JP5131633B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
この特許文献1の水洗大便器は、貯水タンク内に貯溜された洗浄水をポンプにより加圧してゼット孔から吐出するようにしているので、低水圧の地域や場所でも使用できる利点がある。
このフロートスイッチから異常な出力が発生する原因として、貯水タンクからの洗浄水の漏洩や、フロースイッチ自体の故障が考えられるが、何れの場合も、便器洗浄を禁止する必要がある。
このように構成された本発明においては、異常検知手段がタイマー制御により便器洗浄を行う際に、所定の特殊操作により洗浄禁止手段による便器洗浄の禁止を解除するようにしているので、通常時洗浄から異常時洗浄への移行を使用者等が認識した上で行うことができる。
このように構成された本発明においては、便器洗浄終了後に貯水タンクへの給水を規制するようにしているので、貯水タンクの軽度の損傷時等において、貯水タンクからの漏水を確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、使用者が水位検出手段及び/又は貯水タンクの異常を認識することができるので、適切な対応を取ることができ、また、便器洗浄を行う場合でも、情況を正確に理解しているので安心である。
このように構成された本発明においては、通常使用するリモコン部に設けられた洗浄スイッチの作動が禁止されているので、使用者は、通常とは異なる使用であることを認識して便器を使用することができ、さらに、例えば洗浄水の漏洩等の不具合が発生していた場合には、その漏洩した洗浄水を拭き取る等の対応が可能となる。
先ず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体構成図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
ここで、排水トラップ管路14のトラップ下降管14cの下端には、排水管15が接続されている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。
また、給水路切替弁36の下流側には、リム吐水口18に洗浄水を供給するためのリム側給水路38、及び、貯水タンク20に洗浄水を供給するためのタンク側給水路40が接続されている。
上端フロートスイッチ64aは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の最高水位L1より少しだけ低い所定位置L2に達するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、電磁開閉弁34を閉鎖させる。
具体的には、上端フロートスイッチ64aは、洗浄水の水位がL1とL2の間にあるときはON(水あり)となり、水位がL2より低い場合にはOFF(水なし)となる。
また、下端フロートスイッチ64bは、洗浄水の水位がL3より高い場合にはOFF(水あり)となり、水位がL3とL4の間にあるときはON(水なし)となる。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t6〜t7において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46aの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面より上方に位置する部分)に在留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
この後、時刻t13〜t14において、給水路切替弁36をリム側全開からタンク側全開に切り替える。これにより、貯水タンク20内に洗浄水が貯水される。
先ず、図6示されているように、ジェット洗浄は、前リム洗浄の一部が終了(時刻t5)したとき開始され、その後、タイマー制御により、4秒間継続して行われるようになっている。正常時は、下端フロートスイッチ64bがON(水なし)となったときジェット洗浄を終了していたが、この第1異常時洗浄モードでは、下端フロートスイッチ64bの機能を停止しているので、このようなタイマー制御により、ジェット洗浄を可能としている。
先ず、図7に示すように、使用者が、待機状態(時刻t0〜t1)において、洗浄スイッチ63(63b)をON操作する(時刻t1)と、給水路切替弁36は、中立位置からタンク側給水路40の全開状態(タンク側100%)の位置に切り替えられ、時刻t2から時刻t3まで、タイマー制御により、40秒間、タンク給水が行われる。これは、後述するように、前回の便器使用時の便器洗浄終了時にタンク給水を行わず貯水タンク20を空の状態にしておいたことが前提となっている。正常時は、上端フロートスイッチ64aがON(水あり)となったときタンク給水を終了していたが、この第2異常時洗浄モードでは、上端フロートスイッチ64aの機能を停止しているので、このようなタイマー制御により、タンク給水を可能としている。
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20,80 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
43,44 ボール式逆止弁
45 ポンプ側給水路
46 ジェット側給水路
62 コントローラ
63 洗浄スイッチ
64a 上端フロートスイッチ
64b 下端フロートスイッチ
65 異常報知装置
70 オーバーフロー流路
Claims (5)
- 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
ボウル部と、洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ管路とを備えた便器本体と、
洗浄水を貯水する貯水タンクと、
この貯水タンクの水位を検出する水位検出手段と、
洗浄水を上記リム吐水口及び上記貯水タンクに供給する洗浄水供給手段と、
上記貯水タンクの洗浄水を加圧してジェット側給水路を経て上記ジェット吐水口に供給する加圧ポンプと、
使用者がON操作して便器洗浄を開始する洗浄スイッチと、
この洗浄スイッチがON操作されると、上記水位検出手段の出力に基づいて、上記洗浄水供給手段及び/又は上記加圧ポンプを制御して便器洗浄を行う通常時洗浄手段と、
上記水位検出手段の出力値により水位検出手段自体及び/又は上記貯水タンクの異常を検知する異常検知手段と、
この異常検知手段が異常を検知したとき、使用者が洗浄スイッチをON操作しても上記通常時洗浄手段による便器洗浄を禁止する洗浄禁止手段と、
この洗浄禁止手段により通常時洗浄手段による便器洗浄が禁止されたとき、タイマー制御により上記洗浄水供給手段及び/又は上記加圧ポンプを制御して便器洗浄を行う異常時洗浄手段と、
を有することを特徴とする水洗大便器。 - 上記異常時洗浄手段は、所定の特殊操作により洗浄禁止手段による便器洗浄の禁止を解除して、タイマー制御により上記洗浄水供給手段及び/又は上記加圧ポンプを制御して便器洗浄を行う請求項1記載の水洗大便器。
- 上記異常時洗浄手段は、上記異常検知手段が異常を検知した後に使用者が洗浄スイッチをON操作したとき、タイマー制御により、洗浄水供給手段により貯水タンクに洗浄水を供給し、上記洗浄水供給手段によりリム吐水口に洗浄水を供給すると共に加圧ポンプが貯水タンクの洗浄水を加圧してジェット吐水口へ供給し、さらに、便器洗浄終了後に貯水タンクへの給水を規制する請求項1記載の水洗大便器。
- 更に、上記異常検知手段が異常を検知した後、使用者が洗浄スイッチをON操作したとき、少なくとも音により異常を使用者に報知する異常報知手段を有する請求項1乃至3の何れか1項記載の水洗大便器。
- 上記洗浄スイッチは、上記便器本体及びリモコン部にそれぞれ設けられ、上記異常検知手段が異常を検知した後、リモコン部に設けられた洗浄スイッチの作動が禁止されると共に便器本体に設けられた洗浄スイッチの作動が許容される請求項1乃至4の何れか1項記載の水洗大便器。
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