JP6855015B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐水するようになっている。リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。定流量弁32は、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30を介して流入した洗浄水を、所定の流量以下に絞るためのものである。
これらの電磁開閉弁34の開閉操作、及び、給水路切替弁36の切替操作は、機能部10のコントローラ62(制御手段)により制御される。そして、電磁開閉弁34を開弁して給水路切替弁36がタンク側給水路40に連通させることにより貯水タンクへ水を供給することができる。
タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンクからの逆流を防止している。
同様に、戻り管路50と貯水タンク20の接続部にも、逆止弁44が設けられており、貯水タンク20が満水状態となった場合でも、洗浄水が戻り管路50に逆流することはないようになっている。
このオーバーフロー流路70は、貯水タンク20において、水位が開口70aより高くなるような場合、その貯水タンク20内の水をジェット側給水路46を介してジェット吐水口16から便器本体2に逃がして、貯水タンク20から水が溢れ出すことがないようにするものである。
なお、便器洗浄スイッチは、便器本体2に供給される洗浄水の量が多くなる状態(大洗浄)と、便器本体2に供給される洗浄水の量が少なくなる状態(小洗浄)と、のいずれかを使用者が選択できるようになっている。
一方で、ステップS2において、貯水タンク20内が空状態であった場合、つまり上方フロートスイッチ64aがオフ、且つ下方フロートスイッチ64bがオンであった場合は、コントローラ62は、貯水タンク20が空状態のときに貯水タンク20への洗浄水の供給を開始するタンク空給水が使用者によって指示されたと判断し、ステップS4へと進む。
なお、このタンク空給水は、水洗大便器1を施工した後に初めて貯水タンク20への給水を行なう場合や、凍結や固着等の理由で貯水タンク20内の水を一度全て抜いた後に再び貯水タンク20への給水を行なう場合のものである。
ステップS4において、水洗大便器1が施工されてから初回のタンク空給水であると判断した場合は、ステップS5へと進み、コントローラ62は給水路切替弁36を切り替え制御して、全洗浄水をリム側に供給する状態(リム100%)にする。これにより、便器本体2の排水トラップ管路14へと洗浄水を供給して排水トラップ管路14内に溜水面Aを形成させる。その後、コントローラ62は給水路切替弁36を切り替え制御して、全洗浄水をタンク側に供給する状態(タンク100%)にし、貯水タンク20が満水になるまで貯水タンク20への給水を行なう(ステップS6,7)。ステップS7において、貯水タンク20内が満水になったときに貯水タンク20への給水を停止して(ステップS10)、タンク空給水を終了する。
具体的にいうと、コントローラ62は、貯水タンク20内の下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったか否かを判断する(ステップS15)。ステップS15において、下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わっていないと判断した場合、コントローラ62は、ジェット吐水を開始してから所定時間T2が経過したか否かを判断する(ステップS16)。このステップS16は、下方フロートスイッチ64bが故障していてオフに切り替わらなかった場合の安全タイマーである。ステップS16において、ジェット吐水を開始してから所定時間T2が経過したと判断した場合、もしくは、ステップS15において、下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったと判断した場合、ジェット吐水を停止する(ステップS20)。すなわち、コントローラ62は、加圧ポンプ22を停止させて貯水タンク20からのジェット側給水路46を介したジェット吐水口16への洗浄水の供給を停止させる。
なお、本実施形態においては、ステップS15において下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったときにジェット吐水を停止する(ステップS20)こととしたが、本発明はこれに限らず、貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給量や下方フロートスイッチ64bが設けられる位置に応じて、ステップS15において下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わってから所定時間が経過したときにジェット吐水を停止させてもよい。
具体的にいうと、コントローラ62は、貯水タンク20内の上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わったか否かを判断する(ステップS17)。ステップS17において、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わったと判断した場合、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わってから所定時間T3が経過した後にジェット吐水を停止する(ステップS18,20)。ステップS17において、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わっていないと判断した場合、コントローラ62は、ジェット吐水を開始してから所定時間T4が経過したか否かを判断する(ステップS19)。このステップS19は、上方フロートスイッチ64aが故障していてオフに切り替わらなかった場合の安全タイマーである。ステップS19において、ジェット吐水を開始してから所定時間T4が経過した場合、ステップS20へと進み、ジェット吐水を停止する。
しかし、本実施形態のように小洗浄時において貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給の停止を全てタイマー制御にて行なうのではなく、貯水タンク20内の水位の所定水位までの下降を、本来貯水タンク20内に洗浄水が供給されるときの貯水タンク20の水位を検出するための上方フロートスイッチ64aを利用することにより、小洗浄時における貯水タンク20から便器本体2への洗浄水の供給量のバラつきを抑制することができる。
タンク給水開始から一定時間が経過すると、まず貯水タンク20内の水位が下方位置L3まで上昇してきて下方フロートスイッチ64bがオフとなる(ステップS24)。その後、さらに一定時間が経過すると、貯水タンク20内の水位が上方位置L1まで上昇してきて今度は上方フロートスイッチ64aがオンとなる(ステップS25)。これにより、ステップS25からステップS30へと進み、タンク給水が停止される(ステップS30)。
タンク給水開始から一定時間が経過すると、貯水タンク20内の水位が上昇してきて貯水タンク20内の水位が下方位置L3まで上昇する。しかし、上述したように、下方フロートスイッチ64bには故障等の異常があり、オフに切り替わらずにオンのままとなる。そして、タンク給水開始から所定時間T6が経過するまで下方フロートスイッチ64bがオフに切り替わらなかった場合、コントローラ62は、下方フロートスイッチ64bの異常を検知する(ステップS26)。そして、下方フロートスイッチ64bの異常を検知した場合、コントローラ62は給水路切替弁36を切り替え制御して、全洗浄水のうちタンク側に20〜30%、リム側に70〜80%を供給する状態(タンク20〜30%、リム70〜80%)にし、タンク給水開始から所定時間T8が経過するまでタンク給水を行なった後にタンク給水を停止する(ステップS28〜30)。
タンク給水開始から一定時間が経過すると、貯水タンク20内の水位が上昇してきて貯水タンク20内の水位が下方位置L3まで上昇する。このとき、下方フロートスイッチ64bが正常であるとすると、下方フロートスイッチ64bがオフとなる(ステップS24)。その後、さらに一定時間が経過すると、貯水タンク20内の水位がさらに上昇してきて貯水タンク20内の水位が上方位置L1まで上昇する。しかし、上述したように、上方フロートスイッチ64aには故障等の異常があり、オンに切り替わらずにオフのままとなる。そして、ステップS24での下方フロートスイッチ64bのオフへの切り替わりから所定時間T7が経過するまでに上方フロートスイッチ64aがオンに切り替わらなかった場合、コントローラ62は、上方フロートスイッチ64aの異常を検知する(ステップS27)。そして、上方フロートスイッチ64aの異常を検知した場合、コントローラ62は給水路切替弁36を切り替え制御して、全洗浄水のうちタンク側に20〜30%、リム側に70〜80%を供給する状態(タンク20〜30%、リム70〜80%)にしてタンク給水開始から所定時間T8が経過するまでタンク給水を行なった後に、タンク給水を停止する(ステップS28〜30)。
加えて、タンク給水時において確実に貯水タンク20に供給される洗浄水を止水水位WFLまで貯めることができるため、上方フロートスイッチ64aもしくは下方フロートスイッチ64bが故障していたとしても、水洗大便器1を不便なく使用することができる。
2 便器本体
4 便座
6 カバー
8 局部洗浄装置
10 機能部
11 サイドパネル
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
14a 入口部
14b トラップ上昇管
14c トラップ下降管
14d 頂部
15 排水管
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
26 止水栓
28 ストレーナ
30 分岐金具
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
37 バルブユニット(給水手段)
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
42 バキュームブレーカ
43 逆止弁
44 逆止弁
46 ジェット側給水路
46a 上流ジェット側給水路
46b 下流ジェット側給水路
48 リム吐水用バキュームブレーカ
50 戻り管路
56 ジェット吐水用フラッパー弁
58 水抜栓
60 水受けトレイ
62 コントローラ(制御手段)
64a 上方フロートスイッチ(上方水位検出手段)
64b 下方フロートスイッチ(下方水位検出手段)
70 オーバーフロー流路
70a 開口
70b 他端
A 溜水面
Claims (2)
- 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口を有する便器本体と、
前記リム吐水口に洗浄水を供給するリム側給水路と、
前記ジェット吐水口に洗浄水を供給するジェット側給水路と、
前記便器本体の洗浄をするための洗浄水を貯水する貯水タンクと、
洗浄水を前記貯水タンクに供給する給水手段と、
前記貯水タンクに貯水された洗浄水を、前記リム側給水路もしくは前記ジェット側給水路を介して前記便器本体に圧送する加圧ポンプと、
前記貯水タンク内の上方に設けられ前記貯水タンク内に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する上方水位検出手段と、
この上方水位検出手段より所定量上方でその一端が開口し、前記貯水タンク内の水を前記リム吐水口または前記ジェット吐水口から前記便器本体に逃がすことが出来るオーバーフロー流路と、
前記貯水タンク内の下方に設けられ前記貯水タンクから前記便器本体に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する下方水位検出手段と、
前記上方水位検出手段および前記下方水位検出手段の検出に応じて、前記給水手段を制御して前記貯水タンクへ供給される洗浄水の流量を調整する制御手段と、
を備えており、
前記制御手段は、前記貯水タンク内に洗浄水が供給されるときにおいて前記上方水位検出手段もしくは前記下方水位検出手段の異常を検知したとき、前記貯水タンクに供給される洗浄水の流量が、前記貯水タンクから前記オーバーフロー流路へ流出可能な洗浄水の最大流量以下となるように前記給水手段を制御する水洗大便器。 - 前記給水手段は、前記リム吐水口へ供給される洗浄水の流量と前記貯水タンクへ供給される洗浄水の流量を調整する給水路切替弁を有し、
前記制御手段は、前記貯水タンク内に洗浄水が供給されるときにおいて前記上方水位検出手段もしくは前記下方水位検出手段の異常を検知したとき、前記給水路切替弁を制御して、少なくとも前記リム吐水口へ洗浄水を供給するように、前記リム吐水口へ供給される洗浄水の流量と前記貯水タンクへ供給される洗浄水の流量を調整する請求項1に記載の水洗大便器。
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2016
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