JP6832588B2 - 光学系装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源より照射された照射光を平行化及び均一化する技術に関する。
従来、多数の紫外線LEDなどの紫外線発光素子を用いた紫外光照射装置は、紫外線硬化型樹脂の硬化などに用いられ、この紫外線硬化型樹脂の硬化には、硬化にムラが生じないようにするため、照射面において均一の照度を持つことが求められている。また、マスクを用いてLED光により露光を行う場合には、露光対象とマスクとの間に隙間が生じ、またLED光の放射角度が120°程度であることから、精度を高めるには照射面に対して照射光が垂直となるように照射光を平行化する必要がある。一般的に、この照射光の平行化には放物面ミラーなどが用いられる。
照射面における照度の均一化には、一般的に、フライアレイレンズなどが用いられ、これに関連する技術として、複数の発光素子を平面上に配列したLEDアレイ光源と、各発光素子から出射された光をそれぞれコリメートする第1照明光学系と、第1照明光学系から出射された光を焦点位置に集光させる第2照明光学系と、平面上に配列した複数のレンズを有し、第2照明光学系から出射された光を各レンズの入射面で入射して照度の均一性を高めるフライアイ・インテグレータとを備え、フライアイ・インテグレータの入射面は、第2照明光学系の焦点位置に配置され、各発光素子の発光面は、フライアイ・インテグレータの入射面と共役関係にあり、各発光素子の像が、フライアイ・インテグレータの入射面に結像されることを特徴とする光照射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−200787号公報
照射光を平行化し、且つ照射光による照射面における照度を均一化する場合、照度を均一とする装置と照射光を平行化する装置との両方が必要となり、これによって装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、より省スペースで照射光を平行化し、且つ照射光による照射面における照度を均一化する光学系装置、両凸レンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、光源より照射された照射光を平行化し且つ該照射光による照射面における照度を均一化する光学系装置であって、前記照射光の照射方向に設けられた両凸レンズであって、前記照射方向における入射側に位置する第1面と、前記照射方向における出射側に位置する第2面とを有し、前記第2面が入射された照射光を平行化する曲率半径に形成され、前記第1面が第2面により出射される照射光による照射面における照度を均一化する曲率半径に形成される両凸レンズと、前記光源と前記両凸レンズとの間に配置され、前記照射光の一部を通過させるアパーチャとを備える。
また、本発明の一態様は、入射された照射光を平行化し且つ該照射光による照射面における照度を均一化する両凸レンズであって、前記照射方向における入射側に位置する第1面と、前記照射方向における出射側に位置する第2面とを有し、前記第2面が入射された照射光を平行化する曲率半径に形成され、前記第1面が第2面により出射される照射光による照射面における照度を均一化する曲率半径に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、より省スペースで照射光を平行化し、且つ照射光による照射面における照度を均一化することができる。
実施の形態に係る光学系装置の構成を示す概略斜視図である。 光学系装置の構成を示す概略側面図である。 光線追跡のシミュレーション結果を示す図である。 照射面のX軸座標に対するインコヒーレント放射照度を示すグラフである。 第1面における入射側の曲率半径とレンズ直径との関係を示すグラフである。 第1面におけるレンズ直径に対応する入射側の曲率半径を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態に係る光学系装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る光学系装置を示す概略斜視図である。また、図2は、光学系装置の構成を示す概略側面図である。なお、図2においては、アパーチャ及び光吸収部については光軸を通り、且つ光軸に平行する平面により切断した断面が示される。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る光学系装置1は、紫外線光を照射する紫外線LED光源である照射部10、照射部10による照射光が入射可能に配される両凸レンズ20、照射部10と両凸レンズ20との間において照射部10側に配されるアパーチャ30、照射部10と両凸レンズ20との間において両凸レンズ20側に配される光吸収部40を備える。この光学系装置1によれば、照射部10による照射光によって、両凸レンズ20の光軸方向に直交する照射面が形成される。
アパーチャ30は、両凸レンズ20の光軸方向と直交する平面を有する板状の部材であり、光軸方向に貫通する孔部31が形成されている。この孔部31は円状に形成されこの円の中心が両凸レンズ20の光軸に一致するようになっている。このようなアパーチャ30によれば、照射部10による照射光の一部が孔部31から出射されるようになり、結果として両凸レンズ20に対する入射光の光源のサイズが規定される。
光吸収部40は、中空となった角筒状に形成されてその内壁面に光吸収面が形成された部材であり、入射側即ち照射部10及びアパーチャ30側、出射側即ち両凸レンズ20側にそれぞれ開口が形成され、これらの開口が入射側開口部41、出射側開口部42として形成されている。入射側開口部41に対しては、光吸収部40内に孔部31を通過した照射光のみが入射されるようアパーチャ30が配置されている。また、出射側開口部42より出射される照射光は両凸レンズ20に入射されるようになっている。また、光吸収部40の内壁表面、即ち光吸収面は、反射率が著しく低く、望ましくは4%以下となっており、これによって、光吸収部40に入射した照射光のうち、内壁に照射される照射光のほとんどが内壁表面で吸収され、出射側開口部42から出射されないようになっている。なお、光吸収部40は、中空の角筒状に限らず、入射側及び出射側において開口した筒状の部材として、両凸レンズ20により平行化可能な角度で入射する照射光のみが出射側開口部42より出射可能に形成されていれば良い。なお、光吸収部40の光軸方向長さ、即ち、入射側開口部41から出射側開口部42までの距離は両凸レンズ20の焦点距離に基づく長さとなっている。
両凸レンズ20は、両凸レンズであり、照射光の入射側を向く第1面21と出射側を向く第2面22との曲面を有し、第1面21と第2面22との形状は異なっている。これら第1面21及び第2面22は、本実施形態においては、精度を向上させるためにいずれも非球面に形成されているが、球面に形成されていても良い。第1面21は両凸レンズ20より出射された照射光による照射面における照度を均一化する機能を主に有し、第2面22は両凸レンズ20に入射される照射光を平行化する機能を主に有する。
第2面22の曲率半径rは、光角度をθ、光源の大きさ(孔部31の直径)をX、両凸レンズ20の焦点距離をfとした場合、第1面21を平面と仮定してf=r/2とし、また、X=2となるように孔部31を形成した上で、X×f×tanθの式、即ち、r×tanθの式から、光角度θを規定するように決定される。ここで、光角度θは、照射面に直交する垂線と、両凸レンズ20から出射された照射光とが成す角度であり、θ=0の場合に理想の平行光となるが、実際的には、例えば1°など可能な限り0に近い値に設定される。
第1面21の曲率半径rは、上述のように決定された曲率半径rに形成された第2面22からの出射光について、光軸に直交する平面上における照度部分布が均一となるように決定される。つまり、第1面21の曲率半径rは、第2面の曲率半径rに基づくものとなっている。
ここで、第1面における曲率半径とレンズ直径との関係について説明する。図5は、第1面における入射側の曲率半径とレンズ直径との関係を示すグラフである。図6は、第1面におけるレンズ直径に対応する入射側の曲率半径を示す図である。
図5に示すように、両凸レンズ20より出射された照射光による照射面における照度を均一化する第1面21においては、その入射側の曲率半径r1とレンズ直径dとの間にはr1=5.64×dという式が成り立ち、これを具体的な値とすると図6に示すようになる。なお、実際的には、あるレンズ直径dを有する第1面21において、上式における一次係数5.64が±15%の範囲内に収まるような曲率半径r1とすると良い。
次に、光学系装置の効果について説明する。図3は、光線追跡のシミュレーション結果を示す図である。また、図4は、照射面のX軸座標に対するインコヒーレント放射照度を示すグラフである。なお、図4におけるX座標値は平面としての照射面における一方の軸の値である。
図3に示すように、光学系装置1における照射光についての光線追跡のシミュレーション結果によれば、照射部により照射された照射光において、光吸収部40の内壁へ向かわない照射光のみが両凸レンズ20へ入射して平行化されることがわかる。
また、図4に示すように、光学系装置1によれば、両凸レンズ20における第1面21によって、照射面における照度が均一化されることがわかる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1 光学系装置
10 照射部
20 両凸レンズ
30 アパーチャ
40 光吸収部

Claims (2)

  1. 光源より照射された照射光を平行化し且つ該照射光による照射面における照度を均一化する光学系装置であって、
    前記照射光の照射方向に設けられた両凸レンズであって、前記照射方向における入射側に位置する第1面と、前記照射方向における出射側に位置する第2面とを有する両凸レンズと、
    前記光源と前記両凸レンズとの間に配置され、前記照射光の一部を孔部より通過させるアパーチャとを備え、
    前記第1面は、前記両凸レンズの直径に対して4.794〜6.486の範囲内にある一次係数を乗じた曲率半径r に形成され、
    前記第2面は、該第2面の曲率半径をr 、前記光源の出射面に直交する垂線と前記両凸レンズから出射された出射光とが成す光角度をθとし、前記孔部の直径X、前記両凸レンズの焦点距離をf=r /2とした場合、X×fがr となるように前記孔部の大きさを形成した上で、r ×tanθの式においてθが1以下となる曲率半径に形成されることを特徴とする光学系装置。
  2. 前記アパーチャと前記両凸レンズとの間に配置され、前記アパーチャを通過した照射光が入射する入射側開口と、該入射側開口より入射された照射光を出射する出射側開口とを有し、前記入射側開口から出射側開口まで貫通する筒状に形成されて内壁表面において光を吸収する光吸収体を更に備えることを特徴とする請求項に記載の光学系装置。
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