JP6837829B2 - 毛髪処理剤及び毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪処理剤及び毛髪処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、毛髪処理剤及び毛髪処理方法に関するものである。
従来より、頭皮への刺激が少ないといわれているアミドアミンが、毛髪の感触などを改善するためのトリートメント、コンディショナー等の毛髪処理剤に配合されている。
例えば、特許文献1には、脂肪酸アミドアミン及び高級アルコールが配合された毛髪処理剤が開示されている。
特開2011−121899号公報
ところで、従来より、毛髪を柔らかくすることが望まれているが、特に、毛先がはねてしまい、おさまりが悪くなってしまうことを同時に改善させることが望まれる場合がある。
しかし、脂肪酸アミドアミン及び高級アルコールが配合された毛髪処理剤において、毛髪の柔らかさを向上させつつ毛髪の毛先のおさまりを良好にすることは、これまで検討されていない。
本発明は、上記事情に鑑み、毛髪の柔らかさを向上させつつ毛髪の毛先のおさまりを良好にすることが可能な毛髪処理剤及び毛髪処理方法の提供を目的とする。
本発明者等が鋭意検討を行った結果、脂肪族アミドアミンと、セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールと、α−ヒドロキシカルボン酸と、が配合された毛髪処理剤において、脂肪族アミドアミンとセタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールとのモル比によって、毛髪の柔らかさや毛髪の毛先のおさまりが変化することを新規に見出し、さらに、当該モル比を特定の比率とすることで、毛髪の柔らかさの向上と毛髪の毛先のおさまりを良好にすることとを同時に実現させることが可能になることを見出し、本発明を完成するに至った。
[1]の毛髪処理剤は、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された毛髪処理剤であって、(A)脂肪酸アミドアミンに対する(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が2.5以上であることを特徴とする。
[2]の毛髪処理剤は、[1]の毛髪処理剤であって、(A)脂肪酸アミドアミンに対する(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が3.5以上4.5以下である。
[3]の毛髪処理剤は、[1]又は[2]の毛髪処理剤であって、(D)加水分解ケラチンが配合されたものである。
[4]の毛髪処理剤は、[3]の毛髪処理剤であって、(D)加水分解ケラチンの配合量が0.5質量%以上である。
[5]の毛髪処理剤は、[1]〜[4]のいずれかの毛髪処理剤であって、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールとしてセタノールのみが配合されたものである。
[6]の毛髪処理剤は、[1]〜[5]のいずれかの毛髪処理剤であって、(E)下記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオールが配合されたものである。
[上記一般式(2)において、n=1〜5である。]
[7]の毛髪処理剤は、[1]〜[6]のいずれかの毛髪処理剤であって、(F)下記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体が配合されたものである。
Gly−[O{(PO)x(EO)y}−(BO)zH]3 (3)
[上記一般式(3)において、Glyは水酸基を除いたグリセリン残基を表し、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表し、BOはオキシブチレン基を表し、xはPOの平均付加モル数を表し、yはEOの平均付加モル数を表し、zはBOの平均付加モル数を表し、xは3以上7以下、yは5以上10以下、zは1以上5以下である。]
[8]の毛髪処理剤は、[1]〜[7]のいずれかの毛髪処理剤であって、(G)ラノリン脂肪酸コレステリル、液状ラノリン、デカオレイン酸デカグリセリル、カオリンから選ばれる1種又は2種以上が配合されたものである。
[9]の毛髪処理方法は、[1]〜[8]のいずれかの毛髪処理剤を用いて毛髪処理を行う方法である。
本発明に係る毛髪処理剤、毛髪処理方法によれば、毛髪の柔らかさを向上させつつ毛髪の毛先のおさまりを良好にすることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を例に挙げつつ説明する。
本実施形態の毛髪処理剤は、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された毛髪処理剤であって、(A)脂肪酸アミドアミンに対する(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が2.5以上である。
また、本実施形態の毛髪処理方法は、上記毛髪処理剤を毛髪に塗布して毛髪処理を行う方法である。
<(A)脂肪酸アミドアミン>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、脂肪酸アミドアミンが1種又は2種以上配合される。
上記脂肪酸アミドアミンとしては、下記一般式(1)で示される構造を有するものが用いられる。
1−CO−NH−(CH)n−NR23 (1)
(上記一般式(1)において、R1、n、R2、及びR3は、以下の通りである。R1は、炭素数11以上25以下(炭素数15以上21以下でもよい。)の炭化水素基又はヒドロキシ炭化水素基を表す。このR1は、飽和又は不飽和のものであり、また、直鎖状又は分岐鎖状のものである。nは、1以上4以下(2以上3以下でもよい。)の整数を表す。R2は、炭素数3以下(炭素数2以下でもよい。)のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表す。このR2は、直鎖状又は分岐鎖状のものである。R3は、炭素数3以下(炭素数2以下でもよい。)のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表す。このR3は、直鎖状又は分岐鎖状のものである。
上記一般式(1)に示される脂肪酸アミドアミンとしては、例えば、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、リノール酸ジメチルアミノプロピルアミド、リシノレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヒドロキシステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸N,N−ジヒドロキシメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、リノール酸ジエチルアミノエチルアミド、リシノレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヒドロキシステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸N,N−ジヒドロキシエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、リノール酸ジエチルアミノプロピルアミド、リシノレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヒドロキシステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸N,N−ジヒドロキシエチルアミノプロピルアミドが挙げられる。
本実施形態に係る毛髪処理剤に配合される脂肪酸アミドアミンの配合量は、0.5質量%以上8質量%以下が好ましく、2質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールが配合される。
すなわち、本実施形態に係る毛髪処理剤には、少なくともセタノールが配合されており、セタノール以外の高級アルコールがさらに配合されていてもよい。ここで、セタノールは、炭素数16の脂肪族アルコール(分子量:242.44)である。
上記セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールとしては、セタノールのみが配合されてもよい。
セタノール以外の高級アルコールは、公知の高級アルコールであり、炭素数16以上22以下のものがよい。この高級アルコールとしては、例えば、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールなどの直鎖状飽和アルコール;オレイルアルコールなどの直鎖状不飽和アルコール;ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、イソセチルアルコール、イソステアリルアルコールなどの分岐状飽和アルコール;が挙げられる。毛髪処理剤における油滴の分散安定性の観点から、炭素数16以上22以下の直鎖状飽和アルコールがよく、セチルアルコール以外の高級アルコールとしてはステアリルアルコールが好ましい。また、毛髪処理剤の低粘度化のためには、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、ドデシルヘキサデカノールなどの特定の分岐アルコールの配合が適する。
本実施形態に係る毛髪処理剤に配合されるセタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールの配合量は、1質量%以上15質量%以下が好ましく、5質量%以上10質量%以下がより好ましい。
本実施形態に係る毛髪処理剤の(A)脂肪酸アミドアミンに対する(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]は、毛髪の毛先のおさまりと柔らかさを向上させる観点から2.5以上であり、3.5以上4.5以下が好ましく、3.8以上4.2以下がより好ましい。
<(C)α−ヒドロキシカルボン酸>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、α−ヒドロキシカルボン酸が配合される。α−ヒドロキシカルボン酸は、炭素数6以下のα−ヒドロキシモノカルボン酸、α−ヒドロキシジカルボン酸、及びα−ヒドロキシトリカルボン酸から選ばれた1種又は2種以上である。
α−ヒドロキシモノカルボン酸としては、例えば、乳酸、グリコール酸、グリセリン酸、2−ヒドロキシ酪酸、マンデル酸が挙げられる。α−ヒドロキシジカルボン酸としては、例えば、酒石酸、リンゴ酸が挙げられる。α−ヒドロキシトリカルボン酸としては、例えば、クエン酸が挙げられる。
なかでも、毛髪の毛先のおさまりと柔らかさをより向上させる観点から、α−ヒドロキシモノカルボン酸を配合することが好ましい。
なお、上記(A)成分及び(B)成分と共に、酸としてリン酸を用いる場合と比較して、α−ヒドロキシカルボン酸を用いる場合には、毛髪処理剤の乳化安定性を良好にすることができる。
上記α−ヒドロキシカルボン酸の配合量としては、0.1質量%以上5質量%以下が好ましく、0.5質量%以上3質量%以下がより好ましい。
上記(A)成分の配合量に対する上記(C)成分の配合量の比は、例えば、0.1以上0.8以下である。
(任意成分)
本実施形態に係る毛髪処理剤に配合される任意成分としては、毛髪用処理剤の原料として公知のものから適宜に選定される。この任意成分は、上記(A)〜(C)成分を除く、(D)加水分解ケラチン、(E)1,2−アルカンジオール、(F)グリセリン誘導体、後述の(G)成分、水等が配合される。
さらに、上記(A)〜(G)成分及び水を除く任意成分としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、エステル油、油脂、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、高分子化合物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、合成香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤などである。
<(D)加水分解ケラチン>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、加水分解ケラチンが配合されることが好ましい。加水分解ケラチンは、ケラチンタンパク質の加水分解物である。
毛髪処理剤に加水分解ケラチンを配合させることで、毛髪における毛先のおさまりと柔らかさとが向上する。この加水分解ケラチンは、1種で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、この加水分解ケラチンは、例えば、羊毛由来、羽毛由来のものを用いることができる。
上記加水分解ケラチンの数平均分子量(Mn)としては、100以上50,000以下が好ましい。上記Mnの下限としては、200がより好ましく、300がさらに好ましい。また、上記Mnの上限としては、30,000がより好ましく、10,000がさらに好ましい。
なお、加水分解ケラチンとしては、互いに数平均分子量(Mn)が異なるものを併用してもよい。例えば、Mnが100以上1000以下のものと、Mnが5000以上15000以下のものと、Mnが20000以上40000以下のものと、を併用し、Mnが100以上1000以下のものの配合割合が最も多くなるように配合させてもよい。
加水分解ケラチンの数平均分子量(Mn)は、「{(総窒素量×(平均アミノ酸分子量−18))/アミノ態窒素量}+18」により算出される値である。ここで、「総窒素量」は、ケルダール法で測定でき、「平均アミノ酸分子量」は、アミノ酸分析によるアミノ酸組成比から求められ、「アミノ態窒素量」は、Van Slyke法で測定できる。
上記加水分解ケラチンの配合量としては、毛髪の毛先のおさまりと柔らかさ及び毛髪処理剤の粘度を良好にする観点から、0.5質量%以上10質量%以下が好ましく、1質量%以上8質量%以下がより好ましく、1.5質量%以上5質量%以下が特に好ましい。
<(E)1,2−アルカンジオール>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、毛髪の毛先のおさまりと柔らかさをより向上させる観点から、下記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオールが1種又は2種以上配合されてもよい。
(上記一般式(2)において、n=1〜5(好ましくは、n=2〜4)である。)
上記一般式(2)に示される1,2−アルカンジオールとしては、例えば、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等が挙げられる。
上記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオールの配合量としては、0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、1質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<(F)グリセリン誘導体>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、下記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体が配合されていてもよい。上記グリセリン誘導体は、特に限定されないが、例えば、グリセリンに酸化エチレン及び酸化プロピレンを付加させた後、酸化ブチレンを付加させて得ることが可能である。
Gly−[O{(PO)x(EO)y}−(BO)zH]3 (3)
[上記一般式(3)において、Glyは水酸基を除いたグリセリン残基を表し、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表し、BOはオキシブチレン基を表し、xはPOの平均付加モル数を表し、yはEOの平均付加モル数を表し、zはBOの平均付加モル数を表し、xは3以上7以下、yは5以上10以下、zは1以上5以下である。]
本実施形態に係る毛髪処理剤には、グリセリン誘導体として、下記式(3a)で表されるポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)を配合するとよい。
Gly−[O{(PO)5(EO)8}−(BO)3H]3 (3a)
上記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体の配合量としては、0.5質量%以上10質量%以下が好ましく、1質量%以上5質量%以下がより好ましい。
なお、上記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体を毛髪処理剤に配合させる場合には、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをさらに良好にする観点から、上記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオールと共に配合させることが好ましい。
<(G)成分>
本実施形態に係る毛髪処理剤には、(G)成分として、ラノリン脂肪酸コレステリル、液状ラノリン、デカオレイン酸デカグリセリル、カオリンから選ばれる1種又は2種以上が配合されていてもよい。
ラノリン脂肪酸コレステリルは、ラノリン脂肪酸とコレステロールとのエステルである。
ラノリン脂肪酸コレステリルの配合量としては、0.05質量%以上5質量%以下が好ましく、0.1質量%以上3質量%以下がより好ましい。
液状ラノリンは、ラノリンから得られる液状脂質である。
液状ラノリンの配合量としては、0.01質量%以上5質量%以下が好ましく、0.1質量%以上3質量%以下がより好ましい。
デカオレイン酸デカグリセリルは、オレイン酸とデカグリセリンとのポリグリセリン脂肪酸エステルである。
デカオレイン酸デカグリセリルの配合量としては、0.05質量%以上5質量%以下が好ましく、0.1質量%以上3質量%以下がより好ましい。
カオリンは、含水ケイ酸アルミニウムである。
カオリンの配合量としては、0.01質量%以上3質量%以下が好ましく、0.02質量%以上1質量%以下がより好ましい。
<水>
本実施形態の毛髪処理剤には、溶媒として水が配合されていてもよい。水の配合量としては、例えば、60質量%以上95質量%以下である。
(剤型)
本実施形態に係る毛髪処理剤の剤型は、例えば、液状、クリーム状、泡状が挙げられる。
当該剤型としては、水中油型のエマルションであることが好ましい。
(粘度)
本実施形態に係る毛髪処理剤の粘度は、例えば、B型粘度計を使用して25℃、12rpmで計測した60秒後の値が3000mPa・s以上60000mPa・s以下である。
(pH)
本実施形態に係る毛髪処理剤のpHは、例えば、3.0以上6.0以下である。pHは25℃における測定値が採用される。
(対象毛髪)
本実施形態に係る毛髪処理剤で処理される対象毛髪は、パーマ処理、カラーリング処理、又はブリーチ処理の履歴がある毛髪、及びその履歴がない毛髪のいずれであってもよい。
(用途)
本実施形態に係る毛髪処理剤は、特に限定されず、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント(例えば、洗い流さないトリートメント、洗い流すトリートメント、整髪兼用トリートメント、多剤式トリートメントの一構成剤、パーマの前処理のためのトリートメント、パーマの後処理のためのトリートメント、カラーリングの前処理のためのトリートメント、カラーリングの後処理のためのトリートメント、脱色の前処理のためのトリートメント、脱色の後処理のためのトリートメント)等のヘアケア剤が挙げられるが、なかでも、洗い流すトリートメントとして用いられることが好ましい。
以下、実施例により本発明を詳述するが、この実施例の記載により本発明が限定的に解釈されるものではない。
水と原料を配合することにより、実施例及び比較例の毛髪処理剤を製造した。このとき配合した原料と配合濃度は、下記表1〜11の通りである。なお、表1〜11において、(A)脂肪酸アミドアミンとしてステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド(分子量:368.64)を用いた。また、表1〜11において用いた「LexFeel D4」(Inolex Chemical社製)は、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコールとイソドデカンの混合物である。
(「毛先のおさまり」と「柔らかさ」の評価方法及び評価基準)
5gの毛束に対して0.5gのシャンプー(ミルボン社製「DEESSE'S NEU WillowLuxe」)を用いて毛束を洗浄した後、流水にて洗い流して、タオルドライを行った。つづいて、濡れた毛束に各実施例又は比較例の毛髪処理剤を0.5g塗布し、毛束を流水で洗い流した後、ドライヤーで乾燥させた。乾燥後の毛束における「毛先のおさまり」と「柔らかさ」を下記評価基準に従って、パネラー5名の総意によって官能評価した。
「毛先のおさまり」の評価基準
○:基準の毛束と比べて、毛先の収まりが良い。
―:基準の毛束と毛先の収まりが同等。
△:基準の毛束と比べて、毛先の収まりが悪い。
×:基準の毛束と比べて、毛先の収まりがとても悪い。
「柔らかさ」の評価基準
○:基準の毛束と比べて、柔らかい手触りである。
―:基準の毛束と柔らかい手触りが同等。
△:基準の毛束と比べて、硬い手触りである。
×:基準の毛束と比べて、とても硬い手触りである。
(「粘度」の評価方法及び評価基準)
下記の評価基準に従って実施例3aと比較例3a〜3e、実施例4aと4b、実施例5aと5bの毛髪処理剤の粘度を評価した。
○:基準とした毛髪処理剤と比べて、粘度が高い。
−:基準とした毛髪処理剤と同等の粘度である。
×:基準とした毛髪処理剤と比べて、粘度が低い。
上記表1によれば、カチオン界面活性剤として4級アンモニウム塩である(A´)塩化ヘベニルトリメチルアンモニウムを配合させた場合と比較して、(A)脂肪酸アミドアミンであるステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド及び(C)α−ヒドロキシカルボン酸である乳酸を配合させた方が、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをいずれも良好にすることができることが分かる。
上記表2によれば、(A)脂肪酸アミドアミンに対する(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]に応じて毛先のおさまり及び柔らかさが変化することが分かる。また、当該モル比としては、2.5以上とすることができ、特に3.5以上4.5以下である場合に毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをいずれも良好にすることができることが分かる。

上記表3によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(D)加水分解ケラチンを配合させると、(D´)として示す各種加水分解タンパク等を配合させる場合よりも、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをいずれも良好にすることができることが分かる。
なお、(A)脂肪酸アミドアミンに対して(D´)として示す各種加水分解タンパクを組み合わせた場合には、(D´)の各種加水分解タンパクの配合量によっては、コンプレックスが形成されて毛髪処理剤がモロモロとした剤となり、毛髪へ均一に塗布することができなくなる虞がある。そのため、上記表3における(D´)として示す各種加水分解タンパクは、毛髪処理剤がモロモロとした剤とならないような配合量とした。
上記表4及び表5によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(D)加水分解ケラチンを配合させる場合には、毛髪の毛先のおさまりと柔らかさと粘度をいずれも良好にすることができる観点から、(D)加水分解ケラチンをより十分に配合させることがよいことが分かる。
上記表6によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(E)成分の特定の1,2−アルカンジオールである1,2−ペンタンジオールを配合させると、(E´)として示す各種多価アルコール等を配合させる場合よりも、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをいずれも良好にすることができることが分かる。
上記表7によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(E)成分の特定の1,2−アルカンジオールである1,2−ペンタンジオールと(F)成分の特定のグリセリン誘導体とを併用して配合させると、(E)成分のみを配合させた場合や(F)成分のみを配合させた場合と比べて、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをより良好にすることができることが分かる。
上記表8によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(G)成分の1種のラノリン脂肪酸コレステリルである軟質ラノリン脂肪酸コレステリルを配合させると、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをより良好にすることができることが分かる。
上記表9によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(G)成分の1種である液状ラノリンを配合させると、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをより良好にすることができることが分かる。特に、(G)成分であるラノリン脂肪酸コレステリルであると液状ラノリンを併用した場合には、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをさらに良好にできていることが分かる。
上記表10によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(G)成分の1種であるデカオレイン酸デカグリセリルを配合させると、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをより良好にすることができることが分かる。
上記表11によれば、(A)脂肪酸アミドアミン、(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール、並びに、(C)α−ヒドロキシカルボン酸が配合された剤に対して、さらに、(G)成分の1種であるカオリンを配合させると、毛髪の毛先のおさまり及び柔らかさをより良好にすることができることが分かる。

Claims (11)

  1. (A)脂肪酸アミドアミン、
    (B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール
    (C)α−ヒドロキシカルボン酸、並びに
    (D)加水分解ケラチン、
    が配合された毛髪処理剤であって、
    前記(A)脂肪酸アミドアミンに対する前記(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が2.5以上であり、
    前記(D)加水分解ケラチンの配合量が0.5質量%以上であることを特徴とする毛髪処理剤。
  2. (A)脂肪酸アミドアミン、
    (B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール
    (C)α−ヒドロキシカルボン酸、並びに
    (E)下記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオール、
    が配合された毛髪処理剤であって、
    前記(A)脂肪酸アミドアミンに対する前記(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が2.5以上4.5以下であることを特徴とする毛髪処理剤。



    [上記一般式(2)において、n=1〜5である。]
  3. (F)下記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体が配合された請求項1又は2に記載の毛髪処理剤。
    Gly−[O{(PO)x(EO)y}−(BO)zH] (3)
    [上記一般式(3)において、Glyは水酸基を除いたグリセリン残基を表し、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表し、BOはオキシブチレン基を表し、xはPOの平均付加モル数を表し、yはEOの平均付加モル数を表し、zはBOの平均付加モル数を表し、xは3以上7以下、yは5以上10以下、zは1以上5以下である。]
  4. (G)ラノリン脂肪酸コレステリル、液状ラノリン、デカオレイン酸デカグリセリル、カオリンから選ばれる1種又は2種以上が配合された請求項1〜のいずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  5. (A)脂肪酸アミドアミン、
    (B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコール
    (C)α−ヒドロキシカルボン酸、並びに
    (F)下記一般式(3)で表されるグリセリン誘導体、及び/又は、(G)ラノリン脂肪酸コレステリル、液状ラノリン、デカオレイン酸デカグリセリル、カオリンから選ばれる1種又は2種以上、
    が配合された毛髪処理剤であって、
    前記(A)脂肪酸アミドアミンに対する前記(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が2.5以上であることを特徴とする毛髪処理剤。
    Gly−[O{(PO)x(EO)y}−(BO)zH] (3)
    [上記一般式(3)において、Glyは水酸基を除いたグリセリン残基を表し、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表し、BOはオキシブチレン基を表し、xはPOの平均付加モル数を表し、yはEOの平均付加モル数を表し、zはBOの平均付加モル数を表し、xは3以上7以下、yは5以上10以下、zは1以上5以下である。]
  6. (D)加水分解ケラチンが配合された請求項又はに記載の毛髪処理剤。
  7. 前記(D)加水分解ケラチンの配合量が0.5質量%以上である請求項に記載の毛髪処理剤。
  8. (E)下記一般式(2)で表される1,2−アルカンジオールが配合された請求項1、5、6、7のいずれか1項に記載の毛髪処理剤。


    [上記一般式(2)において、n=1〜5である。]
  9. 前記(A)脂肪酸アミドアミンに対する前記(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールのモル比[(B)/(A)比]が3.5以上4.5以下である請求項1〜8のいずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  10. 前記(B)セタノール、又は、セタノール及びセタノール以外の高級アルコールとして、セタノールのみが配合された請求項1〜のいずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法。
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