JP6831116B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁装置に関する。
従来から、例えばカーエアコン等の冷凍サイクルにおいては、蒸発器(エバポレータ)と圧縮機(コンプレッサ)との間に圧力調整用の弁装置を配置し、該圧力調整用の弁装置(圧力調整弁)により蒸発器内の冷媒圧力が所定圧以下とならないように調整して蒸発器の着霜(フロスト)を防止している。
このような圧力調整弁の従来技術として、例えば特許文献1に、蒸発器及び圧縮機に繋がる冷媒配管に接続され、冷媒の圧力に応じて本体ケース内でベローズが伸縮することで弁が開閉する弁装置が開示されている。
特許文献1に開示されている弁装置においては、ベローズを本体ケースに対して支持するために、ワッシャが設けられている。かかるワッシャは、ベローズの端部に固定された中央部と、該中央部から径方向外方に延在する3本の延出部とを有する。延出部の端部が、フランジと本体ケースの段差部との間で軸線方向に挟持され、更に本体ケースの端部をフランジに対してカシメにより固定することにより、ワッシャが本体ケースに取り付けられることとなる。
ここで、ワッシャの素材は、フランジ及び本体ケースの素材に対して剛性もしくは硬度が高くなっているので、組付時にフランジからワッシャに対して本体ケースの段差部に向かって押圧されるような軸力を付与すると、ワッシャの延出部の端部が当接するフランジ及び本体ケースの段差部が窪むように変形する。この窪みに、延出部の端部が沈み込むので、ワッシャが本体ケースやフランジに対して軸線回りに相対回転不能に支持されることとなる。
特開2015−4395号公報
しかるに、かかる従来技術ではワッシャの延出部は3本設けられており、窪み量を各延出部において均等に確保しないと、ワッシャが軸線に対して傾いてしまい、弁装置のスムーズな作動を損なう虞れがある。そこで、弁装置の組立時に、本体ケースの端部をフランジに対してカシメで固定する際に、カシメ圧力を均等に付与することが要求されている。しかしながら、カシメ圧力を精度よく均等に付与することは困難な作業が伴うため製造工数が増大し、その結果としてコスト増を招いている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、コスト低減を図りつつ、支持部材を本体ケースに対して精度よく固定することのできる弁装置を提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係る弁装置は、内周面に段差部が形成された円筒部を有する本体ケースと、前記本体ケース内に収容される弁体と、前記本体ケースの前記段差部に当接配置され、前記弁体を前記本体ケース内で支持する支持部材と、を有する弁本体と、前記本体ケースの前記円筒部に嵌合される嵌合部を有するフランジと、を備え、前記支持部材は、前記弁体に連結される連結部と、前記連結部から径方向外方に延在する延出部と、を有し、前記支持部材の延出部が、前記円筒部の段差部と、前記円筒部に嵌合した前記嵌合部との間で塑性変形するように押圧された状態で、前記円筒部の端部が前記嵌合部に対してカシメにより固定されており、前記円筒部と、前記フランジと、前記支持部材は同じ原料から形成されている。
本発明によれば、コスト低減を図りつつ、支持部材を本体ケースに対して精度よく固定することのできる弁装置を提供することにある。
図1は、本発明に係る圧力調整弁の実施形態を示す軸線方向断面図である。 図2は、軸線L方向に見たワッシャ4の平面図である。 図3は、ワッシャ4の斜視図である。 図4は、図1の矢印A部を拡大して示す図である。 図5は、図1の矢印A部を拡大して示す図であり、プレス装置により荷重を付与する前の状態を示す。 図6は、図1の矢印A部を拡大して示す図であり、プレス装置により荷重を付与した後の状態を示す。 図7は、変形例にかかるワッシャ4Aの平面図である。
以下、本発明に係る弁装置の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では本発明に係る弁装置として、主に、カーエアコン等の冷凍サイクルに使用される圧力調整弁を例示して説明するが、本発明に係る弁装置は前記圧力調整弁の他にも例えば逆止弁等の様々な形態の弁装置に適用することができる。
<圧力調整弁の構成>
本発明に係る実施形態の圧力調整弁の断面図を図1に示す。ここで、圧力調整弁1の軸線をLとする。
図1に示す圧力調整弁1は内部に冷媒を通す冷媒流路を有し、略円筒状の本体ケース2と本体ケース2に収容される弁体3と弁体3を本体ケース2内で支持するワッシャ(支持部材)4とからなる弁本体5と、弁本体5に固着されるフランジ6とを備える。弁本体5及びフランジ6には、例えば蒸発器及び圧縮機に繋がる冷媒配管(不図示)が接続されて冷凍サイクルが形成される。ここで、図1で冷媒の流れを矢印で示すように、圧力調整弁1の右側が冷媒の入口側であり、左側が冷媒の出口側であるものとする。
弁本体5の本体ケース2は、冷媒配管と接続される接続部23と、接続部23よりも内径が大きく且つ内周面に段差部21が形成された円筒部22とを有する。接続部23の内部は、例えば冷媒配管を介して蒸発器から冷媒が流入する入口側流路23bとされ、その入口側端部23aには軸線Lから離れる側へ向かうよう突設部24が形成されている。接続部23の突設部24には冷媒配管を締結するための雌ねじ孔24aが、軸線Lと平行に形成されている。接続部23の出口側端部23cには、後述する弁部31の弁座部31cが着座/離間するようになっている弁座25が形成される。
本体ケース2に収容される弁体3は、本体ケース2の接続部23に摺動自在に嵌挿される弁部31と、弁部31の開弁圧力を調整するベローズアセンブリ33とを有する。ベローズアセンブリ33は、弁部31に把持される金属製のプレート35と、プレート35を介して弁部31に連結され且つ本体ケース2の円筒部22内で伸縮自在に収容された金属製のベローズ32と、ベローズ32の設定荷重を調整する調整ねじ34とを有する。
弁部31は冷媒圧力に応じて本体ケース2内で軸線Lに沿って移動し、入口側流路23bから流入する冷媒の流量を調整する機能を有する。弁部31は、内部に冷媒流路が形成され且つ本体ケース2の接続部23の内径と略同一の外形を有する略円筒状の摺動部31aと、摺動部31aよりも大径であってその外縁部が接続部23の弁座25と着座/離間する弁座部31cとを有する。摺動部31aの側部には、複数の欠損部31bが周方向に略等間隔に形成され、欠損部31bによって冷媒が通過する流路が確保される。また、弁座部31cの略中心には貫通孔31eが形成されると共に、弁座部31cの出口側側面31fの外縁には軸線Lに対して略対称な位置に複数の爪部31dが形成される。また、貫通孔31eと爪部31dとの間には、前記爪部31dよりも高さの低い凸部31gが形成される。
ベローズ32は、蛇腹状であって伸縮可能な側壁部32aと、側壁部32aの軸線L方向の入口側をふさぐ底板部32bとを有しており、軸線L方向の出口側は開口している。ベローズ32の底板部32bは、略円板状の金属製のプレート35と溶接接合される。このプレート35が弁座部31cの出口側側面31fに設けられた爪部31dと凸部31gとで挟持されることで、ベローズ32が弁部31と連結される。また、ベローズ32の出口側の開口端は、調整ねじ34の入口側端部34aに設けられた拡径部34bと溶接接合され、これによりベローズ32の内部に密閉空間SPが形成されている。密閉空間SP内には、窒素やヘリウム等の不活性ガスが封入されている。
調整ねじ34はベローズ32の設定荷重を調整するもので、そのねじ部34dの外周面に螺設された雄ねじ34eが、後述するワッシャ4の内周面に螺設された雌ねじ41eと螺合している。ワッシャ4は後述するようにして、本体ケース2に固定されているので、調整ねじ34の端部の係合スリット34gに不図示の工具を係合させて調整ねじ34を回動させると、雌ねじ41eに対してねじ部34dが螺動することで調整ねじ34が軸線L方向へ移動し、それによりベローズ32の長さが変わるためベローズ32の設定荷重が調整される。調整ねじ34はワッシャ4と螺着され、ワッシャ4を介して本体ケース2内で支持される。調整ねじ34の調整が完了した後、ロックナット36を調整ねじ34に螺合させることにより、雌ねじ41eと調整ねじ34との不用意な螺動を阻止することができる。
ベローズ32の内部には、ステム331と、ガイド332と、コイルバネ333と、ベローズ押さえ334とが設けられている。ステム331、ガイド332およびコイルバネ333、ベローズ押さえ334は、金属部材で構成されている。
ステム331とガイド332は、弁部31の軸線L方向の移動をガイドするガイド部材である。ステム331は、本体ケース2の軸線L方向に延びる軸部材である。弁部31側のガイド332の端部開口から突出したステム331の入口端部は、ベローズ32の底板部32bを内側から押さえるベローズ押さえ334に固定されている。したがって、ステム331は、ベローズ押さえ334、ベローズ32の底板部32bを介して、弁部31と連結されており、弁部31と共に移動するようになっている。
ステム331の出口側部分は、円筒状の筒部材であるガイド332の内部に挿入されており、ガイド332の内部を摺動可能となっている。ガイド332の出口側端部は、調節ねじ34の対向する拡径部34bに嵌合保持されている。更に、ガイド332の出口側端部は、コイルバネ333により付勢されて調節ねじ34に対して常に押圧されているので、拡径部34bから分離することなく保持されている。
コイルバネ333は、ベローズ32と同様に、弁部31に対して冷媒通路を閉じる側への荷重を付与するものである。コイルバネ333の出口側端は、ガイド332の出口側端部に保持され、コイルばね333の入口側端は、ベローズ押さえ334に保持されている。
次に、ワッシャ4について説明する。図2は、軸線L方向に見たワッシャ4の平面図であり、図3は、ワッシャ4の斜視図である。ワッシャ4の軸線をXとする。ワッシャ4は、中央環状部(連結部)41と、中央環状部41から径方向外側へ向かって放射状に延びる複数(ここでは3本)の延出部42とを有する。延出部42の外方端は、周方向に延びて単一の環状となる外周部43となっている。中央環状部41の内周面には、調整ねじ34のねじ部34dに螺設された雄ねじ34eと螺合される雌ねじ41eが螺設されている。中央環状部41と延出部42の接続部は、軸線X方向に見て滑らかな円弧でつながっており、また延出部42と外周部43の接続部は、軸線X方向に見て滑らかな円弧でつながっている。
延出部42はそれぞれ周方向に略等間隔に配置され、中央環状部41と延出部42と外周部43とで囲まれた3つの空間PGによって冷媒流路が形成される。また、ワッシャ4の厚さは、内周面に螺設された雌ねじ41eと調整ねじ34のねじ部34dの雄ねじ34e(図1)が十分長く螺合でき、例えば内部の冷媒流れや車両走行時の振動等に耐え得るように設計されている。ワッシャ4は、図1に示すように、調整ねじ34によりベローズ32の設定荷重が調整された後、ロックナット36により調整ねじ34に固定される。
図1において、中空のフランジ6は、嵌合部61と接続部62とを有する。嵌合部61の内周面61cは、出口側へ向かって次第に縮径し、略一定の内径を有する接続部62の内周面62aに接続している。嵌合部61の外周面には環状溝部61bが形成され、環状溝部61bに円筒部22の内周面と嵌合部61の外周面との間を封止するシール部材としてのOリング63が装着される。
接続部62の内部は、例えば冷媒配管を介して圧縮器へ冷媒を流出する出口側流路とされ、軸線Lから離れる側へ向かうよう突設部64が形成され、この突設部64には冷媒配管を締結するための雌ねじ64aが軸線L方向に平行に形成される。
嵌合部61の外周面には、本体ケース2の円筒部22の出口側端部22aに対応する部分に環状の窪み65が形成される。円筒部22の出口側端部22aの複数の部位、具体的には出口側端部22aのうち、例えば周方向に等間隔に4箇所が窪み65へ向かって押圧変形され、本体ケース2の円筒部22とフランジ6の嵌合部61とがカシメCにより固定されているが、詳細は後述する。
円筒部22を含む本体ケース2とフランジ6とワッシャ4は、同じ素材(ここではアルミ材)から形成されている。
図4は、図1の矢印A部を拡大して示す図であり、表面粗さを誇張して示している。ここで、嵌合部61の入口側端部61aの表面粗さと、本体ケース2の円筒部22の段差部21の表面粗さと、入口側端部61aに当接するワッシャ4の外周部43における第1面43aの表面粗さと、段差部21に当接するワッシャ4の外周部43における第2面43bの表面粗さは、ほぼ等しい。具体的には、各表面粗さは、算術平均粗さで20μm〜30μmであり、その差は10μm以下であると好ましい。
<圧力調整弁の作動>
次に、上記する圧力調整弁1の作動を簡単に説明する。図1において、例えば弁本体5の本体ケース2に冷媒配管(不図示)を介して接続される蒸発器の冷媒圧力が、弁部31を閉弁方向(図1で右方)に付勢するベローズ32及びコイルバネ333の設定荷重よりも小さい場合、弁部31の弁座部31cが本体ケース2の接続部23の弁座25に着座し、圧力調整弁1を流れる冷媒流量が低減される。
また、例えば上記蒸発器の冷媒圧力が弁部31を閉弁方向に付勢するベローズ32及びコイルバネ333の設定荷重よりも大きい場合、弁部31が開弁方向(図1で左方)へ移動し、弁部31の弁座部31cが本体ケース2の接続部23の弁座25から離れ、圧力調整弁1を流れる冷媒流量が増加される。
<圧力調整弁の組立>
次に、上記する圧力調整弁1の組み立て工程について説明する。圧力調整弁1を組み立てる場合、まず、ベローズ32内にステム331と、ガイド332と、コイルバネ333とベローズ押さえ334を上述したように組み付けた上で、このベローズ32にプレート35及び調整ねじ34を溶接接合してベローズアセンブリ33を作製し、ベローズアセンブリ33と弁部31等を一体に組み付けて弁体3を作製する。次いで、弁体3の調整ねじ34のねじ部34dにワッシャ4を螺合させて所定位置に配置し、ロックナット36によってワッシャ4を調整ねじ34のねじ部34dに固定する。次いで、新たにアセンブリとなった弁体3とワッシャ4とロックナット36とを本体ケース2に挿入し、弁体3の弁部31の摺動部31aを本体ケース2の接続部23に嵌挿させると共に、ワッシャ4の外周部43を本体ケース2の円筒部22の段差部21に当接させて配置する。
次いで、環状溝部61bにOリング63を装着した状態で、本体ケース2の出口側端部22aから、フランジ6の嵌合部61を本体ケース2の円筒部22に嵌挿する。かかる状態における図1の矢印A部を、図5に拡大して示す。図5に示すように、フランジ6と本体ケース2とが、ワッシャ4の外周部43に単に接している状態では、外周部43は変形しない。
その後、本体ケース2とフランジ6とを、例えば不図示のプレス装置を用いて軸線L方向へ所定圧以上で押圧する。これにより、図6に示すように、嵌合部61の入口側端部61aと、これに当接するワッシャ4の外周部43における第1面43aは、それぞれ塑性変形をし、径方向に膨らむこととなる。また、円筒部22の段差部21に当接するワッシャ4の外周部43における第2面43bも塑性変形をし、径方向に膨らむこととなる。これにより、ワッシャ4の外周部43の軸線L方向(図1)における中央部と,円筒部22の内周面との間に隙間δが発生する。また、ワッシャ4の外周部43の軸線L方向(図1)における端部と,円筒部22の内周面とは接点Pで接する。
ただし、本体ケース2とフランジ6とワッシャ4は、同じ素材から形成されているので、ワッシャ4の外周部43における第1面43aに当接する嵌合部61の入口側端部61aも、その第2面43bに当接する円筒部22の段差部21も、ほぼ窪むことがない。換言すれば、強い圧力で本体ケース2とフランジ6とを押圧しても、段差部21の軸線L方向における変形を抑制することができるため、ワッシャ4の軸線Xが、圧力調整弁1の軸線Lに対して傾くことを抑制できる。
更に、本体ケース2とフランジ6とを軸線L方向へ所定圧以上で押圧した状態を維持しつつ、円筒部22の出口側端部22aの複数の箇所を、嵌合部61の外周面に形成された窪み65へ向かって径方向内側に押圧し、本体ケース2の円筒部22とフランジ6の嵌合部61とをカシメCにより固定する。以上で圧力調整弁1の組み立てが完了する。
本実施形態によれば、嵌合部61の入口側端部61aの表面粗さと、本体ケース2の円筒部22の段差部21の表面粗さと、入口側端部61aに当接するワッシャ4の外周部43における第1面43aの表面粗さと、段差部21に当接するワッシャ4の外周部43における第2面43bの表面粗さが、機械加工されたままの状態でありほぼ等しい。よって、軸線L方向に強い押圧力を付与することで、入口側端部61aと第1面43aとが密接した状態で強く係合し合い、また段差部21と第2面43bとが強く密接した状態で係合し合うので、これに起因した摩擦力(及びリンギング現象)により本体ケース2に対してワッシャ4が相対回転することを阻止することができる。
また、ワッシャ4は環状の外周部43を有するので、入口側端部61aと段差部21とに対して全周で当接し、すなわち外周部43のない延出部42の外方端を当接させる場合に比して当接面積が大幅に増大するため、本体ケース2に対してワッシャ4が相対回転することをさらに効果的に阻止することができる。また環状の外周部43を設けることで、略同径の段差部21に対して偏心が抑えられるため、ワッシャ4の本体ケース2に対する同軸度を向上させて、ベローズアセンブリ33のスムーズな動作を確保することもできる。
[変形例]
本発明に係るワッシャの変形例を図7に示す。
図7におけるワッシャ4Aは、中央環状部41と、中央環状部41から径方向外側へ向かって放射状に延びる延出部42と、各延出部42の外方端から周方向両側に延びる外周部43Aとを有する。各外周部43Aは、同軸の環の一部であってよい。各延出部42から延びる長さは、両側で均等でなくてよく、また延出部42毎に異なっていてもよい。それ以外の構成については、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
1 圧力調整弁
2 本体ケース
3 弁体
4 ワッシャ(支持部材)
5 弁本体
6 フランジ
21 段差部
22 円筒部
23 接続部
24 突設部
25 弁座
31 弁部
32 ベローズ
33 ベローズアセンブリ
34 調整ねじ
35 プレート
41 中央環状部
42 延出部
43 外周部
61 嵌合部
62 接続部
63 Oリング
64 突設部
L 軸線

Claims (4)

  1. 内周面に段差部が形成された円筒部を有する本体ケースと、前記本体ケース内に収容される弁体と、前記本体ケースの前記段差部に当接配置され、前記弁体を前記本体ケース内で支持する支持部材と、を有する弁本体と、
    前記本体ケースの前記円筒部に嵌合される嵌合部を有するフランジと、を備え、
    前記支持部材は、前記弁体に連結される連結部と、前記連結部から径方向外方に延在する延出部と、を有し、
    前記支持部材の延出部が、前記円筒部の段差部と、前記円筒部に嵌合した前記嵌合部との間で塑性変形するように押圧された状態で、前記円筒部の端部が前記嵌合部に対してカシメにより固定されており、
    前記円筒部と、前記フランジと、前記支持部材は同じ原料から形成されている、
    ことを特徴とする弁装置。
  2. 前記延出部は、その外方端から周方向に延在する外周部を有し、前記外周部が前記円筒部の段差部と、前記嵌合部との間で挟持される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記外周部は、周方向に連続した環状をなしている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
  4. 前記円筒部の端部が前記嵌合部に対してカシメにより固定された状態で、前記外周部の軸線方向中央部は、前記円筒部に対して隙間を有し、前記外周部の軸線方向端部は、前記円筒部に接する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の弁装置。
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