JP6825980B2 - 調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、被調理物を減圧状態で調理する調理器に関する。
大気圧よりも低圧の減圧状態で、容器内の調理物を調理することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、炊飯待機時または炊飯完了後の保温状態において、鍋内を減圧ポンプで排気することによって、鍋内を大気圧よりも低圧の減圧状態にしている。
特開2007−209481号公報
特許文献1では、容器内での酸素濃度を低くすることによって、好気性の雑菌の増殖や固形被調理物の腐敗を抑えるため、容器内を減圧状態にしている。酸素濃度を低くするためには、特許文献1の図5に示されているように、容器内を、1atmの大気圧よりも0.2atm低い0.8atm程度の低真空にすれば十分である。JIS Z8126には、低真空とは、大気圧よりも低圧であって100Pa(すなわち約0.001atm)までの圧力であると規定されている。したがって、特許文献1での減圧状態は、低真空の領域の中でも、大気圧に近い側の低真空である。
ところで、水の蒸気圧曲線によれば、0.8atm程度の大気圧に近い側の低真空では、水の沸点が約93℃であり、大気圧よりも沸点がわずかに低くなる。水の温度が沸点になると、水内部においては水自身が気化した気泡が発生するという沸騰現象が生じる。水が沸騰すると、多量の水蒸気が発生する。
被調理物を貯留した容器内を沸騰状態にさせると、水蒸気および調理物蒸気からなる蒸発物が被調理物から多量に発生する。多量に発生した蒸発物を減圧ポンプで排出する過程で蒸発物が液化すると、容器から減圧ポンプに至る減圧経路に悪影響を及ぼすことが想定される。例えば、蒸発物が液化した液化物が、減圧経路に残留することによって、容器内を減圧する能力を低下させたり、減圧経路が不衛生になったりする。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、被調理物を減圧状態で調理する調理器において、液化物が減圧経路に残留することによって、容器内を減圧する能力を低下させたり、減圧経路が不衛生になったりすることを防止する調理器を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の調理器が提供される。
すなわち、この発明に係る調理器は、
蒸発物が発生する被調理物を収容する容器と、
前記容器内を減圧する減圧ポンプと、
前記容器から前記減圧ポンプに至る減圧経路と、
前記減圧経路に設けられて、前記蒸発物の液化によって生成される液化物が前記減圧経路に残留することを抑制する液化物残留抑制手段とを備え、
前記蒸発物は、前記容器内を前記減圧ポンプで減圧することによって発生し、発生した前記蒸発物は、前記減圧経路を通ったあと前記減圧ポンプの下流側に排出されることを特徴とする。
この発明では、減圧ポンプで減圧することによって容器内に収容された被調理物から蒸発物が発生し、当該蒸発物が、減圧経路に設けられた液化物残留抑制手段によって、前記減圧経路において液化物として残留することが抑制される。したがって、容器内を減圧する能力を低下させることなく、減圧経路を衛生的に保った状態で、減圧を利用した調理を行うことができる。
前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路を加熱する経路加熱部で構成されており、前記経路加熱部によって前記減圧経路が加熱されることが好ましい。このようにすれば、蒸発物が、経路加熱部で加熱された減圧経路で液化することが防止されるので、液化物が減圧経路に残留することを抑制できる。
前記容器が、蓋本体を有し、前記蓋本体の上方には、調理中に前記容器内で発生した前記蒸発物のうちの水蒸気を外部に排出するとともに前記蒸発物のうちの前記液化物を回収する蒸気排出部が配設され、前記減圧ポンプの下流側には排気経路が配設され、前記排気経路の下流側が、前記蒸気排出部につながっていることが好ましい。このようにすれば、蒸気排出部によって、調理中に発生した蒸発物と、減圧中に発生した蒸発物との両方が処理されるので、蒸発物を処理するための構成を共通化および低コスト化できる。
前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路の途中に配置されて捕集液を収容してなる捕集容器で構成されており、前記減圧経路を下流側に流れる前記蒸発物が前記捕集液の中をくぐることによって前記蒸発物のうちの前記液化物が前記捕集液で捕集されることが好ましい。このようにすれば、蒸発物が捕集液中をくぐることによって、蒸発物が液化物になって捕集液で確実に捕集されるので、液化物が減圧ポンプの方に流れることを防止できる。なお、捕集液は、気体の蒸発物が液体の捕集液に接することで液化することによって蒸発物を捕集する機能を有する。
前記減圧経路の途中であり且つ前記捕集容器よりも上流側には、前記捕集液が前記容器の方に流れることを防止する逆止弁が配設されていることが好ましい。このようにすれば、減圧ポンプが急停止して、捕集容器側の圧力が容器内の圧力よりも高くなったとき、捕集容器の捕集液が容器内に逆流することを防止できる。
前記減圧経路には、前記減圧経路の上流側に傾斜した傾斜部が設けられていることが好ましい。このようにすれば、液化物が傾斜部によって上流側にすなわち容器の方に戻されるので、液化物が減圧経路に残留することを抑制できる。
前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路を冷却する経路冷却部で構成されており、前記経路冷却部によって前記減圧経路が冷却されることが好ましい。このようにすれば、蒸発物が、経路冷却部で冷却された減圧経路において液化物になり、液化物が傾斜によって上流側にすなわち容器の方に戻されるので、液化物の除去された蒸発物が、減圧ポンプの下流側に排出される。
前記減圧ポンプの下流側には排気経路が配設されており、前記排気経路の下流側には、前記液化物を貯留する貯留容器が配設されていることが好ましい。このようにすれば、液化物が貯留容器で回収されて調理器の外に流出することが抑制できる。
前記減圧経路には、前記減圧経路を開閉する開閉弁が設けられていることが好ましい。このようにすれば、開閉弁を開にして減圧を利用した調理を行い、開閉弁を閉にして加熱・加圧調理などの非減圧調理を行うことができる。
この発明の調理器では、容器内を減圧する能力を低下させることなく、減圧経路を衛生的に保った状態で、減圧を利用した調理を行うことができる。
この発明の第1実施形態に係る調理器であって、蓋体が閉鎖された調理器を示す斜視図。 この発明の第1実施形態に係る調理器を模式的に説明する図。 この発明の第2実施形態に係る調理器を模式的に説明する図。 この発明の第3実施形態に係る調理器を模式的に説明する図。 水の温度と蒸気圧との関係を示す蒸気圧曲線のグラフ。 調理器の機能ブロック図。
以下に、この発明の第1実施形態に係る調理器としての炊飯器1について、図1、図2、図5および図6を参照しながら説明する。
まず、炊飯器1の全体構成について説明する。
(炊飯器の全体構成)
図1は、蓋体11が閉鎖された状態の炊飯器1(調理器)を示す斜視図である。図2は、炊飯器1を模式的に説明する図である。図5は、水の温度と蒸気圧との関係を示す蒸気圧曲線のグラフである。図6は、炊飯器1の機能ブロック図である。
図1及び図2に示した炊飯器1は、例えば誘導加熱によって加熱される調理用の鍋3を着脱可能に収容する炊飯器本体10(調理器本体)と、該炊飯器本体10に対して回動可能に配設された蓋体11と、を備えている。
鍋3は、被調理物90を収容する容器本体であり、蓋体11の内蓋30は、鍋3を密閉する蓋本体である。内蓋30で鍋3を蓋することにより、密閉された容器2が構成される。被調理物90は、固形被調理物91(お米やお肉などの固形物の食材)と、液状被調理物92(水や調理液のような液状体)とからなる。被調理物90の入った密閉された容器2内を減圧および/または加熱すると、蒸発物93が被調理物90から発生する。蒸発物93は、固形被調理物91および液状被調理物92に含まれる水分が蒸発した水蒸気と、固形被調理物91および液状被調理物92の調理物成分が蒸発した調理物蒸気とを含む。
炊飯器本体10は、筒形状をなす胴体12と、該胴体12の下端開口を閉塞する底体22とを有する外装体を備えている。炊飯器本体10の内部には、鍋3の下部を加熱する本体加熱部18(例えば、誘導加熱コイル)と、鍋3の側面を加熱する側面加熱部42と、鍋3の温度を検知するための温度センサ51b(図6に図示)とが配設されている。炊飯器本体10内には、図6に示す制御部5(例えば、マイコン)が配設されている。なお、胴体12の側面には、図示しないハンドルが取りつけられている。
蓋体11は、ヒンジ接続部のヒンジピンを中心にして回動可能に取り付けられ、炊飯器本体10に対して閉じられたとき、炊飯器本体10の開口部を閉鎖する。蓋体11は、閉鎖状態で鍋3の側に位置する内側部材24と、内側部材24の上部外側を覆う外側部材25とを有する外装体を備える。内側部材24には、放熱板(不図示)と、蓋加熱部44と、着脱可能に取り付けられる内蓋30(蓋本体)とが配設されている。放熱板の上面側には、放熱板を介して内蓋30を加熱する蓋加熱部44が配設されている。
蓋体11は、図1に示すように、上パネル14の後方側において、蒸気ユニット27(蒸気排出部)の出口である蒸気排出口17を有する。蓋体11の上パネル14の前方側には、係合開口に対して係合ロック状態の係合爪部を係合解除方向に回動させることによって、蓋体11を開放可能にするための開放操作部材16が配設されている。蓋体11の内部には、容器2の内蓋30側の温度を検知する温度センサ51a(図6に図示)と、容器2内の圧力を検知する圧力センサ52とが配設されている。上パネル14の前方側には、複数の入力スイッチを備える操作部19と、動作状況や操作状況を表示する液晶表示パネル等の表示部15とが配設されている。
図6に示すように、温度センサ51a,51bによる温度測定に基づいて、制御部5は、本体加熱部18、側面加熱部42および蓋加熱部44による容器2への加熱(通電)を制御する。制御部5は、経路加熱部54による液化物残留抑制のための加熱(通電)や、経路冷却部56および容器冷却部58による液化物残留抑制のための冷却(通電)を制御する。制御部5は、減圧ポンプ50の作動と停止、および開閉弁53の開閉を制御する。また、操作部19および表示部15が、制御部5に接続されて、制御部5は、操作や表示に関するデータの入出力を制御する。
内蓋30には、容器2内を大気圧よりも高い圧力に調圧することによって加圧調理を可能にする調圧弁35が設けられている。内側部材24の下面側には、調圧弁35を収容する弁収容部が配設されている。調圧弁35は、例えば、第1調圧弁および第2調圧弁から構成される。第1調圧弁は、容器2内の圧力が第1圧力以上に上昇することを防止する調圧弁であり、例えばボール弁体の自重で弁孔を塞ぐボール弁からなる。第2調圧弁は、炊飯時の容器2内の圧力を1atmを超えるが第1圧力を超えない第2圧力に維持する調圧弁であり、その弁体は、内側部材24の上面側に配設された不図示の駆動部(例えばソレノイド)で駆動される。制御部5が第2調圧弁の駆動部を制御することによって、第2調圧弁が開閉する。
内側部材24の上面側には、調理中に容器2内の被調理物90から発生した蒸発物93から液化物を分離して水蒸気を排出する蒸気排出部として働く蒸気ユニット27が設けられている。蒸気ユニット27は、連通部28を介して、調圧弁35を収容する弁収容部に連通している。蒸気ユニット27は、上パネル14の側に、水蒸気を外部へ排出するための蒸気排出口17を有する。蒸気ユニット27によって蒸発物93から分離される液化物は、例えば、飯米成分を含む液状または泡状のおねばである。
次に、容器2内を減圧させるための構成について説明する。
(容器の減圧構成)
蓋体11には、密閉された容器2内を大気圧よりも低い圧力に減圧する減圧ポンプ50が設けられている。減圧ポンプ50として様々なポンプが使用可能であるが、例えばダイヤフラム式ポンプが使用可能である。ダイヤフラム式ポンプは、低圧化(0.1atm程度)、小型化、および高耐久性を可能にする。減圧ポンプ50の上流側は、減圧経路70につながっており、減圧ポンプ50の下流側は、排気経路80につながっている。減圧経路70の上流側には、電磁的に開閉される開閉弁53が設けられている。なお、減圧ポンプ50は、蓋体11の側において配置スペースに制約がある場合、炊飯器本体10の側に設けられてもよい。
減圧経路70は、その上流端が内蓋30の減圧排気孔34に接続され、その下流端が減圧ポンプ50の吸引口に接続されているように構成されている。減圧経路70は、経路加熱部54によって加熱されている。経路加熱部54は、容器2から蒸発した蒸発物93が減圧経路70において冷却されて液化物になることを抑制する液化物残留抑制手段として働く。経路加熱部54は、減圧経路70の上流端から下流端まで延在して減圧経路70を取り巻くように構成された加熱ヒータである。
排気経路80は、その上流端が減圧ポンプ50の排気口に接続され、その下流端が蒸気ユニット27に接続されているように構成されている。排気経路80の上流側には、減圧ポンプ50から排出された蒸発物93が減圧ポンプ50の方に逆流することを防止する逆止弁を設けることもできる。減圧ポンプ50は、減圧経路70を流れた蒸発物93が減圧ポンプ50を流れる過程で冷却されて液化物になることを防止する加熱ヒータを備えることもできる。また、排気経路80は、排気経路80の上流端から下流端まで延在して排気経路80を取り巻くように配設された加熱ヒータを備えることもできる。
内蓋30は、いずれも内蓋30を厚み方向に貫通するように形成された、センサ孔32と蒸気導入孔33と減圧排気孔34とを有する。センサ孔32は、容器2から圧力センサ52に至るセンサ経路68の入口である。蒸気導入孔33は、容器2から調圧弁35を経由して蒸気ユニット27に至る蒸気排出経路40の入口である。減圧排気孔34は、容器2から減圧ポンプ50に至る減圧経路70の入口である。センサ経路68および減圧経路70は、減圧調理および加熱・加圧調理の両方に耐えられる強度を有する、金属や樹脂からなる耐圧チューブから構成される。
センサ孔32から圧力センサ52に至るセンサ経路68は、その途中でリークの無い閉じられた経路である。調圧弁35を閉にすると、蒸気導入孔33を入口にする蒸気排出経路40が閉じられる。開閉弁53を閉にすると、減圧排気孔34を入口にする減圧経路70が閉じられる。したがって、容器2内が密閉状態になる。
内蓋30には、パッキン(不図示)が全周にわたって配設されている。蓋体11が炊飯器本体10に対して閉じられたとき、内蓋30が、パッキンを介して鍋3の上端開口を閉塞する。内蓋30で鍋3を閉塞すると、容器2内が密閉状態になる。なお、内蓋30が蓋体11に対して着脱可能である構成に限られず、内蓋30が蓋体11に対して離脱不可である構成であってもよい。
容器2は、密閉状態で被調理物90を減圧状態で調理すること(減圧調理)、非減圧状態で被調理物90を加熱調理することおよび加熱・加圧調理すること(非減圧調理)をそれぞれ可能にする。
炊飯器本体10及び蓋体11は、合成樹脂材を成型することによって形成されている。炊飯器本体10及び蓋体11が、炊飯時の圧力(減圧および加熱・加圧)によって変形するのを防止するため、炊飯器本体10及び蓋体11には、補強体として働く金属製の蓋補強板(不図示)及び胴補強板(不図示)がそれぞれ配設されている。
減圧調理によって発生する蒸発物93について説明する。
(減圧調理)
密閉された容器2を減圧ポンプ50で排気すると、容器2内の圧力が低下する。容器2は、減圧ポンプ50によって、容器2内を、例えば約0.1atm(10.1kPa)の低圧に減圧できるように構成されている。
図5は、水の飽和温度と飽和蒸気圧との関係をプロットした蒸気圧曲線を示す。図5によれば、水の蒸気圧が、1atm(101kPa)、約0.45atm(45kPa)、約0.2atm(20kPa)であるとき、水の沸点(飽和温度)が、それぞれ、100℃、約80℃、約60℃になる。固形被調理物91としてお米と、液状被調理物92として水とからなる被調理物90を容器2に入れ、容器2内を、例えば約0.2atm(20kPa)まで減圧すると、約60℃で沸騰する。
沸騰とは、液体(水)の飽和蒸気圧が周囲の圧力と等しくなったときに、液体の表面だけでなく,液体の内部からも気化する現象である。また、液体表面においては、液体が気体に状態変化する蒸発が起こっており、蒸発では、液体が沸点に至らなくても液体から気体への状態変化(気化)が起こる。この蒸発現象は、蒸気圧(気体の圧力)が飽和蒸気圧になるまで続く。そして、容器2内が減圧されるか液体の温度が高くなるほど、蒸発が活発になる。沸騰に至るまでは、蒸発に基づく蒸発物93が被調理物90から発生する。沸騰に至ると、沸騰に基づく多量の蒸発物93が被調理物90から発生する。沸騰に基づく蒸発物93は、液体の内部から泡のように発生するので、撹拌作用を奏する。したがって、容器2内が減圧によって沸騰すると、固形被調理物91および液状被調理物92が容器2内で撹拌される。容器2内の撹拌によって、固形被調理物91において味が染み込み易くなる、または、加熱したときの温度むらを低減できるなどの優れた作用効果を奏する。
液化物残留抑制手段54による液化物の残留抑制について説明する。
(液化物残留抑制手段について)
被調理物90の入った容器2内を減圧すると、まず、蒸発に基づく蒸発物93が被調理物90から発生する。そして、容器2内をさらに減圧して沸騰状態にすると、蒸発よりも多量の蒸発物93が被調理物90から発生する。蒸発物93は、水蒸気と調理物蒸気とを含み、水蒸気および調理物蒸気は、冷却されると液化物になる。容器2内を減圧ポンプ50で排気する過程で、発生した蒸発物93が冷却されて液化物が生成されると、容器2から減圧ポンプ50に至る減圧経路70に悪影響を及ぼす。蒸発に基づく蒸発物93よりも、沸騰に基づく蒸発物93の方が、蒸発物93の発生量が多いため、減圧経路70への悪影響の度合いが大きい。そこで、蒸発物93の発生量が多い、減圧沸騰に基づく蒸発物93について説明するが、蒸発に基づく蒸発物93についても同じである。
約60℃の温度にした容器2内を減圧ポンプ50で約0.2atm(20kPa)の圧力まで排気すると、容器2内の被調理物90が減圧沸騰する。容器2内の被調理物90からは多量の蒸発物93が発生する。蒸発物93は、水蒸気と調理物蒸気とを含んでいる。
図2に示すように、第1実施形態に係る炊飯器1は、減圧経路70を加熱する経路加熱部54を有する。経路加熱部54によって、蒸発物93が液化しない温度に減圧経路70が加熱される。その結果、蒸発物93が、減圧経路70において液化されずに気体の状態で減圧経路70を流れる。蒸発物93が気体のままで減圧経路70を流れるので、減圧経路70に残留することはない。したがって、減圧経路70を加熱する経路加熱部54は、蒸発物93の液化によって生成される液化物が減圧経路70に残留することを抑制する液化物残留抑制手段として働く。
減圧経路70を流れた蒸発物93は、減圧ポンプ50および排気経路80を経由して、蒸気ユニット27に流入する。蒸気ユニット27に流入した蒸発物93は、蒸気ユニット27において、液化物(例えば、おねば)と、水蒸気とに分離される。液化物は蒸気ユニット27内に貯留されるとともに、水蒸気は蒸気排出口17を通じて外部へ排出される。蒸気ユニット27は、蒸気導入孔33を通じて導入される非減圧調理による蒸発物93と、減圧排気孔34を通じて導入される減圧調理による蒸発物93との両方を処理する。したがって、蒸発物93の処理に要する構成について共通化および低コスト化を実現できる。
上記構成によれば、減圧ポンプ50で減圧することによって容器2内の被調理物90から蒸発物93が発生し、当該蒸発物93が、液化物残留抑制手段54で加熱された減圧経路70によって、減圧経路70において液化物として残留することなく減圧ポンプ50の下流側に排出される。したがって、容器2内を減圧する能力を低下させることなく、減圧経路70を衛生的に保った状態で、減圧を利用した調理を行うことができる。
〔第2実施形態〕
図3は、第2実施形態の炊飯器1を模式的に説明する図である。第2実施形態の炊飯器1では、液化物残留抑制手段が、減圧経路70を冷却する経路冷却部56で構成されることを特徴とする。
図3に示すように、蓋体11には、減圧経路70、減圧ポンプ50、排気経路80および貯留容器60が設けられている。
減圧経路70は、その上流端が内蓋30の減圧排気孔34に接続され、その下流端が減圧ポンプ50の吸引口に接続されているように構成されている。減圧経路70の上流側は、水平面に対して下向きに傾斜するように構成されている。すなわち、減圧経路70は、その上流側において、減圧排気孔34から略垂直上方に延在する上方延在部70aと、上方延在部70aの下流側に位置して上流側が下向きに傾斜した傾斜部74とを有する。減圧経路70は、傾斜部74の下流側において、略垂直下方に延在して減圧ポンプ50の吸引口に接続される下方延在部70bを有する。
減圧経路70は、液化物残留抑制手段としての経路冷却部56によって冷却されている。経路冷却部56は、被調理物90から蒸発した蒸発物93を減圧経路70において冷却して液化物を生成する温度に減圧経路70を冷却する。経路冷却部56は、例えば傾斜部74を取り巻くように構成された冷却部である。冷却部として、例えばペルチェ素子が使用される。ペルチェ素子は、熱電半導体と呼ばれるP型およびN型の半導体を電極を介して直列に接続して、直流電流を流すことによって冷却(または加熱)を行うことのできる半導体素子である。
蒸発物93は、経路冷却部56によって冷却された減圧経路70を流れる過程で、液化されて液化物になるので、減圧経路70において蒸発物93から液化物が除去される。当該液化物は、上流側が下向きに傾斜した傾斜部74によって、上流側にすなわち容器2の方に戻される。そして、液化物の除去された蒸発物93が、減圧経路70を流れるので、液化物が減圧経路70に残留することが抑制される。したがって、経路冷却部56で冷却された減圧経路70は、蒸発物93の液化によって生成される液化物が減圧経路70に残留することを抑制する液化物残留抑制手段として働く。
炊飯器本体10の後方上部には、凹形状の容器収容部48が設けられている。貯留容器60は、内側部材24の後方上部に取り付けられている。蓋体11を閉鎖位置にしたとき、貯留容器60が容器収容部48に収容される。排気経路80の下流端は、貯留容器60の上部空間内で終端している。貯留容器60は、経路冷却部56で冷却された減圧経路70によって除去しきれなかった液化物を回収する。したがって、液化物が炊飯器1の外に流出することが抑制できる。
経路冷却部56によって冷却された減圧経路70において、蒸発物93から液化物が除去され、液化物の除去された蒸発物93が、減圧経路70を流れるので、液化物が減圧経路70に残留することが抑制される。したがって、容器2内を減圧する能力を低下させることなく、減圧経路70を衛生的に保った状態で、減圧を利用した調理を行うことができる。
〔第3実施形態〕
図4は、第3実施形態の炊飯器1を模式的に説明する図である。第3実施形態の炊飯器1では、液化物残留抑制手段が、減圧経路70の途中に配置されて捕集液62を収容する捕集容器61で構成されることを特徴とする。
図4に示すように、蓋体11には、減圧経路70、減圧ポンプ50、排気経路80および捕集容器61が設けられ、炊飯器本体10には容器冷却部58が設けられている。捕集容器61は、パッキン64を介して内側部材24の後方上部に取り付けられている。蓋体11を閉鎖位置にしたとき、捕集容器61が容器収容部48に収容される。捕集容器61の下側外周部を取り巻くように、容器冷却部58が配設されている。捕集液62の収容された捕集容器61を容器冷却部58で冷却することにより、捕集液62による液化物の捕集性が向上する。容器冷却部58として、例えばペルチェ素子が使用される。
減圧経路70の上流端が、内蓋30の減圧排気孔34に接続されている。減圧経路70の上流側には、捕集容器61内の捕集液62が容器2の方に逆流することを防止する逆止弁57が設けられている。捕集容器61内では、収容された捕集液62の液面よりも上には、液上空間63が形成されている。捕集液62は、気体の蒸発物93が液体の捕集液62に接することで液化することによって蒸発物93を捕集することを可能にする液体であり、例えば水や水溶液などである。捕集液62で捕集された蒸発物93は、捕集液62に溶解したり、捕集液62に溶解しないで液状の分離層として存在したりする。液上空間63では、空気などの気体が存在する。
減圧経路70の中間部75が、液浸漬部76および液上部78の2つの部分に分離されている。液浸漬部76の下流端は、捕集容器61に収容された捕集液62中に浸漬されている。液上部78の上流端は、捕集容器61の液上空間63内に位置している。液上部78の下流端が、減圧ポンプ50の吸引口に接続されている。排気経路80の上流端は、減圧ポンプ50の排気口に接続され、排気経路80の下流端は、排気口82に接続されている。
液浸漬部76の下流端は、或る浸漬深さで捕集液62中に浸漬されており、大気開放状態では、液浸漬部76内での液面は、捕集容器61内での他の液面と面一になっている。減圧ポンプ50を作動させると、液上空間63が減圧され、減圧されるに従って、液浸漬部76内の液面が下がる。さらに減圧して、液上空間63内の圧力が或る浸漬深さに対応する水柱圧よりも低くなると、減圧経路70の入口である減圧排気孔34を通じて容器2内の気体を液浸漬部76の方に吸引するようになる。液浸漬部76の方に吸引された気体は、泡として捕集液62中を通過し、液上空間63に流入したあと、排気経路80の終端である排気口82から外部に排気される。
そして、減圧ポンプ50によって容器2内の気体をさらに吸引すると、容器2内が減圧されて、減圧による蒸発物93が被調理物90から発生する。
容器2内での減圧によって発生した蒸発物93が、容器冷却部58によって冷却された捕集液62中をくぐる。その過程で、蒸発物93が冷却された捕集液62によって冷却されて液化物になるので、液化物が捕集液62で捕集される。これにより、蒸発物93から液化物が除去される。蒸発物93から液化物が除去された残りの気体成分が、減圧ポンプ50の下流側に排出される。したがって、容器2内を減圧する能力を低下させることなく、減圧経路70を衛生的に保った状態で、減圧を利用した調理を行うことができる。
ところで、減圧された容器2内の圧力は、液浸漬部76の浸漬深さによって決まるため、浸漬深さが略一定であれば、減圧ポンプ50の吸引圧力が変動しても、略一定になる。すなわち、減圧された容器2内の圧力が、減圧ポンプ50の圧力変動を受けにくくなり、容器2内を略一定の減圧状態にできる。なお、液浸漬部76の浸漬深さが深くならないように、比重の大きい捕集液62が用いられる。
上記各実施形態は、調理器1の一例として炊飯器1を説明したが、炊飯器以外の各種調理器、例えばおでんやカレーのような煮込みを行う調理器などにも適用可能である。上記実施形態は、加熱の有無に関わらず、減圧を利用する調理器一般に適用される。当然のことであるが、減圧前の加熱、減圧中での加熱、または、減圧後の加熱を行う加熱調理器にも適用可能である。さらに、密閉された容器2では、加熱によって容器2内の圧力が上昇するので、加熱によって加圧される加熱・加圧調理器にも適用可能である。
また、調理器1は、減圧ポンプ50によって減圧沸騰可能な低圧力(例えば、0.1atm程度)まで減圧できるので、減圧沸騰の調理はもとより、非減圧沸騰(例えば、0.5atm程度)の調理にも利用可能である。非減圧沸騰の調理を例示すると、容器2内の酸素濃度を低下させて嫌気性菌を活性化させて発酵食品の酵素を活性させる調理、加熱調理後の調理物を急速冷却させる調理、容器2内の水分を飛ばして容器2内の水分を調節する調理、および、固形被調理物91同士の隙間に存在する空気を脱気して液状被調理物92の味を染み込み易くする調理などである。
上記各実施形態では、減圧ポンプ50を蓋体11の側に配置しているが、減圧ポンプ50を炊飯器本体10の側に配置したり、炊飯器1の外に配置したりすることもできる。また、第2実施形態では、貯留容器60を蓋体11の下面側に取り付けて、蓋体11を閉鎖位置にしたときに貯留容器60が調理器本体10の側に位置するように構成されているが、貯留容器60が蓋体11内に内蔵された構成に、あるいは貯留容器60が炊飯器本体10内に内蔵された構成にすることもできる。第3実施形態では、捕集容器61を蓋体11の下面側に取り付けて、蓋体11を閉鎖位置にしたときに捕集容器61が調理器本体10の側に位置するように構成されているが、捕集容器61が蓋体11内に内蔵された構成に、あるいは捕集容器61が炊飯器本体10内に内蔵された構成にすることもできる。第2実施形態および第3実施形態においても、排気経路80の下流端が蒸気ユニット27に接続される構成にすることもできる。
また、第1実施形態において説明した経路加熱部54で加熱される減圧経路70は、図3に示す傾斜部74を有することもできるし、図2に示すように略水平方向に延在する構成にすることもできる。第3実施形態において説明したその途中に捕集容器61が配置される減圧経路70は、図3に示す傾斜部74を有することもできるし、図2に示すように略水平方向に延在する構成にすることもできる。
1 炊飯器(調理器)
2 容器
3 鍋(容器本体)
5 制御部
10 炊飯器本体(調理器本体)
11 蓋体
12 胴体
14 上パネル
15 表示部
16 開放操作部材
17 蒸気排出口
18 本体加熱部
19 操作部
22 底体
24 内側部材
25 外側部材
27 蒸気ユニット(蒸気排出部)
28 連通部
30 内蓋(蓋本体)
32 センサ孔
33 蒸気導入孔
34 減圧排気孔
35 調圧弁
40 蒸気排出経路
42 側面加熱部
44 蓋加熱部
48 容器収容部
50 減圧ポンプ
51a,51b 温度センサ
52 圧力センサ
53 開閉弁
54 経路加熱部(液化物残留抑制手段)
56 経路冷却部(液化物残留抑制手段)
57 逆止弁
58 容器冷却部
60 貯留容器
61 捕集容器(液化物残留抑制手段)
62 捕集液
63 液上空間
68 センサ経路
70 減圧経路
70a 上方延在部
70b 下方延在部
74 傾斜部
75 中間部
76 液浸漬部
78 液上部
80 排気経路
82 排気口
90 被調理物
91 固形被調理物
92 液状被調理物
93 蒸発物

Claims (9)

  1. 蒸発物が発生する被調理物を収容する容器と、
    前記容器内を減圧する減圧ポンプと、
    前記容器から前記減圧ポンプに至る減圧経路と、
    前記減圧経路に設けられて、前記蒸発物の液化によって生成される液化物が前記減圧経路に残留することを抑制する液化物残留抑制手段とを備え、
    前記蒸発物は、前記容器内を前記減圧ポンプで減圧することによって発生し、発生した前記蒸発物は、前記減圧経路を通ったあと前記減圧ポンプの下流側に排出され
    前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路を加熱する経路加熱部で構成されており、前記経路加熱部によって前記減圧経路が加熱される、調理器。
  2. 請求項1において、前記容器が、蓋本体を有し、前記蓋本体の上方には、調理中に前記容器内で発生した前記蒸発物のうちの水蒸気を外部に排出するとともに前記蒸発物のうちの前記液化物を回収する蒸気排出部が配設され、
    前記減圧ポンプの下流側には排気経路が配設され、前記排気経路の下流側が、前記蒸気排出部につながっている、調理器。
  3. 請求項1または請求項2において、前記減圧経路には、前記減圧経路の上流側に傾斜した傾斜部が設けられている、調理器。
  4. 請求項1において、前記減圧ポンプの下流側には排気経路が配設されており、前記排気経路の下流側には、前記液化物を貯留する貯留容器が配設されている、調理器。
  5. 蒸発物が発生する被調理物を収容する容器と、
    前記容器内を減圧する減圧ポンプと、
    前記容器から前記減圧ポンプに至る減圧経路と、
    前記減圧経路に設けられて、前記蒸発物の液化によって生成される液化物が前記減圧経路に残留することを抑制する液化物残留抑制手段とを備え、
    前記蒸発物は、前記容器内を前記減圧ポンプで減圧することによって発生し、発生した前記蒸発物は、前記減圧経路を通ったあと前記減圧ポンプの下流側に排出され、
    前記容器が、蓋本体を有し、前記蓋本体の上方には、調理中に前記容器内で発生した前記蒸発物のうちの水蒸気を外部に排出するとともに前記蒸発物のうちの前記液化物を回収する蒸気排出部が配設され、
    前記減圧ポンプの下流側には排気経路が配設され、前記排気経路の下流側が、前記蒸気排出部につながっている、調理器。
  6. 請求項5において、前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路の途中に配置されて捕集液を収容してなる捕集容器で構成されており、
    前記減圧経路を下流側に流れる前記蒸発物が前記捕集液の中をくぐることによって前記蒸発物のうちの前記液化物が前記捕集液で捕集される、調理器。
  7. 請求項6において、前記減圧経路の途中であり且つ前記捕集容器よりも上流側には、前記捕集液が前記容器の方に流れることを防止する逆止弁が配設されている、調理器。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項において、前記減圧経路には、前記減圧経路の上流側に傾斜した傾斜部が設けられている、調理器。
  9. 請求項8において、前記液化物残留抑制手段は、前記減圧経路を冷却する経路冷却部で構成されており、前記経路冷却部によって前記減圧経路が冷却される、調理器。
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