JP6851932B2 - 経路選択システム - Google Patents

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Description

本発明は、電気回路装置に接続する特定の電子部品あるいは素子を選択する経路選択システムに関するものである。
抵抗、コンデンサ、コイル等のチップ型電子部品(以下、ワークという。)の電気的特性を測定するための電気的特性検査システムとして、様々な種類のものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。このような、ワークの電気的特性検査システムにおいては、ワークの電極にプローブが当接され、そのプローブが測定器に接続される。この時、検査効率を向上させるために、あらかじめ複数のワークの各電極に対応するプローブが当接されている。このため、これらのプローブの中から検査対象となるワークに当接するものだけを選択し、測定器に接続する経路選択システムを設けることが行われている。
図6は、従来の経路選択システム100の構成を示す図である。図6に示すように、従来の経路選択システム100は、選択ユニット101と、電流発生部102と、表示部105と、制御部106とを、備えて構成されている。図6は更に、経路選択システム100の外に設けられた測定器103と、検査対象であるワークW1、およびワークW2とを図示している。選択ユニット101は、測定器103に接続する特定のワークW1、W2を選択するユニットであり、8個の電磁リレーRL11、RL12、RL13、RL14、RL21、RL22、RL23、およびRL24を備える。
電磁リレーR11は電磁コイルRc11を有する開閉制御部と、機械接点Rs11を有する経路開閉部とを、備えている。電磁コイルRc11は、印加された電流に応じた電磁力を発生する。機械接点Rs11は電磁コイルRc11に電流が印加されていない場合には、例えば機械力により開状態(OFF)である。一方で、機械接点Rs11は、電磁コイルRc11に電流を印加すると、通電に従い発生する電磁力により閉状態(ON)になる。そして、電流の印加を停止すると、再び機械力により開状態(OFF)に戻る。他の電磁リレーRL12、RL13、RL14、RL21、RL22、RL23、RL24についても同様である。ここで、説明を簡単にするために、以後電磁リレーの記載順をRL11、RL12、RL13、RL14、RL21、RL22、RL23、RL24と定義する。そして、例えばRL11、RL12、RL13、RL14をまとめて表現する時は「RL11〜RL14」と記載する。また、RL11を除くすべての電磁リレーをまとめて表現する時は「RL12〜RL24」と記載する。電磁コイルRc11、Rc12、Rc13、Rc14、Rc21、Rc22、Rc23、Rc24および機械接点Rs11、Rs12、Rs13、Rs14、Rs21、Rs22、Rs23、Rs24についても同様とする。
電流発生部102は、電磁コイルRc11〜Rc24、発光ダイオードD1、および発光ダイオードD2に電流を印加する機能を有し、10個のドライバーDRV1〜DRV10を備える。ドライバーDRV1〜DRV10には定電圧V+が接続されている。また、ドライバーDRV1〜DRV10はそれぞれ制御入力DC1〜DC10により個別に制御される。これにより、ドライバーDRV1〜DRV10の出力DS1〜DS10は定電圧V+に設定されるか、あるいはハイインピーダンス状態(HZ)、すなわち電気的にどこにも接続されていない状態に設定される。制御入力DC1〜DC10の論理と出力DS1〜DS10の設定との関係については後述する。
また、電流発生部102は制御入力設定部102aを備える。制御入力設定部102aは制御入力DC1〜DC10を個別に設定する。ここで、ドライバーDRV1は電磁コイルRc11の一端に接続され、出力DS1が定電圧V+に設定されると、ドライバーDRV1の出力DS1である定電圧V+は電磁コイルRc11の一端に印加される。同様に、ドライバーDRV2は電磁コイルRc13の一端に、ドライバーDRV3は電磁コイルRc12の一端に、ドライバーDRV4は電磁コイルRc14の一端に、ドライバーDRV5は電磁コイルRc21の一端に、ドライバーDRV6は電磁コイルRc23の一端に、ドライバーDRV7は電磁コイルRc22の一端に、ドライバーDRV8は電磁コイルRc24の一端に、それぞれ接続されている。これにより、出力DS1と同様に、出力DS2〜DS8のそれぞれが定電圧V+に設定されると、出力DS2である定電圧V+は電磁コイルRc13の一端に、出力DS3である定電圧V+は電磁コイルRc12の一端に、出力DS4である定電圧V+は電磁コイルRc14の一端に、出力DS5である定電圧V+は電磁コイルRc21の一端に、出力DS6である定電圧V+は電磁コイルRc23の一端に、出力DS7である定電圧V+は電磁コイルRc22の一端に、出力DS8である定電圧V+は電磁コイルRc24の一端に、それぞれ印加される。ドライバーDRV9、およびドライバーDRV10に関しては後述する。
また、電磁コイルRc11〜Rc24の他端には定電圧Vdが印加されている。ここで、上述の電流発生部102においてドライバーDRV1〜DRV8に接続されている定電圧V+と定電圧Vdとの関係は、V+>Vdである。これから分かるように、出力DS1〜DS8の印加に応じて、対応する電磁コイルRc11〜Rc24に電圧差に応じた電流が流れる。一方で、出力DS1〜出力DS8のそれぞれが、ハイインピーダンス状態(HZ)に設定されると、対応する電磁コイルRc11〜Rc24には電流が流れない。
電気回路装置としての測定器103は、内部に定電流源103aと、直流電圧計103bとを備える。また、測定器103の表面には、定電流源103aが生成する電流を出力する電流出力端子IH、定電流源103aに電流を入力する電流入力端子IL、直流電圧計103bの高電位側の電圧入力端子VH、および低電位側の電圧入力端子VLが設けられている。
電気的特性検査の対象となる2個のワークW1、W2は、例えばそれぞれの両端に電極W1a、W1bおよび電極W2a、W2bが形成されている。電極W1aにはプローブ104a1、104c1が当接し、電極W1bにはプローブ104b1、104d1が当接している。同様に、電極W2aにはプローブ104a2、104c2が当接し、電極W2bにはプローブ104b2、104d2が当接している。以下、ワークW1の電極W1a、W1bに当接するすべてのプローブをまとめて表現する場合には「104a1〜104d1」と記載し、ワークW2の電極W2a、W2bに当接するすべてのプローブをまとめて表現する場合には「104a2〜104d2」と記載する。
また後述するように、選択ユニット101の作用により、ワークW1の電極W1a、W1bに当接するすべてのプローブは、測定器103の電流出力端子IH、電流入力端子IL、高電位側の電圧入力端子VH、低電位側の電圧入力端子VLに同時に接続される。以後簡単のため、この接続を「ワークW1と測定器103との接続」と記載する。同様に選択ユニット101の作用により、ワークW2の電極W2a、W2bに当接するすべてのプローブは、測定器103の電流出力端子IH、電流入力端子IL、高電位側の電圧入力端子VH、低電位側の電圧入力端子VLに同時に接続される。以後簡単のため、この接続を「ワークW2と測定器103との接続」と記載する。
プローブ104a1は機械接点Rs11の一端に接続され、プローブ104c1は機械接点Rs13の一端に接続されている。また、プローブ104b1は機械接点Rs12の一端に接続され、プローブ104d1は機械接点Rs14の一端に接続されている。同様に、プローブ104a2は機械接点Rs21の一端に接続され、プローブ104c2は機械接点Rs23の一端に接続されている。また、プローブ104b2は機械接点Rs22の一端に接続され、プローブ104d2は機械接点Rs24の一端に接続されている。このように、8個の機械接点Rs11〜Rs24の一端とプローブ104a1〜104d1およびプローブ104a2〜104d2とを個別に接続することにより、8個の機械接点Rs11〜Rs24の一端と2個のワークの一端および他端を個別に接続する第1の接続線が形成される。
また、測定器103において、電流出力端子IHは機械接点Rs13およびRs23の他端に接続されている。また、電流入力端子ILは機械接点Rs14およびRs24の他端に接続されている。一方、高電位側の電圧入力端子VHは機械接点Rs11およびRs21の他端に接続されている。また、低電位側の電圧入力端子VLは機械接点Rs12およびRs22の他端に接続されている。このように、測定器103の一つの入力あるいは出力は8個の機械接点Rs11〜Rs24の中の複数の機械接点の他端に同時に接続されて、第2の接続線を形成している。
表示部105は、経路選択システム100内に設けられており、2個の発光ダイオード(LED)D1、D2を有する。発光ダイオードD1のアノードは、電流発生部102のドライバーDRV10に接続されている。これにより、ドライバーDRV10の出力DS10が定電圧V+に設定されると、発光ダイオードD1のアノードに定電圧V+が印加される。同様に、発光ダイオードD2のアノードは、電流発生部102のドライバーDRV9に接続され、ドライバーDRV9の出力DS9が定電圧V+に設定されると、発光ダイオードD2のアノードに定電圧V+が印加される。
ドライバーDRV10は、制御信号DC10による個別の制御により、出力DS10を変化させる。同様に、ドライバーDRV9は、制御信号DC9による個別の制御により、出力DS9を変化させる。制御信号DC10、DC9と出力DS10、DS9との関係については後述する。また、発光ダイオードD1、D2のカソードには、上述のコイルRc11〜Rc24の他端に印加されているのと同一の定電圧Vdが印加されている。
制御部106は、経路選択システム100内に設けられており、制御入力設定部102aをソフトウエアにより制御する。
以上のような従来技術における検査装置の経路選択システム100の制御について、図7、図8A、図8B、および図8Cを用いて説明する。図7は、図6における経路選択システム100の中から電流発生部102、電磁コイルRc11〜Rc24、および表示部105を抜き出して示す図である。図8Aは、図6におけるドライバーDRV1〜DRV10の制御入力DC1〜DC10と、ドライバーDRV1〜DRV10の出力DS1〜DS10との関係を真理値表として示す図である。図8Bは、制御入力DC1〜DC10、電磁リレーRL11〜RL24の機械接点Rs11〜Rs24、および発光ダイオード(LED)D2、D1の状態の関係を真理値表として示す図である。図8Cは、ドライバーDRV1〜DRV10の制御入力DC1〜DC10、電磁リレーRL11〜RL24の機械接点Rs11〜Rs24、およびワークW1、W2と測定器103との接続の関係を真理値表として示す図である。
ここで、図6および図7を参照にしつつ図8A、8B、8Cに基づき、制御命令[0]〜[10]と制御入力DC1〜DC10、ドライバー出力DS1〜DS10、および電磁リレーの機械接点Rs11〜Rs24との関係について説明する。図8Aに示すように、真理値表の左端の列は制御命令[0]〜[10]である。制御命令[0]〜[10]は、制御部106が電流発生部102の制御入力設定部102aをソフトウエアにより制御する際に、制御入力設定部102aに送信するものである。制御命令[0]〜[10]は個別に付与された番号により識別されており、各列が示す制御命令に対応して、0〜10の番号を付与している。次に左端より2列目〜11列目は制御入力DC1〜DC10の設定を示す。制御入力DC1〜DC10は論理入力であり、H(ハイ)レベルあるいはL(ロウ)レベルの2値をとる。H(ハイ)レベルを「H」、L(ロウ)レベルを「L」と記載しており、以下の説明においても同様に記載する。ここで、iを1〜10とすると、ドライバーDRViの機能により、制御入力DCiが「H」に設定されると出力DSiが定電圧V+に設定され、制御入力DCiが「L」に設定されると出力DSiがハイインピーダンス状態(電気的にどこにも接続されていない状態)に設定される。
まず、制御命令[0]について説明する。制御命令[0]はすべての制御入力DC1〜DC10が「L」である。これは制御なしの初期状態である。この時のドライバー出力DS1〜DS10の状態を12列目〜21列目に示す。ドライバーDRViの制御入力DCiと出力DSiが上記のような関係を有するため、すべての出力DS1〜DS10はハイインピーダンス状態(HZ)に設定される。ところで図7に示すように、出力DS1〜DS8は電磁コイルRc11〜Rc24の一端に接続されている。そして出力DS9は発光ダイオードD2のアノードに接続され、DS10は発光ダイオードD1のアノードに接続されている。よって、制御命令[0]では、電磁コイルRc11〜Rc24の一端および発光ダイオードD2、D1のアノードはハイインピーダンス状態にある。このため、電磁コイルRc11〜Rc24には電流が印加されず、各電磁コイルに対応する機械接点Rs11〜Rs24は開状態(OFF)である。また、発光ダイオードD2、D1は消灯している。これを真理値表で示したのが図8Bに示す制御命令[0]である。なお、図8Bにおいては、表を見て発光ダイオードD2、D1の点灯状態と消灯状態を直感的に理解できるように、消灯状態を「消」で示し、点灯状態を「点灯」で示している。
次に、再び図8Aを参照して、制御命令[1]について説明する。制御命令[1]は制御入力DC1が「H」であり、他の制御入力DC2〜DC10は「L」である。このように制御入力を設定した時のドライバー出力DS1〜DS10の状態は、出力DS1が定電圧V+に設定され、他の出力DS2〜DS10がハイインピーダンス状態(HZ)に設定される。この時、図7に示すように、出力DS1がV+に設定されているため、電磁コイルRc11の一端に定電圧V+が印加され、他端に定電圧Vdが印加される。そして、上述のようにV+>Vdであるため、電磁コイルRc11には電流が印加される。そして対応する機械接点Rs11は閉状態(ON)となる。また、他の機械接点Rs12〜Rs24は開状態(OFF)であり、発光ダイオードD2、D1はいずれも消灯状態である。これを図8Bの真理値表における制御命令[1]に示す。以下、図8Aにおける制御命令[2]〜[10]も制御命令[1]と同様に、10個の制御入力のうち1個だけを「H」に設定し、残りの制御入力を「L」に設定している。そして図8Bにおいて、制御命令[1]と同様に、制御命令[2]〜[8]においては「H」に設定された制御入力に対応する機械接点だけが閉状態(ON)になり、残りの機械接点は開状態(OFF)である。また制御命令[9]および[10]においては機械接点Rs11〜Rs24のすべてが開状態(OFF)であり、制御命令[9]および[10]に対応してそれぞれ発光ダイオードD2およびD1が点灯する。
ここで、図6に示すワークW1と測定器103との接続およびワークW2と測定器103との接続を行うためには、図8Aの中からどの制御命令を同時に実行すればよいのかを示したものが図8Cである。より具体的には、制御命令[0]〜[10]のそれぞれについて、制御入力DC1〜DC10の「H」「L」とリレーの機械接点Rs11〜Rs24の「ON」「OFF」の関係を示すと同時に、右端の2列においてそれぞれ、ワークW1と測定器103との接続およびワークW2と測定器103との接続を行うために実行すべき制御番号に対応する行に、「実行」の文字を示している。まず右端から2番目の列において、ワークW1と測定器103との接続の際に実行する制御命令として[1]〜[4]および[10]があげられている。このうち制御命令[1]〜[4]に対応して閉状態(ON)となる機械接点は、それぞれRs11、Rs13、Rs12、Rs14である。ここでは、同一の制御入力に対して異なる制御命令により「H」と「L」とが同時に入力されると、「H」を優先して設定する。
再び図6に示すように、これらの機械接点が閉状態になると、プローブ104a1が高電位側の電圧入力端子VHに接続され、プローブ104c1が電流出力端子IHに接続され、プローブ104b1が低電位側の電圧入力端子VLに接続され、プローブ104d1が電流入力端子ILに接続される。これにより、ワークW1の電気的特性の検査が行われる。また図8Bに示すように、制御命令[10]に対応して発光ダイオードD1が点灯する。これにより、検査装置のそばにいる作業者は、目視でワークW1の検査が行われていることを確認することができる。同様に、図8Cの右端の列において、ワークW2と測定器103との接続の際に実行する制御命令として[5]〜[8]および[9]があげられている。このうち制御命令[5]〜[8]に対応して閉状態(ON)となる機械接点は、それぞれRs21、Rs23、Rs22、Rs24である。
再び図6に示すように、これらの機械接点が閉状態になると、プローブ104a2が高電位側の電圧入力端子VHに接続され、プローブ104c2が電流出力端子IHに接続され、プローブ104b2が低電位側の電圧入力端子VLに接続され、プローブ104d2が電流入力ILに接続される。これにより、ワークW2の電気的特性の検査が行われる。
また、図8Bに示すように、制御命令[9]に対応して発光ダイオードD2が点灯する。これにより、検査装置のそばにいる作業者は、目視でワークW2の検査が行われていることを確認することができる。
特開2016−125965号公報
以上のような従来技術による経路選択システム100には、以下の問題点がある。図6に示すワークW1およびW2を個別に測定器103に接続する場合に、図8Cから分かるように、合計5種類の制御命令を同時に実行することが必要になる。ここに、各制御命令の実行、すなわち制御入力DC1〜DC10を「H」あるいは「L」に設定することは、上述のように図6に示す電流発生部102の制御入力設定部102aに対して、制御部106がソフトウエアにより制御命令を送信することで制御している。さらに、ドライバーDRV1〜DRV10の出力DS1〜DS10と電磁コイルRc11〜Rc24の一端および発光ダイオードD1、D2のカソードとの間の接続のための配線、ドライバーDRV1〜DRV10と制御部102aとの間で接続されるDC1〜DC10の配線はすべて個別であり、配線数が多くなる。
第1の問題点として、ソフトウエアの不具合が原因で、例えば図8A、B、Cにおいて制御部106から制御入力設定部102aに対して、制御命令[1]と制御命令[5]の2個の制御命令が同時に送信されることがあったとする。この時は、機械接点Rs11とRs21が同時に閉状態(ON)になる。このため、図6に示すように、ワークW1に係るプローブ104a1とワークW2に係るプローブ104a2が同時に高電位側の電圧入力端子VHに接続されて、正しい検査ができなくなる。しかも、その事実を検査装置のそばにいる作業者が把握することができない。このように接続の一部だけが正常でない場合、正しい検査ができなくなる。このため正しい判定が得られず、ワークW1が不良であっても良品として判断される可能性が出てくる。そして、このような不具合を把握することができない状態で継続使用することによって、不良のワークが良品として判断される状態が継続してしまう。また別の例として、例えば図8A、B、Cに示す制御命令[1]〜[4]と制御命令[9]が同時に実行されると、図6に示すように、ワークW1が測定器103に接続されるとともに、発光ダイオードD2が点灯する。この時には、実際に検査されているワークW1と、検査装置のそばにいる作業者が目視で確認する検査中のワークW2とが不一致になる。この場合も、作業者はその事実を把握することができない。従って作業者は、この検査装置はワークW2の検査は実行するがワークW1の検査は実行していないと判断し、ソフトウエアの不具合とは無関係な箇所を調査してむだな時間を費やす可能性がある。
第2の問題点として、ソフトウエアに不具合がなく、制御部106から制御入力設定部102aに対して、制御命令[1]〜[4]および[10]の制御命令が同時に正しく送信されても、例えば図6に示すドライバーの出力DS1とコイルRL11の一端とを接続する配線が、何らかの原因で切れていたとする。この場合には、機械接点Rs11が閉状態(ON)にならずに開状態(OFF)のままになる。そのため図6に示すように、ワークW1に係るプローブ104a1が高電位側の電圧入力端子VHに接続されず、正しい検査ができなくなる。この場合も、その事実を検査装置のそばにいる作業者が把握することができない。そして、上述の第1の問題点と同様に、接続の一部だけが正常でない場合、正しい検査ができなくなる。このため正しい判定が得られず、ワークW1が不良であっても良品として判断される可能性が出てくる。そして、このような不具合を把握することができない状態で継続使用することによって、不良のワークが良品として判断される状態が継続してしまう。
上記の問題点は、図6に示す測定器103に接続するために選択されるワークW1、W2が2個の場合について述べたものである。しかし、実際の検査装置においては、選択されるワークの数はさらに多い。その場合は、図6に示す測定器103は1個であるが、2個のワークごとに選択ユニット101、電流発生部102、プローブ104a1〜104d1および104a2〜104d2、表示部105を配置する必要がある。そして図6と同様に、複数の選択ユニット101が備える機械接点Rs11〜Rs14およびRs21〜Rs24のそれぞれの一端をプローブ104a1〜104d1および104a2〜104d2と個別に接続し、機械接点Rs11〜Rs14およびRs21〜Rs24のそれぞれの他端を、測定器103の一つの入力あるいは出力に同時に接続する必要がある。そのような接続を行うと、配線数がさらに増加する。このため、上述のように配線が切れて、それを作業者が把握できない可能性がさらに高くなる。また電流発生部102の増加に伴い、制御入力DC1〜DC10の数もまた増加するので、制御入力設定部102aを制御するために制御命令を送信する制御部106のソフトウエアも複雑になる。このため、ソフトウエアに不具合が発生してそれを作業者が把握できない可能性がさらに高くなる。このように、配線数の増加およびソフトウエアの複雑化によって、上述の第1の問題点あるいは第2の問題点のような状況は、ますます発生しやすくなる。
以上の課題を鑑みると、複数の電子部品あるいは1個の電子部品に内蔵された複数の素子に複数の電気配線が接続されている場合に、それぞれの電子部品あるいは素子に接続される電気配線のうち、特定の電気配線のみを誤りなく選択して電気回路装置に接続させ、かつその接続状態を誤りなく表示させたいという要請と、接続用の電気配線の数を減少させたいという要請とに対応することが可能な経路選択システムが望ましい。
本発明の目的は、電気回路装置と対象物との接続の切替を、電気配線を複雑化せずに誤りなく行うことができる経路選択システムを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態によれば、第1方向に電流を流す第1整流部と、前記第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す第2整流部とを有し、前記第1整流部の両端と前記第2整流部の両端はそれぞれの整流方向が逆になるように並列に接続され、所定の電気回路装置に接続すべき対象物を選択する選択ユニットと、
前記第1整流部または前記第2整流部に流す電流を生成する電流発生部と、
前記電流発生部を制御する制御部と、
を備え、
前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、少なくとも一つのリレーの開閉制御部を有し、
前記リレーの開閉状態に応じて、前記電気回路装置と前記対象物との接続を切り替える、経路選択システムが提供される。
前記電流発生部は、前記第1方向に電流を流す状態と、前記第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す状態と、どの方向にも電流を流さない状態と、を有してもよい。
前記選択ユニットが前記対象物として選択する候補として、第1対象物および第2対象物が設けられてもよく、
前記第1整流部が前記第1方向に電流を流す場合に、前記電気回路装置は前記第1対象物に接続されてもよく、
前記第2整流部が前記第2方向に電流を流す場合に、前記電気回路装置は前記第2対象物に接続されてもよい。
前記リレーは、前記第1整流部内に設けられる複数の第1リレーと、前記第2整流部内に設けられる複数の第2リレーとを有してもよく、
前記複数の第1リレーは、それぞれの入出力経路間を同期して導通または遮断してもよく、
前記複数の第2リレーは、それぞれの入出力経路間を同期して導通または遮断してもよい。
前記電流発生部は、前記第1整流部および前記第2整流部に電流を流さない場合には、前記第1整流部および前記第2整流部への電流供給ノードをハイインピーダンス状態に設定してもよい。
前記電気回路装置を共有する複数の前記選択ユニットを備えてもよく、
前記複数の選択ユニットにおける選択ユニットごとに、前記少なくとも一つのリレーおよび前記対象物が設けられてもよい。
前記制御部は、前記複数の前記選択ユニット内における特定の選択ユニットに前記第1方向又は前記第2方向の電流を流させる制御を前記電流発生部に対して行ってもよく、前記複数の前記選択ユニット内の当該特定の選択ユニットを除く他の選択ユニットが有する前記リレーに電流を流させない制御を前記電流発生部に対して行ってもよい。
前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、前記リレーの他に、整流素子を有してもよい。
前記リレーは、電磁リレーであってもよく、
電磁コイルを有する前記開閉制御部と、機械接点を有する経路開閉部と、を有しても
よく、
前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、複数の前記電磁コイルと1以上の前記整流素子とを所定の順序で直列に接続した回路を有してもよい。
前記リレーにおける前記経路開閉部と、対応する前記開閉制御部とは、電気的に絶縁してもよく、
前記開閉制御部は、整流作用を有してもよい。
前記リレーは、第1発光ダイオードを有する前記開閉制御部と、前記第1発光ダイオードの発光状態により動作が切り替わる電界効果トランジスタを有する経路開閉部と、を有してもよく、前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、複数の前記第1発光ダイオードを所定の順序で直列に接続した回路を有してもよい。
前記第1整流部の一端部に接続され前記第1方向に電流が流れるときに点灯する第2発光ダイオードと、
前記第2整流部の一端部に接続され前記第2方向に電流が流れるときに点灯する第3発光ダイオードと、を備えてもよい。
前記第1整流部の一端は第1のノードに接続され、他端は第2のノードに接続されてもよく、前記第2整流部の一端は前記第1のノードに接続され、他端は前記第2のノードに接続されてもよく、
前記第1整流部が有する前記リレーには前記電気回路装置と第1対象物とを接続する第1配線経路が接続されてもよく、前記第2整流部が有する前記リレーには前記電気回路装置と前記第1対象物と異なる第2対象物とを接続する第2配線経路が接続されてもよく、
前記第1整流部は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間に前記第1方向の電流が流れるときに前記第1配線経路を導通状態にしてもよく、
前記第2整流部は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間に前記第2方向の電流が流れるときに前記第2配線経路を導通状態にしてもよい。
前記対象物は、抵抗、コンデンサ、およびコイルの内の少なくとも一つを有するチップ型電子部品であってもよい。
前記電気回路装置は、前記対象物の電気特性を検査する測定器であってもよい。
本発明によれば、電気回路装置と対象物との接続の切替を、電気配線を複雑化せずに誤りなく行うことができる。
図1は、一実施形態に係る経路選択システムの構成を示す図である。 図2は、図1における経路選択システムの中から電流発生部、ダイオード、電磁コイル、および表示部を抜き出して示す図である。 図3Aは、図1におけるドライバーの制御入力、ドライバーの出力、各駆動グループに流れる電流の方向、および電磁リレーの電磁コイルの電流の関係を真理値表として示す図である。 図3Bは、図1におけるドライバーの制御入力、ドライバーの出力、各駆動グループに流れる電流の方向、電磁リレーの機械接点の状態、発光ダイオードの発光状態、およびワークと測定器との接続状態の関係を真理値表として示す図である。 図4は、検査対象となるワークの数が増加した時の選択ユニットの増加を示す図である。 図5は、一実施形態の変形例に係る経路選択システムの構成を示す図である。 図6は、従来の経路選択システムの構成を示す図である。 図7は、図6における経路選択システムの中から電流発生部、電磁コイル、および表示部を抜き出して示す図である。 図8Aは、図6におけるドライバーへの制御入力と、ドライバーの出力との関係を真理値表として示す図である。 図8Bは、図6におけるドライバーの制御入力、電磁リレーの機械接点、および発光ダイオードの状態の関係を真理値表として示す図である。 図8Cは、ドライバーへの制御入力、電磁リレーの機械接点、およびワークと測定器との接続の関係を真理値表として示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(一実施形態)
図1は、一実施形態に係る経路選択システム10の構成を示す図である。図1に示すように、一実施形態に係る経路選択システム10は、測定器103と接続する特定のワークW1、W2を選択するシステムであり、選択ユニット1と、電流発生部2と、表示部5と、制御部6とを備えて構成されている。図1において、図6と同等の機能および構成を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合を除き説明を省略する。
選択ユニット1は、第1方向に電流を流す第1整流部と、第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す第2整流部とを備えて構成されている。すなわち、第1整流部は、ノードn1とノードn4との間に所定の順序により接続されるダイオードD11、D12と電磁リレーRL11〜RL14とを有する。より具体的には、ノードn1とノードn2との間にダイオードD11と電磁リレーRL11、RL12とが直列に接続され、ノードn3とノードn4との間にダイオードD12と電磁リレーRL13、RL14とが直列に接続されている。
一方で、第2整流部は、ノードn1とノードn4との間に所定の順序により接続されるダイオードD21、D22と電磁リレーRL21〜RL24とを有する。より具体的には、ノードn1とノードn2との間にダイオードD21と電磁リレーRL21、RL22とが直列に接続され、ノードn3とノードn4との間にダイオードD22と電磁リレーRL23、RL24とが直列に接続されている。
第1方向は、例えばノードn1からノードn4に向かう方向であり、第2方向は、例えばノードn4からノードn1に向かう方向である。選択ユニット1は、第1整流部に第1方向に電流を流す場合にはワークW1を選択し、第2整流部に第2方向に電流を流す場合にはワークW2を選択する。すなわち、第1整流部が第1方向に電流を流す場合には、測定器103がワークW1に接続され、第2整流部が第2方向に電流を流す場合には、測定器103がワークW2に接続される。
また、測定器103とワークW1との間には、それぞれにプローブ104a1〜104d1が接続される第1配線経路が接続されている。一方で、測定器103とワークW2との間には、それぞれにプローブ104a2〜104d2が接続される第2配線経路が接続されている。
ここで、電磁リレーRL11〜RL24は、図6における選択ユニット101が備えるのと同等の構成である。すなわち、電磁リレーRL11〜RL24のそれぞれは、機械接点Rs11〜Rs24を有する経路開閉部と電磁コイルRc11〜Rc24を有する開閉制御部とを備えている。機械接点Rs11〜Rs24は、電磁リレーRL11〜RL24の入出力経路間を導通または遮断する。例えば、機械接点Rs11は、測定器103の高電位側の電圧入力端子VHとプローブ104a1とが接続される配線経路間を導通または遮断する。電磁リレーRL11〜RL24は、機会接点Rs11〜Rs24の導通または遮断を制御する。
電磁コイルRc11〜Rc24は、機械接点Rs11〜Rs24の導通または遮断を制御する。これらから分かる様に、選択ユニット1は、ノードn1とノードn4との間に第1方向の電流が流れるときに測定器103とワークW1とを接続する第1配線経路を選択し、導通させ、ノードn1とノードn4との間に第2方向の電流が流れるときに測定器103とワークW2とを接続する第2配線経路を選択し、導通させる。また、ノードn1とノードn4との間に電流が流れない場合には、第1配線経路および第2配線経路は遮断状態である。
電磁コイルRc11〜Rc24は、第1整流部に第1方向に電流を流す場合には第2整流部に第2方向に電流を流さないように、かつ第2整流部に第2方向に電流を流す場合には第1整流部に第1方向に電流を流さないように、対応する機械接点Rs11〜Rs24の導通または遮断を制御する。
電流発生部2は、第1整流部または第2整流部に流す電流を生成する。すなわち、この電流発生部2は、電磁コイルRc11〜Rc24に電流を印加する機能を有し、制御入力設定部2aと、ドライバーDRV0とを備える。
制御入力設定部2aは、ドライバーDRV0の制御入力DC01およびDC02を個別に設定する。ドライバーDRV0には、定電圧V+およびV−が接続されている。また、ドライバーDRV0は、制御入力DC01およびDC02により制御され、出力DS0が定電圧V+に設定されるか、定電圧V−に設定されるか、あるいはハイインピーダンス状態(HZ)すなわちどこにも電気的に接続されていない状態に設定される。制御入力DC01およびDC02の論理と出力DS0の設定との関係については後述する。
また、電気回路装置の一例である測定器103、対象物の一例であるワークW1およびW2、プローブ104a1〜104d1、プローブ104a2〜104d2は図6と同等の構成である。そして表示部5は図6における表示部105と同等の機能を有するが、後述のように、その内部の発光ダイオードD1およびD2の配線が図6とは異なっている。すなわち、図1における選択ユニット1と図6における選択ユニット101とは、電磁コイルRc11〜Rc24、および発光ダイオードD1、D2の接続方法で相違する。
以下に、より詳細に、電磁コイルRc11〜Rc24、および発光ダイオードD1、D2の接続方法について説明する。ドライバーDRV0は選択ユニット1内に配置されたダイオードD11のアノードおよびダイオードD21のカソードに接続されている。これにより、出力DS0が定電圧V+に設定されると、定電圧V+がダイオードD11のアノードおよびダイオードD21のカソードに印加される。同様に、出力DS0が定電圧V−に設定されると、定電圧V−がダイオードD11のアノードおよびダイオードD21のカソードに印加される。一方で、出力DS0がハイインピーダンス状態(HZ)に設定されると、ドライバーDRV0とダイオードD11のアノードおよびダイオードD21のカソードとの間は、ハイインピーダンス状態(HZ)となる。
ダイオードD11のカソードは電磁コイルRc11の一端に接続され、電磁コイルRc11の他端は電磁コイルRc12の一端に接続されている。一方、ダイオードD21のアノードは電磁コイルRc21の一端に接続され、電磁コイルRc21の他端は電磁コイルRc22の一端に接続されている。そして、電磁コイルRc12の他端と電磁コイルRc22の他端はともに選択ユニット1内に配置されたダイオードD12のアノードおよびダイオードD22のカソードに接続されている。
ダイオードD12のカソードは電磁コイルRc13の一端に接続され、電磁コイルRc13の他端は電磁コイルRc14の一端に接続されている。一方、ダイオードD22のアノードは電磁コイルRc23の一端に接続され、電磁コイルRc23の他端は電磁コイルRc24の一端に接続されている。そして、電磁コイルRc14の他端と電磁コイルRc24の他端はともに表示部5内に配置された発光ダイオードD1のアノードおよび発光ダイオードD2のカソードに接続されている。そして、発光ダイオードD1のカソードおよび発光ダイオードD2のアノードは、ともに定電圧Vdに接続されている。ここで、上述の電流発生部2においてドライバーDRV0に接続されている定電圧V+およびV−と定電圧Vdとの関係は、V+>Vd>V−である。
図2は、図1における経路選択システム10の中から電流発生部2、ダイオードD11、D12、D21、D22、電磁コイルRc11〜Rc24および表示部5を抜き出して示す図である。図2に示すように、ドライバーDRV0には、ダイオードD11、電磁コイルRc11およびRc12、ダイオードD12、電磁コイルRc13およびRc14、発光ダイオードD1がこの順に直列接続されている。すなわち、上述のように、ノードn1とノードn2との間に、ダイオードD11、電磁コイルRc11およびRc12が直列に接続され、ノードn3とノードn4との間に、ダイオードD12、電磁コイルRc13およびRc14が直列に接続され、ノードn5に発光ダイオードD1のアノードが接続されている。そして、ダイオードD11およびD12、発光ダイオードD1はこの接続順に順方向電流が流れるような整流作用を有している。この順方向電流を、図2中に第1方向電流I+として示す。以後、ダイオードと電磁コイルを直列接続して第1方向電流I+が流れる整流作用を有するようにした回路を第1の駆動グループDG11、DG12と呼ぶ。第1の駆動グループDG11、DG12を直列に接続した回路が第1整流部7である。
図2に示すように、第1の駆動グループDG11は、ダイオードD11、電磁コイルRc11、およびRc12を直列に接続した回路である。同様に、第1の駆動グループDG12は、ダイオードD12、電磁コイルRc13、およびRc14を直列に接続した回路である。
また一方では、ドライバーDRV0には、ダイオードD21、電磁コイルRc21、Rc22、ダイオードD22、電磁コイルRc23、Rc24、発光ダイオードD2がこの順に直列接続されている。すなわち、上述のように、ノードn1とノードn2との間に、ダイオードD21、電磁コイルRc21およびRc22が直列に接続され、ノードn3とノードn4との間に、ダイオードD22、電磁コイルRc23およびRc24が直列に接続され、ノードn5に発光ダイオードD2のカソードが接続されている。そして、ダイオードD21、D22、および発光ダイオードD2はこの接続と逆順に順方向電流が流れるような整流作用を有している。この順方向電流を、図2中に第2方向電流I−として示す。以後、ダイオードと電磁コイルを直列接続して第2方向電流I−が流れる整流作用を有するようにした回路を第2の駆動グループDG21、DG22と呼ぶ。第2の駆動グループDG21、DG22を直列に接続した回路が第2整流部8である。
図2において、第2の駆動グループDG21は、ダイオードD21、電磁コイルRc21、およびRc22を直列に接続した回路である。同様に、第2の駆動グループDG22は、ダイオードD22、電磁コイルRc23、およびRc24を直列に接続した回路である。ここで、第1方向電流I+と第2方向電流I−は、互いに逆方向である。すなわち、第1の駆動グループDG11と第2の駆動グループDG21は、互いに逆方向に電流が流れるように並列接続されている。同様に、第1の駆動グループDG12と第2の駆動グループDG22は、互いに逆方向に電流が流れるように並列接続されている。以後、このように接続して形成した回路それぞれを駆動グループペアDGP1、DGP2と呼ぶ。
すなわち、図2に示すように、第1の駆動グループDG11と第2の駆動グループDG21により駆動グループペアDGP1が形成されている。同様に、第1の駆動グループDG12と第2の駆動グループDG22により駆動グループペアDGP2が形成されている。そして2つの駆動グループペアDGP1、DGP2は、直列接続されている。以後、このように2つ以上の駆動グループペアを直列接続して形成した回路を駆動グループペアブロックDGPBと呼ぶ。例えば、駆動グループペアDGP1と駆動グループペアDGP2により駆動グループペアブロックDGPB1が形成されている。この駆動グループペアブロックDGPB1が選択ユニット1を構成している。さらに、発光ダイオードD1のカソードおよび発光ダイオードD2のアノードには、いずれも定電圧Vdが印加されている。
以上の説明において、本実施形態に係る各駆動グループDG11、DG12、DG21、DG22では、2個の電磁コイルに対応して、1個のダイオードが配置されている。例えば、電磁コイルRc11およびRc12に対応してダイオードD11が配置され、同様に電磁コイルRc13およびRc14に対応してダイオードD12が配置されている。このように、本実施形態に係る駆動グループは、2個の電磁コイルに対応して、1個のダイオードが配置されているが、これに限定されず、例えば電磁コイル1個に対してダイオード1個でもよい。或いは、電磁コイル4個に対してダイオード1個でもよい。
より具体的には、選択ユニット1を実際に製造する方法は、例えば基板上に複数の電磁リレーを配置して、それらの電磁リレーにおける電磁コイルの端子間をプリント配線等により接続するといったものである。その際に基板上の複数の電磁リレーすなわち電磁コイルの相対的な位置に応じて、何個の電磁コイルに対して1個のダイオードを配置するかを適宜決定すればよい。例えば、電磁コイルRc11およびRc12が互いに近接して第1の電磁コイル群として配置され、同様に電磁コイルRc13およびRc14が互いに近接して第2の電磁コイル群として配置され、かつ第1の電磁コイル群と第2の電磁コイル群とは互いに離間している場合には、図2のように各電磁コイル群に対応してそれぞれダイオードD11、D12を配置する。これに対して、上記の4個の電磁コイルRc11、Rc12、Rc13、Rc14がすべて互いに近接して配置されている場合には、これら4個の電磁コイル全部に対応して1個のダイオードを配置すればよい。また、上記の4個の電磁コイルRc11、Rc12、Rc13、Rc14がすべて互いに離間して配置されている場合には、これら4個の電磁コイルのそれぞれに対応して1個のダイオードを配置すればよい。なお、再び図1に示すように、測定器103の電圧および電流の入力ならびに出力と、機械接点Rs11〜Rs24およびプローブ104a1〜104d1、プローブ104a2〜104d2との接続は、図6と同等である。
再び図1に示すように、測定器103とワークW1を接続する時には、機械接点Rs11、Rs12、Rs13、Rs14が同時に閉じ、機械接点Rs21、Rs22、Rs23、Rs24が同時に開く。また、測定器103とワークW2を接続する時には、機械接点Rs11、Rs12、Rs13、Rs14が同時に開き、機械接点Rs21、Rs22、Rs23、Rs24が同時に閉じる。
これらのことから分かるように、図2に示す本実施形態に係る第1の駆動グループDG11、DG12に属する電磁コイルRc11、Rc12、Rc13、Rc14は、それぞれ機械接点Rs11、Rs12、Rs13、Rs14に対応するものである。同様に第2の駆動グループDG21、DG22に属する電磁コイルRc21、Rc22、Rc23、Rc24は、それぞれ機械接点Rs21、Rs22、Rs23、Rs24に対応するものである。よって、第1の駆動グループDG11、DG12および第2の駆動グループDG21、DG22のそれぞれは、同時に開閉する4個の機械接点に対応する4個の電磁コイルを直列に接続し、整流作用を有したものである。そして、上述のように、第1の駆動グループDG11と第2の駆動グループDG21により形成される駆動グループペアDGP1と、第1の駆動グループDG12と第2の駆動グループDG22により形成される駆動グループペアDGP2とを直列接続して、駆動グループペアブロックDGPB1を形成している。このように形成された駆動グループペアブロックDGPB1を構成する各駆動グループに対応する機械接点は、駆動グループが異なる機械接点が同時に閉状態となることはない。
図1に示すように、制御部6は、経路選択システム10内に配置され、制御入力設定部2aをソフトウエアにより制御する。すなわち、制御部6は、制御入力設定部2aに接続され、制御入力DC01およびDC02のいずれかを個別に設定するように制御入力設定部2aに対する制御を行う。
以上が本実施形態に係る経路選択システム10の構成の説明であるが、以下に経路選択システム10の制御について、図1および図2を参照しつつ図3Aおよび図3Bに基づいて説明する。
図3Aは、図1におけるドライバーDRV0の制御入力DC01、DC02、ドライバーDRV0の出力DS0、各駆動グループに流れる電流の方向、および電磁リレーRL11〜RL24の電磁コイルRc11〜Rc24の電流の関係を真理値表として示す図である。図3Bは、ドライバーDRV0の制御入力DC01、DC02、ドライバーDRV0の出力DS0、電流の方向、電磁リレーRL11〜RL24の機械接点Rs11〜Rs24の状態、発光ダイオードD1、D2の発光状態、およびワークW1、W2と測定器103との接続状態の関係を真理値表として示す図である。
ここで、制御命令について説明する。図3Aの真理値表の左端の列は制御命令である。制御命令は、制御部6が電流発生部2の制御入力設定部2aをソフトウエアにより制御する際に、制御入力設定部2aに送信するものである。制御命令は個別に付与された番号により識別されており、図3Aにおいては、各列が示す制御命令に対応して[1]〜[4]の番号を付与している。次に左端より2列目、3列目は制御入力DC01、DC02の設定をそれぞれ示す。
制御入力DC01、DC02は論理入力であり、H(ハイ)レベルあるいはL(ロウ)レベルの2値をとる。図3Aにおいては、H(ハイ)レベルを「H」、L(ロウ)レベルを「L」と記載しており、以下の説明においても同様に記載する。ここで、ドライバーDRV0は、制御入力DC02が「L」に設定されると、制御入力DC01の論理レベルに関係なく、出力DS0がハイインピーダンス状態(電気的にどこにも接続されていない状態)に設定される。これに対し、制御入力DC02が「H」に設定されると、制御入力DC01の論理レベルが「L」の時に出力DS0が定電圧V−に設定され、制御入力DC01の論理レベルが「H」の時に出力DS0が定電圧V+に設定される。
まず制御命令[1]、[2]について説明する。図3Aに示すように、制御命令[1]、[2]は制御入力DC02が「L」である。これらは制御なしの初期状態である。この時のドライバー出力DS0の状態を4列目に示す。ドライバーDRV0の制御入力DC01、DC02と出力DS0とが上述のような関係を有するため、出力DS0はハイインピーダンス状態(HZ)に設定される。ここで図2に示すように、第1の駆動グループDG11、DG12の終端点である発光ダイオードD1のカソードおよび第2の駆動グループDG21、DG22の終端点である発光ダイオードD2のアノードには、定電圧Vdが印加されている。そして、制御番号[1]、[2]においては、出力DS0がハイインピーダンス状態(HZ)に設定され、すなわち出力DS0が電気的にどこにも接続されていない状態であるため、第1の駆動グループDG11、DG12、および第2の駆動グループDG21、DG22にはいずれも電流が印加されない。これを図3Aの5列目における電流の方向に「なし」と記載し、6列目〜13列目における電磁リレーの電磁コイルの電流においても「なし」と記載している。この状態においては、図1に示すように、第1の駆動グループDG11、DG12に属する機械接点Rs11〜Rs14および第2の駆動グループDG21,DG22に属する機械接点Rs21〜Rs24は開状態(OFF)である。
また、発光ダイオードD1、D2は消灯している。これを真理値表で示したのが図3Bの制御命令[1]および[2]である。なお、図3Bに示すように、表を見て発光ダイオードD1、D2の点灯状態と消灯状態を直感的に理解できるように、消灯状態を「消」で示し、点灯状態を「点灯」で示している。このように制御命令[1]、[2]は、第1の駆動グループDG11、DG12の電磁コイルRc11〜Rc14および第2の駆動グループDG21、DG22の電磁コイルRc21〜Rc24のいずれにも電流を流さない電流停止モードである。電流停止モードにおいては、ワークW1およびワークW2のいずれも測定器103と接続状態にならない。
次に図3Aの制御命令[3]について説明する。制御命令[3]は制御入力DC02が「L」で、制御入力DC01は「L」である。このように制御入力を設定した時のドライバー出力DS0の状態は定電圧V−に設定される。ここで、図2に示すV−とVdとは、上述したようにV−<Vdの関係があるので、ダイオードD11、D12、および発光ダイオードD1には逆方向電圧が印加され、ダイオードD21、D22、および発光ダイオードD2には順方向電圧が印加される。すなわち、第1の駆動グループDG11、DG12には電流が印加されず、第2の駆動グループDG21、DG22には第2方向電流I−が印加される。これを図3Aの6列目〜13列目に示す。そして、第1の駆動グループDG11、DG12に属する機械接点Rs11〜Rs14(図1)は開状態(OFF)となり、第2の駆動グループDG21、DG22に属する機械接点Rs21〜Rs24(図1)は閉状態(ON)となる。
また、発光ダイオードD1は消灯し、発光ダイオードD2は点灯する。この状態を図3Bの6列目〜15列目に示す。また、これらの機械接点の開状態および閉状態により、測定器103とワークW2との接続が行われる。これを図3Bの16列目および17列目に示す。ここでは、ワークW2と測定器103が接続されることを、17列目に「接続」と記載している。このように制御命令[3]は第2の駆動グループDG21、DG22の電磁コイルRc21〜Rc24に電流を流すとともに、第1の駆動グループDG11、DG12の電磁コイルRc11〜Rc14に電流を流さない逆方向電流印加モードである。
次に制御命令[4]は制御入力DC02が「L」で、制御入力DC01は「H」である。このように制御入力を設定した時のドライバー出力DS0の状態は定電圧V+に設定される。ここで、図2において、上述のようにV+>Vdであるから、ダイオードD11、D12、および発光ダイオードD1には順方向電圧が印加され、ダイオードD21、D22、および発光ダイオードD2には逆方向電圧が印加される。すなわち、第1の駆動グループDG11、DG12には第1方向電流I+が印加され、第2の駆動グループDG21、DG22には電流が印加されない。これを図3Aの6列目〜13列目に示す。そして、第1の駆動グループDG11、DG12に属する機械接点Rs11〜Rs14は閉状態(ON)となり、第2の駆動グループDG21、DG22に属する機械接点Rs21〜Rs24は開状態(OFF)となる。また、発光ダイオードD1は点灯し、発光ダイオードD2は消灯する。この状態を図3Bの6列目〜15列目に示す。また、これらの機械接点の開状態および閉状態により、測定器103とワークW1との接続が行われる。これを図3Bの16列目および17列目に示す。ここでは、ワークW1と測定器103とが接続されることを、16列目に「接続」と記載している。このように制御命令[4]は第1の駆動グループの電磁コイルRc11〜Rc14に電流を流すとともに、第2の駆動グループの電磁コイルRc21〜Rc24に電流を流さない正方向電流印加モードである。
このように、本実施形態においては、正方向電圧印加モードとしての制御命令[4]により、図1におけるワークW1と測定器103とを接続し、かつワークW1と測定器との接続を発光ダイオードD1の点灯で表示している。同様に逆方向電圧印加モードとしての制御命令[3]により、ワークW2と測定器103とを接続し、かつワークW2と測定器との接続を発光ダイオードD2の点灯で表示している。そして制御命令[3]、[4]においては、図2に示す第1方向電流I+と第2方向電流I−のいずれか一方だけが流れるため、ワークW1とワークW2が同時に測定器103に接続されることはない。また、ワークW1およびW2と測定器103との実際の接続と発光ダイオードD1およびD2の点灯とが不一致になることもない。
再び図2に示すように、第1の駆動グループDG11、DG12が有する電磁コイルRc11〜Rc14のそれぞれを直列接続し、第2の駆動グループDG21、DG22が有する電磁コイルRc21〜Rc24のそれぞれを直列接続したので、従来の経路選択システム100よりも配線数が少なくなる。すなわち、本実施形態に係る経路選択システム10における選択ユニット1および電流発生部2に係る配線数は、図6に示す従来技術による経路選択システム100における選択ユニット101および電流発生部102に係る配線数に比べて、より少なくなっている。このため、配線が切れる可能性がより減少し、この点からも選択ユニット1および電流発生部2の信頼性がより向上する。
また配線が切れると複数の機械接点Rs11〜Rs14又はRs21〜Rs24が同時に動作しなくなるため、切れた箇所を容易に判断することができる。例えば、第1の駆動グループDG11、DG12を構成する電磁コイルRc11〜Rc14に電流を印加する制御が実行された際に、この第1の駆動グループDG11、DG12内の配線がどこかで切れていた場合には、第1の駆動グループDG11、DG12内の電磁コイルRc11〜Rc14および発光ダイオードD1に印加されるべき電流が同時に消失する。従って、図1において測定器103による検査がまったくできなくなる上に、表示部5において点灯するはずの発光ダイオードも消灯のままである。このため。作業者は即座にこの駆動グループDG11、DG12内の配線がどこかで切れていると判断することが可能である。
また、第1方向に整流作用を有する第1の駆動グループDG11、DG12および第2方向に整流作用を有する第2の駆動グループDG21、DG22のそれぞれをノードn1およびノードn4間に接続したので、3種類のモードを切り替える簡単な制御を用いて測定器103に接続する特定のワークW1、W2を選択できる。このため、ソフトウエアの信頼性もより向上する。
以上の説明においては、検査対象となるワークは図1に示すワークW1およびW2の2個であった。ここでは、検査対象となるワークの数が増加した時の選択ユニット1の増加について、図4を用いて説明する。図4は、検査対象となるワークの数が増加した時の選択ユニット1の増加を示す図である。ここでは、図1の選択ユニット1を2個設置して、測定器103の電流出力端子IH、電流入力端子IL、高電位側の電圧入力端子VH、低電位側の電圧入力端子VLに2個の選択ユニット1内の対応する機械接点の一端を接続した状態を示す。すなわち、この図4では、検査対象となるワークW1、W2、W3、W4が4個の場合の、機械接点Rs11〜Rs24と測定器103との接続状態が示されている。なお、図示されていないが、2個の選択ユニット1、1の各々に対応して、図1に示す電流発生部2および表示部5を個別に備えている。そして図1に示す制御部6と同等の構成の制御部6を備える。すなわち、図4における制御部6は、2個の電流発生部2内の制御入力設定部2aの両方に対して制御命令を送信する。このように、経路選択システム10は、測定器103を共有する複数の選択ユニット1、1を有し、選択ユニット1、1ごとに、少なくとも一つの電磁リレーおよび対象物であるワークW1、W2、W3、W4が設けられている。
図4に示すように、測定器103に接続される検査対象のワークは、ワークW1、W2、W3、W4の4個である。ワークW1とW2、ワークW3とW4が一組になって、それぞれが選択ユニット1、1に対応している。ここで、ワークW1を測定器103に接続する場合について説明する。まずワークW1、W2に対応する(図4における左側の)選択ユニット1において、図3A、Bに示す制御命令[4](正方向電流印加モード)を実行する。すなわち制御部6は、ワークW1、W2に対応する選択ユニット1に係る制御入力設定部2aに対して、制御命令[4]を送信する。同時に、ワークW3、W4に対応する(図4における右側の)選択ユニット1において、図3A、Bに示す制御番号[1]あるいは[2](電流停止モード)を実行する。すなわち制御部6は、ワークW3、W4に対応する選択ユニット1に係る制御入力設定部2aに対して、制御番号[1]あるいは[2]を送信する。この時、ワークW1、W2に対応する選択ユニット1において、上述のようにワークW1が測定器103に接続され、ワークW2は接続されない。そして、対応する表示部5(図1)において発光ダイオードD1が点灯し、D2は消灯する。また、ワークW3、W4に対応する選択ユニット1において、上述のようにワークW3、W4のいずれも測定器103に接続されない。そして、対応する表示部5において発光ダイオードD1、D2はいずれも消灯する。
他の例として、図4においてワークW4を測定器103に接続するには、ワークW1、W2に対応する選択ユニット1において、制御命令[1]あるいは[2](電流停止モード)を実行すると同時に、ワークW3、W4に対応する選択ユニット1において、制御命令[3](逆方向電流印加モード)を実行すればよい。この場合の制御部6は、ワークW1、W2に対応する選択ユニット1に係る制御入力設定部2aに対して、制御命令[1]あるいは[2]を送信し、同時にワークW3、W4に対応する選択ユニット1に係る制御入力設定部2aに対して、制御命令[3]を送信する。このようにすれば、制御命令[1]あるいは[2]により、ワークW1、W2のいずれも測定器103に接続されず、対応する表示部5(図1)において発光ダイオードD1、D2はいずれも消灯する。かつ制御命令[3]により、ワークW4が測定器103に接続され、ワークW3は接続されない。そして、対応する表示部5において発光ダイオードD1は消灯し、D2が点灯する。このように、制御命令[1]あるいは[2]において図1に示す2個のワークW1、W2のいずれも測定器103に接続されない。これを利用して、図4のように検査対象のワークの数が増加した場合に、対応する2個のワークがいずれも測定器103に接続されない選択ユニット1に係る制御入力設定部2aに対して、制御部は制御命令[1]あるいは[2]を送信する。これにより、選択ユニット1に対応する2個のワークを、いずれも測定器103に接続しない状態を容易に実現することができる。
これらから分かるように、ワークの数が増加した時に選択ユニット1、電流発生部2、表示部5を増加させて、選択ユニット1の機能を容易に拡張することが可能である。また、この機能拡張を実現するための制御部6のソフトウエアは、複数の制御入力設定部2aに対して制御命令[1]あるいは[2](電流停止モード)、制御命令[3](逆方向電流印加モード)、制御命令[4](正方向電流印加モード)の3つの制御命令を送信するだけである。しかも上述のように、各制御により異なるワークが同時に測定器に接続されることはない。このため、選択ユニット1および電流発生部2の信頼性がより向上するとともに、ソフトウエアもより簡略化されて信頼性がより向上する。
なお、図4においてはワークの数を4個としているが、ワークの数がさらに増加した場合でも同様に選択ユニット1、電流発生部2、表示部5の数を増加させて、制御部6が制御入力設定部2aに送信する制御命令を上述の3つのモードにより切り替えることで、容易に対応することが可能である。
また、本実施形態に係る駆動グループDG11、DG12、DG21、DG22は2個の電磁コイルを直列に接続したが、これに限らず、例えば駆動グループDG11、DG12、DG21、DG22は1個の電磁コイルにより構成されてもよい。また以上の説明においては、2個の駆動グループペアDGP1、DGP2を直列に接続して駆動グループペアブロックDGPB1を構成するものとしたが、駆動グループペアブロックDGPB1を構成する駆動グループペアDGP1、DGP2は1個だけもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ワークW1に関する第1配線経路が接続される機械接点Rs11〜Rs14に対応する電磁コイルRc11〜Rc14を直列接続した第1の駆動グループDG11、DG12と、ワークW2に関する第2配線経路が接続される機械接点Rs21〜Rs24に対応する電磁コイルRc21〜Rc24を直列接続した第2の駆動グループDG21、DG22のそれぞれが異なる方向の整流作用を有し、かつこれら2個の駆動グループをノードn1とノードn4との間に接続して、ノードn1とノードn4との間に電流の方向を切り替えて印加することとした。これにより、第1の駆動グループDG11、DG12が有する機械接点Rs11〜Rs14と、第2の駆動グループDG21、DG22が有する機械接点Rs21〜Rs24とが同時に閉状態になることがないので、複数のワークW1、W2の中から1個を選択して測定器に接続する際に、異なるワークが同時に測定器103に接続されることが回避される。
また、表示部5は、第1の駆動グループDG11、DG12の一端部に直列接続され、第1の駆動グループDG11、DG12の整流方向と同一方向に電流が流れるときに点灯する発光ダイオードD1と、第2の駆動グループDG21、DG22の一端部に直列接続され、第2の駆動グループDG21、DG22の整流方向と同一方向に電流が流れるときに点灯する発光ダイオードD2と、で構成されるので、測定器103に接続されているワークW1、W2と表示部5が示すワークW1、W2とが不一致になることも回避される。
さらにまた、電磁コイルRc11〜Rc14および発光ダイオードD1を直列接続し、電磁コイルRc21〜Rc24および発光ダイオードD2を直列接続するので、電磁コイルRc11〜Rc14および発光ダイオードD1、又は電磁コイルRc21〜Rc24および発光ダイオードD2に電流を流すための制御命令が、電流停止モード、逆方向電流印加モード、正方向電流印加モードの3種類で済むので、ソフトウエアの信頼性もより向上する。また、直列接続した電磁コイルRc11〜Rc14および発光ダイオードD1、又は電磁コイルRc21〜Rc24および発光ダイオードD2の配線が切れると複数の機械接点Rs11〜Rs14又は複数の機械接点Rs21〜Rs24が同時に動作しなくなるため、切れた箇所をより簡易に判断することも可能である。
(一実施形態の変形例)
一実施形態に係る選択ユニット1は、測定器103とワークW1、W2とを接続する配線経路を遮断状態又は導通状態にするために電磁リレーR11〜R24を用いていたのに対し、一実施形態の変形例では、半導体リレーPC11〜PC24を用いる点で相違する。以下に一実施形態と相違する点を説明する。なお、以下の説明において、一実施形態に係る経路選択システム10と同等の機能および構成を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合を除き説明を省略する。
図5は、一実施形態の変形例に係る経路選択システム10xの構成を示す図である。この図5に示すように、経路選択システム10における選択ユニット1に代えて、選択ユニット1xを備える。すなわち、選択ユニット1xは、図1における電磁リレーR11〜R24を、半導体リレーあるいはソリッドステートリレーと呼ばれる半導体素子を用いたリレーPC11〜PC24(以下「半導体リレー」と記載)に置換したものである。半導体リレーPC11〜PC24は、光MOSFETあるいはフォトMOSFETとよばれる場合がある。半導体リレーPC11は、発光ダイオードPD11とFET(電界効果トランジスタ)PQ11とを備える。すなわち、発光ダイオードPD11に順方向電流が印加されない時には、FETPQ11のドレイン−ソース間は遮断状態(OFF)である。また、発光ダイオードPD11に順方向電流が印加されて光ると、FETPQ11のドレイン−ソース間は導通状態(ON)となる。そして、当該順方向電流の印加を停止すると、発光ダイオードPD11は消え、FETPQ11のドレイン−ソース間は再び遮断状態(OFF)に戻る。他の半導体リレーPC12〜PC24についても同様である。このように、FETPQ11〜PQ24は、対応する発光ダイオードPD11〜PD24の発光状態により動作が切り替わる。発光ダイオードPD11〜PD24とFETPQ11〜PQ24とは電気的に絶縁されており、発光ダイオードPD11が接続された回路側にノイズが重畳されていても、そのノイズはFETPQ11が接続された回路側には伝達されず、ノイズ耐性が高くなる。なお、本実施形態に係る経路開閉部は、電界効果トランジスタPQ11〜PQ24を有し、本実施形態に係る開閉制御部は、発光ダイオードPD11〜PD24を有する。
図5に示すように、各半導体リレーPC11〜PC24内の発光ダイオードPD11〜PD24の接続方法は、図1における電磁コイルRc11〜Rc24の接続方法と同様である。ここで、図5においては、複数の発光ダイオードPD11〜PD14の極性を同一にして接続することにより第1の駆動グループを形成し、同様に複数の発光ダイオードPD21〜PD24の極性を同一にして接続することにより第2の駆動グループを形成している。そして、第1の駆動グループと第2の駆動グループを、互いに逆方向に電流が流れるように並列接続して駆動グループペアを形成している。このように、発光ダイオードPD11〜PD24が極性を有することを利用して各駆動グループを形成しているため、図5においては図1のD11、D12、D21、D22のようなダイオードは使われていない。
以上の様に、一実施形態の変形例によれば、リレーを各半導体リレーPC11〜PC24で構成することとした。これにより、一実施形態と同等の効果を得られるとともに、選択ユニット2をより小型化でき、さらに磁気相互作用などを抑制可能である。
なお、以上の説明においては、本実施形態に係るワークW1〜W4の各電極にプローブが2本ずつ当接するとしたが、当接するプローブの数は2本に限定されるものではない。また、本実施形態に係る1個のワークに2個の電極が形成されていたが、これに限らず、電極の数は例えば3以上であってもよい。また、1個のワークに1個の素子が内蔵されているとしたが、これに限らず、1個のワークに2個以上の複数の素子が内蔵されていてもよい。また、本実施形態において、複数の電子部品、すなわち複数のワークに複数の電気配線が接続されている場合について説明したが、これに限らず、1個の電子部品に内蔵される複数の素子に複数の電気配線を接続さてもよい。
さらにまた、以上の説明においては、測定器103に接続されて検査中のワークW1〜W4を目視で確認することができる表示部5を備えるとしたが、表示部5を備えなくともよい。また以上の説明においては、経路選択システム10は、測定器103の電圧あるいは電流の入力あるいは出力と複数のワークW1〜W4の電極に当接する複数のプローブとを接続するとしたが、測定器103に代えて何らかの機能を有する電気回路、例えば増幅回路やフィルタを配置し、その電気回路の電圧あるいは電流の入力あるいは出力と複数のワークW1〜W4の電極自体とを接続する場合にも、本発明による経路選択システム10の制御方法を適用することが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:選択ユニット、2:電流発生部、5:表示部、6:制御部、7:第1整流部、8:第2整流部、103:測定器、W1、W2、W3、W4:ワーク、D1、D2:発光ダイオード、PD11〜PD24:発光ダイオード、D11、D12、D21、D22:ダイオード、RL11〜RL24:電磁リレー、Rc11〜Rc24:コイル、Rs11〜Rs24:機械接点、PC11〜PC24:半導体リレー、PQ11〜PQ24:FET、DG11、DG12:第1の駆動グループ、DG21、DG22:第2の駆動グループ

Claims (14)

  1. 第1方向に電流を流す第1整流部と、前記第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す第2整流部とを有し、前記第1整流部の両端と前記第2整流部の両端とはそれぞれの整流方向が逆になるように並列に接続され、所定の電気回路装置に接続すべき対象物を選択する選択ユニットと、
    前記第1整流部または前記第2整流部に流す電流を生成する電流発生部と、
    前記電流発生部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、少なくとも一つのリレーの開閉制御部を有し、
    前記リレーの開閉状態に応じて、前記電気回路装置と前記対象物との接続が切り替えられ、
    前記リレーは、前記第1整流部内に設けられる複数の第1リレーと、前記第2整流部内に設けられる複数の第2リレーとを有し、
    前記複数の第1リレーは、それぞれの入出力経路間を同期して導通または遮断し、
    前記複数の第2リレーは、それぞれの入出力経路間を同期して導通または遮断する、経路選択システム。
  2. 前記電流発生部は、前記第1方向に電流を流す状態と、前記第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す状態と、どの方向にも電流を流さない状態と、を有する、請求項1に記載の経路選択システム。
  3. 前記選択ユニットが前記対象物として選択する候補として、第1対象物および第2対象物が設けられ、
    前記第1整流部が前記第1方向に電流を流す場合に、前記電気回路装置は前記第1対象物に接続され、
    前記第2整流部が前記第2方向に電流を流す場合に、前記電気回路装置は前記第2対象物に接続される、請求項1又は2に記載の経路選択システム。
  4. 前記電流発生部は、前記第1整流部および前記第2整流部に電流を流さない場合には、前記第1整流部および前記第2整流部への電流供給ノードをハイインピーダンス状態に設定する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の経路選択システム。
  5. 第1方向に電流を流す第1整流部と、前記第1方向とは逆方向の第2方向に電流を流す第2整流部とを有し、前記第1整流部の両端と前記第2整流部の両端とはそれぞれの整流方向が逆になるように並列に接続され、所定の電気回路装置に接続すべき対象物を選択する選択ユニットと、
    前記第1整流部または前記第2整流部に流す電流を生成する電流発生部と、
    前記電流発生部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、少なくとも一つのリレーの開閉制御部を有し、
    前記リレーの開閉状態に応じて、前記電気回路装置と前記対象物との接続が切り替えられ、
    前記電気回路装置を共有する複数の前記選択ユニットを備え、
    前記複数の選択ユニットにおける各選択ユニットごとに、前記少なくとも一つのリレーおよび前記対象物が設けられる、経路選択システム。
  6. 前記制御部は、前記複数の前記選択ユニット内における特定の選択ユニットに前記第1方向又は前記第2方向の電流を流させる制御を前記電流発生部に対して行い、前記複数の前記選択ユニット内の当該特定の選択ユニットを除く他の選択ユニットが有する前記リレーに電流を流させない制御を前記電流発生部に対して行う請求項5に記載の経路選択システム。
  7. 前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、前記リレーの他に、整流素子を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の経路選択システム。
  8. 前記リレーは、電磁リレーであり、
    前記リレーは、
    電磁コイルを有する前記開閉制御部と、
    機械接点を有する経路開閉部と、を有し、
    前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、複数の前記電磁コイルと1以上の前記整流素子とを所定の順序で直列に接続した回路を有する、請求項7に記載の経路選択システム。
  9. 前記リレーにおける前記経路開閉部と、対応する前記開閉制御部とは、電気的に絶縁しており、
    前記開閉制御部は、整流作用を有する、請求項8に記載の経路選択システム。
  10. 前記リレーは、
    第1発光ダイオードを有する前記開閉制御部と、
    前記第1発光ダイオードの発光状態により動作が切り替わる電界効果トランジスタを有する経路開閉部と、を有し、
    前記第1整流部および前記第2整流部のそれぞれは、複数の前記第1発光ダイオードを所定の順序で直列に接続した回路を有する、請求項に記載の経路選択システム。
  11. 前記第1整流部の一端部に接続され前記第1方向に電流が流れるときに点灯する第2発光ダイオードと、
    前記第2整流部の一端部に接続され前記第2方向に電流が流れるときに点灯する第3発光ダイオードと、を備える、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の経路選択システム。
  12. 前記第1整流部の一端は第1のノードに接続され、他端は第1のノードと異なる第2のノードに接続されており、前記第2整流部の一端は前記第1のノードに接続され、他端は前記第2のノードに接続されており、
    前記第1整流部が有する前記リレーには前記電気回路装置と第1対象物とを接続する第1配線経路が接続されており、前記第2整流部が有する前記リレーには前記電気回路装置と前記第1対象物と異なる第2対象物とを接続する第2配線経路が接続されており、
    前記第1整流部は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間に前記第1方向の電流が流れるときに前記第1配線経路を導通状態にし、
    前記第2整流部は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間に前記第2方向の電流が流れるときに前記第2配線経路を導通状態にする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の経路選択システム。
  13. 前記対象物は、抵抗、コンデンサ、およびコイルの内の少なくとも一つを有するチップ型電子部品である、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の経路選択システム。
  14. 前記電気回路装置は、前記対象物の電気特性を検査する測定器である、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の経路選択システム。
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