JP6857102B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
撮像装置によって高輝度の被写体や高彩度の被写体を撮影した場合に、撮像センサから出力されるRGB信号の何れかが飽和した状態となる場合がある。この場合、RGB信号の比が、本来の被写体の色を表す値から変わってしまうために、色曲がりが生じる。
この課題に対して、従来、RGB信号の何れかに飽和が生じている領域に対して、彩度を下げる処理である色抑圧処理を適用することにより、信号の飽和によって生じる色曲がりを緩和する技術が知られている。
また、撮像装置によって低輝度で高彩度の被写体を撮影した場合に、RGB信号の何れかが下限である黒レベルに近付く場合がある。この場合、RGB信号に対して黒レベルでの立ち上がりが急峻なガンマ補正を適用すると、RGB信号に重畳しているノイズ成分が、ガンマ補正によって強調され、画質劣化を引き起こす。
この課題に対して、従来、RGB信号の何れかが下限に近い値を取る下限領域に対して色抑圧処理を適用することにより、RGB信号のうちの信号値が小さい信号の信号レベルを上げる技術が知られている。これにより、ガンマ補正によるノイズ成分の強調の度合いを低減することができる。
例えば、特許文献1には、RGB信号のうちの最大値又は最小値に基づいて、その値が所定の基準範囲内に収まるように色抑圧処理を行う技術が開示されている。
特開平7−288837号公報
特許文献1によれば、色抑圧処理のための補正係数が、輝度信号の値に応じて変化する。2組のRGB信号間で最大値、中間値、及び最小値が一致する場合であっても、最大値、中間値、及び最小値に対応する色が異なる場合には、輝度信号は相異なる。例えば、RGB信号値を0〜1の範囲で表現し、黄色(R=G=1、B=0)及びマゼンタ(R=B=1、G=0)を考えた場合、これら2つの色の間で最大値、中間値、及び最小値は一致する(最大値=中間値=1、最小値=0)が、輝度信号は相異なる。従って、特許文献1の技術では、RGB信号の信号値と補正係数との対応関係を望み通りに設計することが容易ではない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、色抑圧処理の強度を容易に調整することを可能にする技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、画像信号のRGB成分から、前記RGB成分のうちの最小値成分を含まない第1の1以上の成分と、前記第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する選択手段と、前記第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であるか否かを判定する判定手段と、前記第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する決定手段と、前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル以上である場合に、前記決定された強度で前記画像信号に対して色抑圧処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、色抑圧処理の強度を容易に調整することが可能となる。
デジタルカメラ100の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る、画像処理部105の、色抑圧処理に関係する機能ブロックを示す図。 第1の実施形態に係る、画像処理部105における色抑圧処理の流れを示すフローチャート。 Lの値を算出する方法について説明する図。 第2の実施形態に係る、画像処理部105の、色抑圧処理に関係する機能ブロックを示す図。 第2の実施形態に係る、画像処理部105における色抑圧処理の流れを示すフローチャート Nの値を算出する方法について説明する図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、画像処理装置の一例であるデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。図1において、レンズ群101は、フォーカスレンズを含むズームレンズである。絞り機能を備えるシャッター102が、レンズ群101と撮像部103との間に設けられている。撮像部103は、レンズ群101によって撮像面に形成される光学像を画素単位の電気信号に変換するCCD/CMOSイメージセンサを代表とする撮像素子を有する。A/D変換器104は、撮像部103が出力するアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
画像処理部105は、A/D変換器104から出力される画像データに対し、色補間(デモザイク)、ホワイトバランス調整、γ補正などの各種画像処理を行う。画像処理部105はまた、色信号の飽和領域に対する色抑圧処理を行う。画像メモリ106は画像データを一時的に記憶する。メモリ制御部107は、画像メモリ106の読み書きを制御する。D/A変換器108は、画像データをアナログ信号に変換する。表示部109はLCDや有機ELディスプレイ等の表示装置を有し、各種GUIやライブビュー画像、記録媒体112から読み出して再生した画像などを表示する。コーデック部110は、画像メモリ106に記憶されている画像データを記録媒体112に記録するために予め定められた方法で符号化したり、画像ファイルに含まれる符号化画像データを例えば表示のために復号したりする。
I/F111(インタフェース)は、例えば半導体メモリカードやカード型ハードディスクなどの着脱可能な記録媒体112を、デジタルカメラ100と機械的及び電気的に接続する。システム制御部50は例えばCPUやMPUなどのプログラマブルなプロセッサーであってよい。システム制御部50は、例えば不揮発性メモリ121や内蔵する不揮発性メモリに記録されたプログラムを実行して必要なブロックや回路を制御することにより、デジタルカメラ100の機能を実現する。
操作部120は、ユーザがデジタルカメラ100に各種の指示を入力するためのボタンやスイッチなどの入力デバイスをまとめて記載したものである。表示部109がタッチディスプレイである場合、タッチパネルは操作部120に含まれる。また、音声入力や視線入力など、非接触で指示を入力するタイプの入力デバイスが操作部120に含まれてもよい。
不揮発性メモリ121は電気的に消去・記録可能な、例えばEEPROM等であってよい。不揮発性メモリ121は、各種の設定値、GUIデータをはじめ、システム制御部50がMPUやCPUである場合には、システム制御部50が実行するためのプログラムが記録される。システムメモリ122は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ121から読み出したプログラム等を展開するために用いる。
次に、上記のように構成されたデジタルカメラ100における被写体撮影時の基本動作について説明する。撮像部103は、シャッター102が開いている際にレンズ群101が撮像面に形成する被写体像を撮像素子によって光電変換し、アナログ画像信号としてA/D変換器104へ出力する。A/D変換器104は撮像部103から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換し画像処理部105に出力する。
画像処理部105は、A/D変換器104からの画像データ、又は、メモリ制御部107からの画像データに対し、同時化処理(デモザイク処理)、色抑圧処理、γ補正などの各種画像処理を行う。また、画像処理部105では、撮影で得られた画像データを用いて輝度やコントラストなどに関する所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が焦点調節(AF)や露光制御(AE)を行う。
画像処理部105から出力された画像データは、メモリ制御部107を介して画像メモリ106に書き込まれる。画像メモリ106は、撮像部103から出力された画像データや、表示部109に表示するための画像データを格納する。
D/A変換器108は、画像メモリ106に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部109に供給する。表示部109は、LCD等の表示装置に、D/A変換器108からのアナログ信号に応じた表示を行う。
コーデック部110は、画像メモリ106に記録された画像データをJPEGやMPEGなどの規格に基づき符号化する。システム制御部50は符号化した画像データに対して予め定められたヘッダなどを付与して画像ファイルを形成し、I/F111を介して記録媒体112に記録する。
また、デジタルカメラ100は、撮影スタンバイ状態においては動画撮影を行い、撮影された動画を表示部109に表示し続けることにより表示部109を電子ビューファインダ(EVF)として機能させることができる。この場合、デジタルカメラ100は、シャッター102は開いた状態とし、撮像部103のいわゆる電子シャッターを用いて例えば30フレーム/秒の撮影を行う。そして、操作部120に含まれるシャッターボタンが半押しされると上述のAF,AE制御が行われ、全押しされると本撮影により記録用の静止画撮影が実行され、記録媒体112に記録される。また、動画撮影ボタンなどにより動画撮影が指示された場合は、デジタルカメラ100は、記録媒体112への動画記録を開始する。
なお、前述の通り、デジタルカメラ100は画像処理装置の一例であり、撮影や記録に関する構成は必須ではない。
図2は、画像処理部105の、色抑圧処理に関係する機能ブロックを示す図である。なお、図2に示す機能ブロックの1つ以上は、マイクロプロセッサとソフトウェアの組み合わせよって実現されてもよい。或いは、図2に示す機能ブロックの1つ以上は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)のようなハードウェアによって実現されてもよい。PLDには、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、PLA(Programmable Logic Array)などが含まれる。
色抑圧処理を行う場合の、画像処理部105の構成、及び、処理の流れについて説明する。図2において、201は画像信号生成部、202は画像信号変換部、203は色抑圧処理部、204は画像信号逆変換部、205は色抑圧特性制御部である。色抑圧特性制御部205は、Max−Med−Min判定部211、色信号飽和判定部212、色抑圧ゲイン算出部213から構成される。
次に、図3を参照して、画像処理部105における色抑圧処理の流れを説明する。図3は、画像処理部105における色抑圧処理の流れを示すフローチャートである。S301で、画像信号生成部201は、画素あたり1色(R,G,Bのいずれか1つ)の情報を有する画像信号に同時化処理(デモザイク処理)を行い、各画素が3色(RGB)の情報を有する画像信号を生成する。画像信号生成部201は、生成した画像信号を、画像信号変換部202及びMax−Med−Min判定部211へ出力する。
S302以降の処理は、画素単位で行われる。S302で、Max−Med−Min判定部211は、入力されたR、G、Bの信号値(画像信号のRGB成分)の大小関係を判定し、大きい順にMax信号(最大値成分)、Med信号(中間値成分)、Min信号(最小値成分)として判定する。Max−Med−Min判定部211は、Max信号の値を色信号飽和判定部212へ出力し、Max信号、Med信号、Min信号の値を色抑圧ゲイン算出部213へ出力する。
S303で、色信号飽和判定部212は、入力されたMax信号の値を、所定の閾値(TH_MAX)と比較し、入力された画像信号における飽和の有無を判定する。色信号飽和判定部212は、Max≧TH_MAXである場合、画像信号が飽和していると判定し、そうでない場合、画像信号が飽和していないと判定する。画像信号が飽和している場合、処理はS304へ進み、画像信号が飽和していない場合、処理はS305へ進む。
なお、閾値(TH_MAX)は、予め定められた定数を用いてもよいし、予め定められた基準値を基にMin信号やMed信号の値に応じて定めるようにしてもよい。例えば、Min信号やMed信号が小さい場合には、閾値(TH_MAX)の値を小さく設定するようにしてもよい。これによって、Min信号やMed信号が小さく彩度の濃い領域での色抑圧処理の強度を強めるよう調整することが可能となる。
S304で、色抑圧ゲイン算出部213は、入力されたMax信号、Med信号、Min信号の値に基づいて、色抑圧ゲイン(gain)を算出する。色抑圧ゲインの算出方法の詳細は後述する。
S305で、色抑圧ゲイン算出部213は、色抑圧ゲイン(gain)を1に決定する。
S306では、S304又はS305において得られた色抑圧ゲイン(gain)の値に基づいて、画像信号に対する色抑圧処理が行われる。具体的には、画像信号変換部202は、入力されたRGB信号をYUV信号に変換する。そして、色抑圧処理部203は、U,V信号に対して下記の式に基づき、色抑圧ゲイン(gain)を適用する。
Uout=U×gain
Vout=V×gain
色抑圧処理部203は、輝度信号Y、及び色抑圧ゲインを適用した色差信号Uout,Voutを、画像信号逆変換部204へ出力する。画像信号逆変換部204は、入力されたYUV信号をRGB信号へ変換する。この後、画像処理部105の画像補正部(不図示)において、ガンマ補正などの画像信号の補正処理が行われる。
次に、S304における色抑圧ゲイン(gain)の算出方法について説明する。色抑圧ゲイン(gain)の算出式は次の通りである。
gain_max=K×L
gain=1−gain_max=1−K×L
ただし、K及びLは、Max、Med、Minの値に基づいて算出される値であり、その算出方法は後述する。式に示した通り、K,Lの値が大きくなるほど、gainの値は零に近づき、色抑圧処理の強度が強くなる。
ここで、Kは、色信号の飽和の度合いを表す値であり、下記の算出式に基づいて算出される。なお、Max、Med、Minの値(即ち、RGBの値)は、0〜1の範囲で表されるものとする。
K=Max−TH_MAX
次に、図4(A)〜(B)を参照して、Lの値を算出する方法について説明する。図4(A)〜(B)に示したのは、それぞれ、Lの値を決定するための参照テーブルの例であり、参照値の定め方として2通りの方法を例示している。
まず、図4(A)に示した参照テーブルを用いる場合について説明する。図4(A)の横軸は、α×Min+(1−α)×Medの値を表し、αは0から1までの間の値で設定された比率係数である。図4(A)の縦軸は、Lの値である。色抑圧ゲイン算出部213は、Med,Minの値が入力されると、α×Min+(1−α)×Medの値を算出し、その値と図4(A)に示した参照テーブルとに基づいてLの値を決定する。
なお、図4(A)に示した参照テーブルは、Min,Medの値が大きくなるほど、Lの値が大きくなるよう入出力特性が定められている。従って、最終的に算出されるgainの値は、Min,Medの値が大きくなるほど、0に近い値となる特性を持つ。このようにすることで、飽和領域に対して色抑圧処理を適用すると共に、信号レベルが大きくなり白色に近づくにつれ、徐々に彩度が下がるよう色抑圧特性を制御することが可能になる。
また、比率係数αの値を調整することによって、色抑圧特性を更に細かく制御することができる。例えば、αの値を1に近づけると、Minの値が大きい領域でのみLの値が大きくなるため、色抑圧を強く適用する領域が狭まることとなる。
色抑圧ゲイン算出部213は、算出したgainの値を、色抑圧処理部203へ出力する。
次に、図4(B)に示した参照テーブルを用いる場合について説明する。図4(B)の横軸は、Minの値を表し、P1、P2は予め定められた閾値である。図4(B)の縦軸は、Lの値である。図4(B)に示した通り、Minの値が大きくなるほど、Lの値が小さくなるよう参照テーブルが定められている。これによって、Minの値が小さい領域においては、色抑圧処理の強度を強くするよう制御することが可能となる。このようにすることで、Minの値が小さい色信号にガンマ補正を適用した際に生じる画質劣化(ノイズ成分の強調)を低減させることが可能となる。
以上の通り、デジタルカメラ100は、入力されたRGB信号の各色(画像信号のRGB成分の各々)の大小関係によりMax(最大値成分)、Med(中間値成分)、Min(最小値成分)の値を判定する。そして、デジタルカメラ100は、Max(最大値成分)、Med(中間値成分)、Min(最小値成分)の値に基づいて、色抑圧特性(色抑圧処理の強度)を決定する。その際に、デジタルカメラ100は、Maxが所定の閾値以上である領域に対して、Med,Minの値が大きくなり、飽和レベルに近づくほど、色抑圧ゲインの値が小さくなるよう制御する(図4(A)の場合)。これによって、RGB信号の飽和領域に対して色抑圧ゲインを適用する際に、不連続性の無いゲイン特性によって色抑圧処理を行うことが可能となる。また、RGB信号の信号レベルに基づいて色抑圧処理を制御するため、対象領域の色相によらず、RGB信号の信号レベルが同等である領域に対して色抑圧処理の強度が同等となるよう制御することができる。
なお、上の説明では、Med,Minの値に基づいて色抑圧特性を決定する際に、参照テーブルを用いるものとしたが、本実施形態は、色抑圧特性の決定方法をこれに限定するものではない。例えば、Med,Minの値を用いた所定の数式を計算することで色抑圧特性を決定するようにしてもよい。この場合、参照テーブルの特性と同様、Med,Minの値が大きくなるほど、色抑圧ゲインの値が小さくなるように所定の数式の特性を定めればよい。
また、上の説明では、色抑圧ゲインを算出する際に、Maxの値も用いるものとしたが、本実施形態は、色抑圧ゲインの算出方法をこれに限定するものではない。例えば、Maxの値は飽和領域の判定にのみ用いるようにし、色抑圧ゲインはMed,Minの値に基づいて決定するようにしてもよい。また、色抑圧ゲインは、Med及びMinのうちの一方のみに基づいて決定してもよい。
また、上の説明では、RGB信号の飽和を判定する際に、Maxの値を用いるものとしたが、本実施形態は、RGB信号の飽和を判定する方法をこれに限定するものではない。例えば、RGB信号のうち、閾値以上の値を持つ信号を選択し、その平均値に基づいて色信号の飽和の有無を判定するようにしてもよい。ただし、少なくともMinの値については、飽和判定に用いない。
一般化すると、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、RGB成分のうちの最小値成分(Min)を含まない1以上の成分(第1の1以上の成分)を、飽和判定のための成分として選択する。デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であるか否かを判定する。例えば、第1の1以上の成分がMax(最大値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Maxが閾値以上であれば、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であると判定する。或いは、例えば、第1の1以上の成分がMax(最大値成分)及びMed(中間値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Max及びMedの平均値が閾値以上であれば、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であると判定する。また、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、第1の1以上の成分とは異なる1以上の成分(第2の1以上の成分)を、色抑圧処理の強度決定のための成分として選択する。デジタルカメラ100は、第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する。例えば、第2の1以上の成分がMed(中間値成分)及びMin(最小値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Med及びMinを比率αで加算した値に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する。或いは、例えば、第2の1以上の成分がMin(最小値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Minの値に基づいて色抑圧処理の強度を決定する。なお、デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分とは異なる1以上の成分(第2の1以上の成分)に加えて、第1の1以上の成分に基づいて色抑圧処理の強度を決定してもよい(図3のS304参照)。
また、上の説明では、色抑圧ゲインを算出する際に、MedとMinとを所定の比率αで加算した値を用いるものとした(図4(A)の場合)。しかし、色抑圧処理の特性を色相によって細かく調整したい場合には、αの値を入力画像信号の色相成分及び彩度成分のうちの少なくとも一方に応じて定めるように制御してもよい。例えば、入力された画像信号の色相が、補色(黄、シアン、マゼンタ)である場合は、原色(赤、青、緑)である場合に比べて、αの値を大きく設定するようにする。このようにすることで、RGB信号のうちのMedが比較的大きな値を取る色相(補色)に対しても、小さな値を取る色相(原色)に対しても、同等の色抑圧効果を与えるよう制御することが可能となる。
また、上の説明では、Med、Minの値が大きくなるほど、色抑圧処理の強度を強くするよう制御するものとした(図4(A)の場合)が、本実施形態は、色抑圧特性の決定方法をこれに限定するものではない。Med,Minの値を用いる方法で、色抑圧特性が信号レベルに応じて連続的に変化する特性を持つ方法であれば、どのようなものを用いても構わない。例えば、Med,Minの値が所定の閾値以下の場合に、色抑圧処理を強めるよう制御してもよい。このようにすることで、Med、Minの値が小さく、Maxの値が大きい領域(即ち、彩度の高い領域)での色抑圧処理の強度を強くし、画像全体での色再現のバランスを調整することが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、RGB成分のうちの最小値成分を含まない第1の1以上の成分と、第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する。そして、デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分に基づいて飽和判定を行い、第2の1以上の成分に基づいて色抑圧処理の強度を決定する。これにより、色抑圧処理の強度を容易に調整することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、RGB信号のうちのMax値を参照して、飽和領域に対する色抑圧処理を行う構成について説明した。第2の実施形態では、RGB信号のうちのMin値を参照して、下限領域に対する色抑圧処理を行う構成について説明する。ここで、下限領域とは、RGB信号のうちの何れかが、色域内においてRGB信号が取り得る下限値に近い値を取る色空間内の領域を指す。
第2の実施形態において、デジタルカメラ100の構成は、第1の実施形態と同様である(図1参照)が、画像処理部105の構成が第1の実施形態と異なる。以下、主に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
図5は、画像処理部105の、色抑圧処理に関係する機能ブロックを示す図である。図5において、図2と同一又は同様の機能を持つブロックには図2と同一の符号を付す。なお、図5に示す機能ブロックの1つ以上は、マイクロプロセッサとソフトウェアの組み合わせよって実現されてもよい。或いは、図5に示す機能ブロックの1つ以上は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)のようなハードウェアによって実現されてもよい。PLDには、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、PLA(Programmable Logic Array)などが含まれる。
色抑圧特性制御部505は、Max−Med−Min判定部511、色信号下限判定部512、色抑圧ゲイン算出部513から構成される。Max−Med−Min判定部511は、入力されたRGB信号の大小関係を判定し、そのうちの最小値(Min値)を、色信号下限判定部512へ出力する。また、色信号下限判定部512は、入力されたMin信号を用いて、入力された画像信号が下限領域に含まれるか否かを判定する。
次に、図6を参照して、画像処理部105における色抑圧処理の流れを説明する。図6は、画像処理部105における色抑圧処理の流れを示すフローチャートである。図6において、図3と同一又は同様の処理が行われるステップには図3と同一の符号を付す。
第1の実施形態と同様、S602以降の処理は、画素単位で行われる。S602で、Max−Med−Min判定部511は、入力されたR、G、Bの信号値(画像信号のRGB成分)の大小関係を判定し、大きい順にMax信号(最大値成分)、Med信号(中間値成分)、Min信号(最小値成分)として判定する。Max−Med−Min判定部511は、Min信号の値を色信号下限判定部512へ出力し、Max信号、Med信号、Min信号の値を色抑圧ゲイン算出部513へ出力する。
S603で、色信号下限判定部512は、入力されたMin信号の値を、所定の閾値(TH_MIN)と比較し、入力された画像信号が下限領域に含まれるか否かを判定する。色信号下限判定部512は、Min<TH_MINである場合、画像信号が下限領域に含まれると判定し、そうでない場合、画像信号が下限領域に含まれないと判定する。画像信号が下限領域に含まれる場合、処理はS604へ進み、画像信号が下限領域に含まれない場合、処理はS305へ進む。
S604で、色抑圧ゲイン算出部513は、入力されたMax信号、Med信号,Min信号の値に基づいて、色抑圧ゲイン(gain)を算出する。本実施形態における色抑圧ゲイン(gain)の算出式は次の通りである。
gain_min=M×N
gain=1−gain_min=1−M×N
ただし、M及びNは、Max、Med、Minの値に基づいて算出される値であり、その算出方法は後述する。式に示した通り、M,Nの値が大きくなるほど、gainの値は零に近づき、色抑圧処理の強度が強くなる。
ここで、Mは、色信号が信号レベルの下限値に近づいた度合いを表す値であり、下記の算出式に基づいて算出される。
M=TH_MIN−Min
次に、図7を参照して、Nの値を算出する方法について説明する。図7の横軸は、α×Max+(1−α)×Medの値を表し、αは0から1までの間の値で設定された比率係数である。図7の縦軸は、Nの値である。色抑圧ゲイン算出部513は、Med,Maxの値が入力されると、α×Max+(1−α)×Medの値を算出し、その値と図7に示した参照テーブルとに基づいてNの値を決定する。色抑圧ゲイン算出部513は、算出したgainの値を、色抑圧処理部203へ出力する。
以上の通り、デジタルカメラ100は、入力されたRGB信号の各色(画像信号のRGB成分の各々)の大小関係によりMax(最大値成分)、Med(中間値成分)、Min(最小値成分)の値を判定する。そして、デジタルカメラ100は、Max(最大値成分)、Med(中間値成分)、Min(最小値成分)の値に基づいて、色抑圧特性(色抑圧処理の強度)を決定する。その際に、デジタルカメラ100は、Minが所定の閾値未満である領域に対して、Max,Medの値が大きくなるほど、色抑圧ゲインの値が小さくなるように制御する(図7の場合)。これによって、色域の下限領域に対して色抑圧ゲインを適用する際に、不連続性の無いゲイン特性によって色抑圧処理を行うことが可能となる。また、RGB信号の信号レベルに基づいて色抑圧処理を制御するため、対象領域の色相によらず、RGB信号の信号レベルが同等である領域に対して色抑圧処理の強度が同等となるよう制御することができる。また、色域の下限領域に対して色抑圧処理を行うことで、Min値が大きくなるので、結果として、ガンマ補正による画質劣化(ノイズ成分の強調)を低減させることが可能となる。
なお、上の説明では、色信号に対する色抑圧処理のみを行う構成について説明したが、上の説明に従って決定した色抑圧特性に基づいて、輝度信号に対する補正処理(輝度補正)も行うようにしてもよい。具体的には、下限領域に対する色抑圧ゲインの値が小さい(色抑圧処理を行う)場合に、輝度信号の信号レベルを高くするよう輝度信号を補正する。デジタルカメラ100は、色抑圧処理の強度が強いほど輝度成分の値が大きくなるように、輝度成分を補正する。このようにすることで、Min値の信号レベルも高くなるよう補正されるため、ガンマ補正による画質劣化(ノイズ成分の強調)を低減させることが可能となる。
また、画像処理部105において、輝度信号に対する補正処理も行う場合には、RGB信号の信号レベルに加えて、輝度信号に対する補正処理の特性の情報も用いて、色抑圧処理を制御するようにしてもよい。具体的には、デジタルカメラ100は、上で説明した方法によって色抑圧ゲインを算出する。その後、デジタルカメラ100は、輝度信号に対する補正処理の特性情報を参照して、輝度信号の信号レベルを下げる量(低下量)が大きいほど、算出した色抑圧ゲインをより小さくする(色抑圧処理をより強める)よう制御する。このようにすることで、輝度信号の補正によってMin値の信号レベルが下限値に近づく場合に、ガンマ補正によって生じる画質劣化(ノイズ成分の強調)を低減させることが可能となる。
また、上の説明では、下限領域であるか否かを判定する際に、Min値を用いるものとしたが、本実施形態は、判定方法をこれに限定するものではない。例えば、RGB信号のうち、閾値未満の値を持つ信号を選択し、その平均値に基づいて色信号が下限領域に含まれるか否かを判定するようにしてもよい。ただし、少なくともMaxの値については、下限領域判定に用いない。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の一般化が可能である。即ち、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、RGB成分のうちの最大値成分(Max)を含まない1以上の成分(第1の1以上の成分)を、下限領域判定のための成分として選択する。デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル未満であるか否かを判定する。例えば、第1の1以上の成分がMin(最小値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Minが閾値未満であれば、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル未満であると判定する。或いは、例えば、第1の1以上の成分がMin(最小値成分)及びMed(中間値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Min及びMedの平均値が閾値未満であれば、第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル未満であると判定する。また、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、第1の1以上の成分とは異なる1以上の成分(第2の1以上の成分)を、色抑圧処理の強度決定のための成分として選択する。デジタルカメラ100は、第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する。例えば、第2の1以上の成分がMed(中間値成分)及びMax(最大値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Med及びMaxを比率αで加算した値に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する。或いは、例えば、第2の1以上の成分がMax(最大値成分)である場合、デジタルカメラ100は、Maxの値に基づいて色抑圧処理の強度を決定する。なお、デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分とは異なる1以上の成分(第2の1以上の成分)に加えて、第1の1以上の成分に基づいて色抑圧処理の強度を決定してもよい(図6のS604参照)。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、画像信号のRGB成分から、RGB成分のうちの最大値成分を含まない第1の1以上の成分と、第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する。そして、デジタルカメラ100は、第1の1以上の成分に基づいて下限領域判定を行い、第2の1以上の成分に基づいて色抑圧処理の強度を決定する。これにより、色抑圧処理の強度を容易に調整することが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、第1の実施形態に係る飽和判定と第2の実施形態に係る下限領域判定とを組み合わせる構成について説明する。第2の実施形態において、デジタルカメラ100の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である(図1参照)。画像処理部105は、色抑圧特性制御部205(図2)及び色抑圧特性制御部505(図5)を含む。以下、主に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
画像処理部105は、色抑圧ゲイン算出部213及び色抑圧ゲイン算出部513が算出した色抑圧ゲインの値を合成して用いるように構成される。具体的には、以下の処理が行われる。
まず、色抑圧ゲイン算出部213は、第1の実施形態で説明した方法によって、RGB信号の飽和領域に対する色抑圧ゲイン(gain_max)を算出する。
gain_max=K×L
ただし、Max<TH_MAXの場合(非飽和領域の場合)、gain_max=0である。
次に、色抑圧ゲイン算出部513は、第2の実施形態で説明した方法によって、RGB信号の下限領域に対する色抑圧ゲイン(gain_min)を算出する。
gain_min=M×N
ただし、Min≧TH_MINの場合(非下限領域の場合)、gain_min=0である。
次に、画像処理部105は、それぞれの色抑圧ゲイン(gain_max、gain_min)を、下記の式に従って合成し、合成した色抑圧ゲイン(gain)を色抑圧処理部203へ出力し、色差信号に対する色抑圧処理を行う。
gain=1−(gain_max+gain_min)
以上説明したように、第3の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、入力RGB信号の飽和領域及び下限領域の両方に対して、色抑圧処理を適用する。これによって、飽和による色曲りと、下限領域におけるノイズ成分の強調とを、共に低減させる事が可能となる。
なお、上の説明では、RGB信号の飽和領域、下限領域に対する色抑圧ゲインを、それぞれ独立に算出してから足し合わせる構成について説明したが、本実施形態は、色抑圧ゲインの算出方法をこれに限定するものではない。例えば、飽和領域、又は、下限領域として判定される領域が互いに重複しないように判定閾値を設定した状態で、RGB信号値に応じて、飽和領域、下限領域に対する色抑圧ゲインの何れかを算出し、色抑圧処理に用いるよう制御してもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
50…システム制御部、100…デジタルカメラ、105…画像処理部、202…画像信号変換部、203…色抑圧処理部、205…色抑圧特性制御部、211…Max−Med−Min判定部、212…色信号飽和判定部、213…色抑圧ゲイン算出部

Claims (24)

  1. 画像信号のRGB成分から、前記RGB成分のうちの最小値成分を含まない第1の1以上の成分と、前記第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する選択手段と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であるか否かを判定する判定手段と、
    前記第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する決定手段と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル以上である場合に、前記決定された強度で前記画像信号に対して色抑圧処理を行う画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、前記第1の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの最大値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記最大値成分の値が第1の閾値以上である場合に、前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル以上であると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記第2の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの中間値成分及び前記最小値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記最小値成分及び前記中間値成分を第1の比率で加算した値に基づいて、前記色抑圧処理の前記強度を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記画像信号の色相成分及び彩度成分のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1の比率を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記決定手段は、前記最小値成分及び前記中間値成分を前記第1の比率で加算した前記値が大きいほど、前記色抑圧処理の前記強度を強くする
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記選択手段は、前記第1の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの、前記最小値成分を除く、第2の閾値以上の値を持つ成分を選択し、
    前記判定手段は、前記第1の1以上の成分の平均値が第1の閾値以上である場合に、前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル以上であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記選択手段は、前記第2の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの前記最小値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至3及び8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記決定手段は、前記最小値成分の値が第3の閾値以下である場合、前記最小値成分の値が前記第3の閾値より大きい場合よりも、前記色抑圧処理の前記強度を強くする
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記判定手段は、前記第2の1以上の成分に基づいて、前記閾値レベルを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像信号のRGB成分から、前記RGB成分のうちの最大値成分を含まない第1の1以上の成分と、前記第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する選択手段と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル未満であるか否かを判定する判定手段と、
    前記第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する決定手段と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル未満である場合に、前記決定された強度で前記画像信号に対して色抑圧処理を行う画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記選択手段は、前記第1の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの最小値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記判定手段は、前記最小値成分の値が第1の閾値未満である場合に、前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル未満であると判定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記選択手段は、前記第2の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの中間値成分及び前記最大値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  16. 前記決定手段は、前記最大値成分及び前記中間値成分を第1の比率で加算した値に基づいて、前記色抑圧処理の前記強度を決定する
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記決定手段は、前記最大値成分及び前記中間値成分を前記第1の比率で加算した前記値が大きいほど、前記色抑圧処理の前記強度を強くする
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 前記選択手段は、前記第1の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの、前記最大値成分を除く、第2の閾値未満の値を持つ成分を選択し、
    前記判定手段は、前記第1の1以上の成分の平均値が第1の閾値未満である場合に、前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル未満であると判定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  19. 前記選択手段は、前記第2の1以上の成分として、前記RGB成分のうちの前記最大値成分を選択する
    ことを特徴とする請求項12乃至14及び18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル未満である場合に、前記決定された強度が強いほど前記画像信号の輝度成分の値が大きくなるように、前記輝度成分を補正する輝度補正手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 前記画像信号の輝度成分を補正する輝度補正手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記輝度成分の補正による前記輝度成分の値の低下量が大きいほど、前記色抑圧処理の前記強度を強くする
    ことを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  22. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    画像信号のRGB成分から、前記RGB成分のうちの最小値成分を含まない第1の1以上の成分と、前記第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する選択工程と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル以上であるか否かを判定する判定工程と、
    前記第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する決定工程と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル以上である場合に、前記決定された強度で前記画像信号に対して色抑圧処理を行う画像処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  23. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    画像信号のRGB成分から、前記RGB成分のうちの最大値成分を含まない第1の1以上の成分と、前記第1の1以上の成分とは異なる第2の1以上の成分と、を選択する選択工程と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが閾値レベル未満であるか否かを判定する判定工程と、
    前記第2の1以上の成分に基づいて、色抑圧処理の強度を決定する決定工程と、
    前記第1の1以上の成分の大きさが前記閾値レベル未満である場合に、前記決定された強度で前記画像信号に対して色抑圧処理を行う画像処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  24. コンピュータを、請求項1乃至21のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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