JP6855597B2 - 作業機、及び極性の判定方法 - Google Patents

作業機、及び極性の判定方法 Download PDF

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Description

本開示は、一対のリードを有するリード部品の極性を判定する作業機、及び極性の判定方法に関するものである。
従来、撮像データに基づいて、吸着ノズルに吸着された電子部品の中心の位置を検出する電子部品実装装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1の電子部品実装装置は、電子部品の一対の電極部に内接する第1のウィンドウと、一対の電極部に外接する第2のウィンドウを設定する。電子部品実装装置は、第1のウィンドウ及び第2のウィンドウ内の輝度に基づいて、電子部品の中心の位置を検出する。
特開2007−273519号公報(図5)
ところで、例えば、一対のリードを有するリード部品には、リードの極性が存在する。リード部品は、極性を正しく配置した状態で供給される、あるいは回路基板等に装着される必要がある。また、この種のリード部品では、リードの極性を示すマーク部が設けられている。このため、マーク部に基づいてリード部品の極性を判定できる技術が望まれている。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、リード部品の一対のリードの極性をマーク部に基づいて判定できる作業機、及び極性の判定方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本明細書は、本体部と、前記本体部の底部に設けられた一対のリードと、前記一対のリードの極性を示すマーク部と、を有するリード部品に対し、前記リード部品を保持して移動するヘッド部と、前記ヘッド部に保持された前記リード部品の前記底部を撮像する撮像装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置が、前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、前記一対のリードの位置であるリード位置を検出するリード位置検出部と、前記リード位置検出部により検出した前記リード位置に基づいて、前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第1検出領域を設定する第1検出領域設定部と、前記一対のリードを間に挟んで前記第1検出領域とは反対側に位置し、且つ前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第2検出領域を設定する第2検出領域設定部と、前記第1検出領域及び前記第2検出領域の各々に前記マーク部が存在するか否かに基づいて前記一対のリードの極性を判定する極性判定部と、を有する作業機を開示する。
また、上記課題を解決するために、本明細書は、本体部と、前記本体部の底部に設けられた一対のリードと、前記一対のリードの極性を示すマーク部と、を有するリード部品に対し、前記リード部品を保持して移動するヘッド部と、前記ヘッド部に保持された前記リード部品の前記底部を撮像する撮像装置と、を備えた作業機において、前記一対のリードにおける極性の判定方法であって、前記極性の判定方法が、前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、前記一対のリードの位置であるリード位置を検出するリード位置検出工程と、前記リード位置検出工程により検出した前記リード位置に基づいて、前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第1検出領域を設定する第1検出領域設定工程と、前記一対のリードを間に挟んで前記第1検出領域とは反対側に位置し、且つ前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第2検出領域を設定する第2検出領域設定工程と、前記第1検出領域及び前記第2検出領域の各々に前記マーク部が存在するか否かに基づいて前記一対のリードの極性を判定する極性判定工程と、を含む極性の判定方法を開示する。
本開示によれば、一対のリードを間に挟む第1及び第2検出領域の2つの検出領域にマーク部が存在するか否かを判定する。これにより、リード部品の一対のリードの極性をマーク部に基づいて判定できる。
部品装着機を示す斜視図である。 部品装着機の部品装着装置を示す斜視図である。 部品装着機が備える制御装置を示すブロック図である。 リード部品のテープ化部品を示す斜視図である。 パーツカメラを示す概略図である。 リード部品を供給した後から回路基材へ装着するまでの部品装着機の作動を示すフローチャートである。 パーツカメラの撮像データを示す図である。 リードが曲がったリード部品を撮像した撮像データを示す図である。 複数の第1検出領域及び複数の第2検出領域を設定した場合の撮像データを示す図である。 第1検出領域及び第2検出領域の平均輝度と、極性の判定結果との関係を示す図である。 複数の第1検出領域のみを設定した場合の撮像データを示す図である。
(部品装着機の構成)
以下、本開示を実施するための一実施形態を、図を参照しつつ詳しく説明する。図1に、部品装着機10を示す。部品装着機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品装着機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、マークカメラ26、パーツカメラ28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、制御装置34(図3参照)を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置である。クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、X方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品装着機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62の下端面には、図2に示すように、吸着ノズル66が設けられており、その吸着ノズル66によって部品を吸着保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、スライダ74,76に着脱可能に装着されている。Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
マークカメラ26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向、Y方向及びZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。図1に示すように、パーツカメラ28は、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に把持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での前方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置80とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。
フィーダ型部品供給装置80は、テープフィーダ81やスティックフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。テープフィーダ81は、フレーム部40の前方側の端部に固定的に設けられたテープフィーダ保持台90に着脱可能に装着されている。テープフィーダ81は、テープ化部品120(図4参照)からリード部品122を取り外し、取り外したリード部品122を供給する装置である。リード部品122は、例えば、ラジアル部品である。図5に示すように、テープ化部品120は、複数のリード部品122とキャリアテープ124とを有している。リード部品122は、概して円柱状の本体部126と、2本のリード127,128とを有する。2本のリード127,128は、細い棒状をなし、Z方向における本体部126の一方の端部である底部126Aから、本体部126の軸心方向と平行に下方へ延び出している。そして、2本のリード127,128の先端部、つまり、本体部126と反対側の端部において、キャリアテープ124にテーピングされている。
また、各リード部品122の本体部126の側面には、マーク部130が記されている。マーク部130は、2本のリード127,128の極性を識別するためのマークである。例えば、マーク部130の近傍に位置するリードが、陰極のリードであることを示している。この場合、マーク部130の下方に位置するリード127が陰極となり、そのリード127と異なるリード128が、陽極となる。マーク部130は、例えば、リード部品122の本体部126の側面において、上下方向に延びるように記されている。マーク部130の上端部は、本体部126の上面126Bまで延び出している。また、マーク部130の下端部は、本体部126の下面、即ち、底部126Aの下面126C(図7参照)まで延び出している。
テープフィーダ81は、このテープ化部品120からリード部品122を取り外し、その取り外したリード部品122を供給する。テープフィーダ81については、公知の構造を採用できるため、簡略して説明する。テープ化部品120は、テープフィーダ81の上面において前後方向に延びるように延設されている。テープ化部品120は、リード部品122のリード127,128がZ方向に延びる状態で延設されている。
そして、テープフィーダ81の送出装置132(図3参照)は、テープ化部品120を供給位置に向かって送り出す。テープフィーダ81の切断装置134(図3参照)は、キャリアテープ124にテーピングされたリード127,128を、供給位置において切断する。これにより、テープフィーダ81は、テープ化部品120からリード部品122を取り外し、取り外したリード部品122を供給する。
上記したように、本実施形態のテープフィーダ81は、例えば、切断装置134によって2本のリード127,128を所定の長さで切断する。このため、供給されるリード部品122のリード127,128は、同一の長さに切断される。リード部品122の中には、リード127,128の長さの違いによって極性を判定可能なものもある。しかしながら、このようなリード127,128の長さを揃えて供給するテープフィーダ81では、供給された後のリード127,128の長さを比較しても極性を判定することが困難となる。そこで、後述するように、リード127,128やマーク部130を、パーツカメラ28により撮像した撮像データに基づいた極性判定が有効となる。
また、ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での後方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。なお、部品供給装置30及びばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品、リードを有さない部品等が有る。
また、本実施形態の部品装着機10には、図1に示すように、Y方向における搬送装置50と部品供給装置30との間に廃棄ボックス15が設けられている。後述するように、リード127,128の極性判定に基づいてリード部品122を破棄する場合、作業ヘッド60,62は、廃棄ボックス15の上方まで移動し、吸着ノズル66で保持したリード部品122を廃棄ボックス15へ破棄する。
図3に示すように、制御装置34は、コントローラ82、記憶装置83、複数の駆動回路86、画像処理装置88を備えている。複数の駆動回路86は、上記搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド60,62、作業ヘッド移動装置64、トレイ型部品供給装置78、フィーダ型部品供給装置80、ばら部品供給装置32に接続されている。コントローラ82は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路86に接続されている。コントローラ82は、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等を制御し、部品装着機10の作動を統括的に制御する。本実施形態のコントローラ82は、記憶装置83に記憶された制御データD1を読み込んで、回路基材12に対する部品(リード部品122など)の装着作業を実行する。記憶装置83は、例えば、ハードディスクやメモリ等を備えている。また、制御データD1は、例えば、部品装着機10の作動を制御する制御プログラム、生産する回路基材12の種類、装着する部品の種類、部品の装着位置等のデータが設定されている。また、本実施形態の制御データD1には、リード部品122の極性を判定するためのデータ、例えば、後述する平均輝度を判定するための閾値が保存されている。さらに、コントローラ82は、画像処理装置88に接続されている。画像処理装置88は、マークカメラ26及びパーツカメラ28によって得られた画像データを処理するものである。コントローラ82は、画像処理装置88によって処理した画像データから各種情報を取得する。
(部品装着機の作動)
部品装着機10は、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業を行う。なお、以下の説明では、コントローラ82による制御を、単に装置名で記載する場合がある。例えば、「搬送装置50が回路基材12を搬送する」という記載は、「コントローラ82が、制御データD1の制御プログラムを実行し、搬送装置50を制御することで回路基材12を搬送する」ということを意味する場合がある。
具体的には、コントローラ82は、例えば、回路基材12を生産する生産ラインを管理する管理コンピュータからの指令に基づいて、制御データD1の制御プログラムをCPUで実行する。コントローラ82は、制御プログラムの実行に基づいて、搬送装置50を制御する。搬送装置50は、コントローラ82の制御に基づいて、回路基材12を作業位置まで搬送する。クランプ装置52は、作業位置において、回路基材12を固定的に保持する。
次に、マークカメラ26は、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。コントローラ82は、マークカメラ26の撮像データに基づいて回路基材12の保持位置等に関する情報を取得する。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品(リード部品122など)を供給する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル66によって部品を保持する。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62は、パーツカメラ28の上方に移動する。パーツカメラ28は、吸着ノズル66に保持された部品を撮像する。コントローラ82は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて部品の保持位置やマーク部130(図4参照)等に関する情報を取得する。コントローラ82は、取得した回路基材12や部品の保持位置等に関する情報に基づいて、作業ヘッド60,62を制御する。作業ヘッド60,62は、部品を保持した状態で回路基材12の上方に移動し、回路基材12の保持位置の誤差、部品の保持位置の誤差等を補正する。そして、作業ヘッド60,62は、吸着ノズル66から部品を離脱することで、回路基材12に部品を装着する。
上述したように、部品装着機10は、吸着ノズル66による部品の保持位置やマーク部130等に関する情報を取得するため、吸着ノズル66により保持された部品をパーツカメラ28により撮像する。回路基材12へ装着する部品がリード部品122(図4参照)である場合、コントローラ82は、リード127,128を回路基材12に形成された貫通穴に挿入するために、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、リード127,128の先端の位置を検出する。
詳述すると、図5は、吸着ノズル66で吸着したリード部品122を、パーツカメラ28によって撮像している状態を示している。図5に示すように、パーツカメラ28は、撮像装置141と、レンズ143と、レーザー照明145とを備えている。撮像装置141は、撮像素子(図示省略)を有しており、受光面を上方に向けて配設されている。レンズ143は、撮像装置141の受光面側、つまり、図5での上面側に固定されている。レンズ143の上には、箱型部材147などを介して、レーザー照明145が設けられている。レーザー照明145は、例えば、4個のレーザー照射装置149(図5では2個のレーザー照射装置149のみが図示されている)を有する。4個のレーザー照射装置149は、レーザー照明145の中央部を囲むように、4等配の位置に配設されている。レーザー照明145の中央部には、吸着ノズル66に保持された撮像対象のリード部品122が配置される。リード部品122は、例えば、リード127,128を下方に向けた状態で本体部126の上面126B(図4参照)を吸着ノズル66によって吸着保持されている。そして、4個のレーザー照射装置149は、吸着ノズル66に保持されたリード部品122に向かって、側方の4箇所からレーザー光を照射する。また、レーザー光は拡散し難いため、各レーザー照射装置149は、吸着ノズル66に保持されたリード部品122におけるリード127,128の先端に向かってレーザー光をピンポイントで照射する構成となっている。
レーザー照射装置149から照射された光は、吸着ノズル66に保持されたリード部品122のリード127,128等によって反射し、箱型部材147を介してレンズ143に入射する。撮像装置141は、レンズ143に入射した光を撮像素子により検出する。これにより、コントローラ82は、吸着ノズル66に保持されたリード部品122における下面126C(図7参照)及びリード127,128の先端の撮像データを取得する。コントローラ82は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、リード127,128の先端位置を検出する。コントローラ82は、検出したリード127,128の先端位置に基づいて、リード部品122の保持位置等に関する情報を取得する。
ここで、上述したように、リード部品122のリード127,128には、極性が存在する。リード部品122は、回路基材12の貫通穴の極性、即ち、回路基材12のスルーホールや配線パターン等の極性に合わせて回路基材12に装着される必要がある。例えば、本実施形態の制御データD1には、テープフィーダ81の供給位置に配置されるリード部品122の極性についての情報が設定されている。図4に示すように、搬送方向151へテープ化部品120を搬送した場合、供給位置に配置されるリード部品122は、搬送方向151における前方側に陽極のリード128が配置され、搬送方向151における後方側に陰極のリード127が配置される。この場合、制御データD1には、供給位置における前方側にリード128(陽極)が配置され、後方側にリード127(陰極)が配置される情報が設定される。
このような予め設定された情報に合致するように、リード部品122が正しい極性の配置で供給位置に供給されれば、作業ヘッド60,62は、制御データD1の情報に従った極性配置のリード部品122を吸着できる。しかしながら、テープフィーダ81から実際に供給されるリード部品122のリード127,128の極性配置(以下、「実極性配置」と記載する場合がある)が、制御データD1に予め設定されたリード127,128の極性配置(以下、「設定極性配置」と記載する場合がある)と異なる場合がある。このような場合には、リード部品122が、誤った極性で回路基材12に装着される虞がある。
具体的には、例えば、テープ化部品120は、極性の表示された収納箱に収容されている場合、収容箱を開ける方向(表側の面と裏側の面)を間違えると、逆の極性の配置で収容箱から引き出されテープフィーダ81に補充される。テープ化部品120は、テープフィーダ81から間違った実極性配置で供給される虞がある。また、例えば、生産工場に納品された時点で、テープフィーダ81のリールに巻回されたテープ化部品120の実極性配置が誤っている可能性もある。あるいは、トレイ型部品供給装置78に補充するトレイを、作業者が極性の方向を誤って配置する可能性がある。また、ばら部品供給装置32が、供給位置のリード部品122の実極性配置を、設定極性配置と異なる配置にする可能性がある。
このような場合、部品装着機10は、部品供給装置30やばら部品供給装置32から作業ヘッド60,62へ供給されたリード部品122の極性を判定する必要が生じる。そこで、本実施形態の部品装着機10では、部品供給装置30等から作業ヘッド60,62へ供給されたリード部品122のマーク部130をパーツカメラ28で撮像し、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、実極性配置と設定極性配置とが一致するか否かを判定する。
図6は、リード部品122を供給した後から回路基材12へ装着するまでの部品装着機10の作動を示している。例えば、コントローラ82は、制御データD1の制御プログラムを実行し、1つのリード部品122の装着ごとに図6に示す処理を実行する。まず、図6に示すステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、コントローラ82は、作業ヘッド60,62を部品供給装置30やばら部品供給装置32におけるリード部品122の供給位置の上方へ移動させる。作業ヘッド60,62は、部品供給装置30等の供給位置に配置されたリード部品122を吸着ノズル66で吸着する。
次に、作業ヘッド60,62は、リード部品122を吸着保持した状態でパーツカメラ28の上方に移動する。パーツカメラ28は、リード部品122の撮像を実行する(S13)。次に、コントローラ82は、パーツカメラ28の撮像データに基づいて、リード部品122のリード127,128の先端位置を検出する(S15)。コントローラ82は、例えば、撮像データの特定の領域の輝度に基づいてリード127,128の先端位置を検出する。
具体的には、図7は、パーツカメラ28で撮像された撮像データ153の一例を示している。パーツカメラ28は、例えば、グレースケールやモノクロの撮像データ153を撮像する。なお、パーツカメラ28は、カラーの撮像データ153を撮像しても良い。図7に示すように、撮像データ153の中央部には、図5に示す撮像位置に配置されたリード部品122の本体部126(底部126A)の下面126Cが撮像されている。下面126Cの中央部分には、一対のリード127,128が配置されている。上記したように、レーザー照射装置149(図5参照)から照射された光は、リード127,128によって反射し、レンズ143に入射する。このため、撮像データ153には、リード127,128の先端で反射された光が撮像される。撮像データ153は、リード127,128の先端位置127A,128Aに応じた領域の輝度が高くなる。そこで、コントローラ82は、例えば、撮像データ153の中央部分における一定の領域を対象領域として設定し、その対象領域内において輝度の高くなる部分を検出し、検出した位置を先端位置127A,128Aとして決定する。
なお、リード127,128の先端位置127A,128Aの検出方法は、特に限定されない。例えば、コントローラ82は、撮像データ153の縦方向や横方向に並ぶ画素の、ラインごとの輝度(画素値)の変化パターンを解析して先端位置127A,128Aを検出しても良い。コントローラ82は、例えば、縦のライン、横のライン、斜めのラインにおける輝度が周期的に高くなる領域を検出し、輝度の高くなる位置を先端位置127A,128Aとして検出しても良い。あるいは、コントローラ82は、下面126Cの外周に沿ったエッジを検出し、予め保存された照合用の画像をエッジの位置に合わせてマッチングし、先端位置127A,128Aを決定しても良い。
また、コントローラ82は、撮像データ153から2つの先端位置を検出すると、マーク部130側の先端位置をリード127の先端位置127Aとして決定する。上記したように、制御データD1には、テープフィーダ81等の供給位置に配置されるリード部品122の極性についての情報が設定されている。そして、コントローラ82は、例えば、陰極のリード127を、図7における上方側となるように配置する。換言すれば、コントローラ82は、制御データD1に設定された設定極性配置を前提として配置する。このため、コントローラ82は、撮像データ153に基づいて検出した2つの先端位置と、制御データD1の情報とに基づいて、例えば、図7における上方側の先端位置を、陰極のリード127の先端位置127Aとして決定することができる。また、コントローラ82は、図7における下方側の先端位置を、陽極のリード128の先端位置128Aとして決定する。しかしながら、上記したように、実際の実極性配置は、人為的なミスなどによって設定極性配置と異なる虞がある。そこで、コントローラ82は、マーク部130の位置を判定する。
コントローラ82は、図6のS15において、先端位置127A,128Aを検出すると、検出した先端位置127A,128Aに基づいて、底部126Aの下面126Cの中心位置126Dを検出する(S17)。コントローラ82は、例えば、S15で検出した先端位置127A,128Aの中点を、中心位置126Dとして決定する。なお、中心位置126Dの検出方法は、特に限定されない。例えば、コントローラ82は、リード部品122の下面126Cの形状に基づいて、中心位置126Dを決定しても良い。例えば、下面126Cが円形である場合、コントローラ82は、撮像データ153における下面126Cのエッジを検出し、下面126Cの中央を中心位置126Dとして決定しても良い。
次に、コントローラ82は、先端位置127A,128A及び中心位置126Dに基づいて第1検出領域155を設定する(S19)。第1検出領域155は、マーク部130を検出するための領域である。例えば、コントローラ82は、先端位置127A,128A、中心位置126Dに基づいて、撮像データ153におけるXY座標を設定する。図7に示すように、コントローラ82は、先端位置127A,128A、中心位置126Dを通る直線157を決定し、例えば、直線157をY軸として設定する。また、コントローラ82は、中心位置126DをXY座標の原点に設定する。また、コントローラ82は、直線157に直交する直線で、且つ中心位置126Dを通る直線(図示略)をX軸として決定する。制御データD1には、リード部品122ごとの先端位置127A,128A、中心位置126D、及び第1検出領域155の座標位置の関係等に係わる情報が保存されている。コントローラ82は、制御データD1の座標位置の情報に基づいて、第1検出領域155を決定する。
コントローラ82は、例えば、リード127の先端位置127Aから外側、即ち、陰極側の先端位置から外側へ向かって直線157に沿って距離159だけ移動した位置を領域中心152として設定し、その領域中心152を中心として長方形の第1検出領域155を設定する。距離159は、制御データD1に設定された値であり、例えば、リード部品122の製品情報に基づいて予め設定され、設計上の中心位置126Dとマーク部130の中心との間の距離である。このため、先端位置127A,128Aや中心位置126Dが正確に検出され、正しい極性の配置となっているなどの条件が成立すれば、第1検出領域155内には、マーク部130が含まれることとなる。第1検出領域155は、一対のリード127,128の外側における底部126Aの一部を含む領域となっている。
なお、上記した第1検出領域155の位置の設定方法は、一例である。例えば、コントローラ82は、中心位置126Dを検出せずに、第1検出領域155を設定しても良い。コントローラ82は、先端位置127A,128Aを結ぶ直線157に沿って先端位置127Aから外側に向かって距離159だけ移動した位置を領域中心152として設定しても良い。また、第1検出領域155は、領域中心152からずれた位置でも良い。また、第1検出領域155の形状は、長方形に限らず、他の多角形、円形、楕円形でも良い。
ここで、図7に示すように、マーク部130の下端部は、本体部126の下面126Cまで延び出している。例えば、本体部126は、所定の色のカバーによって被覆されている。このカバーには、カバーの他の部分とは異なる色のマーク部130が設けられている。以下の説明では、説明の便宜上、本体部126のカバーのうち、マーク部130以外の部分を非マーク部131と称して説明する。図7に示すように、マーク部130及び非マーク部131は、下面126Cの外周に沿った一定の領域を被覆している。
非マーク部131とマーク部130とは異なる色となっている。例えば、本実施形態のマーク部130は、非マーク部131に比べて高い輝度の色となっている。この場合、撮像データ153のうち、マーク部130の輝度は、非マーク部131の輝度に比べて高くなる。なお、マーク部130と非マーク部131との輝度の関係は、リード部品122の種類等によって異なる。このため、マーク部130は、非マーク部131に比べて低い輝度の色の場合もある。また、このような非マーク部131とマーク部130との輝度に係わる情報は、制御データD1に保存されている。
コントローラ82は、例えば、第1検出領域155の画素値に基づいて、第1検出領域155の平均輝度を演算する。コントローラ82は、演算結果の平均輝度が、予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。この閾値は、マーク部130と非マーク部131との平均輝度を判定するための値である。コントローラ82は、例えば、平均輝度が閾値以上である場合、第1検出領域155にマーク部130が配置されていることを検出できる。なお、第1検出領域155にマーク部130が含まれているか否かの判定方法は、平均輝度に限らない。例えば、コントローラ82は、第1検出領域155に含まれる最も高い輝度(画素値)や最も低い輝度(画素値)と、閾値を比べて、第1検出領域155にマーク部130が含まれているか否かを判定しても良い。
図7に示す例では、下面126Cからリード127,128が真っ直に延びている状態である。これに対し、図8は、リード127,128が曲がったリード部品122を撮像した撮像データ153を示している。図8に示すリード127は、基端部127Bから先端部(先端位置127A側の部分)に向かって斜めに傾斜している。同様に、リード128は、基端部128Bから先端部(先端位置128A側の部分)に向かって斜めに傾斜している。この場合、先端位置127A,128Aは、リード127,128の曲がりの程度に応じて、図7に示す位置からずれた位置となる。そして、第1検出領域155は、先端位置127A,128Aがずれるのに応じて、図7に示す位置からずれる。その結果、第1検出領域155は、マーク部130の位置からずれることとなる。図8に示す第1検出領域155は、マーク部130を全く含んでいない。このため、第1検出領域155の平均輝度は、閾値未満となる。また、図8に示す第1検出領域155Aのように、領域の一部にマーク部130を含む場合にも、平均輝度は、閾値未満となる可能性がある。そして、コントローラ82は、平均輝度が閾値未満となることに応じて、第1検出領域155や第1検出領域155Aにマーク部130がないと判定する。
このようなことを鑑みて、本実施形態のコントローラ82は、第1検出領域155に加え、第2検出領域156を設定する。コントローラ82は、図6におけるS19で第1検出領域155を設定すると、第2検出領域156を設定する(S21)。図7に示すように、コントローラ82は、一対のリード127,128を間に挟んで第1検出領域155とは反対側に位置し、且つ一対のリード127,128の外側における底部126Aの一部を含む領域を第2検出領域156として設定する(S21)。例えば、制御データD1には、リード部品122ごとの第2検出領域156の座標位置の関係等に係わる情報が保存されている。コントローラ82は、制御データD1の座標位置の情報に基づいて、第2検出領域156を決定する。
コントローラ82は、例えば、リード128の先端位置128Aから外側へ向かって直線157に沿って距離161だけ移動した位置を領域中心154として設定する。コントローラ82は、領域中心154を中心として長方形の第2検出領域156を設定する。第2検出領域156は、例えば、第1検出領域155と同一形状となっている。距離161は、制御データD1に設定された値であり、例えば、リード部品122の製品情報に基づいて予め設定された値である。領域中心154は、例えば、中心位置126Dを間に挟んで領域中心152と対象となる位置である。このため、先端位置127A,128Aや中心位置126Dが正確に検出され、正しい極性の配置となっており、リード127,128が曲がっていないなどの条件が成立すれば、第2検出領域156内には、マーク部130が含まれない、即ち、非マーク部131が含まれることとなる。
コントローラ82は、S21で第2検出領域156を設定した後、S23を実行する。上記したように、コントローラ82は、平均輝度に基づいて、第1検出領域155及び第2検出領域156の各々にマーク部130が存在するか否かを判定できる。そこで、コントローラ82は、S23において、第1検出領域155の平均輝度と、第2検出領域156の平均輝度に基づいて、リード部品122の極性を判定する。
図10は、第1検出領域155及び第2検出領域156の平均輝度と、極性の判定結果との関係を示している。図10に示す「明」の場合は、平均輝度が閾値以上であることを示している。また、「暗」の場合は、平均輝度が閾値未満であることを示している。図10に示すケース1では、第1検出領域155の平均輝度が閾値以上となり、第2検出領域156の平均輝度が閾値未満となっている。この場合、第1検出領域155には、マーク部130が配置され、第2検出領域156には非マーク部131が配置された可能性が高い。即ち、リード部品122の実際の実極性配置と、予め設定された設定極性配置とが一致している正常状態である可能性が高い。
このため、S23において、コントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度が閾値以上となり、且つ第2検出領域156の平均輝度が閾値未満となることに応じて(S23:YES)、作業ヘッド60,62に保持されたリード部品122の装着作業を実行する(S25)。これにより、正しい極性配置のリード部品122が、回路基材12に装着されることとなる。コントローラ82は、作業ヘッド60,62を制御し、撮像データ153から検出した先端位置127A,128A等に基づいてリード部品122の保持位置等を補正する。作業ヘッド60,62は、補正後のリード部品122を回路基材12へ装着する。コントローラ82は、リード部品122の装着作業(S25)を実行すると、図6に示す処理を終了させる。コントローラ82は、例えば、次のリード部品122の装着を実行する際に、図6のS11からの処理を再度実行する。
従って、本実施形態のコントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度が、第2検出領域156の平均輝度と異なることに応じて、第1検出領域155又は第2検出領域156にマーク部130が存在すると判定する。例えば、撮像データ153におけるマーク部130の輝度が他の部分の輝度に比べて高い場合、マーク部130を含む領域は、マーク部130を含まない領域に比べて平均輝度が高くなる。そこで、コントローラ82は、例えば、第1検出領域155の平均輝度が閾値以上の場合、第1検出領域155にマーク部が存在すると判定し、マーク部130の存在を検出できる。なお、コントローラ82は、第1検出領域155や第2検出領域156の平均輝度を閾値と比べなくとも良い。例えば、コントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度と、第2検出領域156の平均輝度を比べても良い。コントローラ82は、例えば、第1検出領域155の平均輝度が第2検出領域156の平均輝度より高い場合、第1検出領域155にマーク部が存在すると判定しても良い。また、例えば、マーク部130の輝度が非マーク部131に比べて低い場合、コントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度が第2検出領域156の平均輝度より高いことに応じて、第2検出領域156にマーク部が存在すると判定しても良い。
また、本実施形態のコントローラ82は、撮像データ153に基づいて、一対のリード127,128の各々における先端の位置である先端位置127A,128Aを検出する(S15)。コントローラ82は、検出した先端位置127A,128Aに基づいて底部126Aの下面126Cの中心位置126Dを決定し、先端位置127A,128A及び中心位置126Dに基づいて第1検出領域155を設定する(S19)。
リード127,128の先端位置127A,128Aに基づいて第1検出領域155を設定する場合、上記したようにリード127,128が本体部126に対して曲がると、第1検出領域155の位置がマーク部130に対してずれる虞がある。その結果、マーク部130の検出精度が低下する。このため、先端位置127A,128Aに基づいてマーク部130を検出する構成において、第1検出領域155だけでなく、第2検出領域156も確認し、マーク部130の存在や極性を判定することは極めて有効となる。
一方、コントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度が閾値以上でない、即ち、閾値未満の場合(S23:NO)、S27を実行する。また、コントローラ82は、第2検出領域156の平均輝度が閾値未満でない、即ち、閾値以上である場合(S23:NO)、S27を実行する。S27において、コントローラ82は、リード部品122の極性が逆極性であるか否かを判定する。
図10に示すケース2では、第1検出領域155の平均輝度が閾値未満となり、第2検出領域156の平均輝度が閾値以上となっている。この場合、第1検出領域155には、非マーク部131が配置され、第2検出領域156にはマーク部130が配置された可能性が高い。即ち、リード部品122の実極性配置と設定極性配置とが逆である可能性が高い。
このため、S27において、コントローラ82は、第1検出領域155の平均輝度が閾値未満となり、且つ第2検出領域156の平均輝度が閾値以上となることに応じて(S27:YES)、作業ヘッド60,62に保持されたリード部品122を反転させる(S29)。例えば、作業ヘッド60,62は、軸方向(Z方向)に沿った回転軸を中心に吸着ノズル66を180度回転させる。リード127,128は、互いの位置を入れ替える。即ち、リード部品122は、極性を逆極性から正常な極性に補正される。コントローラ82は、S29でリード部品122を反転させた後、反転させたリード部品122の装着作業(S25)を実行し、図6に示す処理を終了させる。
従って、本実施形態のコントローラ82は、判定結果の極性が予め設定された極性(例えば、設定極性配置)と反対であることに応じて、作業ヘッド60,62を制御し、一対のリード127,128の位置が入れ替わるように本体部126を反転させる。これによれば、コントローラ82は、判定した極性の配置が所望の極性の配置と反対である場合、本体部126を反転させることで、リード127,128の実極性配置を所望の設定極性配置に補正できる。
一方、コントローラ82は、S27において、第1検出領域155の平均輝度が閾値未満、且つ第2検出領域156の平均輝度が閾値以上でないことに応じて(S27:NO)、S31を実行する。この場合、リード部品122は、図10のケース3又はケース4の状態となる。ケース3では、第1検出領域155及び第2検出領域156の平均輝度が閾値未満となっている。この場合、第1検出領域155及び第2検出領域156の両方に非マーク部131が配置された可能性が高い。また、ケース4では、第1検出領域155及び第2検出領域156の平均輝度が閾値以上となっている。この場合、何らかの原因で、第1検出領域155及び第2検出領域156の両方の平均輝度が高くなった状態となる。ケース3,4では、マーク部130の位置に基づいた極性の判定が困難な異常状態となる。
このため、コントローラ82は、S31において、作業ヘッド60,62に保持されたリード部品122を廃棄ボックス15(図1参照)へ破棄する。作業ヘッド60,62は、廃棄ボックス15の上方まで移動し、吸着ノズル66で保持したリード部品122を廃棄ボックス15へ破棄する。コントローラ82は、再度S11からの処理を開始し、リード部品122の供給作業を実行する。なお、コントローラ82は、S31を実行した後のS11において、例えば、前回と異なるテープフィーダ81から同種のリード部品122を供給しても良い。これにより、前回の供給作業を行ったテープフィーダ81に問題がある場合、別のテープフィーダ81からリード部品122を供給することで、正常な極性の配置のリード部品122を供給することが可能となる。
また、S31において、コントローラ82は、リード部品122の極性の配置にエラーがあった旨を報知しても良い。例えば、コントローラ82は、部品装着機10の表示装置17(図1参照)や、部品装着機10を管理する管理コンピュータ(図示略)の表示画面に、異常があったことを表示しても良い。また、コントローラ82は、エラー情報として、リード部品122を供給したテープフィーダ81の装着位置(スロット番号)などを表示しても良い。これにより、作業者は、表示内容を確認することで、エラーが発生したテープフィーダ81の状態を確認するなどの適切な対応を行うことができる。このようにして本実施形態のコントローラ82は、第1検出領域155及び第2検出領域156に基づいてリード部品122の極性を判定し、装着作業を適切に実行することができる。なお、コントローラ82は、S31において、リード部品122の廃棄ボックス15の破棄と、エラーの報知との両方を実行しても良い。
従って、本実施形態のコントローラ82は、第1検出領域155及び第2検出領域156の両方にマーク部130が存在しないことに応じて、リード部品122を破棄する処理及びエラーを報知する処理のうち、少なくとも一方の処理を実行する。これによれば、マーク部130が第1検出領域155及び第2検出領域156の両方に存在しない場合、リード部品122を破棄し、再度、作業ヘッド60,62にリード部品122を供給するなどの対応を実行できる。また、エラーを報知することで、部品装着機10内のリード部品122の状態を確認するなどの対応をユーザに促すことができる。
(複数の第1検出領域及び複数の第2検出領域を設定する場合)
また、第1検出領域155の形状や数を、マーク部130の形状や数などに応じて適宜変更しても良い。図7に示す例では、コントローラ82は、第1検出領域155及び第2検出領域156をそれぞれ1つ設定したが、複数の第1検出領域155と複数の第2検出領域156を設定しても良い。図9は、複数の第1検出領域155及び複数の第2検出領域156を設定した場合の撮像データ153を示している。
図9に示すリード部品122では、図7に示すリード部品122に比べてマーク部130の大きさが小さくなっており、また、複数のマーク部130が設けられている。このように、マーク部130の形状、大きさ、数などは、リード部品122の種類等に応じて異なる。
ここで、例えばマーク部130の大きさに比べて大きい第1検出領域155を設定した場合、第1検出領域155は、マーク部130以外に非マーク部131を含むこととなる。第1検出領域155の平均輝度は、非マーク部131を含む割合の増加に応じて、低下する。また、マーク部130の大きさに合わせて第1検出領域155を小さくすると、上記したリード127,128の曲がりなどに応じて第1検出領域155の位置がマーク部130に対してずれた場合、第1検出領域155内にマーク部130が含まれない可能性が高くなる。
そこで、コントローラ82は、複数の第1検出領域155や複数の第2検出領域156を設定し、各第1検出領域155等の平均輝度を判定することで、マーク部130の検出精度を高めることが可能となる。図6のS19において、コントローラ82は、例えば、図9に示すように、領域中心152を中心とした第1検出領域155を設定する。この領域中心152は、例えば、図9に示す下面126Cの周方向に並ぶ2つのマーク部130の中点を示す位置である。コントローラ82は、先端位置127A,128A、中心位置126D、及び制御データD1の情報に基づいて領域中心152を設定する。また、第1検出領域155は、図7の第1検出領域155に比べて小さい領域であり、マーク部130の大きさに応じて小さくしたものである。例えば、下面126Cの周方向における第1検出領域155の幅は、周方向におけるマーク部130の幅以下となっている。この大きさであれば、第1検出領域155は、マーク部130内に収まる大きさとなる。そして、第1検出領域155がマーク部130内に配置された場合、第1検出領域155の平均輝度を、より確実に閾値以上にできる。また、コントローラ82は、領域中心152を含む第1検出領域155を間に挟んで隣接した複数の第1検出領域155を設定する。図9に示す例では、隣接した4つの第1検出領域155の各々は、領域中心152を含む第1検出領域155と同一形状となっている。隣接した4つの第1検出領域155の各々は、領域中心152を含む第1検出領域155を中央に配置して、下面126Cの周方向へずれた位置に配置されている。また、隣接した4つの第1検出領域155の各々は、中央の第1検出領域155に対して、下面126Cの半径方向で互い違いにずれた位置となっている。
同様に、図6のS21において、コントローラ82は、領域中心154を中心とした比較的小さい第2検出領域156を設定する。領域中心154は、例えば、中心位置126Dを間に挟んで領域中心152と対象となる位置である。コントローラ82は、領域中心154を含む第2検出領域156を間に挟んで隣接した複数の第2検出領域156を設定する。図9に示す例では、隣接した4つの第2検出領域156の各々は、領域中心154を含む第2検出領域156を中央に配置して、下面126Cの周方向へずれた位置に配置されている。また、隣接した4つの第2検出領域156の各々は、中央の第2検出領域156に対して、下面126Cの半径方向で互い違いにずれた位置となっている。なお、図9に示す複数の第1検出領域155及び複数の第2検出領域156の形状、数、位置等は一例であり、リード部品122の構造等に応じて適宜変更される。
図6のS23において、コントローラ82は、複数の第1検出領域155及び複数の第2検出領域156の各々にマーク部130が存在するか否かを判定する。従って、本実施形態のコントローラ82は、互いに位置の異なる複数の第1検出領域155、及び互いに位置の異なる複数の第2検出領域156を設定する。そして、コントローラ82は、複数の第1検出領域155及び複数の第2検出領域156の各々にマーク部130が存在するか否かに基づいて一対のリード127,128の極性を判定する。これによれば、多様な大きさや形状のマーク部130に対し、複数の検出領域を判定することで、マーク部130を精度良く検出できる。
そして、コントローラ82は、S23において、例えば、5つの第1検出領域155のうち、少なくとも一つの第1検出領域155の平均輝度が閾値以上(本開示の所定輝度値の一例)であり、且つ5つの全ての第2検出領域156の平均輝度が閾値未満であることに応じて(S23:YES)、装着作業を実行する(S25)。これにより、複数の第1検出領域155のうち、少なくとも一つの第1検出領域155がマーク部130を含んだ場合、第1検出領域155内のマーク部130を検出し、装着作業を実行できる。従って、小さいマーク部130を有するリード部品122に対し、複数の小さい第1検出領域155を設定しマーク部130を精度良く検出することで極性を精度良く判定でき、適切な作業を実行できる。一方、コントローラ82は、例えば、5つの第1検出領域155の全ての平均輝度が閾値以上でない、即ち、閾値未満の場合(S23:NO)、S27を実行しても良い。また、コントローラ82は、5つの第2検出領域156のうち、少なくとも一つの第2検出領域156の平均輝度が閾値以上である場合(S23:NO)、S27を実行しても良い。
複数の第1検出領域155のいずれかにマーク部130が存在する場合、マーク部130を含む第1検出領域155の平均輝度は、マーク部130を含まない第1検出領域155の平均輝度に比べて高くなる。そこで、コントローラ82は、複数の第1検出領域155のうち、一つでも平均輝度が閾値以上の第1検出領域155が存在し、且つ全ての第2検出領域156にマーク部130が存在しないことに応じて、複数の第1検出領域155側にマーク部130が存在することを検出できる。なお、コントローラ82は、少なくとも一つの第1検出領域155の平均輝度が閾値以上であることに応じて、S25を実行しなくとも良い。例えば、コントローラ82は、図9に示す5つの第1検出領域155のうち、過半数である3つの第1検出領域155の平均輝度が閾値以上である場合に(S23:YES)、S25を実行しても良い。
また、S27において、コントローラ82は、例えば、5つの全ての第1検出領域155の平均輝度が閾値未満となり、且つ5つの第2検出領域156のうち、少なくとも一つの第2検出領域156の平均輝度が閾値以上であることに応じて(S27:YES)、作業ヘッド60,62に保持されたリード部品122を反転させても良い(S29)。これにより、逆極性のリード部品122の極性を正常な状態へ補正して装着することができる。また、コントローラ82は、全ての第1及び第2検出領域155,156の平均輝度が閾値以上となる場合、あるいは全ての第1及び第2検出領域155,156の平均輝度が閾値未満となる場合、S31を実行しても良い。これにより、マーク部130を適切に検出できなかったリード部品122を破棄できる。
(複数の第1検出領域155のみを設定する場合)
また、コントローラ82は、第2検出領域156を設定せずに、複数の第1検出領域155のみで極性を判定しても良い。図11は、複数の第1検出領域155のみを設定した場合の撮像データ153を示している。この場合、コントローラ82は、例えば、図6のS23において、複数の第1検出領域155のうち、少なくとも一つの第1検出領域155の平均輝度が閾値以上(本開示の所定輝度値の一例)であることに応じて(S23:YES)、S25を実行しても良い。これにより、コントローラ82は、複数の第1検出領域155のうち、一つでも平均輝度が閾値以上の第1検出領域155が存在することに応じて、複数の第1検出領域155側にマーク部130が存在することを検出できる。
以上、上記した本実施形態では、以下の効果を奏する。
本実施形態のコントローラ82は、パーツカメラ28の撮像データ153に基づいて、リード127,128の先端位置127A,128Aを検出し(図6のS15)、先端位置127A,128Aに基づいて、第1検出領域155及び第2検出領域156を設定する(S19,S21)。第1検出領域155及び第2検出領域156は、一対のリード127,128の外側の位置であり、且つ底部126Aの下面126Cの一部を含む領域である。また、第1検出領域155及び第2検出領域156は、一対のリード127,128を間に挟んで配置される領域である。そして、コントローラ82は、第1検出領域155及び第2検出領域156の各々にマーク部130が存在するか否かに基づいてリード127,128の極性を判定する(S23)。
ここで、リード127,128が曲がった場合、マーク部130とリード127,128との位置関係は、リード127,128の曲がり具合で変更される(図7及び図8参照)。一方で、マーク部130は、一般的に、陰極側、即ち、一対のリード127,128のうち一方側のリード127の外側に設けられている。このため、一方のリード127の外側におけるマーク部130を設けた部分と、他方のリード128の外側におけるマーク部130を設けていない非マーク部131とは、輝度などが異なった値となる。そこで、コントローラ82は、一対のリード127,128を間に挟む第1検出領域155及び第2検出領域156の2つの検出領域の平均輝度に基づいてマーク部130が存在するか否かを判定する。これにより、例えば、一方の検出領域にマーク部130が存在することだけでなく、他方の検出領域にマーク部130が存在しないことも確認できる。その結果、マーク部130の位置に基づいてリード127,128の極性を精度よく判定することが可能となる。
なお、コントローラ82は、図3に示すように、リード位置検出部200と、第1検出領域設定部202と、第2検出領域設定部204と、極性判定部206とを有している。リード位置検出部200等は、例えば、コントローラ82のCPUで制御データD1の制御プログラムを実行することで実現される処理モジュールである。なお、リード位置検出部200等を、処理モジュールなどのソフトウェアで構成せず、処理回路などのハードウェアで構成しても良い。また、リード位置検出部200等を、ソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて構成しても良い。リード位置検出部200は、パーツカメラ28の撮像データ153に基づいて、リード127,128の先端位置127A,128Aを検出するための機能部である。第1検出領域設定部202は、リード位置検出部200により検出した先端位置127A,128Aに基づいて、第1検出領域155を設定する機能部である。第2検出領域設定部204は、第2検出領域156を設定する機能部である。極性判定部206は、第1検出領域155及び第2検出領域156の各々にマーク部130が存在するか否かに基づいてリード127,128の極性を判定する機能部である。
因みに、部品装着機10は、作業機の一例である。パーツカメラ28は、撮像装置の一例である。制御装置34及びコントローラ82は、制御装置の一例である。作業ヘッド60,62は、ヘッド部の一例である。リード部品122は、リード部品の一例である。本体部126は、本体部の一例である。底部126Aは、底部の一例である。リード127,128は、一対のリードの一例である。先端位置127A,128Aは、先端位置及びリード位置の一例である。マーク部130は、マーク部の一例である。また、リード位置検出部200により実行される工程は、リード位置検出工程の一例である。第1検出領域設定部202により実行される工程は、第1検出領域設定工程の一例である。第2検出領域設定部204により実行される工程は、第2検出領域設定工程の一例である。極性判定部206により実行される工程は、極性判定工程の一例である。
なお、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、リード部品122を保持する装置は、吸着ノズル66に限らない。例えば、作業ヘッド60,62は、リード部品122の本体部126を挟持するチャックを備えても良い。
また、コントローラ82は、リード127,128のリード位置として、先端位置127A,128Aを検出したが、これに限らない。例えば、コントローラ82は、リード127,128の基端部127B,128Bを検出し、基端部127B,128Bに基づいて、第1検出領域155を設定しても良い。
また、リード部品122は、陽極にマーク部130を設けた構成でも良い。
また、マーク部130は、非マーク部131と輝度の異なる記号、文字、図形でも良い。
また、本開示の所定閾値とは、任意の閾値以上の範囲や、任意の閾値未満の範囲だけでなく、任意の閾値から他の閾値までの範囲でもよい。
また、上記実施形態では、本願の作業機として部品装着機10を採用したが、これに限らない。例えば、作業機は、部品を供給するばら部品供給装置32でも良い。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数のリード部品122を整列させて、整列させた状態でリード部品122を供給する。例えば、ばら部品供給装置32が、ばらばらに散在したリード部品122を吸着する作業ヘッドを備える場合、ばら部品供給装置32は、その作業ヘッドで吸着されたリード部品122を撮像しても良い。また、ばら部品供給装置32は、撮像データ153に第1検出領域155や第2検出領域156を設定し、マーク部130に基づいて極性を判定しても良い。そして、ばら部品供給装置32は、実極性配置と設定極性配置とが一致する場合、リード部品122を所定の姿勢に整列させて供給しても良い。また、ばら部品供給装置32は、実極性配置と設定極性配置とが逆である場合、リード部品122を反転させて供給しても良い。また、ばら部品供給装置32は、マーク部130を適切に検出できない場合、リード部品122を破棄等しても良い。従って、部品装着機10に限らず、ばら部品供給装置32などのリード部品122の極性を判定する必要がある様々な作業機において、本開示の作業機を適用でき、上記した部品装着機10の場合と同様の効果を得ることができる。
10:部品装着機(作業機)、28 パーツカメラ(撮像装置)、34 制御装置、60,62 作業ヘッド(ヘッド部)、82 コントローラ(制御装置)、122 リード部品、126 本体部、126A 底部、127,128 リード、127A,128A 先端位置(リード位置)、130 マーク部、200 リード位置検出部、202 第1検出領域設定部、204 第2検出領域設定部、206 極性判定部。

Claims (8)

  1. 本体部と、前記本体部の底部に設けられた一対のリードと、前記一対のリードの極性を示すマーク部と、を有するリード部品に対し、前記リード部品を保持して移動するヘッド部と、
    前記ヘッド部に保持された前記リード部品の前記底部を撮像する撮像装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、前記一対のリードの位置であるリード位置を検出するリード位置検出部と、
    前記リード位置検出部により検出した前記リード位置に基づいて、前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第1検出領域を設定する第1検出領域設定部と、
    前記一対のリードを間に挟んで前記第1検出領域とは反対側に位置し、且つ前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第2検出領域を設定する第2検出領域設定部と、
    前記第1検出領域及び前記第2検出領域の各々に前記マーク部が存在するか否かに基づいて前記一対のリードの極性を判定する極性判定部と、
    を有する作業機。
  2. 前記第1検出領域設定部は、
    互いに位置の異なる複数の前記第1検出領域を設定し、
    前記第2検出領域設定部は、
    互いに位置の異なる複数の前記第2検出領域を設定し、
    前記極性判定部は、
    複数の前記第1検出領域及び複数の前記第2検出領域の各々に前記マーク部が存在するか否かに基づいて前記一対のリードの極性を判定する、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記極性判定部は、
    前記第1検出領域の平均輝度が、前記第2検出領域の平均輝度と異なることに応じて、前記第1検出領域又は前記第2検出領域に前記マーク部が存在すると判定する、請求項1又は請求項2に記載の作業機。
  4. 前記極性判定部は、
    複数の前記第1検出領域のうち、少なくとも一つの前記第1検出領域の平均輝度が所定輝度値であることに応じて、前記第1検出領域に前記マーク部が存在すると判定する、請求項2に記載の作業機。
  5. 前記リード位置検出部は、
    前記撮像データに基づいて、前記一対のリードの各々における先端の位置である先端位置を前記リード位置として検出し、
    前記第1検出領域設定部は、
    前記リード位置検出部により検出した前記先端位置に基づいて前記底部の中心位置を決定し、前記先端位置及び前記中心位置に基づいて前記第1検出領域を設定する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の作業機。
  6. 前記極性判定部は、
    判定結果の極性が予め設定された極性と反対であることに応じて、前記ヘッド部を制御し、前記一対のリードの位置が入れ替わるように前記本体部を反転させる、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の作業機。
  7. 前記極性判定部は、
    前記第1検出領域及び前記第2検出領域の両方に前記マーク部が存在しないことに応じて、前記リード部品を破棄する処理及びエラーを報知する処理のうち、少なくとも一方の処理を実行する、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の作業機。
  8. 本体部と、前記本体部の底部に設けられた一対のリードと、前記一対のリードの極性を示すマーク部と、を有するリード部品に対し、前記リード部品を保持して移動するヘッド部と、前記ヘッド部に保持された前記リード部品の前記底部を撮像する撮像装置と、を備えた作業機において、前記一対のリードにおける極性の判定方法であって、
    前記極性の判定方法が、
    前記撮像装置により撮像した撮像データに基づいて、前記一対のリードの位置であるリード位置を検出するリード位置検出工程と、
    前記リード位置検出工程により検出した前記リード位置に基づいて、前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第1検出領域を設定する第1検出領域設定工程と、
    前記一対のリードを間に挟んで前記第1検出領域とは反対側に位置し、且つ前記一対のリードの外側における前記底部の一部を含む領域である第2検出領域を設定する第2検出領域設定工程と、
    前記第1検出領域及び前記第2検出領域の各々に前記マーク部が存在するか否かに基づいて前記一対のリードの極性を判定する極性判定工程と、
    を含む極性の判定方法。
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