JP6822071B2 - Pwm処理回路及び画像形成装置 - Google Patents

Pwm処理回路及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6822071B2
JP6822071B2 JP2016214726A JP2016214726A JP6822071B2 JP 6822071 B2 JP6822071 B2 JP 6822071B2 JP 2016214726 A JP2016214726 A JP 2016214726A JP 2016214726 A JP2016214726 A JP 2016214726A JP 6822071 B2 JP6822071 B2 JP 6822071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
change
pulse
clock signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016214726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018069656A (ja
Inventor
慎一 浅井
慎一 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016214726A priority Critical patent/JP6822071B2/ja
Publication of JP2018069656A publication Critical patent/JP2018069656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6822071B2 publication Critical patent/JP6822071B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合に適切な周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成可能なPWM処理回路及び画像形成装置の技術に関する。
画像形成装置として、画像データに応じてPWM信号を作像信号として生成し、この作像信号を用いて主走査方向の1ライン又は数ラインの画像形成を行うと共に、この主走査方向のライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行うものが知られている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、画像データから作像信号(PWM回路によるPWM信号)を生成し、PWM信号に応じて変調したレーザビームを主走査方向に走査し、これと並行して、副走査方向に回転する像担持体上に、前記レーザビームによって画像を形成している。
この種のレーザビームによる露光装置を備える静電方式の画像形成装置においては、感光体上に形成される静電潜像の画像はレーザビームによる主走査と感光体の移動(回転)に伴う副走査との合成によって形成される。
この場合、図9に示すように、レーザダイオード151からのレーザビームはポリゴンミラー152で主走査方向にスキャンされ、回転する感光体153上に静電潜像が形成される。ここに示すように、感光体153の主走査方向中央部と主走査方向端部とでは、感光体153に対するレーザビームの角度が違っている。このため、ポリゴンミラー152が一定の各速度で回転していても、感光体153の主走査方向端部では主走査方向中央部付近より主走査速度が速くなる。すなわち、画像の端部において、1画素の大きさが中央部よりも主走査方向に伸びたものとなる。
なお、このような主走査方向の中央部と端部での1画素の大きさが伸び縮みする現象を抑えるべく、光学系にfθレンズなどが配置されている。しかし、各部の取り付け位置ずれなどによって、以上の現象を完全に解決することは難しい。
そこで、以上のような影響を抑制するため、主走査方向の1ラインを複数の任意の領域に区切り、その領域内において画像処理用のクロックパルスの周期を電気的に変化させる処理(以下、「部分変倍処理」)を行うようにしている。
このような画像形成装置における補正についての技術としては、たとえば、以下の特許文献などに記載されている。
特許第3812003公報
以上の先行技術では、補正係数に応じて安定した部分変倍処理のクロック(以下、「部分変倍クロック」)を生成することができる。
しかし、以上の先行技術では、レーザダイオードを駆動するためのPWMを生成するPWM処理回路については何ら配慮されていない。従って、PWM処理回路に使用される部品の精度によっては、入力される部分変倍クロックの周期の変更(部分変倍処理の変化点)に正確に対応してPWM信号を生成できるとは限らない問題がある。
また、部分変倍クロックを用いてPWM信号を生成した場合であって、部分変倍処理の変化点において1ドットの周期が急激に変化する場合、その変化の影響が画質(例えば、濃度)変化として現れる可能性があるという問題もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合に適切な周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成可能なPWM処理回路及び画像形成装置を実現することにある。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面が反映されたPWM処理回路と画像形成装置は、以下のように構成される。
(1)本発明の一側面が反映されたPWM処理回路は、画像データに応じて変調されたPWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成装置に使用され、前記レーザ光が前記感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、前記部分変倍クロック信号と前記画像データとに応じて前記PWM信号を生成するPWM処理回路であって、前記部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する遅延部と、前記複数の遅延信号の何段分が前記部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める状態検出部と、前記状態検出結果と前記画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する選択部と、前記選択部で選択された前記遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成するパルス発生部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一側面が反映された画像形成装置は、異なる周期を有する部分変倍クロック信号を生成する部分変倍クロック生成部と、部分変倍クロック信号のタイミングに応じて画像データに応じて変調されたPWM信号を生成する以上のPWM処理回路と、前記PWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにする、ことを特徴とする。
(3)以上の(1)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化後の複数のパルスを平均化して得た周期をもって、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにする、ことを特徴とする。
(4)以上の(1)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期を経て、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることを特徴とする。
(5)以上の(4)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とする、ことを特徴とする。
(6)以上の(4)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとの間で、周期変化が検出結果よりも小さくなるように複数のパルスにわたって周期を変化させる、ことを特徴とする。
(7)以上の(1)において、前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が各パルス毎に徐々に変化するよう設定されている場合であって、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期とする、ことを特徴とする。
(8)以上の(7)において、前記選択部は、周期差変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とする、ことを特徴とする。
(9)以上の(8)において、前記選択部は、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合であって、前記周期差の大きさに応じて、前記複数のパルスを平均化する範囲を変更する、ことを特徴とする。
(10)以上の(2)−(9)において、前記画像形成装置は主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して画像形成を実行するものであり、前記選択部は、副走査方向の1つ前の部分変倍クロック信号の各パルスの周期を保持しておき、処理中の各パルスの周期を、主走査方向に同一位置であって副走査方向1つ前の周期と処理中の各パルスの周期とを平均化して得た周期とする、ことを特徴とする。
本発明の一側面が反映されたPWM処理回路と画像形成装置では、以下のような効果が得られる。
(1)本発明の一側面が反映されたPWM処理回路と画像形成装置では、レーザ光が感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、部分変倍クロック信号と画像データとに応じてPWM信号を生成する際に、部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成し、複数の遅延信号の何段分が部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求め、状態検出結果と画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択し、選択部で選択された遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成している。
このため、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合に、適切な周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(2)以上の(1)において、部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることで、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(3)以上の(1)において、部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロック信号の周期変化後の複数のパルスを平均化して得た周期をもって、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることで、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(4)以上の(1)において、部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期を経て、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(5)以上の(4)において、部分変倍クロック信号の周期変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とすることで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(6)以上の(4)において、部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとの間で、周期変化が検出結果よりも小さくなるように複数のパルスにわたって周期を変化させることで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(7)以上の(1)において、部分変倍クロック信号の周期が各パルス毎に徐々に変化するよう設定されている場合であって、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合に、部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期とすることで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(8)以上の(7)において、周期差変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とすることで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(9)以上の(8)において、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合であって、周期差の大きさに応じて、複数のパルスを平均化する範囲を変更することで、急激な周期変化が安定した状態で適切に抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
(10)以上の(2)−(9)において、画像形成装置は主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して画像形成を実行するものであり、副走査方向の1つ前の部分変倍クロック信号の各パルスの周期を保持しておき、処理中の各パルスの周期を、主走査方向に同一位置であって副走査方向1つ前の周期と処理中の各パルスの周期とを平均化して得た周期とすることで、急激な周期変化が安定した状態で適切に抑制され、画像形成用に部分変倍クロック信号を用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
本発明の実施形態のPWM処理回路の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の部分変倍クロック生成部の構成を示す構成図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成装置の信号処理の様子を示す説明図である。 画像形成の基本的原理を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明のPWM処理回路及び画像形成装置を実施するための形態(実施形態)を詳細に説明する。
〔PWM処理回路、画像形成装置の構成〕
ここで、図1〜図2に基づいて、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合に適切な周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成可能なPWM処理回路及び画像形成装置の構成を詳細に説明する。
ここで、画像形成装置100は、制御部101と、基本クロック生成部105と、部分変倍クロック生成部110と、画像データ記憶部120と、画像処理部130と、PWM処理部140と、プリントエンジン150と、を有して構成されている。
ここで、制御部101は、画像形成装置100の各部を制御しており、部分変倍クロック生成部110に対して変倍データを供給する。基本クロック生成部105は、画像形成装置100が動作するのに必要な各部の基本クロックを生成している。部分変倍クロック生成部110は、変倍データに応じて、レーザ光が感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロックを生成する。画像データ記憶部120は、画像データを記憶する。画像処理部130は、画像データに対して画像形成に必要な各種の画像処理を施して、画像形成用画像データを生成する。なお、本願明細書における以下の説明では、画像形成用画像データを単に画像データと記載する。
PWM処理部140は、部分変倍クロックが入力され、部分変倍クロックと画像データとに応じてPWM信号を生成する際に、部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成し、複数の遅延信号の何段分が部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求め、状態検出結果と画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択し、選択部で選択された遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成する、PWM処理回路である。プリントエンジン150は、感光体に画像を形成して用紙に転写する画像形成部であり、PWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する。
ここで、遅延素子列部141は、部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する。この遅延素子列部141は、部分変倍クロックの1〜2周期分について、数百段程度に細かく遅延させるように、遅延素子が数百段接続されていて、遅延信号群を出力する。例えば、遅延素子列141は、部分変倍クロックの1周期分について400〜500段程度に細かく遅延させるように、遅延素子が512段接続されている。状態検出部142は、複数の遅延信号の何段分が部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める。メモリ143は、状態検出結果を記憶し、記憶した状態検出結果(1画素または数画素前の状態検出結果や、1主走査ライン前であって主走査方向に同じ位置での状態検出結果)を選択部144に供給する。選択部144は、状態検出結果と画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する。パルス発生部145は、選択部144で選択された遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成する。
また、図1における部分変倍クロック生成部110は、例えば、図2のように構成される。この部分変倍クロック生成部110については、先行技術として例示した特許第3812003公報に詳細に記載されているため、ここでは簡単に説明する。
この部分変倍クロック生成部110は、例えば、遅延素子列部111と、状態検出部112と、変倍部113と、選択部114と、パルス発生部115と、を備えて構成されている。
ここで、遅延素子列部111は、基本クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する。この遅延素子列部111は、基本クロックの1〜2周期分について、数百段程度に細かく遅延させるように、遅延素子が数百段接続されていて、遅延信号群を出力する。例えば、遅延素子列111は、基本クロックの1周期分について400〜500段程度に細かく遅延させるように、遅延素子が512段接続されている。状態検出部112は、複数の遅延信号の何段分が基本クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める。変倍部113は、状態検出結果に対して変倍データに応じた変倍係数を乗じる。選択部114は、変倍係数が乗じられた状態検出結果に応じて、出力すべき部分変倍クロックのパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する。パルス発生部115は、選択部114で選択された遅延信号のタイミングに応じて部分変倍クロック信号を生成する。この結果、部分変倍クロック生成部110では、変倍データに準拠した部分変倍クロック信号が生成される。
〔動作〕
以下、部分変倍クロック生成部110の動作と、PWM処理部140の動作を中心に、本実施形態の画像形成装置100の動作説明を行う。
〔部分変倍クロック生成部110の動作〕
遅延素子列部111は、基本クロック生成部105から供給される基本クロック(図2(a))の1〜2周期分について、数百段程度に細かく遅延させた遅延信号群を出力している(図2(b))。
状態制御部112は、遅延素子列部111の状態検出結果として同期遅延段数を求める。すなわち、状態制御部112において遅延信号(図2(b))と基本クロック信号(図2(a))とを比較し、丁度1クロック分の遅延が発生している遅延信号の段数(同期遅延段数)を状態検出結果として出力する(図2(c))。遅延素子列部111では温度変化や電源電圧の変化などで遅延時間が変化する可能性があるので、画像形成装置100の動作中は状態検出を続ける。
また、画像形成を実行する際に、主走査方向カウント結果や主走査方向端部を示すインデックス信号等による主走査方向位置情報と共に、変倍データがカウント値を変倍部113に供給される。従って、変倍部113は、状態検出結果としての同期遅延段数と、変倍データと、主走査方向位置情報を参照して、その信号が露光時に使用される主走査方向位置に応じた変倍係数を、状態検出結果に対して乗じて、主走査方向位置変倍情報(図2(d))として出力する。
選択部114は、状態検出結果に対して主走査方向位置に応じて変倍係数が乗じられた主走査方向位置変倍情報(図2(d))に応じて、出力すべき部分変倍クロックのパルスの開始タイミングと終了タイミングに相当する遅延信号を選択して出力する(図2(e))。
パルス発生部115は、選択部114で選択された遅延信号(図2(e))のタイミングに応じて部分変倍クロック信号を生成する。この結果、部分変倍クロック生成部110では、変倍データに準拠した部分変倍クロック信号が生成される(図2(f))。
この場合、遅延素子列部111の遅延時間が何等かの理由により変動した場合でも、その際の状態検出結果(同期遅延段数)を基本クロックを用いて正確に求めているため、部分変倍クロック信号の立ち上がりのタイミングと立ち下がりのタイミングとを正確に生成し、主走査方向位置に応じた変倍係数に応じた正確な部分変倍クロック信号を生成できる。なお、この部分変倍クロック生成部110については、一例を示したものであって、他の構成や異なる動作により部分変倍クロック信号を生成するものであっても構わない。
〔PWM処理部140の動作〕
遅延素子列部141は、部分変倍クロック生成部105から供給される部分変倍クロック(図1(a))の1〜2周期分について、数百段程度に細かく遅延させた遅延信号群を出力している(図1(b))。
状態制御部142は、遅延素子列部141の状態検出結果として同期遅延段数を求める。すなわち、状態制御部142において遅延信号(図1(b))と部分変倍クロック信号(図1(a))とを比較し、丁度1クロック分の遅延が発生している遅延信号の段数(同期遅延段数)を状態検出結果として出力する(図1(c))。遅延素子列部141では温度変化や電源電圧の変化などで遅延時間が変化する可能性があるので、画像形成装置100の動作中は状態検出を続ける。なお、状態検出部142は、状態検出結果をメモリ143にも供給する。
なお、メモリ143は、主走査方向に複数パルス分の過去の状態検出結果や、副走査方向に1ライン前であって主走査方向に同位置の状態検出結果を状態検出履歴(図1(c’))として、選択部144に出力する。
選択部144は、状態検出結果(図1(c))に対して、画像処理部130からの画像データ(図1(d))を乗じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始タイミングと終了タイミングに相当する遅延信号を選択して出力する(図1(e))。なお、状態検出結果(図1(c))により、PWM信号がデューティー100%の状態で、出力すべきPWM信号のパルスの開始タイミングと終了タイミングに相当する遅延信号が定まる。更に、画像データ(図1(d))の濃度等の信号値に応じて、PWM信号のデューティーに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始タイミングと終了タイミングに相当する遅延信号が定まる(図1(e))。
パルス発生部145は、選択部144で選択された遅延信号(図1(e))のタイミング(パルスの開始タイミングと終了タイミング)に応じた状態のPWM信号を生成する(図1(f))。この結果、部分変倍クロック生成部140では、部分変倍クロックを基準として、画像データに応じたPWM信号が生成される。
この場合、遅延素子列部141の遅延時間が何等かの理由により変動した場合でも、その際の状態検出結果(同期遅延段数)を部分変倍クロックを用いて正確に求めているため、部分変倍クロック信号に応じたPWM信号の立ち上がりのタイミングと立ち下がりのタイミングとを正確に生成することができる。このため、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合に、適切な周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、このPWM処理部140では、PWM信号の1パルスを作成する毎に状態検出部142で検出された状態検出結果を利用しているため、部分変倍クロックの周期が1主走査ライン内で変化する場合であっても、部分変倍クロックの周期変化と画像データの信号値とに対応した正確なパルス幅のPWM信号を生成することが可能になる。
〔PWM処理部140の詳細動作〕
〔詳細動作(1)〕
図3のように、選択部144は、部分変倍クロックのパルスの周期(周波数fの逆数)が一定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロックの周期の変化が検出された場合に、次に状態検出部142で変化が検出されるまでの一定区間(図3中のh0〜h1,h1〜h2,h2〜h3,h3〜h4,h4〜h5)にわたり、検出された変化後の当該周期を保つように選択を行う。
このように、選択部114が一定区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることで、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも、適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、選択部114は、部分変倍クロックのパルス周期の変化を検出するとは、現クロックの状態検出結果(図1(c))と前クロックの状態検出結果(図1(c’))との差分が、規定の閾値を超えたがどうかで判別することができる。なお、部分変倍の設定により周期の変化を知ることも可能である。
また、このように、周期が一定区間毎に変化する場合であって、周期が変化したと判断されたとき、選択部114は、メモリ143に保持しておいた状態検出結果を次の周期の変化点まで反映させるようにしても良い。
なお、選択部114は、部分変倍クロックの周波数が一定区間毎の段階的変化であるか、あるいは、連続的に徐々に変化するかの判断については、部分変倍の設定時、制御部101から得る部分変倍の設定情報、あるいは、現クロックと前クロックの周期の差分が規定の閾値を超えたがどうかで判別することが可能である。
また、選択部114は、部分変倍クロックの周期が一定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、以上のようにして部分変倍クロックの周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロックの周期変化後の複数のパルスを平均化して得た周期をもって、一定区間にわたり変化後の当該周期を保つようにすることで、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
〔詳細動作(2)〕
また、選択部114は、部分変倍クロックの周期が一定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、以上のようにして部分変倍クロックの周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロックの周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期の短い区間を作成することも可能である。
図3では、区間h0〜h1と区間h1〜h2との変化点であるh1において、部分変倍クロックの周期(周波数)が大きく変化している。そこで、図4のように、変化点h1においては、区間h0〜h1の周波数f0と、区間h1〜h2の周波数f1との中間の周波数f01=(f0+f1)/2の区間(図4(a))を設ける。
また、同様に、変化点h2においては、区間h1〜h2の周波数f1と、区間h2〜h3の周波数f2との中間の周波数f12=(f1+f2)/2の区間(図4(b))を設ける。また、変化点h3においては、区間h2〜h3の周波数f2と、区間h3〜h4の周波数f2との中間の周波数f23=(f2+f1)/2の区間(図4(c))を設ける。また、変化点h4においては、区間h3〜h4の周波数f1と、区間h4〜h5の周波数f0との中間の周波数f01=(f1+f0)/2の区間(図4(d))を設ける。
なお、以上の場合に、部分変倍クロックの変化点については、現クロックと前クロックの周期の差分が規定の閾値より大きい場合に、以上のように周期を調整することが望ましい。
これにより、変化点において、部分変倍クロックの急激な周期(周波数)変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、この際に、部分変倍クロックの周期変化前の1パルスと周期変化後の1パルスとを平均化して得た周期としても良いし、部分変倍クロックの周期変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期としても良い。周期変化前後のそれぞれ複数のパルスを平均化すると、急激な周期変化が更に安定して抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
また、部分変倍クロックの周期が一定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、部分変倍クロックの周期の変化が検出された場合に、部分変倍クロックの周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとの間で、周期変化が検出結果よりも小さくなるように複数のパルスにわたって周期を徐々に変化させることも可能である。この様子を図5と図6に示す。
図5に示す例では、部分変倍クロックの変化点h1,h2,h3,h4,h5,における周期(周波数)の変化が、図3の場合よりも緩やかになるように滑らかになるように調整している。図6に示す例では、部分変倍クロックの変化点h1,h2,h3,h4,h5,における周期(周波数)の変化が、図5よりも更に滑らかになるように調整している。
これにより、部分変倍クロックの変化点における急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、以上の場合に、部分変倍クロックの変化点については、現クロックと前クロックの周期の差分が規定の閾値より大きい場合に、以上のように周期を調整することが望ましい。
〔詳細動作(3)〕
また、選択部114は、部分変倍クロックの周期が各パルス毎に徐々に変化するよう設定されている場合であって、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合に、部分変倍クロックの周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期とすることも可能である。
図7では、主走査方向の変化点h1,h2,h3,h4,h5において、部分変倍クロックの周期(周波数)の変化率が変化している。そこで、図8のように、各変化点h1〜h5の直後のパルスにおいて、部分変倍クロックの周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期と設定する。
このように部分変倍クロックの変化点におけるパルス周期を調整することで、急激な周期変化が抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、このように部分変倍クロックの周期が連続的に変化する場合であって、現クロックと前クロックの周期の差分が規定の閾値より大きければ、傾きの差(変化前後のそれぞれの傾きの違い)も大きいと判断し、平均化する区間を数画素間隔に狭める。反対に現クロックと前クロックの周期の差分が規定の閾値より小さければ、傾きが少ないと判断し、平均化する区間を広く取る。このとき、複数の閾値を用意しておき、閾値の大きさに応じて平均化する区間を複数種切りかえてもよい。
このように、傾きの差、すなわち、周期差の大きさに応じて、複数のパルスを平均化する範囲を変更することで、急激な周期変化が安定した状態で適切に抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
〔詳細動作(4)〕
本実施形態における画像形成装置100では、画像形成部としてのプリントエンジン150において、主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して画像形成を実行するものである(図9参照)。
そこで、メモリ143に、副走査方向の1つ前の部分変倍クロックの各パルスの周期(状態検出結果)を保持しておく。そして、選択部114は、処理中の各パルスの周期を、主走査方向に同一位置であって副走査方向1つ前の周期と処理中の各パルスの周期とを平均化して得た周期とする。このようにすることで、急激な周期変化が安定した状態で適切に抑制され、画像形成用に部分変倍クロックを用いた場合にも適切で安定した周期のPWM信号を生成し、良好な画像を形成することが可能になる。
なお、この場合に、プリントエンジン150において主走査方向に複数の光ビームを用いて露光を同時に行うような場合には、同時に露光を行う各主走査ラインについてのPWM信号の平均により、各光ビーム間の誤差を平均化させて低減させることが可能になる。
〔その他の動作(1)〕
なお、以上の実施形態におけるPWM処理部140では、PWM信号の1パルスを作成する毎に状態検出部142で検出された状態検出結果を利用していると説明した。この場合、少なくとも以上の変化点付近においては、PWM信号の1パルスを作成する毎に状態検出部142で検出された状態検出結果を利用する必要がある。従って、制御部101からの情報によって予め変化点が明らかな場合には、あるいは、以前の状態検出結果から変化点が予想される場合には、その変化点近傍を除く区間では状態検出の頻度を低下させることも可能である。
〔その他の動作(2)〕
以上の図3〜図8に示した部分変倍クロックの特性は一例であって、この特性に限定されるものではない。画像形成装置100において必要とされる特性に合わせ、部分変倍クロックの特性を自由に定めることが可能である。
〔その他の動作(3)〕
なお、以上のPWM処理回路140を用いることが可能な画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成装置を想定しているが、これに限定されるものではない。すなわち、各種方式の画像形成装置や印刷装置等、又は、画像形成装置等を内蔵している複合機等に対しても、以上の実施形態のPWM処理部140を用いることが可能である。
100 画像形成装置
101 制御部
105 基本クロック生成部
110 部分変倍クロック生成部
120 画像データ記憶部
130 画像処理部
140 PWM処理部
150 プリントエンジン(画像形成部)

Claims (10)

  1. 画像データに応じて変調されたPWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成装置に使用され、前記レーザ光が前記感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、前記部分変倍クロック信号と前記画像データとに応じて前記PWM信号を生成するPWM処理回路であって、
    前記部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する遅延部と、
    前記複数の遅延信号の何段分が前記部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める状態検出部と、
    前記状態検出結果と前記画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された前記遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成するパルス発生部と、
    備え、
    前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにする、
    ことを特徴とするPWM処理回路。
  2. 画像データに応じて変調されたPWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成装置に使用され、前記レーザ光が前記感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、前記部分変倍クロック信号と前記画像データとに応じて前記PWM信号を生成するPWM処理回路であって、
    前記部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する遅延部と、
    前記複数の遅延信号の何段分が前記部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める状態検出部と、
    前記状態検出結果と前記画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された前記遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成するパルス発生部と、
    備え、
    前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化後の複数のパルスを平均化して得た周期をもって、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにする、
    ことを特徴とするPWM処理回路。
  3. 画像データに応じて変調されたPWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成装置に使用され、前記レーザ光が前記感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、前記部分変倍クロック信号と前記画像データとに応じて前記PWM信号を生成するPWM処理回路であって、
    前記部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する遅延部と、
    前記複数の遅延信号の何段分が前記部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める状態検出部と、
    前記状態検出結果と前記画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された前記遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成するパルス発生部と、
    備え、
    前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期を経て、当該所定の区間にわたり変化後の当該周期を保つようにする、
    ことを特徴とするPWM処理回路。
  4. 前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とする、
    ことを特徴とする請求項3に記載のPWM処理回路。
  5. 前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が所定の区間毎に段階的に変化すると設定されている場合であって、前記部分変倍クロック信号の周期の変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとの間で、周期変化が検出結果よりも小さくなるように複数のパルスにわたって周期を変化させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のPWM処理回路。
  6. 画像データに応じて変調されたPWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成装置に使用され、前記レーザ光が前記感光体上で走査される位置において異なる周期を有する部分変倍クロック信号が入力され、前記部分変倍クロック信号と前記画像データとに応じて前記PWM信号を生成するPWM処理回路であって、
    前記部分変倍クロック信号から所定の間隔でタイミングの異なる複数の遅延信号を生成する遅延部と、
    前記複数の遅延信号の何段分が前記部分変倍クロック信号の1パルスの周期に相当するかの状態検出結果を画像形成動作中に求める状態検出部と、
    前記状態検出結果と前記画像データとに応じて、出力すべきPWM信号のパルスの開始と終了のタイミングに相当する遅延信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された前記遅延信号のタイミングに応じてPWM信号を生成するパルス発生部と、
    備え、
    前記選択部は、前記部分変倍クロック信号の周期が各パルス毎に徐々に変化するよう設定されている場合であって、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合に、前記部分変倍クロック信号の周期変化前のパルスと周期変化後のパルスとを平均化して得た周期とする、
    ことを特徴とするPWM処理回路。
  7. 前記選択部は、周期差変化前の複数のパルスと周期変化後の複数のパルスとを平均化して得た周期とする、
    ことを特徴とする請求項6に記載のPWM処理回路。
  8. 前記選択部は、隣接パルス間の周期差に変化が検出された場合であって、前記周期差の大きさに応じて、前記複数のパルスを平均化する範囲を変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のPWM処理回路。
  9. 前記画像形成装置は主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して画像形成を実行するものであり、
    前記選択部は、副走査方向の1つ前の部分変倍クロック信号の各パルスの周期を保持しておき、
    処理中の各パルスの周期を、主走査方向に同一位置であって副走査方向1つ前の周期と処理中の各パルスの周期とを平均化して得た周期とする、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載のPWM処理回路。
  10. 異なる周期を有する部分変倍クロック信号を生成する部分変倍クロック生成部と、
    請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載に記載され、部分変倍クロック信号のタイミングに応じて画像データに応じて変調されたPWM信号を生成するPWM処理回路と、
    前記PWM信号により発光するレーザ光を感光体上に所定の角速度で回転するポリゴンミラーにより走査して画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2016214726A 2016-11-02 2016-11-02 Pwm処理回路及び画像形成装置 Active JP6822071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016214726A JP6822071B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 Pwm処理回路及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016214726A JP6822071B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 Pwm処理回路及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018069656A JP2018069656A (ja) 2018-05-10
JP6822071B2 true JP6822071B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=62113390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016214726A Active JP6822071B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 Pwm処理回路及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6822071B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116937326A (zh) * 2022-03-31 2023-10-24 广州童心制物科技有限公司 激光***及激光驱动方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3812003B2 (ja) * 1996-09-20 2006-08-23 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像形成装置
JP2000246959A (ja) * 1998-12-28 2000-09-12 Konica Corp クロック発生回路および画像形成装置
JP3767274B2 (ja) * 1999-09-24 2006-04-19 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像形成装置
JP2004268503A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Canon Inc 周波数変調装置
JP2005246660A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Naltec Inc データ処理装置およびデータ処理方法
JP4841232B2 (ja) * 2005-11-09 2011-12-21 株式会社リコー レーザ露光装置,画像形成装置および複写装置
JP5565969B2 (ja) * 2011-03-31 2014-08-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5675569B2 (ja) * 2011-11-30 2015-02-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018069656A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1874549B1 (en) Pixel clock generator, pulse modulator, and image forming apparatus
JP4863840B2 (ja) 画素形成装置、光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置
US20070030548A1 (en) Apparatus for generating pulse-modulated signal
US20050157159A1 (en) Beam light scanning device and image forming apparatus using same
US10033900B2 (en) Correction method for image forming apparatus
JP2015147404A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5201874B2 (ja) 画像形成装置
US7652682B2 (en) Image forming apparatus
JP6822071B2 (ja) Pwm処理回路及び画像形成装置
JP4896663B2 (ja) 画素形成装置、光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体
JP2004237663A (ja) 画素クロック生成回路及び画像形成装置
JP3812003B2 (ja) 画像形成装置
JP2018202811A (ja) 光源制御装置及び画像形成装置
JP2007232791A (ja) 光学走査装置及び画像形成装置
JP6662086B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP4504710B2 (ja) デジタル複写機
US10114309B2 (en) Information processing apparatus, image forming apparatus, method of adjusting image formation start position in main scanning direction of image forming apparatus, and storage medium
JP2009031671A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US7369151B2 (en) Laser control circuit and image forming apparatus
JP6602117B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム。
JP2020116751A (ja) パルス信号生成回路、および当該パルス信号生成回路を備える画像形成装置
JP5447988B2 (ja) ビーム光走査装置及び画像形成装置
US11973914B2 (en) Image forming apparatus configured to perform halftone processing
JP2018008485A (ja) 画像形成装置
JP2017213824A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180720

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180723

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6822071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150