JP6843778B2 - 物体の表面検査装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、物体の表面検査装置に関する。
物体の表面を非接触で検査する表面検査装置として、磁気的または光学的な特性を用いて行うものが知られている。光学的な特性を用いた表面検査は、物体の反射特性または透過特性を利用するのが一般的である。光学的な特性を用いて物体の表面を検査する場合には、物体の表面性状の情報を含む散乱光を抽出することが重要である。
しかし、光学的な特性を用いた従来の表面検査装置においては、物体からの反射光または透過光に散乱光が混在し、散乱光を抽出することが難しく、物体の表面性状を精度良く検査することができなかった。
米国特許明細書第6084670号
本実施形態は、物体の表面性状を精度良く検査することのできる物体の表面検査装置を提供する。
本実施形態による物体の表面検査装置は、撮像面を有する撮像素子と、光源と、ミラーおよびレンズを有する光学素子群であって、前記光源から前記物体の前記表面に入射した入射光による前記物体からの正反射光を除く反射光を前記ミラーのミラー面によって反射し、前記ミラー面によって反射された光を前記レンズによって前記撮像素子の撮像面に結像させる、光学素子群と、を備え、前記光源、前記ミラー、前記レンズ、および前記撮像素子は、前記物体から反射される前記入射光の正反射光が前記ミラーおよび前記レンズを介して前記撮像素子の撮像面に入射しないように配置される。
第1実施形態による物体の表面検査装置を示す図。 第2実施形態による物体の表面検査装置を示す図。 第2実施形態の表面検査装置の好適な配置の一例を示す図。 第3実施形態による物体の表面検査装置を示す図 第4実施形態による物体の表面検査装置を示す図。 第5実施形態による物体の表面検査装置を示す図。 第6実施形態による物体の表面検査装置を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図1に示す。第1実施形態の表面検査装置は、物体100の表面を検査する装置であって、光源10と、ミラー30と、レンズ60と、撮像素子70と、画像処理装置80と、を備えている。光源10は、ミラー30の反射面上の端部に配置される。
ミラー30は、ミラー面が物体100の中心軸に対して傾いた方向に配置される。光源10は、ミラー30のミラー面上の端部であって物体100から最も近い側の端部に配置される。
レンズ60の光軸と撮像素子70の撮像面(図示せず)の中心軸が一致するように配置される。ここで、撮像素子70の撮像面は、光を電気信号に変換する光電変換素子がアレイ状に配列された構成を有し、撮像面の中心軸は、撮像面の中心を通り、撮像面に直交する直線を意味する。
また、レンズ60の光軸と物体100の中心軸が交差する。ここで、物体100の中心軸とは、光が物体100に入射する第1面における中心と、この第1面と反対側の第2面における中心とを結ぶ直線を意味する。レンズ60の光軸は物体100の中心軸と直交するように配置されることが好ましい。また、ミラー30は、このミラー30のミラー面が物体100の中心軸およびレンズ30の光軸に対してそれぞれ45度を成すように配置されることが好ましい。
光源10から出射された光は物体100に入射する入射光22となる。この入射光22が物体100に入射すると、入射光22の一部が反射の法則により正反射光24になり、一部が物体100の表面状態に応じた散乱光26となる。正反射光24は、入射光22の入射角θに等しい反射角を有する反射光である。散乱光26はミラー30のミラー面に入射し、上記ミラー面で反射される。この反射された光27は、レンズ60によって撮像素子70の撮像面(図示せず)に結像される。撮像素子70によって撮像された画像が画像処理装置80によって処理され、物体100の表面の状態性状の検査、および物体100の特定が可能となる。物体の表面性状を得ることができる。なお、物体100の表面の検査中は、物体100は、移動しないように固定されていてもよいし、物体100の中心軸に直交する方向に移動してもよい。
この第1実施形態においては、光源10から物体100に入射する入射光22の正反射光24がミラー30およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように、光源10と、ミラー30と、レンズ60と、撮像素子70とが配置される。すなわち、物体100の光源10に最も近い端部100aに入射した入射光22の正反射光24がミラー30およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように、光源10と、ミラー30と、レンズ60と、撮像素子70とが配置されればよい。
本実施形態においては、光源10として、LED(Light-Emitting Diode)などを用いることが好ましい。しかし、光源10として、LED、ファイバ光源、電球、蛍光体など発する光の波長によらず、使用可能である。また、撮像素子70として、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge-Coupled Device)などが用いられ、光源10の波長範囲を検出可能なものであればよい。
なお、本実施形態においては、光源10はミラー30のミラー面上の端部に配置されている。しかし、正反射光24がミラー30およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように可能ならば、光源10はミラー30のミラー面上の端部に配置されてなくてもよい。すなわち、光源10は、ミラー30のミラー面に接していなくてもよい。
また、本実施形態においては、ミラー30は、片面がミラー面を有し、このミラー面の反射特性が光源10の波長範囲の光を反射できるものであれば、ミラー面は、平面でも凹面でもよい。図1では、ミラー面は平面としている。
以上説明したように、第1実施形態によれば、物体100からの散乱光26がミラー30およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するが、正反射光24がミラー30およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように構成されているので、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図2に示す。この第2実施形態の表面検査装置は、光源10と、第1ミラー32と、第2ミラー34と、レンズ60と、撮像素子70と、画像処理装置80と、を備えている。
この第2実施形態においては、光源10は物体100に対向して配置される。すなわち、光源10から出射される光の光軸(以下、光源の光軸とも云う)は、物体100の中心軸に対して平行に配置される。
レンズ60の光軸と、撮像素子70の撮像面(図示せず)の中心軸が一致するように配置される。また、レンズ60の光軸および撮像素子70の撮像面の中心軸は、物体100の中心軸に対して交差するように配置され、好ましくは、直交するように配置される。
第1ミラー32は、光源10と物体100との間に配置されるとともに、撮像装置70と第2ミラーとの間に配置される。レンズ60は、撮像装置70と第1ミラー32との間に配置される。また、第1ミラー32は、光源10から出射される光の光軸と物体100の中心軸とに対して所定の角度、例えば45度傾いた状態に配置される。そして、第1ミラー32は、光源10に向き合う第1ミラー面と、物体100に向き合う第2ミラー面と、を有する。光源10に向きあう第1ミラー面は、平面または凹面でもよい。第1ミラー面が凹面の場合、例えば、凹面が放物面の場合は、この放物面の焦点位置に光源10を配置することが好ましい。この場合、放物面によって反射された光は、平行光となり、第2ミラー34に入射する。
第2ミラー34は、第1ミラー32の第1ミラー面で反射した光を反射し、物体100に照射する。第2ミラー34は、光源10から出射される光の光軸と物体100の中心軸とに対して所定の角度傾いた状態に配置される。
光源10から出射された光21は、第1ミラー32の第1ミラー面によって反射され、第2ミラー34のミラー面に入射し、このミラー面によって反射され物体100に入射する入射光22となる。この入射光22が物体100に入射すると、入射光22の一部が反射の法則により正反射光24になり、一部が物体100の表面状態に応じた散乱光26となる。正反射光24は、入射光22の入射角θに等しい反射角を有する反射光である。散乱光26は第1ミラー30の第2ミラー面に入射し、この第2ミラー面で反射される。この反射された光27は、レンズ60によって撮像素子70の撮像面(図示せず)に結像される。撮像素子70によって撮像された画像が画像処理装置80によって処理され、物体の表面性状を得ることができる。
本実施形態においては、光源からの光が直接撮像素子に入るのを防ぐように、光源10の光軸が前記第1ミラー32に交わる点と光源10との間の距離Lと、第1ミラー32の第1ミラー面の長さ2lに関して、図3からわかるように、下記の関係を満たすことが好ましい。
Figure 0006843778
ここで、NAは、光源10の開口数を示し、NA=sinθであり、θは、光源10から第1ミラー32の第1ミラー面に入射する光線の光軸に対する最大角度を示す。
但し、上記式の関係を満たさなくても、撮像素子70により検出する散乱光26の強度が正反射光24に比べて強い場合もある。その場合、画像処理装置80により適切な処理を施すことにより、表面検査としての機能を果たすことができる。
また、光源10としては、LED、ファイバ光源、電球、蛍光体など発する光の波長によらず、使用可能である。
撮像素子70として、例えば、CMOSセンサやCCDなどが用いられ、光源10の波長範囲を検出可能なものであればよい。
第2実施形態においては、光源10から物体100に入射する入射光22の正反射光24が第1ミラー32の第2ミラー面、およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように、光源10と、第1ミラー32と、第2ミラー34と、レンズ60と、撮像素子70とが配置される。すなわち、物体100の第2ミラー34に最も近い端部100aに入射した入射光22の正反射光24が第1ミラー32の第2ミラー面、およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように、光源10と、第1ミラー32と、第2ミラー34と、レンズ60および撮像素子70とが配置されればよい。
以上説明したように、第2実施形態によれば、物体100からの散乱光26が第1ミラー32の第2ミラー面およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するが、正反射光24が第1ミラー32の第2ミラー面、およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように構成されているので、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図4に示す。この第3実施形態の表面検査装置は、第2実施形態の表面検査装置において、光源10と、レンズ60および撮像素子70との配置を入れ替えた構成を有している。このため、第2ミラー34の配置も第2実施形態と異なっている。すなわち、レンズ60の光軸および撮像素子70の撮像面の中心軸が一致するように配置され、物体100の中心軸と、レンズ60の光軸および撮像素子70の撮像面の中心軸が平行に配置される。また、光源10の光軸、すなわち光源10から出射される光の中心軸は、レンズ60の光軸および撮像素子70の撮像面の中心軸と交差するように配置され、好ましくは直交するように配置される。
第1ミラー32が物体100と撮像素子70との間に配置され、レンズ60が第1ミラー32と撮像素子70との間に配置される。また、第1ミラー32は、レンズ60の光軸および撮像素子70の撮像面の中心軸に対して傾くとともに、光源10の光軸に対しても傾くように配置される。この第1ミラー32は、光源10から出射された光を反射して物体100に入射させる。
光源10から出射された光が第1ミラー32によって反射されて物体100に入射する入射光となり、この入射光の散乱光26が第2ミラー34によって反射されて、レンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するように、第2ミラー34が配置される。すなわち、第2ミラー34は、第1ミラー32とレンズ60との間であって、レンズ60の光軸に対して光源10側(図では、上側)に配置される。
次に、第3実施形態の表面検査装置の動作について説明する。
光源10から出射された光は、第1ミラー32で反射され、物体100に入射する。この物体100からの反射光のうち、正反射光24の多くが、第1ミラー32により反射されて撮像素子に入らない位置に撮像素子70が配置される。具体的には、撮像素子70を物体100と対向させ、第1ミラー32の裏面側に配置する。物体100からの反射光のうち、散乱光26は第2ミラー34によって反射され、レンズ60によって撮像素子70の撮像面(図示せず)に結像される。撮像素子70によって撮像された画像が画像処理装置80によって処理され、物体100の表面の状態性状の検査、および物体100の特定が可能となる。物体の表面性状を得ることができる。
なお、物体100として、光を反射する材料、例えば、紙、金属、布などが用いられる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、物体100からの散乱光26が第2ミラー32によって反射されレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するが、正反射光24の多くが第1ミラー32によって反射されるように構成されているので、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図5に示す。第4実施形態の表面検査装置は、物体100の表面を検査する装置であって、光源10と、部分透過素子41と、レンズ42と、ハーフミラー43と、レンズ44と、レンズ45と、レンズ46と、部分透過素子48と、撮像素子70と、画像処理装置80と、を備えている。
部分透過素子41は中央に半径rの開口を有し、光源10の出射面側に、光源10から距離dの位置に配置される。光源10から出射される光の光軸と、部分透過素子41の上記開口を通る中心軸とが一致するように配置される。レンズ42は、部分透過素子41からレンズ42の焦点距離fとなる位置に配置される。
レンズ44、レンズ45、およびレンズ46は光軸が一致し、かつレンズ44がレンズ45とレンズ46との間に配置される。レンズ44、レンズ45、およびレンズ46の光軸は、光源10の光軸と交差する。レンズ44、レンズ45、およびレンズ46の光軸は、光源10の光軸と直交することが好ましい。また、レンズ44、レンズ45、およびレンズ46の光軸は、物体100の中心軸および撮像素子70の撮像面(図示せず)の中心軸に一致するように配置されることが好ましい。ハーフミラー43は、レンズ44とレンズ46との間に配置され、かつハーフミラー43のミラー面が光源10の光軸と、レンズ44、レンズ45、およびレンズ46の光軸と交差するように配置される。なお、ハーフミラー43のミラー面は、光源10の光軸と、レンズ44、レンズ45、およびレンズ46の光軸とそれぞれ45度の角度をなすように配置されることが好ましい。
レンズ44の焦点距離をf、レンズ45の焦点距離をf、レンズ46の焦点距離をfとする。レンズ44,レンズ45、およびレンズ46は、レンズ44とレンズ45との距離がf+fとなるように配置され、レンズ44とレンズ46との距離がf+fとなるように配置される。
撮像素子70はレンズ46に対してレンズ44と反対側に配置され、部分透過素子48は、レンズ46と撮像素子70との間でかつレンズ46の焦点距離fの位置に配置される。また、部分透過素子48は、半径rの円板形状の遮光部を中央に備えた構造を有する。そして部分透過素子48は、撮像素子70の撮像面との距離がdとなるように配置される。
光源10から出射された光は、部分透過素子41の開口により絞られた後、レンズ42により平行光となる。すなわち、部分透過素子41は、レンズ42の焦点距離に配置される。上記平行光は、ハーフミラー43により、レンズ44へと導かれる。レンズ44およびレンズ45を介して、物体100に光が入射する。その際、物体100には全面において、等角で光が入射するテレセントリック光学系となっている。物体100からの正反射光24は、レンズ45、レンズ44、およびハーフミラー43を通り、レンズ46により集光される。部分透過素子48は、図5に示すように中心に遮光部を有しているので、部分透過素子48の外側の光は透過する。
一方、物体100からの散乱光26は、物体100の表面状態により、正反射光24とは異なる特定の方向に散乱されることがある。これにより、散乱光26は、部分透過素子48も透過して、撮像素子70の撮像面に結像される。ここで得られた撮像画像を画像処理装置80において処理することにより、物体100の表面を検査することが可能となる。
本実施形態において、部分透過素子41は中心部が半径rの透過部を有している。また、部分透過素子48の中心部(非透過部)を半径rの円板とすると、以下の関係を満たすことが望ましい。物体100の表面から見て、図5においてレンズ45により、レンズ45の焦点距離fの位置に、上記中心部は半径がrの大きさに結像される。光源10側において、物体100の拡大率はf/fとなり、部分透過素子41の開口の半径rはr×f/fとなる。撮像素子70の側において、物体100の拡大率はf/fとなり、部分透過素子48の遮光部の半径rは、r×f/fとなる。以上より、部分透過素子41、48の形状と焦点距離の関係は、次式を満たす。
:r = f:f
光源10としては、LED、ファイバ光源、電球、蛍光体など発する光の波長によらず、使用可能である。また、撮像素子70として、CMOSセンサやCCDなどが用いられ、光源10の波長範囲を検出可能なものであればよい。ハーフミラーは、平板でもキューブでも可能である。
以上説明したように、第4実施形態においては、物体100からの正反射光24が部分透過素子48の遮光部を照射し、散乱光26の一部が部分透過素子48の遮光部以外の部分を照射するので、散乱光を正反射光と分離することが可能となり、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
散乱光は波長依存性が大きいものもあり、適切な波長領域を選択することにより、散乱光を効果的に抽出することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図6に示す。この第5実施形態の表面検査装置は、図2に示す第2実施形態の表面検査装置において、第1ミラー32をハーフミラー32Aに置き換えた構成を有している。
この第5実施形態においては、光源10から出射された光21の一部はハーフミラー32Aによって反射されて第2ミラー34に入射する。また、光源10から出射された光21の一部はハーフミラー32Aを透過し、物体100に入射する。この光は、物体100によって反射されて正反射光25や散乱光26となる。この散乱光26は、ハーフミラー32Aのミラー面およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射する。また、第2ミラー34に入射した光は第2ミラー34によって反射され、物体100に入射する入射光22となる。この入射光22による作用は、第2実施形態で説明した場合と同様となる。
以上説明したように、第5実施形態は、第2実施形態と同様に、物体100からの散乱光26がハーフミラー32Aのミラー面およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するが、正反射光24がハーフミラー32Aのミラー面、およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように構成されているので、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
なお、第5実施形態において、ハーフミラー32Aを光源10の光軸に垂直に配置しても同様の効果を得ることができる。この場合、第2ミラー34は不要となる。
(第6実施形態)
第6実施形態による物体の表面検査装置(以下、表面検査装置とも云う)を図7に示す。この第6実施形態の表面検査装置は、図2に示す第2実施形態の表面検査装置において、物体100が搬送路150に沿って搬送される構成を有している。すなわち、物体100は、搬送路150に沿って移動する構成となっている。
この第6実施形態は、第2実施形態と同様に、物体100からの散乱光26が第1ミラー32の第2ミラー面およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射するが、正反射光24が第1ミラー32の第2ミラー面、およびレンズ60を介して撮像素子70の撮像面に入射しないように構成されているので、物体100の表面性状を精度良く検査することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10・・・光源、21・・・光源から照射される光、22・・・入射光、24・・・正反射光、26・・・散乱光、27・・・反射光、30・・・ミラー、32・・・第1ミラー(両面ミラー)、32A・・・ハーフミラー、34・・・第2ミラー、41・・・第1部分透過素子、42・・・レンズ、43・・・ハーフミラー、44・・・レンズ、45・・・レンズ、46・・・レンズ、48・・・第2部分透過素子、60・・・レンズ、70・・・撮像素子、80・・・画像処理装置、100・・・物体、150・・・搬送路

Claims (8)

  1. 撮像面を有する撮像素子と、
    光源と、
    ミラーおよびレンズを有する光学素子群であって、前記光源から物体表面に入射した入射光による前記物体からの正反射光を除く反射光を前記ミラーのミラー面によって反射し、前記ミラー面によって反射された光を前記レンズによって前記撮像素子の撮像面に結像させる、光学素子群と、
    を備え、
    前記光源、前記ミラー、前記レンズ、および前記撮像素子は、前記物体から反射される前記入射光の正反射光が前記ミラーおよび前記レンズを介して前記撮像素子の撮像面に入射しないように配置され
    前記レンズの光軸が前記物体の中心軸に対して交差しかつ前記レンズの光軸および前記撮像素子の前記撮像面の中心軸が一致するように前記レンズおよび前記撮像素子が配置され、
    前記物体の前記中心軸および前記レンズの光軸に対してそれぞれ前記ミラー面が傾くように前記ミラーが配置され、
    前記光源は、前記物体に最も近い側の、前記ミラー面の端部に配置される,物体の表面検査装置。
  2. 前記光源、前記ミラー、前記レンズ、および前記撮像素子は、前記光源に最も近い側の前記物体の端部に入射した入射光の正反射光が前記ミラーおよび前記レンズを介して前記撮像素子の撮像面に入射しないように、配置される請求項1記載の物体の表面検査装置。
  3. 撮像面を有する撮像素子と、
    検査する物体の表面に対向するように配置された光源と、
    前記光源から出射された光を反射する第1ミラー面および前記第1ミラー面と反対側に配置された第2ミラー面を有する第1ミラーと、
    前記第1ミラー面によって反射された光を反射して前記物体の前記表面に入射させる第2ミラーと、
    レンズと、
    を備え、
    前記物体の前記表面に入射した入射光による前記物体からの、正反射光を除く反射光が前記第1ミラーの前記第2ミラー面によって反射され、この反射された光を、前記レンズによって前記撮像素子の前記撮像面に結像し、
    前記光源、前記第1ミラー、前記第2ミラー、前記レンズ、および前記撮像素子は、前記物体から反射される前記入射光の正反射光が前記第1ミラーの前記第2ミラーおよび前記レンズを介して前記撮像素子の撮像面に入射しないように配置される、物体の表面検査装置。
  4. 前記光源の光軸が前記物体の中心軸に平行となるように前記光源が配置され、
    前記レンズの光軸が前記光源の光軸に交差しかつ前記レンズの光軸と前記撮像素子の前記撮像面の中心軸とが一致するように前記レンズおよび前記撮像素子が配置され、
    前記光源の光軸に対して前記第1ミラー面が傾き、前記物体の中心軸および前記レンズの光軸に対して第2ミラー面が傾くように前記第1ミラーが配置され、
    前記光源の光軸および前記レンズの光軸に対して前記第2ミラーのミラー面が傾くように前記第2ミラーが配置される請求項記載の物体の表面検査装置。
  5. 前記光源の光軸が前記第1ミラーの前記第1ミラー面に交わる点と前記光源との間の距離をLとし、前記第1ミラーの前記第1ミラー面の長さを2lとし、前記光源の開口数をNAとしたとき、
    Figure 0006843778
    の関係を満たす請求項または記載の物体の表面検査装置。
  6. 前記第1ミラーは、ハーフミラーである請求項乃至のいずれかに記載の物体の表面検査装置。
  7. 前記物体は搬送路に沿って移動する請求項乃至のいずれかに記載の物体の表面検査装置。
  8. 前記撮像素子の撮像画像に基づいて前記物体の表面情報を得る画像処理装置を更に備えた請求項1乃至のいずれかに記載の物体の表面検査装置。
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