付勢手段a15の付勢力により、主弁体a8も主弁座a9に着座した状態を保つ。シリンダポートa1c内の圧力が所定値を上回ると、シリンダポートa1c内の液圧に由来する力が第2の付勢手段a16による力に打ち勝ってパイロット弁体a10がパイロット弁座a11から離間し、ばね室a7x内の作動液がタンクポートに導かれることにより、前記ばね室a7xとシリンダポートa1cとの間に液圧差が生じる。このとき、主弁体a8が主弁座a9から離間してシリンダポートa1c内の作動液の一部がタンクポートに導かれる。
特開2000−74003号公報
しかして、流体力等によりスリーブa7がバルブボディa6から離間する方向に回転すると、以下のような不具合が発生し得る。
すなわち、スリーブa7がバルブボディa6から離間する方向に大きく移動すると、シール部材a17の少なくとも一部がスリーブa7とパイロット弁座部材a12とにより挟まれた状態でなくなり、ばね室a7x内の作動液がばね室a7xの外部に流出することを防ぐ機能を果たさなくなる。このとき、シリンダポートa1c内の液圧が所定値を下回っているにも関わらずばね室a7x内から作動液がタンクポートに流出し、シリンダポートa1cとばね室a7xとの間に圧力差が発生するので、メイン弁体a8がメイン弁座a9から離間し、シリンダポートa1c内の作動液の一部が意図せずタンクポートに導かれることとなる。このとき、荷物を積載した荷台が意図せず下降する等の不具合が生じる。
上述したような問題は、スリーブをバルブボディにねじ止めしたものに限らず、スリーブの基端部をバルブボディに挿入し、バルブボディ及びスリーブの先端部を取付対象に挿入する構成のリリーフバルブ全般に生じうる。
本発明は以上の点に着目し、このような課題を解決することを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係るコントロールバルブは、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係るコントロールバルブは、内部に液圧回路を有するケーシングと、前記液圧回路中に設けられ前記ケーシングに取り付けられるリリーフバルブとを備えたコントロールバルブであって、前記リリーフバルブが、内部にスリーブ挿通孔を有するバルブボディと、前記スリーブ挿通孔に基端部が挿入され内部にパイロット室を有し、流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動するスリーブと、前記バルブボディ内を進退移動可能なパイロット弁体及び前記パイロット弁体が着座可能なパイロット弁座を備え、前記パイロット室内の圧力が所定圧力を上回った際に開弁するパイロット弁部と、このスリーブ内を進退移動可能な主弁体及び前記スリーブに形成され前記主弁体が着座可能な主弁座を備え、前記パイロット室の内部と外部との間に圧力差が生じた際に開弁する主弁部と、前記スリーブの内面に設けられ前記パイロット室内部からの作動液の漏出を防ぐためのシール部材とを備えているとともに、前記スリーブが流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動する際に、前記スリーブが前記ケーシングに当触することにより該スリーブの抜け止めを行い、前記シール部材を挟んだ状態が解除されることを防止する抜け止め部を備えている。
また、前述した課題を解決すべく、本発明に係るリリーフバルブは、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係るリリーフバルブは、内部にスリーブ挿通孔を有するバルブボディと、前記スリーブ挿通孔に基端部が挿入され内部にパイロット室を有し、流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動するスリーブと、記バルブボディ内を進退移動可能なパイロット弁体及び前記パイロット弁体が着座可能なパイロット弁座を備え、前記パイロット室内の圧力が所定圧力を上回った際に開弁するパイロット弁部と、このスリーブ内を進退移動可能な主弁体及び前記スリーブに形成され前記主弁体が着座可能な主弁座を備え、前記パイロット室の内部と外部との間に圧力差が生じた際に開弁する主弁部と、前記スリーブの内面に設けられ前記パイロット室内部からの作動液の漏出を防ぐためのシール部材とを備えているリリーフバルブであって、前記スリーブが流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動する際に、このリリーフバルブが取り付けられる対象物に当触することにより該スリーブの抜け止めを行い、前記シール部材を挟んだ状態が解除されることを防止する抜け止め部を前記スリーブの先端部に備えている。
これらの構成を有するものであれば、スリーブがバルブボディから離間する方向に移動しようとすると、スリーブがケーシング等のリリーフバルブが取り付けられる対象物に当触することによりスリーブのそれ以上の移動が規制され、シール部材によるシールが解除されることを防ぐことができる。
また、前記抜け止め部の好適な態様として、前記スリーブの一部位を先端側に隣接する部位よりも軸心方向に直交する方向に突出させることにより設けられた突起が挙げられる。
さらに、スリーブをバルブボディに確実に取り付けるようにするための態様の一例として、前記スリーブに形成した雄ねじが前記バルブボディに形成した雌ねじに螺着された状態で前記スリーブが前記バルブボディに取り付けられるものも挙げられる。
本発明によれば、パイロット室内の圧力が意図せず低下し、シリンダポート内の作動液の一部が意図せずタンクポートに導かれる不具合の発生を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るコントロールバルブを示す中央縦断面図。 同実施形態に係るリリーフバルブを示す中央縦断面図。 図2における領域Xの拡大図。 従来のリリーフバルブを含むコントロールバルブを示す中央縦断面図。
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照しつつ以下に示す。
本実施形態に係るコントロールバルブCは、図1に示すように、ケーシング1と、このケーシング1に設けたスプール孔1x内を摺動可能なスプール弁体2と、前記ケーシング1に取り付けられたリリーフバルブ3とを備えている。
前記ケーシング1は、その内部に液圧回路を有する。より具体的には、図示しないポンプ等の作動液供給源から作動液の供給を受ける作動液供給路1aと、作動液供給路中1aに設けた逆止弁1bと、アクチュエータであるチルトシリンダTSのシリンダ室TS1側に接続される第1のシリンダポート1cと、チルトシリンダTSのピストンTS2側に接続される第2のシリンダポート1dと、作動液を貯蔵しておく為の図示しないタンクに連通する吐出ポート1eとを内部に有する。
前記スプール弁体2は、上述したようにスプール孔1x内を摺動可能であり、図2に示す中立位置、前記中立位置から図2における右側に所定量移動した傾斜位置、及び前記中立位置から図2における左側に所定量移動した起立位置を選択的にとることができる。前記中立位置では、前記作動液供給路1aと前記第1及び第2のシリンダポート1c、1dとの間、並びに前記吐出ポート1eと前記第1及び第2のシリンダポート1c、1dとの間は、いずれも遮断されている。前記傾斜位置では、前記作動液供給路1aと前記第1のシリンダポート1cとが、また、前記吐出ポート1eと前記第2のシリンダポート1cとが、それぞれ連通している。そして、前記起立位置では、前記吐出ポート1eと前記第1のシリンダポート1cとが、また、前記作動液供給路1aと前記第2のシリンダポート1cとがそれぞれ連通している。
前記リリーフバルブ3は、前記シリンダポート1c、1dに連通するリリーフバルブ取付孔1f内に設けられており、主弁部4とパイロット弁部5とを有する。また、このリリーフバルブ3は、前記シリンダポート1c、1d内の圧力が所定圧力を上回らないように調整する機能を有する。以下、このリリーフバルブ3の具体的な構成について、図2及び図3を参照しつつ述べる。なお、図2及び図3においては、第1のシリンダポート1cに対するリリーフバルブ3の取付構造を示しているが、第2のシリンダポート1dに対するリリーフバルブ3の取付構造も同様である。
前記リリーフバルブ3は、図2に示すように、内部にスリーブ挿通孔6xを有するバルブボディ6と、前記スリーブ挿通孔6xに基端部が挿入され内部にパイロット室たるばね室7xを有するスリーブ7と、主弁体8、及びこの主弁体8が着座可能な主弁座9を備えた前記主弁部4と、パイロット弁体10、及びこのパイロット弁体10が着座可能なパイロット弁座11を有するパイロット弁座部材12を利用して形成した前記パイロット弁部5とを備えている。
前記バルブボディ6は、前記図2に示すように、その基端側の内部に前記パイロット弁体10を進退可能に収納するためのパイロット弁体収納空間6aを有するとともに、先端側の内部には前記スリーブ7の基端側の部位を収納するための前記スリーブ挿通孔6xを備えている。また、前記スリーブ挿通孔6xの基端側の内面には前記スリーブ7を螺着させるための雌ねじ溝6bを形成している一方、このバルブボディ6の先端部の外面には、前記ケーシング1のリリーフバルブ取付孔1fの内面に形成した雌ねじ孔1gに螺着させるための雄ねじ6cを設けている。
前記スリーブ7は、前記図2に示すように、先端部すなわちシリンダポート1c、1dに向かう側の端部に前記シリンダポート1c、1dと連通する作動液流入口7aを有するとともに側面に前記吐出ポート1eと連通する作動液排出口7bを有する筒状の部材である。このスリーブ7の基端部には、前記バルブボディ6の前記雌ねじ溝6bに螺合させて該スリーブ7を前記バルブボディ6に螺着させるべく、雄ねじ7cを設けている。すなわち、この雄ねじ7cが前記雌ねじ溝6bに螺着された状態で、このスリーブ7が前記バルブボディ6に取り付けられる。また、このスリーブ7の内部は、前記主弁部4の主弁体8を構成するメインポペット14が摺動可能なばね室7xとしている。このばね室7xの上流側端縁には、前記主弁座9を形成している。
前記主弁部4は、上述したように、また、前記図2に示すように、主弁体8と、この主弁体8が着座可能であり前記スリーブ7に形成した主弁座9とを利用して形成している。この主弁部4は、前記ばね室7xの内部と外部との間に圧力差が生じた際に前記主弁体8が前記主弁座9から離間して開弁するようになっている。前記主弁体8は、前記主弁座9に向かう側と反対側に開口した背圧室13aを内部に有する中間ピストン13、及びこの中間ピストン13を内部に収納したメインポペット14からなる部材であり、前記背圧室13aと前記シリンダポート1c、1dとを連通するオリフィス8xを備えている。そして、この主弁部5は、前記メインポペット14が前記主弁座9に着座する閉弁状態と、前記メインポペット14が前記主弁座9から離間する開弁状態とを選択的にとる。より具体的には、前記主弁体8の中間ピストン13と前記パイロット弁座部材12との間に、前記主弁体8、すなわち前記中間ピストン13及びメインポペット14を前記主弁座9に向けて付勢する付勢手段である第1のバネ15を設けている。そして、この主弁部4は、前記パイロット弁部5が開弁状態となり前記ばね室7x内と前記シリンダポート1c、1d内との間に差圧が発生すると、この差圧に起因し主弁体8に作用する力が前記バネ15の付勢力に打ち勝ち開弁状態をとるようになっている。
前記パイロット弁部5は、上述したように、また、前記図2に示すように、前記バルブボディ6のパイロット弁体収納空間6a内を進退可能なパイロット弁体10と、このパイロット弁体10が着座可能なパイロット弁座11を有するパイロット弁座部材12とを利用して形成している。このパイロット弁部5は、前記ばね室7x内の圧力が所定圧力を上回った際に前記パイロット弁体10が前記パイロット弁座11から離間して開弁するようになっている。前記パイロット弁体10は、シリンダポート1c、1d側に向かうにつれ径が小さくなる略円錐状をなす弁体本体10aと、この弁体本体10aから前記シリンダポート1c、1dに向かう側と反対側に伸び前記パイロット弁体収納空間6a内をスライド移動するガイド部10bとを有する。一方、前記パイロット弁座部材12は、前記スリーブ7と前記バルブボディ6との間に配される鍔部12aと、この鍔部12aから前記シリンダポート1c、1d側に伸び前記スリーブ7の内部に配される取付部12bとを備えているとともに、前記取付部12bのシリンダポート1c、1dに向かう側と反対側の端部に前記パイロット弁座11を備えている。そして、このパイロット弁部5は、前記パイロット弁体10が前記パイロット弁座11に着座する閉弁状態と、前記パイロット弁体10が前記パイロット弁座11から離間する開弁状態とを選択的にとる。より具体的には、前記パイロット弁体10の弁体本体10aと前記バルブボディ6との間に、前記パイロット弁体10を前記パイロット弁座11に向けて付勢する付勢手段である第2のバネ16を設けている。このパイロット弁部5は、前記シリンダポート1c、1dから前記主弁体8のオリフィス8xを経てばね室7x内に導入される液圧が所定値を上回ると、この液圧に起因しパイロット弁体10に作用する力が前記第2のバネ16の付勢力に打ち勝ち、開弁状態をとるようになっている。
そして、前記バルブボディ6と前記スリーブ7との間、より厳密には前記パイロット弁座部材12と前記スリーブ7との間には、前記ばね室7x内からの作動液の漏出を防ぐべく、Oリングを利用したシール部材17が配されている。
その上で、本実施形態では、前記図2、及び図3に示すように、前記スリーブ7の先端部に、抜け止め部18を備えている。
この抜け止め部18は、前記スリーブ7の基端側の部位の径を先端側に隣接する部位よりも拡開させること、換言すれば、前記スリーブ7の基端側の部位を先端側に隣接する部位よりも軸心方向に直交する方向に突出させることにより設けられた突起である。
このようなものであれば、流体圧などに起因してスリーブ7がバルブボディ6に対するねじ止めが緩む方向に回転し、前記図3の矢印Yの方向、すなわちバルブボディ6から抜脱する方向に移動した場合であっても、同図の想像線に示すように、前記抜け止め部18が前記ケーシング1に当触することによりスリーブ7のそれ以上の移動が規制される。
従って、上述したような本実施形態の構成によれば、前記抜け止め部18により前記スリーブ7が前記バルブボディ6から抜脱する方向への移動が規制されるので、前記スリーブ7がバルブボディ6から抜脱する方向に大きく移動することにより前記パイロット弁座部材12との間で前記シール部材17を挟んだ状態が解除され、ばね室7x内から作動液が漏出することによる不具合の発生を防ぐことができる。
また、前記スリーブ7に形成した雄ねじ7cが前記バルブボディ6に形成した雌ねじ溝6bに螺着された状態で前記スリーブ7が前記バルブボディ6に取り付けられるようにしているので、このスリーブ7を前記バルブボディ6に確実に取り付けることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、主弁部は、上述した実施形態のような中間ピストンとメインポペットとからなるものに限らず、これらを一体に形成したもの、換言すればメインポペットの内部に背圧室を設けるとともにこの背圧室とシリンダポートとを連通するオリフィスを設ける構成を採用してもよい。
また、パイロット弁部のパイロット弁座部材は、ボディに対して固定されておりパイロット弁座を有するものであれば、どのような形状や構成のものであってもよい。
加えて、上述した実施形態では、スリーブの一部位を先端側に隣接する部位よりも軸心方向に直交する方向に突出させることにより抜け止め部を形成しているが、抜け止め部は、スリーブのボディからの抜脱を防ぎうるものであればどのような形状のものでもかまわない。例えば、スリーブの外径を基端側すなわちボディに近い側に向かうにつれ漸次大きくなる形状とし、スリーブがボディから抜脱する方向に移動すると該スリーブの外面の一部位がケーシングに当触するようにする態様が考えられる。また、スリーブでなく、ケーシング側に抜け止め部を設けるようにしてもよい。
その上、スリーブのボディへの取り付け態様は、上述した実施形態では、より簡単かつ確実にスリーブをボディに固定できるようにすべく、スリーブをボディにねじ止めするようにしているが、例えば、スリーブをボディに単に挿入したものであってもよい。
そして、本発明に係るリリーフバルブの構成は、シリンダポート内の圧力を所定値以下に制御するためのものだけではなく、液圧回路中に設けられ液圧回路中のある箇所の圧力を所定値以下に制御すべく設けられるリリーフバルブ全般に適用できる。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
C…コントロールバルブ
1…ケーシング
3…リリーフバルブ
4…主弁部
5…パイロット弁部
6…バルブボディ
7…スリーブ
7x…パイロット室(ばね室)
8…主弁体
9…主弁座
10…パイロット弁体
11…パイロット弁座
17…シール部材
18…抜け止め部

Claims (4)

  1. 内部に液圧回路を有するケーシングと、前記液圧回路中に設けられ前記ケーシングに取り付けられるリリーフバルブとを備えたコントロールバルブであって、
    前記リリーフバルブが、内部にスリーブ挿通孔を有するバルブボディと、
    前記スリーブ挿通孔に基端部が挿入され内部にパイロット室を有し、流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動するスリーブと、
    前記バルブボディ内を進退移動可能なパイロット弁体及び前記パイロット弁体が着座可能なパイロット弁座を備え、前記パイロット室内の圧力が所定圧力を上回った際に開弁するパイロット弁部と、
    このスリーブ内を進退移動可能な主弁体及び前記スリーブに形成され前記主弁体が着座可能な主弁座を備え、前記パイロット室の内部と外部との間に圧力差が生じた際に開弁する主弁部と、
    前記スリーブの内面に設けられ前記パイロット室内部からの作動液の漏出を防ぐためのシール部材とを備えているとともに、
    前記スリーブが流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動する際に、前記スリーブが前記ケーシングに当触することにより該スリーブの抜け止めを行い、前記シール部材を挟んだ状態が解除されることを防止する抜け止め部を備えているコントロールバルブ。
  2. 前記抜け止め部が、前記スリーブの一部位を先端側に隣接する部位よりも軸心方向に直交する方向に突出させることにより設けられた突起である請求項1記載のコントロールバルブ。
  3. 前記スリーブに形成した雄ねじが前記バルブボディに形成した雌ねじに螺着された状態で前記スリーブが前記バルブボディに取り付けられる請求項1又は2記載のコントロールバルブ。
  4. 内部にスリーブ挿通孔を有するバルブボディと、
    前記スリーブ挿通孔に基端部が挿入され内部にパイロット室を有し、流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動するスリーブと、
    記バルブボディ内を進退移動可能なパイロット弁体及び前記パイロット弁体が着座可能なパイロット弁座を備え、前記パイロット室内の圧力が所定圧力を上回った際に開弁するパイロット弁部と、
    このスリーブ内を進退移動可能な主弁体及び前記スリーブに形成され前記主弁体が着座可能な主弁座を備え、前記パイロット室の内部と外部との間に圧力差が生じた際に開弁する主弁部と、
    前記スリーブの内面に設けられ前記パイロット室内部からの作動液の漏出を防ぐためのシール部材とを備えているリリーフバルブであって、
    前記スリーブが流体圧に起因して前記バルブボディから抜脱する方向に移動する際に、このリリーフバルブが取り付けられる対象物に当触することにより該スリーブの抜け止めを行い、前記シール部材を挟んだ状態が解除されることを防止する抜け止め部を前記スリーブの先端部に備えているリリーフバルブ。
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