JP6824804B2 - 携帯用加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば木材等の切断材を切断加工する際に用いられる切断機等の携帯用加工機に関する。
例えば携帯用の切断機は、切断材の上面に当接させるベースと、ベースの上面側に上下に移動操作可能に支持された加工機本体を備えている。加工機本体は、電動モータと、この電動モータを駆動源として回転する刃具を備えている。加工機本体は、ベースに対して刃具を下面側に突き出させた切断位置と、刃具をベースの下面に対して上方へ退避させた退避位置との間で上下に変位させることができる。ベースの下面から刃具を突き出させた状態で、刃具を回転させつつ切断材に切り込んで当該切断機を移動させることにより、切断材を切断加工することができる。ベースの上面には刃具のほぼ全体を覆う刃具カバーが設けられている。この刃具カバーから下方へ突き出させた刃具の下部が切断材に切り込まれる。この刃具カバーにより切断部位周辺が覆われて切り粉の飛散が防止される。
係る携帯用加工機では、電動モータの動作制御を行うためのコントローラを備えている。コントローラは、矩形平板形で底浅のケースに制御基板を内装して樹脂モールドにより絶縁したもので、携帯用加工機内におけるその配置についても従来様々な技術が提供されている。コントローラの配置に関する従来の技術が下記の特許文献に開示されている。特許文献1には、電動モータの後方においてコントローラを上下に起立させた姿勢で内装した技術が開示されている。特許文献2には、同じく電動モータの後方においてコントローラを横に倒した姿勢で内装した構成が開示されている。特許文献3には、電動モータの上方にコントローラを横に倒した姿勢で内装した構成が記載されている。
特開2014−79873号公報 特開2015−178226号公報 特開2014−148015号公報
しかしながら、特許文献1では、コントローラが上に向かって大きくなるため、ハンドルの操作の邪魔になり、結果的にハンドルを上方へ配置する必要があった。特許文献2では、コントローラの近傍に位置する操作レバーやベースへの接近の障害になっていた。特許文献3においても、コントローラの厚み分だけハンドルを上方に配置する必要があった。これらの問題によって、操作性の悪化や製品の大型化が生じていた。
本発明は、操作性を改善し、工具本体部の大型化を抑制しつつコントローラを内装できるようにすることを目的とする。
上記した課題は、以下の各発明によって解決される。第1の発明は、加工材に当接させるベースと、ベースの上面側に支持された加工機本体と、加工機本体に一体に設けたハンドル部を備えた携帯用加工機である。第1の発明では、加工機本体は、電動モータを駆動源として回転する刃具を備えており、下方に変位して刃具をベースの下面側に突き出させ、突き出し部分を加工材に切り込ませて加工がなされる構成を備えている。第1の発明では、刃具のベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、電動モータの動作制御をするためのコントローラの少なくとも一部が、前後方向の位置についてハンドル部よりも後方に位置する構成となっている。
第1の発明によれば、コントローラがその全体が前後方向についてハンドル部と一致する位置よりも後方へずれて配置されていることによりハンドル部の把持性をよくすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、加工機本体が、刃具の回転中心よりも後方に設定された揺動支点を介して上下に揺動可能に支持されており、刃具のベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、コントローラの姿勢が、側面視で後側ほど上方へ変位する方向に傾いた傾斜姿勢に設定されて、コントローラの少なくとも一部が前後方向の位置について揺動支点よりも後方に位置する構成とした携帯用加工機である。
第2の発明によれば、刃具の回転中心よりも後方の揺動支点を中心にして加工機本体が上下に揺動可能に設けられた形態の加工機において、コントローラを収容するためのスペースについて前後方向のコンパクト化を図るとともに、ベースに対するコントローラの干渉を回避しつつ加工機本体の上動端位置をより上方に設定することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、ハンドル部の周囲には使用者が把持するために手を位置させる把持領域が設定されており、把持領域に対してコントローラの前部を前後方向についてオーバーラップさせ、後部を上下方向についてオーバーラップさせた携帯用加工機である。
第3の発明によれば、必要かつ十分な把持領域を確保しつつ、コントローラをコンパクトに配置することができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、加工機本体がベースに対して左右に傾動可能に支持されており、加工機本体を直角位置に位置させた状態では、コントローラが、後面視で上部側が刃具側へ接近する方向に傾いた傾斜姿勢に配置された携帯用加工機である。
第4の発明によれば、コントローラを収容するためのスペースについて上下方向のコンパクト化を図るとともに、ベースに対するコントローラの干渉を回避しつつ、加工機本体を左右により大きな角度まで傾斜させることができるようになる。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、電源としてバッテリパックを取り付け可能で、刃具のベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、バッテリパックが電動モータの後方で、ハンドル部の把持領域の下方に位置する携帯用加工機である。
第5の発明によれば、バッテリパックがハンドル部の把持領域よりも下方に位置することから、バッテリパックがハンドル部を把持する際の邪魔になることがない。
第6の発明は、加工材に当接させるベースと、ベースの上面側に揺動支軸を介して上下に揺動可能に支持された加工機本体を備えた携帯用加工機である。第6の発明では、加工機本体は、電動モータを駆動源として回転する刃具を備えており、下方に揺動して刃具をベースの下面側に突き出させ、この突き出し部分を加工材に切り込ませて加工がなされる構成を備えている。第6の発明では、電動モータの動作制御をするためのコントローラが、前後方向の位置について電動モータに対して揺動支点側に配置された構成となっている。
第6の発明によれば、前後方向の位置について、コントローラが電動モータと揺動支軸との間にコンパクトに配置される。揺動支軸が電動モータの前側に位置する形態の加工機では、コントローラが電動モータの前側に配置される。揺動支軸が電動モータの後側に位置する形態の加工機では、コントローラが電動モータの後側に配置される。
第1実施形態に係る携帯用加工機の右側面図である。本図は、加工機本体を上方の待機位置に位置させた状態を示している。 第1実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、加工機本体が上動端に位置する状態で示されている。 第1実施形態に係る携帯用加工機の全体平面図である。 第1実施形態に係る携帯用加工機の右側面図である。本図は、加工機本体を下降端位置まで下動させた状態を示している。 第1実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、加工機本体が下動端に位置する状態で示されている。 第1実施形態に係る携帯用加工機の後面図であって、図4の(VI)矢視図である。 第1実施形態に係る携帯用加工機の縦断面図である。本図は、刃具の回転中心を上下に通る面の縦断面図である。 第1実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、加工機本体が上動端に位置する状態で示されている。本図では、ハンドル部の左右半割構造を分離した状態で示されている。 第1実施形態に係る携帯用加工機の斜視図である。本図は、後方斜め左側から見た状態を示している。本図では、ハンドル部及びコントローラ収容部の左右半割構造の左側を取り外した状態で示されている。 第1実施形態に係る携帯用加工機の後面図である。本図は、加工機本体を下降端まで下動させ、かつその上部を右側へ変位させる方向に傾斜させた状態を示している。 第2実施形態に係る携帯用加工機の斜視図である。本図は、左側斜め上方から見た状態を示している。 第2実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、加工機本体が下動端に位置する状態で示されている。 第2実施形態に係る携帯用加工機の縦断面図である。本図は、刃具の回転中心を上下に通る面の縦断面図である。 第3実施形態に係る携帯用加工機の全体斜視図である。 第3実施形態に係る携帯用加工機の右側面図である。 第3実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、ハンドル部の内部が示されている。 第3実施形態に係る携帯用加工機の左側面図である。本図では、携帯用加工機本体を上動端位置に保持した状態を示している。本図でも、ハンドル部の内部が示されている。 図16の(XVIII)-(XVIII)線断面矢視図であって、電動モータの縦断面図である。 図16の(XIX)-(XIX)線断面矢視図であって、電動モータの横断面図である。 第3実施形態に係る携帯用加工機の右側面図である。本図は、刃具カバーの右側を取り外した状態で示されている。本図は、ガイド部材が退避位置に戻され、保持部材が保持位置に位置する状態を示している。 ガイド部材周辺の右側面図である。本図は、ガイド部材が案内位置に取り出され、保持部材が保持解除位置に位置する状態を示している。 図21の(XXII)-(XXII)線断面矢視図であって、保持部材を支持する部位の縦断面図である。 図21の(XXIII)-(XXIII)線断面矢視図であって、ガイド部材を支持する部位の縦断面図である。 第3実施形態に係る携帯用加工機の全体斜視図である。本図は、当該携帯用加工機を長尺定規上にセットした状態を示している。 図24の(XXV)矢視図であって、2つの長尺定規の連結部の平面図である。 連結部材の平面図である。 図25の(XXVII)-(XXVII)線断面図であって、長尺定規の横断面図である。 携帯用加工機をベース下面側から見た斜視図である。
次に、本発明の第1実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。第1実施形態では、携帯用加工機1の一例として、使用者が手に持って移動操作する切断機(マルノコ)を例示する。以下の説明では、部材や構成等の前後方向については、携帯用加工機1を移動させて切断を進行させる方向を前側とする。当該携帯用加工機1の後ろ側に使用者が位置する。従って、部材等の左右方向については使用者を基準にして用いる。
図1〜図3に示すように、この携帯用加工機1は、プランジマルノコとも称されるもので、切断材Wの上面に当接させるベース2と、ベース2の上面側に支持された加工機本体10を備えている。ベース2は、概ね矩形の平板形状を有している。ベース2の下面が切断材Wに当接させる材当接面2aとされている。ベース2の上面側には、刃具カバー20が支持されている。ベース2の上面の前後2箇所には、前側支持部25と後側支持部26が設けられている。前側支持部25と後側支持部26は、相互に平行に上方へ起立する状態に設けられている。前側支持部25と後側支持部26を介して刃具カバー20が左右に傾動可能に支持されている。
図2及び図3に示すように刃具カバー20の左側に加工機本体10の後部側が本体支軸19を介して上下に揺動可能に支持されている。本体支軸19は、刃具11の回転中心(スピンドル3)よりも後方に設定されていることから、刃具カバー20内において刃具11を上下に大きく変位させることができる。加工機本体10は、ベース2との間に介装した圧縮ばね18によって上方へ揺動する方向に付勢されている。図2に示すように加工機本体10は圧縮ばね18の付勢力により上動端位置(待機位置)に保持される。本体支軸19を中心にして加工機本体10を圧縮ばね18に抗して下方へ揺動させることにより、刃具11の下部をベース2の材当接面2aから下方へ突き出すことができる。図4〜図6には、加工機本体10を下方へ揺動させてベース2の材当接面2aからの刃具11の突き出し量を最大にした状態(加工機本体10の下動端位置)が示されている。この突き出し状態で当該携帯用加工機1を前方へ移動させることにより刃具11を切断材Wの端部から切り込ませて切断加工を進行させることができる。また、電動モータ12を起動して刃具11を回転させつつ、当該加工機本体10を押し下げ操作すると、刃具11の下部がベース2の材当接面2aから突き出されて切断材Wに切り込まれる(プランジカット)。
前側支持部25と後側支持部26を介して左右に傾動可能に支持した刃具カバー20に加工機本体10が支持されていることにより、刃具11をベース2に対して左右に傾斜させることができる。図10には、加工機本体部10を右側へ約45°傾斜させた状態が示されている。刃具11を左側若しくは右側に傾斜させることにより、刃具11を切断材Wに対して斜めに切り込ませることができる。刃具カバー20ひいては刃具11の傾斜角度は、前側支持部25に表示した角度目盛りにより確認することができる。刃具カバー20ひいては刃具11のベース2に対する傾斜位置は、固定ねじ21,22を締め込むことにより固定することができる。
刃具11の周囲が刃具カバー20で覆われることにより切断粉等の粉塵の飛散が防止される。刃具カバー20の後部には、集塵機のホース若しくは集塵ボックスを接続するための集塵口20aが設けられている。刃具11の回転により切断部位(刃具11の切り込み部位)から刃具カバー20内に吹き上げられた粉塵は後方へ流れた後、集塵口20aを経て集塵される。図1及び図4に示すように刃具カバー20の右面側には、刃具11の回転方向を示す矢印20bが表示されている。
図2及び図8に示すように、加工機本体10の揺動位置(揺動角度)は、刃具カバー20の左側面に設けた固定ねじ23を締め込むことにより、下動端位置若しくは揺動途中の任意の位置で下方への移動を停止させることができる。加工機本体10の揺動位置を調整して固定ねじ23で固定することにより、刃具11の材当接面2aからの突き出し量を任意の寸法に固定することができ、これにより刃具11の切断材Wに対する切り込み深さを任意に調整して固定することができる。図2及び図8に示すように刃具カバー20の左側面には、刃具11の切り込み深さを表示するための切り込み深さ目盛り24が表示されている。
図7に示すように加工機本体10は、刃具11を回転させる駆動源としての電動モータ12と、電動モータ12の回転出力を減速するためのギヤ列をギヤケース13aに内装した減速ギヤ部13と、使用者が把持するハンドル部14を備えている。減速ギヤ部13の左側に電動モータ12が結合されている。
電動モータ12には、バッテリパック(直流電源)15を電源として動作するDCブラシレスモータが用いられている。電動モータ12は、モータケース12a側に固定した固定子12bと、固定子12bの内周側で回転自在に支持された回転子12cを備えている。固定子12bのモータ軸線J方向の後面(左面)には、回転子12cの回転位置を検知する磁気センサを有するセンサ基板12gが取り付けられている。回転子12cに結合されたモータ軸12dは、モータ軸線J方向について前後の軸受12h、12iを介してその軸回りに回転自在に支持されている。モータ軸線J方向について前側の軸受12hは、ギヤケース13aに保持されている。モータ軸線J方向について後側の軸受12iは、モータケース12aの中間区画壁12jに保持されている。
モータ軸12dには冷却ファン12fが取り付けられている。図2,5,8に示すようにモータケース12aの左側方には、複数の吸気孔12eが設けられている。当該電動モータ12が起動すると、モータ軸12d上の冷却ファン12fが一体で回転する。冷却ファン12fの回転により、吸気孔12eを経てモータケース12a内に外気が導入される。モータケース12a内に流入した外気は、固定子12b、回転子12c及びセンサ基板12g等を冷却しつつモータ軸線J方向について前方(右方)へ流れる。図7及び図9に示すように冷却ファン12fの側方においてモータケースには通気口12kが設けられている。モータケース12aの内部を冷却した外気(モータ冷却風)はこの通気口12kを経てコントローラ収容部30に流れ込む。コントローラ収容部30内に流入したモータ冷却風は、後述するコントローラ31の冷却に利用される。
電動モータ12の回転出力が減速ギヤ部13を経て減速されて、スピンドル3に伝達される。スピンドル3は、刃具カバー20の左側部に設けた円弧形の挿通溝孔20cを経て当該刃具カバー20の内側に突き出されている。刃具カバー20内に突き出されたスピンドル3の先端部に円形の刃具11が取り付けられている。刃具11は、スピンドル3の先端面に締め込んだ刃具固定ねじ3aにより固定されている。スピンドル3は、ギヤケース13aに対してモータ軸線J方向前後の軸受3b,3cを介して回転自在に支持されている。
モータケース12aの前面側と後面側の双方には、それぞれ一つのバッテリパック15を取り付けるためのバッテリ取り付け部16,17が設けられている。図8には、バッテリパック15を取り外した状態のバッテリ取り付け部16,17が示されている。前側のバッテリ取り付け部16と後側のバッテリ取り付け部17は、それぞれスライド取り付け形式のバッテリパック15を取り付け可能とするための構成を備えている。前側のバッテリ取り付け部16には、上下一対のレール部16aが設けられている。上下一対のレール部16a間に、正極端子と負極端子が配置されている。後側のバッテリ取り付け部17にも、上下一対のレール部17aが設けられている。上下一対のレール部17a間に、正極端子と負極端子が設けられている。前後のバッテリ取り付け部16,17に対して、バッテリパック15をそれぞれ右方に向けて移動させて取り付けることができる。バッテリパック15の左端部に設けた取り外しボタン15aを押し下げ操作しつつ左方へスライドさせることにより当該バッテリパック15をバッテリ取り付け部16,17から取り外すことができる。
バッテリパック15は、概ね六面体を有するバッテリケースに複数本のバッテリセルを内装したリチウムイオンバッテリで、他の電動工具にも取り付けることができる汎用性の高いバッテリが用いられている。六面体のブロック体形状を有する2つのバッテリパック15がそれぞれ電動モータ12のモータ軸線J方向に沿って移動させることによりバッテリ取り付け部16,17に対して取り付け、取り外しされる。バッテリパック15はバッテリ取り付け部16,17から取り外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。
図3及び図7に示すようにモータケース12aの上面には、2つのバッテリパック15の残容量を表示するための残容量表示部27と、電動モータ12の回転速度を微調整するための変速ダイヤル28が設けられている。
電動モータ12の後面側であって、後側のバッテリ取り付け部17の右側には、コントローラ収容部30が設けられている。コントローラ収容部30は、モータケース12aの後面から後方へ延びる箱体形状を有している。図2に示すように、コントローラ収容部30は、加工機本体10を上動端位置に位置させた状態で、モータケース12aの後面からベース2の上面に沿ってほぼ水平に後方へ延びる状態に設けられている。このため、図5に示すように加工機本体10を下動端位置に位置させた状態では、コントローラ収容部30はその後部側を上方へ変位させる方向に傾いた姿勢となる。コントローラ収容部30の内部に、主として電動モータ12の動作制御を行うためのコントローラ31が収容されている。本実施形態では、コントローラ収容部30内におけるコントローラ31の主として姿勢について工夫がなされている。これについては後述する。
使用者が把持するためのハンドル部14は、電動モータ12のモータケース12aの上部からコントローラ収容部30の後部上面に跨るループ形に設けられている。ハンドル部14の前部はモータケース12aの上面に結合され、後部はコントローラ収容部30の後部上面に結合されている。ループ形のハンドル部14の内周側は使用者が手を差し入れて把持するために十分なスペース(把持領域S)が確保されている。ハンドル部14の内周側(下面側)に、使用者が把持した手の指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー9が設けられている。図8に示すようにスイッチレバー9の引き操作方向後方には、メインスイッチ6が内装されている。スイッチレバー9を引き操作すると、メインスイッチ6がオンして電動モータ12が起動する。電動モータ12が起動すると刃具11が回転する。
ハンドル部14の前部には、フロントグリップ8が設けられている。フロントグリップ8は、図3、6、7に示すようにハンドル部14の前部から左方へ長く伸びている。使用者は、一方の手でハンドル部14を把持し、他方の手でフロントグリップ8を把持して、当該携帯用加工機1をより安定した姿勢で楽に移動操作することができる。ハンドル部14の上面には、ロックオフレバー7が設けられている。ロックオフレバー7を前側へ解除操作しない状態では、スイッチレバー9がオフ位置にロックされてその引き操作がなされないようになっている。使用者は、ハンドル部14を把持した手の例えば親指でロックオフレバー7を前側へスライド操作しつつ人指し指でスイッチレバー9を引き操作することができる。
コントローラ31は、底浅のケースに制御基板を収容して樹脂モールドしたもので、概ね矩形平板形状を有している。コントローラ31は、主として電動モータ12の動作制御を行うための制御回路や電源回路を含むもので、電動モータ12のセンサ基板12gで検知された回転子12cの位置情報に基づいて制御信号を送信するマイコンからなる制御回路、この制御回路から受信した制御信号に基づいて電動モータ12の電流をスイッチングするFETからなる駆動回路、及びバッテリパック15の状態の検出結果に応じて過放電又は過電流状態とならないように電動モータ12への電力供給を遮断するオートストップ回路等が搭載されている。
図8及び図9に示すようにコントローラ収容部30内において、矩形平板形状を有するコントローラ31は主として左右方向について傾斜した姿勢で収容されている。図8に示すように本実施形態では、コントローラ31は、加工機本体10を上動端位置に位置させた状態では、ベース2に対して直角に起立させた位置から前後方向へはほぼ水平で、上部側を刃具11側へ接近させる方向(右方)に傾斜した姿勢で配置されている。このため、図9に示すように加工機本体10を下動端位置に位置させた状態では、コントローラ31は、左右方向及び前後方向にも傾いた姿勢となる。
また、コントローラ31はその全体が前後方向についてハンドル部14と一致する位置(把持領域S)よりも後方へずれた位置に配置されている。このように前後方向にずれて配置され、かつ上記したように前後方向、上下方向及び左右方向に複合的に傾いた姿勢で配置されることにより、ハンドル部14の高さを抑制しつつその十分な把持スペース(把持性)を確保することができる。
さらに、加工機本体10が、刃具11の回転中心(スピンドル3)よりも後方に設定された揺動支点(本体支軸19)を介して上下に揺動可能に支持されており、コントローラ31が本体支軸19に対して後側へずれて配置されている。このため、図5に示すように刃具11のベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、コントローラ31の姿勢が、側面視で後側ほど上方へ変位する方向に傾いた傾斜姿勢となる。これにより、コントローラ31を収容するためのスペース(コントローラ収容部30)について、前後方向のコンパクト化を図るとともに、ベース2に対するコントローラ収容部30若しくはコントローラ31の干渉を回避しつつ、加工機本体10を、ベース2の下面側への刃具11の突き出し量を小さくする方向により大きな角度まで移動させることができる。
また、ハンドル部14の周囲(主として下方)には使用者が把持するために手を位置させる把持領域Sが設定されており、把持領域Sに対してコントローラ31の前部を前後方向についてオーバーラップさせ、かつ後部を上下方向についてオーバーラップさせた傾斜姿勢で収容されている。これにより、ハンドル部14の把持性を確保するために必要かつ十分な把持領域Sを確保しつつ、コントローラ31がコンパクトに配置されている。
加工機本体10は、前側支持部25と後側支持部26を介してベース2に対して左右に傾動可能に支持されている。図6に示すように加工機本体10を直角位置に位置させた状態では、コントローラ31が、後面視でその上部側ほど刃具11に接近させる方向(右側)に傾いた傾斜姿勢に配置されている。コントローラ31がこのような向きに傾いて配置されることにより、コントローラ収容部30について左右方向のコンパクト化を図るとともに、図10に示すように加工機本体10を右側へ傾斜させる際にベース2に対する当該コントローラ収容部30の干渉を回避しつつ、加工機本体10を左右により大きな角度まで傾斜させることができるようになる。
また、図5に示すように刃具11のベース2の下面側への突き出し量を最大にした状態では、バッテリパック15が電動モータ12の後方で、ハンドル部14の把持領域の下方に位置する構成となっている。このため、使用者がハンドル部14を把持する際にバッテリパック15が邪魔になることがない。
図7及び図9に示すようにコントローラ収容部30の内部は、冷却ファン12fの周囲に設けた通気口12kを介して電動モータ12のモータケース12aの内部に連通されている。このため、モータ冷却風は、通気口12kを経てコントローラ収容部30の内部に流れ込む。通気口12kから流れ込んだモータ冷却風は、コントローラ31に吹き当てられる。これによりコントローラ31の冷却がなされる。コントローラ31を冷却したモータ冷却風は、コントローラ収容部30の右側部に設けた排気孔32を経て外部に排気される。このように、スイッチング素子等の発熱源を有するコントローラ31が、モータ冷却風を利用して効率よく冷却される。
以上のように構成した第1実施形態の携帯用加工機1によれば、矩形平板形状を有するコントローラ31が前後方向の位置について電動モータ12の後方であって、ハンドル部14の把持領域Sに対して後側へずれて配置されていることにより、ハンドル部14の高さを抑制しつつその十分な把持領域S(把持性)を確保することができる。
また、コントローラ収容部30内において、コントローラ31は前後方向、上下方向及び左右方向に複合的に傾いた姿勢で収容されている。これにより、コントローラ収容部30のコンパクト化を図ってベース2に対する干渉を回避することにより、加工機本体10の上下揺動範囲、左右傾動範囲を大きく設定することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。図11〜図13に第2実施形態の携帯用加工機1が示されている。第2実施形態の携帯用加工機1は、集塵機等の付帯設備との間で無線通信を行う機能を追加した点で第1実施形態の携帯用加工機1とは異なっている。第2実施形態の携帯用加工機1は、コントローラ31の配置状態等、第1実施形態の部材及び構成を全て備えている。同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第2実施形態では、モータケース12aの左部にリヤカバー12mが設けられ、このリヤカバー12mの内部に無線通信部40が設けられている。無線通信部40には、1つの通信アダプタ41を装着することができる。リヤカバー12mの左端面には、通信アダプタ41を挿入するためのアダプタ挿入部42が設けられている。アダプタ挿入部42は、角形の孔で残容量表示部27の下方に沿って右方へ深く設けられている。図13に示すようにアダプタ挿入部42の奥部には、アダプタ受け部44が組み込まれている。アダプタ挿入部42に通信アダプタ41を差し込んでアダプタ受け部44に接続することにより、通信アダプタ41を経て当該携帯用加工機1と集塵機等の付帯設備との間で無線通信を行うことができる。アダプタ挿入部42はキャップ43で塞ぐことができる。アダプタ挿入部42に通信アダプタ41を装着してキャップ43を閉じることにより、通信アダプタ41及びアダプタ受け部44等の防塵がなされる。
通信アダプタ41は、予め特定の集塵機の通信アダプタとの間で無線通信可能とするための関連付け(ペアリング)されている。この通信アダプタ41を無線通信部40に装着した状態では、スイッチレバー9をオン操作して当該携帯用加工機1を起動させると、係る起動情報が通信アダプタ41から集塵機側に送信され、これに基づいて集塵機が自動的に起動する。なお、図12に示すように事前に集塵ホース51を集塵口20aに接続しておくことにより、集塵機50は当該携帯用加工機1に付帯され、かつ集塵機50は電源投入されて起動待機状態とされている。
付帯設備としての集塵機50との間で、主として起動、停止操作について連動させる無線通信機能を備えることにより、当該携帯用加工機1の起動、停止に合わせて集塵機50を自動的に起動、停止させることができるので、その作業性を一層高めることができる。
次に、第3実施形態に係る携帯用加工機100としての切断機について説明する。図14〜図17に示すように、第3実施形態の携帯用加工機100は、切断材Wの上面に当接させるベース102と、ベース102の上面側に支持された加工機本体110を備えている。ベース102は、概ね矩形の平板形状を有している。ベース102の下面が切断材Wに当接させる材当接面102aとされている。ベース102の上面側には、刃具カバー120が支持されている。ベース102の上面の前後2箇所には、前側支持部125と後側支持部126が設けられている。前側支持部125と後側支持部126は、相互に平行に上方へ起立する状態に設けられている。前側支持部125と後側支持部126を介して刃具カバー120が左右に傾動可能に支持されている。
図16及び図17に示すように刃具カバー120の背面側に加工機本体110が本体支軸119を介して上下に揺動可能に支持されている。加工機本体110の上下動に伴って刃具111が刃具カバー120内において上下に変位する。加工機本体110は、刃具カバー120との間に介装した圧縮ばね117によって上方へ揺動する方向に付勢されている。図17に示すように加工機本体110は圧縮ばね117の付勢力により上動端位置(待機位置)に保持される。本体支軸119を中心にして加工機本体110を圧縮ばね117に抗して下方へ揺動させることにより、刃具111の下部をベース102の材当接面102aから下方へ突き出すことができる。この突き出し状態で当該携帯用加工機100を前方へ移動させることにより刃具111を切断材Wの端部から切り込ませて切断加工を進行させることができる。また、電動モータ112を起動して刃具111を回転させつつ、当該加工機本体110を押し下げ操作すると、刃具111の下部がベース102の材当接面102aから突き出されて切断材Wに切り込まれる。
前側支持部125と後側支持部126を介して左右に傾動可能に支持した刃具カバー120に加工機本体110が支持されていることにより、刃具111をベース102に対して左右に傾斜させることができる。刃具111を左側若しくは右側に傾斜させることにより、刃具111を切断材Wに対して斜めに切り込ませることができる。刃具カバー120ひいては刃具111の傾斜角度は、前側支持部125に表示した角度目盛り123により確認することができる。刃具カバー120ひいては刃具111のベース102に対する傾斜位置は、固定ねじ122を締め込むことにより固定することができる。
刃具111の周囲が刃具カバー120で覆われることにより切断粉等の粉塵の飛散が防止される。刃具カバー120の後部には、集塵機のホース若しくは集塵ボックスを接続するための集塵口120aが設けられている。刃具111の回転により切断部位(刃具111の切り込み部位)から刃具カバー120内に吹き上げられた粉塵は後方へ流れた後、集塵口120aを経て集塵される。刃具カバー120の正面側には、刃具111の回転方向を示す矢印120bが表示されている。
加工機本体110の揺動位置(揺動角度)は、刃具カバー120の背面側に設けた固定ねじ121を締め込むことにより揺動途中の任意の位置で下方への移動を停止させることができる。加工機本体110の揺動位置を調整して固定ねじ121で固定することにより、刃具111の材当接面102aからの突き出し量を任意の寸法に固定することができ、これにより刃具111の切断材Wに対する切り込み深さを任意に調整して固定することができる。図17に示すように刃具カバー120の背面には、刃具111の切り込み深さを表示するための切り込み深さ目盛り124が表示されている。
図18に示すように加工機本体110は、刃具111を回転させる駆動源としての電動モータ112と、電動モータ112の回転出力を減速するためのギヤ列をギヤケース113aに内装した減速ギヤ部113と、使用者が把持するハンドル部114を備えている。減速ギヤ部113の背面側に電動モータ112が結合されている。
電動モータ112には、バッテリパック(直流電源)115を電源として動作するDCブラシレスモータが用いられている。電動モータ112は、モータケース112a側に固定した固定子112bと、固定子112bの内周側で回転自在に支持された回転子112cを備えている。固定子112bの後面(左面)には、回転子112cの回転位置を検知する磁気センサを有するセンサ基板112gが取り付けられている。回転子112cに結合されたモータ軸112dは、モータ軸線J方向について前後の軸受112h,112iを介してその軸回りに回転自在に支持されている。モータ軸線J方向について前側の軸受112hは、ギヤケース113aに保持されている。モータ軸線J方向について後側の軸受112iは、モータケース112aの背面中央に保持されている。
モータ軸112dには冷却ファン112fが取り付けられている。図16,17に示すようにモータケース112aの背面(左面)には、複数の吸気孔112eが設けられている。当該電動モータ112が起動すると、モータ軸112d上の冷却ファン112fが一体で回転する。冷却ファン112fの回転により、吸気孔112eを経てモータケース112a内に外気が導入される。モータケース112a内に流入した外気は、固定子112b、回転子112c及びセンサ基板112g等を冷却しつつモータ軸線J方向について前方(右方)へ流れる。図19に示すように、冷却ファン112fの側方であってモータケース112aの後面側には通気口112jが設けられている。モータケース112aの内部を冷却した外気(モータ冷却風)はこの通気口112jを経てハンドル部114の内部に流れ込む。ハンドル部114内に流入したモータ冷却風は、後述するコントローラ106の冷却に利用される。
電動モータ112の回転出力が減速ギヤ部113を経て減速されて、スピンドル103に伝達される。スピンドル103は、刃具カバー120の背面側に設けた円弧形の挿通溝孔120cを経て当該刃具カバー120の内側に突き出されている。刃具カバー120内に突き出されたスピンドル103の先端部に円形の刃具111が取り付けられている。刃具111は、スピンドル103の先端面に締め込んだ刃具固定ねじ103aにより固定されている。スピンドル103は、ギヤケース113aに対してモータ軸線J方向前後の軸受103b,103cを介して回転自在に支持されている。
図16,17に示すようにハンドル部114は、モータケース112aの上部から後部に跨るループ形を有している。ハンドル部114の内周側(下面側)に、使用者が把持した手の指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー109が設けられている。このスイッチレバー109を引き操作すると、電動モータ112が起動して刃具111が回転する。
図14〜図17に示すようにハンドル部114の後部には、バッテリパック115を取り付けるための電源部116が設けられている。バッテリパック115を電源部116に対して左方から右方へ向けてスライドさせることにより当該バッテリパック115を電源部116に対して機械的かつ電気的に結合することができる。バッテリパック115を左方に向けてスライドさせることにより電源部116から取り外すことができる。バッテリパック115は電源部116から取り外して、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し利用することができる。バッテリパック115は、複数本の電池セルを内装したリチウムイオンバッテリで、ねじ締め機等の他の電動工具の電源として互換性を有するバッテリパックを取り付けることができる。
図16及び図17に示すように電源部116とモータケース112aの後面との間においてハンドル部114の後部に、主として電動モータ112の動作を制御するためのコントローラ106が内装されている。コントローラ106は、概ね矩形平板形の底浅ケース内に、コンデンサ106a等を搭載した制御基板を内装して樹脂モールドしたもので、図16に示すように上下方向に沿って縦向きに保持されている。このコントローラ106により、電動モータ112の動作制御であって、その回転数制御や過負荷若しくは過放電に基づくオートストップ機能等の制御がなされる。コントローラ106の後方には、電動モータ112の回転速度を調整するための調整ダイヤル108が設けられている。
図19に示すようにコントローラ106の前方に、前記した通気口112jが配置されている。モータ冷却風は、通気口112jを経てハンドル部114の内部に流れ込む。通気口112jから流れ込んだモータ冷却風は、コントローラ106に吹き当てられる。これによりコントローラ106の冷却がなされる。コントローラ106を冷却したモータ冷却風は、ハンドル部114の右側部に設けた排気孔107から外部に排気される。図19において、通気口112jから排気孔107に至るモータ冷却風の流れが太い実線矢印で示されている。このように、コンデンサ106a等の発熱源を有するコントローラ106が、モータ冷却風を利用して効率よく冷却される。
ハンドル部114の前部には、フロントグリップ部104が設けられている。図14に示すようにフロントグリップ部104は、ハンドル部114の前部から左方へ延びている。使用者は、一方の手でハンドル部114を把持し、他方の手でフロントグリップ部104を把持することができ、これにより当該携帯用加工機100を両手で把持して楽に移動操作することができる。フロントグリップ部104の右側部には、六角レンチ118を差し込んで保持しておくことができる。前記した刃具固定用の固定ねじ103aはこの六角レンチ118を用いて締め付けることができ、逆に緩めることができる。刃具交換作業に必要な六角レンチ118をフロントグリップ部104に保持しておくことができることにより、当該刃具交換作業の便宜を図ることができる。
刃具111の後側には、当該刃具111のスムーズな回転を補助するための刃具案内部130が設けられている。刃具案内部130は、ガイド部材131と保持部材135を備えている。ガイド部材131はウエッジナイフあるいは割り刃とも称されるもので、切断直後の切断溝部Cに進入させてその溝幅を刃具111の板厚程度に保持する機能を有している。ガイド部材131により切断溝部Cの溝幅が保持されることにより、刃具111のスムーズな切り込み状態(接触により回転抵抗を受けない状態)を確保して切断精度の向上を図ることができる。
図20に示すようにガイド部材131は、刃具111の後方であって刃具カバー120の後部内側に支持されている。ガイド部材131は、刃具カバー120の後部内側に、支軸132を介して上下に回動可能に設けられている。ガイド部材131は支軸132を介して、図20に示す退避位置と図21に示す案内位置との間を移動可能に設けられている。
ガイド部材131は、刃具111とほぼ同等の板厚の薄鋼板を素材として形成されており、その回動先端側は半円弧形状に形成されている。図23に示すようにガイド部材131は、第1付勢部材133によりその回動先端側を下方へ変位させる方向(図20において反時計回り方向)に付勢されている。第1付勢部材133には、捩りばねが用いられている。ガイド部材131は、第1付勢部材133の付勢力によって図21に示す案内位置に取り出されると、その先端側(下部側)が切断直後の切断溝部Cに進入される。切断溝部Cに、刃具111と同等の板厚を有するガイド部材131が進入されることにより、当該切断溝部Cの溝幅が概ね刃具111と同等程度の溝幅に保持される。
図20に示すようにガイド部材131は、保持部材135によって上方へ回動した退避位置に保持される。保持部材135は、ガイド部材131の前側において、支軸136を介して上下に回動可能に設けられている。保持部材135は、支軸136を介して図21に示す保持解除位置と図20に示す保持位置との間を回動可能に設けられている。図22に示すように保持部材135は、第2付勢部材137により図21に示す保持解除位置から図20に示す保持位置に向けて回動する方向(図20,21において反時計回り方向)に付勢されている。
第2付勢部材137には、第1付勢部材133よりも付勢力が大きな捩りばねが用いられている。保持部材135には、後方に張り出す保持係合部135aが一体に設けられている。これに対してガイド部材131の前部には、係合受け部131aが一体に設けられている。係合受け部131aは保持係合部135aの下側に係合されている。このため、図21に示すように保持部材135が第2付勢部材137の付勢力に抗して保持解除位置に位置する状態では、保持係合部135aが上方へ退避して係合受け部131aの上方への変位が許容された状態となり、その結果ガイド部材131が第1付勢部材133の付勢力により案内位置に取り出された状態となる。
一方、図20に示すように保持部材135が第2付勢部材137の付勢力により保持位置に位置する状態では、保持係合部135aが下方へ変位して係合受け部131aが下方へ押し下げられた状態となり、その結果ガイド部材131が第1付勢部材133の付勢力に抗して退避位置に戻された状態となる。
図20に示すように保持部材135は、第2付勢部材137の付勢力により保持位置に位置すると、その回動先端部(検知部135b)がベース102の材当接面102aから下方へ突き出した状態となる。但し、保持部材135の第2付勢部材137の付勢力による保持位置側への回動端位置はストッパ138により規制されている。保持部材135の保持位置側への回動端位置は、検知部135bがベース102の材当接面102aに対して直交する手前の位置(回動先端側ほど後方へ変位する方向に傾斜した位置)に規制されている。このため、切断材Wの上面にベース102の材当接面102aを当接させる段階で、保持部材135の検知部135bが切断材Wの上面に当接し、さらに当該携帯用加工機100の自重が第2付勢部材137の付勢力に勝っていることから、結果として保持部材135が第2付勢部材137の付勢力に抗して図21に示す保持解除位置に回動する。また、刃具111を切断材Wの端部から切り込ませる作業では、当該携帯用加工機100の移動に伴って切断材Wの端部が検知部135bに当接し、この当接状態で携帯用加工機100が移動操作されることにより保持部材135が第2付勢部材137の付勢力に抗して図21に示す保持解除位置側に回動する。
保持部材135が保持解除位置に回動すると、保持係合部135aによる係合受け部131aに対する押し下げ状態が解除される結果、ガイド部材131が第1付勢部材133の付勢力により案内位置に取り出される。図21に示す案内位置に取り出されるまでの途中段階でガイド部材131は切断材Wの上面に当接され、当該携帯用加工機100の切断方向への移動に伴って一体で移動し、その後第1付勢部材133の付勢力により切断溝部Cに進入され、この段階で当該ガイド部材131が案内位置(材当接面102aに交差する縦向き姿勢)に取り出される。刃具111とほぼ同等程度の板厚を有するガイド部材131が切断溝部C内に進入されることにより、当該切断溝部Cの溝幅が切断直後の溝幅に維持される。これにより、刃具111に対する切断溝部Cの接触により発生する回転抵抗が抑制されて刃具111のスムーズな回転状態が確保され、ひいては高精度の切断加工が実現される。
切断作業完了後に当該携帯用加工機100を持ち上げて、ベース102の材当接面102aが切断材Wの上面から離間すると、切断材Wによる検知部135bの押し上げが解除されるため保持部材135が第2付勢部材137の付勢力により図20に示す保持位置に戻される。保持部材135が保持位置に戻される過程において、係合受け部131aが保持係合部135aにより押し下げられるため、ガイド部材131が第1付勢部材133の付勢力に抗して図20に示す退避位置に自動的に戻される。こうしてガイド部材131は、不使用時にはベース102の上面に沿った退避位置(材当接面102a側に突き出さない位置)に戻される。退避位置では、ガイド部材131は、その長手方向をベース102の上面に沿わせた横向き姿勢に保持される。ガイド部材131は、退避位置に保持された状態ではベース102の材当接面102aから突き出さない状態となるため、他部材等が干渉等することによるその損傷を未然に防止することができる。
以上説明した実施形態に係る携帯用加工機100によれば、刃具案内部130において、ガイド部材131の回動中心(支軸132)と、保持部材135の回動中心(支軸136)は、いずれも刃具111の後方に配置されている。また、ガイド部材131と保持部材135の回動範囲は、いずれも刃具111よりも後方かつベース102寄りの狭い領域に収まっている。このことから、従来この種のガイド部材を加工機本体に設けて加工機本体の上下動と一体で移動させる構成に比して、当該ガイド部材131の移動領域を小さくすることができ、これにより刃具カバー120のコンパクト化を図ることができる。
欧州特許出願公開第2638995号明細書に開示されているように従来のガイド部材は、切断機本体側に支持されて刃具カバー内を上下動する刃具と一体で上下動する構成であったため、刃具カバーには当該ガイド部材の移動スペースを確保する必要があり、その結果刃具カバーが大きくなってそのコンパクト化を図ることが困難になっていた。なお、特開2014−4723号に開示されたガイド部材はベース下面側に突き出された案内位置に固定されており、上下方向には移動しない構成であるため、そもそも刃具カバーにその移動スペースを確保する必要がなかった。例示した実施形態によれば、ガイド部材の支持構造を改善して刃具カバーのコンパクト化を図ることができる。
携帯用加工機100は、ベース102の材当接面102aを切断材Wの上面に直接当接させて切断加工を行うことができる他、例えばアルミニウム複合材等の切断加工や溝切り加工を行う場合には、図24に示すように切断材Wの上面に長尺定規140を載せ、当該長尺定規140の上面に当該携帯用加工機100を載せて用いることができる。長尺定規140を用いることにより、切断材Wを長い距離にわたって迅速かつ精確に切断加工することができる。
長尺定規140には、以下のような従来にない工夫がなされている。長尺定規140は前側の第1定規141と後側の第2定規142を連結した構成を備えている。第1定規141と第2定規142は、以下説明する新規な定規連結具143を介して相互に連結されている。第1定規141と第2定規142は、いずれもアルミニウムの引き抜き材を素材とするもので、相互に同じものが用いられている。
第1及び第2定規141,142の上面には、携帯用加工機100を案内する第1及び第2レール部141a,142a、141b,142bが設けられている。第1レール部141a,142aは、断面矩形の凹溝形状で上面側に凸となる向き(下側に開いた向き)に形成されている。一方、図28に示すようにベース102の材当接面102aには、この第1レール部141a,142aが挿入されるレール受け部102bが設けられている。レール受け部102bは断面矩形の溝部で、第1レール部141a,142aをがたつきなく挿入可能な幅及び深さでベース102の前端から後端に至る範囲に設けられている。
第2レール部141b,142bは、上方に開放した断面矩形の凹溝形状を有しており、第1レール部141a,142aとは上下反転させた向きに設けられている。第2レール部141b,142bは、第1レール部141a,142aと平行に設けられている。第2レール部141b,142bの溝幅は、第1レール部141a,142aの溝幅に一致している。図24に示すように第2レール部141b,142bは、ベース102から外れた左端縁に沿って設けられている。図27に示すように第2レール部141b,142bの右側部には、係合縁部141c,142cが設けられている。一方、図28に示すようにベース102の左端縁には、倒れ防止用の係合板102cが設けられている。係合板102cは、ベース102の左端縁から張り出す位置と張り出さない位置に固定することができる。当該携帯用加工機100を長尺定規140上にセットした状態で、図27に示すように係合板102cをベース102の左端縁から張り出させて係合縁部141c,142cの下側に進入させておくことにより、当該携帯用加工機100の倒れが防止される。図28に示すようにベース102の材当接面102aには、長尺定規140に対する摺動性を高めるための摺動板102dが貼り付けられている。摺動板102dによりベース2の長尺定規140に対する摺動性が高められることにより、携帯用加工機100を楽に移動操作することができ、これにより切断作業の作業性を高めることができる。
第1及び第2定規141,142は、図25に示すように第1レール部141a,142a間、及び第2レール部141b,142b間にそれぞれ定規連結具143を差し込んで相互に連結されている。定規連結具143の詳細が図26に示されている。定規連結具143は、長尺の本体部144と4つの固定部材145を備えている。本体部144の片面には、4つの収容凹部144aがほぼ等間隔で設けられている。4つの収容凹部144aの左側後部には、位置決め凹部144bが設けられている。各位置決め凹部144bは、収容凹部144aと同じ深さで連続して設けられている。
4つの固定部材145は、それぞれ収容凹部144a内に収容されて固定ねじ146で固定されている。各固定部材145の左側後部には、後方へ延びる突起部145aが設けられている。各突起部145aは、位置決め凹部144b内に収容されている。全ての固定部材145は、それぞれ突起部145aを位置決め凹部144b内に位置させることにより同じ向きに配置されるようになっている。
図27に示すように固定ねじ146には、皿子ねじが用いられている。各固定部材145には、固定ねじ146を挿通するねじ挿通孔145bが設けられている。本体部144には、固定ねじ146を締め込むねじ孔144cが4つ設けられている。本体部144の幅寸法は、第1及び第2レール部141a,142a、141b,142bの左右の縦壁部間の寸法(レール幅)よりも小さく設定されている。これにより、当該定規固定具143の第1及び第2レール部141a,142a、141b,142bへの挿入、取り出し操作を簡単に行うことができる。
これに対して各固定部材145のねじ挿通孔145bは、左右方向に僅かに長い長孔形状に形成されている。このため、各固定部材145は、収容凹部144a内において左右に変位可能に支持されている。また、固定ねじ146をねじ孔144cに締め込むと、その頭部座面のテーパ形状の作用により、固定部材145の右端側(突起部145aの反対側)が本体部144の右端縁からはみ出して第1及び第2レール部141a,142a、141b,142bの右側の縦壁部に押圧される。4つの固定部材145の右端部が右側の縦壁部に押圧される結果、本体部144の左側部が左側の縦壁部に押圧される。
このように構成された2つの定規連結具143が第1及び第2定規141,142の第1レール部141a,142a間、第2レール部141b,142b間に挿入されている。図27に示すように2つの定規連結具143は相互に上下反転させた向きに挿入されている。第1定規141と第2定規142との間に跨って固定された2つの定規連結具143により、当該第1定規141と第2定規142が面一に連なった状態に結合されて当該長尺定規140の連続性を確保することができる。定規連結具143を介して第1及び第2定規141,142が連結された長い長尺定規140を用いることにより、大型の切断材Wを一気に切断加工することができ、この点で切断作業の効率化を図ることができる。
係る長尺定規の連結構造については、従来、独国特許出願公開第202013104555号明細書に開示されているように連結具に設けた磁石の吸着力を利用して連結する技術、あるいは欧州特許出願第1892056号明細書に開示されているように連結具に設けた固定ねじをレール部の底面に突き当てて上下に突っ張らせることにより連結する技術が提供されていた。しかしながら、これら従来の連結構造によれば、連結具のレール部に対する左右方向(定規面方向)のがたつき若しくは位置ずれを確実に無くすことが困難で、その結果連結した2つの長尺定規が相互に面方向に位置ずれしやすい問題があった。
この点、上記例示した定規連結具143による連結構造では、第1及び第2レール部141a,142a、141b,142b内において、定規連結具143は、固定ねじ146の締め付け力により固定部材145と本体部144を相互に反対方向に変位させて左右の縦壁部に押圧させた突っ張った状態に固定されることから、当該定規連結具143を幅方向にがたつきなく固定することができ、これにより第1及び第2定規141,142が相互に面方向にがたつきのない状態で結合される。なお、2つの定規連結具143のうちの一方を省略してもよい。
以上説明した実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、例示した刃具案内部130では、保持部材135により案内部材131を退避位置に保持する構成を例示したが、係る保持部材135は省略してもよい。この場合、手動操作によりガイド部材131を例えば保持凸部に係合させて退避位置に保持し、あるいは保持ピンを抜き差しして退避位置に保持する構成とすることができる。
また、携帯用加工機100として刃具カバー120に対して加工機本体110を上下動させる形態の切断機を例示したが、刃具カバーが加工機本体側に固定された形態の切断機についても例示した刃具案内部130を適用することができる。
さらに、刃具111として鋸歯を取り付けた携帯用加工機100に限らず、溝切り用のカッタを備えた切断機についても例示した刃具案内部130を適用することができる。また、バッテリパック115を電源とする携帯用加工機100を例示したが商用の交流100V電源を電源とする交流電源式の切断機についても例示した刃具案内部130を適用することができる。
W…切断材
1…携帯用加工機(切断機)
2…ベース、2a…材当接面
3…スピンドル
6…メインスイッチ
7…ロックオフレバー
8…フロントグリップ
9…スイッチレバー
10…加工機本体
11…刃具
12…電動モータ
12a…モータケース、12b…固定子、12c…回転子、12d…モータ軸
12e…吸気孔、12f…冷却ファン、12g…センサ基板、12h,12i…軸受
12j…中間区画壁、12k…通気口、12m…リヤカバー
13…減速ギヤ部、13a…ギヤケース
14…ハンドル部
S…把持領域
15…バッテリパック、15a…取り外しボタン
16…バッテリ取り付け部(前側)、16a…レール部
17…バッテリ取り付け部(後側)、17a…レール部
18…圧縮ばね
19…本体支軸
20…刃具カバー
20a…集塵口、20b…回転方向を示す矢印、20c…挿通溝孔
21,22…固定ねじ
23…固定ねじ
24…切り込み深さ目盛り
25…前側支持部
26…後側支持部
27…残容量表示部
28…変速ダイヤル
30…コントローラ収容部
31…コントローラ
32…排気孔
100…携帯用加工機(第3実施形態)
102…ベース
102a…材当接面、102b…レール受け部、102c…係合板
103…スピンドル、103a…固定ねじ
104…フロントグリップ
106…コントローラ
107…排気孔
108…調整ダイヤル
109…スイッチレバー
110…加工機本体
111…刃具
112…電動モータ、112a…モータケース
113…減速ギヤ部、113a…ギヤケース
114…ハンドル部
115…バッテリパック
116…電源部
117…圧縮ばね
118…六角レンチ
119…本体支軸
120…刃具カバー
121…固定ねじ
123…角度目盛り(傾斜角度)
124…切り込み深さ目盛り
125…前側支持部
126…後側支持部
130…刃具案内部
131…ガイド部材
132…支軸
133…第1付勢部材(捩りばね)
135…保持部材
136…支軸
137…第2付勢部材(捩りばね)
138…ストッパ
140…長尺定規
141…第1定規
141a…第1レール部、141b…第2レール部、141c…係合縁部
142…第2定規
142a…第1レール部、142b…第2レール部、142c…係合縁部
143…定規連結具
144…本体部
144a…収容凹部、144b…位置決め凹部、144c…ねじ孔
145…固定部材
145a…突起部、145b…ねじ挿通孔
146…固定ねじ(皿子ねじ)

Claims (5)

  1. 加工材に当接させるベースと、該ベースの上面側に支持された加工機本体と、該加工機本体に一体に設けたハンドル部を備えた携帯用加工機であって、
    前記加工機本体は、電動モータを駆動源として回転する刃具を備えており、前記刃具の回転中心よりも後方に設定された揺動支点を介して上下に揺動可能に支持されており、下方に変位して該刃具を前記ベースの下面側に突き出させ、該突き出し部分を前記加工材に切り込ませて加工がなされる構成とされ、
    前記刃具の前記ベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、前記電動モータの動作制御をするためのコントローラの姿勢が、側面視で後側ほど上方へ変位する方向に傾いた傾斜姿勢に設定されて、該コントローラの少なくとも一部が、前後方向の位置について前記ハンドル部よりも後方に位置し、且つ前記揺動支点よりも後方に位置する構成とした携帯用加工機。
  2. 請求項に記載した携帯用加工機であって、
    前記ハンドル部の周囲には使用者が把持するために手を位置させる把持領域が設定されており、該把持領域に対して前記コントローラの前部を前後方向についてオーバーラップさせ、後部を上下方向についてオーバーラップさせた携帯用加工機。
  3. 請求項1又は2に記載した携帯用加工機であって、
    前記加工機本体が前記ベースに対して左右に傾動可能に支持されており、前記加工機本体を直角位置に位置させた状態では、前記コントローラが、後面視で上部側が前記刃具側へ接近する方向に傾いた傾斜姿勢に配置された携帯用加工機。
  4. 請求項又はに記載した携帯用加工機であって、
    電源としてバッテリパックを取り付け可能で、前記刃具の前記ベースの下面側への突き出し量を最大にした状態では、前記バッテリパックが前記電動モータの後方で、前記ハンドル部の把持領域の下方に位置する携帯用加工機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の携帯用加工機であって、
    前記コントローラが、前後方向の位置について前記電動モータに対して前記揺動支点側に配置された携帯用加工機。
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