JP6829026B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗、コンデンサおよびダイオードを測定対象として、その被測定量を測定する測定装置に関するものである。
この種の測定装置の一例として、本願出願人は、下記の特許文献1に開示された測定装置(マルチメータ)を既に提案している。この測定装置は、複数の測定機能(抵抗測定機能、コンデンサ測定機能およびダイオード測定機能)のうちの1つを選択するためのロータリースイッチを備え、ロータリースイッチに対する使用者の操作によって選択された測定機能に基づき、接続された測定対象の被測定量を測定可能に構成されている。
特開2014−10007号公報(第2−5頁、第1図)
ところが、上記した測定装置には、以下のような改善すべき課題が存在している。すなわち、この測定装置では、使用者がロータリースイッチを操作して測定機能を選択する構成のため、人為的なミスにより、この選択された測定機能と測定対象とが一致しない事態が生じることがあり、この場合には、ロータリースイッチを再度操作して測定対象(つまり、被測定量)に合致した測定機能を選択し直す必要があるという改善すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善するためになされたものであり、被測定量に合致した測定機能を確実に選択し得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、一対の入力端子と、前記一対の入力端子間の端子間電圧を示す電圧データを出力する電圧検出部と、前記一対の入力端子間に定電流を供給可能な電流供給部と、前記定電流の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データに基づいて前記端子間電圧の電圧値を測定すると共に、前記一対の入力端子間に接続された測定対象がダイオードのときには当該測定された電圧値に基づいて当該ダイオードの順方向電圧を被測定量として測定し、前記一対の入力端子間に接続された測定対象が抵抗またはコンデンサのときには当該測定された電圧値と当該定電流の電流値とに基づいて当該抵抗の抵抗値または当該コンデンサの容量値を被測定量として測定する被測定量測定処理を実行する処理部とを備え前記処理部は、前記一対の入力端子間に接続されている前記測定対象がダイオードであるか抵抗であるかコンデンサであるかを特定する特定処理を実行する測定装置であって、前記一対の入力端子間に交流定電圧を供給可能な交流電圧供給部を備え、前記処理部は、前記交流定電圧の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データのうちの当該交流定電圧の1つのゼロクロス点を中心とする所定の第1位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出すると共に当該積算値がほぼゼロであるか否かに基づいて前記測定対象がダイオードであるか否かを特定する前記特定処理としての第1特定処理を実行する
請求項記載の測定装置は、請求項記載の測定装置において、前記一対の入力端子間に交流定電流を供給可能な交流電流供給部を備え、前記処理部は、前記測定対象をダイオードでないと特定したときには、前記交流定電流の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データのうちの当該交流定電流の1つのゼロクロス点を中心とする所定の第2位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出すると共に当該積算値がほぼゼロであるか否かに基づいて前記測定対象が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する前記特定処理としての第2特定処理を実行する。
請求項1記載の測定装置では、処理部が、特定処理を実行して、接続されている測定対象がダイオードであるか、抵抗であるか、コンデンサであるかを特定する。したがって、この測定装置によれば、特定処理の結果に基づいて、測定対象の被測定量に合致した測定機能を確実に選択して、この被測定量を確実に測定することができる。
また、この測定装置によれば、交流定電圧の供給状態において電圧検出部から出力される電圧データのうちの第1位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出する構成のため、処理部は電圧検出部から電圧データを取得する都度、この電圧データをそれまでの積算値に加算することでこの電圧データまでの積算値を算出するという手法を採用できることから、第1位相範囲に含まれる複数の電圧データをすべて取得した後に全電圧データの積算値を算出する構成と比較して、電圧データを記憶させるためのメモリ容量を大幅に低減でき、これにより、測定装置を安価に製造することができる。
請求項記載の測定装置によれば、交流定電流の供給状態において電圧検出部から出力される電圧データのうちの第2位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出する構成のため、処理部は電圧検出部から電圧データを取得する都度、この電圧データをそれまでの積算値に加算することでこの電圧データまでの積算値を算出するという手法を採用できることから、第2位相範囲に含まれる複数の電圧データをすべて取得した後に全電圧データの積算値を算出する構成と比較して、電圧データを記憶させるためのメモリ容量を大幅に低減でき、これにより、測定装置を安価に製造することができる。
測定装置1の構成図である。 測定装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 図2中の第1特定処理での動作を説明するための波形図である。 図2中の第1特定処理での動作を説明するための他の波形図である。 図2中の第1特定処理での動作を説明するための他の波形図である。 図2中の第2特定処理での動作を説明するための波形図である。 図2中の第2特定処理での動作を説明するための他の波形図である。 図2中の第2特定処理での動作を説明するための他の波形図である。
以下、測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置としての測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
測定装置1は、図1に示すように、一対の入力端子2,3、交流電圧供給部4、交流電流供給部5、直流電流供給部6、切替部7、電圧計8、放電部9、処理部10および出力部11を備え、一対の入力端子2,3間に接続されている測定対象100について、それが、ダイオードであるか、抵抗であるか、コンデンサであるかを自動的に特定すると共に、特定した測定対象100の被測定量(特定した測定対象100がダイオードのときには順方向電圧の電圧値Vf、抵抗のときには抵抗値R、コンデンサのときには容量値C)を自動的に測定可能に構成されている。また、測定装置1は、上記した交流電圧供給部4〜出力部11などの各構成要素を作動させるための作動用電圧を基準電位(内部グランドGの電位)を基準として生成する不図示の電源部を備えている。入力端子2,3のうちの一方(本例では一例として入力端子2)は、この内部グランドGに接続されている。なお、測定対象100としてダイオードを入力端子2,3間に接続する際には、アノード端子を入力端子3に接続し、かつカソード端子を入力端子2に接続するものとする。
交流電圧供給部4は、例えば、交流定電圧源で構成されて、予め規定された一定の電圧値(一定の振幅:既知)で、かつ一定の周期T1(既知)の交流電圧(交流定電圧)V1を、処理部10の制御下で内部グランドGを基準電位とする正弦波電圧として生成して不図示の出力端子から切替部7に出力可能に構成されている。また、交流電圧供給部4は、交流電圧V1を出力しているときには、交流電圧V1のゼロクロス点(立ち上がりゼロクロス点および立ち下がりゼロクロス点のうちのいずれか一方。本例では一例として、立ち上がりゼロクロス点)に同期して、トリガ信号St1を生成して処理部10に出力する。また、交流電圧供給部4は、出力端子から出力される出力電流の電流値を、自らの出力電圧の上限値を超えないようにするための電流制限機能を有している。
交流電流供給部5は、例えば、交流定電流源で構成されて、予め規定された一定の電流値(一定の振幅:既知)で、かつ一定の周期T1(本例では一例として交流電圧V1と同じ周期であるが、既知であれば、交流電圧V1と異なる周期であってもよい)の交流電流(交流定電流)I1を、処理部10の制御下で正弦波電流として生成して不図示の出力端子から切替部7に出力可能に構成されている。また、交流電流供給部5は、交流電流I1を出力しているときには、交流電流I1のゼロクロス点(立ち上がりゼロクロス点および立ち下がりゼロクロス点のうちのいずれか一方。本例では一例として、立ち上がりゼロクロス点)に同期して、トリガ信号St2を生成して処理部10に出力する。また、交流電流供給部5は、交流電流I1の出力のために出力端子に発生させる出力電圧の電圧値を、自らの出力電圧の上限値を超えないようにするための電圧制限機能を有している。
直流電流供給部6は、例えば、直流定電流源で構成されて、予め規定された一定の電流値I2a(既知)の直流電流(直流定電流)I2を、処理部10の制御下で生成して不図示の出力端子から切替部7にステップ信号として出力可能に構成されている。
切替部7は、例えば、リレーや半導体スイッチなどのスイッチを複数備えて構成されて、交流電圧供給部4、交流電流供給部5および直流電流供給部6と、入力端子2,3のうちの他方(本例では一例として入力端子3)との間に配設されている。また、切替部7は、処理部10によって各スイッチのオン・オフ状態(つまり、切替部7の切替状態)が制御されることで、交流電圧供給部4、交流電流供給部5および直流電流供給部6の各出力端子のうちの選択された1つの出力端子を入力端子3に接続する。この構成により、切替部7は、交流電圧V1、交流電流I1および直流電流I2のうちの選択された1つを入力端子3に(つまり、入力端子2,3間に)供給可能となっている。
電圧計8は、一例としてデジタルサンプリング方式の電圧計で構成されて電圧検出部として機能して、入力端子2を基準(つまり、内部グランドGの電位を基準)として入力端子3に発生している端子間電圧V2を入力インピーダンスの高い状態で入力すると共に所定のサンプリング周期(上記した交流電圧V1や交流電流I1の周期T1に対して十分に短い周期)でサンプリングすることにより、端子間電圧V2の瞬時値を示す電圧データDvを生成して処理部10に出力する。
放電部9は、例えば、処理部10によってオン・オフ状態が制御可能な不図示のスイッチと、このスイッチに直列接続された不図示の放電用抵抗(負荷)とを備えて、入力端子2,3間に接続されている。この構成により、放電部9は、このスイッチがオン状態に制御されたときには、一対の入力端子2,3間に接続された放電用抵抗により、例えば、入力端子2,3間に測定対象100として接続されているコンデンサに蓄積されている電荷を放電することが可能となっている。一方、放電部9では、このスイッチがオフ状態に制御されたときには、一対の入力端子2,3間への放電用抵抗の接続が解除される。
処理部10は、例えば、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備えて構成されて、交流電圧供給部4、交流電流供給部5、直流電流供給部6、切替部7および放電部9に対する制御処理を実行する。また、処理部10は、図2に示す測定処理50を実行する。また、処理部10は、測定処理50での測定結果を出力部11に出力する出力処理を実行する。また、処理部10のメモリには、測定処理50において実行される後述の第1特定処理において用いられる所定の第1位相範囲の始期を規定する第1始期位相に対応する第1始期時間ts1および第1位相範囲の終期を規定する第1終期位相に対応する第1終期時間te1と、後述の第2特定処理において用いられる所定の第2位相範囲の始期を規定する第2始期位相に対応する第2始期時間ts2および第2位相範囲の終期を規定する第2終期位相に対応する第2終期時間te2とが予め記憶されている。
この場合、第1位相範囲は、交流電圧供給部4から交流電圧V1が出力されている状態(交流電圧V1の供給状態)において、この交流電圧V1の1つのゼロクロス点を中心とする±a度(aは45以上180以下の範囲内の所定値)の位相範囲をいうものとする。本例では一例として、値aは「90」に規定され、またこのゼロクロス点は、交流電圧供給部4がトリガ信号St1を出力するタイミングのゼロクロス点の次のゼロクロス点である。このため、この第1位相範囲を規定するためのゼロクロス点は、交流電圧供給部4が本例では上記のように立ち上がりゼロクロス点P1(図3などを参照)に同期してトリガ信号St1を出力する構成のため、この立ち上がりゼロクロス点P1の次のゼロクロス点(つまり、次の立ち下がりゼロクロス点P2)となる。よって、立ち上がりゼロクロス点P1の位相を0度としたときに、立ち下がりゼロクロス点P2の位相は180度であるから、第1位相範囲は、この180度の位相を中心とする±90度の位相範囲(つまり、立ち上がりゼロクロス点P1の位相を0度としたときの90度以上270度以下の位相範囲)として規定される。
処理部10は、交流電圧V1の供給状態において、電圧計8から出力される電圧データDvのうちのこの第1位相範囲に含まれている電圧データDvを、第1始期時間ts1および第1終期時間te1を用いて切り出して取得する。このため、この測定装置1では、処理部10がトリガ信号St1の入力時点からの経過時間を計測して、この経過時間が第1始期時間ts1に達したときに第1位相範囲の始期が到来したと判別し、この経過時間が第1終期時間te1に達したときに第1位相範囲の終期が到来したと判別し得るように、交流電圧V1の1周期T1に基づき、第1始期時間ts1は、T1×90/360に規定され、第1終期時間te1は、T1×270/360に規定されている。
また、第2位相範囲は、交流電流供給部5から交流電流I1が出力されている状態(交流電流I1の供給状態)において、この交流電流I1の1つのゼロクロス点を中心とする±b度(bは45以上90以下の範囲内の所定値)の位相範囲をいうものとする。本例では一例として、値bは「90」に規定され、またこのゼロクロス点は、交流電流供給部5がトリガ信号St2を出力するタイミングのゼロクロス点の次のゼロクロス点である。このため、この第2位相範囲を規定するためのゼロクロス点は、交流電流供給部5が本例では上記のように立ち上がりゼロクロス点P3(図6などを参照)に同期してトリガ信号St2を出力する構成のため、この立ち上がりゼロクロス点P3の次のゼロクロス点(つまり、次の立ち下がりゼロクロス点P4)となる。よって、立ち上がりゼロクロス点P3の位相を0度としたときに、立ち下がりゼロクロス点P4の位相は180度であるから、第2位相範囲は、この180度の位相を中心とする±90度の位相範囲(つまり、立ち上がりゼロクロス点P3の位相を0度としたときの90度以上270度以下の位相範囲)として規定される。
処理部10は、交流電流I1の供給状態において、電圧計8から出力される電圧データDvのうちのこの第2位相範囲に含まれている電圧データDvを、第2始期時間ts2および第2終期時間te2を用いて切り出して取得する。このため、この測定装置1では、処理部10がトリガ信号St2の入力時点からの経過時間を計測して、この経過時間が第2始期時間ts2に達したときに第2位相範囲の始期が到来したと判別し、この経過時間が第2終期時間te2に達したときに第2位相範囲の終期が到来したと判別し得るように、交流電流I1の1周期T1に基づき、第2始期時間ts2は、T1×90/360に規定され、第2終期時間te2は、T1×270/360に規定されている。
出力部11は、一例として、LCDなどのディスプレイ装置で構成されて、処理部10から出力される測定結果を入力して画面に表示する。なお、出力部11は、ディスプレイ装置に代えて、種々のインターフェース回路で構成してもよく、例えば、メディアインターフェース回路としてリムーバブルメディアに測定結果を記憶させたり、ネットワークインターフェース回路としてネットワーク経由で外部装置に測定結果を伝送させたりする構成を採用することもできる。
次に、測定装置1の動作について、図面を参照して説明する。
測定装置1では、入力端子2,3間に測定対象100が接続された状態において、処理部10は、まず、放電部9に対する制御を実行して、放電部9のスイッチを初期状態としてのオフ状態から一旦オン状態に移行させた後に、再度オフ状態に移行させる。これにより、スイッチのオン状態のときに放電用抵抗が入力端子2,3間に接続されるため、仮に電荷が蓄積された状態のコンデンサが測定対象100のときでも、放電部9がこの電荷を放電させることができて、処理部10による測定処理50の実行前に、端子間電圧V2の初期の電圧値をゼロボルトにすることが可能となっている。
次いで、処理部10は、図2に示す測定処理50を実行する。この測定処理50では、処理部10は、まず、第1特定処理を実行することにより、接続されている測定対象100がダイオードであるか否かを特定する(ステップ51)。具体的には、この第1特定処理では、処理部10は、まず、切替部7に対する制御処理を実行して、交流電圧供給部4の出力端子と入力端子3とが接続される切替状態(図1に示す切替状態)に移行させる。また、処理部10は、交流電圧供給部4に対する制御処理を実行して、交流電圧V1の出力を開始させる。これにより、この交流電圧V1が、切替部7、入力端子3、測定対象100および入力端子2を介して内部グランドGに至る経路に供給される(つまり、測定対象100に交流電圧V1が供給される)。また、交流電圧供給部4は、交流電圧V1の出力の開始後における交流電圧V1の例えば最初の立ち上がりゼロクロス点P1に同期してトリガ信号St1を処理部10に出力する。なお、最初の立ち上がりゼロクロス点P1に限定されず、2番目以降の複数番目の立ち上がりゼロクロス点P1に同期してトリガ信号St1を出力する構成とすることもできる。また、電圧計8は、交流電圧供給部4による入力端子3への交流電圧V1の供給(印加)に起因して入力端子2,3間に発生する端子間電圧V2をサンプリングすることにより、端子間電圧V2の瞬時値を示す電圧データDvを生成して処理部10に出力する。
処理部10は、この第1特定処理の実行中においてトリガ信号St1の入力を検出したときには、このトリガ信号St1の入力時点からの経過時間の計測を開始すると共に、この計測している経過時間が第1始期時間ts1に達したか否か、および第1終期時間te1に達したか否かを検出する。そして、処理部10は、計測している経過時間が第1始期時間ts1に達したとき(第1位相範囲の始期が到来したとき)には、電圧計8から出力される電圧データDvの取得を開始すると共に、取得した電圧データDvの積算を開始する。また、処理部10は、計測している経過時間が第1終期時間te1に達した後(第1位相範囲の終期が到来した以降)には、この電圧データDvの取得および積算を停止する。つまり、処理部10は、第1位相範囲内に取得した電圧データDvを積算して積算値(第1積算値)を算出する。なお、積算値を第1位相範囲に取得した電圧データDvの個数で除算することで、第1位相範囲内の電圧データDvの平均値が算出されるが、本例では、このようにして積算値から算出される平均値も「積算値」の一種であるとして取り扱うものとする。
この第1積算値の算出において、処理部10が、まず、第1位相範囲内に取得したすべての電圧データDvを一旦メモリに記憶し、次いで、このすべての電圧データDvをメモリから読み出して第1積算値を算出するという構成を採用することもできるが、本例では、処理部10が、積算値の初期値をゼロとして、新たな電圧データDvを取得したときにはメモリに記憶されている直前の積算値(1つの積算値)にこの取得した新たな電圧データDvを加算して新たな積算値を算出し、この算出した新たな積算値を直前の積算値に代えてメモリに記憶することで、上記の第1積算値の算出する構成を採用している。このため、本例では、第1位相範囲内のすべての電圧データDvを記憶させるための記憶領域をメモリに確保する必要が無いため、メモリ容量を大幅に低減することが可能となり、これによって容量の少ない安価なメモリを用いて測定装置1を安価に製造することが可能となっている。
この場合、例えば、トリガ信号St1の出力タイミングからの交流電圧V1の1周期T1中における端子間電圧V2は、図3に示すように、測定対象100が抵抗やコンデンサのときには、交流電圧V1と同位相の正弦波電圧となる。他方、端子間電圧V2は、測定対象100がダイオードのときには、交流電圧V1が順方向に印加される前半の半周期ではダイオードの順方向電圧となり、交流電圧V1が逆方向に印加される後半の半周期では交流電圧V1と同位相の正弦波電圧となる。
このため、測定対象100が抵抗やコンデンサのときには、図4において斜線を付したように(本図では一例として測定対象100が抵抗の場合を図示した)、交流電圧V1の1つのゼロクロス点P2(位相が180度の点)を基準として、この1つのゼロクロス点P2より前の積算値と後の積算値とは符号(±)が逆で絶対値が同じ値となることから、この2つの積算値の総和、つまり処理部10が算出する積算値は理論上ゼロ(測定誤差を考慮した場合にはほぼゼロ)になる。これに対して、測定対象100がダイオードのときには、図5において斜線を付したように、上記の1つのゼロクロス点P2より前の積算値と後の積算値とは符号が逆になるものの絶対値は同じ値とはならない(上記の値bを適切な値に規定することで、確実に異なる値にすることが可能である)ことから、この2つの積算値の総和、つまり処理部10が算出する積算値はゼロにはならない。
したがって、処理部10は、算出した第1位相範囲内の電圧データDvの積算値がゼロであるか否かに基づき(例えば、ゼロを中心として規定された所定の判定範囲(−Vth以上+Vth以下の範囲)内に含まれるか否かに基づき)、ゼロでないとき(この判定範囲外のとき)には、測定対象100はダイオードであると特定し、ほぼゼロのとき(この判定範囲内に含まれるとき)には、測定対象100はダイオードではない(つまり、抵抗かコンデンサである)と特定する。また、処理部10は、交流電圧供給部4に対する制御処理を実行して、交流電圧V1の出力を停止させる。これにより、第1特定処理が完了する。
処理部10は、上記の第1特定処理において、測定対象100がダイオードではないと特定したときには、第2特定処理を実行することにより、接続されている測定対象100が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する(ステップ52)。具体的には、この第2特定処理では、処理部10は、まず、切替部7に対する制御処理を実行して、交流電流供給部5の出力端子と入力端子3とが接続される切替状態に移行させる。また、処理部10は、交流電流供給部5に対する制御処理を実行して、交流電流I1の出力を開始させる。これにより、この交流電流I1が、切替部7、入力端子3、測定対象100および入力端子2を介して内部グランドGに至る経路に供給される(つまり、測定対象100に交流電流I1が供給される)。また、交流電流供給部5は、交流電流I1の出力の開始後における交流電流I1の例えば最初の立ち上がりゼロクロス点P3に同期してトリガ信号St2を処理部10に出力する。なお、最初の立ち上がりゼロクロス点P3に限定されず、2番目以降の複数番目の立ち上がりゼロクロス点P3に同期してトリガ信号St2を出力する構成とすることもできる。また、電圧計8は、交流電流供給部5による入力端子3への交流電流I1の供給(印加)に起因して入力端子2,3間に発生する端子間電圧V2をサンプリングすることにより、端子間電圧V2の瞬時値を示す電圧データDvを生成して処理部10に出力する。
処理部10は、この第2特定処理の実行中においてトリガ信号St2の入力を検出したときには、このトリガ信号St2の入力時点からの経過時間の計測を開始すると共に、この計測している経過時間が第2始期時間ts2に達したか否か、および第2終期時間te2に達したか否かを検出する。そして、処理部10は、計測している経過時間が第2始期時間ts2に達したとき(第2位相範囲の始期が到来したとき)には、電圧計8から出力される電圧データDvの取得を開始すると共に、取得した電圧データDvの積算を開始する。また、処理部10は、計測している経過時間が第2終期時間te2に達した後(第2位相範囲の終期が到来した以降)には、この電圧データDvの取得および積算を停止する。つまり、処理部10は、第2位相範囲内に取得した電圧データDvを積算して積算値(第2積算値)を算出する。なお、積算値を第2位相範囲に取得した電圧データDvの個数で除算することで、第2位相範囲内の電圧データDvの平均値が算出されるが、本例では、このようにして積算値から算出される平均値も「積算値」の一種であるとして取り扱うものとする。
この第2積算値の算出においても、第2位相範囲内に取得したすべての電圧データDvを一旦メモリに記憶してから第2積算値を算出するという構成を採用することもできるが、本例では、上記した第1積算値の算出のときと同じ方法で処理部10が第2積算値を算出する構成を採用している。このため、本例では、第2位相範囲内のすべての電圧データDvを記憶させるための記憶領域をメモリに確保する必要が無いため、メモリ容量を大幅に低減することが可能となり、これによって容量の少ない安価なメモリを用いて測定装置1を安価に製造することが可能となっている。
この場合、例えば、トリガ信号St2の出力タイミングからの交流電流I1の1周期T1中における端子間電圧V2は、図6に示すように、測定対象100が抵抗のときには、交流電流I1と同位相の正弦波電圧となる。他方、端子間電圧V2は、測定対象100がコンデンサのときには、交流電流I1に対して位相が90度遅れた正弦波電圧となる。
このため、測定対象100が抵抗のときには、図7において斜線を付したように、交流電流I1の1つのゼロクロス点P4(位相が180度の点)を基準として、この1つのゼロクロス点P4より前の積算値と後の積算値とは符号(±)が逆で絶対値が同じ値となることから、この2つの積算値の総和、つまり処理部10が算出する積算値は理論上ゼロ(測定誤差を考慮した場合にはほぼゼロ)になる。これに対して、測定対象100がコンデンサのときには、図8において斜線を付したように、上記の1つのゼロクロス点P4より前の積算値と後の積算値とは符号が同じ(この例では+)になることから、この2つの積算値の総和、つまり処理部10が算出する積算値はゼロにはならない。
したがって、処理部10は、算出した第2位相範囲内の電圧データDvの積算値がゼロであるか否かに基づき(例えば、ゼロを中心として規定された所定の判定範囲(−Vth以上+Vth以下の範囲)内に含まれるか否かに基づき)、ゼロでないとき(この判定範囲外のとき)には、測定対象100はコンデンサであると特定し、ほぼゼロのとき(この判定範囲内に含まれるとき)には、測定対象100は抵抗であると特定する。また、処理部10は、交流電流供給部5に対する制御処理を実行して、交流電流I1の出力を停止させる。これにより、第2特定処理が完了する。
処理部10は、第1特定処理を実行して測定対象100がダイオードであると特定したときには、被測定量測定処理としての順方向電圧測定処理を実行し(ステップ53)、第2特定処理を実行して測定対象100が抵抗であると特定したときには、被測定量測定処理としての抵抗測定処理を実行し(ステップ54)、第2特定処理を実行して測定対象100がコンデンサであると特定したときには、放電処理を実行する(ステップ55)と共に被測定量測定処理としての容量測定処理を実行する(ステップ56)。
この場合、順方向電圧測定処理では、処理部10は、まず、切替部7に対する制御処理を実行して、直流電流供給部6の出力端子と入力端子3とが接続される切替状態に移行させる。また、処理部10は、直流電流供給部6に対する制御処理を実行して、直流電流I2の出力を開始させる。これにより、この直流電流I2が、切替部7、入力端子3、測定対象100および入力端子2を介して内部グランドGに至る経路に供給される(つまり、直流電流I2が入力端子3から入力端子2に向かって流れるように測定対象100に供給される)。また、電圧計8は、直流電流供給部6による入力端子3への直流電流I2の供給(印加)に起因して入力端子2,3間に発生する端子間電圧V2をサンプリングすることにより、端子間電圧V2の瞬時値を示す電圧データDvを生成して処理部10に出力する。この場合、測定対象100として入力端子2,3間に接続されているダイオードには、直流電流I2が順方向に流れるため、端子間電圧V2はダイオードの順方向電圧となる。
次いで、処理部10は、この電圧データDvを1個または複数個取得して、端子間電圧V2の電圧値V2aを測定して順方向電圧の電圧値Vfとして記憶する。また、処理部10は、直流電流供給部6に対する制御処理を実行して、直流電流I2の出力を停止させる。これにより、順方向電圧測定処理が完了する。なお、処理部10は、電圧データDvを複数個取得したときには、これらの平均値を算出し、この平均値に基づいて端子間電圧V2の電圧値V2aを測定することもできる。
また、抵抗測定処理では、処理部10は、まず、上記した順方向電圧測定処理のときと同様にして、端子間電圧V2の電圧値V2aを測定して記憶する。次いで、処理部10は、測定した端子間電圧V2の電圧値V2aを直流電流I2の既知の電流値I2aで除算することにより、測定対象100である抵抗の抵抗値Rを算出して記憶する。また、処理部10は、直流電流供給部6に対する制御処理を実行して、直流電流I2の出力を停止させる。これにより、抵抗測定処理が完了する。
また、放電処理では、処理部10は、放電部9に対する制御を実行して、放電部9のスイッチを初期状態としてのオフ状態から一旦オン状態に移行させた後に、再度オフ状態に移行させる。これにより、スイッチのオン状態のときに放電用抵抗が入力端子2,3間に接続されるため、第1特定処理や第2特定処理において測定対象100としてのコンデンサに電荷が蓄積されたとしても、この電荷が放電部9によって放電される。したがって、容量測定処理(ステップ56)の実行の前に、端子間電圧V2の電圧値(つまり、コンデンサの両端間電圧)をゼロボルトにすることができる。
処理部10は、この放電処理の後の容量測定処理では、まず、上記した順方向電圧測定処理のときと同様にして、直流電流供給部6に対する制御処理を実行して、ステップ信号である直流電流I2の出力を開始させる。また、処理部10は、直流電流供給部6に対して直流電流I2の出力を開始させた時点からの経過時間の計測を開始すると共に、この計測している経過時間が予め規定された時間tchに達したか否かを検出する。
次いで、処理部10は、計測している経過時間がこの時間tchに達したことを検出したときには、この検出時点において電圧計8から出力された電圧データDvを取得すると共に、この検出時点での端子間電圧V2の電圧値V2aを算出する。
この場合、初期の電荷がゼロのコンデンサを直流定電流で充電したときには、コンデンサの両端間電圧(充電電圧)は、ゼロボルトを初期値として充電時間に比例して増加するという関係が成り立つ。つまり、容量値Cと電圧値V2aと電流値I2aと時間tch(この例では充電時間である)との間には、C×V2a=I2a×tchの関係式が成り立つ。続いて、処理部10は、この関係式に基づき、測定対象100であるコンデンサの容量値C(=I2a×tch/V2a)を算出して記憶する。また、処理部10は、直流電流供給部6に対する制御処理を実行して、直流電流I2の出力を停止させる。これにより、容量測定処理が完了する。
処理部10は、順方向電圧測定処理(ステップ53)が完了したとき、抵抗測定処理(ステップ54)が完了したとき、容量測定処理(ステップ56)が完了したときには、出力処理(ステップ57)を実行して、直前に実行した測定処理において測定した測定結果(順方向電圧測定処理での順方向電圧の電圧値Vf、抵抗測定処理での抵抗値R、容量測定処理での容量値C)を出力部11に出力する。本例では、出力部11はディスプレイ装置で構成されているため、この測定結果が画面に表示される。これにより、測定処理50が完了する。
このように、この測定装置1では、処理部10が測定処理50を実行して測定対象100が、ダイオードであるか、抵抗であるか、コンデンサであるかを特定すると共に、ダイオードと特定したときには被測定量測定処理として順方向電圧測定処理を実行して被測定量としての順方向電圧の電圧値Vfを測定し、抵抗と特定したときには被測定量測定処理として抵抗測定処理を実行して被測定量としての抵抗値Rを測定し、コンデンサと特定したときには被測定量測定処理として容量測定処理を実行して被測定量としての容量値Cを測定する。
したがって、この測定装置1によれば、測定対象100の被測定量に合致した測定機能が自動的かつ確実に選択(つまり、被測定量に合致した測定処理が自動的かつ確実に実行)されるため、人為的なミスを回避できる結果、測定対象100の被測定量を確実に測定することができる。
また、この測定装置1では、入力端子2,3間に配設された放電部9を備え、処理部10は第2特定処理において測定対象100がコンデンサであると特定したときには、被測定量測定処理としての容量測定処理(ステップ56)の実行に先立ち、放電部9を作動させてコンデンサに蓄積された電荷を放電させる放電処理(ステップ55)を実行する。したがって、この測定装置1によれば、第2特定処理の実行の後にコンデンサに電荷が残存していたとしてもこの電荷を放電させた後に容量測定処理を実行することができるため、コンデンサの容量値Cを正確に測定することができる。
なお、図2に示すように、測定処理50において、最初に第1特定処理を実行し、次に第2特定処理を実行する構成を採用した例について上記したが、この測定装置1では、最初に第2特定処理を実行し、次に第1特定処理を実行する構成を採用することもできる。
また、処理部10が特定処理(第1特定処理および第2特定処理)を実行すると共に、ダイオードと特定したときには被測定量測定処理(順方向電圧測定処理)を実行してその被測定量としての順方向電圧を測定し、抵抗と特定したときには被測定量測定処理(抵抗測定処理)を実行してその被測定量としての抵抗値を測定し、コンデンサと特定したときには被測定量測定処理(容量測定処理)を実行してその被測定量としての容量値を測定するという好ましい構成を採用した測定装置1について上記したが、この構成に限定されるものではない。例えば、処理部10は、特定処理(第1特定処理および第2特定処理)を実行して測定対象を特定したときには、その特定結果(測定対象がダイオードであるか抵抗であるかコンデンサであるか)を出力部11に出力(表示)させ、その後は、この出力部11に出力(表示)された特定結果を確認した測定装置1の使用者からの指示(例えば、使用者によって操作される操作部から出力される指示)を待って、その指示の内容に応じた被測定量測定処理(例えば、指示の内容が、順方向電圧測定処理であればこの測定処理、また抵抗測定処理であればこの測定処理、また容量測定処理であればこの測定処理)を実行するという構成を採用することもできる。
また、上記の例では、処理部10が第2特定処理(ステップ52)において交流電流(交流定電流)I1を使用して、接続されている測定対象100が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する構成を採用しているが、測定対象100が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する構成はこれに限定されるものではない。例えば、処理部10が、この第2特定処理において、直流電流供給部6に対して上記の直流電流(直流定電流)I2を出力させると共に、このときの端子間電圧V2を電圧計8を介して測定して、測定される端子間電圧V2が直流電流I2の立ち上がりから殆ど遅れることなく立ち上がるか否かに基づいて、測定対象100が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する構成を採用することもできる。この構成では、処理部10は、端子間電圧V2が直流電流I2の立ち上がりから殆ど遅れることなく立ち上がるときには、測定対象100は抵抗であると特定し、遅れて立ち上がるとき(徐々に立ち上がるとき)にはコンデンサであると特定する。この構成を採用することで、交流電流供給部5を省くことができ、測定装置の構成をより簡易にすることができる。
1 測定装置
2,3 入力端子
4 交流電圧供給部
5 交流電流供給部
6 直流電流供給部
8 電圧計(電圧検出部)
9 放電部
10 処理部
100 測定対象
C コンデンサの容量値
Dv 電圧データ
I2 直流電流
R 抵抗の抵抗値
V2 端子間電圧
V2a 電圧値
Vf 順方向電圧の電圧値

Claims (2)

  1. 一対の入力端子と、前記一対の入力端子間の端子間電圧を示す電圧データを出力する電圧検出部と、前記一対の入力端子間に定電流を供給可能な電流供給部と、前記定電流の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データに基づいて前記端子間電圧の電圧値を測定すると共に、前記一対の入力端子間に接続された測定対象がダイオードのときには当該測定された電圧値に基づいて当該ダイオードの順方向電圧を被測定量として測定し、前記一対の入力端子間に接続された測定対象が抵抗またはコンデンサのときには当該測定された電圧値と当該定電流の電流値とに基づいて当該抵抗の抵抗値または当該コンデンサの容量値を被測定量として測定する被測定量測定処理を実行する処理部とを備え
    前記処理部は、前記一対の入力端子間に接続されている前記測定対象がダイオードであるか抵抗であるかコンデンサであるかを特定する特定処理を実行する測定装置であって、 前記一対の入力端子間に交流定電圧を供給可能な交流電圧供給部を備え、
    前記処理部は、前記交流定電圧の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データのうちの当該交流定電圧の1つのゼロクロス点を中心とする所定の第1位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出すると共に当該積算値がほぼゼロであるか否かに基づいて前記測定対象がダイオードであるか否かを特定する前記特定処理としての第1特定処理を実行する測定装置。
  2. 前記一対の入力端子間に交流定電流を供給可能な交流電流供給部を備え、
    前記処理部は、前記測定対象をダイオードでないと特定したときには、前記交流定電流の供給状態において前記電圧検出部から出力される前記電圧データのうちの当該交流定電流の1つのゼロクロス点を中心とする所定の第2位相範囲に含まれる電圧データについての積算値を算出すると共に当該積算値がほぼゼロであるか否かに基づいて前記測定対象が抵抗であるかコンデンサであるかを特定する前記特定処理としての第2特定処理を実行する請求項記載の測定装置。
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