JP6854249B2 - 自動走行システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動走行車両を自動走行させる自動走行システムに関する。
上記の自動走行システムでは、自動走行車両として、トラクタや田植機等の作業車両が備えられ、その作業車両を自動走行させるための目標走行経路を圃場等の走行領域に予め設定している。作業車両等に衛星測位システムを搭載することで、作業車両の現在位置を取得可能とし、取得される作業車両の現在位置に基づいて、作業車両が目標走行経路に沿って自動走行するように、作業車両の走行を制御している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−92818号公報
特許文献1に記載のシステムでは、目標走行経路を予め設定しておく必要があるとともに、高価な衛星測位システムを備えることが必要となるので、構成の複雑化やコストアップを招くことになる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、構成の簡素化及びコストの低減を図りながら、自動走行車両を自動走行させることができる自動走行システムを提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、所定位置に配置された複数の無線情報タグと、
自動走行車両に備えられ、前記無線情報タグとの間の通信を行う車両側通信部と、
前記無線情報タグと前記車両側通信部との間での通信により、前記無線情報タグに対する方位及び前記無線情報タグに対する距離を取得して前記無線情報タグに対する相対位置を検出する相対位置検出部と、
前記相対位置検出部にて検出される相対位置に基づいて、前記自動走行車両の走行を制御する走行制御部とが備えられている点にある。
本構成によれば、相対位置検出部は、無線情報タグと車両側通信部との間での通信により、無線情報タグに対する自動走行車両の相対位置を検出することができる。よって、自動走行車両を自動走行させる走行位置に対応して無線情報タグを配置することで、相対位置検出部にて検出する無線情報タグに対する自動走行車両の相対位置は、自動走行車両を自動走行させる走行位置に対応した位置となる。これにより、走行制御部は、相対位置検出部にて検出する無線情報タグに対する自動走行車両の相対位置を用いて、自動走行車両を自動走行させる走行位置を特定することができ、その走行位置を走行させるように、自動走行車両の走行を制御することができる。その結果、目標走行経路を予め設定しておく必要もなく、高価な衛星測位システムを備えなくてもよく、構成の簡素化及びコストの低減を図りながら、自動走行車両を自動走行させることができる。
本発明の第2特徴構成は、複数の無線情報タグは、前記自動走行車両の進行方向に対して左右方向に間隔を隔てて一対配置された走行位置特定用の無線情報タグを含み、
前記相対位置検出部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する相対位置を検出し、
前記走行制御部は、前記相対位置検出部にて検出される一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する相対位置に基づいて、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間を走行するように前記自動走行車両の走行を制御している点にある。
本構成によれば、自動走行車両を自動走行させる走行位置に対して左右方向に一対の走行位置特定用の無線情報タグを配置することで、相対位置検出部にて検出する一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する自動走行車両の相対位置は、走行位置に対応する位置となる。これにより、走行制御部は、相対位置検出部にて検出する一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する自動走行車両の相対位置を用いて、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間の走行位置を特定することができ、その走行位置を走行させるように、自動走行車両の走行を制御することができる。よって、走行制御部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間の走行位置を正確に特定しながら、自動走行車両を適切に自動走行させることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記走行制御部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの一方側に対する距離と他方側に対する距離との関係に応じて、前記自動走行車両の走行を制御することで、前記自動走行車両を、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間を走行させる点にある。
本構成によれば、走行制御部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの一方側に対する距離と他方側に対する距離との関係に応じて、自動走行車両の走行を制御するという簡易な制御を行うことで、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間の走行位置で自動走行車両を自動走行させることができる。よって、構成の簡素化を図りながら、自動走行車両を自動走行させることができる。
本発明の第4特徴構成は、複数の無線情報タグは、その無線情報タグに対する障害物の相対位置を障害物情報として記憶している障害物用の無線情報タグを含み、
前記走行制御部は、前記障害物用の無線情報タグと前記車両側通信部との間での通信により取得される障害物情報に基づいて、障害物を回避するように前記自動走行車両の走行を制御している点にある。
本構成によれば、障害物用の無線情報タグには、無線情報タグに対する障害物の相対位置を示す障害物情報が記憶されているので、走行制御部は、障害物用の無線情報タグと車両側通信部との通信により障害物情報を取得することで、相対位置検出部にて検出される障害物用の無線情報タグに対する自動走行車両の相対位置に加えて、障害物用の無線情報タグに対する障害物の相対位置を把握することができる。これにより、走行制御部は、障害物用の無線情報タグの配置位置を基準として、自動走行車両の相対位置、及び、障害物の相対位置を用いて、自動走行車両に対する障害物の相対位置を特定することができ、その特定した障害物を回避するように自動走行車両の走行を制御することができる。よって、走行対象となる走行領域内に障害物が存在しても、その障害物を回避するように自動走行車両を自動走行させることができる。
本発明の第5特徴構成は、複数の無線情報タグは、前記自動走行車両を転回走行させる転回情報を記憶している転回用の無線情報タグを含み、
前記走行制御部は、前記転回用の無線情報タグと前記通信部との間での通信により取得される転回情報に基づいて、転回走行させるように前記自動走行車両の走行を制御している点にある。
本構成によれば、転回用の無線情報タグには、自動走行車両を転回走行させる転回情報が記憶されているので、走行制御部は、転回用の無線情報タグと車両側通信部との通信により転回情報を取得することができる。転回情報は、例えば、転回用の無線情報タグに対してどのような位置を転回走行させるか、転回用の無線情報タグに対してどの方向に転回走行させるか等、自動走行車両を転回走行させるための各種の走行条件等を示すものである。これにより、走行制御部は、転回情報を取得することで、その転回情報にて示された各種の走行条件に応じて、自動走行車両を簡易に転回走行させることができる。しかも、走行対象となる走行領域において、自動走行車両を前進走行させるだけでなく、自動走行車両を転回走行させることもできるので、走行領域において自動走行車両を効率よく走行させて、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の第6特徴構成は、複数の無線情報タグは、自己の配置位置に関する位置特徴情報を記憶している位置特徴用の無線情報タグを含んでいる点にある。
本構成によれば、車両側通信部は、無線情報タグとの間の通信を行うことで、その無線情報タグの配置位置に関する位置特徴情報を取得することができる。ここで、位置特徴情報は、例えば、自動走行車両を走行させる経路上において、無線情報タグの配置位置がどのような位置に相当するのかを示す情報である。例えば、位置特徴情報は、自動走行車両を直線走行させる経路の中央部であることを示す情報や、自動走行車両を転回走行させる開始地点であることを示す情報等とすることができる。これにより、走行制御部は、位置特徴情報からどのような位置に配置された無線情報タグと無線通信しているのかを把握しながら、自動走行車両を自動走行させることができるので、自動走行を効率よく行うことができる。
自動走行の対象となる走行領域において、自動走行車両及び複数の無線情報タグを示す平面図 自動走行システムにおける制御ブロック図 無線情報タグの配置構成を示す図 自動走行車両を自動走行させる際の説明図 自動走行車両を自動走行させる際の説明図 自動走行車両を転回走行させる際の説明図 障害物情報を示す図 障害物を回避して自動走行車両を自動走行させる際の説明図 障害物情報を示す図 走行不可能領域を示す図 タグ側記憶部に記憶されている情報を示す模式図
本発明に係る自動走行システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
この自動走行システムは、例えば、果樹を栽培する果樹園やハウス内で各種の作物を栽培するハウス施設等に適用され、自動走行車両1を自動走行させることで、農薬、肥料及び除草剤の散布作業や収穫作業等を行うようにしている。自動走行システムは、図1に示すように、果樹園内やハウス内を走行対象とする走行領域Aとしており、その走行領域A内で自動走行車両1を自動走行させるために、所定位置に配置された複数の無線情報タグ2が備えられている。また、自動走行車両1の走行領域Aは、屋外だけではなく、建物内等の屋内とすることもできる。
図1において、図示は省略するが、複数の果樹や作物が図中上下方向に沿って一列に並ぶ状態で栽培しており、その栽培列を図中左右方向に間隔を隔てて複数備えられている。そして、複数の無線情報タグ2は、複数の栽培列と重複するように配置されており、果樹や作物の間等を利用して、無線情報タグ2が設置されている。
自動走行車両1は、例えば、農薬、肥料及び除草剤の散布作業車両や収穫作業車両等の作業車両を適用することができるが、その他各種の作業車両を適用することも可能である。自動走行車両1は、複数の車輪を有する走行部3と、その走行部3にて支持される車体部4とが備えられている。図示は省略するが、自動走行車両1を散布作業車両とする場合は、車体部4に散布装置等の各種の装置が備えられ、自動走行車両1を収穫作業車両とする場合は、車体部4に収穫装置等の各種の装置が備えられている。
自動走行車両1には、図2に示すように、自動走行車両1の走行を制御する走行制御部11と、無線情報タグ2との間の通信を行う車両側通信部12と、無線情報タグ2と車両側通信部12との間での通信により無線情報タグ2に対する自動走行車両1までの距離を検出する距離検出部13と、無線情報タグ2と車両側通信部12との間での通信により無線情報タグ2に対する自動走行車両1の方位を検出する方位検出部14と、各種の情報を記憶する不揮発性メモリ等を有する車両側記憶部15とが備えられている。相対位置検出部は、距離検出部13と方位検出部14とを備えて構成されている。
走行制御部11は、例えば、自動走行車両1の進行方向が所望の進行方向となり、車速が所望の車速となるように走行部3を制御している。車両側通信部12は、アンテナ、リーダ、ライタ等を有しており、所定周波数の電波を用いた無線により無線情報タグ2との間で通信している。距離検出部13による距離の検出手法、及び、方位検出部14による方位の検出手法については、例えば、自動走行車両1の移動中に無線情報タグ2から受信される信号の位相、その位相の変化の傾きが反転されたタイミングにおける自動走行車両1の位置、及び、自動走行車両1の移動距離等を用いて、無線情報タグ2に対する自動走行車両1までの距離、及び、無線情報タグ2に対する自動走行車両1の方位を演算している。この検出手法については、例えば、特許第5987187号公報等により公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、距離検出部13による距離の検出手法、及び、方位検出部14による方位の検出手法として、特許第5987187号公報等にて開示された公知技術とは別の検出手法を用いることもできる。
無線情報タグ2には、図2に示すように、車両側通信部12との間での通信を行うアンテナ等を有するタグ側通信部21と、各種の情報を記憶する不揮発性メモリ等を有するタグ側記憶部22とが備えられている。無線情報タグ2は、自動走行車両1から送信される電波をエネルギー源として動作するパッシブ型に構成されており、バッテリーを備えていない。無線情報タグ2の通信可能範囲は、例えば、3〜5m以内となっている。
複数の無線情報タグ2は、走行領域Aにおいて、自動走行車両1を自動走行させる走行位置を特定するために用いられている。複数の無線情報タグ2の配置位置は、自動走行車両1を自動走行させる走行位置に対応する位置に設定されている。
図1では、図中点線にて示すように、上下方向の一端側から他端側に向けて直線状に自動走行車両1を走行させ、上下方向の他端側にて自動走行車両1を転回させて進行方向を反転させ、上下方向の他端側から一端側に向けて直線状に自動走行車両1を走行させる走行形態を繰り返し行い、自動走行車両1を往復走行させるための走行位置(走行経路)を例示している。
そこで、図1中上下方向に自動走行車両1を走行させるために、複数の無線情報タグ2の配置位置は、図1中上下方向に並ぶように設定されている。無線情報タグ2を配置する所定位置の夫々には、例えば、図3に示すように、上下方向に延びる支持柱5が配置されており、支持柱5の上下方向の途中部に無線情報タグ2が取り付けられている。無線情報タグ2は、例えば、両面接着テープ等の固定具を用いて支持柱5に固定され、揺れや移動が防止された状態で支持柱5に取り付けられている。ちなみに、無線情報タグ2を嵌め込んで収容可能な収容ケース等を予め支柱柱5に固定しておき、その収容ケースに無線情報タグ2を嵌め込んで収容させることで、無線情報タグ2を所定位置に取り付けることもできる。
自動走行車両1を自動走行させる際には、自動走行車両1が移動することで、図2に示すように、車両側通信部12とタグ側通信部21との間での無線通信が行われる。この無線通信により、距離検出部13が、無線情報タグ2に対する自動走行車両1までの距離を検出し、且つ、方位検出部14が、無線情報タグ2に対する自動走行車両1の方位を検出する。走行制御部11は、距離検出部13にて検出される無線情報タグ2に対する自動走行車両1までの距離、及び、方位検出部14にて検出される無線情報タグ2に対する自動走行車両1の方位に基づいて、無線情報タグ2に対する自動走行車両1の相対位置を把握することができる。よって、自動走行車両1の走行位置を、無線情報タグ2の配置位置を基準にして予め設定しておくことで、走行制御部11は、予め設定された自動走行車両1の走行位置を特定し、その特定した走行位置を走行するように、自動走行車両1の走行を制御している。自動走行車両1の走行位置の特定方法やそのときの自動走行車両1の自動走行等については後述する。
複数の無線情報タグ2は、図1に示すように、自動走行車両1の進行方向(図1中上下方向)に対して左右方向(図1中左右方向)に間隔を隔てて一対配置された走行位置特定用の無線情報タグ2aと、自動走行車両1を転回走行させる転回情報Jを記憶している転回用の無線情報タグ2bとが含まれている。
左右一対の走行位置特定用の無線情報タグ2aは、図1中上下方向の一端側から他端側又は他端側から一端側に向けて自動走行車両1を走行させるための走行位置に対応して、自動走行車両1の進行方向に第1所定間隔P1を隔てて並ぶ状態で配置されている。第1所定間隔P1は、無線情報タグ2の通信可能範囲よりも小さな値が設定されている。また、複数の無線情報タグ2は、左右方向(図1中左右方向)においても、左右一対の無線情報タグ2の間の間隔が一定間隔となるように配置されており、その間隔も無線情報タグ2の通信可能範囲よりも小さな値が設定されている。これにより、自動走行車両1が走行するときには、少なくとも進行方向及び左右方向で2つずつの合計4つの無線情報タグ2と自動走行車両1の車両側通信部12との間で無線通信可能となっている。
転回用の無線情報タグ2bは、自動走行車両1を転回させる位置に対応して配置されている。図1では、図中上下方向の一端側と他端側とで自動走行車両1を転回させるので、複数の無線情報タグ2のうち、図中上下方向の上端部及び下端部に位置する無線情報タグ2が、転回用の無線情報タグ2bとなっている。
走行位置特定用の無線情報タグ2a、及び、転回用の無線情報タグ2bは、番地情報Bと走行不可能領域情報Cとがタグ側記憶部22に記憶されている。これにより、自動走行車両1は、車両側通信部12とタグ側通信部21との間での通信により、走行制御部11が番地情報B及び走行不可能領域情報Cを取得可能に構成されている。
番地情報Bは、無線情報タグ2の配置位置がどの番地に位置するのかを示す情報である。例えば、図1中、一番左側で且つ一番下側に位置する無線情報タグ2の配置位置を「1−1番地」とし、この無線情報タグ2を基準番地として2つの座標を想定することで、番地情報Bを2つの数字にて示すことができる。例えば、左側から二番目で且つ一番下側に位置する無線情報タグ2の配置位置を「2−1番地」とし、無線情報タグ2の配置位置が右側になる程、一つ目の数字が大きくなるように番地情報Bを設定することができる。また、一番左側で且つ下から二番目に位置する無線情報タグ2の配置位置を「1−2番地」とし、無線情報タグ2の配置位置が上方側になる程、二つ目の数字が大きくなるように番地情報Bを設定することができる。よって、一番右側で且つ一番上側に位置する無線情報タグ2の配置位置を「4−7番地」と設定することができる。このように設定された番地情報Bが、複数の無線情報タグ2の夫々におけるタグ側記憶部22に記憶されている。
走行不可能領域情報Cは、自動走行車両1が走行不可能な領域を示す情報となっている。例えば、無線情報タグ2に対して自動走行車両1が接近し過ぎると、作物や無線情報タグ2に対する自動走行車両1の接触等を招く可能性があるので、図10に示すように、無線情報タグ2から所定距離までの範囲を走行不可能領域C1(図10中、無線情報タグ2から点線までの領域)としている。
走行不可能領域C1は、無線情報タグ2の配置位置等に応じて、どのような領域を設定するかは変更可能となっているので、図10を用いて走行不可能領域C1について説明を加える。
図10(a)は、転回用の無線情報タグ2b等のように、複数の無線情報タグ2の並び方向(図1中、上下方向)の端部に無線情報タグ2が配置された場合を示しており、図10(b)は、走行位置特定用の無線情報タグ2a等のように、複数の無線情報タグ2の並び方向(図1中、上下方向)の途中部に無線情報タグ2が配置された場合を示している。図10(a)では、複数の無線情報タグ2の並び方向(図1中、上下方向)の上端部に無線情報タグ2が配置された場合を示しており、無線情報タグ2の配置位置から左右方向の両側に第1所定距離K1までの範囲であり、且つ、無線情報タグ2の配置位置から上下方向の下方側に第2所定距離K2までの範囲を走行不可能領域C1に設定している。図10(b)では、無線情報タグ2の配置位置から左右方向の両側に第3所定距離K3までの範囲であり、且つ、無線情報タグ2の配置位置から上下方向の両側に第4所定距離K4までの範囲を走行不可能領域C1に設定している。
図10(c)は、図1では図示していないものの、例えば、壁部7等に無線情報タグ2が配置された場合を示しており、図10(d)は、壁部7等のコーナー部8に無線情報タグ2が配置された場合を示している。図10(c)では、壁部7から第5所定距離K5までの範囲を走行不可能領域C1に設定している。図10(d)でも、壁部7から第6所定距離K6までの範囲を走行不可能領域C1に設定しており、コーナー部8の形状に応じた屈曲状の走行不可能領域C1が設定されている。
走行不可能領域C1については、無線情報タグ2の配置位置を基準として設定する領域であれば、どのような領域を設定するかは適宜変更が可能である。例えば、図10(e)に示すように、無線情報タグ2の配置位置から左右方向の両側に第7所定距離K7までの範囲であり、且つ、無線情報タグ2の配置位置から上下方向の両側に第8所定距離Kまでの矩形状の範囲を走行不可能領域C1に設定することもできる。図10(f)に示すように、無線情報タグ2の配置位置を中心として、無線情報タグ2の配置位置から第9所定距離K9を半径とする円形状の範囲を走行不可能領域C1に設定することもできる。
このように、番地情報B及び走行不可能領域情報Cが設定されているので、自動走行車両1が走行するときには、車両側通信部12とタグ側通信部21との間での通信により、走行制御部11が、番地情報B及び走行不可能領域情報Cを取得している。よって、走行制御部11は、無線通信している無線情報タグ2の番地情報Bを把握しながら、走行不可能領域C1を走行しないように、自動走行車両1の走行を制御している。
走行制御部11は、車両側通信部12とタグ側通信部21との間での通信により、番地情報Bを取得しているので、どの番地に配置された無線情報タグ2と通信しているかを把握している。そこで、走行制御部11は、自動走行車両1の自動走行中に、故障等により通信不可能な無線情報タグ2が存在すると、その無線情報タグ2がどの番地に配置されているかを把握することができ、複数の無線情報タグ2のうち、どの無線情報タグ2が故障でるかを特定できるようにしている。また、走行制御部11は、自動走行車両1の自動走行中に、故障等により通信不可能な無線情報タグ2が存在すると、例えば、自動走行車両1の自動走行を停止させるようにしている。
以下、図4に基づいて、走行位置特定用の無線情報タグ2を用いた走行位置の特定方法、及び、そのときの自動走行車両1の自動走行について説明する。
走行位置特定用の無線情報タグ2aは、自動走行車両1の進行方向に対して左右方向に一対配置されているので、自動走行車両1が走行するときには、車両側通信部12と左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aのタグ側通信部21との間で無線通信するとともに、車両側通信部12と右側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aのタグ側通信部21との間で無線通信する。そして、車両側通信部12とタグ側通信部21との間で無線通信は、設定周期が経過する毎に繰り返し行われている。設定周期は、時間にて設定することも可能であるが、例えば、自動走行車両1が設定距離移動する毎等、時間以外の条件を用いて設定することもできる。
このように、車両側通信部12とタグ側通信部21との間で無線通信が行われると、距離検出部13は、設定周期が経過する毎に、左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1までの第1距離L1と、右側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1までの第2距離L2とを検出する。また、方位検出部14も、設定周期が経過する毎に、左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の方位と、右側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の方位とを検出する。走行制御部11は、距離検出部13による検出によって第1距離L1と第2距離L2を認識しているとともに、方位検出部14による検出によって左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の方位を認識しており、左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の相対位置を把握している。
自動走行車両1の走行位置については、走行位置特定用の無線情報タグ2aの配置位置を基準として予め設定されている。例えば、図4中点線で示すように、自動走行車両1の走行位置が、左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aと右側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aとの間の中央地点Eを通過する直線状の走行位置(走行経路)Dに設定されている。自動走行車両1の走行位置は、各無線情報タグ2に記憶されている走行不可能領域情報Cにて設定されている走行不可能領域C1以外の領域に設定されている。走行制御部11は、自動走行車両1の走行位置の設定情報を予め把握しており、自動走行車両1の走行位置の設定情報を用いて、自動走行車両1の走行を制御している。
走行制御部11は、左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の相対位置を把握しているので、その相対位置から中央地点Eを特定することで、走行位置(走行経路)Dを特定している。走行制御部11は、第1距離L1と第2距離L2との関係に応じて、その関係に応じた速度差が左右の車輪に生じるように走行部3を制御することで、走行位置Dを走行するように、自動走行車両1の走行を制御している。ちなみに、第1距離L1と第2距離L2との関係は、例えば、第1距離L1と第2距離L2との比や、第1距離L1と第2距離L2との差とすることができる。
例えば、第1距離L1の方が第2距離L2よりも小さい場合には、自動走行車両1が走行位置Dよりも左側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに接近する側に位置している。よって、走行制御部11は、左側の車輪の速度が右側の車輪の速度よりも速くする形態で、第1距離L1と第2距離L2との関係に応じた速度差が左右の車輪に生じるように走行部3を制御している。これにより、自動走行車両1が走行位置Dに接近するように走行させることができ、走行位置Dを自動走行させることができる。
上述の如く、距離検出部13による距離の検出、及び、方位検出部14による方位の検出は、設定周期が経過して車両側通信部12とタグ側通信部21との間で無線通信が行われる毎に繰り返し行われる。よって、自動走行車両1が走行位置Dから外れていても、走行制御部11が、設定周期が経過する毎に走行位置Dに接近するように自動走行車両1の走行を制御することになり、走行位置Dにて自動走行車両1を自動走行させることができる。
走行制御部11の制御として、第1距離L1と第2距離L2との関係(例えば、第1距離L1と第2距離L2との比や差)に応じた速度差が左右の車輪に生じるように走行部3を制御しているが、この制御に限らず、自動走行車両1の進行方向を調整可能な制御であれば、各種の制御を適用可能である。例えば、走行制御部11は、第1距離L1と第2距離L2との関係に応じたトルク差が左右の車輪に生じるように走行部3を制御することもできる。また、走行制御部11は、第1距離L1と第2距離L2との関係に応じて、自動走行車両1に備えられるステアリングホイール等の操舵角度を制御することもできる。
自動走行車両1の走行位置について、中央地点Eを通過する走行位置Dを例示したが、左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aと右側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aとの間であり、各無線情報タグ2に記憶されている走行不可能領域情報Cにて設定されている走行不可能領域C1以外の領域であれば、どのような位置を走行位置とするかは適宜変更が可能である。
例えば、図4中一点鎖線にて示すように、自動走行車両1の走行位置を、中央地点Eよりも左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aに接近するように偏倚させた偏倚地点Fを通過する走行位置(走行経路)Gに設定することもできる。この場合も、走行制御部11は、左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の相対位置を把握しているので、その相対位置から偏倚地点Fを特定することで、走行位置Gを特定することができる。
走行制御部11は、左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の相対位置が左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの配置位置を繋ぐライン上に到達すると、進行方向で次の左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aにおけるタグ側通信部21と車両側通信部12との間での無線通信によって、距離検出部13の検出及び方位検出部14の検出を行い、進行方向で次の左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに対する自動走行車両1の相対位置を把握している。ちなみに、上述の如く、進行方向では、図1に示すように、無線情報タグ2の通信可能範囲よりも小さい第1所定間隔P1を隔てて無線情報タグ2が配置されているので、自動走行車両1の相対位置が左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの配置位置を繋ぐライン上に到達すると、進行方向で次の左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aにおけるタグ側通信部21と車両側通信部12との間での無線通信が可能となっている。
このように、タグ側通信部21と車両側通信部12との間での無線通信が行われることで、走行制御部11は、把握した自動走行車両1の相対位置から進行方向で次の左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの間の中央地点Eを特定することで、走行位置Dを特定し、その走行位置Dを走行するように、自動走行車両1の走行を制御している。走行制御部11は、自動走行車両1の相対位置が左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの配置位置を繋ぐライン上に到達する毎に、自動走行車両1の相対位置を把握するための走行位置特定用の無線情報タグ2aを、進行方向で次の左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aに切り替えながら、走行位置Dを走行するように、自動走行車両1の走行を制御している。
ここで、自動走行車両1の相対位置を把握するための走行位置特定用の無線情報タグ2aを切り替えるタイミングは、自動走行車両1の相対位置が左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの配置位置を繋ぐライン上に到達する毎のタイミングに限らず、次の走行位置特定用の無線情報タグ2aとの間で通信可能となったタイミング等、各種のタイミングを適用可能である。
図4では、自動走行車両1の走行位置として、中央地点Eや偏倚地点Fを通過する直線状の走行位置D,Gを設定したものを例示したが、例えば、図5に示すように、自動走行車両1の走行位置として、カーブ状の走行位置H,Iを設定することもできる。この場合も、自動走行車両1の走行位置として、左右両側の走行位置特定用の無線情報タグ2aの間の中央地点Eや偏倚地点Fを通過する走行位置H,Iに設定することができる。走行制御部11の制御については、直線状の走行位置D,Gを自動走行させる場合と同様であるので、説明は省略する。
図6等に基づいて、自動走行車両1を転回走行させる場合について説明する。
図1に示すように、複数の無線情報タグ2の並び方向(図1中上下方向)の端部に位置する無線情報タグ2が転回用の無線情報タグ2bとなっている。転回用の無線情報タグ2bには、図2に示すように、番地情報Bと走行不可能領域情報Cに加えて、転回情報Jがタグ側記憶部22に記憶されている。転回情報Jは、自動走行車両1を転回走行させるための情報であり、例えば、図6に示すように、転回走行するときの走行位置(走行経路)M及び旋回半径N等に関する情報となっている。走行位置Mについては、転回用の無線情報タグ2bに記憶されている走行不可能領域情報Cにて設定されている走行不可能領域C1以外の領域に設定されている。例えば、図6では、左右の転回用の無線情報タグ2bの間の中央地点Eと次の左右の転回用の無線情報タグ2bの間の中央地点Eとを結ぶ円弧状の走行位置Mを設定した例を示している。
走行制御部11は、転回用の無線情報タグ2bにおけるタグ側通信部21と車両側通信部12との間での無線通信により、転回情報Jを取得している。走行制御部11は、左右の転回用の無線情報タグ2bにおけるタグ側通信部21と車両側通信部12との間での無線通信によって、距離検出部13が、左右の転回用の無線情報タグ2bに対する自動走行車両1までの距離を検出しており、方位検出部14が、左右の転回用の無線情報タグ2bに対する自動走行車両1の方位を検出している。これにより、走行制御部11は、左右の転回用の無線情報タグ2bに対する自動走行車両1の相対位置を把握している。そこで、走行制御部11は、転回情報Jに含まれる自動走行車両1の走行位置Mの開始地点となる中央地点Eを特定しており、その中央地点Eを通過するように、自動走行車両1の走行を制御している。走行制御部11は、自動走行車両1の相対位置が中央地点Eに到達すると、転回情報Jに含まれる旋回半径Nにて自動走行車両1を旋回走行させるように走行部3を制御している。これにより、走行制御部11は、自動走行車両1の走行位置Mを走行するように、自動走行車両1の走行を制御して、自動走行車両1の転回走行を行っている。走行制御部11は、自動走行車両1の相対位置が自動走行車両1の走行位置Mの終了地点となる中央地点Eに到達すると、転回走行を終了して、上述の如く、左右の走行位置特定用の無線情報タグ2aとの通信による走行制御に切り替えている。
走行制御部11は、自動走行車両1の相対位置が走行位置Mの開始地点となる中央地点Eに到達すると、そのまま転回走行を開始させることも可能であるが、一旦、中央地点Eにて自動走行車両1を停止させた後、転回走行を開始させることも可能である。また、走行制御部11は、自動走行車両1の相対位置が走行位置Mの開始地点となる中央地点Eに到達すると、そのまま走行位置特定用の無線情報タグ2aとの通信による走行制御に切り替えることも可能であるが、一旦、中央地点Eにて自動走行車両1を停止させた後、走行位置特定用の無線情報タグ2aとの通信による走行制御に切り替えることも可能である。
ちなみに、図1や図6では、複数の無線情報タグ2の並び方向の端部に位置する左右一対の無線情報タグ2を転回用の無線情報タグ2bとしているが、左右一対の無線情報タグ2のうち、転回走行する側(図1及び図6中右側)に位置する無線情報タグ2のみを転回用の無線情報タグ2bとして、自動走行車両1を転回走行させることもできる。
このようにして、走行制御部11は、走行位置特定用の無線情報タグ2aとの通信や転回用の無線情報タグ2bとの通信により、無線情報タグ2に対する自動走行車両1の相対位置を用いて走行位置(走行経路)を特定しながら、自動走行車両1を自動走行させている。図1に示すものでは、点線にて示す走行位置D等にて自動走行車両1を自動走行させることで、複数の無線情報タグ2の配置位置と重複する果樹や作物を栽培する栽培列に沿って自動走行車両1を往復走行させることができ、自動走行車両1によって果樹や作物の栽培箇所への肥料等の散布作業や果樹や作物の収穫作業等を行うことができる。
図1に示すように、走行領域A内に障害物Qが存在する場合がある。このような場合には、障害物Qを回避して自動走行車両1を自動走行させることが必要となる。そこで、複数の無線情報タグ2は、図1に示すように、走行位置特定用の無線情報タグ2a、及び、転回用の無線情報タグ2bに加えて、無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置を障害物情報R(図2参照)として記憶している障害物用の無線情報タグ2cを含んでいる。複数の無線情報タグ2のうち、障害物Qの存在位置に対応する位置に配置される無線情報タグ2を、障害物用の無線情報タグ2cとしている。図1では、障害物Qの存在位置の近くに位置にする2つの無線情報タグ2を障害物用の無線情報タグ2cとしているが、障害物Qの存在位置がどこに位置するか等に応じて、どの無線情報タグ2を障害物用の無線情報タグ2cとするかは適宜変更が可能である。
図7及び図8に基づいて、障害物Qを回避して自動走行車両1を自動走行させる場合について説明する。
図2に示すように、障害物用の無線情報タグ2cには、障害物情報Rがタグ側記憶部22に記憶されており、図7に示すように、障害物情報Rは、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置を示す情報となっている。図7に示すものでは、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置を、障害物用の無線情報タグ2cを基準点(ゼロ点)とするXY座標にて示している。障害物Qは、第1端部地点S1(x1、y1)と第2端部地点S2(x2、y2)と第3端部地点S3(x3、y3)と第4端部地点S4(x4、y4)にて囲まれた領域に存在している。このとき、Y座標の方向が自動走行車両1の進行方向に沿う方向となっており、X座標の方向が自動走行車両1の進行方向に直交する左右方向となっており、XY座標の方向と自動走行車両1の進行方向とが対応する状態で、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置が示されている。
自動走行車両1を自動走行させる場合には、車両側通信部12と左側に位置する走行位置特定用の無線情報タグ2aのタグ側通信部21との間で無線通信するとともに、車両側通信部12と右側に位置する障害物用の無線情報タグ2cのタグ側通信部21との間で無線通信する。これらの無線通信によって、走行制御部11は、距離検出部13による距離の検出、及び、方位検出部14による方位の検出に基づいて、左側の走行位置特定用の無線情報タグ2a及び右側の障害物用の無線情報タグ2cに対する自動走行車両1の相対位置を把握している。また、車両側通信部12と右側に位置する障害物用の無線情報タグ2cのタグ側通信部21との間で無線通信により、走行制御部11は、障害物用の無線情報タグ2cに記憶されている障害物情報R(図7参照)を取得しているので、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置も把握している、これにより、走行制御部11は、左側の走行位置特定用の無線情報タグ2a及び右側の障害物用の無線情報タグ2cに対する自動走行車両1の相対位置、及び、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置に基づいて、障害物Qを回避するための走行位置(走行経路)Uを特定しており、その走行位置Uを自動走行するように、自動走行車両1の走行を制御している。
図8に示すものでは、障害物Qを回避するための走行位置Uとして、左側の走行位置特定用の無線情報タグ2aと障害物Qにおける第3端部地点S3との間の中央地点Tを通過する走行位置Uが設定されている。走行位置Uは、左側の走行位置特定用の無線情報タグ2aと右側の障害物用の無線情報タグ2cとの間の走行位置Dから引き続いて自動走行車両1を自動走行させるための走行位置であり、障害物Qの存在位置よりも進行方向で手前箇所から、障害物Qが存在する分だけ、走行位置Dから左側に回避して走行させるようになっている。
このように、走行領域A内に障害物Qが存在しても、その障害物Qの存在位置に対応する位置に障害物用の無線情報タグ2cを配置しておくことで、走行制御部11は、障害物用の無線情報タグ2cに記憶されている障害物情報R(図7参照)を取得して、障害物Qを回避するように、自動走行車両1の走行を制御することができる。
障害物情報Rとして、図7では、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置を、障害物用の無線情報タグ2cを基準点(ゼロ点)とするXY座標にて示した例を示したが、障害物情報Rをどのような形態で記憶させるかは適宜変更が可能である。
例えば、図9に示すように、上下方向及び左右方向に一定の所定間隔Wで複数のドットVを並べて配置したフィールドを備え、そのフィールド上において、障害物Qの存在位置をドットVの配置位置にて示すことも可能である。つまり、図9では、斜線にて示したドットVの配置位置にて囲む領域が障害物Qの存在位置となる。このとき、図9中上下方向が自動走行車両1の進行方向に沿う方向となっており、図9中左右方向が自動走行車両1の進行方向に直交する左右方向となっており、複数のドットVの並び方向と自動走行車両1の進行方向とが対応する状態で、障害物用の無線情報タグ2cに対する障害物Qの相対位置が示されている。
上述の如く、無線情報タグ2として、走行位置特定用の無線情報タグ2a、転回用の無線情報タグ2b、障害物用の無線情報タグ2c等の複数の無線情報タグ2を例示している。これらの無線情報タグ2a〜2cは、何れも同様の構成を有する無線情報タグ2であり、タグ側記憶部22に記憶させる情報を異ならせることで、走行位置特定用の無線情報タグ2a、転回用の無線情報タグ2b、及び、障害物用の無線情報タグ2cの何れかの無線情報タグ2としている。
そこで、図11に基づいて、タグ側記憶部22に記憶させる情報のフォーマットの一例について説明する。図11では、タグ側記憶部22の記憶領域を上方側に示しており、各記憶領域に記憶されている情報を示す表を下方側に示している。位置固定用ID情報、ID情報、ペア情報、位置特徴情報、動作指示情報、障害物情報、その他情報の各情報を無線情報タグ2に対してライタ等により書き込むことで、タグ側記憶部22には、各情報が予め定められた記憶領域の夫々に記憶されている。
各情報について説明すると、位置固定用ID情報は、位置固定の無線情報タグ2であるという固有情報としており、この位置固定用ID情報は、配置位置が固定される無線情報タグ2に記憶されている。ID情報は、無線情報タグ2の固有情報であり、番地情報B及び走行不可能領域情報Cを含む情報としている。このID情報は、複数の無線情報タグ2の全てにおいて記憶されている。ペア情報は、自動走行車両1の進行方向に対して左右方向で一対のペアとなる無線情報タグ2との関係性を示す情報としており、ペア情報は、走行位置特定用の無線情報タグ2aに記憶されている。
位置特徴情報は、無線情報タグ2の配置位置がどのような位置に相当するのかを示す情報としている。位置特徴情報は、例えば、図1において、自動走行車両1を走行させる直線状の走行経路の途中部であることを示す情報、自動走行車両1を走行させる直線状の走行経路の端部であることを示す情報、及び、走行領域Aのコーナーであることを示す情報の何れかの情報としている。位置特徴情報は、ID情報と同様に、複数の無線情報タグ2の全てにおいて記憶させておくことができる。位置特徴情報が記憶されている無線情報タグ2を位置特徴用の無線情報タグ2としており、この実施形態では、走行位置特定用の無線情報タグ2a、転回用の無線情報タグ2b、障害物用の無線情報タグ2cの何れもが位置特徴用の無線情報タグ2とすることができる。
動作指示情報は、無線情報タグ2の配置位置で自動走行車両1をどのような動作を行うかを指示するための情報としている。動作位置情報は、例えば、自動走行車両1を転回走行させるための転回情報や、自動走行車両1を停止させるための情報としている。障害物情報Rは、図7及び図9に示すように、無線情報タグ2に対する障害物Qの相対位置を示す情報としており、障害物情報Rは、障害物用の無線情報タグ2cに記憶されている。その他情報は、無線情報タグ2の配置位置にて栽培されている作物の情報等、無線情報タグ2の配置位置において特有の情報としている。その他情報をどの無線情報タグ2に記憶されるかは適宜選択することができる。
このようにして、無線情報タグ2に記憶させる情報を異ならせることで、1つの無線情報タグ2を、走行位置特定用の無線情報タグ2aとして構成したり、転回用の無線情報タグ2bとして構成したり、障害物用の無線情報タグ2cとすることができる。また、1つの無線情報タグ2を、例えば、走行位置特定用の無線情報タグ2aと障害物用の無線情報タグ2cとして兼用することもできる。タグ側記憶部22に記憶されている情報を書き換え可能となっており、例えば、タグ側記憶部22に記憶されている情報を書き換えることで、走行位置特定用の無線情報タグ2aから転回用の無線情報タグ2bに変更させることもできる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各実施形態の構成は、夫々単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、果樹や作物を栽培する栽培列と重複するように複数の無線情報タグ2を配置しているが、複数の無線情報タグ2の配置位置については、自動走行車両1を自動走行させる走行位置(走行経路)に対応する位置であればよく、複数の無線情報タグ2をどのように配置させるかは適宜変更が可能である。
(2)上記実施形態において、自動走行車両1は、走行部3として複数の車輪を備えたものを例示したが、例えば、走行部3として、左右一対のクローラを備えるものとしてもよい。
(3)上記実施形態では、左右一対の走行位置特定用の無線情報タグ2aと車両側通信部12との通信により、左右一対の走行位置特定用の無線情報2aに対する自動走行車両1の相対位置を検出し、走行制御部11が、左右一対の走行位置特定用の無線情報2aに対する自動走行車両1の相対位置を用いて、中央地点E等を通過する走行位置(走行経路)Eを特定し、その走行位置Eを走行するように、自動走行車両1の走行を制御しているが、走行制御部11が、無線情報タグ2と車両側通信部12との通信によって検出される無線情報タグ2に対する自動走行車両1の相対位置を用いて、自動走行車両1の走行を制御するものであればよく、無線情報タグ2に対する自動走行車両1の相対位置を用いて、自動走行車両1をどのように制御するかは適宜変更が可能である。
例えば、1つの無線情報タグ2と車両側通信部12とが通信することで、その無線情報タグ2に対する自動走行車両1の相対位置を検出できるとともに、その無線情報タグ2に記憶されている走行不可能領域情報Cを取得することができる。そこで、走行制御部11は、自動走行車両1が進行方向を維持した状態で前進走行するように、自動走行車両1の走行を制御しておく。そして、自動走行車両1が走行不可能領域C1に侵入する可能性がある場合のみ、走行制御部11が、自動走行車両1の進行方向を変更させて、走行不可能領域C1を回避するように、自動走行車両1の走行を制御することができる。このような制御を行うことで、走行不可能領域C1への侵入を防止しながら、走行不可能領域C1の領域以外の領域において、自動走行車両1を前進走行させることができる。
1 自動走行車両
2 無線情報タグ
2a 走行位置特定用の無線情報タグ(位置特徴用の無線情報タグ)
2b 転回用の無線情報タグ(位置特徴用の無線情報タグ)
2c 障害物用の無線情報タグ(位置特徴用の無線情報タグ)
11 走行制御部
12 車両側通信部
13 距離検出部(相対位置検出部)
14 方位検出部(相対位置検出部)
J 転回情報
Q 障害物
R 障害物情報

Claims (6)

  1. 自動走行車両の走行位置を設定する際の基準となる所定位置に配置された複数の無線情報タグと、
    前記自動走行車両に備えられ、前記無線情報タグとの間の通信を行う車両側通信部と、
    前記無線情報タグと前記車両側通信部との間での通信により検出される前記無線情報タグに対する前記自動走行車両の方位及び前記無線情報タグと前記車両側通信部との間での通信により検出される前記無線情報タグに対する前記自動走行車両までの距離に基づいて、前記無線情報タグに対する前記自動走行車両の相対位置を検出する相対位置検出部と、
    前記相対位置検出部にて検出される相対位置に基づいて、前記無線情報タグの配置位置を基準として予め設定されている前記自動走行車両の走行位置を特定し、当該走行位置を走行するように前記自動走行車両の走行を制御する走行制御部とが備えられている自動走行システム。
  2. 複数の無線情報タグは、前記自動走行車両の進行方向に対して左右方向に間隔を隔てて一対配置された走行位置特定用の無線情報タグを含み、
    前記相対位置検出部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する相対位置を検出し、
    前記走行制御部は、前記相対位置検出部にて検出される一対の走行位置特定用の無線情報タグの夫々に対する相対位置に基づいて、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間を走行するように前記自動走行車両の走行を制御している請求項1に記載の自動走行システム。
  3. 前記走行制御部は、一対の走行位置特定用の無線情報タグの一方側に対する距離と他方側に対する距離との関係に応じて、前記自動走行車両の走行を制御することで、前記自動走行車両を、一対の走行位置特定用の無線情報タグの間を走行させる請求項2に記載の自動走行システム。
  4. 複数の無線情報タグは、その無線情報タグに対する障害物の相対位置を障害物情報として記憶している障害物用の無線情報タグを含み、
    前記走行制御部は、前記障害物用の無線情報タグと前記車両側通信部との間での通信により取得される障害物情報に基づいて、障害物を回避するように前記自動走行車両の走行を制御している請求項1〜3の何れか1項に記載の自動走行システム。
  5. 複数の無線情報タグは、前記自動走行車両を転回走行させる転回情報を記憶している転回用の無線情報タグを含み、
    前記走行制御部は、前記転回用の無線情報タグと前記通信部との間での通信により取得される転回情報に基づいて、転回走行させるように前記自動走行車両の走行を制御している請求項1〜4の何れか1項に記載の自動走行システム。
  6. 複数の無線情報タグは、自己の配置位置に関する位置特徴情報を記憶している位置特徴用の無線情報タグを含んでいる請求項1〜5の何れか1項に記載の自動走行システム。

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