JP2017118930A - 足マッサージ機構 - Google Patents

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Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
賢 玉木
Ken Tamaki
賢 玉木
清水 新策
Shinsaku Shimizu
新策 清水
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Abstract

【課題】使用者の足先の上面と下面に対して多様なマッサージを行うと同時に、足先から踵までにかけての足裏に対してマッサージを行うことができる足マッサージ機構を提供する。【解決手段】本発明の足マッサージ機構29は、使用者の足先上面部をマッサージする第1マッサージ部材30と、使用者の足先下面部をマッサージする第2マッサージ部材32とを有し、第1マッサージ部材30を第2マッサージ部材32に近接離反するように揺動させるとともに前記第1マッサージ部材と第2マッサージ部材とをともに連動させて、マッサージ動作を発生させる駆動部13を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、足、特に足先をマッサージするのに好適な足マッサージ機構に関する。
従来より、人体の足をマッサージできるマッサージ機が開発されており、例えば、特許文献1に示すようなものがある。
特許文献1に開示された足マッサージ機は、左右一対の各施療孔部が設けられており、各施療孔部内部には、人体足先中間部を両側から膨縮及び膨張保持して挟圧施療する事ができるよう左右一対の足先側部膨縮袋と、人体爪先裏に位置し膨縮及び膨張保持して押圧施療可能な足裏爪先部膨縮袋と、人体土不踏に位置し膨縮及び膨張保持して押圧施療可能な足裏土不踏部膨縮袋と、人体踵裏に位置し膨縮及び膨張保持して押圧施療可能な足裏踵部膨縮袋とが設けられている。
特開2006−130101号公報
しかしながら、近年においては、足先から踵までにかけての足全体のマッサージ動作に対するユーザからの要望は多様なものが挙がってきている。例えば、足先に対して、押したりさすったりしながら揉むようなマッサージ動作などといった要望が挙げられる。
ところが、例えば、特許文献1に開示されている足マッサージ機は、膨張収縮可能な膨縮袋が足に対して、単に押すような、押圧の強弱が単純な押圧マッサージ動作をするのみであるので、前述のユーザから要望に対応することができない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、使用者の足先の上面と下面に対して多様なマッサージを行うと同時に、足先から踵までにかけての足裏に対してマッサージを行うことができる足マッサージ機構を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかる足マッサージ機構は、使用者の足先上面部をマッサージする第1マッサージ部材と、前記使用者の足先下面部をマッサージする第2マッサージ部材とを有し、前記第1マッサージ部材を前記第2マッサージ部材に近接離反するように揺動させるとともに前記第1マッサージ部材と前記第2マッサージ部材とをともに連動させて、マッサージ動作を発生させる駆動部を備えることを特徴とする。
好ましくは、使用者の足裏の長手方向中央をマッサージする第3マッサージ部材と、前記使用者の足裏の後部をマッサージする第4マッサージ部材との少なくともいずれか1つを有し、前記第1マッサージ部材と前記第2マッサージ部材とを連動させて互いに近接離反するように揺動させてマッサージ動作を発生させるとともに、前記第3マッサージ部材と前記第4マッサージ部材のうち、少なくとも1つを駆動させてマッサージ動作を発生させる駆動部を備えるとよい。
好ましくは、前記駆動部は、左右方向を向くように配備されて回転駆動力を伝達する回転軸を有し、前記回転軸から前方に延びるように形成されたアーム状の第1連結片が配備されていて、前記第1連結片は、基端部が前記回転軸に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部に前記第1マッサージ部材が設けられていて、前記回転軸が回転運動することで、前記第1連結片に連結されている第1マッサージ部材が上下に揺動運動する構成とされているとよい。
好ましくは、前記回転軸から前方に延びるように形成されたアーム状の第2連結片が配備されていて、前記第2連結片は、基端部が前記回転軸に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部に前記第2マッサージ部材が設けられていて、前記回転軸が回転運動することで、前記第2連結片に連結されている第2マッサージ部材が前後又は上下に揺動運動する構成とされているとよい。
好ましくは、前記第3マッサージ部材は、前記回転軸に一体に嵌り込み且つ外周面にて前記足裏の長手方向中央にマッサージを付与する回転ローラを有しているとよい。
好ましくは、前記第1連結片と前記第2連結片は、それぞれの基端部に前記回転軸の軸心が貫通するように配備され、且つ前記第3マッサージ部材を挟んで対面するように配備されているとよい。
本発明によれば、使用者の足先の上面と下面に対して多様なマッサージを行うと同時に、足先から踵までにかけての足裏に対してマッサージを行うことができる。
本発明の足マッサージ機構が内蔵された下肢用マッサージ機の前方斜視図である。 本発明の足マッサージ機構が内蔵された下肢用マッサージ機の内部構成を示した前方斜視図である。 本発明の足マッサージ機構の全体構成を示した前方斜視図である。 本発明の足マッサージ機構の内部構成を示した前方斜視図である。 本発明の足マッサージ機構の内部構成を示した展開図である。 本発明の足マッサージ機構の動作を示した図であり、第1マッサージ部材と第2マッサージ部材とが離反した際の側面図である。 本発明の足マッサージ機構の動作を示した図であり、第1マッサージ部材と第2マッサージ部材とが近接した際の側面図である。
以下、本発明にかかる足マッサージ機構29の実施形態を、図に基づいて説明する。
本発明の足マッサージ機構29を説明する前に、その足マッサージ機構29が配備される下肢用マッサージ機1について、説明する。
なお、以下の説明において、下肢用マッサージ機1の筒部材4の構成並びにその筒部材4の外周囲の構成と、足マッサージ機構29の構成は左右で同じであるため、使用者の左側の足裏が挿入される筒部材4及び足マッサージ機構29に着目して説明する。また右側に配備される筒部材4の構成並びにその筒部材4の外周囲の構成と、足マッサージ機構29は、左側と同様であるので説明を省略する。また、本実施形態の図面に関して、本発明の足マッサージ機構29を見やすくするため、構成部材の一部を省略して描いている。
図1、図2は、下肢用マッサージ機1の構成を示している。
なお、本明細書において「足」は、人間の下肢Lのうち、足首より下の部分を指し、「足裏」は、床面と当接する側の面を指す。
また、「足先上面部F」は、足表面であって且つ足の長手方向先端部から長手方向中途部までを指す。すなわち、「足先上面部F」は、「つま先T(足の先端部)の表面」〜「足の甲K」を指す。「足先下面部U」は、足裏面であって且つ足の先端部、「つま先Tの裏面」を指す。
また、「土踏まずA」は、足裏面であって且つ足の長手方向中途部を指し、「踵H(かかと)」は、足首のほぼ真下の部分であって且つ足の後側の部分を指す。
また、以下の説明では、図1の右斜め方向を実際の装置での前後方向とし、図1の左斜め方向を実際の装置での左右方向又は幅方向とする。また、図1の上下方向を実際の装置における上下方向とする。これらの方向は、各図において矢印をもって示しており、下肢Lを下肢用マッサージ機1に差し入れた使用者から見た方向と一致する。
図1、図2に示すように、本実施形態の下肢用マッサージ機1は、例えば椅子などに着座した使用者の下肢Lに対してマッサージ可能な装置である。
この下肢用マッサージ機1は、開口された上部から使用者の下肢Lが挿入可能で、側面視でL字状に形成された一対の筒部材4と、この筒部材4に設けられ、且つ挿入された使用者のふくらはぎCに対して、側方から挟み込みマッサージを行う施療部材18とを有している。また、この下肢用マッサージ機1は、側面視で略三角形状のケース体2(ケーシング)を有しており、このケース体2の内部に一対の筒部材4(施療部)が左右に並んで支持されている。
ケース体2は、立設された一対の筒部材4の前面を覆うことができ且つ筒部材4を立設支持できる大きさで形成されていて、その内部に施療部材18などを駆動させる駆動部13、その施療部材18や駆動部13を支持するベースフレーム6(共に詳細は後述する)などを格納する筐体である。ケース体2は、正面視で横長又は縦長の長方形或いは正方形とされ、側面視で筒部材4の形状と略同じL字(ブーツ)形状とされている。
また、ケース体2の背面側には、ケース体2の下部側からケース体2の上端にかけて連続的に開口された挿入凹部3が、左右方向に所定間隔を空けて一対形成されている。これら左右の挿入凹部3に対して筒部材4が嵌め入れられている。
筒部材4は、可撓性を有する布などで形成された所定の厚みを有する有底の部材であり、様々な形状の下肢Lに適用可能となっている。この筒部材4は、水平方向を向く部位が足の長手方向中途部(土踏まずA)、足先上面部F(つま先Tの表面〜足の甲K)、足先下面部U(つま先Tの裏面)を覆うと共に、垂直方向を向く部位が足の後部(踵H)〜ふくらはぎCを覆うようになっている。
なお、筒部材4がケース体2の背面側に設けられているため、使用者は下肢Lを筒部材4の後方上側(背面上方)から前方下側に向かって挿入する構造となっている。
筒部材4の背面側には、下肢Lの着脱を容易にする切り込み部5が、下肢Lの挿入方向(上下方向)に沿って、上端から下端にかけて長く形成されている。
図2〜図4に示すように、ベースフレーム6は、後述する足マッサージ機構29及び、施療部材18や駆動部13を支持する部材である。ベースフレーム6は、ケース体2の底部2aの上面に設置可能な平板7と、駆動部13の回転駆動力を施療部材18に伝達する第1回転軸14を回転自在に支持する支持部材9とを有している。なお、このベースフレーム6は、ケース体2の底部2aに一体形成されていてもよい。
この平板7には、回転動作する第3マッサージ部材34(詳細は後述)との干渉を防止する切り欠き8が左右一対形成されている。
支持部材9は、平板7の幅方向両端部から上方に突出するように、一対設けられている。支持部材9の上部には、第1回転軸14を回転自在に支持する第1支持部10が設けられている。第1支持部10は、平板7から所定の高さの位置に備えられている。すなわち。第1支持部10は、施療部材18がケース体2の内部で宙に浮いた状態となるように支持するものである。
第1支持部10には、ベアリング(軸受)が嵌入されていて、そのベアリングによって第1回転軸14の両端部を回転自在に支持している。また、第1支持部10には、その第1支持部10から第1回転軸14が脱落しないように、第1回転軸14の両端部を回動自在に固定する第1固定部材12が取り付けられている。
なお、支持部材9の上下方向中途部には、第2回転軸39(詳細は後述)を回転自在に支持する第2支持部11が設けられている。
駆動部13は、軸心が左右方向を向いて配備された第1回転軸14と、駆動モータ15と第1ギアボックス17とを有していて、第1回転軸14の幅方向中央で且つ前後方向の中央よりやや後側に配備されている(図3〜図5など参照)。
第1回転軸14は、ベースフレーム6の前後方向中央において、そのベースフレーム6の一端側(左側)の支持部材9の第1支持部10からベースフレーム6の他端側(右側)の支持部材9の第1支持部10に亘って水平方向に掛け渡すように配置されている。この第1回転軸14は、左右に一対ずつ配備された施療部材18の前側であって、且つ上下方向中央より下側部分(以降、基端部19と呼ぶ)のそれぞれを貫通するものである。
第1回転軸14の幅方向中央には、その第1回転軸14を回転駆動させる駆動モータ15と、この駆動モータ15の出力を減速する第1ギアボックス17とが配備されている。
駆動モータ15は、2つの出力軸16,41を有するものであって、その2つの出力軸16,41が上下方向を向くように配置されている。この駆動モータ15の上側には、第1ギアボックス17が連結されている。
第1ギアボックス17の内部には、ウォームギア及びウォームホイールが上下に並ぶように内蔵されている。駆動モータ15の2つの出力軸16,41のうち、上方向を向く出力軸16(第1出力軸)から出力された駆動力は、第1ギアボックス17で所定の速度に減速され、第1回転軸14を回転駆動させる。また、駆動モータ15の後方下側には、第2ギアボックス40(詳細は後述)が連結されている。
この駆動部13の左右方向の外側には、一対の施療部材18が配備されている。すなわち、左右に一対ずつ配備された施療部材18は、駆動部13を挟むように配備されている。
施療部材18は、上方から下方にかけて、ふくらはぎCの形状に沿って湾曲した形状に形成されたものであり、ふくらはぎCの側方から挟み込むように左右に離間して一対配備されている。その一対の施療部材18は、左右にそれぞれ配備されている。
施療部材18は、側面視で基端部19が上端部及び下端部より前側に位置するように形成されていて、厚み方向に弾性変形可能な材料(例えば、プラスチックなど)で形成された板材である。この一対の施療部材18は、ふくらはぎCに対して挟み込むようなマッサージ動作を行う。なお、それぞれの基端部19の略後側には、踝の逃げのための空隙部20(孔部)が形成されている。
また、それぞれの施療部材18の基端部19には、第1回転軸14が貫通する変換部21が嵌め込まれる環状嵌合部24が形成されている。
変換部21は、第1回転軸14の回転駆動力を施療部材18によるふくらはぎCへの挟み込みマッサージ動作に変換する。なお、変換部21の構成については、左右同じ構成であるので、左端部側の変換部21に着目して説明する。
変換部21は、第1回転軸14と一体回転するように固定された回転ボス部22と、この回転ボス部22にベアリングを介して相対回転自在な状態で外嵌する環状嵌合部24と、回転ボス部22に対して環状嵌合部24が供回りすることを規制する規制部25とを備えている。
回転ボス部22は、第1回転軸14が貫通状態となるように設けられた円盤状の部材であって、その外周面には無端状の軌道(カム面23)が形成されている。このカム面23は、第1回転軸14の軸心に対して傾斜するように設けられている。このカム面23には、ベアリングのインナレースが嵌り込んでいる。
環状嵌合部24は、施療部材18の基端部19に形成された開口部の内周縁であり、開口部は回転ボス部22の大きさとほぼ同じ、あるいは、若干の大きな径とされている。つまり、環状嵌合部24は、側面視で略環状とされ且つ施療部材18の基端部19と一体形成されていて、カム面23上に嵌め込まれたベアリングのアウタレースに外嵌している。このような構造のため、回転ボス部22と環状嵌合部24とが相対回動自在になっている。
回転ボス部22が第1回転軸14の回転により回転することで、カム面23に外嵌している環状嵌合部24が、カム面23の回転軌道に沿って回転して、一対の施療部材18が左右方向に近接離反する揺動運動となる。
規制部25は、環状嵌合部24(施療部材18の基端部19)の前側に設けられ、且つ前向きに突出する円柱状の規制突起26と、左右方向に延びる規制片27とを有している。この規制片27には、後方が開放状とされ、且つ左右に延びる摺動ガイド溝28が形成されている。規制突起26は、規制片27の摺動ガイド溝28に挿入され、左右方向に摺動可能とされている。この規制突起26が、規制片27に設けられている摺動ガイド溝28内で左右の摺動することで、施療部材18と第1回転軸14とが供回りしないようになっている。
さて、ケース体2の底部2a、すなわちベースフレーム6の平板7の上面には、本実施形態の足マッサージ機構29が配備されている。
なお上述したが、以降の説明において、足マッサージ機構29の構成は左右で同じであるため、足マッサージ機構29の構成のうち、使用者の左側の足に対してマッサージ動作を行う左側の構成に着目して説明する。それ故、足マッサージ機構29の右側の構成の説明については、左側の構成と同じであるので省略する。
図2〜図5に示すように、足マッサージ機構29は、使用者の足先上面部F(つま先Tの表面〜足の甲K)をマッサージする第1マッサージ部材30と、足先下面部U(つま先T裏面部)をマッサージする第2マッサージ部材32と、マッサージ動作を発生させる駆動部13を有している。さらに、足マッサージ機構29は、足裏の長手方向中央(土踏まずA)をマッサージする第3マッサージ部材34と、足裏の後部(踵H)をマッサージする第4マッサージ部材37とを有している。
また、駆動部13は、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32をともに連動させて互いに近接離反するように揺動して、マッサージ動作を発生させるとともに、第3マッサージ部材34を駆動させてマッサージ動作を発生させている。
すなわち、駆動部13は、第1マッサージ部材30を第2マッサージ部材32に近接離反するように揺動させるとともに、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32とをともに連動させて、マッサージ動作を発生させるものである。
なお、本実施形態においては、第4マッサージ部材37は、ベースフレーム6の後方であって、踵Hに対応する位置に、固定されて配備されている支持台とされている。その支持台の上面に、複数の突起とされた第4施療子38が備えられている。
駆動部13は、軸心が左右方向を向いて配備された第2回転軸39と、第2回転軸39を駆動させる駆動モータ15と、駆動モータ15の出力を減速して第2回転軸39に伝達する第2ギアボックス40と、第2回転軸39の回転駆動力を揺動運動に変換して、第1マッサージ部材30に伝達する第1変換部42と、第2回転軸39の回転駆動力を揺動運動に変換して、第2マッサージ部材32に伝達する第2変換部57と、を有している。
図3〜図5に示すように、第2回転軸39は、ベースフレーム6の前後方向中央において、そのベースフレーム6の一端側(左側)の支持部材9の第2支持部11からベースフレーム6の他端側(右側)の支持部材9の第2支持部11に亘って水平方向に掛け渡すように配置されている。すなわち、この第2回転軸39は、中央が第2ギアボックス40に回転自在に支持されていて、両端部がベースフレーム6(底部2a)から立設されている各支持部材9に回転自在に支持されている。
第2支持部11は、支持部材9の上下方向中途部より下方に設けられていて、第2回転軸39を回転自在に支持する。第2支持部11には、第2回転軸39を回転自在に支持するベアリング(軸受)が嵌め入れられている。つまり、第2支持部11は、軸受を介して第2回転軸39の長手方向両端部を回転自在に支持している。
また、第2支持部11には、その第2支持部11から第2回転軸39が脱落しないように、第2回転軸39の両端部を回動自在に固定する第2固定部材72が取り付けられている。
また、支持部材9の左右方向内側(右側)近傍であって、第2回転軸39の左端部には、第2回転軸39の回転駆動力を第1マッサージ部材30の揺動運動に変換する第1変換部42が配備されている。第1変換部42を介して取り付けられている、第1連結片54(第1マッサージ部材30)は、第2回転軸39に相対回転できないように固定されている。
第2回転軸39の軸心方向中央であって、ベースフレーム6(底部2a)の中央には、第2ギアボックス40が配備されている。
第2ギアボックス40の内部には、ウォームギア及びウォームホイールが上下に並ぶように配備されている。その第2ギアボックス40の後方上側には、電動モータが連結されている。
電動モータは、2つの出力軸16,41が備えられた電動モータであって、下側の出力軸41(第2出力軸)がほぼ垂下された状態で配備されている。駆動モータ15の2つの出力軸16,41のうち、第2出力軸41から出力された駆動力は、第1ギアボックス17で所定の速度に減速され、第2回転軸39を回転駆動させる。
第2回転軸39の軸心方向中央で、且つ第2ギアボックス40の左側近傍には、第2回転軸39の回転駆動力を第2マッサージ部材32の揺動運動に変換する第2変換部57が配備されている。第2変換部57を介して取り付けられている、第2連結片69(第2マッサージ部材32)は、第2回転軸39に相対回転できないように固定されている。
図3〜図5に示すように、第2回転軸39の左端部には、第1変換部42が配備されている。
第1変換部42は、第2回転軸39の回転を、第1マッサージ部材30の第1施療子31を斜め上下方向に近接離反する揺動運動に変換する構成である。
第1変換部42は、第2回転軸39に対して偏心状態で取り付けられる第1偏心ボス部43と、第1連結片54の基端部55に設けられ、第1偏心ボス部43を外嵌する第1環状嵌合部48とを有している。
第1偏心ボス部43は、第2回転軸39の左端部に配置されていて、第2回転軸39に相対回転できないように嵌め込まれている。この第1偏心ボス部43は、略フランジ状に形成された部材であって、第2回転軸39に対して偏心状態で配備される円盤部材44と、第2回転軸39の軸心と同軸心上に配備される円筒部材46とで構成されている。
円盤部材44は、第2回転軸39の回転により、第1環状嵌合部48の内周面50に沿って転動する部材である。この円盤部材44には、その円盤部材44の中心軸と異なる軸心の孔部45が、水平面上で且つ左右方向を向いて形成されている。
一方、円筒部材46は、軸心が水平面上で且つ左右方向を向いていて、円盤部材44の内側(右側)を向く面より、さらに内側を向いて突出状に設けられた部材である。この円筒部材46と円盤部材44の孔部45は、連通する貫通孔47となっていて、その貫通孔47に第2回転軸39が挿通される。円筒部材46が第3マッサージ部材34の左側面に形成されている孔部35に嵌入され、第3マッサージ部材34と供回りする。
第1偏心ボス部43は、貫通孔47の円盤部材44側がその円盤部材44の中心軸とは異なる軸心であるので、第1偏心ボス部43の回転は、第2回転軸39の回転に対して、異なる軌道(偏心軌道)となっている。
第1環状嵌合部48は、第2回転軸39の左端部に配備されていて、第1連結片54の基端部55に設けられている。第1環状嵌合部48は、側面視略環状に形成され、略中央部には、長軸側の軸心が略水平方向で且つ前後方向を向いた長孔49が形成されている。
第1環状嵌合部48の長軸の長さは、円盤部材44の直径の約2倍とされている。なお、この長軸の長さは、第1マッサージ部材30の揺動量に基づくものであるので、設計する際に適宜変更可能である。
一方、第1環状嵌合部48の短軸の長さは、円盤部材44の直径とほぼ同じ、あるいは、その直径の長さより若干長いものとされている。また、第1環状嵌合部48の厚みは、ほぼ円盤部材44の厚みと同じとされている。なお、第1環状嵌合部48の厚みに関して、円盤部材44が内挿可能であれば、特に限定しない。
第1環状嵌合部48に形成された長孔49の内周面50(内縁面)に、第1偏心ボス部43の円盤部材44の外周面が当接して、内周面50に沿って転動することで、第2回転軸39の回転が上下方向の揺動運動に変換されて、第1連結片54に伝達される。そのため、第1偏心ボス部43と第1環状嵌合部48とが相対回動自在になっている。
第2回転軸39の左端部には、第1変換部42を連結する第1連結片54が配備されている。
第1連結片54は、側面視で、第2回転軸39から前斜め上方に延びるように形成されたアーム状の板材であって、後述する第1マッサージ部材30を連結する部材である。第1連結片54は、基端部55が第2回転軸39に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部56には第1マッサージ部材30が連結される。第2回転軸39が回転運動することで、第1連結片54に連結されている第1マッサージ部材30が、揺動運動する構成とされている。
詳しくは、第1連結片54は、第2回転軸39から前斜め上方に向かって突出するように延設されていて、基端部55には第1偏心ボス部43に嵌り込む第1環状嵌合部48が設けられている。第1連結片54は、先端部56が足の甲Kの高さより超えた上方の位置となるように配備されている。
第1連結片54の長手方向に対して交差する方向の長さ(幅)は、幅広とされていて、その幅広の左側面には、第1規制部51を構成する第1規制片52が設けられている。また、第1連結片54の先端部56には、足先上面部F(つま先Tの表面〜足の甲K)に対してマッサージ動作をする第1マッサージ部材30が連結されている。
図3〜図5に示すように、第1規制部51は、第1連結片54が第2回転軸39の回転に伴って、供回りしないように規制するものであり、第1規制片52が第1規制溝53内を上下方向に摺動する構成となっている。
第1規制片52は、第1連結片54の長手方向中途部の左側面に形成されている。この第1規制片52は、長方形状の板片であって、長辺が第1連結片54の長手方向を向くように設けられている。
第1規制溝53は、長方形状の空隙とされていて、支持部材9の上下方向中途部に形成されている。この第1規制溝53は、長辺が前斜め上方を向き且つ第1規制片52の長辺より長く、短辺は第1規制片52の短辺とほぼ同じ長さとされている。
第1連結片54が揺動すると、第1規制片52が第1規制溝53内を、前側に傾斜した方向を向く上下方向に摺動(スライド)するので、第1連結片54は第2回転軸39の回転に対して供回りしないように規制される。
第1マッサージ部材30は、第1連結片54の揺動運動により、第2マッサージ部材32に対して近接離反する揺動運動を行うものである。
第1マッサージ部材30は、足先上面部F(つま先Tの表面〜足の甲K)の上方から覆うように配備され、第1連結片54の先端部56から内側(右側)に屈曲して形成された平板材である。この平板材は、前後辺の長さ及び左右辺の長さがほぼ等しく、略正方形状の平面とされている。
平板材の下面には、可撓性を有している第1施療子31が配備されている。第1施療子31は、所定の厚みで、且つ平板材とほぼ同じ、あるいは、平板材より大きな平面を有するものである。
すなわち、第1マッサージ部材30は、上下方向に揺動自在であるとともに、前後方向に移動自在とされているものであるので、平面状の第1施療子31が足先上面部Fの全体に対して押し込むような揉みマッサージ動作を付与することができる。
本実施形態では、第1施療子31を平面状の部材としているが、先端が半球状で上方向に凸状とされた、複数の突起を採用してもよい。突起の場合、すべて同じ高さとしてもよいし、それぞれ高さを異ならせてもよい。すなわち第1施療子31の形状・個数に関しては、付与するマッサージ動作によって変更可能なものであるので、特に限定はしない。
さて、図3〜図5に示すように、第2回転軸39の中央よりやや右側、すなわち第2ギアボックス40の左側近傍には、第2変換部57が配備されている。
第2変換部57は、第2回転軸39の回転を、第2マッサージ部材32の第2施療子33を斜め上下方向に近接離反する揺動運動に変換する構成である。
第2変換部57は、第2回転軸39に対して偏心状態で取り付けられる第2偏心ボス部58と、第2連結片69の基端部70に設けられ、第2偏心ボス部58を外嵌する第2環状嵌合部64とを有している。
第2偏心ボス部58は、第2回転軸39の中央よりやや右側に配置されていて、第2回転軸39に相対回転できないように嵌め込まれている。この第2偏心ボス部58は、略フランジ状に形成された部材であって、第2回転軸39に対して偏心状態で配備される円盤部材59と、第2回転軸39の軸心と同軸心の円筒部材61とで構成されている。
円盤部材59は、第2環状嵌合部64に外嵌され、第2回転軸39の回転に対して偏心した回転をする部材である。この円盤部材59には、その円盤部材59の中心軸と異なる軸心の孔部60が、水平面上で且つ左右方向を向いて形成されている。
一方、円筒部材61は、軸心が水平面上で且つ左右方向を向いていて、円盤部材59の外側(左側)を向く面より、さらに外側を向いて突出状に設けられた部材である。円筒部材61と円盤部材59の孔部60は、連通した貫通孔63とされていて、その貫通孔63に第2回転軸39が挿通される。
円筒部材61の外周面には、円筒部材61の軸心方向の長さと略同じ長さの矩形片が設けられている。すなわち、第2偏心ボス部58には、矩形状のキー62が設けられている。第2偏心ボス部58のキー62が、第3マッサージ部材34の右側面に形成されている孔部のキー溝に挿入されて当接することにより、第2偏心ボス部58と第3マッサージ部材34とが供回りする。
第2偏心ボス部58は、貫通孔63の円盤部材59側がその円盤部材59の中心軸とは異なる軸心であるので、第2偏心ボス部58の回転は、第2回転軸39の回転に対して、異なる軌道(偏心軌道)となっている。また、第2偏心ボス部58の回転の軌道は、第1偏心ボス部43の回転の軌道に対しても、異なる軌道(偏心軌道)となっている。
第2環状嵌合部64は、前述の第2偏心ボス部58を外嵌し、その第2偏心ボス部58の回転を上下方向の揺動運動に変換するものである。第2環状嵌合部64は、第2回転軸39の軸心方向中央に配備されていて、第2連結片69の基端部70に設けられている。
第2環状嵌合部64は、側面視略環状に形成され、略中央部には、第2偏心ボス部58の外周径と略同じ径の開口部が形成されている。そのため、第2偏心ボス部58と第2環状嵌合部64とが相対回動自在になっている。
さて、第2回転軸39の軸心方向中央には、第2変換部57を連結する第2連結片69が配備されている。
第2連結片69は、側面視で、第2回転軸39から略水平方向で且つ前方向に延びるように形成されたアーム状の板材で形成されていて、後述する第2マッサージ部材32を連結する部材である。
第2連結片69は、基端部70が第2回転軸39に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部71には第2マッサージ部材32が連結される。第2回転軸39が回転運動することで、第2連結片69に連結されている第2マッサージ部材32が、揺動運動する構成とされている。
詳しくは、第2連結片69は、第2回転軸39から前方に向かって突出するように延設されていて、基端部70には第2偏心ボス部58に嵌り込む第2環状嵌合部64が設けられている。第2連結片69は、先端部71が足の下方であって、その足の先端部71に対応する位置となるように配備されている。
第1連結片54の長手方向に対して交差する方向の長さ(幅)は、幅広とされていて、幅広とされていて、その幅広の平面には、第2規制溝68が設けられている。また、第2連結片69の先端部71には、足先下面部Uに対してマッサージ動作をする第2マッサージ部材32が連結されている。
このように、第1連結片54と第2連結片69は、それぞれの基端部55,70に第2回転軸39の軸心が貫通するように配備され、且つ第3マッサージ部材34(回転ローラ)を挟んで対面するように配備されている。
第2規制部65は、第2連結片69が第2回転軸39の回転の回転に伴って、供回りしないように規制するものであり、第2規制片66が規制片支持部材67に支持され、且つ第2規制溝68内を摺動する構成となっている。
第2規制片66は、円柱状の棒材(規制棒)であって、軸心が水平方向で且つ左右方向を向いた状態で配備されている。すなわち、第2規制片66は、第2ギアボックス40を挟んで対面する一対の第2連結片69の間を掛け渡すように、第2回転軸39の軸心と同方向を向いて配備されている。第2規制片66は、第2回転軸39の回転に対する第2連結片69の供回りを規制する規制片支持部材67に固定されている。
規制片支持部材67は、ベースフレーム6の平板7から上方に立設されていて、第2連結片69の長手方向中途部、すなわち第2連結片69に形成されている第2規制溝68に隣接する内側(右側)の位置に配備されている。規制片支持部材67の上部には、水平方向で且つ左右方向を向いた貫通孔73が形成されていて、その貫通孔73に第2規制片66が嵌入される。
第2規制溝68は、第2連結片69の長手方向中途部に、長軸が前後方向を向いた長孔とされている。この第2規制溝68には、第2規制片66の端部が挿入されていて、第2規制片66が前後方向に摺動自在となっている。
第2規制溝68の短軸の長さは、第2規制片66の直径とほぼ同じ、あるいは、その直径の長さより若干長いものとされている。なお、第2規制溝68の長軸の長さについては、揺動運動の揺動量に基づくものであるので、設計する際に適宜変更可能である。
第2連結片69が揺動すると、第2規制溝68(長孔)の内周面に、第2規制片66(規制棒)の外周面が当接して、内周面に沿って摺動(スライド)するので、第2連結片69は第2回転軸39の回転に対して供回りしないように規制される。
このように、第2規制片66が規制片支持部材67に支持され、且つ第2規制溝68内を摺動することにより、第2連結片69が第2回転軸39回りに回動することを規制する。なお、規制片支持部材67が規制棒を支持することで、第2規制溝68から脱落しないようにもなっている。
第2マッサージ部材32は、第2連結片69の揺動運動により、第1マッサージ部材30に対して近接離反するように前後又は上下に揺動運動を行うものである。
第2マッサージ部材32は、足先下面部Uの下方に配備され、第2連結片69の先端部71から外側(左側)に屈曲して形成された平板材である。第2マッサージ部材32は、前後辺の長さが左右辺の長さより短く、左右辺の長さ(幅)は足の幅とほぼ同じである。
第2マッサージ部材32の上面には、つま先T(足先)の裏面部に対してマッサージ動作を付与する、先端が半球状で上方向に凸状とされた突起(第2施療子33)が複数備えられている。
すなわち、第2マッサージ部材32は、上下方向に揺動自在であるとともに、前後方向にスライド自在とされているものであるので、複数の突起(第2施療子33)が足先下面部Uに対して押し込むような揉みマッサージ動作を付与することができる。
なお、本実施形態では、第2施療子33の高さをそれぞれ高さを異ならせているが、すべて同じ高さとしてもよい。すなわち第2施療子33の形状・個数に関しては、付与するマッサージ動作によって変更可能なものであるので、特に限定はしない。
ところで、第2回転軸39の外周面であって、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32の間には、第3マッサージ部材34が配備されている。
第3マッサージ部材34は、軸心が水平面上であり且つ左右方向を向く第2回転軸39に嵌り込み、且つ外周面に突起(第3施療子36)が備えられた回転ローラとされている。すなわち、第3マッサージ部材は、第2回転軸39に一体に嵌り込み且つ外周面にて、足裏の長手方向中央(足裏の土踏まずA)にマッサージを付与する回転ローラを有している。回転ローラは、円柱状の部材であって、例えば硬質の樹脂などで形成されている。
図2〜図5に示すように、第3マッサージ部材34は、内部を長尺の第2回転軸39が串刺し状に貫通していて、第3マッサージ部材34と第2回転軸39とが同じ軸心回りで供回りするようになっている。
具体的には、第3マッサージ部材34は、足裏の土踏まずAを面接触状に支えることができる程度の外径で、且つ第2回転軸39と同心又は偏心した外周面を有しており、この外周面には、周方向及び第2回転軸39の軸方向に間隔をおいて、それぞれ形状の異なる複数の突起(第3施療子36)が設けられている。
例えば、一の突起は、径外方向に大きく突出し、端部が半円弧状に形成された一対の部材であり、強く指圧されるような押圧マッサージを所定の間隔で付与することが可能である。また、他の突起は、径外方向に小さく突出しており、弱く指圧されるような押圧マッサージを付与することが可能である。
つまり、それぞれ異なる形状の突起が複数設けられ、第2回転軸39に固定されている第3マッサージ部材34が、第2回転軸39の回転動作とともに回転することにより、アーチ状の土踏まずAに多様な押圧マッサージを付与することができる。また、この第3マッサージ部材34は、第1マッサージ部材30、第2マッサージ部材32が上述した揺動運動を繰り返すときに、これらと連動して回転する。なお、第3施療子36の形状・個数に関しては、付与するマッサージ動作によって変更可能なものであるので、特に限定はしない。
第4マッサージ部材37は、第3マッサージ部材34の後方であって、ベースフレーム6の後端から、上方に突出するように設けられている。第4マッサージ部材37は、踵Hの下方に配備され、上部が前方向に屈曲して形成された平板材である。その平板材の上面には、先端が半球状で上方向に凸状とされた突起(第4施療子38)が複数備えられている。
本実施形態では、第4施療子38の高さをすべて同じ高さとしているが、それぞれ高さを異ならせてもよい。すなわち第2施療子33の形状・個数に関しては、付与するマッサージ動作によって変更可能なものであるので、特に限定はしない。
以上述べたことをまとめると、本実施形態の足マッサージ機構29は、足先上面部Fをマッサージする第1マッサージ部材30と、足先下面部Uをマッサージする第2マッサージ部材32とを、上下方向で対面する(つま先Tを挟んで覆う位置となる)ように配備し、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32とを連動させて互いに近接離反するように揺動させてマッサージ動作を発生させることが特徴である。
さらに、足裏の長手方向中央をマッサージする第3マッサージ部材34を備え、且つ第1マッサージ部材30〜第3マッサージ部材34を、ともに同時に連動させてマッサージ動作を発生させることも特徴である。この構成により、足先上面部F、足先下面部U、土踏まずAにマッサージ動作を同時に付与することが可能となる。
なお、足マッサージ機構29は、第1マッサージ部材30、第2マッサージ部材32、第4マッサージ部材37を、ともに同時に連動させてマッサージ動作を発生させる構成としてもよいし、第1マッサージ部材30〜第4マッサージ部材37のすべてを、同時に連動させてマッサージ動作を発生させる構成としてもよい。
また、本実施形態の足マッサージ機構29においては、第1変換部42の第1環状嵌合部48を長孔49とし、その長孔49の内周面50(内縁面)に沿って、第1偏心ボス部43が転動する構成としていることも特徴である。この構成により、第1施療子31が、前斜め下方に向かって傾斜しているつま足の表面から足の甲K(足先上面部F)に沿って、前側から後側に向いながら指圧されるような揉みマッサージ動作を付与することが可能となる。
[作動態様]
以下に、本実施形態の足マッサージ機構29の作動態様について、説明する。
図6、図7は、本実施形態の足マッサージ機構29のマッサージ動作を示している。
まず、使用者は、停止状態の下肢用マッサージ機1の筒部材4に左右の下肢Lを嵌め入れる。そうすると、足先上面部F(つま先Tの表面〜足の甲K)が第1マッサージ部材30に当接する位置となり、足先下面部Uが第2マッサージ部材32に当接する位置となり、アーチ状の土踏まずA(長手方向中央の足裏)が第3マッサージ部材34(回転ローラ)に当接する位置となり、踵H側の足裏が第4マッサージ部材37に当接する位置となる。
次いで、使用者の下肢Lが筒部材4に嵌め入れた状態で、駆動部13の電動モータを作動させると、第2ギアボックス40を介して第2出力軸41が回転駆動する。
それに伴い、第2回転軸39に取り付けられた第3マッサージ部材34が第2回転軸39回りに回転するとともに、第3マッサージ部材34の左側方に配備されている第1偏心ボス部43(第1変換部42)と、第3マッサージ部材34の右側方に配備されている第2偏心ボス部58(第2変換部57)も回転する。
このとき、第3マッサージ部材34の左側に配備されている第1連結片54は、第1偏心ボス部43が第1環状嵌合部48(長孔49)内を転動するので、第2回転軸39回りに連れ回りしようとする。また、第3マッサージ部材34の右側に配備されている第2連結片69は、第2偏心ボス部58が第2環状嵌合部64に摺動自在に嵌め込まれているので、第2回転軸39回りに連れ回りしようとする。
ところが、第1連結片54に設けられている第1規制片52が、支持部材9に形成されている第1規制溝53に摺動自在に嵌め込まれている構成、すなわち第1規制部51により、第2回転軸39回りに連れ回りしようとする第1マッサージ部材30を規制している。
また、規制片支持部材67に支持されている第2規制片66(規制棒)が、第2連結片69に形成されている第2規制溝68に摺動自在に嵌め込まれている構成、すなわち第2規制部65により、第2回転軸39回りに連れ回りしようとする第2マッサージ部材32を規制している。
前斜め上方を向く第1連結片54は、第1偏心ボス部43が長孔49(第1環状嵌合部48)内を転動することにより、基端部55が第2回転軸39回りに偏心回転するようになる。第1連結片54の先端部56が第1規制部51により、第2回転軸39回りに供回りすることを規制されているので、第1環状嵌合部48によりクランク運動が揺動運動に変換される。
また、略水平方向で且つ前後方向を向く第2連結片69は、第2偏心ボス部58が第2回転軸39回りに偏心回転することにより、基端部70も第2回転軸39回りに偏心回転するようになる。第2連結片69の先端部71が第2規制部65により、第2回転軸39回りに供回りすることを規制されているので、第2環状嵌合部64によりクランク運動が揺動運動に変換される。
図6に示すように、基端部55が第2回転軸39に連結されている第1連結片54が、第2回転軸39の回転により前斜め上方に移動すると、第1マッサージ部材30も前斜め上方に揺動する。さらに、基端部70が第2回転軸39に連結されている第2連結片69が第2回転軸39の回転により、前斜め下方に移動するので、第2マッサージ部材32も前斜め下方に揺動する。このとき、第1連結片54と第2連結片69とからなる傾斜角度は開いた角度となる。すなわち、第1マッサージと第2マッサージとが遠く離反し、つま先T、足の甲Kから離れた状態となる。
図7に示すように、第1連結片54が第2回転軸39の回転により後斜め下方に移動すると、第1マッサージ部材30も後斜め下方に揺動する。さらに、第2連結片69が第2回転軸39の回転により後斜め上方に移動するので、第2マッサージ部材32も後斜め上方に揺動する。このとき、第1連結片54と第2連結片69とからなる傾斜角度は狭まった角度となる。すなわち、第1マッサージと第2マッサージとが近接し、つま先Tを上下方向から挟みこむ状態となる。
以上より、第1マッサージ部材30は、第1施療子31が足先上面部F(つま足の表面〜足の甲K)の上方で、その足先上面部Fに対して近接離反するように揺動することで、足先上面部Fに対して上方から下方へ押し出すような揉み(指圧)マッサージ動作を付与する。
第2マッサージ部材32は、第1マッサージ部材30の揉みマッサージ動作と同時に、第2施療子33が足先下面部Uの下方で、その足先下面部Uに対して近接離反するように揺動することで、足先下面部Uに対して下方から上方へ押し出すような揉み(指圧)マッサージ動作を付与する。
第3マッサージ部材34は、複数の第1施療子31(突起)が第2回転軸39回りに回転することで、足の土踏まずAに対して、押圧マッサージ動作を付与する。
まとめると、本発明の足マッサージ機構29は、単なる揺動運動ではなく、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32とが、近接離反するように揺動するとともに、第3マッサージ部材34が第2回転軸39回りに回転する構成、すなわち、3つのマッサージ部材がそれぞれの施療部位(足先上面部F、足先下面部U、土踏まずA)に対して、マッサージ動作を同時に且つ繰り返し行う装置構成であるので、使用者の足先の上面(表面)と下面(裏面)に対して多様なマッサージ動作を付与すると同時に、足全体に対してマッサージ動作を付与することができる。
また、本発明の足マッサージ機構29は、足先上面部F及び足先下面部Uに対応する位置に、膨縮してマッサージ動作を行うエアバッグに代えて、機械的に動作してマッサージ動作を行う第1マッサージ部材30及び第2マッサージ部材32を備えているので、膨縮可能なエアバッグに比べて、使用者の足が施術者の手で指圧されているような、より強く効果的な揉み解すマッサージ動作など、多様なマッサージ動作を足前部に付与することが可能となる。
なお、施療部材18の作動方法については、例えば、特開2015−123324号公報などに開示されているものが挙げられるので、説明は省略する。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施形態の足マッサージ機構29を説明においては、第1マッサージ部材30、第2マッサージ部材32、第3マッサージ部材34がともに連動する装置構成を例に挙げて説明したが、第1マッサージ部材30、第2マッサージ部材32、第4マッサージ部材37がともに連動する装置構成であってもよいし、第1マッサージ部材30〜第4マッサージ部材37のすべてがともに連動する装置構成であってもよい。
すなわち、第1マッサージ部材30と第2マッサージ部材32がともに連動して、互いに近接離反するように揺動するとともに、第3マッサージ部材34と第4マッサージ部材37のうち、少なくとも1つが駆動する装置構成であればよく、本願発明は上記の本実施形態で述べた装置構成に限定されない。
また、本発明の機構は、使用者の様々な施療部位に対するマッサージ機構にも採用可能な技術である。また、実施の形態で例示した下肢用マッサージ機1は一つの例であり、本発明の足マッサージ機構29は様々な下肢用マッサージ機に配備可能である。なお、例示した下肢用マッサージ機1は、椅子型マッサージ機の座部前方に設けることで、フットレストとして兼用可能に設けることも可能である。
また、第1マッサージ部材としては、使用者の足先上面部を上方よりマッサージする部材を例示したが、それには限定されず、特開2001−286520号公報に示すように足先を左右側から挟み込む形状のマッサージ部材であっても何ら問題はない。
1 下肢用マッサージ機
2 ケース体(ケーシング)
2a 底部
3 挿入凹部
4 筒部材
5 切り込み部
6 ベースフレーム
7 平板
8 切り欠き
9 支持部材
10 第1支持部
11 第2支持部
12 第1固定部材
13 駆動部
14 第1回転軸
15 駆動モータ
16 第1出力軸(上側)
17 第1ギアボックス
18 施療部材
19 基端部
20 空隙部
21 変換部
22 回転ボス部
23 カム面
24 環状嵌合部(開口部)
25 規制部
26 規制突起
27 規制片
28 摺動ガイド溝
29 足マッサージ機構
30 第1マッサージ部材
31 第1施療子
32 第2マッサージ部材
33 第2施療子
34 第3マッサージ部材(回転ローラ)
35 孔部
36 第3施療子
37 第4マッサージ部材
38 第4施療子
39 第2回転軸
40 第2ギアボックス
41 第2出力軸(下側)
42 第1変換部
43 第1偏心ボス部
44 円盤部材
45 孔部
46 円筒部材
47 貫通孔
48 第1環状嵌合部
49 長孔
50 内周面(内面縁)
51 第1規制部
52 第1規制片
53 第1規制溝
54 第1連結片
55 基端部
56 先端部
57 第2変換部
58 第2偏心ボス部
59 円盤部材
60 孔部
61 円筒部材
62 キー
63 貫通孔
64 第2環状嵌合部
65 第2規制部
66 第2規制片(規制棒)
67 規制片支持部材
68 第2規制溝
69 第2連結片
70 基端部
71 先端部
72 第2固定部材
73 貫通孔
L 下肢
C ふくらはぎ
K 足先上面部(つま足の表面〜足の甲)
U 足先下面部(足先裏面部)
T つま先
K 足の甲
A 土踏まず
H 踵

Claims (6)

  1. 使用者の足先上面部をマッサージする第1マッサージ部材と、前記使用者の足先下面部をマッサージする第2マッサージ部材とを有し、
    前記第1マッサージ部材を前記第2マッサージ部材に近接離反するように揺動させるとともに前記第1マッサージ部材と前記第2マッサージ部材とをともに連動させて、マッサージ動作を発生させる駆動部を備える
    ことを特徴とする足マッサージ機構。
  2. 使用者の足裏の長手方向中央をマッサージする第3マッサージ部材と、前記使用者の足裏の後部をマッサージする第4マッサージ部材との少なくともいずれか1つを有し、
    前記第1マッサージ部材と前記第2マッサージ部材とを連動させて互いに近接離反するように揺動させてマッサージ動作を発生させるとともに、前記第3マッサージ部材と前記第4マッサージ部材のうち、少なくとも1つを駆動させてマッサージ動作を発生させる駆動部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の足マッサージ機構。
  3. 前記駆動部は、左右方向を向くように配備されて回転駆動力を伝達する回転軸を有し、
    前記回転軸から前方に延びるように形成されたアーム状の第1連結片が配備されていて、
    前記第1連結片は、基端部が前記回転軸に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部に前記第1マッサージ部材が設けられていて、前記回転軸が回転運動することで、前記第1連結片に連結されている第1マッサージ部材が上下に揺動運動する構成とされている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の足マッサージ機構。
  4. 前記回転軸から前方に延びるように形成されたアーム状の第2連結片が配備されていて、
    前記第2連結片は、基端部が前記回転軸に対して、偏心状態で回動自在に取り付けられ、先端部に前記第2マッサージ部材が設けられていて、前記回転軸が回転運動することで、前記第2連結片に連結されている第2マッサージ部材が前後又は上下に揺動運動する構成とされている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の足マッサージ機構。
  5. 前記第3マッサージ部材は、前記回転軸に一体に嵌り込み且つ外周面にて前記足裏の長手方向中央にマッサージを付与する回転ローラを有している
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の足マッサージ機構。
  6. 前記第1連結片と前記第2連結片は、それぞれの基端部に前記回転軸の軸心が貫通するように配備され、且つ前記第3マッサージ部材を挟んで対面するように配備されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の足マッサージ機構。
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