JP6841025B2 - ピラーガーニッシュ取付構造及びテザークリップ - Google Patents

ピラーガーニッシュ取付構造及びテザークリップ Download PDF

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Description

本発明は、ピラーガーニッシュ取付構造及びテザークリップに関する。
ピラーガーニッシュと車両のピラーとの間にカーテンエアバッグ(CSAともいう。CSAはCurtain Shield Airbag の略である)が収納されると共にピラーガーニッシュがテザークリップを用いてピラーに取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造が知られている(例えば特許文献1〜特許文献4参照)。例えば、下記特許文献1には、第2実施例として、テザークリップが、その座部から立ち上がってピラーガーニッシュに係止される係合保持部と、座部から延出されたテザー部と、テザー部の先端に接続されたアンカー部と、を備える構成が開示されている。テザー部は、座部から立ち上がり湾曲されて概ねピラーガーニッシュの長手方向に沿って延びるように配置されることで、長さが確保されている。一方、ピラーガーニッシュは、テザー部が収納されるテザー収納部を備え、テザー収納部は、テザークリップの座部が接触すると共に長孔(挿通孔)が形成された底壁と、底壁とピラーガーニッシュの本体部分とを繋ぐ前壁及び一対の側壁と、を含んで構成されている。長孔の縁部にはテザークリップの係合保持部が係合される。
また、上記特許文献1に開示された先行技術では、カーテンエアバッグの展開時に、カーテンエアバッグの展開圧によってピラーガーニッシュがテザークリップの係合保持部から離脱してピラーガーニッシュがピラーから離反する方向に移動した場合、アンカー部が長孔の周囲部に係止するまではピラーガーニッシュが移動する。これにより、ピラーとピラーガーニッシュとの間にカーテンエアバッグ展開用の隙間が形成されると共に、ピラーガーニッシュのそれ以上の移動は阻止され、ピラーガーニッシュの飛散が防止される。
特開2015−202783号公報 国際公開第2016/017539号パンフレット 特開2015−132274号公報 特開2013−140117号公報
ところで、上記先行技術では、テザー部の長さを確保するために、テザー部を概ねピラーガーニッシュの長手方向に沿って延びるように配置しているが、カーテンエアバッグの展開時にピラーガーニッシュをより大きく開かせるためには、限られたスペース内に配置されるテザー部の長さを更に長く必要がある。
本発明は、上記事実を考慮して、限られたスペース内に配置されるテザー部の長さを一層長くすることができるピラーガーニッシュ取付構造及びテザークリップを得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のピラーガーニッシュ取付構造は、ピラーガーニッシュが車両のピラーにテザークリップを用いて取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造において、前記ピラーガーニッシュは、前記ピラーとの間に折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが収納されるピラーガーニッシュ本体と、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面側に設けられたテザー収納部と、を備え、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から前記ピラーの側へ離間した位置に配置された底壁と、前記底壁と前記ピラーガーニッシュ本体とを繋ぐ連結壁と、を有し、前記底壁には挿通孔が貫通形成され、前記テザークリップは、前記底壁に対して前記テザー収納部の外側から接触する座部と、前記座部の一面から立設されて前記挿通孔の縁部に係合される係合保持部と、前記座部の前記一面から前記挿通孔を通って前記テザー収納部内に少なくとも一部が配置されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続されて前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、ピラーガーニッシュ長手方向一方側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側及び前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側が開放され、前記延在部は、前記テザー収納部内において前記ピラーガーニッシュ本体の裏面に沿って直線状に延びており、前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている。
なお、請求項1に記載の「前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている」の概念には、第二湾曲部の全部がテザー収納部の外側に配置されている場合が含まれる他、第二湾曲部の大部分がテザー収納部の外側に配置されている場合も含まれる。
請求項に記載する本発明のピラーガーニッシュ取付構造は、ピラーガーニッシュが車両のピラーにテザークリップを用いて取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造において、前記ピラーガーニッシュは、前記ピラーとの間に折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが収納されるピラーガーニッシュ本体と、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面側に設けられたテザー収納部と、を備え、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から前記ピラーの側へ離間した位置に配置された底壁と、前記底壁と前記ピラーガーニッシュ本体とを繋ぐ連結壁と、を有し、前記底壁には挿通孔が貫通形成され、前記テザークリップは、前記底壁に対して前記テザー収納部の外側から接触する座部と、前記座部の一面から立設されて前記挿通孔の縁部に係合される係合保持部と、前記座部の前記一面から前記挿通孔を通って前記テザー収納部内に少なくとも一部が配置されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続されて前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、ピラーガーニッシュ長手方向一方側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側及び前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側が開放され、前記延在部は、前記テザー収納部内において前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から間隔をおいて配置されると共に前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側へ向けて前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から徐々に離れるように延び、更に基端側から先端側へ向けて徐々に薄肉になっており、前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている。
なお、請求項2に記載の「前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている」の概念には、第二湾曲部の全部がテザー収納部の外側に配置されている場合が含まれる他、第二湾曲部の大部分がテザー収納部の外側に配置されている場合も含まれる。
請求項1及び請求項2にそれぞれ記載された構成によれば、ピラーガーニッシュ本体の裏面側にはテザー収納部が設けられており、このテザー収納部の底壁に貫通形成された挿通孔の縁部にテザークリップの係合保持部が係合されている。また、ピラーにはテザークリップの留付部が留め付けられている。ピラーガーニッシュが車両のピラーにテザークリップを用いて取り付けられた状態でピラーガーニッシュ本体とピラーとの間には、折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが収納されている。そして、側面衝突時等にカーテンエアバッグが展開してピラーガーニッシュがピラーから離反する方向に移動した場合には、ピラーガーニッシュの挿通孔をテザー部が通過し、ピラーガーニッシュの挿通孔の周囲部にテザークリップのアンカー部が達する。
ここで、テザー部は、座部から立ち上がる立上部の先端が湾曲状の第一湾曲部を介してピラーガーニッシュ長手方向一方側に延びる延在部の基端に繋がり、延在部の先端が湾曲状の第二湾曲部を介してアンカー部に繋がっている。そして、第二湾曲部は、延在部の先端側から立上部の立ち上がり方向とは反対側及び前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側に膨出するように湾曲している。このため、第二湾曲部を備えない対比構造と比べてテザー部の長さを長くすることができる。
さらに、請求項1に記載の構成によれば、例えば第二湾曲部がテザー収納部の内側に配置される構成や延在部がピラーガーニッシュ本体の裏面に沿わないで配置される構成に比べてテザー部とテザー収納部の底壁との対向間距離を長く確保することができる。このため、側面衝突時等にカーテンエアバッグが展開してピラーガーニッシュがピラーから離反する方向に移動した場合、テザー収納部の底壁にテザー部が当接するタイミングを遅らせることができる。
また、請求項2に記載の構成によれば、ピラーガーニッシュ本体の裏面側に向けて周辺部材を組み付ける場合で当該周辺部材が第二湾曲部の近傍を通る場合に、仮に周辺部材が第二湾曲部に干渉しても、延在部を含むテザー部が弾性変形することで第二湾曲部を延在部の側でかつピラーガーニッシュ本体の裏面に接近する側に退避させることができる。
請求項に記載する本発明のテザークリップは、ピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付けるためのテザークリップであって、座部と、前記座部の一面から立設されて前記ピラーガーニッシュに係合される係合保持部と、前記座部の前記一面に接続されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続され、前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、前記座部の前記一面と平行な一方向側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、前記延在部は、前記座部の前記一面と平行な方向に沿って直線状に延び、前記座部の前記一面に対向する方向から見て前記座部の前記一面と重なる位置を越えて延出されている。
なお、請求項3に記載の「座部の前記一面と平行な方向に沿って直線状に延びている」とは、座部の前記一面と厳密な意味で平行な方向に直線状に延びている場合が含まれる他、座部の前記一面と厳密な意味で平行な方向に直線状に延びているわけではないが、座部の前記一面と概ね平行な方向に直線状に延びていて、実質的に「座部の前記一面と平行な方向に沿って直線状に延びている」と把握されるようなものも含まれる。
請求項4に記載する本発明のテザークリップは、ピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付けるためのテザークリップであって、座部と、前記座部の一面から立設されて前記ピラーガーニッシュに係合される係合保持部と、前記座部の前記一面に接続されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続され、前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、前記座部の前記一面と平行な一方向側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、前記延在部は、前記一方向側へ向けて前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に傾斜すると共に前記座部の前記一面に対向する方向から見て前記座部の前記一面と重なる位置を越えて延出され、更に基端側から先端側へ向けて徐々に薄肉になっている。
請求項3及び請求項4にそれぞれ記載された構成によれば、テザークリップの係合保持部がピラーガーニッシュの挿通孔の縁部と係合されると共に、テザークリップの留付部がピラーに留め付けられ、更にピラーガーニッシュとピラーとの間にカーテンエアバッグが収納されていれば、以下に説明する作用及び効果が得られる。すなわち、側面衝突時等にカーテンエアバッグが展開してピラーガーニッシュがピラーから離反する方向に移動した場合には、ピラーガーニッシュの挿通孔をテザー部が通過し、ピラーガーニッシュの挿通孔の周囲部にテザークリップのアンカー部が達する。
ここで、テザー部は、座部から立ち上がる立上部の先端が湾曲状の第一湾曲部を介して座部の一面と平行な一方向側に延びる延在部の基端に繋がり、延在部の先端が湾曲状の第二湾曲部を介してアンカー部に繋がっている。そして、第二湾曲部は、延在部の先端側から立上部の立ち上がり方向とは反対側に膨出するように湾曲すると共に延在部の先端側に戻るように湾曲している。このため、第二湾曲部を備えない対比構造と比べてテザー部の長さを長くすることができる。
さらに、請求項3に記載の構成によれば、テザークリップの係合保持部がピラーガーニッシュの挿通孔の縁部と係合されると共に、テザークリップの留付部がピラーに留め付けられ、ピラーガーニッシュとピラーとの間にカーテンエアバッグが収納され、更に、第二湾曲部がテザー収納部の外側に配置されていれば、以下に説明する作用及び効果が得られる。すなわち、例えば第二湾曲部がテザー収納部の内側に配置されるような構成に比べてテザー部とテザー収納部の底壁との対向間距離を長くすることができる。このため、側面衝突時等にカーテンエアバッグが展開してピラーガーニッシュがピラーから離反する方向に移動した場合、テザー収納部の底壁にテザー部が当接するタイミングを遅らせることができる。
また、請求項4に記載の構成によれば、テザークリップの係合保持部がピラーガーニッシュの挿通孔の縁部と係合されると共に、テザークリップの留付部がピラーに留め付けられ、ピラーガーニッシュとピラーとの間にカーテンエアバッグが収納され、更に、第二湾曲部がテザー収納部の外側に配置された場合、以下に説明する作用及び効果が得られる。すなわち、ピラーガーニッシュ本体の裏面側に向けて周辺部材を組み付ける場合で当該周辺部材が第二湾曲部の近傍を通る場合に、仮に周辺部材が第二湾曲部に干渉しても、延在部を含むテザー部が弾性変形することで第二湾曲部を延在部の側でかつピラーガーニッシュ本体の裏面に接近する側に退避させることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1及び請求項2にそれぞれ記載のピラーガーニッシュ取付構造によれば、限られたスペース内に配置されるテザー部の長さを一層長くすることができるという優れた効果を有する。
さらに、請求項に記載のピラーガーニッシュ取付構造によれば、カーテンエアバッグの展開時にテザー収納部の底壁にテザー部が当接するタイミングを遅らせることができるので、カーテンエアバッグを展開し易くすることができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載のピラーガーニッシュ取付構造によれば、組付誤差等で周辺部材が第二湾曲部に干渉しても当該周辺部材を配置させることができるという優れた効果を有する。
請求項3及び請求項4にそれぞれ記載のテザークリップによれば、限られたスペース内に配置されるテザー部の長さを一層長くすることができるという優れた効果を有する。
さらに、請求項に記載のテザークリップによれば、上述のようにテザークリップを用いてピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付け、第二湾曲部がテザー収納部の外側に配置されれば、カーテンエアバッグを展開し易くすることができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載のテザークリップによれば、上述のようにテザークリップを用いてピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付け、第二湾曲部がテザー収納部の外側に配置された場合、組付誤差等で周辺部材が第二湾曲部に干渉しても当該周辺部材を配置させることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るピラーガーニッシュ取付構造をピラーガーニッシュの長手方向に沿って切断した状態で示す断面図である。 図1の矢印2方向から見た状態でアンカー部等を示す図である。 図1に示されるピラーガーニッシュの上端部をピラーガーニッシュの短手方向(幅方向)に沿って切断した状態で示す断面図である。ピラーガーニッシュの裏面側に配置される各部材は簡略化して想像線(二点鎖線)で示す。 図1のテザークリップの係合保持部からピラーガーニッシュの挿通孔の縁部が離脱した状態を示す断面図である。 図5(A)は図1のテザー部が軸周りに回転した後にアンカー部が挿通孔の周囲部に接近している状態をピラーガーニッシュ長手方向視で示す断面図である。図5(B)は図5(A)の状態の後にアンカー部が挿通孔の周囲部に係止された状態をピラーガーニッシュ長手方向視で示す断面図である。 図1のテザー部が軸周りに回転しないでアンカー部が挿通孔の周囲部に係止された状態をピラーガーニッシュ長手方向視で示す断面図である。 対比構造に係るテザークリップを用いたピラーガーニッシュ取付構造をピラーガーニッシュの長手方向に沿って切断した状態で示す断面図である。 図7のテザークリップの係合保持部からピラーガーニッシュの挿通孔の縁部が離脱した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るピラーガーニッシュ取付構造をピラーガーニッシュの長手方向に沿って切断した状態で示す断面図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るテザークリップ及びピラーガーニッシュ取付構造について図1〜図8を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印INは車両幅方向内側を示しており、矢印Xは車両前下方側を示している。
(テザークリップの構成)
まず、テザークリップの構成について説明する。図1に示されるように、テザークリップ10は、一例としてフロントピラーガーニッシュ50(以下、単に「ピラーガーニッシュ50」という。)を車両のフロントピラー60(以下、単に「ピラー60」という。)のピラーインナパネル62に取り付けるための部材である。
テザークリップ10は、全体としては軸状の単一の樹脂部材として構成されている。テザークリップ10の軸方向の中間部には、略矩形平板状の座部12が形成されている。座部12の一面としての第一面12Aには、一対の係合保持部40及び帯状のテザー部20が接続され、座部12の他面としての第二面12Bには留付部14が接続されている。
留付部14は、ピラーインナパネル62に留め付けられる部位とされる。なお、留付部14の基本構成は、例えば、特開2015−202783号公報等で公知の構成とほぼ同様であるため、詳細説明を省略する。留付部14について簡単に説明すると、留付部14は、座部12の第二面12Bの中心部から立設された略筒状の脚14Aと、脚14Aに一体形成された一対の係止爪(図示省略)と、座部12の第二面12Bの中心部から離れた部位から立設されたぐらつき抑制弾性片14Dと、を備えている。なお、図中の符号14Cは、前記係止爪の内面側を背景線で示したものである。
一対の係合保持部40は、座部12の第一面12Aから一体に立設されてピラーガーニッシュ50に係合される部位とされ、互いに対向配置されている。一対の係合保持部40の各々は、座部12の第一面12Aに対向する方向から見て(図1では図中の上側から見て)一対の係合保持部40の互いの対向方向と直交する方向の両側にV字状に張り出す一対の係合本体部44A(図3参照)を備えている。図3に想像線(二点鎖線)で示される一対の係合本体部44Aは、互いに接近及び離間する接離方向に弾性変形可能とされている。また、一対の係合本体部44Aの間には中央壁部44Bが形成されており、この中央壁部44Bは、座部12の第一面12Aから立設されて一対の係合本体部44Aにおける座部12の側とは反対側の端部同士を繋いでいる。
図1に示されるように、一対の係合保持部40は、第一係合保持部40Aと第二係合保持部40Bとで構成されている。第一係合保持部40Aと第二係合保持部40Bとの間の中央位置は、本実施形態では、留付部14の軸心よりも第二係合保持部40Bの側に若干オフセットされて(ずれて)いる。第二係合保持部40Bには、中央壁部44Bから第一係合保持部40Aの側とは反対側に突出するリブ46が形成されている。
リブ46は、中央壁部44Bの基端部に隣接する第一端部46Aと、第一端部46Aとは中央壁部44Bの立設方向において反対側に配置された第二端部46Bと、を備えている。また、リブ46の第二端部46Bには、リブ46が中央壁部44Bから突出する方向へ向けて第一端部46Aの側に傾斜した傾斜面46Sが形成されている。
座部12の第一面12Aにおいて一対の係合保持部40の間には、帯状のテザー部20が接続されている。テザー部20は、座部12の第一面12Aから長尺状に延出されて可撓性を有している。このテザー部20は、座部12から立ち上がる立上部22を備えている。また、テザー部20における長尺方向の中間部24には、座部12の第一面12Aと平行な一方向側(図中では右側)に延びる延在部24Xが形成されると共に、立上部22の先端と延在部24Xの基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部24Rが形成されている。
第一湾曲部24Rは、リブ46が中央壁部44Bから突出する方向(図中では左方向)と同じ方向に膨出するように湾曲している。第一湾曲部24Rにおいて膨出する側(図1では左側)の端部位置は、座部12の第一面12Aに対向する方向から見てリブ46と重なる位置に設定されている。延在部24Xは、座部12の第一面12Aと平行な方向(本実施形態では一対の係合保持部40の対向方向と平行な方向)に沿って直線状に延び、座部12の第一面12Aに対向する方向から見て座部12の第一面12Aと重なる位置を越えて延出されている。
また、テザー部20は、延在部24Xよりも先端側に湾曲状の第二湾曲部26Rを備えている。この第二湾曲部26Rは、延在部24Xの先端と後述するアンカー部30とを繋いでいる。延在部24Xの先端側の部位から第二湾曲部26Rの基端側の部位にかけては鈍角状になだらかに湾曲されている。そして、第二湾曲部26Rは、延在部24Xの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側(図中では下側)に膨出するように湾曲すると共に延在部24Xの先端側に戻るように略C字状に湾曲している。テザー部20の長さは、後述するカーテンエアバッグ70(図3参照)の展開時に図4に示されるピラーガーニッシュ50をピラーインナパネル62から離間させる距離に応じて設定されている。
図1に示されるように、テザー部20の先端には、アンカー部30が一体に形成されて接続されている。なお、図1では、テザー部20の先端側及びアンカー部30を断面図でなく側面図で示している。図2には図1の矢印2方向から見たアンカー部30等が示されている。図1及び図2に示されるように、アンカー部30は、基部32と、基部32と一体に形成された片側延出部34と、を備えている。アンカー部30の基部32は、テザー部20との接続部分を含んでかつテザー部20の先端側部分であるテザー先端部26Aの幅方向(図2の矢印26W参照)と平行な方向に沿って延びている。また、図1に示されるように、アンカー部30の片側延出部34は、テザー先端部26Aの幅方向から見て(図1の方向視で)基部32からテザー先端部26Aの厚み方向の一方側(本実施形態では一例として図1に示されるテザー先端部26Aに対して図中上側)に直線状に延出されてテザー先端部26Aとの間に鋭角(角度A)を形成する。なお、テザー先端部26Aは、本実施形態では第二湾曲部26Rの先端側部分とされている。また、テザー先端部26Aの厚み方向の他方側にはアンカー部は設けられていない。
アンカー部30は、テザー先端部26Aの幅方向から見て片側延出部34のみがテザー先端部26Aとの間の角度Aを小さくするように弾性変形可能とされている。片側延出部34は、テザー先端部26Aの幅方向から見て片側延出部34がテザー先端部26Aに対して折り返されるように弾性変形した場合にテザー先端部26Aと対面する中央延出部34Aを備えている。また、図2に示されるように、片側延出部34には、中央延出部34Aに対して片側延出部34の延出方向と直交する方向の両側にサイド延出部34Sが設けられている。サイド延出部34Sは、図1に示されるテザー先端部26Aの幅方向から見て片側延出部34がテザー先端部26Aに対して折り返されるように弾性変形した場合にテザー先端部26Aの側方側に配置される部位を含んで構成されて中央延出部34Aよりも厚肉とされている。
(ピラーガーニッシュ取付構造)
次に、テザークリップ10を用いてピラーガーニッシュ50が車両のピラー60に取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造及びその周辺構造について説明する。なお、図1等に示される矢印50Lはピラーガーニッシュ長手方向(ピラーガーニッシュ50の長手方向)を示している。
ピラー60は、車体側部に形成されたドア開口部の車両前後方向の前縁部において車両上方へ向けて車両後方側に傾斜するように立設された金属製の車体骨格部材である。ピラー60は、その内板を構成するピラーインナパネル62を備えると共に、外板を構成するピラーアウタパネル(図示省略)を含んで構成され、車両上方へ向けて車両後方側に傾斜するように延在する閉断面部(図示省略)を備えている。ピラーインナパネル62には、クリップ取付孔62Xが貫通形成されている。
ピラー60におけるピラーインナパネル62の車室内側には、樹脂製のピラーガーニッシュ50が内張りされている。ピラーガーニッシュ50は、車両上方へ向けて車両後方側に傾斜する方向を長手方向として配置されている。図3には、ピラーガーニッシュ50の上端部をピラーガーニッシュ50の短手方向(幅方向)に沿って切断した状態の断面図が示されている。なお、図3では、ピラーガーニッシュ50が車両に組み付けられた場合にピラーガーニッシュ50の裏面側に配置される各部材を簡略化して想像線(二点鎖線)で示している。
図3に示されるように、ピラーガーニッシュ50は、平断面形状が略C字状に形成されたピラーガーニッシュ本体52(以下、単に「ガーニッシュ本体52」と略す。)を備えている。ガーニッシュ本体52の図示しない下端部(図3の紙面奥側の端部)には、組付状態で車両下方側へ延出する差込み部(図示省略)が一体に形成されている。この差込み部は、インストルメントパネル(図示省略)の車両幅方向外側の端部に差し込まれるようになっている。また、ガーニッシュ本体52の図示しない長手方向中間部の裏面には、座部(図示省略)が一体に形成されており、この座部は、クリップ(図示省略)を介してピラーインナパネル62に留め付けられている。
さらに、図3に示されるように、ガーニッシュ本体52の上端部の裏面には、中空のテザー収納部54が一体に形成されている。図1に示されるように、このテザー収納部54は、車両後上方側(ピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側))が開放された構造とされている。より具体的に説明すると、図1及び図3に示されるように、テザー収納部54は、ガーニッシュ本体52の裏面からピラーインナパネル62の側へ離間した位置に配置された底壁54Aと、底壁54Aとガーニッシュ本体52の裏面とを繋ぐ連結壁としての一対の側壁54B(図3参照)及び閉塞壁54C(図1参照)と、を備えている。底壁54Aは、ガーニッシュ本体52の裏面に対して略平行に配置されている。図3に示される一対の側壁54Bは、ピラーガーニッシュ短手方向(図3では左右方向)に互いに対向すると共に底壁54Aによってピラー60側の端部同士が繋がれている。また、図1に示される閉塞壁54Cは、一対の側壁54Bの車両前下方側(矢印X参照)の端部同士を繋いでいる。テザー収納部54の車両後上方側(矢印X方向とは反対側)は開口部54Dとされている。
底壁54Aには、組付用の挿通孔54Xが貫通形成されている。挿通孔54Xは、長手方向及び前記長手方向と直交する短手方向を有してピラーガーニッシュ長手方向に長い形状(本実施形態では長方形状(実質的に長方形として把握される形状))に形成されている。
テザー収納部54の挿通孔54Xには、ピラーガーニッシュ50とピラー60のピラーインナパネル62とを連結するテザークリップ10が取り付けられている。テザークリップ10の留付部14は、ピラーインナパネル62のクリップ取付孔62Xに挿入されている。ピラーインナパネル62のクリップ取付孔62Xの内面には、留付部14の係止爪(図示省略)が係止され、ピラーインナパネル62の車室側の面には、留付部14のぐらつき抑制弾性片14Dが弾性変形された状態(図示省略)で押し当てられる。一方、テザークリップ10の一対の係合保持部40をピラーガーニッシュ50のテザー収納部54の挿通孔54Xに押し込んで挿通させると、挿通孔54Xの内側に係合保持部40の根本部42が位置すると共に、図3に示されるように、係合保持部40がピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長辺縁部に係合されるようになっている。
以上により、図1に示されるテザークリップ10は、互いに対向配置されるピラーガーニッシュ50及びピラーインナパネル62に取り付けられている。なお、テザークリップ10の一対の係合保持部40は、テザークリップ10がピラーガーニッシュ50に取り付けられた状態ではピラーガーニッシュ50の長手方向に並ぶように対向配置されている。なお、ピラーガーニッシュ50の長手方向は、図3では図3の紙面に垂直な方向とされている。
図3に示されるように、テザークリップ10は、座部12がテザー収納部54の底壁54Aに対してテザー収納部54の外側から接触した状態で係合保持部40がピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長辺縁部に係合されている。さらに、図1に示されるように、テザー部20は、座部12の第一面12Aからピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xを通ってテザー収納部54内に一部が配置されている。テザー部20の延在部24Xは、テザー収納部54内において車両後上方側(ピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側))にガーニッシュ本体52の裏面に沿って直線状に延びている。言い換えれば、テザー部20の延在部24Xは、テザー収納部54内のガーニッシュ本体52の裏面に平行に近接配置されている。そして、テザー部20は、全体として見た場合の長手方向Lがピラーガーニッシュ50の長手方向に沿うように配置される。
テザー部20の第二湾曲部26Rは、アンカー部30と共にテザー収納部54の外側に配置されている。第二湾曲部26Rは、延在部24Xの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側及びピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側)に相当する車両後上方側に膨出するように湾曲している。
また、アンカー部30について説明すると、図5(B)に示されるように、片側延出部34の延出方向と同じ方向におけるアンカー部30の全長30Lは、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの短手方向の長さよりも長く設定されている。また、図6に示されるように、テザー先端部26Aの幅方向(矢印26W参照)と平行な方向におけるアンカー部30の全長30Mも、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの短手方向の長さよりも長く設定されている。また、図示を省略するが、図5(A)に示されるアンカー部30は、テザー先端部26Aの幅方向(図5(A)の紙面に垂直な方向)がピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長手方向(図5(A)の紙面に垂直な方向)に沿って配置された状態でアンカー部30がテザー収納部54の外側(図5(A)では下側)から挿通孔54Xに挿通される場合に、テザー先端部26Aの幅方向から見て(図5(A)の方向視で)片側延出部34のみがテザー先端部26Aとの間の角度Aを小さくするように弾性変形可能とされることで、挿通孔54Xを通過可能とされている。
一方、図3に示されるように、ガーニッシュ本体52は、その車両前後方向の前部52Aが車両前後方向の中間部52Bに対して車両幅方向外側へ向けて延出されている。ガーニッシュ本体52の前部52Aとピラーインナパネル62との間に形成された前側スペースS1には、ワイヤハーネスやドレインホース等の配策物72が配策されている。また、ガーニッシュ本体52は、その車両前後方向の後部52Cが車両前後方向の中間部52Bに対して車両幅方向外側へ延出されている。ガーニッシュ本体52の後部52Cとピラーインナパネル62との間に形成された後側スペースS2には、折り畳まれた状態のカーテンエアバッグ70が収納されている。カーテンエアバッグ70の展開方向は車両後下方側かつ車室内側へ向けた方向である。
(取付手順)
次に、テザークリップ10を用いてピラーガーニッシュ50をピラー60に取り付ける手順について概説する。
まず、図5(A)に示されるテザー先端部26Aの幅方向をピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長手方向に沿わせた状態でテザー収納部54の外側から挿通孔54Xにテザークリップ10のアンカー部30が挿通される。テザー先端部26Aの幅方向から見て(図5(A)に示される方向視で)片側延出部34のみがテザー先端部26Aとの間の角度Aを小さくするように弾性変形することで(図示省略)、アンカー部30は挿通孔54Xを通過可能となっている。その後、そのアンカー部30を軸周りに90度回転させてから、図1に示されるテザー部20及び係合保持部40が挿通孔54Xに挿入される。そして、係合保持部40が挿通孔54Xの長辺縁部に係合される。その後、テザークリップ10の留付部14がピラーインナパネル62のクリップ取付孔62Xに留め付けられることで、ピラーガーニッシュ50がピラー60に取り付けられる。
なお、ガーニッシュ本体52の図示しない長手方向中間部は、別のクリップ(図示省略)でピラーインナパネル62に留め付けられる。また、ガーニッシュ本体52の図示しない下端部は、差込み部(図示省略)がインストルメントパネル(図示省略)の車両幅方向外側の端部に形成された差込み孔に差し込まれる。
(作用・効果)
次に、テザークリップ10を用いてピラーガーニッシュ50が車両のピラー60に取り付けられた場合の作用及び効果について説明する。側面衝突時又はロールオーバー時に図3に示されるカーテンエアバッグ70が展開されると、カーテンエアバッグ70の展開圧によってピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動しようとする。そして、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長辺縁部がテザークリップ10の係合保持部40から離脱してピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動すると、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xをテザー部20が通過し、最終的にはピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの周囲部にアンカー部30(図2参照)が係止される(図5(B)及び図6参照)。
ところで、本実施形態では、図1に示されるように、テザー部20は、座部12から立ち上がる立上部22の先端が湾曲状の第一湾曲部24Rを介して車両後上方側(ピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側))に延びる延在部24Xの基端に繋がり、延在部24Xの先端が湾曲状の第二湾曲部26Rを介してアンカー部30に繋がっている。そして、第二湾曲部26Rは、延在部24Xの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側及びピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側)に相当する車両後上方側に膨出するように湾曲している。このため、第二湾曲部を備えない対比構造と比べてテザー部20の長さを長くすることができる。
このように、本実施形態によれば、ガーニッシュ本体52の上端部の裏面側という限られたスペース内に配置されるテザー部20の長さを一層長くすることができる。
また、本実施形態では、延在部24Xは、テザー収納部54内においてガーニッシュ本体52の裏面に沿って直線状に延び、第二湾曲部26Rは、テザー収納部54の外側に配置されている。これにより、例えば第二湾曲部(26R)がテザー収納部(54)の内側に配置される対比構成や延在部(24X)がピラーガーニッシュ本体(52)の裏面に沿わないで配置される対比構成に比べてテザー部20とテザー収納部54の底壁54Aとの対向間距離を長く確保することができる。このため、側面衝突時等にカーテンエアバッグ70(図3参照)が展開して、図4に示されるように、ピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動した場合、テザー収納部54の底壁54Aにテザー部20が当接するタイミングを遅らせることができる。これにより、図3に示されるカーテンエアバッグ70の展開に伴ってピラー60に対してピラーガーニッシュ50が開かれる際の初期段階の抵抗が低減されるので、カーテンエアバッグ70を展開し易くすることができる。
ここで、図7及び図8に示される対比構造と対比しながら補足説明する。
図7には、対比構造に係るテザークリップ100を用いたピラーガーニッシュ取付構造がピラーガーニッシュの長手方向に沿って切断した状態の断面図で示されている。また、図8には、図7のテザークリップ100の係合保持部40からピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの縁部が離脱した状態の断面図が示されている。なお、図7及び図8では、本実施形態と実質的に同様の構成部については同一符号を付している。
対比構造に係るテザークリップ100のテザー部102は、立上部22の先端から閉塞壁54Cの側に湾曲する第一の湾曲部102Aと、第一の湾曲部102Aの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側に膨出するように湾曲する第二の湾曲部102Bと、を備えている。第二の湾曲部102Bは、半分以上がテザー収納部54内に配置されている。
このような対比構造では、カーテンエアバッグ70(図3参照)が展開して、図8に示されるように、ピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動した場合、比較的早いタイミングでテザー部102(より具体的には第二の湾曲部102B)とテザー収納部54の底壁54Aとが当接してしまう。ここで、図1に示される本実施形態におけるテザー部20とテザー収納部54の底壁54Aとの対向間距離は、図7に示される対比構造におけるテザー部102とテザー収納部54の底壁54Aとの対向間距離よりも長く設定されている。このため、カーテンエアバッグ70(図3参照)が展開して、図4に示されるようにピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動した場合、テザー部20とテザー収納部54の底壁54Aとが当接するタイミングを前記対比構造の場合よりも遅らせることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るテザークリップ及びピラーガーニッシュ取付構造について、図9を用いて説明する。図9には、本実施形態に係るピラーガーニッシュ取付構造をピラーガーニッシュ50の長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。この図に示されるように、本実施形態のテザークリップ80は、テザー部20(図1参照)に代えてテザー部82を備える点、アンカー部30(図1参照)に代えてアンカー部90を備える点、及びリブ46(図1参照)を備えない点で第1の実施形態のテザークリップ10(図1参照)とは異なる。他の構成は、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長手方向の長さ設定を除き、第1の実施形態と実質的に同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
(テザークリップの構成)
まず、テザークリップ80の構成について説明する。図9に示されるように、テザー部82は、第1の実施形態のテザー部20(図1参照)と同様の立上部22を備えている。また、テザー部82における長尺方向の中間部84には、座部12の第一面12Aと平行な一方向側(図中では右側)に延びる延在部84Xが形成されると共に、立上部22の先端と延在部84Xの基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部84Rが形成されている。
第一湾曲部84Rは、第1の実施形態の第一湾曲部24R(図1参照)と同様の方向に膨出するように湾曲している。第一湾曲部84Rにおいて膨出する図中左側の端部位置は、座部12の第一面12Aに対向する方向から見て第二係合保持部40Bと重なる位置に設定されている。言い換えれば、第一湾曲部84Rの膨出量は、第1の実施形態の第一湾曲部24R(図1参照)の膨出量よりも小さく設定されている。
延在部84Xは、座部12の第一面12Aと平行な一方向側(図中では右側)へ向けて立上部22が立ち上がる方向とは反対側に若干傾斜すると共に第一湾曲部84Rとなだらかに繋がるように若干湾曲している。この延在部84Xは、座部12の第一面12Aに対向する方向から見て(図9では図中の上側から見て)座部12の第一面12Aと重なる位置を越えて延出されている。延在部84Xは、座部12の第一面12Aからの距離が第1の実施形態の延在部24X(図1参照)における座部12の第一面12Aからの距離よりも短く設定されている。また、延在部84Xは、基端側から先端側へ向けて徐々に薄肉になっている。さらに、延在部84Xは、一例として、基端側から先端側へ向けて幅(図9の紙面に垂直な方向の長さ)を徐々に広げた構成になっている。なお、変形例として延在部84Xの幅を一定の幅とするような構成も採り得る。
また、テザー部82は、延在部84Xよりも先端側に湾曲状の第二湾曲部86Rを備えている。この第二湾曲部86Rは、延在部84Xの先端と後述するアンカー部90とを繋いでおり、第1の実施形態の第二湾曲部26R(図1参照)よりも薄肉とされている。延在部84Xの先端側の部位から第二湾曲部86Rの基端側の部位にかけてはなだらかに連続している。そして、第二湾曲部86Rは、延在部84Xの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側(図中では下側)に膨出するように湾曲すると共に延在部84Xの先端側に戻るように略C字状に湾曲している。また、テザー部20の先端には、アンカー部90が一体に形成されて接続されている。アンカー部90は、テザー部82の先端側部分であるテザー先端部86Aに対して略V字状に折り返されるように形成されている。
(ピラーガーニッシュ取付構造)
次に、テザークリップ80を用いてピラーガーニッシュ50が車両のピラー60に取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造及びその周辺構造について説明する。
図9に示されるピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの長辺の長さ(図中左右方向の長さ)は、テザークリップ80の第二係合保持部40Bにリブ46(図1参照)が形成されていない分だけ第1の実施形態における挿通孔54X(図1参照)よりも短く設定されている。なお、本実施形態における挿通孔54Xと第1の実施形態における挿通孔54X(図1参照)とは、長辺の長さが異なるが、便宜上同一符号を付す。
テザークリップ80のテザー部82は、座部12の第一面12Aからピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xを通ってテザー収納部54内に一部が配置されている。テザー部82の延在部84Xは、テザー収納部54内においてガーニッシュ本体52の裏面から間隔をおいて配置されると共に車両後上方側(ピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側))へ向けてガーニッシュ本体52の裏面から徐々に離れるように延びている。
テザー部82の第二湾曲部86Rは、アンカー部90と共にテザー収納部54の外側に配置されている。第二湾曲部86Rは、延在部84Xの先端側から立上部22の立ち上がり方向とは反対側及びピラーガーニッシュ長手方向一方側(矢印50Lに沿った方向の図中右側)に相当する車両後上方側に膨出するように湾曲している。
(天井材の組み付けについて)
図9に示されるテザークリップ80を用いてピラーガーニッシュ50をピラー60に取り付ける手順は、第1の実施形態と同様である。次に、その後に配置される天井材(「ルーフヘッドライニング」ともいう)92の組み付けについて説明する。
まず、組付誤差がない場合、天井材92は組付前の第一の位置92Xから正規の組付位置である第二の位置92Yに移動されて(天井材92の端末の移動軌跡を示す符号94参照)組み付けられる。この場合、天井材92はテザー部82の第二湾曲部86R及びアンカー部90に殆ど干渉しない(微かに干渉する程度である)。一方、組付誤差があって例えば天井材92が組付前の第一の位置92Aから非正規の組付位置である第二の位置92Bに移動されようとすると(天井材92の端末の移動軌跡を示す符号96参照)、天井材92の端部がテザー部82の第二湾曲部86Rに比較的広範囲で干渉してしまう。しかしながら、このような場合、本実施形態では天井材92の端部に第二湾曲部86Rが押されると、延在部84Xが撓むように弾性変形すると共に第一湾曲部84Rが膨出側(図中の左側)に弾性変形することで、第二湾曲部86Rを延在部84Xの側(図中の左側)でかつピラーガーニッシュ本体52の裏面に接近する側に退避させることができる(図中の二点鎖線で示されるテザー部82参照)。これにより、組付誤差があって組付時に天井材92が第二湾曲部86Rに干渉しても天井材92を組み付けることができる。
(作用・効果)
次に、テザークリップ80を用いてピラーガーニッシュ50が車両のピラー60に取り付けられた場合の作用及び効果について説明する。側面衝突時又はロールオーバー時にカーテンエアバッグ70(図3参照)が展開されてピラーガーニッシュ50がピラー60から離反する方向に移動した場合、第1の実施形態と同様に、ピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xをテザー部82が通過し、最終的にはピラーガーニッシュ50の挿通孔54Xの周囲部にアンカー部90が係止される。このとき、本実施形態では、第1の実施形態に比べてテザー部82がテザー収納部54の底壁54Aと干渉するタイミングは若干早くなるものの、延在部84Xが第1の実施形態よりも薄肉に形成されているので、干渉抵抗は比較的小さく抑えられる。その他については、前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用及び効果が得られる。
また、本実施形態の構成によっても、第二湾曲部を備えない対比構造と比べてテザー部82の長さを長くすることができる。このため、ガーニッシュ本体52の裏面側の限られたスペース内に配置されるテザー部82の長さを一層長くすることができる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、図1及び図9に示されるように、テザー部20、82の第二湾曲部26R、86Rは、テザー収納部54の外側に配置されており、このような構成がより好ましいが、本発明の実施形態ではない参考例として、テザー部の第二湾曲部がテザー収納部(54)の内側に配置されるような構成も採り得る。
また、上記実施形態では、請求項1記載の「ピラーガーニッシュ長手方向一方側」が車両後上方側に対応しているが、請求項1記載の「ピラーガーニッシュ長手方向一方側」が車両前下方側に対応するような構成とされてもよい。
また、上記第1の実施形態の変形例として、上記第1の実施形態のアンカー部30の片側延出部34に代えて、テザー先端部(26A)の幅方向から見て基部(32)からテザー先端部(26A)の厚み方向の一方側であってかつ第1の実施形態の片側延出部34が延出する側とは反対側(すなわち図1に示されるテザー先端部26Aに対して図中下側)に延出された片側延出部がアンカー部に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、ピラー60がフロントピラーとされ、ピラーガーニッシュ50がフロントピラーガーニッシュとされているが、本発明に適用されるピラーは例えばリアピラー(クォータピラー)等のようなフロントピラー以外のピラーとされてもよく、ピラーガーニッシュはフロントピラー以外のピラー用のガーニッシュとされてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 テザークリップ
12 座部
12A 第一面(一面)
12B 第二面(他面)
14 留付部
20 テザー部
22 立上部
24R 第一湾曲部
24X 延在部
26R 第二湾曲部
30 アンカー部
40 係合保持部
50 ピラーガーニッシュ
50L ピラーガーニッシュ長手方向
52 ピラーガーニッシュ本体
54 テザー収納部
54A 底壁
54B 側壁(連結壁)
54C 閉塞壁(連結壁)
54X 挿通孔
60 ピラー
70 カーテンエアバッグ
80 テザークリップ
82 テザー部
84R 第一湾曲部
84X 延在部
86R 第二湾曲部
90 アンカー部

Claims (4)

  1. ピラーガーニッシュが車両のピラーにテザークリップを用いて取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造において、
    前記ピラーガーニッシュは、前記ピラーとの間に折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが収納されるピラーガーニッシュ本体と、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面側に設けられたテザー収納部と、を備え、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から前記ピラーの側へ離間した位置に配置された底壁と、前記底壁と前記ピラーガーニッシュ本体とを繋ぐ連結壁と、を有し、前記底壁には挿通孔が貫通形成され、
    前記テザークリップは、前記底壁に対して前記テザー収納部の外側から接触する座部と、前記座部の一面から立設されて前記挿通孔の縁部に係合される係合保持部と、前記座部の前記一面から前記挿通孔を通って前記テザー収納部内に少なくとも一部が配置されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続されて前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、
    前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、ピラーガーニッシュ長手方向一方側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、
    前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側及び前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、
    前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側が開放され、
    前記延在部は、前記テザー収納部内において前記ピラーガーニッシュ本体の裏面に沿って直線状に延びており、
    前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている、ピラーガーニッシュ取付構造。
  2. ピラーガーニッシュが車両のピラーにテザークリップを用いて取り付けられたピラーガーニッシュ取付構造において、
    前記ピラーガーニッシュは、前記ピラーとの間に折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが収納されるピラーガーニッシュ本体と、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面側に設けられたテザー収納部と、を備え、前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から前記ピラーの側へ離間した位置に配置された底壁と、前記底壁と前記ピラーガーニッシュ本体とを繋ぐ連結壁と、を有し、前記底壁には挿通孔が貫通形成され、
    前記テザークリップは、前記底壁に対して前記テザー収納部の外側から接触する座部と、前記座部の一面から立設されて前記挿通孔の縁部に係合される係合保持部と、前記座部の前記一面から前記挿通孔を通って前記テザー収納部内に少なくとも一部が配置されたテザー部と、前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、前記座部の他面に接続されて前記ピラーに留め付けられる留付部と、を有し、
    前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、ピラーガーニッシュ長手方向一方側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、
    前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側及び前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、
    前記テザー収納部は、前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側が開放され、
    前記延在部は、前記テザー収納部内において前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から間隔をおいて配置されると共に前記ピラーガーニッシュ長手方向一方側へ向けて前記ピラーガーニッシュ本体の裏面から徐々に離れるように延び、更に基端側から先端側へ向けて徐々に薄肉になっており、
    前記第二湾曲部は、前記テザー収納部の外側に配置されている、ピラーガーニッシュ取付構造。
  3. ピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付けるためのテザークリップであって、
    座部と、
    前記座部の一面から立設されて前記ピラーガーニッシュに係合される係合保持部と、
    前記座部の前記一面に接続されたテザー部と、
    前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、
    前記座部の他面に接続され、前記ピラーに留め付けられる留付部と、
    を有し、
    前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、前記座部の前記一面と平行な一方向側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、
    前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、
    前記延在部は、前記座部の前記一面と平行な方向に沿って直線状に延び、前記座部の前記一面に対向する方向から見て前記座部の前記一面と重なる位置を越えて延出されている、テザークリップ。
  4. ピラーガーニッシュを車両のピラーに取り付けるためのテザークリップであって、
    座部と、
    前記座部の一面から立設されて前記ピラーガーニッシュに係合される係合保持部と、
    前記座部の前記一面に接続されたテザー部と、
    前記テザー部の先端に接続されたアンカー部と、
    前記座部の他面に接続され、前記ピラーに留め付けられる留付部と、
    を有し、
    前記テザー部は、前記座部から立ち上がる立上部と、前記座部の前記一面と平行な一方向側に延びる延在部と、前記立上部の先端と前記延在部の基端とを繋ぐ湾曲状の第一湾曲部と、前記延在部の先端と前記アンカー部とを繋ぐ湾曲状の第二湾曲部と、を備え、
    前記第二湾曲部は、前記延在部の先端側から前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に膨出するようにかつ前記延在部の先端側に戻るようにC字状に湾曲しており、
    前記延在部は、前記一方向側へ向けて前記立上部の立ち上がり方向とは反対側に傾斜すると共に前記座部の前記一面に対向する方向から見て前記座部の前記一面と重なる位置を越えて延出され、更に基端側から先端側へ向けて徐々に薄肉になっている、テザークリップ。
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