JP6824091B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、多芯筆記具に関する。
従来、特許文献1には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成したことを特徴とする多芯筆記具が開示されている。
特開2007−38635号公報
前記特許文献1の多芯筆記具は、操作体及び筆記体を軸筒の開口部を介して軸筒内に挿入する際、操作体の両側壁外面の係止突起が窓孔の内側に適正に挿入されない状態で、筆記体が軸筒内に挿入されるおそれ(即ち操作体の誤挿入が発生するおそれ)があった。この操作体の誤挿入が生じると、筆記体の出没作動が不能となるばかりか、操作体の係止突起や軸筒の外面を損傷するおそれがあった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、操作体及び筆記体を軸筒の開口部を介して軸筒内に挿入する際、操作体の誤挿入が発生することを回避できる多芯筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。本発明において、ペン先突出状態とは、ペン先が軸筒前端より外部に突出した状態を指し、ペン先没入状態とは、ペン先が軸筒内部に没入した状態を指す。
本願発明は、軸筒2内に複数の筆記体7が前後方向に移動可能に収容され、前記各々の筆記体7が弾発体6により後方に付勢され、前記各々の筆記体7の後端に、各々の筆記体7に対応した操作体8が連結され、軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41が径方向に貫設され、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体8が突出され、一つの操作体8を窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体8に連結された筆記体7のペン先71が軸筒2の前端孔31から突出されるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体7のペン先71が軸筒2内に没入されてなり、前記軸筒2の後端部に、前記窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部5が設けられ、前記開口部5を介して操作体8及び筆記体7が、前記軸筒2内から取り外し可能且つ前記軸筒2内に挿入可能に構成され、前記軸筒2後端部に、ペン先没入状態の筆記体7の操作体8が当接可能であり且つ前記開口部5を開閉自在にする蓋部9が設けられた多芯筆記具であって、前記各々の操作体8の両側壁外面に係止突起82が形成され、前記各々の窓孔41の両側壁内面に、前記係止突起82が係合可能な前後方向に延びる係合壁部42が形成され、前記係合壁部42の後端が前記軸筒2後端より前方に位置され、前記開口部5が、前記軸筒2の後端に形成され且つ後方に開口する第1の開口部51と、前記第1の開口部51と連通され且つ径方向外方に開口する第2の開口部52と、前記係合壁部42の後端に形成され、前記第2の開口部52と連通され且つ後方に開口する第3の開口部53とを備え、前記第1の開口部51の幅寸法W1、前記第2の開口部52の幅寸法W2及び前記第3の開口部53の幅寸法W3が、前記操作体8の両側壁外面の係止突起82と係止突起82との間の最大寸法T1より大きく形成されたことを特徴とする。
本願発明の多芯筆記具1は、前記構成により、前記第1の開口部51、前記第2の開口部52、第3の開口部53の何れの開口部を介しても、操作体8及び筆記体7が軸筒2内に挿入可能となり、操作体8及び筆記体7を軸筒2の開口部5を介して軸筒2内に挿入する際、操作体8の誤挿入が発生することを回避できる。
また、本願発明の多芯筆記具1は、前記構成において、ペン先没入状態において、前記筆記体7の操作体8の係止突起82の後端部が前記係合壁部42の後端より後方に突出されてなること(即ち、係止突起82の後端が係合壁部42の後端より後方に位置し、且つ、係止突起82の前端が係合壁部42の後端より前方に位置すること)が好ましい。それにより、操作体8及び筆記体7の軸筒2内への挿入量を短くでき、誤挿入状態で軸筒2内に深く筆記体7を挿入することがなく、係止突起82や軸筒2の損傷を防止できる。
また、本願発明の多芯筆記具1は、前記構成において、前記係合壁部42より後方の軸筒2の後端部外面に縮径部45が形成され、前記縮径部45の前端が前記係合壁部42の後端と一致されてなることが好ましい。それにより、第2の開口部52の径方向の厚みが小さくなり、第2の開口部52に係止突起82が挿入しやすくなる。その結果、操作体8及び筆記体7をスムーズに軸筒2内に挿入でき、操作体8及び筆記体7を軸筒2の開口部5を介して軸筒2内に挿入する際、操作体8の誤挿入が発生することを回避できる。
また、本願発明の多芯筆記具1は、前記構成において、前記係合壁部42の後端角部に凸曲面(R曲面)42aまたは面取り(傾斜面)が形成されることが好ましい。それにより、操作体8を前方にスライド操作する際に、指が係合壁部42の後端に引っ掛かること回避し、操作体8の前方へのスムーズなスライド操作が可能となる。前記凸曲面42aまたは面取りの幅寸法W4は、0.1mm〜0.3mmの範囲に設定されることが好ましい。
本発明の多芯筆記具は、操作体及び筆記体を軸筒の開口部を介して軸筒内に挿入する際、操作体の誤挿入が発生することを回避できる。
本発明の第1の実施の形態の軸筒後端部の開口部を閉鎖した状態を示す縦断面図である。 図1の開口部を開口させた状態の縦断面図である。 図1の軸筒の後部を示す要部正面図である。 図1の軸筒の後部を示す斜視図である。 図1の軸筒の平面図である。 図1の操作体及び筆記体の要部拡大側面図である。 図1の操作体及び筆記体の要部拡大正面図である。 図1の開口部を開口させ且つ操作体及び筆記体を取り外した状態の要部斜視図である。 図1の要部斜視図である。 本願の第2の実施の形態の軸筒の後部を示す要部正面図である。 図10の軸筒の後部を示す斜視図である。 図10の開口部を開口させ且つ操作体及び筆記体を取り外した状態の要部斜視図である。 図10の軸筒に筆記体を収容し且つ軸筒後端部の開口部を閉鎖した状態を示す要部斜視図である。 本願の第3の実施の形態の軸筒の後部を示す要部正面図である。 図14の軸筒の後部を示す斜視図である。 図14の開口部を開口させ且つ操作体及び筆記体を取り外した状態の要部斜視図である。 図14の軸筒に筆記体を収容し且つ軸筒後端部の開口部を閉鎖した状態を示す要部斜視図である。 図17の要部正面図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1乃至図9に示す。
前記多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には5本)の筆記体7が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体7は、各々の弾発体6(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。本実施の形態では、軸筒2内に収容する筆記体7の本数は、5本であるが、これ以外にも、例えば、2本、3本、4本、6本であってもよい。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸3と、該前軸3の後端に連結される円筒状の後軸4とからなる。
(前軸)
前記前軸3は合成樹脂成形体または金属加工体により得られる。前記前軸3の前端には、前端孔31が前後方向に貫設される。前記前軸3の外面は、弾性材料からなる把持部が設けられる。前記前軸3は、一部品で構成されてもよいし、複数の部品で構成されてもよい。
(後軸)
前記後軸4は、合成樹脂成形体または金属加工体により得られる。前記後軸4の側壁には、前後方向に延びる複数(例えば収容する筆記体7の本数と同数の5本)の窓孔41が径方向に貫設される。前記後軸4の内壁には、スプリングの前端を支持するスプリング支持部47が一体に形成される。前記スプリング支持部47は、各々の筆記体7が摺動する複数の内孔を有する。前記スプリング支持部47において、スプリングの前端が直接的または別部材を介して間接的に支持される。前記後軸4の窓孔41は、互いに、円周方向に等間隔に配置される。前記窓孔41の相互間の後軸4の一つの側壁には、クリップ21が設けられる。前記後軸4は、一部品で構成されてもよいし、複数の部品で構成されてもよい。
(係合壁部)
前記各々の窓孔41の両側壁内面に、前後方向に延びる係合壁部42が形成される。前記係合壁部42に操作体8の両側壁外面の係止突起82が係合される。前記操作体8の係止突起82と係合壁部42とが互いに係合された状態において、操作体8が窓孔41に沿って前後方向に移動可能である。
(係止壁部)
前記軸筒2内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部43が形成される。筆記体7の出没作動時に、前記操作体8の係止壁部43の径方向外面を係止突起82が摺動する。ペン先突出状態の筆記体7において操作体8の後端が前記係止壁部43の前端に係止される。
(開口部)
図8に示すように、前記各々の窓孔41の後端には、軸筒2の後端(即ち後軸4の後端)より後方に切り欠き状に開口する開口部5が形成される。前記開口部5が、前記軸筒2の後端に形成され且つ後方に開口する第1の開口部51と、前記第1の開口部51と連通され且つ径方向外方に開口する第2の開口部52と、前記係合壁部42の後端に形成され、前記第2の開口部52と連通され且つ後方に開口する第3の開口部53とを備える。前記第1の開口部51の幅寸法W1、前記第2の開口部52の幅寸法W2、及び前記第3の開口部53の幅寸法W3が、操作体8の両側壁外面の係止突起82と係止突起82との間の最大寸法T1及び筆記体の最大外径T2より大きく形成される。それにより、前記第1の開口部51、前記第2の開口部52、第3の開口部53の何れの開口部を介しても、操作体8及び筆記体7(後端に操作体8が連結された状態の筆記体7)が、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成される。本実施の形態では、前記第1の開口部51の幅寸法W1、前記第2の開口部52の幅寸法W2、及び前記第3の開口部53の幅寸法W3は、それぞれ同じ寸法に形成される。
(縮径部)
前記係合壁部42より後方の軸筒2後端部外面には、縮径部45が形成される。前記縮径部45の前端が前記係合壁部42の後端と一致される。前記縮径部45の前端後端と軸筒の側壁外面との間に段部46が形成される。前記段部46と前記係合壁部42の後端とが同一面により形成される。また、前記段部46により、隣接する係合壁部42の後端の相互間が同一面により接続される。前記縮径部45により、第2の開口部52の径方向の厚みが小さくなり、第2の開口部52に係止突起82が挿入しやすくなる。それにより、操作体8及び筆記体7をスムーズに軸筒2内に挿入でき、操作体8及び筆記体7を軸筒2の開口部5を介して軸筒2内に挿入する際、操作体8の誤挿入が発生することを回避できる。
(筆記体)
前記各々の筆記体7は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先71)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管72とからなる。前記インキ収容管72の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管72内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
(操作体)
前記各々の筆記体7の後端(即ちインキ収容管72の後端開口部)には、操作体8が取り付けられる。前記各々の操作体8の操作部81が、前記各々の窓孔41から径方向外方に突出される。前記操作部81を前方に押圧操作することにより、ペン先71が突出状態となり、他の筆記体7のペン先突出状態が解除される。
(係止突起)
前記操作体8の両側面の外面には、係止突起82が形成される。前記係止突起82は、軸方向に延びるリブからなる。前記操作体8の両側壁外面の係止突起82と係止突起82との間の最大寸法T1は、前記第1の開口部51の幅寸法W1、前記第2の開口部52の幅寸法W2及び前記第3の開口部53の幅寸法W3より小さく形成される。前記係止突起82の軸方向の長さL1は、軸筒2の後端と係合壁部42の後端との軸方向の距離L2より小さく形成される。
(蓋部)
前記軸筒2の後端には、前記開口部5(第1の開口部51)を開閉自在にする蓋部9が設けられる。前記蓋部9は、ヒンジ部に回動自在に取り付けられる。前記蓋部9前面には、当接壁部91が形成される。前記当接壁部91に、没入状態の筆記体7の後端に連結された各々の操作体8の後端が当接される。
前記蓋部9の前面には、係合部92(具体的には係合孔)が設けられ、前記後軸4の後端には、前記係合部92と係合可能な被係合部44(具体的には係合突起)が設けられる。前記係合部92と前記被係合部44とは、蓋部9が開口部5を閉鎖した際、互いに係合状態にあり、スプリングの後方への付勢による操作体8と蓋部9前面の当接壁部91との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部9が開くことはない。
(スプリング支持部)
前記後軸4の内壁には、スプリング支持部47が一体に形成される。前記スプリング支持部47には、各々の筆記体7が挿通される複数(具体的には5個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記スプリング支持部47の後面と各々の操作体8との間には、スプリングが配置される。前記各々のスプリングの内部に各々の筆記体7が遊挿される。
ペン先没入状態において、筆記体7の操作体8が蓋部9に当接され且つ操作体8の係止突起82が係合壁部42に係止される。また、ペン先没入状態において、筆記体7の操作体8の係止突起82が前記係合壁部42の後端より後方に突出される。(図9参照)
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記各々の操作体8の両側壁外面に係止突起82が形成され、前記各々の窓孔41の両側壁内面に、前記係止突起82が係合可能な前後方向に延びる係合壁部42が形成され、前記係合壁部42の後端が前記軸筒2後端より前方に位置され、前記開口部5が、前記軸筒2の後端に形成され且つ後方に開口する第1の開口部51と、前記第1の開口部51と連通され且つ径方向外方に開口する第2の開口部52と、前記係合壁部42の後端に形成され、前記第2の開口部52と連通され且つ後方に開口する第3の開口部53とを備え、前記第1の開口部51の幅寸法W1、前記第2の開口部52の幅寸法W2及び前記第3の開口部53の幅寸法W3が、前記操作体8の両側壁外面の係止突起82と係止突起82との間の最大寸法T1より大きく形成されたことにより、前記第1の開口部51、前記第2の開口部52、第3の開口部53の何れの開口部を介しても、操作体8及び筆記体7が軸筒2内に挿入可能となり、操作体8及び筆記体7を軸筒2の開口部5を介して軸筒2内に挿入する際、操作体8の誤挿入が発生することを回避できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、ペン先没入状態において、前記筆記体7の操作体8の係止突起82の後端部が前記係合壁部42の後端より後方に突出されてなることが好ましい。前記構成により、操作体8及び筆記体7の軸筒2内への挿入量を短くでき、誤挿入状態で軸筒2内に深く筆記体7を挿入することがなく、係止突起82や軸筒2の損傷を防止できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記係合壁部42より後方の軸筒2の後端部外面に縮径部45が形成され、前記縮径部45の前端が前記係合壁部42の後端と一致されてなることが好ましい。それにより、第2の開口部52の径方向の厚みが小さくなり、第2の開口部52に係止突起82が挿入しやすくなる。その結果、操作体8及び筆記体7をスムーズに軸筒2内に挿入でき、操作体8及び筆記体7を軸筒2の開口部5を介して軸筒2内に挿入する際、操作体8の誤挿入が発生することを回避できる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図10乃至図13に示す。
本実施の形態の多芯筆記具は、第1の実施の形態の変形例であり、各々の係合壁部42の後端角部に凸曲面42aが形成される。それにより、操作体8の操作部81を前方にスライド操作する際に、指が係合壁部42の後端に引っ掛かることを回避し、操作体8を前方にスムーズにスライド操作できる。前記凸曲面42aの幅寸法W4(凸曲面42aの曲率半径)は0.25mmに設定される。尚、他の構成は、第1の実施の形態と共通であるため、説明を省略する。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態を図14乃至図18に示す。
本実施の形態の多芯筆記具は、第2の実施の形態の変形例であり、窓孔41相互間の軸筒2の後端部外面が、略同一の外径を有し、第2の実施の形態の縮径部45及び段部46が存在しない構成である。本実施の形態は、第2の実施の形態と同様、各々の係合壁部42の後端角部に凸曲面42aが形成される。それにより、操作体8の操作部81を前方にスライド操作する際に、指が係合壁部42の後端に引っ掛かることを回避し、操作体8を前方にスムーズにスライド操作できる。また、本実施の形態の多芯筆記具は、窓孔41相互間の軸筒2の後端部外面が、略同一の外径を有するため、より一層、操作体8を前方にスムーズにスライド操作できる。前記凸曲面42aの幅寸法W4(凸曲面42aの曲率半径)は0.25mmに設定される。尚、他の構成は、蓋部9の外形状が異なる点を除き、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と共通であるため、説明を省略する。
1 多芯筆記具
2 軸筒
21 クリップ
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 窓孔
42 係合壁部
42a 凸曲面
43 係止壁部
44 被係合部
45 縮径部
46 段部
47 スプリング支持部
5 開口部
51 第1の開口部
52 第2の開口部
53 第3の開口部
6 弾発体
7 筆記体
71 ペン先
72 インキ収容管
8 操作体
81 操作部
82 係止突起
9 蓋部
91 当接壁部
92 係合部
L1 係止突起の軸方向の長さ
L2 軸筒の後端と係合壁部の後端との軸方向の距離
W1 第1の開口部の幅寸法
W2 第2の開口部の幅寸法
W3 第3の開口部の幅寸法
T1 係止突起と係止突起との間の最大寸法
T2 筆記体の最大外径

Claims (4)

  1. 軸筒内に複数の筆記体が前後方向に移動可能に収容され、前記各々の筆記体が弾発体により後方に付勢され、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体が連結され、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔が径方向に貫設され、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体が突出され、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先が軸筒の前端孔から突出されるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先が軸筒内に没入されてなり、前記軸筒の後端部に、前記窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部が設けられ、前記開口部を介して操作体及び筆記体が、前記軸筒内から取り外し可能且つ前記軸筒内に挿入可能に構成され、前記軸筒後端部に、ペン先没入状態の筆記体の操作体が当接可能であり且つ前記開口部を開閉自在にする蓋部が設けられた多芯筆記具であって、
    前記各々の操作体の両側壁外面に係止突起が形成され、前記各々の窓孔の両側壁内面に、前記係止突起が係合可能な前後方向に延びる係合壁部が形成され、前記係合壁部の後端が前記軸筒後端より前方に位置され、前記開口部が、前記軸筒の後端に形成され且つ後方に開口する第1の開口部と、前記第1の開口部と連通され且つ径方向外方に開口する第2の開口部と、前記係合壁部の後端に形成され、前記第2の開口部と連通され且つ後方に開口する第3の開口部とを備え、前記第1の開口部の幅寸法、前記第2の開口部の幅寸法及び前記第3の開口部の幅寸法が、前記操作体の両側壁外面の係止突起と係止突起との間の最大寸法より大きく形成されたことを特徴とする多芯筆記具。
  2. ペン先没入状態において、前記筆記体の操作体の係止突起の後端部が前記係合壁部の後端より後方に突出されてなる請求項1に記載の多芯筆記具。
  3. 前記係合壁部より後方の軸筒の後端部外面に縮径部が形成され、前記縮径部の前端が前記係合壁部の後端と一致されてなる請求項1または2に記載の多芯筆記具。
  4. 前記係合壁部の後端角部に凸曲面または面取りが形成される請求項1乃至3の何れかに記載の多芯筆記具。
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