JP6848269B2 - パレタイジング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の領域を分割して形成された各区画にワークピース(製品、部品など)を搬入出可能なロボットアームを備えたパレタイジング装置に関する。
下記特許文献1に記載されているように、ワークピース(製品、部品など)を持ち上げて所定の場所に載置するロボットアームを備えたパレタイジング装置は知られている。このパレタイジング装置は、ワークピースが載置されたステージ全体をカメラで撮影し、その画像に基づいて、ロボットアームの座標系におけるワークピースの位置を検出している。なお、カメラは、ステージ全体を撮影可能なようにステージの下方に設置されている。
特許第4289619号公報
上記従来のパレタイジング装置においては、ステージ全体を撮影している。つまり、比較的広い領域を撮影している。したがって、ワークピースの位置及び姿勢の検出精度を向上させるためには、解像度の比較的高いカメラを用いる必要がある。また、カメラの視野角が比較的大きいため、画像の周縁部に比較的大きな歪が発生する。この場合、ステージの周縁部に置かれたワークピースの位置及び向き(姿勢)の検出精度が低下し、ワークピースを持ち上げることができないという事態が生じ得る。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ワークピースの位置及び姿勢の検出精度を向上させたパレタイジング装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、所定の領域(20)を分割して形成された複数の区画(D)を有するパレット(20)が載置されるパレットステージ(12)と、前記パレットの各区画(D)にワークピース(W)を搬入出可能なロボットアーム(30)と、前記複数の区画の画像を区画ごとに撮影するカメラ(40)と、カメラ座標系における前記区画の座標を表すカメラ座標系区画データ(u,v)と、前記カメラ座標系とは異なる座標系であるロボットアーム座標系における前記区画の座標を表すロボットアーム座標系区画データ(x,y)と、予め設定されたデータであって、前記カメラ座標系と前記ロボットアーム座標系との関係を表すキャリブレーションデータ(α,α,θR−C)と、に基づいて、前記区画にワークピースが搬入出されるように、前記ロボットアームを制御する制御装置と、前記パレットステージとは別の場所に配置されたキャリブレーションステージ(13)と、を備え、前記制御装置は、前記キャリブレーションステージ上における、前記所定の領域よりも小さな領域内の複数箇所であって、前記ロボットアーム座標系における位置が既知である複数箇所にマスターワーク(MW)をそれぞれ載置させ、前記載置された前記マスターワークを前記カメラで撮影して得られた画像に基づいて前記キャリブレーションデータを設定する、パレタイジング装置としたことにある。なお、カメラ座標系は、撮影した画像を構成する複数のピクセルのうちの1つのピクセルの座標を規定する際に用いられる座標系である。カメラ座標系の原点は、撮影された画像内の所定の点(例えば画像の左下の点)である。また、ロボットアーム座標系は、ロボットアームが設定された空間内の1つの点の座標を規定する際に用いられる座標系である。ロボットアーム座標系の原点は、ロボットアームが設置された空間内の所定の点(例えばロボットアームの1つの関節)である。
これによれば、ワークピースを前記区画に搬入出する際、カメラは、前記所定の領域全体ではなく、それを分割した1つの区画を撮影する。そして、制御装置は、その画像に基づいて、区画の位置及び向き、並びにその区画に搬入出するワークピースの位置及び姿勢を検出する。前記撮影した1つの区画に関する画像の解像度は、前記所定の領域の全体(上記従来のパレタイジング装置のステージ全体に相当)を撮影した画像の解像度に比べて高い。つまり、前記1つの区画を撮影した画像において所定の方向へ連続するピクセル数であって、ロボットアーム座標系における単位長さに相当するピクセル数は、前記所定の領域の全体を撮影した画像において前記所定の方向へ連続するピクセル数であって、ロボットアーム座標系における単位長さに相当するピクセル数よりも多い。したがって、本発明によれば、高解像度のカメラを用いなくても、従来のパレタイジング装置に比べて、区画に搬入出するワークピースの位置及び姿勢の検出精度を向上させることができる。また、上記従来のパレタイジング装置に比べて撮影範囲が狭いので、カメラの視野角が比較的小さく、画像の周縁部の歪みが比較的小さい。たとえ、画像の周縁部が歪んだとしても、区画の外側の部分乃至区画の周縁部の一部が歪むだけであって、区画の内側の部分には歪みがほとんど発生しない。したがって、従来のパレタイジング装置に比べて、区画内のワークピースの位置及び姿勢の検出精度を向上させることができる。
なお、この場合、制御装置は、カメラ座標系区画データと、ロボットアーム座標系区画データと、キャリブレーションデータと、前記区画に格納されているワークピースの座標であって、カメラ座標系における前記ワークピースの座標を表すカメラ座標系ワークデータ(u,v)と、に基づいて、前記区画に格納されている前記ワークピースの座標であって、ロボットアーム座標系における前記ワークピースの座標を表すロボットアーム座標系ワークデータ(x,y)を計算し、前記計算したロボットアーム座標系ワークデータに基づいて、前記区画に格納されているワークピースが搬出されるように、ロボットアームを制御するとよい。
また、本発明の他の特徴は、カメラがロボットアームに取り付けられているパレタイジング装置としたことにある。
上記従来のパレタイジング装置においては、ワークピースを各区画に搬入出する際に使用されるステージの下方にカメラが設置されており、カメラは移動することができない。この場合には、キャリブレーションデータを設定する際、ステージ上のワークピース(又はワークピースを格納したパレット)を取り除いて、キャリブレーションデータを設定するための部品、装置などをステージに載置する必要がある。しかし、本発明においては、カメラがロボットアームに取り付けられているので、ワークピース(又はワークピースを格納したパレット)が載置されたステージとは別の場所でキャリブレーションデータを設定するための処理を実行できる。
本発明においては、キャリブレーションデータを設定する際に用いる領域は、前記所定の領域よりも小さい。よって、前記小さな領域を撮影した画像の解像度は、前記小さな領域よりも広い前記所定の領域を撮影した画像の解像度よりも高い。したがって、本発明によれば、従来のパレタイジング装置に比べて、キャリブレーションデータの精度を向上させることができる。例えば、前記小さな領域と前記区画の面積が略同一であれば、ワークピースを前記区画に搬入出するために必要かつ十分な精度でキャリブレーションデータを設定できる。
本発明の一実施形態に係るパレタイジング装置の概略図である。 図1のパレタイジング装置の平面図である。 ワークピースの斜視図である。 ワークピースを保持した状態を示す斜視図である。 保持装置及びカメラの斜視図である。 トレイの平面図である。 キャリブレーション処理のフローチャートである。 マスターワークを載置する座標を示す図である。 キャリブレーションステージを撮影する際のロボットアームの姿勢を示す側面図である。 キャリブレーションステージを撮影した画像を示す図である。 パレタイジング処理におけるロボットアーム座標系とカメラ座標系との関係を示す図である。 パレタイジング処理のフローチャートである。 パレットの1つの区画を撮影した画像を示す図である。
本発明の一実施形態に係るパレタイジング装置1について説明する。まず、パレタイジング装置1の概略について簡単に説明しておく。パレタイジング装置1は、図1に示すように、フレーム10、パレット20、ロボットアーム30、カメラ40、コンベア50、及び制御装置60を含む。図2に示すように、パレタイジング装置1は、パレット20内のワークピースWを取り出してコンベア50に載置するという作業を繰り返す。なお、図2においては、ロボットアーム30の一部(ベース31)のみを図示している。
つぎに、パレタイジング装置1の構成について具体的に説明する。フレーム10は、メインステージ11、パレットステージ12、キャリブレーションステージ13を有する(図1参照)。メインステージ11は、平面視において長方形を呈する天板111と、天板111を支持する脚112からなる。天板111の上面にパレットステージ12、キャリブレーションステージ13及びロボットアーム30が取り付けられている。
パレットステージ12は、平面視において長方形を呈する天板121と、天板121を支持する脚122からなる。天板121の上面は平面状である。ただし、天板121の上面であって、天板121の向かいあう1組の角部に、上方へ突出したパレットガイド123,123が設けられている(図2参照)。パレットガイド123は、天板121の長辺に沿って延びる凸部123aと天板121の短辺に沿って延びる凸部123bとからなる。凸部123a及び凸部123bの延設方向に垂直な断面は長方形を呈する。後述するように、天板121の上面にパレット20が載置されるが、パレットガイド123,123は、パレット20の位置決め部材として機能する。
キャリブレーションステージ13は、平面視において矩形を呈する天板131と、天板131を支持する脚132からなる(図1参照)。天板131の上面は平面状である。キャリブレーションステージ13の天板131は、パレットステージ12の天板121よりも小さい。キャリブレーションステージ13は、詳しくは後述するように、ロボットアーム30の座標系とカメラ40の座標系との関係を表すキャリブレーションデータを設定する際に利用される。
パレット20は、浅い箱状に形成されている。すなわち、パレット20は、内部に空間を有する直方体であって、その上面は開放されている。パレット20がパレットステージ12に載置された状態において、パレット20の対向する一組の角部の外周面がパレットガイド123,123に当接する。つまり、パレット20の短辺に平行な方向の移動が凸部123a,123aによって規制されるとともに、パレット20の長辺に平行な方向の移動が凸部123b,123bによって規制される。これにより、天板121の上面におけるパレット20の位置及び姿勢が決定される。パレット20の内部は、複数の仕切り板(仕切り壁)によって複数の区画Dに分割されている。具体的には、パレット20の短辺方向に沿って6つの区画Dが形成され、パレット20の長辺方向に沿って8つの区画Dが形成されている(図2参照)。つまり、パレット20は、48個の区画Dを有する。なお、上記のキャリブレーションステージ13の天板131の面積及び形状は、パレット20の1つの区画Dの面積及び形状と略同一である。また、このパレタイジング装置1の工程とは別の工程において、パレット20の各区画Dに1つのワークピースWが予め格納されている。
ここでワークピースWについて説明しておく。ワークピースWは、図3に示すように、細長い板状の部材である。ワークピースWの先端側から末端側へ向かうに従って、ワークピースWの幅方向(ワークピースWの長手方向及び板厚方向に垂直な方向)の寸法が徐々に大きくなっている。ワークピースWの平面視において、ワークピースWの先端及び末端は、円弧状を呈する。また、ワークピースWの末端側の部分には、ワークピースWの板厚方向に貫通する貫通孔Hが形成されている。
なお、ワークピースWがパレット20に格納された状態において、各ワークピースWの板厚方向が鉛直方向に一致しているが、各区画におけるワークピースWの位置及び姿勢は統一されていない(図2参照)。全ての区画にワークピースWが格納されたパレット20が、パレットステージ12の天板121の上面に載置される。ロボットアーム30によってパレット20内の全てのワークピースWが取り出されて空になったパレット20は、パレットステージ12から取り除かれ、次のパレット20がパレットステージ12に載置される。なお、このパレット20の交換作業は、パレタイジング装置1とは別の装置により実行される。
ロボットアーム30は、周知の垂直多関節型ロボットである。すなわち、ロボットアーム30は、各関節に対応したサーボモータを備えている。関節を介して接続された部位同士の角度をサーボモータによって変更することができる。これにより、ロボットアーム30の姿勢を任意に設定可能である。以下、ロボットアーム30の具体的構成について説明する。ロボットアーム30は、ベース31、旋回ボディ32、第1アーム33、第2アーム34、第3アーム35及びロボットハンド36を有する(図1参照)。
ベース31は、円柱状に形成されていて、メインステージ11の天板111の上面に固定されている。ベース31の中心軸の方向が鉛直方向に一致している。ベース31の上面の中心が、ロボットアーム30の座標系の原点Oである(図1及び図2参照)。ロボットアーム30の座標軸X、座標軸Y及び座標軸Zは、原点Oにて互いに直交する。座標軸Zは、鉛直方向に一致している。パレット20の短辺方向及び長辺方向は、座標軸X及び座標軸Yにそれぞれ一致している。以下の説明において、ロボットアーム30の座標系をロボットアーム座標系と呼ぶ。また、ロボットアーム座標系における「A」の座標を「A(x,y,z)」のように標記する。
旋回ボディ32は、円柱状に形成されていて、ベース31の上面に取り付けられている。旋回ボディ32は、座標軸Zのまわりに回動可能である。
第1アーム33は、長尺状に形成され、その長手方向における末端部が旋回ボディ32の上部に取り付けられている。第1アーム33は、旋回ボディ32の径方向に平行な方向に延びる軸のまわりに回動可能である。
第2アーム34は、長尺状に形成され、その長手方向における末端部が第1アーム33の長手方向における先端部に取り付けられている。第2アーム34は、旋回ボディ32の径方向に平行な方向に延びる軸のまわりに回動可能である。
第3アーム35は、長尺状に形成され、その長手方向における末端部が第2アーム34の長手方向における先端部に取り付けられている。第3アーム35の末端面が第2アーム34の先端面に対向している。第3アーム35は、第2アーム34の長手方向(第2アーム34の中心軸方向)に延びる軸のまわりに回動可能である。
ロボットハンド36は、長尺状に形成され、その長手方向における末端部が第3アーム34の長手方向における先端部に取り付けられている。ロボットハンド36は、第3アーム34の長手方向に垂直な方向に延びる軸のまわりに回動可能である。
ロボットハンド36の先端部には、各種工具、装置などが着脱可能である。本実施形態では、ワークピースWを保持する保持装置37が着脱可能にロボットハンド36の先端部に取り付けられている。保持装置37は、円柱状に形成された基部371と、基部371の先端面に設けられた3つの指部372からなる。ロボットハンド36には、基部371をロボットハンド36の中心軸のまわりに回転させる回動装置が設けられている。3つの指部372は、基部371の周方向に互いに120°の間隔をおいて、基部371の先端面に取り付けられている。指部372は、基部371の径方向に移動可能である。
ロボットアーム30は、次のようにしてワークピースWを保持する。まず、3つの指部372を基部371の径方向における中心側へ移動させて、3つの指部372が互いに近接した状態に設定する。つぎに、ワークピースWの貫通孔Hに3つの指部372の先端部を挿入する。つぎに、3つの指部372を基部371の径方向における中心側とは反対側へ移動させて、3つの指部372を貫通孔Hの内周面に押し当てる(図4参照)。これにより、ワークピースWがロボットアーム30に保持される。
カメラ40は、CCD(Charge−Coupled Device)によって構成されたデジタルカメラである。ロボットハンド36には、カメラ40をロボットハンド36の中心軸のまわりに回転させる回動装置が設けられていて、この回動装置にカメラ40が取り付けられている。カメラ40の光軸は、ロボットハンド36の長手方向に平行である。カメラ40のレンズがロボットアーム30の先端側へ向けられている。また、カメラ40は、撮影対象物を照らす照明装置を備える。なお、基部371の回動装置とカメラ40の回動装置が別々に設けられている。つまり、図5に示すように、基部371とカメラ40とを独立して回動させることができる。
以下の説明において、カメラ40にて撮影した画像の左下をカメラ40の座標系の原点Oとする(図10及び図13参照)。カメラ40の座標軸U及び座標軸Vは、原点Oにて互いに直交する。座標軸Uは、画像の横方向に一致している。また、座標軸Vは、画像の縦方向に一致している。以下の説明において、カメラ40の座標系をカメラ座標系と呼ぶ。また、カメラ座標系における「A」の座標を「A(u,v)」のように標記する。
コンベア50は、ロボットアーム30によってパレット20から取り出されたワークピースWを載置するトレイ51と、図示しないモータによって駆動されてトレイ51を次の工程へ搬送するベルト52とを備える(図1参照)。トレイ51の搬送方向は、座標軸Xに平行である。トレイ51は平板状に形成されている。図6に示すように、トレイ51には、ワークピースWの位置及び姿勢を規定するワークピースガイド511が設けられている。つまり、図6において座標軸Xに平行な方向に対して反時計まわりに角度θだけ回転した方向へワークピースWの先端が向けられた状態で、ワークピースWがトレイ51に載置される。
制御装置60は、演算装置、記憶装置、入力装置、表示装置などを備えたコンピュータ装置である。制御装置60は、所定のコンピュータプログラムに従って、ロボットアーム30、カメラ40及びコンベア50を制御する。つまり、制御装置60は、所定のコンピュータプログラムに従って、ロボットアーム30の姿勢を所定の姿勢に設定して、ロボットアーム30の先端(3つの指部372を閉じた状態における指部372の先端)の位置を所定の位置に設定する。また、制御装置60は、所定のコンピュータプログラムに従って、ロボットハンド36の中心軸まわりのカメラ40の回動位置を制御するとともに、カメラ40に対象物を撮影させ、その画像データを取得して、前記取得した画像データを解析する。また、制御装置60は、所定のコンピュータプログラムに従って、ベルト52を駆動するモータを回転させてトレイ51を搬送する。
つぎに、パレタイジング装置1の動作について説明する。パレタイジング装置1が設置されたとき、ロボットアーム座標系とカメラ座標系とを対応付ける必要がある。つまり、両座標系の関係を表すキャリブレーションデータ(後述するキャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数α、並びに角度θR−C)を設定する必要がある。以下、キャリブレーションデータを設定するキャリブレーション処理について説明する。
ユーザが入力装置を用いてキャリブレーション処理の開始を指示すると、制御装置60は、図7に示すステップS100にて、キャリブレーション処理を開始する。つぎに、制御装置60は、ステップS101にて、初期化処理を実行する。具体的には、制御装置60は、ロボットアーム30の姿勢を所定の初期状態に設定するとともに、ロボットハンド36の中心軸まわりのカメラ40の回動位置を所定の初期位置に設定する。
つぎに、制御装置60は、ステップS102にて、ロボットアーム30に、キャリブレーション用のワークピースであるマスターワークMWを保持させ、キャリブレーションステージ13の天板131における第1ポイントP1に載置させる(図8参照)。なお、マスターワークMWは、円環状に形成されている。初期状態において、マスターワークMWは、所定の位置(例えば、天板131の中央)に載置されている(図2参照)。また、ロボットアーム座標系における第1ポイントP1の座標P1(xP1,yP1,P1)は予め設定されている。つぎに、制御装置60は、ステップS103にて、ロボットアーム30を所定の姿勢に設定し、カメラ40にキャリブレーションステージ13を撮影させる。具体的には、図9に示すように、キャリブレーションステージ13の天板131の中心の直上にロボットアーム30の先端を位置させる。この際、制御装置60は、カメラ40が下方を向くように、ロボットアーム30の姿勢を設定する。また、ロボットアーム30の先端と天板131との距離Δzは、天板131の全体がカメラ40の画角内に収まり、且つピントが合うような値に予め設定されている。制御装置60は、撮影された画像を表す画像データをカメラ40から取得する。
つぎに、制御装置60は、ステップS104にて、カメラ座標系における第1ポイントP1の座標を検出する。すなわち、制御装置60は、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、カメラ座標系におけるマスターワークMWの中心座標を検出し、座標P1(uP1,vP1)として記憶する(図10参照)。なお、上記のように、ロボットハンド36の中心軸まわりのカメラ40の回動位置が所定の初期位置に設定されているが、この状態では、ロボットアーム座標系の座標軸X(座標軸Y)の方向と、カメラ座標系の座標軸U(座標軸V)の方向とがずれている可能性が高い。図10に示す例においては、ロボットアーム座標系の座標軸X(座標軸Y)の方向に対し、カメラ座標系の座標軸U(座標軸V)の方向が時計回りに角度θR−Cだけずれている。
つぎに、制御装置60は、ステップS105にて、ロボットアーム30に、マスターワークMWを保持させ、第1ポイントP1から座標軸Xに平行な方向に「Δx」だけずれた第2ポイントP2に移動させる(図8参照)。つまり、制御装置60は、マスターワークMWを座標P2(xP2,yP2,zP2)に載置させる。つぎに、制御装置60は、ステップS106にて、ロボットアーム30を所定の姿勢に設定し、カメラ40にキャリブレーションステージ13を撮影させて、その画像データを取得する。ステップS106におけるロボットアーム30の姿勢及びカメラ40の回動位置は、ステップS103におけるロボットアーム30の姿勢及びカメラ40の回動位置と同一である。つぎに、制御装置60は、ステップS107にて、カメラ座標系における第2ポイントP2の座標を検出する。すなわち、制御装置60は、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、カメラ座標系におけるマスターワークMWの中心座標を検出して、座標P2(uP2,vP2)として記憶する(図10参照)。
つぎに、制御装置60は、ステップS108にて、ロボットアーム30に、マスターワークMWを保持させ、第1ポイントP1から座標軸Yに平行な方向にΔyだけずれた第3ポイントP3に移動させる(図8参照)。つまり、制御装置60は、マスターワークMWを座標P3(xP3,yP3,zP3)に載置させる。つぎに、制御装置60は、ステップS109にて、ロボットアーム30を所定の姿勢に設定し、カメラ40にキャリブレーションステージ13を撮影させて、その画像データを取得する。ステップS109におけるロボットアーム30の姿勢及びカメラ40の回動位置は、ステップS103におけるロボットアーム30の姿勢及びカメラ40の回動位置と同一である。つぎに、制御装置60は、ステップS110にて、カメラ座標系における第3ポイントP3の座標を検出する。すなわち、制御装置60は、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、カメラ座標系におけるマスターワークMWの中心座標を検出して、座標P3(uP3,vP3)として記憶する(図10参照)。
ここで、座標P1(uP1,vP1)と座標P2(uP2,vP2)を結ぶ直線は、ロボットアーム座標系においては座標軸Xに平行である。また、座標P1(uP1,vP1)と座標P3(uP3,vP3)を結ぶ直線は、ロボットアーム座標系においては座標軸Yに平行である。座標P1(uP1,vP1)と座標P2(uP2,vP2)との距離Δd1−2がロボットアーム座標系における距離Δxに対応している。また、座標P1(uP1,vP1)と座標P3(uP3,vP3)との距離Δd1−3がロボットアーム座標系における距離Δyに対応している。制御装置60は、ステップS111にて、前記検出した座標P1(uP1,vP1)、座標P2(uP2,vP2)、及び座標P3(uP3,vP3)に基づいて、キャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数αを計算する。キャリブレーション係数αは、距離Δd1−2と距離Δxの比に相当し、キャリブレーション係数αは、距離Δd1−3と距離Δyの比に相当する。具体的には、キャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数αは、下記の式(1)及び式(2)に基づいてそれぞれ計算される。
Figure 0006848269
Figure 0006848269
つぎに、制御装置60は、ステップS112にて、前記検出した座標P1(uP1,vP1)、座標P2(uP2,vP2)、及び座標P3(uP3,vP3)に基づいて、ロボットアーム座標系に対するカメラ座標系の角度θR−Cを計算する。具体的には、角度θR−Cは、下記の式(3)又は式(4)に基づいて計算される。
Figure 0006848269
Figure 0006848269
つぎに、制御装置60は、ステップS113にて、カメラ40を、ロボットハンド36の中心軸まわりに角度θR―Cだけ回動させて、ロボットアーム30の座標軸X(座標軸Y)の方向とカメラ40の座標軸U(座標軸V)の方向を一致させる。つぎに、制御装置60は、ステップS114にて、キャリブレーション処理を終了する。
つぎに、パレット20内のワークピースWを取り出してコンベア50に載置するパレタイジング処理について説明する。この処理においては、制御装置60は、カメラ40が常に下方へ向けられた状態になるようにロボットアーム30の姿勢を制御する。さらに、制御装置60は、図11に示すように、座標軸X(座標軸Y)と座標軸U(座標軸V)が常に平行である(ロボットアーム座標系に対するカメラ座標系の角度θR―Cが常に0°である)ように、カメラ40の回動装置を制御する。つまり、制御装置60は、ロボットアーム30(旋回ボディ32)を座標軸Zのまわりに角度θだけ回動させたとき、カメラ40をロボットアーム30の回動方向とは逆方向へ角度θだけ回動させる。
ユーザが入力装置を用いてパレタイジング処理の開始を指示すると、制御装置60は、図12に示すステップS200にてパレタイジング処理を開始する。つぎに、制御装置60は、ステップS201にて、初期化処理を実行する。この初期化処理において、ユーザは、入力装置を用いて、パレット20の区画に関する情報を入力する。具体的には、ユーザは、パレット20の長辺方向の分割数及び短辺方向の分割数を入力する。なお、パレット20の寸法及びロボットアーム座標系におけるパレット20の座標(例えば、パレット20の中心の座標、パレット20の角部の座標など)は予め設定されている。制御装置60は、前記入力された分割数、並びに予め設定されているパレット20の寸法及び座標に基づいて、ロボットアーム座標系における各区画Dの中心の座標D(x,y,z)を計算する。座標D(x,y,z)は、本発明のロボットアーム座標系区画データに相当する。
つぎに、制御装置60は、ステップS202にて、処理対象として設定する1つの区画Dを選択する。このとき、未だワークピースWが取り出されていない区画のうちの1つの区画Dを選択する。つぎに、制御装置60は、ステップS203にて、ロボットハンド36を、前記選択した区画Dの中心の直上に移動させる。なお、この際のロボットアーム30の先端と前記選択した区画Dとの距離は、キャリブレーション処理のステップS103におけるロボットアーム30の先端と天板131との距離Δzと同一である。上記のように、天板131の面積及び形状は、1つの区画Dの面積及び形状と略同等であるので、ロボットアーム30がこの姿勢に設定されれば、前記選択した区画Dの全体がカメラ40の画角内に収まり、且つピントが合う。
つぎに、制御装置60は、ステップS204にて、カメラ40に、前記選択した区画Dの全体を撮影させ、その画像データを取得する。つぎに、制御装置60は、ステップS205にて、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、カメラ座標系におけるワークピースWの座標W(u,v)を検出して記憶する(図13参照)。なお、ワークピースWの座標とは、ワークピースWの貫通孔Hの中心の座標を意味する。座標W(u,v)は、本発明のカメラ座標系ワークデータに相当する。
つぎに、制御装置60は、ステップS206にて、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、カメラ座標系における前記選択した区画Dの中心の座標D(u,v)を検出して記憶する(図13参照)。座標D(u,v)は、本発明のカメラ座標系区画データに相当する。つぎに、制御装置60は、ステップS207にて、座標W(u,v)及び座標D(u,v)、並びにキャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数αを用いて、ロボットアーム座標系におけるワークピースWの座標W(x,y,z)を、下記の式(5)に従って計算する。なお、「z」は、座標D(x,y,z)の座標軸Zの方向の成分である「z」と同一である。座標W(x,y,z)は本発明のロボットアーム座標系ワークデータに相当する。
Figure 0006848269
つぎに、制御装置60は、ステップS208にて、前記取得した画像データ及び周知の画像認識技術を用いて、ワークピースWの向きを検出する。すなわち、制御装置60は、カメラ座標系におけるワークピースWの長手方向と座標軸Uとの間の角度θを検出する。
つぎに、制御装置60は、ステップS209にて、ロボットアーム30の先端を座標W(x,y,z)に移動させる。そして、ロボットアーム30に、ワークピースWを持ち上げさせ、ロボットアーム30の先端をトレイ51の上方に移動させる。なお、ロボットアーム座標系におけるトレイ51の座標は予め設定されている。つぎに、制御装置60は、ステップS210にて、トレイ51にワークピースWを載置する際のワークピースWの角度θ(図6参照)と前記検出した角度θ(図13参照)との差分だけ、保持装置37の基部371を回転させる。つぎに、制御装置60は、ステップS211にて、ロボットアーム30の先端を降下させ、ワークピースWをトレイ51に載置させる。つぎに、制御装置60は、ステップS212にて、トレイ51を次の工程へ搬送させ、空のトレイ51を予め設定された座標に搬入させる。
つぎに、制御装置60は、ステップS213にて、全てのワークピースWがパレット20から取り出されたか否かを判定する。すなわち、ワークピースWがパレット内に残っている場合(ステップS202乃至ステップS212からなる一連の処理が実行された回数が区画数より小さいとき)、制御装置60は、「No」と判定して、ステップS202に処理を進める。この場合において、前回選択した区画Dと、今回以降に選択する区画Dとの相対的な位置関係は、パレット20の長辺方向の分割数及び短辺方向の分割数、パレット20の寸法により、予め定められている。従って、前回選択した区画Dと今回選択する区画Dとの間における相対的な位置関係に基づいて、ロボットハンド36を、今回選択した区画Dの中心の直上に移動させることができる。一方、全てのワークピースWがパレット20から取り出された場合(つまり、ステップS202乃至ステップS212からなる一連の処理が区画数と同じ回数だけ繰り返されたとき)、制御装置60は、「Yes」と判定して、ステップS214にて、パレタイジング処理を終了する。
上記のように、パレタイジング装置1においては、制御装置60は、パレタイジング処理において、パレット20の全体ではなく、1つの区画Dを撮影して、ワークピースWの位置及び向きを検出している。このようにして撮影した1つの区画Dの画像の解像度(ロボットアーム座標系における単位長さ(又は単位面積)あたりのピクセル数)は、上記従来のパレタイジング装置のようにステージ全体を撮影した画像に比べて高い。したがって、高解像度のカメラを用いなくても、従来のパレタイジング装置に比べて、ワークピースWの検出精度を向上させることができる。また、上記従来のパレタイジング装置に比べて撮影範囲が狭いので、カメラ40の視野角が比較的小さく、画像の周縁部の歪みが比較的小さい。たとえ、撮影した画像の周縁部が歪んだとしても、区画Dの外側の部分乃至区画Dの周縁部の一部が歪むだけであって、区画Dの内側の部分には歪みがほとんど発生しない。したがって、従来のパレタイジング装置に比べて、区画D内のワークピースWの位置及び姿勢の検出精度を向上させることができる。
また、キャリブレーションステージ13の上にマスターワークMWを載置し、キャリブレーションステージ13を撮影した画像に基づいてキャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数α、並びに角度θR−Cを計算している。キャリブレーションステージ13は、パレット20の1つの区画Dと同等の面積及び形状を有している。よって、キャリブレーションステージ13を撮影した画像の解像度は、パレタイジング処理において1つの区画Dを撮影した画像の解像度と略同一である。したがって、パレタイジング処理に必要かつ十分な精度でキャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数α、並びに角度θR−Cを計算できる。
また、従来のパレタイジング装置のように、カメラ40がフレーム10に固定されていて、パレットステージ12へカメラが向けられている場合には、キャリブレーション処理においてパレット20を取り除いてパレットステージ12にマスターワークMWを載置する必要がある。しかし、本実施形態では、カメラ40がロボットアーム30に取り付けられており、キャリブレーションステージ13がパレットステージ12とは別の場所に設けられている。したがって、パレタイジング処理の途中でキャリブレーション処理を実行する必要が生じた場合であっても、パレット20をパレットステージ12から取り除く必要がない。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態より多くのマスターワークMWの撮影ポイントを設定し、各撮影ポイントの画像に基づいて、上記実施形態より多くのキャリブレーション係数を計算しておき、それらの平均値をキャリブレーション係数α及びキャリブレーション係数αとして採用しても良い。
また、上記実施形態では、キャリブレーション処理のステップS113にて、カメラ40を回動させて、座標軸X(座標軸Y)の方向と座標軸U(座標軸V)の方向を一致させている。しかし、ステップS113においてカメラ40を回動させなくてもよい。すなわち、パレタイジング処理において、座標軸X(座標軸Y)の方向と座標軸U(座標軸V)の方向とが常に角度θR−Cだけずれた状態になるように、制御装置60がカメラ40の回動装置を制御しても良い。この場合、パレタイジング処理のステップS207において、上記従来のパレタイジング装置と同様に、角度θR−Cを考慮して、ロボットアーム座標系におけるワークピースWの座標を計算すればよい。
また、上記実施形態では、カメラ40がロボットアーム30に取り付けられているが、カメラ40を移動させるための装置が、ロボットアーム30とは別に設けられていてもよい。この場合、ワークピースWをパレット20から取り出す前に、まず、各区画Dの画像を撮影して各区画DにおけるワークピースWの位置及び向きを検出してその結果を記憶しておき、その検出結果に基づいて各区画DからワークピースWを順に取り出してもよい。
また、カメラ40をフレーム10に固定しておき、パレット20を移動させて各区画Dの画像を撮影してもよい。
また、上記のパレタイジング装置1は、各区画DからワークピースWを搬出して、所定の位置に設置されたトレイ51にワークピースWを載置する装置であるが、これとは逆に、所定の位置に載置されたワークピースWを各区画Dに搬入する装置としてもよい。
また、ワークピースW及びマスターワークMWの形状は上記実施形態に限られない。また、ワークピースW及びマスターワークMWの保持装置37の構成は上記実施形態に限られない。例えば、保持装置37は、ワークピースWの幅方向における両端部(側面部)を指部372で挟み込むようにして、ワークピースWを保持してもよい。また、保持装置37は、ワークピースWを吸引して保持してもよい。
1・・・パレタイジング装置、10・・・フレーム、11・・・メインステージ、12・・・パレットステージ、13・・・キャリブレーションステージ、20・・・パレット、30・・・ロボットアーム、31・・・ベース、32・・・旋回ボディ、33・・・第1アーム、34・・・第2アーム、35・・・第3アーム、36・・・ロボットハンド、37・・・保持装置、40・・・カメラ、50・・・コンベア、51・・・トレイ、52・・・ベルト、60・・・制御装置、371・・・基部、372・・・指部、D・・・区画、MW・・・マスターワーク、P1・・・第1ポイント、P2・・・第2ポイント、P3・・・第3ポイント、X,Y,Z・・・座標軸(ロボットアーム座標系)、U,V・・・座標軸(カメラ座標系)、W・・・ワークピース、α,α・・・キャリブレーション係数

Claims (3)

  1. 所定の領域を分割して形成された複数の区画を有するパレットが載置されるパレットステージと、
    前記パレットの各区画にワークピースを搬入出可能なロボットアームと、
    前記複数の区画の画像を区画ごとに撮影するカメラと、
    カメラ座標系における前記区画の座標を表すカメラ座標系区画データと、前記カメラ座標系とは異なる座標系であるロボットアーム座標系における前記区画の座標を表すロボットアーム座標系区画データと、予め設定されたデータであって、前記カメラ座標系と前記ロボットアーム座標系との関係を表すキャリブレーションデータと、に基づいて、前記区画に前記ワークピースが搬入出されるように、前記ロボットアームを制御する制御装置と、
    前記パレットステージとは別の場所に配置されたキャリブレーションステージと、を備え、
    前記制御装置は、前記キャリブレーションステージ上における、前記所定の領域よりも小さな領域内の複数箇所であって、前記ロボットアーム座標系における位置が既知である複数箇所にマスターワークをそれぞれ載置させ、前記載置された前記マスターワークを前記カメラで撮影して得られた画像に基づいて前記キャリブレーションデータを設定する、
    パレタイジング装置。
  2. 請求項1に記載のパレタイジング装置において、
    前記制御装置は、前記カメラ座標系区画データと、前記ロボットアーム座標系区画データと、前記キャリブレーションデータと、前記区画に格納されている前記ワークピースの座標であって、前記カメラ座標系における前記ワークピースの座標を表すカメラ座標系ワークデータと、に基づいて、前記区画に格納されている前記ワークピースの座標であって、前記ロボットアーム座標系における前記ワークピースの座標を表すロボットアーム座標系ワークデータを計算し、前記計算したロボットアーム座標系ワークデータに基づいて、前記区画に格納されている前記ワークピースが搬出されるように、前記ロボットアームを制御する、パレタイジング装置。
  3. 請求項1又は2に記載のパレタイジング装置において、
    前記カメラが前記ロボットアームに取り付けられている、パレタイジング装置。
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