JP6818427B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6818427B2
JP6818427B2 JP2016087539A JP2016087539A JP6818427B2 JP 6818427 B2 JP6818427 B2 JP 6818427B2 JP 2016087539 A JP2016087539 A JP 2016087539A JP 2016087539 A JP2016087539 A JP 2016087539A JP 6818427 B2 JP6818427 B2 JP 6818427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
image
projected
unit
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016087539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017196753A (ja
Inventor
徳生 椙山
徳生 椙山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016087539A priority Critical patent/JP6818427B2/ja
Publication of JP2017196753A publication Critical patent/JP2017196753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6818427B2 publication Critical patent/JP6818427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
コンピュータから送信されたデータに従ってセットされた用紙に印刷を行う印刷装置では、コンピュータに接続されたモニタで被印刷媒体中での印刷画像のサイズを設定し、印刷結果のプレビュー画像を確認することができる。このことによって印刷装置を利用するユーザーの利便性は高まった。
一方、近年では印刷装置の形態も多様化し、特許文献1に開示があるように利用者が手動で移動走査させて印刷面に印刷を行うタイプのインクジェット式のハンディプリンタが提案されている。また、特許文献2に開示があるような床、壁等に印刷を行う自走式のプリンタも提案されている。
特開2013−14114号公報 特開2001−30541号公報
モニタに表示された印刷結果のプレビューは、ユーザーに印刷結果をイメージさせる上では効果的であるが、あくまでモニタに映し出された仮想的な印刷面上での画像の位置の表示である。プレビュー表示を利用して印刷設定をしたとしても、実際の印刷物が若干想定と違うなどということは起こりえる。
また、特許文献1ではハンディプリンタで非水平面に印刷をしている。このようなシチュエーションを想定した場合、モニタ上でのプレビューで、ユーザーが印刷結果をイメージできるかどうかについて疑問がある上、印刷面にユーザーが望むように印刷するには、プリンタの移動に伴ってインクを吐出する制御だけでは十分ではない。
また、特許文献2のように床、壁に印刷を行う場合などは、モニタ上のプレビューで確認したところで実物に印刷がなされた状態を感覚的に十分掴めず、ユーザーは正しく印刷設定をすることができるかどうかについて懸念がある。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、印刷の際のユーザーの利便性を向上させ、印刷面にユーザーの望むような印刷を行うことを目的とする。
本発明は、印刷面に印刷材を付与するための付与手段と、前記印刷面に画像を投影するための投影手段によって前記印刷面に投影された印刷される画像のプレビューの位置の情報であって、前記投影手段と印刷面との距離に基づいて取得された前記情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された前記位置の情報に基づき、前記画像を印刷面へ印刷する際に前記付与手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明によれば、ユーザーは印刷面における印刷結果のプレビューを確認することができるので、印刷結果を認識しやすくなり、そのようなプレビューに基づく印刷制御によって、印刷面にはユーザーが確認した画像を再現することができる。これにより、印刷の際のユーザーの利便性が改善される。
実施形態1に係るハンディプリンタの外観図である。 実施形態1に係るハンディプリンタの外観図である。 実施形態1に係るハンディプリンタの制御系を示す概念図である。 実施形態1に係る処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態1に係る処理の流れを示すフローチャートである。 画像データが示す画像の模式図である。 投影画像の位置を検出する状態を示す模式図である。 投影画像の位置を検出する状態を示す模式図である。 実施形態2に係るハンディプリンタの制御系を示す概念図である。 実施形態2に係るハンディプリンタの制御系を示す概念図である。 実施形態2に係る投影装置の外観図である。 実施形態2に係るハンディプリンタの外観図である。 実施形態2に係る処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る印刷装置の一例である、投影装置を備えたハンディプリンタ100の外観図である。ハンディプリンタ100の表面側には、電源スイッチボタン1021と、投影モードを起動するためのスイッチボタン1022が設けられている。符号1023で示されるのはプリンタモードを起動するためのスイッチボタンであり、符号1024で示されるのは投影モードの時には画像を決定するための決定スイッチである。プリントモードの時には印刷を許可するためのスイッチである。また、表側には操作を補助するための表示を行うための表示部103が設けられ、これにはLCD等が利用できる。タッチパネルとしてもよい。600はこのハンディプリンタ100を移動させようとするユーザーが握るための掴み部である。
次に、図2は図1で示したハンディプリンタ100の裏面を示す概観図である。後述するプリンタ部109の一部を成すプリントヘッド1091には、印刷材であるインクを吐出するためのノズル1092が設けられている。1101は外部へと光を照射するためのレンズであり後述するランプ112、オートフォーカス部114とともに光照射部を構成する。1161は投影装置を搭載したハンディプリンタ100に垂直(図1のZ方向)に印刷面までの距離を測定するための距離測定センサで、1162、1163、1164、1165は印刷面に投影される画像の四隅とハンディプリンタ100との距離を測定するための距離測定センサである。光照射部700からの光を印刷面へ当てることによってハンディプリンタで印刷する画像のプレビューを印刷面へ投影することができる。ユーザーは投影されたプレビューを確認しながら、必要に応じて画像の位置の変更や、画像のサイズの変更、画像の形状の変更等の印刷設定を行うことができる。最終的に設定された印刷面における画像の位置を、ハンディプリンタ100の後述する検知デバイスで検知し、検知結果に従って後述するプリンタ部109によって印刷面に印刷面に印刷することができる。
図3は、ハンディプリンタ100の制御系を示す概念図である。ハンディプリンタ100において、制御部101はハンディプリンタ100のシステム全体を制御する。操作部102は上述したスイッチボタン1021、1022、1023、1024の総称である。
制御部101は表示部103の制御も行う。電源制御部104はバッテリ105の残量検知やハンディプリンタへの電源供給の制御を行う。なお、バッテリ105はリチウムイオン電池などからなる。外部I/F106はUSBなどからなり、外部のPCなどと接続するためである。メモリ部107は外部のPCなどから受け取った画像や、印刷するために変換した画像を保存する。プリンタ制御部108はインクを吐出して印刷を行うためのプリンタ部109のインク吐出制御などを行い、プリンタ部109はプリントヘッド1091の他、ノズルから吐出されるインクを含む。レンズ110は複数枚のレンズからなり、レンズ駆動部111はレンズを移動させるためのモータなどからなる。ランプ112は画像を映し出すための光源であり、ランプ制御部113はランプ112の明るさ等を制御する。オートフォーカス部114は壁面などに映し出された画像を自動的にピントの調整をする。投影制御部115は、レンズ駆動部111、ランプ制御部113、オートフォーカス部114などの制御を行う。距離測定センサ116は、図2で説明した距離測定センサ1161、1162、1163、1164、1165の総称である。レーザー光や赤外光を用いて画像を映し出している対象物までの距離を測定するためのセンサであり、計5つのセンサで対象物に映し出されている画像の形状を検出する。距離測定部117は距離測定センサ1161から1165を利用して距離を検知することで距離を測定し、また、映し出されている画像の形状を測定する。図1、2に示す位置検出センサ118はGPS受信機や絶対圧センサなどからなり、位置検出部119は位置検出センサ118からの情報を基にハンディプリンタ100の位置を検出する。傾き検出センサ120は発光ダイオード、フォトトランジスタと遮蔽物などからなり、傾き計測部121は傾き検出センサ120からの信号を基にハンディプリンタ100の傾きを測定する。角速度センサ122はジャイロセンサなどであり、自らの移動による角速度を検知し、角速度測定部123は角速度センサ122で検知された角速度からハンディプリンタ100の移動した位置を計測する。画像形状サイズ決定部125は、距離測定部117からの情報と、画像データを基に印刷する画像の形状と大きさについて決定する。
次に、本発明の実施形態1に係るPC等から外部I/F106を介して受け取った画像データを印刷印字する画像データに変換するまでを、図4のフローチャート、図3および図7を用いて説明する。図7は実施形態のハンディプリンタの利用時の様子を説明するための模式図である。
まず、ステップS101で、投影モードを起動するためのスイッチ102−2が押下されたことを制御部101が検知することで投影モードの起動を受け付ける。すると、ステップS102に進み、投影制御部115の制御によって投影系の起動を行う。ランプ駆動部113の制御信号を基にランプ112を点灯させ、外部I/F106から制御部に送られた後にメモリ部107に保存された画像データに基づき、レンズ110を通して画像投影の光線を放射する。メモリ部107に印刷画像の候補が複数ある場合、ユーザーは所望の画像を一つ、または複数選択できる。
さてここでは、図7に示すようにユーザーが印刷面である壁500に投影画像402をハンディプリンタ100から投影している。印刷面は壁の他に、ノート、あるいは衣服、靴などの布、皮製品等であることもある。
続くステップS103では、オートフォーカス処理を行う。距離測定部117で対象物(ここでは壁500)までの距離を計測し、オートフォーカス部114で距離測定部117からの情報を基に、レンズの位置関係を計算する。ここでは、距離測定センサ1161を用いて図7の破線zで示す距離を測定する。その測定値を基にレンズ駆動部111でレンズ110を動かすことで壁500に映し出された画像のフォーカスを合わせる。勿論であるがマニュアルによるフォーカスも可能で、レンズ110付近にマニュアルでのフォーカスの調節機構が設けられていてもよい。そしてステップS104では位置検出部119が検出した位置に基づいてハンディプリンタ100が移動したかどうかの確認を行う。
壁500に画像を投影した状態で、ユーザーはプレビューとして映し出された投影画像402の大きさ、形、位置を見て、望む画像になるまでユーザーは移動を続けることができる。移動している限りにおいて、ステップS103のオートフォーカス処理が繰り返される。なお、静止した状態で壁500における投影画像のサイズ、形状を変更するためのユーザーからの入力を受け付ける、操作部102と連絡するためのさらなる入力部がハンディプリンタ100に設けられていてもよい。ユーザーが縮小の指示を入力した場合、投影制御部115はこれに対応して壁500における画像のサイズを小さくする処理をする。
ハンディプリンタにユーザーの趣向にあう画像になり、ユーザーの移動による投影画像のサイズや形状の調整が終了したならば、ステップS105で操作部102にあるスイッチ1024の決定スイッチが押されたかどうかを確認する。このスイッチ1024が押されことによる入力を受け付けていない限り、ステップS104でハンディプリンタ100が移動したかどうかの確認のフローを繰り返す。
ステップS105でスイッチ1024の決定スイッチが押されたことを受け付けたら、ステップS106に進む。距離測定部117は決定スイッチが押されたときの壁500とハンディプリンタ100との間の距離を示す情報を取得している。また、角度測定部123はハンディプリンタ100と水平面との角度を示す情報を取得している。この2つの情報に基づき、制御部101は壁500における投影画像のサイズおよび形状を決定する。投影系の光学倍率は、予めメモリ部207に格納されているので、制御部101は、元の画像データ、光学倍率、上述の距離、角度の情報から壁500における投影画像のサイズおよび形状を計算により求めることができる。また、制御部101は、決定された投影画像のサイズおよび形状、または、壁500とハンディプリンタ100との間の距離を示す情報とハンディプリンタ100と水平面との角度を示す情報とから投影画像の位置の情報を決定する。一旦、決定された投影画像のサイズと形状から、壁500における投影画像の位置の情報を計算してもよいが、それを介さず、壁500とハンディプリンタ100との間の距離、ハンディプリンタ100と水平面との角度とから計算することもできる。このようにして先に投影画像の位置の情報を求めた場合、それを利用して、画像データにおいてサイズ、形状の設定を行って、設定を反映させた投影画像のデータをメモリ部107に記憶することも可能である。
S107では、投影された画像の情報として、画像のデータをS106で決定されたサイズ、形状に変更し、これを投影画像のデータとしてメモリ部107に記憶する。また、同じく投影された画像の情報として、投影画像の位置の情報を決定する。この位置の情報は画像の四隅の座標(3次元)を示す情報であってもよいし、印刷の開始点と終点を示す座標の情報であってもよい。
次いでステップS108に進み、位置検出部119で検出したハンディプリンタ100の位置の情報を投影系の位置の情報として記憶し、次にステップS109で傾き測定部121で測定されたハンディプリンタ100の傾きの情報を投影系の傾きの情報として記憶する。このフローチャートによって、壁500に写し出している投影画像402を、投影したように壁500に印刷するための情報を取得する。
次に、ハンディプリンタ100を用いて壁500に画像を印刷する動作を、図5のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS201で、プリンタモードスイッチ1023が押下されたかの確認を行う。
ステップS201でスイッチボタン1023が押下されるとステップS202に進み、ハンディプリンタ100が投影画像を記憶したときから移動したか位置検出部119を用いて計測する。
S202でハンディプリンタ100が移動していたことが検出された場合、ステップS203に進み、移動距離と高さを計測する。
ステップS204では、S107で記憶した投影画像の位置の情報に基づき、投影画像位置検出部119を用いてハンディプリンタ100が印刷可能位置まで移動したかどうかを確認する。ハンディプリンタ100が印刷可能になるまでステップS202からステップS204の動作を繰り返す。この間には、ユーザーは投影した凡その位置の付近にハンディプリンタを近づけて壁500に沿ってハンディプリンタを動かす。表示部にて印刷可能位置をナビゲートするようにしてもよい。なお、印刷可能位置は画像に向かって左上側の端から印刷するとして1点に決めておいてもよいが、ユーザーの利便性の観点から画像における複数の位置で印刷を始められるようにしてもよい。
ステップS204で印刷可能位置まで移動したことが確認できたら、ステップS205に進み、表示部103−1に印刷可能であることを表示してユーザーに知らせる。ステップS206でユーザーが操作部102にある印刷開始ボタン1024を押下したかを確認する。押下されるまでは位置検出部119印刷可能位置に留まっているかの確認を行う。ステップS206で印刷開始ボタン1024が押下された場合、ステップS207に進み、印刷を開始する。
図6はPC等で作成した画像データが示す画像401である。四角い枠の中に横線が3本描かれていて、その上に「A」、「E」の文字が書かれている画像である。この画像401は外部I/F106を通じて取得されたもので、制御部101は、このデータをメモリ部107に保存する。
図7では、距離測定センサ1162、1163、1164、1165を利用した投影画像のサイズと形状を決定する方法を示している。画像データ401に基づき、投影制御部115の制御によってハンディプリンタ100から壁500画像が投影されている。距離測定センサ1162、1163、1164、1165を用いて壁500に写し出されている投影画像402の四隅の距離の測定を行う。図7ではa=b=c=dであり、投影画像402は画像データ401が示す画像と同じ形である。ステップS106で、画像形状サイズ決定部125は、a、b、c、d、の距離から投影画像402の大きさを計算し、これをステップS107でメモリ部107に保存する。合わせて、測定された四隅の距離の情報を利用して壁500に投影された投影画像の位置の情報を導いて、これをメモリ部107に保存し、印刷に利用する。
図8は実施形態のハンディプリンタの利用時の様子を説明するための模式図である。図7で示されたものと同様に画像データ401に基づく画像が壁500に投影されている。距離測定センサ1162、1163、1164、1165を用いて投影画像403の四隅の距離の測定を行う。図8ではe、f、g、h、がそれぞれ違う距離になっている。ステップS106で画像形状サイズ決定部125は、距離測定センサ1162、1163、1164、1165で測定された距離データを基に画像の形状、大きさを計算する。その結果に基づき制御部101は、ステップS107画像データ401が示す四角の元画像とは違う台形の形状になった投影画像403を示す画像データをメモリ部107に保存する。同じく、壁500における投影画像の位置の情報も保存する。
なお、四隅ではなくとも、三以上の端部の位置情報を取得可能なようにセンサが対応していて、その位置情報を記憶するようにすればいい。
また、画像が、上述したような四角枠の中に「A」、「E」という文字でなく、「A」、「E」という文字のみの場合も想定される。この場合には、投影画像として、「A」とともに、「A」の文字を囲む文字近傍の四角の頂点に相当する4つの位置に、実際には印刷されない点状の画像を位置検出の指標として投影することができる。そして図7、8で示した方法と同様に距離測定センサ1162〜1165を用いて、4点を認識して、点―センサ間の距離を測定し、後は上述した方法と動揺に、画像のサイズと形状および位置の情報を記憶する。印刷する際には、点付近を印刷開始位置とし、ユーザーは点から印刷を開始しようとするがハンディプリンタ100は、最初はインクを吐出せず、「A」の位置まできた段階でインクを吐出するように制御してもよい。このようにすれば複雑な形状の画像の、壁500に投影された位置の決定が簡単にできる。また、印刷面(ここでは壁500)と投影画像(ここでは文字「A」)のコントラストが十分無く、センサが投影画像を認識しづらい場合には、印刷面の色に応じて、指標となる点状の非印刷対象の画像の色を変更することができる。この操作は、ユーザーが印刷面上の指標の画像を見ながら、別途ハンディプリンタ100に操作部として設けられた操作ボタン等から色変更の指示を入力して、制御部201が受け付けることによって実行できる。
S207では、メモリ部107に保存された、壁500に投影された投影画像403を示す画像データが制御部にて印刷データにされた後、この印刷データに従って、プリントヘッド1091からインクを吐出して壁500に付与することによって印刷が行われる。位置検出部119は、ハンディプリンタ100は、プリントヘッド1091の吐出口面が壁500と対向するようにして、ユーザーによって移動させられる。位置検出部119がこの移動を検知し、制御部101は検知結果に基づき印刷を制御するための信号をプリンタ制御部108に送信する。プリンタ制御部は受信した信号に基づきプリンタ109を制御して、プリントヘッド1091からのインクの吐出のタイミング、吐出の開始と終了を制御する。例えば壁500の投影画像が投影されていた領域の左端からハンディプリンタ100をユーザーが移動させると、その移動と同期するタイミングでインクが壁500に向かって吐出され、投影領域の右端に達するとインクの吐出が止まる。このとき、ハンディプリンタ100の位置を下にずらした後に折り返し移動をするよう促すメッセージを表示部103に表示させるようにしてもよい。ユーザーはハンディプリンタ100の移動を繰り返し、壁500には投影画像のような印刷がなされる。
(実施形態2)
以下に本発明の実施形態2について説明する。
本実施形態では、画像を印刷面に投影する投影系と画像を印刷面に印刷するプリンタ部とがそれぞれ別体の装置に設けられている印刷システムを説明する。
図11(a)は、実施形態2の投影装置200の外観図(表示部200側)である。投影装置200において、2021は電源スイッチであり、2022は画像を決定するための決定スイッチである。2023は写し出されている画像を拡大するための拡大スイッチであり、2024は写し出されている画像を縮小するための縮小スイッチである。2031は表示等を行うためのLCDである。
図11(b)は本発明の投影装置200の外観図(投影系側)である。2101は、外部に出ているレンズを含むレンズ部である。2161は投影装置200と画像が投影された印刷面との垂直距離を測定するための距離測定センサで、2162、2163、2164、2165は印刷面に投影された画像の四隅との距離を測定するための距離測定センサである。これら距離測定センサについては実施形態1で示したものと同様である。
図12(a)は実施形態2に係るハンディプリンタ300の外観図(表示部303側)である。ハンディプリンタ300において、3021は電源スイッチであり、3022はユーザーが印刷を許可するためのスイッチであり、3023は投影装置200から印刷データや位置情報をもらうための転送スイッチであり、3031は表示等を行うためのLCDである。図1で説明したハンディプリンタ100においても備えられていたものについては、実施形態1のものと同様である。
図12(b)は本発明の実施例2に係るハンディプリンタ300のメカ外観図(印字ヘッド側)である。3091はプリントヘッドであり、3092はプリントヘッドである。3141は印刷する印刷面(投影面)までの距離を測定する距離測定センサである。図2で説明したハンディプリンタ100においても備えられていたものについては、実施形態1のものと同様である。
図9は、実施形態2に係るプリンタデータ転送する手段を有する投影装置200の構成を示すブロック図である。
図9に示す投影装置200は、プリンタ制御部108およびプリンタ部109を持たず、これらに替えてハンディプリンタ接続インターフェイス208を備えている。これは図3で示すハンディプリンタ100と異なる点である。また他には、センサ駆動部218を備えている点、角速度測定部123および角速度センサ122を持たない点が図3で示すハンディプリンタ100と異なる点である。その他の各部について、図3で示すハンディプリンタの構成部と同様の名称のものについては、同様の機能を備える。
投影装置200において、ハンディプリンタ接続インターフェイス208はNFCやBluetooth(登録商標)など無線通信からなり、後述するハンディプリンタ300と通信をするためのインターフェイスである。距離測定センサ216は、レーザー光や赤外光を用いて画像を映し出している対象物までの距離を測定するセンサであり、対象物に映し出されている画像の形状を検出するため、3つ以上のセンサを有する。距離測定部217は距離測定センサ216に距離を測定させ、また、映し出されている画像の形状を測定する。センサ駆動部218はオートフォーカス部214で壁等に写し出されている画像の大きさを調整するのに合わせて、距離測定センサ216が画像の四隅と同じ位置になるように距離測定センサ216の向きを変更するためである。
図10は、投影装置200から転送された画像データに従って印刷面に画像を印刷するハンディプリンタ300の制御系を示すブロック図である。
ハンディプリンタ300において、制御部301はハンディプリンタ300のシステム全体を制御する。操作部302は電源キーやOKキーなどユーザーが設定や決定を行うためのボタン等である。表示部303はLEDやLCDなどにより構成される。電源制御部304はバッテリの残量や装置への電源供給などを制御し、バッテリ305はリチウムイオン電池などからなる。投影装置接続インターフェイス306はNFCやBluetoothなど無線通信からなる。投影装置のメモリ部207に保存された投影画像のデータは、このインターフェイスを介してハンディプリンタ300へ送られる。メモリ部307は投影装置200から送られてきた印刷データ作成用の投影画像のデータおよび投影画像のデータを保存したときの位置情報を保存する。プリンタ制御部308、プリンタ部309は実施形態1のハンディプリンタ100のもの(図3参照)と同様である。位置検出センサ310はGPS受信機や絶対圧センサなどからなり、位置検出部311は位置検出センサ310からの情報を基に本装置の位置を検出する。角速度センサ312はジャイロセンサなどであり、自らの移動による角速度を検知し、角速度測定部313は前記角速度センサ312で検知された角速度からハンディプリンタ300が移動した位置を計測する。距離測定センサ314は、レーザー光や赤外光を用いて印刷する壁等までの距離を測定するセンサである。距離判断部315は距離測定センサ314に距離を測定させ、印刷する壁投までの距離が印刷可能位置かどうかの測定を行う。傾き検出センサ316は発光ダイオード、フォトトランジスタと遮蔽物などからなり、傾き計測部317は傾き検出センサ316からの信号を基にハンディプリンタ300の傾きを測定する。
次に、投影装置200からハンディプリンタ300に印刷のためのデータを転送するときの処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、図4で説明した投影モードにおける処理と同様にして、投影装置200から印刷面に投影したプレビューである投影画像の位置を検出し、ユーザーによって決定された投影画像のデータはメモリ部207に格納されている。
ステップS301で転送スイッチ3023が押下されたかの確認を行う。
ステップS301で転送スイッチ3023が押下されたらステップS302に進み、投影装置200のハンディプリンタ接続I/F208を通して投影装置200と通信できたかの確認を行う。
ステップS302で投影装置200と通信が出来なかった場合は、ステップS303に進み、ハンディプリンタ300のLCD303−1に投影装置との接続が出来なかった旨のエラー表示を行う。
ステップS302で投影装置200と通信が出来た場合は、投影装置200はステップS304に進み、投影装置200のメモリ部207に保存されている投影画像のデータをメモリ部207に保存したときの位置情報をハンディプリンタ300に送信する。ハンディプリンタ300は受信した位置情報をメモリ部307に保存する。
ステップS305では、投影装置200のメモリ部207に保存されている印刷のための投影画像のデータを送信してもらい、ハンディプリンタ300のメモリ部307に保存する。次いで、
ステップS306で、ハンディプリンタ300の現在の位置情報を位置検出センサ310で検出し、制御部301は、ステップS304で受信した位置情報との差分から、投影位置とハンディプリンタ300との位置関係を導き出す。
ステップS307では、位置検出部311からの情報により、制御部301は、ハンディプリンタ300が印刷可能位置まで移動したかを確認する。印刷可能位置まで移動している場合は、ステップS308に進み、印刷を開始出来る旨の表示を表示部303に表示する。
ステップS307で印刷可能位置まで移動していなかった場合は、ステップS309に進み、ハンディプリンタ300が移動したかを位置検出センサ310で検出する。移動を検出するまでここに留まり、位置検出センサ310でハンディプリンタ300が移動したことを検出した場合は、ステップS310で移動後の平面的な位置、高さを計測し、ステップ307に戻る。
投影画像の形状、サイズの測定については、実施形態1での投影画像の形状、サイズの測定と同様にすることができる。
また、上述した実施形態1、2では、プリンタ部はハンディプリンタに搭載され、ユーザーが手でハンディプリンタを持って移動させることで、印刷を行う形態を例示して説明した。しかしながら、プリンタ部を搭載したデバイスは自動移動式のプリンタであってもよい。例えば、プリンタ部を有する装置が駆動輪を備え、これによって自走する、あるいはプロペラを備え、これによって自動飛行するなどし、投影画像のデータに従って自動的に移動して印刷面に印刷をする形態であってもよい。この場合、実施形態1のように自動移動式のプリンタと投影系が一体的に設けられていても、投影系が自動移動式のプリンタと別体に設けられていてもよい。

Claims (12)

  1. 印刷面に印刷材を付与するための付与手段と、
    前記印刷面に画像を投影するための投影手段によって前記印刷面に投影された印刷される画像のプレビューの位置の情報であって、前記投影手段と前記印刷面との距離に基づいて取得された前記情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された前記位置の情報に基づき、前記画像を印刷面へ印刷する際に前記付与手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記印刷装置の移動に伴って前記印刷材を印刷面に付与するタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. ユーザーが握るための掴み部を備え、当該掴み部を握ったユーザーによる前記印刷装置の移動に応じて前記制御手段は前記印刷材を印刷面に付与するタイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記投影手段と印刷面との距離を取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記記憶手段は、前記投影手段と印刷面との距離に関する情報、および画像を投影するために利用される画像データに基づいて取得される前記位置の情報を記憶することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記記憶手段は、前記印刷面に投影された印刷される画像のプレビューの前記画像の端の位置と前記投影手段との距離に基づいて取得される前記位置の情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷装置は、前記印刷装置を移動させるための移動手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記投影手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 移動手段は駆動輪であることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  10. 前記移動は飛行による移動であることを特徴とする請求項7または9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷材はインクであり、前記付与手段はインクを吐出するヘッドであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 投影手段によって画像データに基づく印刷される画像のプレビューを印刷面に投影する工程と、
    前記投影手段と印刷面との距離に基づいて取得された、前記印刷面に投影されたプレビューの位置の情報に従って、前記印刷面に印刷材を付与するための付与手段を制御して前記画像データに基づく画像を印刷する印刷工程と、を有することを特徴とする印刷方法。
JP2016087539A 2016-04-25 2016-04-25 印刷装置および印刷方法 Active JP6818427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087539A JP6818427B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 印刷装置および印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087539A JP6818427B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 印刷装置および印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017196753A JP2017196753A (ja) 2017-11-02
JP6818427B2 true JP6818427B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=60237154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016087539A Active JP6818427B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 印刷装置および印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6818427B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020040373A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 株式会社リコー ハンドヘルド記録装置
JP2021102298A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 携帯型の画像形成装置及び画像形成方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004260785A (ja) * 2002-07-23 2004-09-16 Nec Viewtechnology Ltd 画像歪み補正機能を備えたプロジェクタ装置
FR2850322B1 (fr) * 2003-01-23 2006-12-15 Francois Bancel Dispositif d'impression d'une image sur une grande surface
JP2006150670A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Olympus Corp 画像形成装置
CN101279544A (zh) * 2006-09-25 2008-10-08 赵东林 三维喷墨印刷方法及装置
US7876472B2 (en) * 2006-10-12 2011-01-25 Ricoh Co. Ltd. Handheld printer and method of operation
JP2009034829A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 印刷装置と画像投影方法と印刷方法
US10399676B2 (en) * 2014-03-31 2019-09-03 Working Drones, Inc. Indoor and outdoor aerial vehicles for painting and related applications
JP6334240B2 (ja) * 2014-04-16 2018-05-30 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェットプリンタ及び印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017196753A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6953815B2 (ja) プログラム、情報処理装置、表示方法、液滴吐出装置、液滴吐出システム
US10377157B2 (en) Printing device, printing method and recording medium
JP6897167B2 (ja) 液滴吐出装置、液滴吐出方法、プログラム
JP2008094101A (ja) ハンドヘルドプリンタ及びその操作方法
JP6093078B1 (ja) カッティング装置
JP6818427B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2016215472A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム
JP6724464B2 (ja) 印刷補助装置、印刷装置、印刷システム、印刷補助方法及びプログラム
JP2014231102A (ja) 加工装置、及びデータ処理プログラム
JP6281520B2 (ja) 画像形成装置
JP2017170634A (ja) 位置検出装置、液滴吐出装置、プログラム
JP7040040B2 (ja) 印刷装置、印刷支援方法及びプログラム
JP6350360B2 (ja) 可視像形成装置及び画像形成装置
JP6153682B1 (ja) カッティング装置
US10880443B2 (en) Communication terminal displays a position of hand-held image forming apparatus representing a line-feed distance with respect to recording medium
JP6627476B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、プログラム
JP7206997B2 (ja) 画像形成装置、状態制御方法、プログラム
JP7031405B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
JPH08118675A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP4417241B2 (ja) レーザ加工装置
JP6394800B2 (ja) 画像形成装置
WO2019163852A1 (ja) ポータブルプリンタ
JP3581700B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US11827038B2 (en) Nail printing apparatus and control method
JP2008158878A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6818427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151