JP6852889B2 - 下肢用マッサージ機 - Google Patents
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Description
特許文献1のマッサージ機において、左右一対のマッサージ部材は、互いに近接離反するように駆動され、足部を左右両側から対向して押圧したりこの押圧を緩めたりすることを繰り返すことで、揉みによるマッサージ動作を行うようになっている。
また、左右のマッサージ部材が足部を左右両側から狭持・押圧した後に、この狭持状態を緩めようとするタイミングで、押圧部材が足部を押圧したとしても、足部が押圧部材から離れる方向へ逃げてしまい、押圧部材によるマッサージ動作が十分に足部に伝わらないということもあり、押圧部材による効果的なマッサージ動作がなされないこともあった。
本発明にかかる下肢用マッサージ機は、施療部を挟み込むように配備された左右一対のマッサージ部材と、前記左右一対のマッサージ部材の相互間に配備された押圧部材と、前記左右一対のマッサージ部材を互いに近接離反させる第1駆動機構と、前記押圧部材を施療部へ押しつけるように動作させる第2駆動機構とを有する下肢用マッサージ機であって、前記第1駆動機構と第2駆動機構とが同期して動作する同期状況と、前記第1駆動機構が停止し且つ第2駆動機構が動作する非同期状況とが切り替え自在に構成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1駆動機構は、前記駆動モータの回転駆動力を伝達する前記回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を左右一対のマッサージ部材の近接離反動作に変換する左右一対の変換部とを有しており、前記第2駆動機構は、前記第1駆動機構に備えられた回転軸により駆動される押圧部材を有していて、前記変換部は、回転軸が中心部を貫通し且つ外周縁が前記回転軸に対して傾斜状に設けられたカム溝を有する傾斜ボス部と、前記マッサージ部材の基端に設けられていて前記傾斜ボス部の外周縁に嵌り込む環状嵌合部と、前記傾斜ボス部と回転軸との間に配備されたワンウエイクラッチ機構とを有し、前記回転軸の回転駆動力が前記ワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に伝達される構成とされているとよい。
前記一方向動力伝達部は、回転軸が正転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に伝達し、回転軸が逆転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に非伝達とする構成とされているとよい。
好ましくは、前記一方向動力伝達部は、前記回転軸が中心部を貫通すると共に当該回転軸に対して固定され同伴回転し、且つ前記傾斜ボス部の内部に遊嵌状態で嵌り込む蝸状ボス部を有しており、前記蝸状ボス部の外周縁には、前記マッサージ部材の位置を規制する位置規制部が形成されていて、前記位置規制部は、それぞれのマッサージ部材において、前記回転軸の周方向に対して所定の位置に形成されているとよい。
本発明にかかる最も好ましい下肢用マッサージ機の形態は、施療部を挟み込むように配備された左右一対のマッサージ部材と、前記左右一対のマッサージ部材の相互間に配備された押圧部材と、前記左右一対のマッサージ部材を互いに近接離反させる第1駆動機構と、前記押圧部材を施療部へ押しつけるように動作させる第2駆動機構とを有する下肢用マッサージ機であって、前記第1駆動機構と第2駆動機構とが同期して動作する同期状況と、前記第1駆動機構が停止し且つ第2駆動機構が動作する非同期状況とが切り替え自在に構成されており、前記第1駆動機構は、駆動モータの回転駆動力を伝達する回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を左右一対のマッサージ部材の近接離反動作に変換する左右一対の変換部とを有しており、前記第2駆動機構は、前記第1駆動機構に備えられた回転軸により駆動される押圧部材を有していて、前記変換部は、回転軸が中心部を貫通し且つ外周縁が前記回転軸に対して傾斜状に設けられたカム溝を有する傾斜ボス部と、前記マッサージ部材の基端に設けられていて前記傾斜ボス部の外周縁に嵌り込む環状嵌合部と、前記傾斜ボス部と回転軸との間に配備されたワンウエイクラッチ機構とを有し、前記回転軸の回転駆動力が前記ワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に伝達される構成とされていて、前記回転軸が正転する際に、前記回転軸の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に伝達されることにより、第1駆動機構と第2駆動機構とが同期して動作する同期状況となり、前記回転軸が逆転する際に、前記回転軸の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に非伝達となって、第1駆動機構が停止し且つ第2駆動機構が動作している非同期状況となっており、前記ワンウエイクラッチ機構は、一方向動力伝達部を有しており、前記一方向動力伝達部は、回転軸が正転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に伝達し、回転軸が逆転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に非伝達とする構成とされていて、前記一方向動力伝達部は、前記回転軸が中心部を貫通すると共に当該回転軸に対して固定され同伴回転し、且つ前記傾斜ボス部の内部に遊嵌状態で嵌り込むボス部を有しており、前記ボス部の外周縁には、前記マッサージ部材の位置を規制する位置規制部が形成されていて、前記位置規制部は、それぞれのマッサージ部材において、前記回転軸の周方向に対して所定の位置に形成されており、前記ボス部は、蝸状形状を呈していることを特徴とする。
図1〜図5は、本発明にかかる下肢用マッサージ機1の実施形態を示している。
本実施形態の下肢用マッサージ機1は、使用者の左右両方の下肢をマッサージの対象(施療部)として、下肢を構成する足部とふくらはぎとの両方に、揉みのマッサージや直線的に移動するような押圧マッサージ(指圧マッサージ)を同時に行えるように構成されている。
本実施形態の下肢用マッサージ機1は、正面視すると四角形であり側面視すると長靴型(L字型)であるケーシング2を有している。このケーシング2の前面には、前方及び上方へ向けて開放する左右一対の施療凹部9が、互いに左右に離れて並設されている。これら左右の施療凹部9内には、弾力性及び柔軟性があり且つ適度な通気性を備えた内張材が設けられている。
なお、水平マッサージ機構3や垂直マッサージ機構4の「水平」「垂直」の呼称は、本明細書中での便宜上のものに過ぎず、下肢用マッサージ機1としての使用状態を限定したものではない。
図2〜図5などに示すように、水平マッサージ機構3は、足部を嵌め入れる程度に左右方向に離れて並設された左右一対のマッサージ部材5,5と、これら左右一対のマッサージ部材5,5の相互間に配備された押圧部材6と、左右一対のマッサージ部材5,5を互いに近接離反させる第1駆動機構7と、押圧部材6を動作させる第2駆動機構8とを有している。
水平マッサージ機構3の第1駆動機構7は、左右一対のマッサージ部材5,5を、それらの相互間に嵌め入れられる足部への挟持位置(図4参照)と、解放位置(図3参照)との間で往復動作させることにより、足部に対して揉みによるマッサージ動作を付与するものである。この第1駆動機構7は、二組のマッサージ部材5,5を同時に駆動させるようになっている。
駆動モータ11は、正転駆動と逆転駆動とに切換可能なもので、ウォームギアとこのウォームギヤに噛合するウォームホイルとが内蔵された減速部を介して、回転軸10に回転駆動力を伝達する。
本実施形態の場合、傾斜ボス部13と回転軸10との間には、ワンウエイクラッチ機構14が配備されるものとなっている。それ故、駆動モータ11が正転駆動し、回転軸10が正転する場合には、回転軸10の回転駆動力が傾斜ボス部13に伝えられ、回転軸10と傾斜ボス部13とは同方向に一体に回転する。一方、駆動モータ11が逆転駆動し、回転軸10が逆転する場合には、傾斜ボス部13は回転軸10に対して空転状態となり、回転軸10の回転駆動力は傾斜ボス部13には伝わらないことになる。
傾斜ボス部13の外周縁には、マッサージ部材5の基端に設けられた環状嵌合部15がベアリングを介して嵌り込んでおり、マッサージ部材5は回転軸10と相対回転自在な状態を保持するようになっている。
また、変換部は、マッサージ部材5から下向きに突出する規制突起16を、支持フレームの台フレーム部2a等に設けられた左右方向に長い横長孔17に係合させる構造を有している。この規制突起16と横長孔17とが係合し、規制突起16が横長孔17内を摺動することにより、マッサージ部材5は、傾斜ボス部13と供回り(従動回転)しないようになっている。すなわち、回転軸10が回転する際には、傾斜ボス部13が回転軸10のまわりに傾斜成分に応じた左右方向の揺動を起こすようになって、このときの揺動成分だけがマッサージ部材5に伝達されるようになっている。
上記した動作は、回転軸10を正転した際に発生する動きである。すなわち、回転軸10を正転した際には、ワンウエイクラッチ機構14により、回転軸10の回転駆動力が傾斜ボス部13に伝えられ、回転軸10と傾斜ボス部13とは同方向に一体に回転し、マッサージ部材5が揺動駆動されることになる。
一方、図2や図5に示す如く、足裏への押圧マッサージを行う押圧部材6は、第1駆動機構7に備えられた回転軸10に対して一体回転可能に設けられた回転ロータ20と、この回転ロータ20の外周面で、互いに周方向及び軸方向に所定間隔をおいて分散配置された複数の突起を有している。
回転軸10の回転により回転ロータ20を回転させるとき、回転軸10の回転方向に応じて、複数の突起が足部の足裏を押圧しながら後側から前側へ移動するか、反対に前側から後側へと移行するかを選択できるものとなっている。
本実施形態の押圧部材6は、使用者の足裏中央部をマッサージする第1マッサージ部材20を有すると共に、使用者の足裏後部をマッサージする第2マッサージ部材21と、使用者の足裏前部をマッサージする第3マッサージ部材22とを有し、これら第1マッサージ部材20〜第3マッサージ部材22を連動して駆動させることで、足裏に対するマッサージ動作を発生させるものとされている。
この第1マッサージ部材20(回転ロータ)から後方に延びるように形成されたアーム状の第1連結片23が配備されていて、第1連結片23は、基端部が回転軸10に対して偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部に第2マッサージ部材21が設けられていて、回転軸10が回転運動することで、第1連結片23に連結されている第2マッサージ部材21が揺動運動する構成とされている。
上記した第1連結片23と第2連結片24は、それぞれの連結片の基端部が同じ位置となるように、一体に形成されている。
前述した如く、本実施形態の下肢用マッサージ機1の場合、傾斜ボス部13と回転軸10との間には、ワンウエイクラッチ機構14が配備されるものとなっている。
図6、図7に示す如く、一方向動力伝達部40は、傾斜ボス部13の幅方向内側に設けられており、図6、図8に示す如く、ブレーキ部50は、傾斜ボス部13の幅方向外側に設けられている。
蝸状ボス部42の外周縁には、側方視で螺旋状のカム溝43が形成されている。詳しくは、このカム溝43は、角度0度の位置で半径が最大であり、反時計方向に廻るにしたがって、半径が短くなるようなカム溝43となっている。そのため、丁度一周回った位置(角度360度)の直前では、半径が最短となっている。このため、角度360度(言い換えれば、角度0度)の位置には、切り立った崖部44(位置規制部)が形成されていることになる。このカム溝43は、側面視で、蝸牛の殻状に似た形態を呈している。この崖部44は、それぞれのマッサージ部材5において、回転軸10の周方向に対して所定の位置に形成されるものとなっている。
この構成であれば、回転軸10が正転方向(図7の方向から蝸状ボス部42を見て、蝸状ボス部42が時計回りに廻る方向)に回転すると、蝸状ボス部42に形成された崖部44が、位置決め片45の下端部の側面に当接し、蝸状ボス部42と位置決め片45が同伴回転することとなる。言い換えれば、回転軸10の正転回転と同伴して、位置決め片45も正転方向に回転する。
一方、回転軸10が逆転方向(図7の方向から蝸状ボス部42を見て、蝸状ボス部42が反時計回りに廻る方向)に回転すると、位置決め片45は、蝸状ボス部42に形成された崖部44と係合することはなく、蝸状ボス部42のカム溝43上をスライドするようになる。位置決め片45が崖部44に達した際、すなわち、蝸状ボス部42における角度0度から角度360度に到る際には、位置決め片45が崖部44を落下するように動くことになる。
ところで、マッサージ部材5が停止状態の場合、言い換えれば、回転軸10が逆転していて、位置決め片45の下端部が蝸状ボス部42のカム溝43上を滑っている状態の場合、マッサージ部材5に負荷を加えると、傾斜ボス部13を介して、位置決め片45の下端部が蝸状ボス部42のカム溝43上を反時計回りに勝手に動き得る状況となって、マッサージ部材5が意図せず動くようになる。
このような不都合を防ぐために、ワンウエイクラッチ機構14には、傾斜ボス部13を逆転方向に回転させないためのブレーキ部50が設けられている。
このようなブレーキ部50の作用により、マッサージ部材5,5を近接させた状態(足部を挟み込んだ状態)で、回転軸10を正転から逆転に切り替え、マッサージ部材5を停止させたとしても、挟み込んだ足部からの反力により、マッサージ部材5が離反する方向に動くことを確実に抑制することが可能となる。
この垂直マッサージ機構4としては、様々なものが採用可能であるが、本実施形態の場合、図1に示すように、垂直マッサージ機構4は、ふくらはぎの前面の斜め外方及び内側方を押すマッサージ部材30と、ふくらはぎを裏側からマッサージする押圧部材31と、これらマッサージ部材30と押圧部材31とを一体に上下動させる昇降駆動部32とを有するものとなっている。
次に、本実施形態に係る下肢用マッサージ機1(特に、水平マッサージ機構3)の作動態様を説明する。
そこでまず、使用者は、左右のふくらはぎを垂直マッサージ機構4におけるマッサージ部材5と押圧部材6との間に嵌め入れると共に、左右の足部を、水平マッサージ機構3における左右一対のマッサージ部材5の間に嵌め入れる。
また、水平マッサージ機構3では、駆動モータ11の作動で回転軸10が正転回転を始める。回転軸10の正転の場合、ワンウエイクラッチ機構14が動力伝達状態となり、回転軸10の回転駆動力が傾斜ボス部13に伝えられ、回転軸10と傾斜ボス部13とは同方向に一体に回転する。
すると、ワンウエイクラッチ機構14(特に、一方向動力伝達部40)が動力非伝達状態となり、回転軸10の回転駆動力が傾斜ボス部13に伝えられず、左右一対のマッサージ部材5,5が足部の狭持状態を維持したまま停止することになる。しかしながら、第2駆動機構8により、押圧部材6(第1マッサージ部材20〜第3マッサージ部材22)が駆動され、足部の足裏に対して押圧マッサージはそのまま継続されることになる。
このようにして、回転軸10を逆転させ、ワンウエイクラッチ機構14の動作(動力非伝達動作)を利用することで、左右一対のマッサージ部材5,5は挟持状態を保持することができる。この狭持状態を維持しつつ、押圧部材6、すなわち第1マッサージ部材20〜第3マッサージ部材22を連動して駆動させることで、左右一対のマッサージ部材5,5の間に嵌め込まれた足部は、押圧部材6による押圧で上方に逃げるようなことがなく、押圧部材6による押圧を確実且つ十分に受けることができるようになる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 ケーシング
2a 台フレーム部
3 水平マッサージ機構
4 垂直マッサージ機構
5 マッサージ部材
6 押圧部材
7 第1駆動機構
8 第2駆動機構
9 施療凹部
10 回転軸
11 駆動モータ
13 傾斜ボス部
14 ワンウエイクラッチ機構
15 環状嵌合部
16 規制突起
17 横長孔
20 第1マッサージ部材(回転ロータ)
21 第2マッサージ部材
22 第3マッサージ部材
23 第1連結片
24 第2連結片
25 突起
30 マッサージ部材(垂直マッサージ機構)
31 押圧部材(垂直マッサージ機構)
32 昇降駆動部
33 運転操作スイッチ
40 一方向動力伝達部
42 蝸状ボス部
43 カム溝
44 崖部
45 位置決め片
46 溝部(傾斜ボス部)
50 ブレーキ部
51 ブレーキインナー部
52 ブレーキアウター部
53 三角凸部
54 隙間部材
55 取り付けリング
Claims (3)
- 施療部を挟み込むように配備された左右一対のマッサージ部材と、前記左右一対のマッサージ部材の相互間に配備された押圧部材と、前記左右一対のマッサージ部材を互いに近接離反させる第1駆動機構と、前記押圧部材を施療部へ押しつけるように動作させる第2駆動機構とを有する下肢用マッサージ機であって、
前記第1駆動機構と第2駆動機構とが同期して動作する同期状況と、前記第1駆動機構が停止し且つ第2駆動機構が動作する非同期状況とが切り替え自在に構成されており、
前記第1駆動機構は、駆動モータの回転駆動力を伝達する回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を左右一対のマッサージ部材の近接離反動作に変換する左右一対の変換部とを有しており、前記第2駆動機構は、前記第1駆動機構に備えられた回転軸により駆動される押圧部材を有していて、前記変換部は、回転軸が中心部を貫通し且つ外周縁が前記回転軸に対して傾斜状に設けられたカム溝を有する傾斜ボス部と、前記マッサージ部材の基端に設けられていて前記傾斜ボス部の外周縁に嵌り込む環状嵌合部と、前記傾斜ボス部と回転軸との間に配備されたワンウエイクラッチ機構とを有し、前記回転軸の回転駆動力が前記ワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に伝達される構成とされていて、
前記回転軸が正転する際に、前記回転軸の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に伝達されることにより、第1駆動機構と第2駆動機構とが同期して動作する同期状況となり、前記回転軸が逆転する際に、前記回転軸の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構を介して傾斜ボス部に非伝達となって、第1駆動機構が停止し且つ第2駆動機構が動作している非同期状況となっており、
前記ワンウエイクラッチ機構は、一方向動力伝達部を有しており、前記一方向動力伝達部は、回転軸が正転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に伝達し、回転軸が逆転する際に前記回転軸の回転駆動力を傾斜ボス部に非伝達とする構成とされていて、
前記一方向動力伝達部は、前記回転軸が中心部を貫通すると共に当該回転軸に対して固定され同伴回転し、且つ前記傾斜ボス部の内部に遊嵌状態で嵌り込むボス部を有しており、前記ボス部の外周縁には、前記マッサージ部材の位置を規制する位置規制部が形成されていて、前記位置規制部は、それぞれのマッサージ部材において、前記回転軸の周方向に対して所定の位置に形成されており、
前記ボス部は、蝸状形状を呈していることを特徴とする下肢用マッサージ機。 - 前記非同期状況においては、前記左右一対のマッサージ部材が互いに近接した状態を維持した状態で、前記第2駆動機構が動作することを特徴とする請求項1に記載の下肢用マッサージ機。
- 前記ワンウエイクラッチ機構は、ブレーキ部を有しており、
前記ブレーキ部は、前記一方向動力伝達部が回転軸の回転駆動力を非伝達としている状況下において、前記マッサージ部材の動きを規制すべく傾斜ボス部の回転を規制する構成とされている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の下肢用マッサージ機。
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