JP6822092B2 - 冊子処理ユニットおよび用紙後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冊子処理ユニットおよび用紙後処理装置に関する。
用紙後処理装置の機能の1つとして冊子の中綴じおよび中折り処理がある。冊子品位向上のため、小冊子の中綴じまたは中折り処理後に、小冊子の背部を角状に整形するスクエアフォールド処理または小冊子の小口を断裁する小口断裁処理といった小冊子処理等が施されている。小冊子処理を施す際に小冊子をクランプするが、その時の冊子先端の位置と冊子の姿勢とが非常に重要であり、冊子が膨らんでいる状態および冊子先端の位置が規定されていない状態で冊子のクランプを行うと、冊子先端でのひずみおよび冊子の所定位置からのズレが発生することがある。この状態で上述の小冊子処理を行った場合、断裁箇所が斜めになったり、適切にスクエアフォールド処理できないという問題がある。
冊子を中綴じまたは中折りする方式は、プロダクション用の機械で用いられているいわゆる鞍掛け方式と、オフィス機で一般的に用いられているいわゆるナイフ束折り方式とがある。鞍掛け方式を採用する用紙後処理装置において、上記のような問題を解決するために、中綴じまたは中折りされた冊子の内側にリフター部材を差し込んで冊子先端の位置および冊子の姿勢を保持しながら冊子をクランプ部に搬送し、スクエアフォールド、小口断裁といった小冊子処理を行う技術が開示されている(たとえば特開2013−220940号公報(特許文献1)参照)。
特開2013−220940号公報
しかしながら、鞍掛け方式を採用する用紙後処理装置における小冊子処理技術をナイフ束折り方式を採用する用紙後処理装置に適用することは困難である。そのため、冊子先端でのひずみの発生または冊子所定位置からのズレの発生という問題が依然として存在する。
本発明においては、クランプ時の冊子先端の位置と冊子の姿勢とを適正に規定できる冊子処理ユニットおよび用紙後処理装置を提供することを目的とする。
本発明者は開発を進める中で、ナイフ束折り方式を採用する用紙後処理装置において、鞍掛け方式を採用する用紙後処理装置にて用いられるリフター部材を冊子の内側に挿入することが難しいことを確認した。鞍掛け方式を採用する用紙後処理装置にて小冊子処理を実施する場合は、冊子が上下方向に移動する構成であるため冊子内側にあらかじめスペースがあり、リフター部材を挿入することが容易である。それに対して、ナイフ束折り方式を採用する用紙後処理装置にて小冊子処理を実施する場合は、冊子が水平方向に移動する構成であるため冊子内側のスペースが小さく、リフター部材を挿入することが難しい。
そこで本発明者は、水平に移動する冊子の内側に空間を形成できるよう、さらに検討を進め、本発明を完成させるに至った。
冊子処理ユニットは、搬送部と衝突部とを備える。搬送部は、中綴じまたは中折りされた冊子を厚み方向に挟む。搬送部は、冊子の綴じ部または折り部を先端として冊子を搬送する。衝突部は、搬送部に対して冊子の搬送方向の下流に配置される。搬送部により搬送される先端が衝突部に押し付けられることにより、冊子の枚数を二等分する位置に空間が形成される。冊子処理ユニットは、運搬部と、駆動部とをさらに備える。運搬部は、搬送方向と厚み方向に直交する冊子幅方向と、搬送方向との両方に移動可能である。駆動部は、冊子幅方向に沿って運搬部を空間の外部から空間へ移動させる。
上記の冊子処理ユニットにより、運搬部を冊子の内側に容易に挿入することが可能になる。運搬部が冊子を搬送方向に運搬することにより、先端の位置と冊子の姿勢とを保持しながら冊子を運搬することが可能になる。
衝突部は、搬送方向の上流側を向く面の内側に向かって窪む凹部を有する。これにより、確実に冊子の内側に空間を形成することができる。
凹部は、V字状の形状であるV字状部を有する。これにより、確実に冊子の内側に空間を形成することができる。
衝突部は、ローラー対を有する。搬送部は、ローラー対の外周面同士が接触する接触部に先端を押し付ける。これにより、確実に冊子の内側に空間を形成することができる。さらに、ローラー対がガイドの機能を果たすため、先端の位置と冊子の姿勢とが適切に規定された状態で冊子を搬送できる。
衝突部は、搬送部によって接触部に先端が押し付けられる際にローラー対の回転を停止できる回転調整部を有する。これにより、冊子が衝突部に対して搬送方向の下流側に搬送されることを防ぐことができるため、より確実に冊子の内側に空間を形成することができる。
冊子処理ユニットは、冊子処理を施す冊子処理部をさらに備える。駆動部は、空間内へ移動した運搬部を搬送方向の下流に移動させる。運搬部によって搬送方向の下流まで運搬された冊子は、冊子処理部によって冊子処理を施される。これにより、適切に冊子処理を施すことができる。
冊子処理部は、小口断裁処理またはスクエアフォールド処理の少なくともいずれか一方の処理を施す。これにより、適切にスクエアフォールド処理ができる。また、断裁箇所が斜めにならずに小口断裁処理を行うことができる。
用紙後処理装置は、上記の冊子処理ユニットと冊子を作成する中綴じユニットとを備える。これにより先端の位置および冊子の姿勢を保持しながら冊子を運搬することができ、適切に冊子処理を施すことができる用紙後処理装置を実現できる。
クランプ時の冊子先端の位置と冊子の姿勢とを適正に規定できる冊子処理ユニットおよび用紙後処理装置を実現することができる。
冊子処理ユニットを含む画像形成システムの概略図である。 用紙後処理装置にて中綴じ処理を施された冊子である。 用紙後処理装置の概略図である。 スクエアフォールド処理を施す冊子処理ユニット内の概略図である。 図4に示す冊子処理ユニット内の平面図である。 冊子が搬送部により搬送方向に搬送されて、衝突部に押し当てられた状態を表す図である。 運搬部が空間内に挿入された状態を表す図である。 空間に挿入された運搬部が搬送方向に移動する状態を表した図である。 冊子が把持部により固定される前の状態を表す図である。 冊子が把持部により固定される状態を表す図である。 冊子にスクエアフォールド処理が施される状態を表す図である。 小口断裁処理を施す冊子処理ユニット内の概略図である。 図6に示す衝突部が、ローラー対である場合を表す図である。 回転調整部を有するローラー対を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
<画像形成システムの概略構成>
図1は、用紙後処理装置200を含む画像形成システムの概略構成を示す図である。画像形成システムは、主に、用紙上に画像を形成する画像形成装置100と、画像を形成された用紙の折畳などの後処理を行なう用紙後処理装置200とによって構成される。
画像形成装置100では、給紙トレイ101に収容された用紙が、給紙ローラー102および搬送ローラー103,104によって図示しない画像形成部へ搬送され、画像を形成された後、定着装置105において画像を定着され、冷却装置106によって冷却された後、搬送ローラー107によって、用紙後処理装置200へと搬送される。
<用紙後処理装置200の概略構成>
用紙後処理装置200では、用紙束に対して、ステイプル処理、パンチ処理、ソート、ノンソート処理、折り処理(Z折り)、製本処理(中綴じ、中折り、三つ折り)などの様々の処理を行うことができる。中綴じ処理、中折り処理について以下に説明する。
図2は、用紙後処理装置200にて中綴じ処理を施された冊子である。中綴じ処理または中折り処理された冊子を冊子Sとする。冊子Sは、複数枚の用紙が半分に折られて構成されている。たとえば5枚の用紙からは、1枚の表紙と1枚の裏表紙とそれらの間に挟まれた8枚の用紙とから成る冊子が構成される。
冊子Sは、綴じ部Bと、のど部Dと、小口Kと、を含む。中折りされた冊子Sにおいて、綴じ部Bに該当する部分は、折り部と称する。綴じ部Bおよび折り部は、冊子Sの背表紙を構成する。のど部Dは、冊子Sの内側であって、綴じ部Bまたは折り部の裏側に位置する。
小口Kは、冊子Sの端部であって、綴じ部Bまたは折り部の反対側に位置する。冊子Sは、複数枚の用紙を重ねて半分に折っているので、冊子Sの内側に位置する用紙ほど、背表紙と反対側の方向に小口Kから突き出る長さは大きく、冊子Sの外側に位置する用紙ほど、背表紙と反対側の方向に小口Kから突き出る長さは小さい。後述する小口断裁処理で小口Kから突き出ている部分を断裁し、小口Kが整えられる。
図3は、用紙後処理装置200の概略図である。用紙後処理装置200は、搬送ローラー201と、搬送経路切替部材202と、排紙トレイ401とを備える。
搬送ローラー201は、画像形成装置100から送られてきた用紙を、搬送経路切替部材202に送る。搬送経路切替部材202は、画像形成装置100から送られてきた用紙を、後処理を施すことなくそのまま排紙トレイ401へと排出するための経路と、後処理を施すために後述する中綴じ収容部301へ送るための経路との間で、用紙の搬送経路を切替える。以上の動作が繰り返されることにより、必要な枚数の用紙が中綴じ収容部301に収容される。
用紙後処理装置200は、冊子処理ユニット1と、冊子トレイ50と、中綴じユニット300とをさらに備える。中綴じユニット300は、中綴じ収容部301と、折りローラー302と、折りナイフ303と、を含む。中綴じユニット300では、中綴じ処理または中折り処理等が施される。図3に示す中綴じユニット300においては、ナイフ束折り方式が採用されている。ナイフ束折り方式は、折りローラー302と折りナイフ303とを用いて、中綴じ収容部301内にためた用紙の中央部を折込み、冊子を作成する方式である。中綴じユニット300にて中綴じまたは中折りされた冊子Sは、冊子処理ユニット1に搬送される。冊子処理ユニット1では、後述するスクエアフォールド処理、小口断裁処理等が施される。冊子処理ユニット1にて処理された冊子Sは、その後冊子トレイ50に排出される。
<冊子処理ユニット>
図4から図12を参照して、中綴じユニット300から送られてきた冊子Sがスクエアフォールド処理されるまでのフローを説明する。なお、図中(図5を除く)では後述する通紙経路cの内部に存在するものを実線で表し、通紙経路cの外部に存在するものを点線で表している。
図4は、スクエアフォールド処理を施す冊子処理ユニット1内の概略図である。本明細書中では、図4中の紙面上における左方向の矢印が示す方向を搬送方向DR1、紙面上における上下方向の両矢印が示す方向を厚み方向DR2と称する。図5は、図4に示す冊子処理ユニット1内の平面図である。なお図5では、斜視した冊子Sを模式的に図示している。本明細書中では、図5中の搬送方向DR1と厚み方向DR2とに直交する紙面上における上下方向の両矢印が示す方向を冊子幅方向DR3と称する。図中の2点鎖線で挟まれている領域は、冊子Sが搬送される通紙経路cである。
図4、図5を参照して、スクエアフォールド処理を施す冊子処理ユニット1は、搬送部10と、運搬部11と、衝突部12と、把持部13と、冊子処理部14aと、駆動部15と、を含む。冊子Sが搬送部10によって搬送されていないとき、冊子処理ユニット1内では、搬送部10、運搬部11、衝突部12、把持部13、冊子処理部14aが、搬送方向DR1の上流から下流に、この順に配置されている。搬送部10と衝突部12と把持部13とは搬送方向DR1に沿って通紙経路c上に配置されている。運搬部11と冊子処理部14aと駆動部15とは、通紙経路cから外れて配置されている。
搬送部10は、ローラー対20を有する。搬送部10は、中綴じユニット300によって中綴じまたは中折りされた冊子Sを厚み方向DR2に挟んでいる。搬送部10は、綴じ部Bまたは折り部を先端Tとして、冊子Sを搬送方向DR1に搬送する。ローラー対20は、図示しない駆動手段(たとえばモーター)によって駆動される。ローラー対20は、たとえば駆動手段からローラー対20までの駆動力伝達経路に設けられたクラッチにより、駆動力伝達経路を遮断して、空転させることもできる。
運搬部11は、矩形状の平板状の形状を有している。平板状の運搬部11の厚みの方向は、厚み方向DR2である。運搬部11の矩形の長辺は冊子幅方向DR3に沿って延びている。運搬部11の矩形の短辺は搬送方向DR1に沿って延びている。運搬部11は、搬送方向DR1および冊子幅方向DR3に移動可能である。駆動部15は、搬送方向DR1および冊子幅方向DR3に運搬部11を移動させる。
衝突部12は、搬送方向DR1の上流側を向く面が内側に向かって窪む凹部16を有している。本実施の形態において、衝突部12は、搬送方向DR1の上流側を向く面が内側に向かって窪むV字状部17を有している。衝突部12は、冊子幅方向DR3に移動可能である。衝突部12は、搬送部10に対して搬送方向DR1の下流に配置されている。
図6は、冊子Sが搬送部10により搬送方向DR1に搬送されて、衝突部12に押し当てられた状態を表す図である。搬送部10は、厚み方向DR2に冊子Sを挟んだまま冊子Sを搬送方向DR1に搬送し、衝突部12に先端Tを押し当てる。衝突部12のV字状部17が先端Tを挟み込んだ状態になる。その状態で搬送部10が冊子Sを搬送することにより、冊子Sの内側であって、用紙の枚数を二等分する位置に空間Rが形成される。このとき運搬部11は、通紙経路cの外部で待機している。
図7は、運搬部11が空間R内に挿入された状態を表す図である。冊子Sの内側に空間Rが形成されることで、運搬部11を挿入できるスペースが形成される。駆動部15は、運搬部11を冊子幅方向DR3に移動させる。通紙経路cの外部に待機していた運搬部11は、冊子Sと接触することなく、冊子幅方向DR3に沿って空間Rの外部から空間Rに移動する。
図8は、空間Rに挿入された運搬部11が搬送方向DR1に移動する状態を表した図である。衝突部12は、運搬部11が搬送方向DR1に移動する前に、冊子幅方向DR3に沿って移動し、通紙経路cの外部に退避する。駆動部15は、運搬部11を搬送方向DR1に移動させる。空間Rに挿入された運搬部11が搬送方向DR1に沿って移動すると、先端Tの裏側に位置するのど部Dに接触する。のど部Dに接触した運搬部11は、そのまま冊子Sを搬送方向DR1に運搬する。このとき、搬送部10は空転している。のど部Dの裏側に位置する先端Tが搬送方向DR1に沿って運搬されるため、冊子Sは、先端Tの位置と冊子Sの姿勢とを保持しながら、運搬されることが可能になる。
図9は、冊子Sが把持部13により固定される前の状態を表す図である。運搬部11は、把持部13に対して搬送方向DR1のやや下流側の位置まで先端Tを運搬する。
図10は、冊子Sが把持部13により固定される状態を表す図である。運搬部11が把持部13に対して搬送方向DR1のやや下流側の位置まで先端Tを運搬した後、駆動部15は、運搬部11を冊子幅方向DR3に移動させる。運搬部11は、冊子幅方向DR3に沿って通紙経路cの外部に退避する。運搬部11が退避した後に、冊子Sは、把持部13によって厚み方向DR2方向から挟まれ固定される。これにより、先端Tの位置と冊子Sの姿勢とが適切に規定された状態で、冊子Sが把持部13によって固定される。なお、運搬部11は、冊子幅方向DR3に沿って退避したあと、図5に示す位置まで戻る。
図11は、冊子Sにスクエアフォールド処理が施される状態を表す図である。冊子処理部14aは、略円筒状の形状を有する。通紙経路cの外部で待機していた冊子処理部14aは、冊子幅方向DR3に沿って通紙経路c内へ移動し、把持部13によって固定された先端Tにスクエアフォールド処理を施す。冊子処理部14aは、先端Tに押し当てられ冊子幅方向DR3に沿って移動し、先端Tを角状に整形する。冊子処理部14aは、冊子Sの枚数によって冊子幅方向DR3に複数回往復することもある。
図4から図11で、冊子Sがスクエアフォールド処理されるまでのフローを説明した。冊子Sが小口断裁処理される場合においては、冊子処理部14aが後述する冊子処理部14bに置き換えられる。冊子処理部14bは、刃状の形状を有している。
図12は、小口断裁処理を施す冊子処理ユニット1内の概略図である。小口断裁処理を施す冊子処理ユニット1内では、搬送部10、運搬部11、衝突部12、冊子処理部14b、把持部13が、搬送方向DR1の上流から下流に、この順に配置されている。把持部13は、スクエアフォールド処理を施す冊子処理ユニット1における把持部13に比べて搬送方向DR1の長さが大きい。小口Kが把持部13に対して搬送方向DR1のやや上流側に位置する状態で、冊子Sは、把持部13によって固定される。上記で説明したスクエアフォールド処理の場合と同様に、先端Tの位置と冊子Sの姿勢が適切に規定された状態で、冊子Sが把持部13によって固定される。その後、冊子処理部14bは、小口Kを断裁する。
図13は、図6に示す衝突部12が、ローラー対21である場合を表す図である。衝突部12の形態は限定されておらず、搬送部10によって搬送される冊子Sの先端Tの動きを規制できる形状であればよい。例えば、平板、U字状の形状を含む部材またはローラー対21であってもよい。ローラー対21には、ローラー対21の外周面P同士が接触するニップ部Nが形成される。ニップ部Nは、図6に示すV字状部17と同様に、先端Tを挟み込む。先端Tが挟み込まれた状態で搬送部10が冊子Sを搬送することにより、冊子Sの内側であって、冊子の枚数を二等分する位置に空間Rが形成される。
図14は、回転調整部18を有するローラー対21を表す図である。回転調整部18は、ローラー対21の回転数を変更することができる。回転調整部18は、ローラー対21の回転を停止させることもできる。搬送部10が先端Tをニップ部Nに押し当てる際は、回転調整部18がローラー対21の回転を停止させる。
<作用効果>
実施の形態の冊子処理ユニット1の作用効果についてまとめて説明すると、以下の通りである。なお、実施の形態の構成に参照番号を付すが、これは一例である。
図4に示すように、本実施の形態の冊子処理ユニット1は、搬送部10と衝突部12とを備える。搬送部10は、中綴じまたは中折りされた冊子Sを厚み方向DR2に挟む。搬送部10は、綴じ部Bまたは折り部を先端Tとして冊子Sを搬送する。衝突部12は、搬送部10に対して搬送方向DR1の下流に配置される。搬送部10により搬送される先端Tが衝突部12に押し付けられることにより、冊子Sの枚数を二等分する位置に空間Rが形成される。冊子処理ユニット1は、運搬部11と、駆動部15とをさらに備える。運搬部11は、冊子幅方向DR3と搬送方向DR1との両方に移動可能である。駆動部15は、冊子幅方向DR3に沿って運搬部11を空間Rの外部から空間Rへ移動させる。
搬送部10は、冊子Sの先端Tを衝突部12に押し当て、冊子Sを厚み方向DR2に挟んだまま搬送方向DR1に沿って搬送する。これにより、衝突部12に対して搬送方向DR1の下流側に搬送されなくなった冊子Sが撓み、冊子の枚数を二等分する位置に空間Rが形成される。これにより、運搬部11を冊子Sの内側に容易に挿入することが可能になる。空間Rに挿入された運搬部11は搬送方向DR1に沿って移動する。運搬部11は、のど部Dに接触し、そのまま冊子Sを搬送方向DR1に運搬する。
これにより、のど部Dの裏側に位置する先端Tが搬送方向DR1に沿って運搬されるため、先端Tの位置と冊子Sの姿勢とを保持しながら冊子Sを把持部13に運搬することが可能になる。よって、先端Tの位置と冊子Sの姿勢が適切に規定された状態で、冊子Sを把持部13に固定することができる。
図6に示すように衝突部12は、搬送方向DR1の上流側を向く面の内側に向かって窪む凹部16を有する。搬送部10が先端Tを凹部16に押し込むと、凹部16が冊子Sの先端Tを挟み込んだ状態になる。その状態のまま、搬送部10が冊子Sを搬送方向DR1に沿って搬送することで、確実に冊子Sの内側に空間Rを形成することができる。
凹部16は、V字状の形状であるV字状部17を有する。搬送部10が先端Tを衝突部12のV字状部17に押し込むと、V字状部17が冊子Sの先端Tを挟み込んだ状態となる。その状態のまま、搬送部10が冊子Sを搬送方向DR1に沿って搬送することで、より確実に冊子Sの内側に空間Rを形成することができる。
図13に示すように衝突部12は、ローラー対21を有する。搬送部10は、ローラー対21の外周面P同士が接触するニップ部Nに先端Tを押し付ける。衝突部12が凹部16である場合と同様に、ニップ部Nが先端Tを挟み込んだ状態となる。その状態のまま搬送部10が冊子Sを搬送方向DR1に沿って搬送することで、確実に冊子Sの内側に空間Rを形成することができる。
さらに、ローラー対21(衝突部12)を通紙経路cの外部へ退避させずとも、冊子Sを搬送方向DR1の下流側へ搬送することができる。このため、衝突部12を通紙経路cの外部へ退避させるためのスペースが不要となり、冊子処理ユニット内のデッドスペースを低減することができる。さらに衝突部12が退避する時間が不要となるため、生産性も向上する。また、衝突部12に対して搬送方向DR1の下流側に冊子Sを搬送する際に、ローラー対21が冊子Sの支えとなるため、先端Tの位置と冊子Sの姿勢とが適切に規定された状態で冊子Sを搬送できる。
図14に示すように衝突部12は、搬送部10によってニップ部Nに先端Tが押し付けられる際にローラー対21の回転を停止できる回転調整部18を有する。ニップ部Nに先端Tが押し付けられた冊子Sが衝突部12に対して搬送方向DR1の下流側に搬送されることを防ぐことができるため、より確実に冊子Sの内側に空間Rを形成することができる。
冊子処理ユニット1は、冊子処理を施す冊子処理部14aまたは冊子処理部14bをさらに備える。駆動部15は、空間R内へ移動した運搬部11を搬送方向DR1の下流に移動させる。図11、12に示すように、運搬部11によって把持部13まで運搬された冊子Sは、冊子処理部14aまたは冊子処理部14bによって冊子処理を施される。先端Tの位置と冊子Sの姿勢とが適切に規定された状態で、冊子Sが把持部13に固定されることにより、適切に冊子処理を施すことができる。
冊子処理部は、小口断裁処理またはスクエアフォールド処理の少なくともいずれか一方の処理を施す。先端Tの位置と冊子Sの姿勢とが適切に調整された状態で、冊子Sが把持部13に固定されることにより、適切にスクエアフォールド処理ができる。また、断裁箇所が斜めにならずに小口断裁処理を行うことができる。
用紙後処理装置200は、冊子処理ユニット1と冊子Sを作成する中綴じユニット300とを備える。これにより、先端Tの位置と冊子Sの姿勢とを保持しながら冊子Sを運搬することができ、適切に冊子処理を施すことができる用紙後処理装置を実現できる。
変形例として、搬送部10は、ベルトによる搬送形態でもよい。または、搬送部10が冊子Sの小口Kを挟みながら、冊子Sを搬送方向DR1に搬送するような形態でもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 冊子処理ユニット、10 搬送部、11 運搬部、12 衝突部、13 把持部、14a,14b 冊子処理部、15 駆動部、16 凹部、17 V字状部、18 回転調整部、20 ローラー対、21 ローラー対、50 冊子トレイ、100 画像形成装置、101 給紙トレイ、102 給紙ローラー、103,104,107 搬送ローラー、105 定着装置、106 冷却装置、200 用紙後処理装置、201 搬送ローラー、202 搬送経路切替部材、300 中綴じユニット、301 中綴じ収容部、302 折りローラー、303 折りナイフ、401 排紙トレイ、B 綴じ部、K 小口、P 外周面、N ニップ部、R 空間、S 冊子、T 先端、c 通紙経路、DR1 搬送方向、DR2 厚み方向、DR3 冊子幅方向。

Claims (8)

  1. 綴じ部を有する中綴じされた冊子または折り部を有する中折りされた冊子を厚み方向に挟み、前記綴じ部または前記折り部を先端として前記冊子を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に対して前記冊子の搬送方向の下流側に配置される衝突部と
    前記搬送部と前記衝突部との間に位置し、前記搬送方向と前記厚み方向とに直交する冊子幅方向と、前記搬送方向との両方に移動可能にする駆動部を含む運搬部と、
    前記衝突部に対して前記冊子の搬送方向の下流側に配置されるクランプ部と、
    前記クランプ部に対して前記冊子の搬送方向の下流側に配置されるスクエアフォールド処理部および前記クランプ部に対して前記冊子の搬送方向の上流側に配置される小口断裁処理の少なくといずれか一方を備える処理部と、
    を備え、
    前記搬送部により搬送される前記先端が前記衝突部に押し付けられた前記冊子に、前記冊子の枚数を二等分する位置に空間が形成され、
    前記駆動部により、前記冊子幅方向に沿って前記運搬部を前記空間の外部から前記空間へ移動させ、
    前記駆動部により、少なくとも前記空間内へ移動した前記運搬部を搬送方向の下流に移動させ、前記運搬部の前記搬送方向への移動によって前記冊子を前記クランプ部に搬送して前記冊子をクランプし、
    前記処理部により、前記冊子に対して、前記スクエアフォールド処理部および前記小口断裁処理の少なくともいずれか一方の処理を施す、
    冊子処理ユニット。
  2. 前記衝突部は、前記搬送方向の上流側を向く面の内側に向かって窪む凹部を有する、請求項1に記載の冊子処理ユニット。
  3. 前記凹部は、V字状の形状であるV字状部を有する、請求項2に記載の冊子処理ユニット。
  4. 前記衝突部は、ローラー対を有し、
    前記搬送部は、前記ローラー対の外周面同士が接触する接触部に前記先端を押し付ける、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冊子処理ユニット。
  5. 前記衝突部は、前記搬送部によって前記接触部に前記先端が押し付けられる際に前記ローラー対の回転を停止できる回転調整部を有する、請求項4に記載の冊子処理ユニット。
  6. 前記駆動部は、前記空間内へ移動した前記運搬部を前記搬送方向の下流に移動させ、
    前記運搬部の前記搬送方向への移動によって運搬された前記冊子に冊子処理を施す冊子処理部をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冊子処理ユニット。
  7. 前記冊子処理部は、小口断裁処理またはスクエアフォールド処理の少なくともいずれか一方の処理を施す、請求項6に記載の冊子処理ユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された冊子処理ユニットと、前記冊子を作成する中綴じユニットとを備える、用紙後処理装置。
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