JP6834450B2 - エアレスタイヤの製造方法 - Google Patents

エアレスタイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6834450B2
JP6834450B2 JP2016242966A JP2016242966A JP6834450B2 JP 6834450 B2 JP6834450 B2 JP 6834450B2 JP 2016242966 A JP2016242966 A JP 2016242966A JP 2016242966 A JP2016242966 A JP 2016242966A JP 6834450 B2 JP6834450 B2 JP 6834450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread ring
adhesive
hub
preheating
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016242966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018094825A (ja
Inventor
杉谷 信
信 杉谷
和光 岩村
和光 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2016242966A priority Critical patent/JP6834450B2/ja
Publication of JP2018094825A publication Critical patent/JP2018094825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834450B2 publication Critical patent/JP6834450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、耐久性を向上させたエアレスタイヤの製造方法に関する。
下記の特許文献1には、接地面を有する円筒状のトレッドリングと、車軸固定用のハブとの間を、熱硬化性樹脂からなるスポークにて連結したエアレスタイヤが提案されている。
この提案のエアレスタイヤでは、トレッドリングとスポークとの間の接着強度を高めるために、予め加硫成形したトレッドリングの内周面に、接着剤の塗布が行われる。その後、接着剤が塗布されたトレッドリングとハブとを注型金型内に装着し、かつスポーク形成用の熱硬化性樹脂の原料液を注入、硬化させることにより、スポークとトレッドリングとハブとを一体化させている。
しかし、本発明者の実験の結果、注型成形時の温度条件によっては、スポークと接着剤との間の接着が不充分となってタイヤの耐久性が低下することが判明した。
その理由として、以下のことが推測される。熱硬化性樹脂と接着剤とは、その界面で生じる接着反応により、強固な結合力が発揮される。しかしこの接着反応は、熱硬化性樹脂の硬化と同時に進行する。
従って、例えばトレッドリングの温度が、注型金型の温度よりも極端に低い場合、熱硬化性樹脂と接着剤との界面の温度が、トレッドリングによって下げられる。そのため、前記界面での接着反応の速度が、注型金型によって加熱される熱硬化性樹脂の硬化速度よりも遅くなってしまう。その結果、接着反応の進行が遅れて前記界面での結合力が不充分となり、タイヤの耐久性が低下すると推測される。
国際公開WO2014/188912号公報
そこで本発明は、接着層が塗布されたトレッドリングを予熱することを基本として、熱硬化性樹脂と接着剤との界面での接着反応の速度を早めることができ、界面での結合力を高めてタイヤの耐久性を向上しうるエアレスタイヤの製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、接地面を有する円筒状のトレッドリング、前記トレッドリングの半径方向内側に配される車軸固定用のハブ、及び前記トレッドリングとハブとを連結する熱硬化性樹脂からなるスポークを具えるエアレスタイヤの製造方法であって、
加硫成型されたトレッドリングの内周面に、接着剤を塗布して接着層を形成する接着剤塗布工程と、
前記トレッドリングの内周面に、接着剤を塗布して接着層を形成する接着剤塗布工程と、
前記接着層が塗布されたトレッドリングと前記ハブとを注型金型内に装着する装着工程と、
前記注型金型内、かつトレッドリングとハブとの間の空間部内に、熱硬化性樹脂の原料液を注入しかつ硬化させることにより、スポークとトレッドリングとハブとを一体化させる注型成形工程とを含むとともに、
前記装着工程に先駆け、前記接着層が塗布されたトレッドリングを予熱する予熱工程を行うことを特徴としている。
本発明に係るエアレスタイヤの製造方法では、前記予熱工程によるトレッドリングの予熱温度Tr(℃)は、注型金型の金型温度T(℃)と、下記式(1)の関係にあることが好ましい。
T−10≦Tr −−−(1)
本発明に係るエアレスタイヤの製造方法では、前記熱硬化性樹脂は、ウレタン樹脂であることが好ましい。
本発明に係るエアレスタイヤの製造方法では、前記予熱工程によるトレッドリングの予熱温度Tr(℃)は、150℃以下であることが好ましい。
本発明に係るエアレスタイヤの製造方法では、前記接着層の乾燥後の厚さは、5〜100μmであることが好ましい。
本発明は叙上の如く、接着剤塗布工程と装着工程との間に、接着層が塗布されたトレッドリングを予熱する予熱工程を具える。従って、熱硬化性樹脂の硬化速度に対する、熱硬化性樹脂と接着剤との界面での接着反応速度の遅れを減じることができる。その結果、前記界面において、接着反応による結合力を十分に確保でき、タイヤの耐久性を向上させることができる。
本発明のエアレスタイヤの製造方法により形成されたエアレスタイヤの一実施例を示す斜視図である。 その子午断面図である。 トレッドリングとスポークとハブとの接合部分を誇張して示す断面図である。 (A)〜(D)はスポーク部が、スポーク板列からなる場合におけるスポーク板の配列状態を、平面に展開して示す概念図である。 (A)〜(D)はスポーク部が、周方向に連続してのびるスポーク板からなる場合におけるスポーク板の状態を、平面に展開して示す概念図である。 エアレスタイヤの製造方法を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2に示されるように、本実施形態のエアレスタイヤ1は、接地面Sを有する円筒状のトレッドリング2、前記トレッドリング2の半径方向内側に配される車軸固定用のハブ3、及び前記トレッドリング2とハブ3とを連結するスポーク4を具える。本例では、前記エアレスタイヤ1が乗用車用タイヤとして形成される場合が示される。
前記トレッドリング2は、空気入りタイヤにおけるトレッド部に相当する部位であり、トレッドゴム部2Aと、その内部に埋設される補強コード層2Bとを含む。トレッドゴム部2Aとしては、接地に対する摩擦力、耐摩耗性に優れるゴム組成物が好適に採用しうる。又トレッドリング2の外周面である接地面Sには、ウエット性能を付与するために、トレッド溝(図示しない)が種々なパターン形状にて形成される。
前記補強コード層2Bとして、本例では、ベルト層5と、その半径方向外側又は内側に配されるバンド層6とから形成される場合が示される。しかしベルト層5のみ、或いはバンド層6のみによって形成することもできる。前記ベルト層5は、タイヤコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜45度の角度で配列した1枚以上、本例では2枚のベルトプライ5A、5Bから形成される。各タイヤコードが、プライ間相互で交差することにより、トレッドリング2の剛性が高められる。又バンド層6は、タイヤコードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回した1枚以上、本例では1枚のバンドプライから形成される。
ベルト層5のタイヤコード、及びバンド層6のタイヤコードとしては、それぞれスチールコード及び有機繊維コードが適宜使用できる。有機繊維コードの場合、強度及び弾性率が高いアラミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の高モジュラス繊維が好適に採用しうる。
前記ハブ3は、タイヤホイールに相当するもので、本例では、車軸Jに固定される円盤状のディスク部3Aと、このディスク部3Aの半径方向外端部に一体に形成される円筒状のスポーク取付け部3Bとを具える。前記ディスク部3Aの中央には、車軸Jの前端部Jaが挿通するハブ孔3A1が形成される。又ハブ孔3A1の周囲には、車軸側に配されるボルト部Jbをナット止めするための複数のボルト挿通孔3A2が設けられる。このようなハブ3としては、従来のタイヤホイールと同様、例えば、スチール、アルミ合金、マグネシウム合金等の金属材料によって形成されるのが好ましい。
前記スポーク4は、熱硬化性樹脂から形成され、図3に拡大して示されるように、外側環状部4Aと内側環状部4Bとスポーク部4Cとを一体に具える。熱硬化性樹脂として、例えばエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン系樹脂などが使用でき、特にウレタン系樹脂は弾性特性に優れるため、好適に採用しうる。
前記外側環状部4Aは、車軸Jと同心な円筒状体であり、この外側環状部4Aの外周面4ASは、前記トレッドリング2の内周面2Sに、接着剤からなる第1の接着層21を介して接合される。前記内側環状部4Bは、外側環状部4Aの半径方向内側に同心に配される円筒状体であり、この内側環状部4Bの内周面4BSは、前記ハブ3の外周面3Sに、接着剤からなる第2の接着層22を介して接合される。又スポーク部4Cは、前記外側環状部4Aと内側環状部4Bとを一体に連結する。
図1に示されるように、本例のスポーク部4Cは、周方向のスポーク板列10Rから形成される。このスポーク板列10Rは、前記外側環状部4Aと内側環状部4Bとの間を継ぐフィン状の複数のスポーク板10が周方向に配列することによって形成される。
特に本例では、前記スポーク板列10Rとして、図4(A)に示されるように、タイヤ軸方向に対する角度θが同一の同一傾斜のスポーク板10を互いに平行に配列させた場合が示される。しかしスポーク板列10Rとしては、図4(B)に示されるように、タイヤ軸方向に対して一方側に角度θで傾斜する第1のスポーク板10aと、他方側に角度θで傾斜する第2のスポーク板10bとを、周方向に交互に配列させたものでも良い。又図4(C)に示されるように、第1のスポーク板10aを互いに平行に配列させた第1のスポーク板列10Raと、第2のスポーク板10bを互いに平行に配列させた第2のスポーク板列10Rbとの2列によって形成することもできる。このようにスポーク板10が角度θで傾斜する場合、1枚のスポーク板10の接地時間が長くなるため、タイヤの振動性能を向上させることができる。なお前記角度θは、特に規制されないが例えば30〜60度が好ましい。なお図4(D)に示されるように、タイヤ軸方向に対して傾斜しない、角度θ≒0度のスポーク板10によってスポーク板列10Rを形成することもできる。
又図5(A)〜(D)に示されるように、前記スポーク部4Cとして、周方向に連続してのびる周方向のスポーク板12を具えるものでも良い。図5(A)、(B)において、周方向のスポーク板12は、周方向に直線状にのびる。又図5(C)、(D)において、周方向のスポーク板12は、周方向にジグザグにのびる。又図5(D)に代表して示されるように、スポーク部4Cが周方向のスポーク板12を具える場合、剛性を高めるために、スポーク板12の側面からタイヤ軸方向外側にのびる側板部12eを設けることもできる。特に周方向のスポーク板12がジグザグ状をなす場合、前記側板部12eをジグザグのコーナ部に設けるのが好ましい。
次に、前記エアレスタイヤ1の製造方法を説明する。この製造方法は、図6に概念的に示すように、接着剤塗布工程P1と、予熱工程P2と、装着工程P3と、注型成形工程P4とを含む。
接着剤塗布工程P1では、予め加硫成形されたトレッドリング2の内周面2Sに、接着剤を塗布することにより、前記接着層21を形成する。なお前記トレッドリング2は、円筒状のドラム上で、各種のトレッド構成部材(例えばベルト層5形成用のシート状部材、バンド層6形成用のシート状部材、トレッドゴム部2A形成用のシート状部材等)を、順次周方向に巻き重ねることにより形成された未加硫の生トレッドリングを、加硫金型内で加硫成形することにより形成される。
前記接着剤としては、例えばロードファーイースト社製の商品名「ケムロック」、及び株式会社東洋化学研究所社製の商品名「メタロック」等に代表される加硫接着剤が好適に使用され、被着体の材質に応じて適宜選択することができる。
接着剤の塗布方法としては、特に限定されることがなく、例えば刷毛、ローラー、スプレーなど種々な手段が採用しうるが、厚さを均一にすることが望ましい。なお接着層21の乾燥後の厚さは、5〜100μmの範囲が好ましく、5μmを下回ると、接着剤の効果が十分発生しない。また厚さが100μmを越えると、接着剤自身の強度が問題となり、接着剤自身が破壊してしまう可能性が高まる。このような観点から、厚さの下限は7μm以上がより好ましく、又上限は50μm以下がより好ましい。
なお本例の接着剤塗布工程P1では、前記ハブ3の外周面3Sにも、接着剤の塗布により接着層22が形成される。接着層22には、本例では接着層21と同一の接着剤が使用されるが、異種の接着剤を使用することもできる。又接着剤の塗布に先駆け、前記内周面2S及び外周面3Sを粗面化するのが好ましい。
予熱工程P2では、接着層が塗布されたトレッドリング2を予熱する。予熱方法としては、特に限定されることがなく、例えばオーブン、接触式ヒーターなど種々な手段が採用しうるが、オーブンによる加熱が、より均一な加熱のために望ましい。又予熱時間としては、30分以上が好ましい。
予熱工程P2によるトレッドリング2の予熱温度Tr(℃)は、注型金型30の金型温度T(℃)と下記式(1)の関係を有することが好ましい。
T−10≦Tr −−−(1)
この予熱温度Trは、金型温度Tより高くても良い。しかし、前記熱硬化性樹脂がウレタン樹脂である場合、前記予熱温度Trの上限は、150℃以下であることが好ましい。150℃を越えると、ウレタン樹脂が劣化し、所望の物性を発揮することができなくなる。
前記式(1)は、トレッドリング2を注型金型30内に装着する直前において充足されるのが好ましい。直前とは5分前以下を意味する。又予熱温度Tr(℃)は、トレッドリング2の内周面2Sの表面温度であり、又金型温度T(℃)は注型金型30の表面温度を意味する。この予熱温度Tr(℃)及び金型温度T(℃)は、接触型温度計、非接触型温度計など種々の温度計で測定しうる。
装着工程P3では、接着層22が塗布されたトレッドリング2と、ハブ3とが、注型金型30内に装着される。これにより、注型金型30内かつトレッドリング2とハブ3との間に、スポーク4形成用の空間部31が形成される。
注型成形工程P4では、前記空間部31内に、熱硬化性樹脂の原料液を注入しかつ硬化させることにより、スポーク4とトレッドリング2とハブ3とを一体化させる。注型金型30には、例えば電気ヒータ等の周知の加熱手段(図示省略)が設けられており、前記金型温度Tが一定に管理されるとともに、前記加熱手段からの熱により、熱硬化性樹脂が硬化される。図中の符号30Aは、注型金型30の上型部分である。
ここで、熱硬化性樹脂が熱硬化する際、第1の接着層21とスポーク4との界面K1、及び第2の接着層22とスポーク4との界面K2において、熱硬化性樹脂と接着剤とが接着反応し、強固な結合力が発揮される。しかし、トレッドリング2の温度が、注型金型30の金型温度Tよりも極端に低い場合、第1の接着層21とスポーク4との界面K1の温度が、トレッドリング2によって下げられるため、前記界面K1での接着反応速度が、熱硬化性樹脂の硬化速度よりも遅くなる、その結果、界面K1において、接着反応の進行が遅れて結合力が不充分となる。
そこで本発明では、予熱工程P2により、トレッドリング2を予熱温度Trまで加熱している。これにより、界面K1での接着反応速度の遅れを防ぎ、結合力の向上を図っている。
なおハブ3は、金属材料から形成されるため、主にゴム材料からなるトレッドリング2に比して、比熱及び熱伝導率は非常に低い。従って、ハブ3の温度が極端に低い場合でも、注型金型30への装着後、注型金型30からの熱により、ハブ3は素早く温度上昇する。従って、前記界面K2での接着反応速度の遅れは少ない。そのため、本例では、ハブ3を予熱していないが、要求により、トレッドリング2と同様、予熱することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の製造方法に準拠し、図1、2の基本構造をなすエアレスタイヤ(タイヤサイズ145/70R12に相当するタイヤ)が、表1の仕様に基づき試作された。又各試作タイヤの外観性、及び耐久性がテストされた。
各タイヤとも、予熱工程におけるトレッドリングの予熱温度Tr、及び接着剤塗布工程における接着層の厚さ以外は、実質的に同仕様である。
外側補強コード層及び内側補強コード層は、以下の通りであり、各タイヤとも同仕様である。
<外側補強コード層>
・プライ数:2枚
・補強コード:スチールコード
・コードの角度:+21度/−21度
<内側補強コード層>
・プライ数:1枚
・補強コード:スチールコード
・コードの角度:0度(螺旋巻き)
各タイヤとも、スポークとしてウレタン系樹脂を用いるとともに、トレッドリング面の接着剤として、「ケムロック218E」(ロード・ファー・イーストコーポレーション社製の商品名)を使用した。
予熱工程では、トレッドリングをオーブン内で***時間加熱し、注型金型に装着直前の予熱温度Trを測定した。なお比較例1では、予熱工程なしでトレッドリングを注型金型内に装着し、1時間後に注型成形工程を開始した。
(1)外観性:
注型金型から試供タイヤを取り出し、トレッドリングとスポークとの間の接合部分における接着状況を、目視によって3段階で評価した。
○-- 接合部分における接着には問題なく、走行可能なレベルである。
△-- 接合部分のスポークに、多少の剥離が発生しているが、走行可能なレベルである。
×-- 接合部分のスポークに、剥離が多発し、走行できない。
(2)耐久性:
上記の外観性の評価が○、△であったタイヤについて、ドラム試験機を用い、荷重(3kN)、速度(60km/h)にてドラム上を10000km走行させた。そして走行後の、トレッドリングとスポークとの間の接合部分の接着状況を、目視によって3段階で評価した。
○-- 剥離なし。
△-- 一部に剥離が発生しているが、走行できている。
×-- 試験途中に剥離が発生し、試験続行困難。
Figure 0006834450
表の如く、実施例では、予熱工程を行うことにより、トレッドリングとスポークとの接合強度が高まり、耐久性を向上しうるのが確認できる。
1 エアレスタイヤ
2 トレッドリング
3 ハブ
4 スポーク
21 接着層
30 注型金型
31 空間部
P1 接着剤塗布工程
P2 予熱工程
P3 装着工程
P4 注型成形工程
S 接地面

Claims (4)

  1. 接地面を有する円筒状のトレッドリング、前記トレッドリングの半径方向内側に配される車軸固定用のハブ、及び前記トレッドリングとハブとを連結する熱硬化性樹脂からなるスポークを具えるエアレスタイヤの製造方法であって、
    加硫成型されたトレッドリングの内周面に、接着剤を塗布して接着層を形成する接着剤塗布工程と、
    前記接着層が塗布されたトレッドリングと前記ハブとを注型金型内に装着する装着工程と、
    前記注型金型内、かつトレッドリングとハブとの間の空間部内に、熱硬化性樹脂の原料液を注入しかつ硬化させることにより、スポークとトレッドリングとハブとを一体化させる注型成形工程とを含むとともに、
    前記装着工程に先駆け、前記接着層が塗布されたトレッドリングを予熱する予熱工程を行い、
    前記予熱工程によるトレッドリングの予熱温度Tr(℃)は、注型金型の金型温度T(℃)と、下記式(1)の関係にあることを特徴とするエアレスタイヤの製造方法。
    T−10≦Tr −−−(1)
  2. 前記熱硬化性樹脂は、ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1記載のエアレスタイヤの製造方法。
  3. 前記予熱工程によるトレッドリングの予熱温度Tr(℃)は、150℃以下であることを特徴とする請求項2記載のエアレスタイヤの製造方法。
  4. 前記接着層の乾燥後の厚さは、5〜100μmであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエアレスタイヤの製造方法。
JP2016242966A 2016-12-15 2016-12-15 エアレスタイヤの製造方法 Active JP6834450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242966A JP6834450B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 エアレスタイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242966A JP6834450B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 エアレスタイヤの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018094825A JP2018094825A (ja) 2018-06-21
JP6834450B2 true JP6834450B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=62634060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242966A Active JP6834450B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 エアレスタイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6834450B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3880491B1 (en) * 2018-11-14 2024-03-13 Bridgestone Americas Tire Operations, LLC Tire rim assembly having inner and outer rim components
JP7497646B2 (ja) 2020-08-19 2024-06-11 住友ゴム工業株式会社 エアレスタイヤの製造方法
JP7497647B2 (ja) 2020-08-19 2024-06-11 住友ゴム工業株式会社 エアレスタイヤの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2628046C2 (de) * 1975-06-25 1985-04-25 E.I. Du Pont De Nemours And Co., Wilmington, Del. Verfahren zur Herstellung cordloser Fahrzeugluftreifen
WO2014039814A1 (en) * 2012-09-07 2014-03-13 Caterpillar Inc. Systems and methods for forming non-pneumatic tires
WO2014188912A1 (ja) * 2013-05-22 2014-11-27 住友ゴム工業株式会社 エアレスタイヤ、及びその製造方法
JP6467241B2 (ja) * 2015-02-17 2019-02-06 住友ゴム工業株式会社 エアレスタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018094825A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3000619B1 (en) Airless tire and method for manufacturing same
EP3144160B1 (en) Airless tire and method of manufacturing same
JP5960776B2 (ja) タイヤ
JP6834450B2 (ja) エアレスタイヤの製造方法
JP5394304B2 (ja) 非空気圧タイヤ及びその製造方法
JP4818220B2 (ja) 非空気圧タイヤ及びその製造方法
US20150136290A1 (en) Non-pneumatic tire integrated with wheel and method for manufacturing the same
KR20150031246A (ko) 차랑용 에어리스 타이어
CN104995034B (zh) 轮胎、轮胎制造装置及轮胎制造方法
KR20180054473A (ko) 비공기입 지지 구조체
US20180290494A1 (en) Tire
EP3957470B1 (en) Manufacturing method for airless tire
JP2018058541A (ja) 非空気圧タイヤ及びその製造方法
JP2018153932A (ja) エアレスタイヤの製造方法、及びエアレスタイヤ
CN107444009B (zh) 自行车用轮圈
WO2016027893A1 (ja) タイヤの製造方法及びタイヤ
US11958322B2 (en) Non-pneumatic tire having reinforced support structure
JP2008188819A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2022034666A (ja) エアレスタイヤ
CN110770044A (zh) 充气轮胎
JP2023056127A (ja) エアレスタイヤ及びその製造方法
RU2495758C1 (ru) Способ армирования автомобильных безвоздушных шин
US20220080774A1 (en) Improved spoke to compliant-band attachment
RU2495759C1 (ru) Способ армирования автомобильных безвоздушных шин
JP2007118388A (ja) 補強層の製造方法及び空気のうの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250