JP6855719B2 - 情報処理システム、アプリケーション導入方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、アプリケーション導入方法及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、アプリケーション導入方法及び情報処理装置に関する。
近年、画像形成装置などの電子機器においても、電子機器に搭載するアプリケーションをアプリマーケットからダウンロードして利用できるようになった。アプリマーケットはアプリケーションの流通を目的として構築されたオンラインサービスの総称である。
例えば画像形成装置を顧客先に設置する際、設置当日にサービスマンが顧客先でアプリケーションのインストール作業を行う場合があるが、ライセンスに関する作業なども必要であることが従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
例えばソリューション製品の場合は、顧客の要求を満たすことのできる電子機器とアプリケーションとをセットで提案・販売することが多い。ソリューション製品のケース等のように、使用するアプリケーションが事前に決まっている場合であっても、従来のアプリケーションのインストール作業では、アプリマーケットからのアプリケーションのダウンロードを手作業で行っていた。したがって、画像形成装置などの電子機器に対する従来のアプリケーションのインストール作業は利便性が悪かった。
本発明の一実施形態は、電子機器に対するアプリケーションの導入を容易化できる情報処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態は、1台以上の端末装置、情報処理装置及び電子機器を含み、前記情報処理装置が保持しているアプリケーションを前記電子機器に導入する情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記電子機器へのアプリケーションの導入に必要な構成情報として、導入する1つ以上のアプリケーションのリスト、前記アプリケーションの導入に必要なライセンス情報及び前記構成情報の状態情報、を対応付けて管理すると共に、前記端末装置からの前記構成情報の変更を受け付ける構成情報管理手段と、前記アプリケーションを保持する保持手段と、を有し、前記電子機器は、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報を前記情報処理装置から取得する構成情報取得手段と、取得した前記構成情報に従って前記情報処理装置から取得した前記アプリケーションを導入する導入処理手段と、を有し、前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として複製元の前記電子機器から複製先の前記電子機器への設定値の複製を受け付け、複製元の前記電子機器からの前記設定値のエクスポート完了後に、複製先の前記電子機器に対する前記構成情報の前記状態情報を、前記構成情報の実行が予約される前の状態から前記構成情報の実行が予約されている状態に遷移させ、複製元の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を収集して前記情報処理装置に送信し、複製先の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を変更することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、電子機器に対するアプリケーションの導入を容易化できる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るサーバ装置の一例の機能構成図である。 機器構成情報テーブルの一例の構成図である。 項目「世代情報」の説明図である。 項目「状態」の遷移図である。 アプリ構成情報テーブルの一例の構成図である。 設定ファイル情報テーブルの一例の構成図である。 本実施形態に係る業務担当用クライアント装置の一例の構成図である。 本実施形態に係る電子機器の一例の構成図である。 機器構成情報等を利用して電子機器にリモートでアプリケーションを導入する動作シナリオの一例を示す説明図である。 機器構成情報等の登録作業の一例を示すシーケンス図である。 機器構成情報管理ツールのログイン画面の一例のイメージ図である。 テナント選択画面の一例のイメージ図である。 機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。 アプリ選択画面の一例のイメージ図である。 ライセンスキー入力画面の一例のイメージ図である。 電子機器にアプリケーションを追加するための処理が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。 設定ファイル登録画面の一例のイメージ図である。 アプリ追加及び設定ファイル登録が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。 実行予約を行った後の機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。 アプリケーションの導入処理の一例を示すシーケンス図である。 電子機器の処理の一例のフローチャートである。 実行開始待ち画面の一例のイメージ図である。 アプリの追加及び設定値の変更を行う電子機器に表示される画面の一例の遷移図である。 機器構成情報を利用して一の電子機器の設定値を他の電子機器に反映させる動作シナリオの一例を示す説明図である。 機器構成情報の変更作業の一例を示すフローチャートである。 複製元機器選択画面の一例のイメージ図である。 一の電子機器に反映されている設定値を他の電子機器に反映させるための処理が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。 複製元の電子機器での設定値複製処理の一例を示すシーケンス図である。 複製先の電子機器での設定値反映処理の一例を示すシーケンス図である。 電子機器の処理の一例のフローチャートである。 実行開始待ち画面の一例のイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成について説明する。図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成図である。情報処理システム1はサーバ装置10と、電子機器12と、業務担当用クライアント装置14とを含み、インターネット等の広域的なネットワーク16を介して通信可能に接続されている。
サーバ装置10はネットワーク16を介してクラウドサービス等の各種サービスを電子機器12や業務担当用クライアント装置14に提供する。なお、本実施形態は、クラウドサービスの他、ASP(Application Service Provider)によって提供されるサービスやWebサービス等、ネットワーク16を介して提供される各種サービスに適用できる。サーバ装置10は一台以上の情報処理装置で実現される。
電子機器12は、サーバ装置10からダウンロードしたアプリケーションを導入(インストール)する画像形成装置などの機器である。画像形成装置は複合機、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、電子黒板やプロジェクタなどの機器である。本実施形態では電子機器12がユーザ企業等の組織に納品(設置)された後、サーバ装置10からダウンロードしたアプリケーションを電子機器12にインストールする。情報処理システム1には一台以上の電子機器12が含まれる。
業務担当用クライアント装置14は、例えば販売企業などの業務担当者が操作するクライアント装置である。本実施形態では、業務担当者が業務担当用クライアント装置14から後述の機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を、サーバ装置10に登録する。また、業務担当者は業務担当用クライアント装置14から後述のように機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を複製する。
業務担当者が機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報をサーバ装置10に登録しておくことにより、図1の情報処理システム1では、電子機器12に対するアプリケーションのインストール作業を後述のように容易化している。また、業務担当者が機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を複製しておくことで、図1の情報処理システム1では一の電子機器12の設定ファイルの他の電子機器12への反映を後述のように容易化している。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
サーバ装置10及び業務担当用クライアント装置14は例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
サーバ装置10及び業務担当用クライアント装置14は、例えば図2のコンピュータ500のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。なお、サーバ装置10は例えば仮想マシン(Virtual Machine)のように、ソフトウェアによって仮想的に構築されたコンピュータにより実現してもよい。
《MFP》
図1の電子機器12の一例であるMFP600は、例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図3は本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。
図3のMFP600は、コントローラ601、操作パネル602、外部I/F603、通信I/F604、プリンタ605及びスキャナ606などを備える。コントローラ601はCPU611、RAM612、ROM613、NVRAM614及びHDD615などを備える。ROM613は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM612はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM614は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD615は各種プログラムやデータが格納されている。
CPU611は、ROM613やNVRAM614、HDD615などからプログラムやデータ、設定情報等をRAM612上に読み出し、処理を実行することで、MFP600全体の制御や機能を実現する。
操作パネル602はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている。外部I/F603は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体603aなどがある。これにより、MFP600は外部I/F603を介して記録媒体603aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体603aにはICカード、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
通信I/F604はMFP600をネットワーク16に接続させる為のインタフェースである。これにより、MFP600は通信I/F604を介してデータ通信を行うことができる。プリンタ605は印刷データを被搬送物に印刷するための印刷装置である。例えば被搬送物は紙、コート紙、厚紙、OHP、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔など、紙に限定されない。また、スキャナ606は原稿から画像データ(電子データ)を読み取り、画像ファイル(電子ファイル)を生成するための読取装置である。
第1の実施形態に係る電子機器12は、上記したようなハードウェア構成を有することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について説明する。
《サーバ装置》
図4は本実施形態に係るサーバ装置の一例の機能構成図である。図4のサーバ装置10は通信部21、ユーザ管理部22、機器構成管理部23、アプリ情報管理部24、ファイル管理部25、ライセンス管理部26及びアプリストレージ部27を有する。さらに図4のサーバ装置10は、機器構成情報テーブル28、アプリ構成情報テーブル29及び設定ファイル情報テーブル30を有する。
通信部21は電子機器12や業務担当用クライアント装置14と通信を行う。ユーザ管理部22はユーザ認証に必要なテナント情報、ユーザ情報を管理する。また、ユーザ管理部22はユーザ認証を行う。
機器構成管理部23は後述の機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を管理する。また、機器構成管理部23は機器認証を行う。アプリ情報管理部24はアプリ情報を管理する。アプリ情報には、名称、説明、無償アプリのライセンスキー、公開する地域、動作する機種などの情報が含まれている。ファイル管理部25は後述の設定ファイルを管理する。ライセンス管理部26はアプリケーションのライセンスの発行、有効化、無効化などのライセンス管理を行う。アプリストレージ部27はアプリケーションの実行ファイルを保管する。
機器構成情報テーブル28は図5に示す機器構成情報を記憶している。図5は機器構成情報テーブルの一例の構成図である。図5の機器構成情報はテナントID、機器構成情報ID、機番、世代情報、状態、予定日時、説明を項目として有する。
項目「テナントID」はユーザ企業、学校、病院等の組織を一意に識別する情報の一例である。項目「機器構成情報ID」は機器構成情報テーブルのレコードである機器構成情報を一意に識別する情報の一例である。項目「機番」は登録された電子機器12を一意に識別する情報の一例である。電子機器12が登録される前の項目「機番」は電子機器12の機番が保存されていない空の状態である。電子機器12の登録により、項目「機番」には電子機器12の機番が保存される。
項目「世代情報」は機器構成情報が登録された電子機器12に対する関係を表すものであり、Current、Next又はPreviousなど、機器構成情報の世代管理のための情報が保存される。
項目「状態」は、準備中、準備完了、実行予約、実行中又は完了などの電子機器12に対するアプリケーションの導入の状態が保存される。項目「予定日時」は電子機器12に対するアプリケーションの導入が行われる予定日時である。項目「説明」は後述の機器構成情報選択画面において各機器構成情報の説明として表示される情報である。図5の機器構成情報に示したように、一つの機器構成情報は機器の登録により一つの機番(一つの電子機器12)と対応付けられる。
図6は項目「世代情報」の説明図である。世代情報の値「Current」は現在、適用されている機器構成情報を表す。世代情報の値「Next」は現在、実行予約されている機器構成情報を表す。また、世代情報の値「Previous」は1世代前に適用されていた機器構成情報を表す。
例えば図6に示すように、実行予約が行われた機器構成情報「Device Configuration(2)」の世代情報の値は「Next」となる。適用が完了すると機器構成情報「Device Configuration(2)」の世代情報の値は「Next」から「Current」に変化する。また、機器構成情報「Device Configuration(1)」の世代情報の値は「Current」から「Previous」に変化する。このように、機器構成情報は項目「世代情報」により世代管理を行うことができる。
図7は項目「状態」の遷移図である。状態の値「準備中」は、適用可能な機器構成情報として完成していない状態を表す。状態の値「準備完了」は、適用可能な機器構成情報として完成している状態であるが、電子機器12に公開されていない状態を表す。
状態の値「実行予約」は機器構成情報の実行が予約されている状態であり、電子機器12に公開されている状態を表す。状態の値「実行中」は電子機器12が機器構成情報の適用を開始した状態である。状態の値「完了」は電子機器12への機器構成情報の適用が完了した状態である。状態の値「失敗」はエラーが発生し、電子機器12への機器構成情報の適用が失敗した状態である。
このように、機器構成情報は状態が「準備完了」に遷移しても電子機器12から見ることができず、状態が「準備完了」から「実行予約」に遷移したあと、電子機器12から見ることができるようになる。
また、図4のアプリ構成情報テーブル29は例えば図8に示すアプリ構成情報を記憶している。図8はアプリ構成情報テーブルの一例の構成図である。図8のアプリ構成情報は機器構成情報ID、アプリID、ライセンスキー、状態を項目として有する。
項目「機器構成情報ID」は機器構成情報テーブルのレコードである機器構成情報を一意に識別する情報の一例である。項目「アプリID」は、アプリケーションを一意に識別する情報の一例である。項目「ライセンスキー」は、アプリIDにより識別されるアプリケーションのライセンスキーを一意に識別する情報である。項目「状態」は準備中、準備完了、実行中、完了などのアプリケーションの状態を表す。
アプリケーションの登録によりアプリ構成情報テーブル29には、機器構成情報IDと対応付けられた新しいアプリ構成情報が登録される。なお、図8のアプリ構成情報テーブルに示したように、一つの機器構成情報IDには複数のアプリケーションが登録される場合がある。
また、図4の設定ファイル情報テーブル30は例えば図9に示す設定ファイル情報を記憶している。図9は設定ファイル情報テーブルの一例の構成図である。図9の設定ファイル情報は機器構成情報ID、設定ファイル、状態を項目として有する。
項目「機器構成情報ID」は機器構成情報テーブルのレコードである機器構成情報を一意に識別する情報の一例である。項目「設定ファイル」は機器構成情報に対して登録された設定ファイルを一意に識別する情報の一例である。項目「状態」は準備中、準備完了、実行中、完了などの設定ファイルの状態を表す。
ここでは、図5の機器構成情報、図8のアプリ構成情報及び図9の設定ファイル情報について説明する。図5の機器構成情報、図8のアプリ構成情報及び図9の設定ファイル情報のレコードは機器構成情報IDにより対応付けられている。
機番「Dev_000001」及び機番「Dev_000002」の電子機器12はアプリID「FreeApp_001」のアプリケーションがインストール済みである。また、機番「Dev_000001」及び機番「Dev_000002」の電子機器12はアプリID「FreeApp_003」のアプリケーションのインストールが実行予約されており、状態が「実行予約」である。
機番が登録されていない機器構成情報ID「Conf_0000003」の機器構成情報は状態が「準備完了」である。機器構成情報ID「Conf_0000003」の機器構成情報に機番を登録した電子機器12には、アプリID「FreeApp_001」及び「PaidApp_002」のアプリケーションがインストールされる。
また、機番が登録されていない機器構成情報ID「Conf_0000004」「Conf_0000005」の機器構成情報は、状態が「準備完了」である。機器構成情報ID「Conf_000004」の機器構成情報に機番を登録した電子機器12にはアプリID「FreeApp_001」のアプリケーションがインストールされる。また、機器構成情報ID「Conf_0000005」の機器構成情報に機番を登録した電子機器12は、アプリID「FreeApp_001」及び「PaidApp_002」のアプリケーションがインストールされる。
《業務担当用クライアント装置》
図10は本実施形態に係る業務担当用クライアント装置の一例の構成図である。図10の業務担当用クライアント装置14は通信部41、ログイン処理部42、機器構成情報検索部43、機器構成情報作成部44、アプリ情報検索部45、アプリ登録部46、設定ファイル登録部47、機器構成情報複製処理部48を有する。例えば図10に示す通信部41、ログイン処理部42、機器構成情報検索部43、機器構成情報作成部44、アプリ情報検索部45、アプリ登録部46、設定ファイル登録部47、機器構成情報複製処理部48はブラウザ上で実行されるWebアプリにより実現される。
通信部41はサーバ装置10と通信を行う。ログイン処理部42はサーバ装置10に対するログイン処理を行う。機器構成情報検索部43は、サーバ装置10に登録されている機器構成情報リストを検索する。機器構成情報作成部44は、サーバ装置10に機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を作成する。アプリ情報検索部45はサーバ装置10に登録されているアプリ情報を検索する。アプリ登録部46は、サーバ装置10にアプリ情報を登録する。設定ファイル登録部47はサーバ装置10に設定ファイルを登録する。機器構成情報複製処理部48はサーバ装置10に機器構成情報を複製させる。
《電子機器》
図11は本実施形態に係る電子機器の一例の構成図である。図11の電子機器12は通信部61、ログイン処理部62、機器構成情報検索部63、機器登録部64、アプリ導入処理部65、設定反映部66、状態通知部67、アプリ移行処理部68を有する。例えば図11に示す通信部61、ログイン処理部62、機器構成情報検索部63、機器登録部64、アプリ導入処理部65、設定反映部66、状態通知部67、アプリ移行処理部68は電子機器12で実行されるアプリケーションにより実現される。
通信部61はサーバ装置10と通信を行う。ログイン処理部62はサーバ装置10に対するログイン処理を行う。機器構成情報検索部63はサーバ装置10に登録されている機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報を検索する。機器登録部64はサーバ装置10に電子機器12を登録する。
アプリ導入処理部65は、電子機器12にアプリケーションを導入する処理を行う。設定反映部66はサーバ装置10から設定ファイルを取得して、設定を反映する。状態通知部67はアプリケーションの状態(導入の状態)をサーバ装置10に通知する。アプリ移行処理部68は、一の電子機器12(複製元)と同じ状態になるように、他の電子機器12(複製先)に設定ファイルを反映させる処理を後述のように行う。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細について説明する。本実施形態では、前提として例えば図12に示すように、一台以上の電子機器12にリモートでアプリケーションを導入する動作シナリオについて説明する。なお、図12では、予約時刻にアプリケーションの導入が自動実行されるため、自動実行時に操作者が電子機器12へログインできない。そこで、本実施形態では、自動実行時に電子機器12が機番により機器認証を行う。
業務担当は機番に機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報(以下、機器構成情報等と呼ぶ)を対応付けておき、機器構成情報等を利用して、電子機器12にアプリケーションをリモートで導入する。
図12は、機器構成情報等を利用して電子機器にリモートでアプリケーションを導入する動作シナリオの一例を示す説明図である。ここではアプリケーションを追加導入する例を説明する。
業務担当者(以下、業務担当と呼ぶ)は業務担当用クライアント装置14からサーバ装置10にログインし、アプリケーションを追加導入する電子機器12の機番と対応付けられている機器構成情報等を変更する。機器構成情報等の変更は、追加導入するアプリケーションに関する内容となる。また、業務担当は電子機器12にアプリケーションを導入する予約時刻を指定しておく。このように、業務担当は事前作業として機器構成情報等を機番と対応付けてサーバ装置10に登録しておく。
電子機器12は所定間隔でサーバ装置10に機器認証を行い、自機の機番と対応付けられている機器構成情報を参照する。状態が「実行予約」である機器構成情報がサーバ装置10に登録されていれば、電子機器12は機器構成情報等を取得する。電子機器12は機器構成情報等に基づき、指定された予約時刻にサーバ装置10からアプリケーションをダウンロードし、インストールする。インストール後、電子機器12は機器構成情報等に基づき、サーバ装置10から設定ファイルを取得し、設定を反映する。なお、電子機器12からサーバ装置10に機器認証を行うタイミングは、複数の電子機器12で分散させることが考えられる。例えば電子機器12はサーバ装置10に機器認証を行うタイミングを一定の時間幅(例えば±5分以内)の中でランダムに決めることにより分散させる。予定日時における実行については、電子機器12が予定日時に対して、一定の時間幅の中でランダムに実行することで分散させる。また、予定日時における実行については、サーバ装置10が複数の電子機器12の予定日時をずらすことで、分散させることもできる。
このように、電子機器12からサーバ装置10に機器認証を行うタイミングを分散させることで、情報処理システム1はサーバ装置10の負荷集中を避けることができる。
以下、図12に示した動作シナリオについて業務担当が業務担当用クライアント装置14で事前に行う機器構成情報等の登録作業と、電子機器12が予約時刻に自動実行するアプリケーションの導入処理と、について説明する。
《機器構成情報等の登録作業》
図13は機器構成情報等の登録作業の一例を示すシーケンス図である。業務担当は業務担当用クライアント装置14で動作するブラウザから機器構成情報管理ツールにアクセスして図14に示すログイン画面を表示させる。図14は機器構成情報管理ツールのログイン画面の一例のイメージ図である。
ステップS11において業務担当は図14のログイン画面にユーザID及びパスワードを入力し、ログインを要求する。ステップS12において、業務担当用クライアント装置14のログイン処理部42は、ログイン画面に入力されたユーザID及びパスワードによるログインをサーバ装置10のユーザ管理部22に要求する。ユーザ管理部22はユーザ認証を行い、ログインに成功すると認証チケットを返す。
認証チケットを返された業務担当用クライアント装置14の機器構成情報検索部43は図15に示すテナント選択画面を表示する。図15はテナント選択画面の一例のイメージ図である。なお、図15のテナント選択画面はテナントIDを入力する例であるが、テナント一覧からテナントIDを選択するものであってもよい。また、テナント選択画面はテナントIDの一部やテナント名からテナントIDを選択できるものであってもよい。
ステップS13において業務担当は図15のテナント選択画面にテナントIDを入力して「開く」ボタンを押下する。ステップS14に進み、機器構成情報検索部43はテナント選択画面に入力されたテナントIDによる機器構成情報の検索を、サーバ装置10の機器構成管理部23に要求する。機器構成管理部23はテナントIDと対応付けられている機器構成情報等を検索し、機器構成情報等を返す。
機器構成情報等を返された業務担当用クライアント装置14の機器構成情報作成部44は図16に示す機器構成情報管理画面を表示する。図16は機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。図16の機器構成情報管理画面はアプリケーションの導入が完了している2つの機器構成情報を表示している。なお、図16の機器構成情報管理画面の「表示する」リンクが押下されると、機器構成情報作成部44は反映済みの設定ファイルを表示する。また、図16の機器構成情報管理画面の「複製」ボタンが押下されると、機器構成情報複製処理部48はサーバ装置10に機器構成情報等の複製を要求する。
また、図16の機器構成情報管理画面の「アプリ追加」ボタンが押下されると、業務担当用クライアント装置14は、電子機器12にアプリケーションを追加するための処理に進む。また、図16の機器構成情報管理画面の「設定値変更」ボタンが押下されると、業務担当用クライアント装置14は、電子機器12に反映されている設定ファイルの内容を変更するための処理に進む。さらに、図16の機器構成情報管理画面の「設定値複製」ボタンが押下されると、業務担当用クライアント装置14は、一の電子機器12に反映されている設定ファイルの内容を他の電子機器12に反映させるための処理に進む。
ステップS15に進み、業務担当は図16の機器構成情報管理画面の選択欄にチェックを入れて、機器構成情報ID「Conf_0000001」及び「Conf_0000002」を選択し、図16の機器構成情報管理画面の「アプリ追加」ボタンを押下する。
ステップS16において、業務担当用クライアント装置14のアプリ情報検索部45はテナントIDを指定してサーバ装置10のアプリ情報管理部24にアプリ情報の検索を要求する。
サーバ装置10のアプリ情報管理部24は、アプリIDやライセンスキーを含むアプリ情報を業務担当用クライアント装置14に返す。アプリ情報に含まれるライセンスキーは無償のアプリケーションのインストールに必要なライセンスキーである。
なお、業務担当用クライアント装置14に返すアプリ情報は業務担当が登録する権限のあるアプリケーションのアプリ情報を返すようにしてもよいし、テナントの地域で公開されているアプリケーションのアプリ情報を返すようにしてもよい。
アプリ情報を返された業務担当用クライアント装置14のアプリ登録部46は例えば図17に示すアプリ選択画面を表示する。図17は、アプリ選択画面の一例のイメージ図である。アプリ登録部46はサーバ装置10から返されたアプリ情報に含まれているアプリIDをアプリ選択画面の「登録できるアプリ」にリストで表示する。なお、アプリ登録部46はアプリ情報にアプリケーションの名称や説明が含まれていれば、アプリ選択画面に表示するようにしてもよい。
業務担当は図17のアプリ選択画面を操作することで「登録できるアプリ」にリストで表示されているアプリIDを「選択したアプリ」に追加したり「選択したアプリ」から削除したりすることができる。
ステップS17において業務担当はアプリ選択画面の「登録」ボタンを押下することにより「選択したアプリ」に追加されたアプリIDの機器構成情報への登録を要求する。業務担当用クライアント装置14のアプリ登録部46は「選択したアプリ」に追加されたアプリIDのうち、ライセンスキーを取得できていないアプリIDについて、ステップS18のライセンスキー入力画面表示を行う。
図18はライセンスキー入力画面の一例のイメージ図である。ステップS19において業務担当は図18のライセンスキー入力画面にライセンスキーを入力し「登録」ボタンを押下する。ステップS18及びS19の処理を行うことで、アプリ登録部46は「選択したアプリ」に追加されたアプリIDのうち、ライセンスキーを取得できていなかったアプリIDのライセンスキーを取得できる。
ステップS20に進み、業務担当用クライアント装置14のアプリ登録部46は機器構成情報ID、アプリIDリスト、ライセンスキーリストを指定して、サーバ装置10の機器構成管理部23にアプリの登録要求を行う。機器構成管理部23はアプリの登録要求に基づいて、図8に示したようにアプリ構成情報テーブル29にレコードを追加する。
例えば図17のアプリ選択画面の状態で「登録」ボタンが押下されると、機器構成管理部23は図8のアプリ構成情報テーブル29のようにアプリIDが「FreeApp_003」の2つのレコードを追加する。
なお、アプリ登録部46は「選択したアプリ」に追加されたアプリIDのうち、ライセンスキーを取得できていないアプリIDが無ければ、ステップS18、S19の処理を省略してステップS20の処理を行う。
ステップS20のアプリの登録要求のあと、業務担当用クライアント装置14の機器構成情報作成部44は機器構成情報管理画面の表示を図16から図19に遷移させる。図19は電子機器にアプリケーションを追加するための処理が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。図19の機器構成情報管理画面は、機器構成情報の項目「アプリ」に、ステップS20で追加されたアプリIDが表示されている。
また、図19の機器構成情報管理画面は項目「状態」が完了から準備完了に遷移している。また、図19の機器構成情報管理画面では項目「アプリ」に記載されているアプリIDがリンク形式となっており、クリックすることで登録されたアプリIDを編集できる。
ステップS21に進み、業務担当は図19の機器構成情報管理画面の選択欄にチェックを入れて、機器構成情報ID「Conf_0000001」及び「Conf_0000002」を選択し、図19の機器構成情報管理画面の「設定値変更」ボタンを押下する。設定値変更は設定ファイルの登録により行う。
業務担当用クライアント装置14は、例えば図20に示す設定ファイル登録画面を表示させる。図20は設定ファイル登録画面の一例のイメージ図である。設定ファイル登録画面の「参照」ボタンが押下されると、設定ファイル登録部47はファイル選択ダイアログを表示し、業務担当にファイルを選択させる。
ファイル選択後、業務担当により「登録」ボタンが押下されると、設定ファイル登録部47はステップS22に進み、業務担当により選択されたファイルをサーバ装置10の機器構成管理部23にアップロードして、設定ファイルの登録を要求する。機器構成管理部23はステップS23に進み、ファイル管理部25に設定ファイルを保存させる。
機器構成管理部23はファイル管理部25から返されたファイルパスに基づき、図9の設定ファイル情報テーブル30にレコードを登録する。設定ファイル情報テーブル30に登録されたレコードの項目「状態」は準備完了となる。
業務担当用クライアント装置14の機器構成情報作成部44は図21の機器構成情報管理画面のように、機器構成情報の項目「設定」に「表示/修正」リンクを表示する。図21はアプリ追加及び設定ファイル登録が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。
なお、設定値変更(ファイル登録)と設定値複製(エクスポート→インポート)とは排他のため、図21の機器構成情報管理画面において「設定値複製」ボタンがグレーアウト表示されている。また、図21の機器構成情報管理画面では「表示/修正」リンクを押下することにより、登録された設定ファイルを確認、キャンセルできる。
ステップS24に進み、業務担当は図21の機器構成情報管理画面の選択欄にチェックを入れて、機器構成情報ID「Conf_0000001」及び「Conf_0000002」を選択し、図21の機器構成情報管理画面の「予約」ボタンを押下する。業務担当は図21の機器構成情報管理画面の「予約」ボタンを押下することで、選択した機器構成情報の実行予約を要求する。
なお、機器構成情報管理画面の「予約」ボタンは図16においてグレーアウト表示されている。また、機器構成情報管理画面の「予約」ボタンは状態が「準備完了」に遷移したため、図19及び図21において押下可能となっている。
「予約」ボタンが押下されると、機器構成情報作成部44はステップS25に進み、機器構成情報IDを指定してサーバ装置10の機器構成管理部23に機器構成情報の実行予約を要求する。機器構成管理部23は機器構成情報IDと対応付けられている機器構成情報の「状態」を準備完了から実行予約に遷移させる。
図13のシーケンス図に示す処理が終わると、業務担当用クライアント装置14は図22に示すような機器構成情報管理画面を表示している。図22は実行予約を行った後の機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。例えば図22の機器構成情報管理画面は項目「状態」が実行予約となっている。また、図25の機器構成情報管理画面は図19及び図21の「予約」ボタンが「予約解除」ボタンとなっている。
業務担当は「予約解除」ボタンを押下することにより、状態が「実行予約」の機器構成情報を、状態が「準備完了」の機器構成情報に戻すことができる。また、状態が「実行予約」の機器構成情報は変更不可である。さらに、状態が「実行予約」の機器構成情報は電子機器12から参照可能となる。
なお、図13のシーケンス図が示す処理では、サーバ装置10のアプリ情報管理部24が保持する(無償アプリケーションなどの)ライセンスキーを、業務担当用クライアント装置14のブラウザが取得し、アプリ登録の処理に利用している。機器構成管理部23はライセンスキーをアプリ情報管理部24から取得するようにしてもよい。
また、図13のシーケンス図が示す処理では、サーバ装置10のアプリ情報管理部24が保持しない(有償アプリケーションなどの)ライセンスキーを、業務担当に入力させていたが、ライセンス管理部26と連携して、その場でライセンスを発行してもよい。
《アプリケーションの導入作業》
図23は、アプリケーションの導入処理の一例を示すシーケンス図である。図23に示すシーケンス図は、電子機器12が機器認証を行うものである。機器認証は、電子機器12で動作する機器構成アプリと、サーバ装置10の機器構成管理部23との間で行われるため、操作者の入力を必要としない。
例えば個体を識別するデジタル証明書を記憶装置に保存して出荷される電子機器12の場合は、このデジタル証明書を用いたSSL/TLSクライアント認証により機器認証を実現できる。
ステップS51において、電子機器12は機器認証を行う。ステップS51の機器認証は所定間隔で行う。ステップS51の機器認証に成功すると、電子機器12はステップS52に進み、機番及び情報「実行予約」による機器構成情報の検索をサーバ装置10の機器構成管理部23に要求する。
機器構成管理部23は機番が一致し、状態が「実行予約」である機器構成情報を機器構成情報テーブル28から検索する。また、機器構成管理部23は検索した機器構成情報と対応付けられているアプリ構成情報及び設定ファイル情報を、アプリ構成情報テーブル29及び設定ファイル情報テーブル30から検索する。機器構成管理部23は検索した機器構成情報等を電子機器12に返す。
電子機器12に返される機器構成情報等は一つ又は無し、である。該当する機器構成情報が無ければ、機器構成アプリは処理を終了する。該当する機器構成情報があれば、電子機器12はサーバ装置10から返された機器構成情報等により、ステップS53以降の処理を行う。機番により機器構成情報等を一意に特定することができるため、電子機器12はアプリケーションの導入を自動実行できる。
電子機器12のアプリ導入処理部65はステップS53〜S55の処理を、導入するアプリケーションの数だけ繰り返し行い、アプリケーションを導入する。ステップS53において、アプリ導入処理部65は返された機器構成情報IDと対応付けられているアプリIDを指定してサーバ装置10のアプリストレージ部27からアプリケーションの実行ファイルを取得する。機器構成管理部23は返された機器構成情報IDと対応付けられているアプリ構成情報の状態を「実行中」に更新する。ステップS54に進み、アプリ導入処理部65は取得した実行ファイルによりアプリケーションをインストールする。
ステップS55に進み、アプリ導入処理部65は返された機器構成情報と対応付けられているアプリID、ライセンスキー及び機番を指定し、サーバ装置10のライセンス管理部26にライセンスを有効化させる。機器構成管理部23は返された機器構成情報IDと対応付けられているアプリ構成情報の状態を「完了」に更新する。
ステップS56に進み、設定反映部66は返された機器構成情報と対応付けられている設定ファイルのファイルパスを指定して、サーバ装置10のファイル管理部25から設定ファイルを取得する。機器構成管理部23は返された機器構成情報IDと対応付けられている設定ファイル情報の状態を「実行中」に更新する。
ステップS57に進み、設定反映部66はサーバ装置10から取得した設定ファイルの設定を反映する。設定ファイルはインストールしたアプリケーションの設定を含んでいてもよい。したがって、ステップS57の設定の反映はステップS54のアプリケーションのインストールよりも後に行う。
ステップS58に進み、電子機器12の状態通知部67はサーバ装置10の機器構成管理部23に状態「完了」を通知する。機器構成管理部23は指定された機器構成情報の状態を「完了」に更新する。また、機器構成管理部23は指定された機器構成情報IDと対応付けられている設定ファイル情報の状態を「完了」に更新する。
《電子機器のフローチャート》
上記のシーケンス図の処理は例えば図24のフローチャートに示す電子機器12の処理により実現できる。図24は電子機器の処理の一例のフローチャートである。
ステップS61において、電子機器12は機器認証を行う。機器認証が成功すると電子機器12は自機の機番がセットされた機器構成情報をサーバ装置10から検索する。検索した機器構成情報の状態が「実行予約」でなければ電子機器12は処理を終了する。
検索した機器構成情報の状態が「実行予約」であれば電子機器12はステップS64に進み、検索した機器構成情報と対応付けられているアプリ構成情報に基づき、アプリをインストールするか否かを判定する。アプリをインストールすると判定した場合(S64においてY)、電子機器12はステップS65のアプリのインストール処理を行う。アプリをインストールしないと判定した場合(S64においてN)、電子機器12はステップS65の処理をスキップする。
ステップS66に進み、電子機器12は設定値を反映するか否かを判定する。設定値を反映すると判定した場合(S66においてY)、電子機器12は検索した機器構成情報と対応付けられている設定ファイル情報に基づき、設定ファイルを反映する処理を行い、処理を終了する。一方、設定値を反映しないと判定した場合(S66においてN)、電子機器12はステップS67の処理をスキップして処理を終了する。
なお、電子機器12はステップS64において、例えば図25に示すような実行開始待ち画面を表示し、アプリの追加及び設定値の変更を開始するまで、一定時間待つようにしてもよい。図25は実行開始待ち画面の一例のイメージ図である。また、電子機器12は例えば図26に示すような画面遷移を行う。
図26はアプリの追加及び設定値の変更を行う電子機器に表示される画面の一例の遷移図である。電子機器12はシステム起動後、待機中画面となる。待機中画面はアプリの追加や設定値の変更と関係の無い、通常の画面である。
システム起動時に残処理があった場合、自機の機番がセットされた状態が「実行予約」の機器構成情報の予定日時に到達した場合、図25の「キャンセル」ボタンが押下されてから一定時間が経過した場合、電子機器12は図25の実行開始待ち画面を表示する。
図25の「すぐに開始」ボタンが押下されるか、待ち時間(図25では30秒)が経過すると、電子機器12は進捗表示画面を表示する。アプリの追加と設定値の変更とが完了すると、電子機器12は完了画面を表示し、操作者による「閉じる」ボタンの押下により待機中画面に戻る。また、電子機器12はアプリの追加と設定値の変更とが完了したあとに再起動が必要であれば、再起動を行う。
[第二の実施形態]
第二の実施形態では、例えば図27に示すように、電子機器12Aの設定値を電子機器12Bの設定値として複製する。図27は機器構成情報を利用して一の電子機器の設定値を他の電子機器に反映させる動作シナリオの一例を示す説明図である。図27ではユーザ環境に設置される電子機器12を、設定値を複製する複製元の電子機器12Aと、設定値を反映させる複製先の電子機器12Bと、に分けて示している。なお、図27でも図12と同様、予約時刻に設定値の反映(設定値の移行)が自動実行されるため、自動実行時に操作者が電子機器12へログインできない。そこで、本実施形態では、自動実行時に電子機器12が機番により機器認証を行う。
業務担当は機番に機器構成情報、アプリ構成情報及び設定ファイル情報(以下、機器構成情報等と呼ぶ)を対応付けておき、機器構成情報等を利用して、一の電子機器12Aから他の電子機器12Bへの設定値の反映をリモートで行う。
業務担当は業務担当用クライアント装置14からサーバ装置10にログインし、設定値の反映に必要な変更を、設定値の複製元の電子機器12Aの機器構成情報と複製先の電子機器12Bの機器構成情報とに行っておく。
電子機器12Aは所定間隔でサーバ装置10に機器認証を行い、自機の機番と対応付けられている機器構成情報を参照する。状態が「実行予約」である機器構成情報がサーバ装置10に登録されていれば、電子機器12Aは機器構成情報等を取得する。電子機器12Aは機器構成情報等に基づき、指定された予約時刻に、自機に設定されている設定値から設定ファイルを作成し、サーバ装置10に送信する。
また、電子機器12Bは所定間隔でサーバ装置10に機器認証を行い、自機の機番と対応付けられている機器構成情報を参照する。状態が「実行予約」である機器構成情報がサーバ装置10に登録されていれば、電子機器12Bは機器構成情報等を取得する。電子機器12Bは機器構成情報等に基づき、指定された予約時刻に、複製元の電子機器12aの設定ファイルを自機に反映させる。
《機器構成情報の変更作業》
図28は機器構成情報の変更作業の一例を示すフローチャートである。業務担当は業務担当用クライアント装置14で動作するブラウザから機器構成情報管理ツールにアクセスして図14のログイン画面からサーバ装置10にログインし、図15のテナント選択画面を表示させる(S101〜S102)。
業務担当は図15のテナント選択画面にテナントIDを入力して「開く」ボタンを押下することにより例えば図16に示す機器構成情報管理画面を表示させる。ステップS103に進み、業務担当は図16の機器構成情報管理画面の選択欄にチェックを入れ、機器構成情報ID「Conf_0000002」を選択し、機器構成情報管理画面の「設定値複製」ボタンを押下することで複製先の電子機器12Bを選択する。
なお、3台以上の電子機器12が登録されている場合、業務担当は図16の機器構成情報管理画面の選択欄に複数チェックを入れることで、複製先の電子機器12Bを複数選択できる。ただし、業務担当は全ての電子機器12を複製先の電子機器12Bとして選択することはできない。ステップS104に進み、機器構成情報複製処理部48は設定値の反映に必要な変更を、設定値の複製先の電子機器12Bの機器構成情報に行う。
また、ステップS105に進み、業務担当は業務担当用クライアント装置14に表示された図29の複製元機器選択画面から複製元の電子機器12Aを選択する。図29は複製元機器選択画面の一例のイメージ図である。なお、図29の複製元機器選択画面は候補となる複製元機器が1台の例であるが、複数台であってもよい。また、候補となる複製元機器が1台の場合は図29の複製元機器選択画面をスキップし、その1台を複製元機器として選択してもよい。ステップS106に進み、機器構成情報複製処理部48は設定値の反映に必要な変更を、設定値の複製元の電子機器12Aの機器構成情報に行う。
ステップS106の処理のあと、業務担当用クライアント装置14の機器構成情報作成部44は機器構成情報管理画面の表示を図16から図30に遷移させる。図30は一の電子機器に反映されている設定値を他の電子機器に反映させるための処理が終了したあとの機器構成情報管理画面の一例のイメージ図である。
図30の機器構成情報管理画面は複製元の電子機器12Aの機器構成情報の状態が完了から準備完了に遷移している。また、図30の機器構成情報管理画面は複製先の電子機器12Bの機器構成情報の状態が完了から準備中に遷移している。また、図30の機器構成情報管理画面は複製元の電子機器12Aの機器構成情報の設定が「エクスポート中」に遷移している。また、図30の機器構成情報管理画面は複製先の電子機器12Bの機器構成情報の設定が準備中に遷移している。
なお、設定値変更(ファイル登録)と設定値複製(エクスポート→インポート)とは排他のため、図30の機器構成情報管理画面において「設定値変更」ボタンがグレーアウト表示されている。また、図30の機器構成情報管理画面では「設定値複製」ボタンが「設定値複製キャンセル」ボタンに変化している。
図30に示した機器構成情報管理画面において、複製元の電子機器12Aの機器構成情報の状態が準備完了であり、かつ、設定がエクスポート中となっている。これは、複製元の電子機器12Aの機器構成情報に登録されている設定ファイルが、最新の設定か分からないため、一旦削除するためである。この段階では設定ファイル情報テーブルに、複製元の電子機器12Aの機器構成情報に対応付いた設定ファイルをエクスポートすることを示すデータを保存しておく。
また、図30に示した機器構成情報管理画面において、複製先の電子機器12Bの機器構成情報の状態が準備中であり、かつ、設定が準備中となっている。これは、複製元の電子機器12Aでの設定値複製処理が終了したあとで、複製先の電子機器12Bでの設定値反映処理を行うためである。
業務担当は図30の機器構成情報管理画面の選択欄にチェックを入れて、機器構成情報ID「Conf_0000001」及び「Conf_0000002」を選択し、機器構成情報管理画面の「予約」ボタンを押下する。業務担当は図21の機器構成情報管理画面の「予約」ボタンを押下することで、選択した機器構成情報の実行予約を要求する。
「予約」ボタンが押下されると、機器構成情報作成部44は機器構成情報IDを指定してサーバ装置10の機器構成管理部23に機器構成情報の実行予約を要求する。機器構成管理部23は機器構成情報IDと対応付けられている複製元の電子機器12Aの機器構成情報の「状態」を準備完了から実行予約に遷移させる。この後、複製元の電子機器12Aは状態が「実行予約」の機器構成情報を参照可能となる。
複製元の電子機器12Aの機器構成情報の状態が「完了」に遷移すると、複製先の電子機器12Bの機器構成情報の状態が「実行予約」に遷移する。この後、複製先の電子機器12Bは状態が「実行予約」の機器構成情報を参照可能となる。複製先の電子機器12Bは状態が「実行予約」に遷移した機器構成情報に従い、複製元の電子機器12Aにおいてエクスポートされた最新の設定ファイルをインポートする。
《複製元の電子機器での設定値複製処理》
図31は複製元の電子機器での設定値複製処理の一例を示すシーケンス図である。図31に示すシーケンス図は、電子機器12Aが機器認証を行うものである。ステップS151〜S152の処理は図23に示したステップS51〜S52と同じである。
状態が「実行予約」であり、設定値をエクスポートすることを示すデータが保存された機器構成情報を受信した場合、電子機器12Aのアプリ移行処理部68はステップS153に進む。ステップS153において、アプリ移行処理部68は二次記憶領域に保存された各モジュールの設定値を収集し、設定ファイルを作成する。
ステップS154に進み、アプリ移行処理部68は機器構成情報IDを指定し、作成した設定ファイルの登録をサーバ装置10の機器構成管理部23に要求する。ステップS155において、機器構成管理部23は電子機器12Aから登録要求のあった設定ファイルをファイル管理部25に保存させる。そして、機器構成管理部23はファイル管理部25から返された設定ファイルのファイルパスで該当する設定ファイル情報のレコードの設定ファイルを更新すると共に、項目「状態」を準備完了から完了に遷移させる。
《複製先の電子機器での設定値反映処理》
図32は複製先の電子機器での設定値反映処理の一例を示すシーケンス図である。図32に示すシーケンス図は、電子機器12Bが機器認証を行うものである。ステップS161〜S162の処理は図23に示したステップS51〜S52と同じである。
状態が「実行予約」であり、設定値をインポートすることを示すデータが保存された機器構成情報を受信した場合、ステップS163に進む。電子機器12Bの設定反映部66は機器構成情報と対応付けられている設定ファイルのファイルパスを指定して、サーバ装置10のファイル管理部25から設定ファイルを取得する。機器構成管理部23は、返された機器構成情報IDと対応付けられている設定ファイル情報の状態を「実行中」に更新する。
ステップS164に進み、設定反映部66はサーバ装置10から取得した設定ファイルの設定を反映する。ステップS165に進み、電子機器12の状態通知部67はサーバ装置10の機器構成管理部23に状態「完了」を通知する。機器構成管理部23は指定された機器構成情報の状態を「完了」に更新する。また、機器構成管理部23は指定された機器構成情報IDと対応付けられている設定ファイル情報の状態を「完了」に更新する。
《電子機器のフローチャート》
上記のシーケンス図の処理は例えば図33のフローチャートに示す電子機器12の処理により実現できる。図33は電子機器の処理の一例のフローチャートである。
ステップS171において電子機器12は機器認証を行う。機器認証が成功すると電子機器12はステップS172において、自機の機番がセットされた機器構成情報をサーバ装置10から検索する。検索した機器構成情報の状態が「実行予約」でなければ電子機器12は処理を終了する。
検索した機器構成情報の状態が「実行予約」であれば電子機器12はステップS174に進み、検索した機器構成情報と対応付けられているアプリ構成情報に基づき、アプリをインストールするか否かを判定する。
アプリをインストールすると判定した場合(S174においてY)、電子機器12はステップS175のアプリのインストール処理を行う。アプリをインストールしないと判定した場合(S174においてN)、電子機器12はステップS175の処理をスキップする。
また、ステップS176に進み、電子機器12は設定値をインポートするか否かを判定する。設定値をインポートすると判定した場合(S176においてY)、電子機器12は検索した機器構成情報と対応付けられている設定ファイル情報に基づき、設定ファイルを反映する処理を行い、処理を終了する。
設定値を反映しないと判定した場合(S176においてN)、電子機器12はステップS178に進み、設定値をエクスポートするか否かを判定する。設定値をエクスポートすると判定した場合(S178においてY)、電子機器12はステップS179に進み、検索した機器構成情報と対応付けられている設定ファイル情報に基づき、設定ファイルをエクスポートする処理を行い、処理を終了する。
なお、電子機器12はステップS177において、例えば図34に示す実行開始待ち画面を表示し、設定値のインポートを開始するまで、一定時間待つようにしてもよい。図34は実行開始待ち画面の一例のイメージ図である。
<まとめ>
本実施形態によれば、電子機器12に対するアプリケーションの導入及び設定ファイルの反映を、リモートから簡単に行うことができる。本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。サーバ装置10は特許請求の範囲に記載した情報処理装置の一例である。機器構成管理部23は構成情報管理手段の一例である。アプリストレージ部27は保持手段の一例である。機器構成情報検索部63は構成情報取得手段の一例である。アプリ導入処理部65及びアプリ移行処理部68は導入処理手段の一例である。設定反映部66は設定反映手段の一例である。機番は機器識別情報の一例である。状態が実行予約の機器構成情報は、状態情報が構成情報の実行が予約されている状態を表している構成情報の一例である。
1 情報処理システム
10 サーバ装置
12、12A、12B 電子機器
14 業務担当用クライアント装置
16 ネットワーク
21 通信部
22 ユーザ管理部
23 機器構成管理部
24 アプリ情報管理部
25 ファイル管理部
26 ライセンス管理部
27 アプリストレージ部
28 機器構成情報テーブル
29 アプリ構成情報テーブル
30 設定ファイル情報テーブル
41 通信部
42 ログイン処理部
43 機器構成情報検索部
44 機器構成情報作成部
45 アプリ情報検索部
46 アプリ登録部
47 設定ファイル登録部
48 機器構成情報複製処理部
61 通信部
62 ログイン処理部
63 機器構成情報検索部
64 機器登録部
65 アプリ導入処理部
66 設定反映部
67 状態通知部
68 アプリ移行処理部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
600 MFP
601 コントローラ
602 操作パネル
603 外部I/F
603a 記録媒体
604 通信I/F
605 プリンタ
606 スキャナ
611 CPU
612 RAM
613 ROM
614 NVRAM
615 HDD
B バス
特開2015−121919号公報

Claims (12)

  1. 1台以上の端末装置、情報処理装置及び電子機器を含み、前記情報処理装置が保持しているアプリケーションを前記電子機器に導入する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記電子機器へのアプリケーションの導入に必要な構成情報として、導入する1つ以上のアプリケーションのリスト、前記アプリケーションの導入に必要なライセンス情報及び前記構成情報の状態情報、を対応付けて管理すると共に、前記端末装置からの前記構成情報の変更を受け付ける構成情報管理手段と、
    前記アプリケーションを保持する保持手段と、
    を有し、
    前記電子機器は、
    前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報を前記情報処理装置から取得する構成情報取得手段と、
    取得した前記構成情報に従って前記情報処理装置から取得した前記アプリケーションを導入する導入処理手段と、
    を有し、
    前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として複製元の前記電子機器から複製先の前記電子機器への設定値の複製を受け付け、複製元の前記電子機器からの前記設定値のエクスポート完了後に、複製先の前記電子機器に対する前記構成情報の前記状態情報を、前記構成情報の実行が予約される前の状態から前記構成情報の実行が予約されている状態に遷移させ、
    複製元の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を収集して前記情報処理装置に送信し、
    複製先の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を変更すること
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 前記構成情報管理手段は、前記構成情報の状態情報として、前記構成情報の実行が予約される前の状態と、前記構成情報の実行が予約されている状態と、を有し、
    前記構成情報取得手段は、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約される前の状態から前記構成情報の実行が予約されている状態に遷移したあとで、前記構成情報を前記情報処理装置から取得可能となること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記構成情報管理手段は、前記電子機器を一意に識別する機器識別情報と対応付けて前記構成情報を管理しており、
    前記構成情報取得手段は、前記機器識別情報を指定して、前記機器識別情報と対応付けて管理されている前記構成情報を前記情報処理装置から取得すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記構成情報管理手段は、前記端末装置から複数の前記電子機器に対する前記構成情報の変更を受け付けること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理システム。
  5. 前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として前記電子機器への前記アプリケーションの追加を受け付けること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理システム。
  6. 前記電子機器は、
    取得した前記構成情報に従って前記電子機器の機能の設定値を変更する設定反映手段を更に有し、
    前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として前記電子機器の機能の設定値の変更を受け付けること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。
  7. 前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として前記電子機器への前記アプリケーションの追加と、追加する前記アプリケーションの設定値の変更とを受け付け、
    前記設定反映手段は、追加を受け付けた前記アプリケーションの前記導入処理手段による導入後に、前記構成情報に従って前記アプリケーションの設定値を変更すること
    を特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記構成情報取得手段は、所定間隔で前記情報処理装置に対して、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報の有無を確認し、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報があれば、前記情報処理装置から前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報を取得すること
    を特徴とする請求項1乃至何れか一項記載の情報処理システム。
  9. 前記構成情報管理手段は、前記構成情報として、更に、前記構成情報の予定日時を対応付けて管理しており、
    前記導入処理手段は、前記構成情報の予定日時に到達したら、前記構成情報に従って処理を行うこと
    を特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  10. 前記電子機器から前記情報処理装置に対して、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報の有無を確認するタイミングを、複数の前記電子機器の間で分散させること
    を特徴とする請求項又は記載の情報処理システム。
  11. 1台以上の端末装置、情報処理装置及び電子機器を含み、前記情報処理装置が保持しているアプリケーションを前記電子機器に導入する情報処理システムにおいて実行されるアプリケーション導入方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記アプリケーションを保持する保持ステップと、
    前記電子機器へのアプリケーションの導入に必要な構成情報として、導入する1つ以上のアプリケーションのリスト、前記アプリケーションの導入に必要なライセンス情報及び前記構成情報の状態情報、を対応付けて管理すると共に、前記端末装置からの前記構成情報の変更を受け付ける構成情報管理ステップと、
    を有し、
    前記電子機器は、
    前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報を前記情報処理装置から取得する構成情報取得ステップと、
    取得した前記構成情報に従って前記情報処理装置から取得した前記アプリケーションを導入する導入処理ステップと、
    を有し、
    前記構成情報管理ステップは、前記構成情報の変更として複製元の前記電子機器から複製先の前記電子機器への設定値の複製を受け付け、複製元の前記電子機器からの前記設定値のエクスポート完了後に、複製先の前記電子機器に対する前記構成情報の前記状態情報を、前記構成情報の実行が予約される前の状態から前記構成情報の実行が予約されている状態に遷移させ、
    複製元の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を収集して前記情報処理装置に送信し、
    複製先の前記電子機器は、取得した前記構成情報に従って前記設定値を変更すること
    を特徴とするアプリケーション導入方法。
  12. 1台以上の端末装置及び電子機器とネットワーク経由で接続され、前記電子機器に導入させるアプリケーションを前記電子機器に提供する情報処理装置であって、
    前記電子機器へのアプリケーションの導入に必要な構成情報として、導入する1つ以上のアプリケーションのリスト、前記アプリケーションの導入に必要なライセンス情報及び前記構成情報の状態情報、を対応付けて管理する構成情報保持手段と、
    前記端末装置から受け付けた前記構成情報の変更を前記構成情報に反映させると共に、前記状態情報が前記構成情報の実行が予約されている状態を表している前記構成情報を前記電子機器へ提供する構成情報管理手段と、
    前記構成情報を提供した前記電子機器に導入する前記アプリケーションを保持し、前記電子機器からの要求に従って前記電子機器が導入する前記アプリケーションを前記電子機器に提供するアプリケーション保持手段と、
    前記電子機器の設定値を管理するファイル管理部と、
    を有し、
    前記構成情報管理手段は、前記構成情報の変更として複製元の前記電子機器から複製先の前記電子機器への前記設定値の複製を受け付け、複製元の前記電子機器からの前記設定値のエクスポート完了後に、複製先の前記電子機器に対する前記構成情報の前記状態情報を、前記構成情報の実行が予約される前の状態から前記構成情報の実行が予約されている状態に遷移させ、
    前記ファイル管理部は、複製元の前記電子機器から取得した前記設定値を保存し、複製先の前記電子機器に対して取得した前記構成情報を送信すること
    を特徴とする情報処理装置。
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