JP6845559B2 - 物品移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁当や惣菜等の物品を配送用コンテナとしての番重に詰め込む物品移載装置に関する。
コンビニエンスストアで販売される弁当や惣菜等は、パックセンター等で製造され、それを配送センターに持ち込んで、店舗別に仕分けて配送するようになっている。
一方、パックセンターでは、製造した弁当等を短時間に処理するため、容器への食材の盛り付けが完了すると、番重と言われる運搬容器(以下、この容器をコンテナという。)に詰めて配送センターに移送する。
そのため、パックセンターでは、流れ作業的に容器に食材を盛り付ける盛り付けラインと、それに続くコンテナ詰め込みラインとが設けられ、それぞれに複数の作業者が配置される。
しかし、こうしたパックセンターでは、弁当等の製造が早朝や深夜に行われるため、日々の作業者の確保が難しいという問題がある。そのため、例えば、下記特許文献1に代表されるような「食品盛り付けロボット」や、特許文献2に代表されるような「積み込みシステム、容器移送装置」等が開発され、実用化されている。
特許第3602817号公報 特開2016−78997号公報
しかし、自動化されていない盛り付けラインと、その盛り付けラインから送られてくる弁当等をロボットによってコンテナに収納する自動化ラインとを共存させようとすると、種々の問題が生ずる。例えば、自動化されていない盛り付けるラインでは、弁当等は、一定周期で送り出されることはなく、大半は、纏まって送り出されたり、不足分が後から少量送り出されたりする。そのため、下流の自動化ラインにおいて、特許文献2に開示されるように、コンテナを一列縦隊で搬送しながらそこへ弁当等を収納する場合は、一連の作業が終わるまでは、一列縦隊のコンテナは、搬送ライン上に留まるから、満杯になったコンテナの配送トラックへの積み込み作業が遅れるという問題がある。
また、上記特許文献に記載のシステムや装置では、コンテナを搬送するコンベヤが平面的に配置されるため、新設のパックセンターには導入し易いが、設備機器で手狭になった既存のラインには、導入が難しいという問題がある。
本発明は、こうした現状に鑑みて開発したもので、上流から弁当等がまとまって搬送されてきても、それらを効率的に処理することができ、しかも、コンテナが満杯になれば、ライン上に留めずに直ちに配送に回すことができ、加えて手狭な既設のラインでも導入することができるコンパクトな物品移載装置を提供することを課題とする。
発明に係る物品移載装置は、
作業エリアに物品を送り込む搬送部と、
前記作業エリアにコンテナを供給する供給部と、
前記作業エリアに送り込まれた前記物品を、前記作業エリアに供給された前記コンテナに収納するロボットと、
前記ロボットによって前記物品が収納された前記コンテナを前記作業エリアから排出する排出部と、
前記供給部と前記排出部とを制御する制御部と、を備え、
前記作業エリアは、第一作業エリアと第二作業エリアとに分けられ、
前記制御部は、前記ロボットが前記第一作業エリア及び前記第二作業エリアのうちの一方の作業エリアで前記コンテナに前記物品を収納している間に、前記排出部を制御して、他方の作業エリアから前記物品の収納された前記コンテナを排出させるとともに、前記供給部を制御して、前記他方の作業エリアに新たな前記コンテナを供給させ
前記供給部は、前記コンテナを前記第一作業エリアに供給する経路である第一経路と、前記コンテナを搬送部の下を通って前記第二作業エリア二供給する経路である第二経路と、を有するものである。
図1は、発明の構成を説明するための配置図である。この図において、物品移載装置100は、物品Mを作業エリアEに送り込む搬送部1と、その作業エリアEにコンテナCを供給する供給部2と、その作業エリアEに送り込まれた物品Mを、その作業エリアに供給されたコンテナCに収納するロボット3と、ロボット3によって物品Mが収納されたコンテナCmを作業エリアEから排出する排出部4と、前記供給部2と排出部4を制御する制御部5と、を備えている。なお、図1において、実線と矢印で示すラインは、コンテナCが供給される経路を示し、破線とその矢印で示すラインは、物品Mが収納されたコンテナCmが排出される経路を示している。
ここで扱う物品Mは、例えば、容器に詰められた弁当や惣菜等であるが、これには限定されない。作業エリアE(ロボット3を含む一点鎖線で囲む領域)は、ロボット3が搬送部1上の物品Mを持ち上げ、それをコンテナCに収納する領域である。したがって、作業エリアEには、ロボット3が配置され、そこに向けて物品Mを送り込む搬送部1と、コンテナCを送り込む供給部2と、そこから物品Mの収納されたコンテナCmを排出する排出部4とが接続されている。ここでの搬送部1、供給部2、排出部4は、それぞれコンベヤで構成されるもので、それらは平面的な配置でもよいし、後述するように、供給部2と排出部4を作業エリアEの下段に配置して、空のコンテナCは、下方から作業エリアEに向けて供給するようにし、物品Mで満杯になったコンテナCmは、下方へ降ろしてから排出するように構成しても良い。
この作業エリアEは、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2に分けられ、制御部5は、ロボット3が一方の作業エリアE1(又はE2)でコンテナCに物品Mを収納している間に、排出部4を制御して、他方の作業エリアE2(又はE1)から物品Mの収納されたコンテナCmを排出させる。続いて制御部5は、供給部2に指示して、その作業エリアE2(又はE1)に新たなコンテナCを供給させる。
これにより、空のコンテナCへ物品Mを収納する作業と、物品Mが収納されたコンテナCmと空コンテナCとの入れ替え作業を、二つの作業エリアE1,E2で交互に切り替えて処理することができる。しかも、それらを同時並行的に行うことができるから、例え物品Mが大量に搬送されてきても、それを素早く処理することができる。また、物品Mの収納されたコンテナCmは、先行技術のように、ライン上に留めずに直ちに排出して配送に回すことができるから、上流側の作業の遅れを下流側で拡大させないメリットがある。
供給部2が供給するコンテナCは、物品Mが収納されていない空コンテナと、他の物品が一部収納されているが、未だ物品Mが収納できる余地のあるコンテナである。したがって、以下の説明では、これらのコンテナを空コンテナと言う場合がある。また、搬送部1が、弁当や惣菜等を搬送するときは、その搬送部1の上流側には、弁当等の盛り付けラインが接続される。
図1では、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2を搬送部1の両側に配置しているが、これは一例であって、これには限定されない。例えば、各作業エリアE1、E2を横並びに配置し、搬送部1をそれらに横づけにする配置であっても良い。また、図1では、分岐させた一つの供給部2から各作業エリアE1、E2にコンテナCを供給するようにしているが、これも一例であって、作業エリアE1,E2毎に別個の供給部2を設ける構成であっても良い。排出部4も同様である。
さらに、前記供給部が、前記第一作業エリアに前記コンテナを供給する第一経路と、前記第二作業エリアに前記コンテナを供給する第二経路とを有しており、前記第二経路と前記第一経路は、経路の一部を共用している。
図1において、各作業エリアE1、E2に別個の供給部を設けると、装置100の占有面積が拡大するから、第二発明では、一つの供給部から各作業エリアE1,E2にコンテナCを供給するようにしている。これを図1で説明すると、供給部2は、第一作業エリアE1にコンテナCを供給する第一経路R1と、第二作業エリアE2にコンテナCを供給する第二経路R2とを有しており、それらの経路の一部を共用することによって、コンパクト化を図っているのである。
具体的には、第一経路R1は、装置100内に送り込まれた空コンテナCを第一作業エリアE1に送り込むコンベヤ20で構成され、第二経路R2は、そのコンベヤ20と、そこから分岐して第二作業エリアE2に至るコンベヤ21で構成されている。これにより、コンベヤ20に供給されたコンテナCが第一作業エリアE1と第二作業エリアE2のどちらにも送り込めるようになっている。
同様に、排出部4を作業エリアE1,E2毎に設けることは、占有面積が増えることになるから、発明において、第一作業エリアE1から物品Mの収納されたコンテナCmを排出する排出部4が、第一作業エリアE1の隣接位置から第二作業エリアE2の隣接位置に至るまでの第二経路R2と共用されている。
具体的には、図1において、第一作業エリアE1で満杯になったコンテナCmは、コンベヤ20と、コンベヤ21を介して装置外へ排出されるが、これらのコンベヤ20、21は、前述の第二経路R2を構成しており、空コンテナCの供給路であるこの第二経路R2が、満杯になったコンテナCmの排出路となることで、さらに装置のコンパクト化を図っているのである。
発明のロボット3は、搬送部1から物品Mを持ち上げ、それをコンテナCに移し替えるだけであるから、ロボット3は、基本点にどこに配置されていても構わない。しかし、ロボット3を効率良く動作させるには、ロボットアームの可動範囲を最小限に抑えて、素早く次の行動に移れるようにしておく必要がある。
そこで、発明では、さらに搬送部1が第一作業エリアE1と第二作業エリアE2との間に配置され、ロボット3は、その搬送部1の上方に配置されている。
これにより、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2を、搬送部1を挟んで面対称に配置することができるから、ロボット3が搬送部1から物品Mを持ち上げ、それをコンテナCの所定位置に収納する動作も面対称に構成することができる。したがって、ロボット3は、反転するだけで、どちらの作業エリアE1,E2でも最小限の動きで物品Mの詰め込み作業を行うことができるから、ロボット3に素早い動きをさせることができる。
以上の発明では、各作業エリアと、供給部、排出部の配置構成を限定していないので、これらを同一レベルに配置することもできるが、同一レベルに配置すると装置の占有面積が拡大する。
そこで、発明では、さらに第一経路R1が、コンテナCを第一作業エリアE1に下方から供給する経路であり、第二経路R2が、第一作業エリアE1と搬送部1の下を通って、下方からコンテナCを第二作業エリアE2に供給する経路としている。
図2は、ロボット3の作業エリアEと、そこにコンテナCを供給する供給部2並びにそこからコンテナCmを排出する排出部4とを立体的な配置構成とした一例である。この図2において、搬送部1は、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2との間に配置され、ロボット3は、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2とに挟まれた搬送部1の上方位置に配置されている。そして、第一経路R1は、コンテナCを第一作業エリアE1の下方に侵入させるコンベヤ20と、そこから第一作業エリアE1までコンテナCを上昇させるリフト22で構成され、第二経路R2は、前記コンベヤ20と、そこから搬送部1の下を通って第二作業エリアE2の下方まで伸びるコンベヤ21と、コンベヤ21の終端部から第二作業エリアE2までコンテナCを上昇させるリフト23とで構成されている。
以上の構成に加えて、さらに第一作業エリアE1からコンテナCmを排出する排出部4は、第一作業エリアE1の隣接位置から第二作業エリアE2の隣接位置に至るまでの第二経路R2と共用されていることを特徴としている。
このような構成において、空コンテナCがコンベヤ20上に送り込まれると、図示しない制御部5は、コンベヤ20を動作させて、空コンテナCを第一作業エリアE1の下方まで搬送させ、続いてリフト22を動作させて空コンテナCを第一作業エリアE1まで上昇させる。続いて、段積みされた空コンテナから新たな空コンテナCが送り込まれると、制御部5は、コンベヤ20とコンベヤ21を動作させて、送り込まれた空コンテナCを第二作業エリアE2の下方まで搬送させ、続いてリフト23を動作させて空コンテナCを第二作業エリアE2まで上昇させる。
こうして、第一作業エリアE1又は第二作業エリアE2にコンテナCが供給され、そこへ搬送部1から物品Mが送られてくると、ロボット3は、搬送部1上の物品Mを持ち上げてはそれをコンテナCに収納していく。そうして、コンテナCが満杯になると、第一作業エリアE1において満杯になったコンテナCmは、リフト22を介してコンベヤ20上に降ろされ、そこからコンベヤ21を介して搬送部1の下と第二作業エリアE2の下を通って装置外に排出される。
このように、ロボット3の作業エリアE1,E2と、そこにコンテナCを供給したり、そこからコンテナCmを排出したりする経路を立体的な配置とすることにより、ロボット3が第一作業エリアE1で作業をしている間に、第一作業エリアE1の下を通って、新たな空コンテナCを第二作業エリアE2に供給することができ、また、ロボット3が第二作業エリアE2で作業している間に、その第二作業エリアE2の下を通って、第一作業エリアE1で満杯になったコンテナCmを装置外へ排出することができるから、装置100の占有面積を小さくして、手狭な既設ラインへの導入が可能になる。
さらに、以上の構成に加えて、供給部2には、段積みされたコンテナCから一箱ずつコンテナCを取り出す段ばらし装置6が接続され、排出部4には、物品Mの収納されたコンテナCmを一段ずつ積み上げる段積み装置7が接続されていることを特徴とする。
これにより、段ばらし装置6を物品移載装置100に接続するだけで、そこから取り出された空コンテナCを装置100内に次々と供給することができ、物品Mの収納されたコンテナCmは、装置100に接続された段積み装置7で積み重ねることができるから、装置100と、それに接続される段ばらし装置6や段積み装置7の設置面積を最小限に抑えて、既設設備によって手狭になった場所でも装置100の導入が可能になる。
なお、図2では、物品Mが装置100内に搬入される側を正面とすると、向かって左側に二点鎖線で示す段ばらし装置6を接続し、そこから取り出したコンテナCを装置100内に搬入するように第一経路R1を描いているが、これは一例であって、この装置100が設置される工場のレイアウトに応じて、例えば、装置の裏面や正面に段ばらし装置6を接続し、そこからコンテナCを一箱ずつ装置内に搬入するように構成することもできる。同様に、段積み装置7も工場のレイアウトに応じて装置100の裏面や正面に接続することができる。もちろん、図1においても、同様である。
なお、ここで使用するコンテナCは、例えば、樹脂や段ボール等で成形された定型容器であって、そこに複数個の物品Mが並べた状態で収納できるようになっている。また、各コンテナCの向きを一致させれば、コンテナCを密に積み重ねることができ、向きを交互に違えて重ねれば、物品が収納できるスペースを残して積み上げることができるようになっている。そのため、段ばらし装置6では、空コンテナCが密に積層された状態を示しており、段積み装置7では、物品Mの収納された空間を残して積み上げられている状態を示している。また、コンテナCへの物品Mの詰め込み位置は、物品MのサイズとコンテナCのサイズによって予め決められ、その情報がロボット3に記憶されている。
ロボット3は、物品Mを持ち上げながら、それを三次元的に移動させてコンテナCの所定位置で物品を開放するようになっている。物品Mを掴む把持部30は、物品Mの性状に応じて適宜なものが使用される。例えば、物品Mが吸盤で吸着できるときは、図2に示すように、複数の吸盤を備えた吸着装置が使用され、吸盤が使用できないときは、指で把持するフィンガータイプが使用される。
加えて、このロボット3は、物品Mを持ち上げながらその質量を検出する質量測定装置31(図2参照)を備え、その質量測定装置31の出力が異常である場合は、持ち上げた或いは持ち上げ損ねた物品を不良品として搬送部1に戻すことを特徴としている。
この質量測定装置31は、特開2013−079931号に記載された技術を実用化したもので、その質量測定装置31の出力に基づいて、ロボット3は、持ち上げた物品Mに過不足があるか否かを判定し、過不足があれば、それを不良品として搬送部1に戻すようにプログラムされている。また、質量測定装置31の出力から、物品Mを持ち上げることができなかったと判断したときは、物品Mの容器に蓋が完全に被せられていないとして、ロボット3は、掴み損ねた物品Mを搬送部1に戻すようにプログラムされている。
また、容器に詰められた弁当等に蓋が被せられていない場合は、吸着装置を備えたロボット3では、それを持ち上げることができないので、質量測定装置31は、それを把持ミスとして検出する。その場合は、ロボット3は、後続の物品Mを持ち上げてコンテナCに収納する。これによりコンテナCには、所定数の正常な物品Mが詰め込まれることになる。
なお、不良品として、ロボット3が持ち上げなかった物品M、あるいは、不良品として搬送部1に戻された物品Mは、搬送部1の下流側に接続される図示しないストックエリアで蓄えられるようになっている。
次に、図2の装置100の動作を説明する。
使用に際しては、まず段ばらし装置6と供給部2を作動させて、第一作業エリアE1に空コンテナCを供給し、続いて第二作業エリアE2にも空コンテナCを供給して待機状態に入る。このとき、リフト22、23は、コンテナCを持ち上げた状態で各作業エリアE1、E2で待機する。そのため、リフト22、23で持ち上げられたコンテナ下方の第一経路R1や第二経路R2には、後続のコンテナCを通過させることができる。搬送部1が作動し、物品Mが作業エリアEに順次送られてくると、物品Mが搬送部1上の所定位置に到達したタイミングで、ロボット3がそれを持ち上げて空コンテナCの所定位置に収納していく。その場合において、次々と送られてくる物品Mを複数個把持してからコンテナCに収納しても良いし、物品Mを一個ずつ把持してはコンテナCに収納しても良い。また、搬送部1上の作業エリアEの入り口には、図示しない物品検出センサが設けられ、その検出信号に基づいて、ロボット3は、作動するようになっている。
このようにして、第一作業エリアE1のコンテナCが満杯になると、ロボット3は、引き続き反対側の第二作業エリアE2のコンテナCに物品Mを収納していく。その間に、満杯になったコンテナCmは、第一作業エリアE1から降ろされ、それと入れ替わるように新たな空コンテナCが第一作業エリアE1に供給される。また、第一作業エリアE1から降ろされた満杯のコンテナCmは、搬送部1の下を通り、さらに第二作業エリアE2の下を通って排出コンベヤ40によって排出されていく。このとき、第二作業エリアE2のコンテナCは、リフト23によって持ち上げられているから、満杯のコンテナCmは、第二作業エリアE2の下方を通り抜けることができる。
また第二作業エリアE2のコンテナCが満杯になると、満杯になったコンテナCmは、そこから降ろされて排出され、それと入れ替わるように、空コンテナCが第一作業エリアE1の下を通り、さらに搬送部1の下を通って第二作業エリアE2に供給される。このときも第一作業エリアE1のコンテナCは、リフト22によって持ち上げられているから、後続の空コンテナCは、その下を通り抜けることができる。その間に、ロボット3は、第一作業エリアE1の空コンテナCに物品Mを収納していく。
このようにして、ロボット3が、一方の作業エリアE1(又はE2)で詰め込み作業をしている間に、他方の作業エリアE2(又はE1)では、物品Mが収納されたコンテナCmの排出と、空コンテナCの供給とが行われる。したがって、搬送部1から物品Mが次々と送られてきても、ロボット3は、余裕をもってそれを処理することができる。
発明によれば、ロボットによる物品の詰め込み作業と、物品が収納されたコンテナと空コンテナとの入れ替え作業を、二つの作業エリアで交互に同時並行的に行うことができるから、例え物品が大量に搬送されてきても、それを素早く処理することができる。また、物品が収納されたコンテナを作業エリアに留めずに、それを直ちに装置外に排出して配送トラック等に積み込むことができるから、上流側で生じた作業遅れを下流側で拡大させないメリットがある。
また、一つの供給部から各作業エリアにコンテナを供給するから、装置の設置面積を小さくすることができる。さらに、ロボットの作業エリアと、そこにコンテナを供給したり、そこからコンテナを排出したりする経路を立体的な配置構成としたから、ロボットが作業をしている第一作業エリアの下を通って、新たな空コンテナを第二作業エリアに供給することができるし、ロボットが作業している第二作業エリアの下を通って、第一作業エリアで満杯になったコンテナを排出することができる。したがって、コンベヤが平面的に配置される従来装置に比べて、装置の設置面積をコンパクトにすることができるから、手狭な既設ラインへの導入が可能になる。
本発明の構成を説明するための説明図。 本発明の構成を説明するためのイラスト図 本発明の特徴的要素を備えた物品移載装置を正面から見た外観斜視図。 上記物品移載装置を裏側から見た部分外観斜視図。 図3の装置フレームを省略して、主要部を裏側から見た斜視図。 図5を装置の正面斜め左側から見た斜視図。 図5を装置の正面斜め右側から見た斜視図。 各作業エリアに供給されたコンテナを下方から覗いた状態の斜視図。 図7の各作業エリアの下方の構造を示した斜視図。 図3の物品移載装置の制御系のブロック線図。
以下、発明の特徴的要素を備えた物品移載装置の一実施形態を、図3〜図9に基づいて説明する。なお、この実施形態は一例であって、発明の技術的範囲を限定するものではない。また、以下の説明において、図1、図2と同じ構成要素には、同じ符号を付している。
図3は、一実施形態に係る物品移載装置100を正面側から見た外観斜視図であり、図4は、それを裏側から見た外観斜視図である。これらの図において、装置100の正面側には、盛り付けラインから搬送されてくる弁当等の物品Mを装置100内に搬入する入口10が設けられ、その入口10に、図1、図2の搬送部1としてのベルトコンベヤ11が接続されている。この入口10から所定距離内側のベルトコンベヤ11の両側には、物品Mを検出するセンサSが設けられている。このセンサSは、例えば、ベルトコンベヤ11の両側に対向配置された投光器と受光器で構成されるもので、投光器から照射された光が物品Mによって遮断されると、受光器がそれを検出するようになっている。その物品検出信号は、後述の制御部5に入力され、制御部5は、その信号に基づいてロボット3を作動させる。
ベルトコンベヤ11の、向かって左側には第一作業エリアE1が設けられ、右側には第二作業エリアE2が設けられている。各作業エリアE1、E2は、ベルトコンベヤ11によって搬送されてきた物品Mをロボット3によって各作業エリアE1,E2のコンテナCに収納する領域である。そのため、図5〜図7に示すように、各作業エリアE1,E2の中間位置には、ベルトコンベヤ11を跨いだ状態で支持台32が設置され、その上にロボット3が取り付けられている。
ロボット3は、図5〜図7に示すように、四軸構成の水平多関節ロボットであって、水平面内で回転する第一アーム33と、第一アーム33の回転端部において、同じく水平面内で回転する第二アーム34と、第二アーム34の回転端部において、上下に昇降する第三アーム35と、第三アーム35を鉛直軸回りに回転させる図示しないサーボモータと、第三アーム35の下端部に取り付けられ、前記サーボモータによって水平面内で回動する吸着部36とを備えている。そして、第一アーム33と第二アーム34が一直線上に伸びれば、吸着部36が第一作業エリアE1から第二作業エリアE2の隅々まで届くように設計されている。また、この吸着部36を昇降させる第三アーム35は、前記サーボモータによってベルトコンベヤ11から物品Mを持ち上げ、それをコンテナC内で降ろし、物品Mの底がコンテナCに着いたタイミングで上昇に転じるようにプログラムされている。
吸着部36は、図2の物品把持部30に相当するもので、この実施形態では、物品Mを吸着する吸着盤37が12個配置されている。この吸着盤37は、物品Mを吸引保持するベローズタイプの吸着パッドで構成され、隣接する四つの吸着盤37が一組となって一つの物品Mを吸引保持するようになっている。したがって、吸着部36には、都合三つの物品Mが横並びに吸引保持される。また一つの物品Mを吸引保持する四つの吸着盤37は、一つの電磁バルブを介して真空チャンバに接続され、物品Mを持ち上げるときは、一組の四つの吸着盤37が負圧に切り替えられ、物品Mを開放するときは、それらが大気に開放されるようになっている。
ベルトコンベヤ11には、上流の盛り付けラインから物品Mが略一定間隔で一個ずつ送り込まれるので、ロボット3は、端の四つの吸着盤37で物品Mを持ち上げ、次の物品Mが到達すると、真ん中の四つの吸着盤37でそれを持ち上げ、次の物品Mが到達すると、残った四つの吸着盤37でそれを持ち上げるようにプログラムされている。そのため、例えば、図5〜図7に示すように、コンテナCに物品Mを三列四行で収納する場合は、ロボット3は、物品Mを三個吸引保持する度に、それをコンテナCまで運んで所定位置で降ろし、そこで吸着盤37の負圧を大気に開放して、物品MをコンテナCに収納する。この動作を4回繰り返して、一つのコンテナCに都合12個の物品Mを収納するようになっている。
第三アーム35と吸着部36との間には、移動中の吸着部36に作用する力と、加速度から、持ち上げた物品Mの質量を求める図2の質量測定装置31が取り付けられている。この質量測定装置31の出力に基づいて、ロボット3は、持ち上げた物品Mに過不足があるか否かを判定し、過不足があれば、それを不良品としてベルトコンベヤ11に戻す。また、質量測定装置31の出力から、物品Mを持ち上げることができなかったと判断したときは、物品Mの容器に蓋が完全に被せられていないとして、ロボット3は、掴み損ねた物品Mをベルトコンベヤ11に戻した後、次に送られてくる物品Mを持ち上げるようにプログラムされている。なお、ベルトコンベヤ11に戻された物品Mは、支持台32の下を潜って下流の図示しないストックエリアに搬送され、そこで回収される。
また、この装置100の裏側には、図4に示すように、段積みされた空コンテナCを置く段ばらしエリア2aと、物品Mが収納されたコンテナCmを積み重ねた状態でストックする段積みエリア4aとが設けられている。段ばらしエリア2aには、段積みされた空コンテナCを最下段から一箱ずつ取り出す段ばらし装置6が設けられ、段積みエリア4aには、物品Mが収納されたコンテナCmを、積層されたコンベアCmの最下段に挿入する段積み装置7が設けられている。したがって、作業者は、最初に、段ばらしエリア2aに段積みされた空コンテナを置き、それが無くなる前に、新たな空コンテナを補充していく。
なお、段ばらしエリア2aには、そこに空コンテナCが供給されたことを検知する、図10のコンテナセンサ50が備えられ、そのセンサ50がコンテナCを検出していることを条件に、段ばらし装置6が動作するようになっている、また、図5〜図7に示す段積み装置7には、一段高い位置で段積みされたコンテナCmを、図示しない台車レベルまで下げるためのリフト9が接続されている。
段ばらし装置6は、上下動する一対の平行なコロコンベヤ20と、上方に持ち上げられた段積みコンテナCの二段目のコンテナCを両サイドから保持する一対の保持器61と、最下段のコンテナCを押し出すプッシャー24とを備えている。そして、最下段のコンテナCを取り出すときは、コロコンベヤ20を上昇させて、そこに載置された段積みコンテナCを所定位置まで持ち上げ、続いて、保持器61が二段目のコンテナCを保持した状態でコロコンベヤ20が下降する。すると、二段目以上の段積みコンテナCが保持器61に保持された状態で、最下段のコンテナCだけがコロコンベヤ20に残って下降する。そして、コロコンベヤ20が下限位置まで降りると、プッシャー24が作動して、コロコンベヤ20に載った最下段のコンテナCを段ばらし装置6から押し出していく。こうした動作を繰り返すことにより、段積みされた空コンテナCは、最下段から一箱ずつ取り出されていく。
また、段ばらし装置6には、空コンテナCの向きを180度変える回転板62が組み込まれている。物品を収納するコンテナCは、同じ向きに重ねると、図4の空コンテナCのように密に積層することができ、交互に向きを変えると、図4のコンテナCmのように、内部に物品が収納できる空間を残して積層できるようになっている。そのため、この段ばらし装置6には、コロコンベヤ20上のコンテナCの向きを検知する図示しないセンサが設けられ、その検知信号からコンテナCの向きを変える必要があるときは、回転板62がコンテナCを持ち上げて180度回転した後、それをコロコンベヤ20上に降ろすようになっている。この動作を一つ置きに繰り返すことにより、前後するコンテナCの向きは、交互に入れ替わった状態になる。したがって、交互に向きを変えられたコンテナCは、その状態で段積み装置7に排出されると、図4に示すように、コンテナC内に物品Mが収納できる空間を残して段積みされることになる。
段積み装置7は、基本的には、段ばらし装置6と同じ構造のもので、その動作制御を変えることによってコンテナCを一段ずつ積み上げるようになっている。例えば、コンテナCが段積み装置7の終段のコロコンベヤ20に搬入されると、そのコロコンベヤ20は、それを所定位置まで持ち上げ、それを左右一対の同様な保持器でもって保持する。その状態でコロコンベヤ20が下降して、新たに送り込まれるコンテナCmを待つ。次のコンテナCmがコロコンベヤ20に送り込まれると、コロコンベヤ20は、再び上昇してコンテナCmを持ち上げる。その際、コロコンベヤ20は、持ち上げたコンテナCmの上面が、保持器で保持されたコンテナCmの底面に到達するタイミングで停止する。続いて保持器が保持位置から退避することにより、上方のコンテナCmは、下方のコンテナCmの上に重なる。続いて、コロコンベヤ20は、再び上昇して、保持器のある所定の保持位置で停止する。すると、後退していた保持器が飛び出して、段積みされた全てのコンテナCmを保持する。こうした動作を繰り返して、段積みされたコンテナCmの下に、新たなコンテナCmを挿入して積み重ねていく。したがって、段積みされたコンテナCmの最下段の底面は、一段高い位置にあるから、これを台車レベルまで降ろすために、前述のリフト9が用意されている。
図5〜図7に戻り、第一作業エリアE1には、空コンテナCを下方から供給するための開口部Hが設けられ、そこに物品Mを下方から供給する第一経路R1が形成されている。この第一経路R1は、装置裏面の段ばらし装置6から送り込まれた空コンテナCを受け取る第一支持台25aと、第一支持台25aに載置されたコンテナCを、第一作業エリアE1まで上昇させる第一リフト22aで構成されている。第一支持台25aへの空コンテナCの供給は、段ばらし装置6が、コロコンベヤ20に載った空コンテナCをプッシャー24で押し出すことによって行われる。したがって、プッシャー24がストロークエンドまで移動すると、空コンテナCは、第一支持台25aの所定位置にあり、そこでプッシャー24が後退することにより、空コンテナCは、第一支持台25aの所定位置で停止するようになっている。
第一支持台25aは、コンテナCの第二経路R2の方向に沿って延びる門形フレームをそれと直交する方向に複数個並べたもので、これらの門形フレームに挟まれた中央の隙間には、第一経路R1に対し直交する方向に移動する第一プッシャー24aと、それを第二支持台25bの手前まで往復移動させるアクチュエータ24Cとが挿入配置されている。また、その両サイドの門形フレームで形成される隙間には、図8に示す第一リフト22の一対の片持ちブラケット22Bが上下方向に出没可能に収納されている。また、この第一プッシャー24aがストロークエンドまで移動すると、第一支持台25a上の空コンテナCが第二支持台25b上の所定位置で停止するようになっている。また、この第一プッシャー24aを駆動するアクチュエータ24Cは、段ばらし装置6のプッシャー24を駆動させるアクチュエータ24Cと同じ構成であるから、ここでは同じ符号を付している。
第一リフト22は、下から覗いた状態を示す図8に示すように、コンテナCの底面を支持する一対の片持ちブラケット22Bと、そのブラケット22Bを昇降させるアクチュエータ22Cと、片持ちブラケット22Bを一定の姿勢に保持しながら上下方向に案内するリニアガイド22Dで構成されている。片持ちブラケット22Bは、初期位置では、第一支持台25aの門形フレームの間に埋没しており、アクチュエータ22Cが作動して上昇すると、第一支持台25aに載置された空コンテナCを下から支えながら持ち上げる。こうして、空コンテナCを第一作業エリアE1まで持ち上げた後は、そこで物品Mが収納されるのを待ち、コンテナCが満杯になると下降するようになっている。したがって、コンテナCが第一作業エリアE1に持ち上げられている間は、下方が開放されているため、段ばらし装置6から押し出された後続の空コンテナCは、第一支持台25aを通過して次の第二作業エリアE2の下方まで移動することができる。
図5、図6に戻って、段ばらし装置6のプッシャー24は、アクチュエータ24Cの駆動によってコンテナCの側面下部を押しながら第一支持台25aの手前まで直線往復運動するようになっている。このアクチュエータ24Cは、第一リフト22のアクチュエータ22Cと同じ構造のロッドレスエアシリンダで構成されている。また、ロッドレスエアシリンダに代えて、例えば、ボールネジ機構やリニアモータ等を使用することもできる。
第一作業エリアE1で満杯になったコンテナCmを排出するときは、それを第一リフト22で第一支持台25aまで降ろし、それをベルトコンベヤ11の下方と第二作業エリアE2の下方を通過させて、装置裏面の段積み装置7に至る平面視L字形の第二経路R2を介して排出するようになっている。
この第二経路R2は、図5〜図7、図9に示すように、第一作業エリアE1の下方に配置された第一支持台25aと、そこに降ろされたコンテナCをベルトコンベヤ11の下方を通って第二支持台25bまで押していく第一プッシャー24aと、ベルトコンベヤ11の下方に配置され、そこに押し出されたコンテナCを支持する第一コロコンベヤ20と、第二作業エリアE2の下方に設けられた第二支持台25bと、第二支持台25bに載置されたコンテナCを装置裏面の段積み装置7に押し出す第二プッシャー24bとで構成されている。
ここで使用される第一支持台25aと第二支持台25b、第一プッシャー24aと第二プッシャー24b、段ばらし装置6と段積み装置7の各コロコンベヤ20は、それぞれ同じ構成である。また、コロコンベヤ20から第一支持台25a、それに続くコロコンベヤ21から第二支持台25b、それに続く段積み装置7のコロコンベヤ20の各搬送面は、同じレベルに設定されている。これにより、コンテナCを第一経路R1から第二経路R2へと円滑に搬送することができる。
第二作業エリアE2への空コンテナCの供給は、前述の第一経路R1と第二経路R2の一部を使って行われる。すなわち、段ばらし装置6から押し出された空コンテナCは、第一経路R1の第一支持台25a上に送り込まれ、続く第二経路R2の第一プッシャー24aと、コロコンベヤ21とを介して第二支持台25bに送り込まれる。続いて、第二リフト23が第二支持台25bに載置された空コンテナCを上昇させて第二作業エリアE2に供給する。なお、ここで使用される第二リフト23も第一リフト22と同じ構成である。
また、第二作業エリアE2で満杯になったコンテナCmは、第二リフト23で第二支持台25bまで降ろされ、続いて、第二プッシャー24bがコンテナCmを押して、段積み装置7のコロコンベヤ20まで押していく。段積み装置7では、前述のように、物品Mが収納されたコンテナCmを段積みされたコンテナCmの下段に挿入していく。
なお、この段積み装置7には、段積みされたコンテナCmを下流のリフト9に向けて押し出す押出しパネル70が設けられている。このパネル70は、ロッドレスエアシリンダ71に連結されて水平方向に移動するとともに、上下左右三本のリニアガイド72に支持されて、平行移動するようになっている。この押出しパネル70により、物品Mの収納されたコンテナCmが複数段積層されていても、スムースにリフト9上に押し出されるようになっている。
また、段積みされたコンテナCmをリフト9に載せるときは、リフト9の載置台90を段積みコンテナCmの排出レベルまで上昇させてから、押出しパネル70を移動させて、段積みされたコンテナCmをリフト9の載置台90に押し出すようになっている。なお、載置台90の背面パネル91の上端が前述の排出レベルになる。したがって、載置台90の両サイドには、その載置台90を排出レベルまで昇降させるエアシリンダ92が設けられている。
図10は、物品移載装置100の制御系の構成ブロック図を示す。この図において、制御部5は、物品移載装置100を制御するもので、コンピュータで構成されている。この制御部5には、前述のロボット3、ベルトコンベヤ11、ベルトコンベヤ11上の物品Mを検出するセンサS、段ばらし装置6、段積み装置7、コンテナセンサ50、第一リフト22、第二リフト23、第一プッシャー24a、第二プッシャー24bがそれぞれ電気的に接続されて、内蔵のプログラムを読み出して実行することにより、後述の各動作を実行するようになっている。
次に、この制御部5による物品移載装置100の各動作について説明する。
まず、初期設定として、ロボット3には、コンテナサイズと物品サイズに基づいて決定された物品詰め込み手順が記憶されている。また、上流の盛り付けラインの運転速度に合わせて、ベルトコンベヤ11の搬送速度が設定されている。この状態において、作業者は、まず、段積みされた複数個の空コンテナCを段ばらしエリア2aに集積する。
その状態で、図1の操作部51の運転開始キーを操作して、運転を開始させると、制御部5は、まずコンテナセンサ50をチェックして、段ばらしエリア2aにコンテナCがセットされているか否かを確認する。コンテナCがセットされていれば、段ばらし装置6に動作指令を出力する。段ばらし装置6は、動作指令を受けると、コロコンベヤ20を上昇させて段積みされた空コンテナCを所定位置まで持ち上げ、続いて保持器61が作動して2段目以上の段積みコンテナCを保持する。続いてコロコンベヤ20が下降して下限位置で停止すると、制御部5は、段積み装置6から取り出されたコンテナCの向きを調べる。その向きは、図示しないセンサの検出出力によってチェックされる。
コンテナCの向きが逆であれば、制御部5は、回転板62を上昇させ、それを180度回転させてから元の位置に戻す。これにより、持ち上げられたコンテナCは、向きが反対向きになる。こうして、コンテナCの向きが整えられると、制御部5は、プッシャー24を作動させて、コロコンベヤ20の空コンテナCを第一支持台25aに向けて押し出す。
プッシャー24のストロークエンドには、センサが組み込まれており、それによってプッシャー24がストロークエンドに到達したことが制御部5に出力されると、第一支持台25aには、空コンテナCが到達しているから、制御部5は、第一リフト22に動作指令を出力する。すると、第一リフト22のアクチュエータ22Cが作動して、片持ちブラケット22Bをストロークエンドまで上昇させる。これにより、第一支持台25a上の空コンテナCは、第一作業エリアE1に供給され、そこで待機状態に入る。
第一リフト22のアクチュエータ22Cには、前述同様にセンサが組み込まれており、第一リフト22がストロークエンドまで上昇して到達信号を出力すると、制御部5は、ベルトコンベヤ11を作動させるとともに、段ばらし装置6に次の動作指令を出力する。すると、段ばらし装置6は、前述と同様な動作を繰り返して、二段目の空コンテナCを第一作業台25aに向けて押し出す。
そうしている間に、ベルトコンベヤ11によって物品Mが作業エリアに到達し、前述のセンサSがそれを検出すると、制御部5は、第一作業エリアE1にコンテナCがセットされている情報と、動作開始指令をロボット3に出力する。すると、ロボット3は、動作を開始して、まず、端の四つの吸着盤37でもって物品Mを吸引して持ち上げ、それを所定高さで保持したまま、次の動作指令を待つ。
一方、二段目の空コンテナCが第一作業台25aまで送り出されると、プッシャー24から到達信号が制御部5に出力される。制御部5は、それに基づいて第一プッシャー24aを作動させる。すると、第一作業台25a上の空コンテナCは、第二支持台25bへ向けて送り出される。
第一プッシャー24aがストロークエンドまで移動して到達信号が制御部5に入力されると、制御部5は、次に第二リフト23を動作させる。このとき、第二支持台25b上には、二段目の空コンテナCが送り込まれているから、第二リフト23は、それを第二作業エリアE2まで上昇させて停止する。こうして、二段目の空コンテナCは、第二作業エリアE2にセットされる。
その間にも、ベルトコンベヤ11によって後続の物品Mが搬送されてくると、センサSの検出信号をトリガーとして、制御部5は、ロボット3に動作指令を出力する。すると、ロボット3は、次の四つの吸着盤37でもって次の物品Mを吸着しながら持ち上げる。これにより、ロボット3には、都合、二つの物品Mが保持されていることになる。
続いて、後続の物品MがセンサSで検出されると、前述と同様にロボット3は、残りの四つの吸着盤37でもってそれを吸着しながら持ち上げる。ロボット3は、物品Mを持ち上げる回数をカウントしており、そのカウント値が3になると、持ち上げた三つの物品Mを第一作業エリアE1の空コンテナCの所定位置まで移送して下降する。その際、吸着盤37は、大気に開放される。続いて、ロボット3は、カウント値をクリアして初期位置に戻り、次の物品Mの到来を待つ。
こうして、物品MがセンサSで検出される度に、ロボット3は、それを持ち上げて待機し、物品Mが三つ揃うと、それらをコンテナCに収納していく。こうして、コンテナCが物品Mで満杯になると、ロボット3は、第二作業エリアE2に空コンテナCがセットされていることを確認してから、次に送られてくる物品Mを第二作業エリアE2のコンテナCに収納していく。
また、第一作業エリアE1のコンテナCが満杯になると、ロボット3は、それを制御部5に出力する。すると、制御部5は、第一リフト22を作動させて、第一作業エリアE1で満杯になったコンテナCmを第一支持台25aまで降ろし、続いて第一プッシャー24aを作動させて、第一支持台25aに降ろされたコンテナCmを第二支持台25bに向けて送り出す。
作動した第一プッシャー24aがストロークエンドに到達し、その到達信号が制御部5に出力されると、制御部5は、第二プシャー24bを作動させて、第二支持台25b上のコンテナCmを段積み装置7のコロコンベア20に送り出す。こうして、満杯になったコンテナCmがコロコンベヤ20に送り出されると、段積み装置7は、コロコンベヤ20を所定位置まで上昇させてから、図示しない一対の保持器を作動させる。これにより、満杯になったコンテナCmは、段積み装置7の所定位置で保持される。続いてコロコンベヤ20は、初期位置まで下降して次の満杯コンテナCmを待つ。
一方、第一作業エリアE1から満杯になったコンテナCmが降ろされると、降ろしたアクチュエータ22Cから到達信号が出力されるから、制御部5は、それをトリガーとして段ばらし装置6を作動させる。すると、段ばらし装置6は、前述の動作を繰り返して、次の空コンテナCを第一支持台25aに押し出す。それが押し出されると、段ばらし装置6のプッシャー24が作動し、アクチュエータ24Cから到達信号が出力される。すると、制御部5は、第一リフト22を作動させて、第一支持台25a上の空コンテナCを第一作業エリアE1に供給する。
そうしている間も、ロボット3は、次々と送られてくる物品Mを吸着盤37で吸引しながら持ち上げ、持ち上げた物品Mが三つ揃うと、それらを第二作業エリアE2のコンテナCに収納していく。
そして、第二作業エリアE2のコンテナCmが満杯になると、ロボット3は、それを制御部5に報知する。制御部5は、それに基づいて第二リフト23を作動させる。すると、第二作業エリアE2に保持されていたコンテナCmは、第二支持台25b上に降ろされ、続いて、第二プッシャー24bが作動して、そこから段積み装置7のコロコンベヤ20へ向けて押し出される。
このようにして、空コンテナCと、満杯になったコンテナCmとの入れ替え作業が、第一作業エリアE1と第二作業エリアE2で交互に繰り返され、その間に、物品Mが間断なく作業エリアに送られてきても、ロボット3は、作業エリアE1(E2)を切り替えながら、次々と搬送されてくる物品MをコンテナCに収納していく。
以上、一実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、その他の態様も採用可能である。例えば、この実施形態では、四軸構成の水平多関節ロボットを使用したが、これに代えて、例えば、パラレルリンクロボットを使用することもできる。また、この実施形態では、主に、パックセンターにおいて、弁当等をコンテナに収納する場合について説明したが、例えば、配送センターにおいて、店舗別のコンテナに弁当等を仕分ける場合にも適用可能である。その場合には、供給部に供給されるコンテナには、物品が一部収納されている場合もある。また、コンテナが段ボールケースで成形されるときは、段ばらし装置6に代えて、折り畳まれた段ボールを箱状に組み立てる製函機が設置される。
100 物品移載装置
1 搬送部
2 供給部
3 ロボット
4 排出部
5 制御部
6 段ばらし装置
7 段積み装置
31 質量測定装置
M 物品
C コンテナ
E 作業エリア
E1 第一作業エリア
E2 第一作業エリア
R1 第一経路
R2 第二経路

Claims (1)

  1. 作業エリアに物品を送り込む搬送部と、
    前記作業エリアにコンテナを供給する供給部と、
    前記作業エリアに送り込まれた前記物品を、前記作業エリアに供給された前記コンテナに収納するロボットと、
    前記ロボットによって前記物品が収納された前記コンテナを前記作業エリアから排出する排出部と、
    前記供給部と前記排出部を制御する制御部と、を備え、
    前記作業エリアは、第一作業エリアと第二作業エリアとに分けられ、
    前記制御部は、前記ロボットが前記第一作業エリア及び前記第二作業エリアのうちの一方の作業エリアで前記コンテナに前記物品を収納している間に、前記排出部を制御して、他方の作業エリアから前記物品の収納された前記コンテナを排出させるとともに、前記供給部を制御して、前記他方の作業エリアに新たな前記コンテナを供給させ
    前記供給部は、前記コンテナを前記第一作業エリアに供給する経路である第一経路と、前記コンテナを搬送部の下を通って前記第二作業エリアに供給する経路である第二経路と、を有する物品移載装置。
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